JP2010024002A - 自動給送装置、該自動給送装置を備えた電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動給送装置において、被記録材のスキューが生ずる虞をより低減させる。
【解決手段】 ホッパ71に積重された記録紙Pは、案内面1cが内倒れ方向の傾斜面となって両側端に接することによって、少なくとも最上位にある記録紙Pの側端に左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cが常に接した状態になる。給送用ローラ74の回転により給送される記録紙Pは、左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cにより給送方向Yへ確実に案内されることとなり、給送前及び給送中において確実にスキューが除去される。左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cとホッパ71に積重された記録紙Pの側端との接触面に強い接触力が作用したときには、左ガイド部721及び右ガイド部731は、その記録紙Pの側端から離間する方向へコイルばね7aのばね力に抗して揺動しながら退避することができる。
【選択図】 図7
【解決手段】 ホッパ71に積重された記録紙Pは、案内面1cが内倒れ方向の傾斜面となって両側端に接することによって、少なくとも最上位にある記録紙Pの側端に左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cが常に接した状態になる。給送用ローラ74の回転により給送される記録紙Pは、左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cにより給送方向Yへ確実に案内されることとなり、給送前及び給送中において確実にスキューが除去される。左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cとホッパ71に積重された記録紙Pの側端との接触面に強い接触力が作用したときには、左ガイド部721及び右ガイド部731は、その記録紙Pの側端から離間する方向へコイルばね7aのばね力に抗して揺動しながら退避することができる。
【選択図】 図7
Description
本発明は、被記録材を一ずつ給送する自動給送装置、該自動給送装置を備えた電子機器に関する。
用紙等の被記録材を一ずつ自動給送する自動給送装置を備えた電子機器が公知である。例えば、被記録材の記録面に文字や画像等の記録を実行する手段を備えたインクジェットプリンタやレーザプリンタ等の記録装置、記録実行済みの被記録材の記録面に記録されている文字や画像等を読み取る手段を備えたファクシミリ、コピー機、スキャナ装置等である。
このような電子機器に搭載される自動給送装置においては、給送される被記録材が本来の給送方向に対して斜めに傾いた状態で給送されてしまうことがある。この給送方向に対する被記録材の傾きは、一般的にスキューと呼ばれる。そして、例えばプリンタにおいては、被記録材の給送時に許容範囲を超えるスキューが生ずると、被記録材の記録面に斜めに記録が実行されてしまうため、記録精度が大幅に低下してしまうことになる。また、スキャナ装置等においては、被記録材に記録された画像等が斜めに読み取られてしまうため、読み取り精度が大幅に低下してしまうことになる。
このようなことから自動給送装置には、被記録材のスキューを低減させることを目的として、載置面に載置された被記録材の側端に接して当該被記録材を給送方向へ案内するエッジガイド等の案内部材が設けられているのが一般的である。このような自動給送装置においては、給送用ローラ等の給送手段で被記録材が給送される前に、載置面に積重された被記録材の両側端が案内部材の案内面に当接することによって、載置面に積重された被記録材の姿勢が給送方向と略平行となるように矯正される。それによって、給送前の被記録材のスキューを低減させる効果が得られる。また、給送中の被記録材は、案内部材の案内面が両側端に摺接しながら給送方向へ案内されつつ給送されることになる。したがって、給送中に被記録材のスキューが生ずる虞も低減させることができる。
このような自動給送装置においては、被記録材が摺接する案内部材の案内面が給送方向と平行かつ載置面に対して垂直な面となるのが理想的である。しかし、案内面が垂直面となるように案内部材の形状等を設計しても、現実には、製造誤差による案内部材の形状のばらつき等に起因して、案内部材の案内面は載置面に対して僅かに内倒れ傾斜面又は外倒れ傾斜面になってしまう。そして、案内部材の案内面が内倒れ傾斜面になると、被記録材の両側端と案内部材の案内面との接触面に強い接触力が作用したときに力の逃げ場がないため、その接触面に生ずる強い摩擦力で被記録材が案内部材の案内面に引っ掛かって給送できなくなってしまう虞が生ずる。
このような課題を解決することを目的とした従来技術の一例としては、被記録材が摺接する案内面が載置面に対して垂直軸心から若干外向きに所定角度傾斜(外倒れ傾斜)している案内部材を備えた自動給送装置が公知である(例えば、特許文献1を参照)。当該従来技術によれば、被記録材が摺接する案内面が載置面に対して若干外向きに傾斜(外倒れ傾斜)した形状を採用することによって、製造誤差による案内部材の形状のばらつき等が仮に生じたとしても案内部材の案内面が載置面に対して内倒れ傾斜面となることを回避することができる。
特開2002−205828号公報
しかしながら上記の従来技術においては、案内部材の案内面が載置面に対して外向き傾斜面(外倒れ傾斜面)であることから、案内部材の案内面に両側端が確実に接することが可能な被記録材は、厳密には、載置面に積重された被記録材の最下位の被記録材だけである。つまり、載置面に積重された複数の被記録材は、最下位にある被記録材を除いて、被記録材の側端と案内部材の案内面との間に僅かな隙間が生じてしまうことになる。したがって、載置面に積重された複数の被記録材は、最下位にある被記録材を除いて、その隙間の分だけ給送方向に対して傾斜姿勢をとり得る状態になってしまう。
また、案内部材の案内面が載置面に対して外向き傾斜面(外倒れ傾斜面)である場合には、被記録材の側端と案内部材の案内面との間の隙間は、積重方向の最下位側から最上位側へいくに従って徐々に大きくなり、最上位にある被記録材において最大となる。しかし、一般的な自動給送装置において給送用ローラ等の給送手段で給送される被記録材は、その載置面に積重された被記録材の最上位にある被記録材である。つまり、上記の従来技術においては、スキューを除去すべき給送される被記録材は載置面に積重された被記録材の最上位にある被記録材であるにもかかわらず、その最上位にある被記録材に最もスキューが生じやすい状態になっていた。
このようなことから上記の従来技術においては、案内部材の案内面の外向き傾斜角度によっては、案内部材の本来的機能であるスキュー除去機能を充分に発揮できない虞があった。さらに近年は、より多くの被記録材を載置面に積重可能な自動給送装置を搭載したインクジェットプリンタ等の電子機器に対するニーズが高まってきている。そのため上記の従来技術においては、載置面に積重可能な最大数の被記録材を積重した状態で、給送前及び給送中の被記録材に許容範囲を超える大きなスキューが生じてしまう虞があった。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、自動給送装置において、被記録材のスキューが生ずる虞をより低減させることにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、被記録材が載置される載置面と、前記載置面に載置された被記録材の側端に接して当該被記録材を給送方向へ案内する案内部材と、被記録材の側端に接する案内面が前記載置面に対して内倒れ傾斜面となる内倒れ方向へ揺動可能に前記案内部材を支持する案内部材支持機構と、前記内倒れ方向へ前記案内部材を付勢する付勢機構と、を備えた自動給送装置である。
このような特徴によれば、載置面に積重された被記録材の側端に接した状態の案内部材の案内面は、内倒れ方向へ揺動可能であるとともに内倒れ方向へ付勢されているため、少なくとも載置面に対して外倒れ傾斜した状態となることはなく、載置面に対して略垂直な面になるか、あるいは載置面に対して内倒れ傾斜した状態となる。それによって、載置面に積重された被記録材の最上位にある被記録材は、その積重数量にかかわらず、常に案内部材の案内面が側端に接した状態になる。
すなわち、スキューを除去すべき給送される被記録材(最上位にある被記録材)は、案内部材の案内面が確実に側端に接した状態となることによって、その案内部材の案内面により給送方向へ確実に案内されることとなり、給送前及び給送中において確実にスキューが除去されることになる。したがって、載置面に積重された被記録材が給送される際にスキューが生ずる虞を低減させることができる。
そして、案内部材の案内面と被記録材の側端との接触面に強い接触力が作用したときには、案内部材は、被記録材の側端から離間する方向へ付勢力に抗して揺動しながら退避することができる。そのため、案内部材の案内面と被記録材の側端との接触面に強い摩擦力が作用することがない。したがって、載置面に積重された被記録材の側端に案内部材の案内面が内倒れ傾斜して接している状態であっても、その被記録材が案内部材の案内面に引っ掛かって給送できなくなってしまうことを防止することができる。
これにより、本発明の第1の態様に記載の自動給送装置によれば、被記録材のスキューが生ずる虞をより低減させることができるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、前述した第1の態様に記載の自動給送装置において、前記案内部材支持機構は、前記給送方向と交差する方向へ移動可能に前記案内部材を支持する、ことを特徴とした自動給送装置である。
このような特徴によれば、載置面に積重される被記録材の大きさに応じて、案内部材の案内面が被記録材の側端に接する適切な位置に案内部材を移動させることができる。したがって、載置面に積重される被記録材の大きさにかかわらず、載置面に積重された被記録材が給送される際にスキューが生ずる虞を低減させることができる。
このような特徴によれば、載置面に積重される被記録材の大きさに応じて、案内部材の案内面が被記録材の側端に接する適切な位置に案内部材を移動させることができる。したがって、載置面に積重される被記録材の大きさにかかわらず、載置面に積重された被記録材が給送される際にスキューが生ずる虞を低減させることができる。
本発明の第3の態様は、前述した第2の態様に記載の自動給送装置において、駆動力源の回転駆動力を利用して前記案内部材を前記給送方向と交差する方向へ移動させる自動調整機構を備えている、ことを特徴とした自動給送装置である。
このような特徴によれば、載置面に積重される被記録材の大きさに応じて適切な位置に案内部材を自動的に移動させることができるので、ユーザは案内部材を手動操作する必要がない。したがって、自動給送装置の利便性を向上させることができる。また、載置面に積重される被記録材の大きさに応じて、案内部材の位置を高精度に調整することが可能になるので、案内部材による被記録材のスキュー除去精度をより向上させることができる。
このような特徴によれば、載置面に積重される被記録材の大きさに応じて適切な位置に案内部材を自動的に移動させることができるので、ユーザは案内部材を手動操作する必要がない。したがって、自動給送装置の利便性を向上させることができる。また、載置面に積重される被記録材の大きさに応じて、案内部材の位置を高精度に調整することが可能になるので、案内部材による被記録材のスキュー除去精度をより向上させることができる。
本発明の第4の態様は、前述した第1〜第3の態様のいずれかに記載の自動給送装置において、前記案内部材支持機構は、前記案内面が前記載置面に対して外倒れ傾斜面とならないように前記案内部材の揺動範囲が規制されている、ことを特徴とした自動給送装置である。
このような特徴によれば、案内面が載置面に対して外倒れ傾斜面となることを確実に回避することができる。したがって、案内面が載置面に対して外倒れ傾斜面となることに起因して給送前及び給送中の被記録材にスキューが生じてしまうことを未然に防止することができる。
このような特徴によれば、案内面が載置面に対して外倒れ傾斜面となることを確実に回避することができる。したがって、案内面が載置面に対して外倒れ傾斜面となることに起因して給送前及び給送中の被記録材にスキューが生じてしまうことを未然に防止することができる。
本発明の第5の態様は、前述した第1〜第4の態様のいずれかに記載の自動給送装置において、前記載置面に載置された被記録材の側端から前記案内面が離間する揺動方向へ前記案内部材を揺動させる揺動機構を備えている、ことを特徴とした自動給送装置である。
このような特徴によれば、載置面に被記録材を積重する際の操作性及び載置面から被記録材を取り出す際の操作性を向上させることができる。また、載置面に対して案内面が略垂直面となる位置に案内部材を揺動させた状態を維持し、その状態で載置面に積重された不揃いの被記録材の側端に案内部材の案内面を繰り返し当接させれば、載置面に積重された被記録材の姿勢をより均一に揃えることが可能になる。したがって、載置面に積重された給送前の被記録材のスキューをより高精度に除去することが可能になる。
本発明の第6の態様は、前述した第1〜第5の態様のいずれかに記載の自動給送装置と、前記自動給送装置により給送された被記録材に記録を実行する手段又は前記自動給送装置により給送された被記録材に記録されている情報を読み取る手段と、を備えた電子機器である。
本発明の第6の態様に記載の電子機器によれば、自動給送装置により給送された被記録材に記録を実行する手段又は自動給送装置により給送された被記録材に記録されている情報を読み取る手段を備えた電子機器において、前述した第1〜第5の態様のいずれかに記載の発明による作用効果を得ることができる。
本発明の第6の態様に記載の電子機器によれば、自動給送装置により給送された被記録材に記録を実行する手段又は自動給送装置により給送された被記録材に記録されている情報を読み取る手段を備えた電子機器において、前述した第1〜第5の態様のいずれかに記載の発明による作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<インクジェットプリンタの概略構成>
まず、本発明に係る「電子機器」としてのインクジェットプリンタ50の概略構成について、図1を参照しながら説明する。
図1は、インクジェットプリンタ50の概略構成を図示した要部側面図である。
まず、本発明に係る「電子機器」としてのインクジェットプリンタ50の概略構成について、図1を参照しながら説明する。
図1は、インクジェットプリンタ50の概略構成を図示した要部側面図である。
インクジェットプリンタ50は、「被記録材」としての記録紙Pをインクジェットプリンタ50の内部へ給送するための自動給送装置70を備えている。また、インクジェットプリンタ50は、プラテン53に支持されている記録紙Pを搬送方向Yへ搬送する手段として、搬送駆動ローラ51及び搬送従動ローラ52を備えている。さらに、インクジェットプリンタ50は、プラテン53に支持されている記録紙Pの記録面にインクを噴射して記録を実行する手段として記録ヘッド62を備えている。さらに、インクジェットプリンタ50は、記録実行後の記録紙Pを搬送方向Yへ搬送し排出する手段として、排出駆動ローラ54及び排出従動ローラ55を備えている。
自動給送装置70は、ホッパ71、左エッジガイド72、右エッジガイド73(図2)、給送用ローラ74、給送経路75、分離パッド76及び給送用モータ77(図2)を備えている。
記録紙Pが積重されて載置されるホッパ71は、給送用ローラ74へ向けて揺動可能に自動給送装置70の基体に軸支されている。左エッジガイド72及び右エッジガイド73は、載置された記録紙Pのサイズに応じて幅方向X(搬送方向Yと交差する方向)へ摺動可能に支持されている。給送用ローラ74は、自動給送装置70の基体に軸支された給送用ローラ軸741に一体に形成されており、給送用モータ77の回転駆動力で給送用ローラ軸741が回転することによって回転する。
ホッパ71に載置された記録紙Pは、給送用ローラ74へ向けてホッパ71が揺動することによって、給送用ローラ74の外周面に当接した状態となる。そして、記録紙Pは、給送用ローラ74の回転によって、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52とが当接する部分へ向けて給送経路75を通じて給送される。このとき、公知の分離パッド76によって記録紙Pの重送が防止される。
搬送駆動ローラ51は、表面に高摩擦被膜が施されており、図示していない搬送用モータの回転駆動力が伝達されて回転する。搬送従動ローラ52は、従動回転可能に軸支され、図示していないばね等の付勢手段により搬送駆動ローラ51の外周面に当接した状態で付勢されている。自動給送装置70により給送された記録紙Pは、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52とで挟持され、搬送駆動ローラ51の駆動回転によりプラテン53上を搬送方向Yへ搬送される。
記録ヘッド62は、キャリッジ61の底部に配設されている。記録ヘッド62のヘッド面には、インクを噴射するための多数の噴射ノズル(図示せず)が配設されている。キャリッジ61は、記録ヘッド62のヘッド面とプラテン53上の記録紙Pの記録面とが略平行となる状態を維持しつつ幅方向Xへ往復動可能に、キャリッジガイド軸56に支持されている。図示していないキャリッジ駆動用モータの回転軸に配設された駆動プーリ(図示せず)と回転自在に軸支された従動プーリ(図示せず)との間には、無端ベルト(図示せず)が掛架されており、その無端ベルトが連結されたキャリッジ61は、キャリッジ駆動用モータの回転駆動力が無端ベルトを介して伝達されることにより幅方向Xへ往復動する。
プラテン53は、記録紙Pの搬送方向Yに沿って形成された多数のプラテンリブを有している。プラテン53上を搬送される記録紙Pは、このプラテンリブの頂面で裏面側から支持される。記録紙Pは、このプラテン53に支持された領域において、記録ヘッド62のヘッド面からのインク噴射により記録面にドットが形成されて記録が実行される。記録ヘッド62のヘッド面と記録紙Pの記録面との間隔は、プラテンリブの頂面によって適正な間隔に規定される。
プラテン53上を搬送される記録紙Pは、キャリッジ61が幅方向Xへ往復動しながら記録ヘッド62のヘッド面から記録紙Pの記録面にインクを噴射してドットを形成する動作と、搬送駆動ローラ51の駆動回転により所定の搬送量で搬送方向Yへ搬送する動作とが交互に繰り返されることによって、記録面への記録が実行される。インク噴射後の記録紙Pは、排出駆動ローラ54と排出従動ローラ55とで挟持され、排出駆動ローラ54の駆動回転により搬送方向Yへ搬送されて排出される。これらの一連の記録制御は、マイコン制御回路を有する制御装置(図示せず)により実行される。
<本発明に係る自動給送装置70>
つづいて、本発明に係る自動給送装置70について、図2〜図7を参照しながら説明する。
つづいて、本発明に係る自動給送装置70について、図2〜図7を参照しながら説明する。
図2は、本発明に係る自動給送装置70の正面図である。図3は、本発明に係る自動給送装置70の要部正面図である。
左エッジガイド72及び右エッジガイド73は、記録紙Pが載置される「載置面」に沿って幅方向Xへ移動可能に基体10に支持されている。当該実施例の「載置面」は、基体10の一部とホッパ71とで構成される。左エッジガイド72は、左ガイド部721、左ホルダ部722及び左ラック部723を有している。同様に、右エッジガイド73は、右ガイド部731、右ホルダ部732及び右ラック部733を有している。ホッパ71に載置された記録紙Pは、給送方向(搬送方向Yと同じ方向。以下、「給送方向Y」と言う。)と交差する方向(幅方向X)の端部が左ガイド部721及び右ガイド部731に摺接して給送方向Yへ案内される。
尚、左エッジガイド72及び右エッジガイド73の構造の詳細については後述する。
左エッジガイド72及び右エッジガイド73は、記録紙Pが載置される「載置面」に沿って幅方向Xへ移動可能に基体10に支持されている。当該実施例の「載置面」は、基体10の一部とホッパ71とで構成される。左エッジガイド72は、左ガイド部721、左ホルダ部722及び左ラック部723を有している。同様に、右エッジガイド73は、右ガイド部731、右ホルダ部732及び右ラック部733を有している。ホッパ71に載置された記録紙Pは、給送方向(搬送方向Yと同じ方向。以下、「給送方向Y」と言う。)と交差する方向(幅方向X)の端部が左ガイド部721及び右ガイド部731に摺接して給送方向Yへ案内される。
尚、左エッジガイド72及び右エッジガイド73の構造の詳細については後述する。
当該実施例の自動給送装置70は、ホッパ71に載置される記録紙Pのサイズに応じて左エッジガイド72及び右エッジガイド73の位置を自動調整する「自動調整機構」としてのオードエッジガイド機構(以下、略して「AEG機構」と言う。)を備えている。また、自動給送装置70の背面側に配設された搬送用モータ21は、搬送駆動ローラ51の回転駆動力源であるとともに、このAEG機構の駆動力源も兼ねている。AEG機構は、歯車22、23、24、回転軸25及び搬送用モータ21で構成される。搬送用モータ21の駆動プーリの回転は、回転伝達切換機構を構成する歯車22、23、24を介して回転軸25に適宜伝達される。回転軸25は、自動給送装置70の基体10に軸支されている。
回転体26は、自動給送装置70の基体10に回転可能に軸支されている。左エッジガイド72の左ラック部723は、基体10の孔部11を通じて基体10の裏面側に突出しており、回転体26のピニオン歯車部261と噛合している。また、右エッジガイド73の右ラック部733は、基体10の孔部12を通じて基体10の裏面側に突出しており、同様に回転体26のピニオン歯車部261と噛合している。回転体26の歯車部262は、搬送用モータ21の回転力で回転する回転軸25に一体的に配設された回転ギヤ251と噛合している。
このような構成のAEG機構は、搬送用モータ21の回転力により回転ギヤ251が回転することによって(符号A)、回転体26が回転する(符号B)。それによって、左エッジガイド72及び右エッジガイド73は、回転体26の回転方向及び回転量に応じて、相対的に相反する方向へ同じ移動量で幅方向Xへ移動する(符号C)。したがって、左エッジガイド72及び右エッジガイド73は、記録紙Pの大きさにかかわらず記録紙Pの幅方向Xの中心が常に一定の位置となるように移動させることができる。またAEG機構は、ホッパ71に載置される記録紙Pの大きさに応じて、左エッジガイド72及び右エッジガイド73の位置を搬送用モータ21の回転力により自動調整することができるので、ユーザは左エッジガイド72及び右エッジガイド73を手動操作する必要がない。したがって、自動給送装置70の利便性を向上させることができる。
尚、ホッパ71に載置される記録紙Pの大きさは、例えば記録紙Pの各サイズに対応するセンサ等をホッパ71に配設すれば、そのセンサ等の検出信号から特定することができる。あるいは、左エッジガイド72の左ガイド部721及び右エッジガイド73の右ガイド部731が記録紙Pの端部に当接したことを搬送用モータ21の回転負荷の変動等から検出することによって特定するようにしても良い。
つづいて、左エッジガイド72及び右エッジガイド73の構造について、図4を参照しながら説明する。
尚、左エッジガイド72と右エッジガイドとは、左右対称で同一構造のユニットであることから、ここでは左エッジガイド72について説明し、右エッジガイド73の構造の説明については省略する。また、左ラック部723及び右ラック部733は、より図面を観やすくするため、一部(ラック部分等)の図示を省略してある。
尚、左エッジガイド72と右エッジガイドとは、左右対称で同一構造のユニットであることから、ここでは左エッジガイド72について説明し、右エッジガイド73の構造の説明については省略する。また、左ラック部723及び右ラック部733は、より図面を観やすくするため、一部(ラック部分等)の図示を省略してある。
図4は、本発明に係る自動給送装置70の要部平面図であり、ホッパ71の載置面に記録紙Pを積重した後、AEG機構を動作させる前の状態を図示したものである。
「案内部材」としての左ガイド部721は、記録紙Pの側端に接する案内面1cがホッパ71の載置面に対して内倒れ傾斜面となる内倒れ方向へ、軸部1aを揺動軸として揺動可能に左ホルダ部722に軸支されている(案内部材支持機構)。左ガイド部721のばね止め部1bと左ホルダ部722との間には、コイルばね7aが伸長状態で配設されている。それによって、左ガイド部721は内倒れ方向へ付勢されている(付勢機構)。
「案内部材」としての左ガイド部721は、記録紙Pの側端に接する案内面1cがホッパ71の載置面に対して内倒れ傾斜面となる内倒れ方向へ、軸部1aを揺動軸として揺動可能に左ホルダ部722に軸支されている(案内部材支持機構)。左ガイド部721のばね止め部1bと左ホルダ部722との間には、コイルばね7aが伸長状態で配設されている。それによって、左ガイド部721は内倒れ方向へ付勢されている(付勢機構)。
また、左ガイド部721は、左ホルダ部722の突き当て面2a及び2bによって、案内面1cがホッパ71の載置面に対して外倒れ傾斜面とならないように揺動範囲が規制されている。より具体的には、左ガイド部721が左ホルダ部722の突き当て面2a及び2bに当接した状態で、左ガイド部721の案内面1cがホッパ71の載置面に対して略垂直面となり、外倒れ方向への揺動が規制された状態となる。
左ラック部723は、幅方向Xへ移動可能に基体10に支持されており、搬送用モータ21の双方向回転によって幅方向Xへ往復移動する部材である(図3)。左ホルダ部722は、この左ラック部723に支持されている。また、左ホルダ部722と左ラック部723とは、幅方向Xへ一定の間隔内で接離可能な遊びをもって係合している。左ラック部723の凸部3aは、左ホルダ部722に挿通された状態で左ガイド部721の端部に当接している。左ガイド部721の内倒れ方向の揺動は、この凸部3aによって一定の範囲に規制される。
つづいて、左エッジガイド72及び右エッジガイド73の動作について、図5〜図7を参照しながら説明する。
図5は、本発明に係る自動給送装置70の要部平面図であり、ホッパ71に積重された記録紙Pの姿勢をAEG機構で整えているときの状態を図示したものである。
搬送用モータ21(図3)を一回転方向へ回転させると、左エッジガイド72の左ラック部723は幅方向Xの一方(以下、「右方向XR」と言う。)へ移動し、右エッジガイド72の右ラック部733は幅方向Xの他方(以下、「左方向XL」と言う。)へ移動する。それによって、ホッパ71に積重された記録紙Pの左側端に左ガイド部721の案内面1cが当接し、ホッパ71に積重された記録紙Pの右側端に右ガイド部731の案内面1cが当接する。その状態から、さらに左ラック部723を右方向XRへ移動させるとともに、右ラック部733を左方向XLへ移動させていくと、左ガイド部721及び右ガイド部731は符号Dで示した方向へ揺動する。
搬送用モータ21(図3)を一回転方向へ回転させると、左エッジガイド72の左ラック部723は幅方向Xの一方(以下、「右方向XR」と言う。)へ移動し、右エッジガイド72の右ラック部733は幅方向Xの他方(以下、「左方向XL」と言う。)へ移動する。それによって、ホッパ71に積重された記録紙Pの左側端に左ガイド部721の案内面1cが当接し、ホッパ71に積重された記録紙Pの右側端に右ガイド部731の案内面1cが当接する。その状態から、さらに左ラック部723を右方向XRへ移動させるとともに、右ラック部733を左方向XLへ移動させていくと、左ガイド部721及び右ガイド部731は符号Dで示した方向へ揺動する。
そして、左ガイド部721及び右ガイド部731は、ホッパ71の載置面に対して案内面1cが略垂直姿勢となる揺動位置で、突き当て面2a及び2bによって揺動が規制された状態となる(図5に図示した状態)。この状態においては、ホッパ71に積重された記録紙Pの両側端に、左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cが略垂直面となる姿勢で当接する。それによって、ホッパ71に積重された記録紙Pの不揃いの姿勢を均一に揃えることができる。
さらに、この状態から搬送用モータ21の正逆回転を微少な回転量で繰り返しても良い。それによって、記録紙Pの両側端に略垂直面となる姿勢で案内面1cが繰り返し当接することになるので、記録紙Pの不揃いの姿勢をより高精度に均一に揃えることができる。また、ホッパ71の載置面に積重される記録紙Pの大きさに応じて、左ガイド部721及び右ガイド部731の位置を高精度に調整することが可能になるので、左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cによる記録紙Pのスキュー除去精度をより向上させることができる。さらに、この状態からホッパ71を上下動(揺動)させても良い。それによって、記録紙Pの不揃いの姿勢をさらに高精度に均一に揃えることができる。
図6は、本発明に係る自動給送装置70の要部平面図であり、ホッパ71に積重された記録紙Pを給送する前の待機状態を図示したものである。
ホッパ71に積重された記録紙Pの姿勢を整えた後、一定の微少幅だけ、左ラック部723を左方向XLへ移動させるとともに、右ラック部733を右方向XRへ移動させる。それによって左ガイド部721及び右ガイド部731は、コイルばね7aのばね力で僅かに内倒れ方向(符号Eで示した方向)へ揺動し、案内面1cが内倒れ方向の傾斜面となって記録紙Pの両側端に接する状態となる(図6に図示した状態)。
ホッパ71に積重された記録紙Pの姿勢を整えた後、一定の微少幅だけ、左ラック部723を左方向XLへ移動させるとともに、右ラック部733を右方向XRへ移動させる。それによって左ガイド部721及び右ガイド部731は、コイルばね7aのばね力で僅かに内倒れ方向(符号Eで示した方向)へ揺動し、案内面1cが内倒れ方向の傾斜面となって記録紙Pの両側端に接する状態となる(図6に図示した状態)。
尚、この案内面1cの内倒れ傾斜角度は、図面上は誇張して大きな角度で図示してあるが、可能な限り垂直面に近い小さな角度とするのが好ましく、例えば1〜2°程度で良い。
ホッパ71に積重された記録紙Pは、案内面1cが内倒れ方向の傾斜面となって両側端に接することによって、その積重数量にかかわらず、少なくとも最上位にある記録紙Pの側端には左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cが常に接した状態になる。すなわち、給送用ローラ74の回転により給送される記録紙P(最上位にある記録紙P)は、左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cにより給送方向Yへ確実に案内されることとなり、給送前及び給送中において確実にスキューが除去されることになる。したがって、ホッパ71の載置面に積重された記録紙Pが給送される際にスキューが生ずる虞を低減させることができる。
そして、左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cとホッパ71に積重された記録紙Pの側端との接触面に強い接触力が作用したときには、左ガイド部721及び右ガイド部731は、その記録紙Pの側端から離間する方向へコイルばね7aのばね力に抗して揺動しながら退避することができる。そのため、左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cとホッパ71に積重された記録紙Pの側端との接触面に強い摩擦力が作用することがない。したがって、ホッパ71の載置面に積重された記録紙Pが左ガイド部721又は右ガイド部731の案内面1cに引っ掛かって給送できなくなってしまうことを防止することができる。
図7は、本発明に係る自動給送装置70の要部平面図であり、案内面1cが内倒れ方向の傾斜面となって記録紙Pの両側端に接している状態から、給送用ローラ74の外周面へ向けてホッパ71を揺動させた状態を図示したものである。
給送用ローラ74の外周面へ向けてホッパ71を揺動させることによって(符号F)、ホッパ71に積重された記録紙Pの最上位にある記録紙Pは、給送用ローラ74の外周面に当接した状態となる。それによって、その最上位にある記録紙Pが給送用ローラ74の回転により給送可能な状態となる。
給送用ローラ74の外周面へ向けてホッパ71を揺動させることによって(符号F)、ホッパ71に積重された記録紙Pの最上位にある記録紙Pは、給送用ローラ74の外周面に当接した状態となる。それによって、その最上位にある記録紙Pが給送用ローラ74の回転により給送可能な状態となる。
このとき、左ガイド部721及び右ガイド部731は、そのホッパ71に積重された記録紙Pの変位に追従して符号Gで示した揺動方向へ揺動する。それによって、左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cは、ホッパ71の載置面に対して垂直面又は内倒れ傾斜面となる状態で記録紙Pの両側端に接する状態が維持される。つまり、左ガイド部721及び右ガイド部731によってホッパ71の載置面の変位が妨げられることがない。
以上説明したように、本発明に係る自動給送装置70によれば、記録紙Pのスキューが生ずる虞をより低減させることができる。
さらに、本発明に係る自動給送装置70は、上記実施例のように、左ガイド部721及び右ガイド部731の外倒れ方向の揺動を規制して、ホッパ71の載置面に対して案内面1cが外倒れ傾斜面とならないようにするのが好ましい。それによって、ホッパ71の載置面に対して案内面1cが外倒れ傾斜面となることを確実に回避することができる。したがって、ホッパ71の載置面に対して案内面1cが外倒れ傾斜面となることに起因して給送前及び給送中の記録紙Pにスキューが生じてしまうことを未然に防止することができる。
さらに、本発明に係る自動給送装置70は、上記実施例に加えて、ホッパ71の載置面に積重された記録紙Pの側端から案内面1cが離間する揺動方向へ左ガイド部721及び右ガイド部731を揺動させる機構(揺動機構)を設けるのが好ましい。
例えば上記実施例においては、左ホルダ部722に対して左ラック部723を相対的に接離可能な機構を設ければ良い。左ホルダ部722と左ラック部723とを相対的に接近させることによって、左ガイド部721の端部が左ラック部723の凸部3aで押動されることになる。それによって、ホッパ71の載置面に積重された記録紙Pの側端から案内面1cが離間する揺動方向へ、左ガイド部721を揺動させることができる。このような揺動機構を設けることによって、ホッパ71の載置面に記録紙Pを積重する際の操作性及びホッパ71の載置面から記録紙Pを取り出す際の操作性を向上させることができる。
また、本発明に係る自動給送装置70は、ホッパ71の載置面に積重された記録紙Pに所謂かまぼこ形状の反りを積極的に誘発させることができるという作用効果も得られる。ここで、かまぼこ形状の反りとは、記録紙Pの記録面側が凸面となるように幅方向Xへ湾曲変形した反りをいう。より具体的には、ホッパ71の載置面に積重された記録紙Pは、幅方向Xの両端部に左ガイド部721及び右ガイド部731の案内面1cが接した状態で内倒れ方向へ付勢される。それによって、ホッパ71の載置面に積重された記録紙Pは、幅方向Xの両端が中央へ向けて押圧されることとなるため、前記かまぼこ形状の反りが誘発されることとなる。
記録紙Pは、反りや変形等が全く無い真っ直ぐな状態であるのが最も理想的ではあるが、温度や湿度等の環境条件によっては、大気中に暴露した状態の記録紙Pに反りや変形が生ずることを未然に防止することが困難な場合もある。そして、前記のかまぼこ形状の反りは、特にインクジェットプリンタ50において記録紙Pの反りに起因したヘッド擦れ等が最も生じにくい形状の反りである。そこで、記録紙Pには反りが生じてしまうことを前提とした上で、かまぼこ形状の反りを敢えて積極的に誘発させるようにすれば、例えば逆反り(記録紙Pの記録面側が凹面となる反り)等のヘッド擦れが比較的生じやすい反りが記録紙Pに生ずることを積極的に回避することが可能になる。したがって、特にインクジェットプリンタ50において記録紙Pの反りに起因したヘッド擦れ等が生ずる虞を低減させることができるという作用効果が得られる。
<本発明に係る自動給送装置の他の実施例>
本発明に係る自動給送装置の適用範囲は、特にインクジェットプリンタに限定されるものではなく、自動給送装置を搭載する「電子機器」の全てに適用することができるのは言うまでもない。例えば、レーザプリンタ、ドットインパクトプリンタ等、自動給送装置を備えた記録装置の全てにおいて、本発明の実施は可能であり、本発明による作用効果を得ることができる。さらに、自動給送装置により給送される記録紙に記録されている情報を読み取る手段を備えたスキャナ装置、コピー機、ファクシミリ等の電子機器においても本発明の実施は可能であり、本発明による作用効果を得ることができる。
本発明に係る自動給送装置の適用範囲は、特にインクジェットプリンタに限定されるものではなく、自動給送装置を搭載する「電子機器」の全てに適用することができるのは言うまでもない。例えば、レーザプリンタ、ドットインパクトプリンタ等、自動給送装置を備えた記録装置の全てにおいて、本発明の実施は可能であり、本発明による作用効果を得ることができる。さらに、自動給送装置により給送される記録紙に記録されている情報を読み取る手段を備えたスキャナ装置、コピー機、ファクシミリ等の電子機器においても本発明の実施は可能であり、本発明による作用効果を得ることができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
7a コイルばね、21 搬送用モータ、22、23、24 歯車、25 回転軸、26 回転体、50 インクジェットプリンタ、70 自動給送装置、71 ホッパ、72 左エッジガイド、73 右エッジガイド、74 給送用ローラ、75 給送経路、76 分離パッド、721 左ガイド部、722 左ホルダ部、723 左ラック部、731 右ガイド部、732 右ホルダ部、733 右ラック部、P 記録紙、X 幅方向、Y 搬送方向(給送方向)
Claims (6)
- 被記録材が載置される載置面と、
前記載置面に載置された被記録材の側端に接して当該被記録材を給送方向へ案内する案内部材と、
被記録材の側端に接する案内面が前記載置面に対して内倒れ傾斜面となる内倒れ方向へ揺動可能に前記案内部材を支持する案内部材支持機構と、
前記内倒れ方向へ前記案内部材を付勢する付勢機構と、を備えた自動給送装置。 - 請求項1に記載の自動給送装置において、前記案内部材支持機構は、前記給送方向と交差する方向へ移動可能に前記案内部材を支持する、ことを特徴とした自動給送装置。
- 請求項2に記載の自動給送装置において、駆動力源の回転駆動力を利用して前記案内部材を前記給送方向と交差する方向へ移動させる自動調整機構を備えている、ことを特徴とした自動給送装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動給送装置において、前記案内部材支持機構は、前記案内面が前記載置面に対して外倒れ傾斜面とならないように前記案内部材の揺動範囲が規制されている、ことを特徴とした自動給送装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動給送装置において、前記載置面に載置された被記録材の側端から前記案内面が離間する揺動方向へ前記案内部材を揺動させる揺動機構を備えている、ことを特徴とした自動給送装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動給送装置と、
前記自動給送装置により給送された被記録材に記録を実行する手段又は前記自動給送装置により給送された被記録材に記録されている情報を読み取る手段と、を備えた電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008188598A JP2010024002A (ja) | 2008-07-22 | 2008-07-22 | 自動給送装置、該自動給送装置を備えた電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008188598A JP2010024002A (ja) | 2008-07-22 | 2008-07-22 | 自動給送装置、該自動給送装置を備えた電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010024002A true JP2010024002A (ja) | 2010-02-04 |
Family
ID=41730173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008188598A Pending JP2010024002A (ja) | 2008-07-22 | 2008-07-22 | 自動給送装置、該自動給送装置を備えた電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010024002A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015160730A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | キヤノン株式会社 | シート給送装置及び画像形成装置 |
US10207882B2 (en) | 2016-12-21 | 2019-02-19 | Seiko Epson Corporation | Medium feeding apparatus, image reading apparatus, and recording apparatus |
-
2008
- 2008-07-22 JP JP2008188598A patent/JP2010024002A/ja active Pending
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