JP2009285897A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排出駆動ローラの使用継続による経時的劣化等によって保持トレイの記録ヘッドに対する平行度が低下する問題を低減すること。
【解決手段】第1の被記録材Pと保持トレイ55の一面側にセットされた第2の被記録材Qの両方に記録実行領域において記録を実行可能な記録実行部4と、第2の被記録材がセットされる保持トレイの他面に対して記録実行部側に向かう送り力を付与する搬送駆動ローラ35と、記録実行部の下流側に位置し、第1の被記録材に対して搬送駆動ローラと同じ側から排出方向に向かう送り力を付与する排出駆動ローラ44とを備え、記録実行領域における保持トレイの搬送は、搬送駆動ローラと排出駆動ローラの送り力で行い、記録実行領域における保持トレイの姿勢の保持は、搬送駆動ローラと、排出駆動ローラと、前記第1の被記録材の通過領域の左右外側に位置する他の姿勢保持部とによって行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、普通紙等の軟質の第1の被記録材と、保持トレイを使用してCD−R等の硬質の第2の被記録材の両方に記録実行可能なプリンタ、ファクシミリあるいは複写機に代表される、複合機を含む概念の記録装置に関するものである。
以下、記録装置の一例であるインクジェットプリンタを例に採って説明する。インクジェットプリンタには、用紙やフィルム等、自立性を有しない軟質の被記録材と、光ディスク(CD−RやDVD−R等)で代表される、自立性を有する硬質の被記録材との両方に対して選択的に記録を実行することができる構造のものが在る。そして、前記CD−R等の硬質の被記録材に対して記録を実行する場合には、別途付属品として用意されている専用の保持トレイを使用するか、下記の特許文献1に示すようにプリンタ本体内に保持トレイが内蔵されている構造のインクジェットプリンタを使用する。前記保持トレイにはCD−R等の被記録材をセットするセット凹部が設けられている。
前記2種類の被記録材の記録実行領域への搬送と、記録装置本体外への排出は同一の搬送用ローラと排出用ローラとを使用して実行されている。搬送用ローラは搬送駆動ローラと搬送従動ローラの対からなり、排出用ローラは排出駆動ローラと排出従動ローラの対からなる。従って、専用の保持トレイを使用して記録を実行する硬質の被記録材に対応するために、記録実行領域に存する被記録材が記録ヘッドのインク吐出面に対して平行になるよう、前記搬送駆動ローラと排出駆動ローラの設置高さは同一の高さに設定されていた。
特開2005−59584号公報
一方、軟質の被記録材を搬送する場合には、被記録材をプラテンに押し付けて、記録ヘッドのインク吐出面との間のギャップをより安定させることが当該被記録材のヘッド擦れを防止し、記録実行品質の向上を図る上で望ましいとされている。この場合、排出駆動ローラの設置高さを搬送駆動ローラの設置高さより高くすれば効果的である。
しかし、排出駆動ローラの設置高さを搬送駆動ローラの設置高さよりも高くすると、硬質の被記録材を保持トレイで搬送する場合に該保持トレイ及び該被記録材が傾いてしまい、記録ヘッドのインク吐出面に対する平行度が低下する。従って、硬質の被記録材に対して記録を実行する場合には、記録ヘッドのインク吐出面と被記録材の被記録面との間のギャップが安定せず、記録実行品質の低下が生じる問題がある。
また、前記排出駆動ローラは、ゴムローラによって形成されているのが通常であるので、その使用継続によって経時的に劣化し、摩耗によって外周径が小さくなる。そして、このような排出駆動ローラの縮径が生ずると、上述した保持トレイの平行度を確保できなくなってしまい、記録ヘッド下面のインク吐出面と、被記録材上面の被記録面との間のギャップに変動が生じて記録実行品質の低下を招来する問題がある。
本発明の目的は、排出駆動ローラの使用継続による経時的劣化等によって保持トレイの記録ヘッドに対する平行度が低下する問題を低減することにある。
前記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る記録装置は、第1の被記録材と保持トレイの一面側にセットされた第2の被記録材の両方に記録実行領域において記録を実行可能な記録実行部と、前記第2の被記録材がセットされる前記保持トレイの他面に対して前記記録実行部側に向かう送り力を付与する搬送駆動ローラと、前記記録実行部の下流側に位置し、前記第1の被記録材に対して前記搬送駆動ローラと同じ側から排出方向に向かう送り力を付与する排出駆動ローラとを備え、前記記録実行領域における保持トレイの搬送は、前記搬送駆動ローラと前記排出駆動ローラの送り力で行い、前記記録実行領域における保持トレイの姿勢の保持は、前記搬送駆動ローラと、前記排出駆動ローラと、前記第1の被記録材の通過領域の左右外側に位置する他の姿勢保持部とによって行うように構成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記記録実行領域における保持トレイの姿勢の保持は、前記搬送駆動ローラと、前記排出駆動ローラと、更に前記第1の被記録材の通過領域の左右外側に位置する他の姿勢保持部とによって行うように構成されている。従って、前記姿勢保持部を加えたことによって排出駆動ローラの摩耗による縮径速度を僅かな量に抑えることができる。従って、排出駆動ローラの使用継続による経時的劣化自体が低レベルに抑えられ、保持トレイの記録ヘッドに対する平行度が低下する問題を低減することができる。また、排出駆動ローラの摩耗の進行も低減される。
更に、前記姿勢保持部は、搬送される第1の被記録材とは接触せず、第2の被記録材に記録を実行するときだけ保持トレイと接触する程度なので、その摩耗による劣化は極めて少ない。従って、保持トレイの記録ヘッドに対する平行度が低下する問題を低減することができる。
更に、排出駆動ローラが摩耗によって縮径した場合でも、他の姿勢保持部が設けられているので、記録実行領域における保持トレイの平行度の確保は、許容範囲に抑えることができる。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様に係る記録装置において、前記搬送駆動ローラの外周面と排出駆動ローラの外周面は、当初においては保持トレイの前記他面に接触し、当該接触した状態で保持トレイの姿勢が保持されており、前記他の姿勢保持部の頂部の高さは、当初においては前記保持トレイの前記他面と離間した位置に設定されていて、該保持トレイの前記姿勢が経時的に変化したときに当該他の姿勢保持部の頂部が前記保持トレイの前記他面に接触して保持トレイの姿勢を保持するように構成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、排出駆動ローラが摩耗によって縮径した場合、所定の摩耗量になった時点で他の姿勢保持部が搬送駆動ローラと共に保持トレイの平行度を確保するように作用する。従って。保持トレイの平行度の低下は許容範囲内の極僅かな量に抑えられ、記録実行品質にもほとんど影響は生じない。
本発明の第3の態様は、前記第1の態様または第2の態様に係る記録装置において、前記他の姿勢保持部は、前記搬送駆動ローラの下流位置に設けられていることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記他の姿勢保持部は、前記搬送駆動ローラの下流位置に設けられているので、第2の被記録材を搬送する場合には、保持トレイは搬送駆動ローラの外周面と前記姿勢保持部とによって、搬送用ローラのニップ点を通過した直後の階段から平行度が確保される。従って、保持トレイの長さを短くしても前記平行度を確保した上での安定した保持トレイの搬送が可能になる。
本発明の第4の態様は、前記第1の態様から第3の態様のいずれか一つに係る記録装置において、前記他の姿勢保持部は、前記排出駆動ローラのローラ駆動軸であって該排出駆動ローラの設置部位の近傍に設けられていることを特徴とするものである。
本態様によれば、第1の被記録材における通過領域の左右外側だけでなく、排出駆動ローラ近傍の複数個所で保持トレイを支持することが可能になる。従って、保持トレイの平行度が一層、安定する。また、当該姿勢保持部は排出駆動ローラの設置部位の近傍に設けられているので、排出駆動ローラの摩耗による縮径を敏感に検知して保持トレイの平行度の低下を最低限の範囲に抑えることが可能になる。
本発明の第1の態様に係る記録装置は、第1の被記録材と保持トレイにセットされた第2の被記録材の両方を支持しつつ、搬送力を付与する搬送する搬送駆動ローラと、搬送される前記第1および第2の被記録材と対向する記録実行部と、前記搬送駆動ローラの下流側において、前記第1の被記録材および前記保持トレイを支持しつつ搬送力を付与する排出駆動ローラと、前記搬送駆動ローラと共に前記保持トレイを支持することにより、前記記録実行部に対する当該保持トレイの支持姿勢を規定する姿勢保持部であって、前記搬送駆動ローラの下流側において、実質的に駆動力を付与しないように前記保持トレイを支持する姿勢保持部と、を備え、前記姿勢保持部は、前記第1の被記録材の規格サイズに対応した通過領域の外側に設けられていることを特徴とするものである。
以下、本発明に係る被記録材の搬送装置を備えた記録装置について説明する。最初に本発明の記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタ1を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。
図1はインクジェットプリンタの内部構造を示す保持トレイがセットポジションに位置しているときの斜視図、図2はインクジェットプリンタの内部構造の概略を示す保持トレイが記録実行領域に位置している時の側断面図である。尚、図示のインクジェットプリンタ1は、上部に図示を省略した画像読取り装置(スキャナ)を搭載した複合型のインクジェットプリンタであり、用紙やフィルム等の軟質の第1の被記録材Pと、CD−RやDVD−Rを含む光ディスク等の硬質の第2の被記録材Qとの両方に対して記録を実行することができるタイプのインクジェットプリンタである。
このインクジェットプリンタ1は、外観が比較的フラットな面によって構成されている矩形筐体状の記録装置本体であるプリンタ本体2を備えている。そして、前記プリンタ本体2の内部に前記第1の被記録材Pと第2の被記録材Qを記録実行領域51に向けて搬送し、記録実行後の第1の被記録材P又は第2の被記録材Qをプリンタ本体2の外部に排出する被記録材の搬送装置5と、記録実行領域51に搬送された第1の被記録材P又は第2の被記録材Qに対して所望の記録を実行して画像を形成する記録実行装置4と、を備えている。
被記録材の搬送装置5は、第1の被記録材Qをセットするためのセット凹部71と、該被記録材Qの内周縁73を保持するチャック72とが上面55aに形成され、下面55aに後述する凹凸構造部80が形成された保持トレイ55を備えている。また、前記2種類の第1の被記録材P又は第2の被記録材Qを記録実行領域51に向けて搬送する搬送駆動ローラ35と搬送従動ローラ36とを備える搬送用ローラ34と、記録実行後の第1の被記録材P又は第2の被記録材Qをプリンタ本体2の外部(本実施の形態ではプリンタ本体2の前方)に排出する排出駆動ローラ44と排出従動ローラ45とを備える排出用ローラ43とを備えている。尚、排出従動ローラ45は、図示しないレリース機構によって第2の被記録材に対しては非接触となる位置に退避するようになっている。
保持トレイ55は、本実施の形態では奥行き寸法の短い短寸の矩形平板状の部材によって構成されている。保持トレイ55の上面55aにおける幅方向Bの中央位置の幾分前方寄りの位置に上述したセット凹部71が形成されており、該セット凹部71の中心に上述したチャック72が形成されている。そして、前記保持トレイ55にセットできる被記録材Qとしては、直径12cmあるいは直径8cm等、使用が想定されるサイズのCD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RWあるいは次世代の光ディスクとして注目されているブルーレイディスクや今後開発されるものを含めた種々の光ディスク等が適用可能になっている。
搬送ローラ34は、幅方向Bに延びる長寸の搬送駆動ローラ35と、当該搬送駆動ローラ35の外周面に圧接され、幅方向Bに適宜の間隔を空けて配設される複数の短寸の搬送従動ローラ36とによって構成されている。また、前記搬送駆動ローラ35はプリンタ本体2におけるサイドフレーム7間に水平に架け渡されているローラ駆動軸35aの中間部の表面に耐摩耗性粒子と被着層を備える高摩擦層を一体にコーティングすることによって形成されている高剛性のローラである。
排出用ローラ43は、幅方向Bに適宜の間隔を空けて配設される複数の短寸のゴムローラによって構成されている排出駆動ローラ44と、該排出駆動ローラ44と対に設けられる円板状の歯付きローラによって構成されている排出従動ローラ45とによって構成されている。また、前記排出駆動ローラ44は、プリンタ本体2におけるサイドフレーム7間に水平に架け渡されているローラ駆動軸44aに対して設けられており、上述した搬送駆動ローラ35のローラ駆動軸35aの回転がタイミングベルト8を介して伝達され、同期して回転し得るようになっている。また、前記排出用ローラ43によって排出された第1の被記録材Pは前方に張り出すように設けられている排出用スタッカ47上に積畳状態でスタックされるようになっている。
記録実行装置4は、記録実行領域51の上部に設けられるキャリッジ40と、該キャリッジ40の下面に搭載される記録ヘッド42と、記録実行領域51の下部に設けられるプラテン38とを備えることによって基本的に構成されている。
キャリッジ40は、被第2の被記録材Qの搬送方向Aと交差する幅方向Bに沿って架け渡されているキャリッジガイド軸41に沿って往復移動し得る部材である。また、記録ヘッド42は図示しないインク供給装置から供給されたインクを下面のインク吐出面に形成されている図示しないノズル口から吐出して第1の被記録材P又は第2の被記録材Qの上面の被記録面に直接、記録を実行する部材である。また、プラテン38は、記録実行領域51に搬送されてきた第1の被記録材Pの下面あるいは第2の被記録材Qがセットされている上述した保持トレイ55の下面55bを支持して、前記記録ヘッド42の下面のインク吐出面と第1の被記録材P又は第2の被記録材Qの被記録面である上面との間のギャップPGを規定する各被記録材P、Qの搬送案内部材になっている。
[実施例1]
次に、このようにして構成される本実施例に係るインクジェットプリンタ1における被記録材の搬送装置5の構造と作動態様について図面に基づいて具体的に説明する。
図3は本実施例の被記録材の搬送装置を示す保持トレイがセットポジションに位置しているときの斜視図、図4は同保持トレイが記録実行領域に位置しているときの側断面図である。図5は同保持トレイが記録実行領域に位置しているときの平面図、図6は図5中のA−A断面図で一部が拡大して示されており、図7は図5中のB−B断面図で一部が拡大して示されている。また、図8は保持トレイの上面(一面)側を示す斜視図、図9は保持トレイの下面(他面)側を示す斜視図である。
本実施例の被記録材の搬送装置5は、前述した保持トレイ55と、搬送用ローラ34と、排出用ローラ43とを備えており、本実施例の特徴的構成として、記録実行領域51における保持トレイ55の搬送は前記搬送用ローラ34と排出用ローラ43の送り力で行い、記録実行領域51における保持トレイ55の前記平行度の確保(水平姿勢の保持)は、前記搬送駆動ローラ35と排出駆動ローラ44と他の姿勢保持部84とを使用して実行されるように構成されている。
また、本実施例では、前記姿勢保持部84は、前記搬送用ローラ34の下流位置に設けられている搬送案内部39の上面39aに形成されている支持段部85L、85Rによって構成されている。当該支持段部85L、85Rは第1の被記録材Pにおける通過領域86の左右外側の近傍位置に設けられている。尚、前記搬送駆動ローラ35の外周面と排出駆動ローラ44の外周面は、当初、保持トレイ55の下面55bに接触し、当該接触した状態で保持トレイ55の水平姿勢が保たれている。
また、前記支持段部85L、85Rの頂部T2となる上面87L、87Rの高さは、前記保持トレイ55の下面55bよりも一段低い位置に設定されていて、経時的に保持トレイ55の平行度が低下した時に前記支持段部85L、85Rの上面87L、87Rが保持トレイ55の下面55bに接触して保持トレイ55の平行度の低下を記録実行品質に影響のない一定の範囲に収めることができるように構成されている。従って、搬送駆動ローラ35の外周面の頂部T0の高さよりも支持段部85L、85Rの頂部T2の高さの方が一段低くなっている。
前記保持トレイ55の下面55bには、前記搬送駆動ローラ35の外周面と接触する凸部81と前記排出駆動ローラ44を受け入れる凹部82とを備えた凹凸構造部80が設けられている。そして、前記凹部82は排出駆動ローラ44の数に対応して複数設けられており、第2の被記録材Qの搬送方向Aに沿って平行に延びる溝部83によって構成されている。
また、前記溝部83の幅寸法Wは、前記排出駆動ローラ44を個別に受け入れることができるよう、排出駆動ローラ44の長さよりも幾分、大きめに設定されており、溝部83の深さHは、前記保持トレイ55を使用して第2の被記録材Qを水平姿勢で搬送するに際して、前記溝部83の底面83aと排出駆動ローラ44の外周面とが接触し得る深さに設定されている。
次に、上述した本実施例の被記録材の搬送装置5における作動態様について(1)第1の被記録材を使用する場合と、(2)第2の被記録材を使用する場合に分けて説明する。
(1)第1の被記録材(普通紙等)を使用する場合
第1の被記録材Pを使用して記録を実行する場合には、図4中、仮想線で示すように該被記録材Pは一対のニップローラによって構成される搬送用ローラ34によって搬送力が付与されて、プラテン38の上面に押し付けられるように下向きに傾斜した姿勢で記録実行領域51に進入する。その後、プラテン38上を滑るようにして水平に案内され、記録ヘッド42の下方を搬送されて排出用ローラ43のニップ点に導かれる。
また、排出駆動ローラ44の外周面の頂部T1の高さは、搬送駆動ローラ35の外周面の頂部T0の高さよりも、凹部82を設けた分だけ高く設定されているから、第1の被記録材Pは、排出用ローラ43側からもプラテン38の上面に押し付けられる力を受けており、記録ヘッド42の下面のインク吐出面と該被記録材Pの上面との間のギャップPGについて全記録実行領域51を通して安定化が図られている。尚、搬送案内部39の上面39aに設けられている上述した支持段部85L、85Rは、第1の被記録材Pの通過領域86の左右外側に設けられているため、第1の被記録材Pの搬送の妨げにはならない。
(2)第2の被記録材(CD−R等)を使用する場合
第2の被記録材Qを使用して記録を実行する場合には、図4中、実線で示すように該第2の被記録材Qは、保持トレイ55によって保持された状態で搬送用ローラ34のニップ点に至る。そして、図6に示すように保持トレイ55の上面55aが搬送従動ローラ36の外周面に接触し、保持トレイ55の下面55bにおける凸部81の天面81aが搬送駆動ローラ35の外周面に接触して搬送力が付与され、記録実行領域51に導かれる。
また、保持トレイ55は搬送用ローラ34のニップ点を通過後、上述した支持段部85L、85Rの上面87L、87Rの上方を通って排出用ローラ43に導かれる。そして、保持トレイ55の先端部が排出用ローラ43の排出駆動ローラ44上に至ると、前記排出駆動ローラ44は前記溝部83内に進入し、該溝部83の底面83aと排出駆動ローラ44の外周面は接触状態になる。
一方、永年の使用や使用頻度によって排出駆動ローラ44が摩耗して外周面の直径が縮径した場合には、保持トレイ55の下面55bにおける凸部81の天面81aが前記支持段部85L、85Rの上面87L、87Rと接触し、前記排出駆動ローラ44の摩耗に伴なう保持トレイ55の平行度の低下は、上述したように一定の範囲に収められる。また、排出駆動ローラ44の摩耗の進行が同時に抑えられる。
[実施例2]
本発明に係る記録装置1は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
図10は他の姿勢保持部の構成を異ならせた他の実施例を示す平面図、図11は図10中のC−C断面図(a)と、D−D断面図(b)である。
即ち、前記他の姿勢保持部84は、図10、図11に示すように、排出駆動ローラ44の設置部位近傍のローラ駆動軸44aに対して設けた支持円板90によって構成することが可能である。因みに図10、図11に示す実施例にあっては、保持トレイ55の下面55bにおける溝部83の左右側傍に支持円板90を受け入れるためのスリット部91が設けられていて、該スリット部91の底面91aの深さを溝部83の底面83aの深さより多少浅くして下方に位置させている。
また、前記スリット部91の底面91aと前記支持円板90の外周面の頂部T2との間には、排出駆動ローラ44の許容摩耗量に相当する空隙部92が当初形成されており、排出駆動ローラ44が許容摩耗量分、摩耗した時に前記空隙部92が消失して支持円板90の外周面の頂部T2が前記スリット部91の底面91aに接触して保持トレイ55の下面55bを支持できるようになっている。そして、このような構成の被記録材の搬送装置5Aを採用した場合にも図3〜図9に示す実施例と同様の作用、効果を奏することができる。
[実施例3]
また、図12には他の姿勢保持部の構成を異ならせた更に他の実施例を示す排出用ローラのニップ点での縦断面図である。
図12に示すように、排出駆動ローラ44のローラ駆動軸44aと保持トレイ55の下面55bにおける凸部81の天面81aとの間に、前記図10、図11に示す実施例の空隙部92と同様の空隙部94を当初形成しておき、図12に示す実施例の被記録材の搬送装置5Bによっても、図10、図11に示す実施例と同様の作用、効果が奏されるように構成することも可能である。
[他の実施例]
この他、他の姿勢保持部84の頂部T2の高さを当初から保持トレイ55の下面55bと同一のレベルに設定することが可能である。例えば、図3〜図9に示す実施例の場合には、支持段部85L、85Rの上面87L、87Rの高さを搬送駆動ローラ35の外周面の頂部T2の高さと同一のレベルに設定したり、図10、図11に示す実施例の場合には空隙部92を設けないで当初からスリット部91の底面91aに支持円板90の外周面の頂部T2を接触させ、図12に示す実施例の場合には空隙部94を設けないで当初から保持トレイ55の下面55bにおける凸部81の天面81aに排出駆動ローラ44のローラ駆動軸44の外周面の頂部T2を接触させることが可能である。
インクジェットプリンタの内部構造を示す保持トレイがセットポジションに位置しているときの斜視図。 インクジェットプリンタの内部構造の概略を示す保持トレイが走査領域に位置しているときの側断面図。 被記録材の搬送装置を示す保持トレイがセットポジションに位置しているときの斜視図。 同保持トレイが記録実行領域に位置しているときの側断面図。 同保持トレイが記録実行領域に位置しているときの平面図。 図5中のA−A断面図で一部が拡大して示されている。 図5中のB−B断面図で一部が拡大して示されている。 保持トレイの上面側を示す斜視図。 保持トレイの下面側を示す斜視図。 他の実施例を示す平面図。 図10中のC−C断面図(a)と、D−D断面図(b)。 更に他の実施例を示す排出用ローラのニップ点での縦正面図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ(記録装置)、 2 プリンタ本体(記録装置本体)、 4 記録実行装置、 5 被記録材の搬送装置、 7 サイドフレーム、 8 タイミングベルト、 34 搬送用ローラ、 35 搬送駆動ローラ、 35a ローラ駆動軸、 36 搬送従動ローラ、 38 プラテン、 39 搬送案内部、 39a 上面、 40 キャリッジ、 41 キャリッジガイド軸、 42 記録ヘッド、 43 排出用ローラ、 44 排出駆動ローラ、 44a ローラ駆動軸、 45 排出従動ローラ、 47 排出用スタッカ、 51 記録実行領域、 53 セットポジション、 55 保持トレイ、 55a 上面、 55b 下面、 71 セット凹部、 72 チャック、 73 内周縁、 80 凹凸構造部、 81 凸部、 81a 天面、 82 凹部、 83 溝部、 83a 底面、 84 他の姿勢保持部、 85 支持段部、 86 通過領域、 87 上面、 90 支持円板、 91 スリット部、 91a 底面、 92 空隙部、 94 空隙部、 P 第1の被記録材、 Q 第2の被記録材、 A 搬送方向、 B 幅方向、 PG ギャップ、 W 幅寸法、 H 深さ、 T0 頂部、 T1 頂部、 T2 頂部

Claims (5)

  1. 第1の被記録材と保持トレイの一面側にセットされた第2の被記録材の両方に記録実行領域において記録を実行可能な記録実行部と、
    前記第2の被記録材がセットされる前記保持トレイの他面に対して前記記録実行部側に向かう送り力を付与する搬送駆動ローラと、
    前記記録実行部の下流側に位置し、前記第1の被記録材に対して前記搬送駆動ローラと同じ側から排出方向に向かう送り力を付与する排出駆動ローラと、を備え、
    前記記録実行領域における保持トレイの搬送は、前記搬送駆動ローラと前記排出駆動ローラの送り力で行い、前記記録実行領域における保持トレイの姿勢の保持は、前記搬送駆動ローラと、前記排出駆動ローラと、前記第1の被記録材の通過領域の外側に位置する他の姿勢保持部とによって行うように構成されていることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記搬送駆動ローラの外周面と排出駆動ローラの外周面は、当初においては保持トレイの前記他面に接触し、当該接触した状態で保持トレイの姿勢が保持されており、
    前記他の姿勢保持部の頂部の高さは、当初においては前記保持トレイの前記他面と離間した位置に設定されていて、該保持トレイの前記姿勢が経時的に変化したときに当該他の姿勢保持部の頂部が前記保持トレイの前記他面に接触して保持トレイの姿勢を保持するように構成されていることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録装置において、
    前記他の姿勢保持部は、前記搬送駆動ローラの下流位置に設けられていることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記他の姿勢保持部は、前記排出駆動ローラのローラ駆動軸であって該排出駆動ローラの設置部位の近傍に設けられていることを特徴とする記録装置。
  5. 第1の被記録材と保持トレイにセットされた第2の被記録材の両方を支持しつつ、搬送力を付与する搬送する搬送駆動ローラと、
    搬送される前記第1および第2の被記録材と対向する記録実行部と、
    前記搬送駆動ローラの下流側において、前記第1の被記録材および前記保持トレイを支持しつつ搬送力を付与する排出駆動ローラと、
    前記搬送駆動ローラと共に前記保持トレイを支持することにより、前記記録実行部に対する当該保持トレイの支持姿勢を規定する姿勢保持部であって、前記搬送駆動ローラの下流側において、実質的に駆動力を付与しないように前記保持トレイを支持する姿勢保持部と、を備え、
    前記姿勢保持部は、前記第1の被記録材の規格サイズに対応した通過領域の外側に設けられていることを特徴とする、記録装置。
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