JP2013001104A - 搬送装置および記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 搬送中の記録媒体の浮き上がりを抑制する。
【解決手段】搬送装置は、液体を吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドに対向させて記録媒体を搬送する。この搬送装置は、搬送中の記録媒体を支持する搬送面を形成し、記録媒体の搬送方向Tに直交する方向に並べられた複数のプラテン4と、各々のプラテン4の搬送面に対して凹状に形成され、搬送中の記録媒体に吸引力を作用させる吸引溝5と、を有する。互いに隣接するプラテン4のうちの一方のプラテン4に形成された吸引溝5の一部と他方のプラテン4に形成された吸引溝5の一部とが、一方のプラテン4と他方のプラテン4との間の境界4cを挟んで搬送方向Tに沿った直線上に並ぶように、境界4cの少なくとも一部は搬送方向Tに沿った直線に対して傾斜している。
【選択図】図3
【解決手段】搬送装置は、液体を吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドに対向させて記録媒体を搬送する。この搬送装置は、搬送中の記録媒体を支持する搬送面を形成し、記録媒体の搬送方向Tに直交する方向に並べられた複数のプラテン4と、各々のプラテン4の搬送面に対して凹状に形成され、搬送中の記録媒体に吸引力を作用させる吸引溝5と、を有する。互いに隣接するプラテン4のうちの一方のプラテン4に形成された吸引溝5の一部と他方のプラテン4に形成された吸引溝5の一部とが、一方のプラテン4と他方のプラテン4との間の境界4cを挟んで搬送方向Tに沿った直線上に並ぶように、境界4cの少なくとも一部は搬送方向Tに沿った直線に対して傾斜している。
【選択図】図3
Description
本発明は、記録媒体を搬送支持するプラテンを備えた搬送装置および当該搬送装置を備えた記録装置に関する。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機能を有する記録装置、あるいはコンピュータ等を含む複合型機器やワークステーションの出力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基づいて用紙等の記録媒体に画像を記録する。このような記録装置は、記録方式によって、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分けることができる。これら記録装置の中で、インクジェット式の記録装置においては、記録ヘッドに形成された多数のドット要素(以下では、ノズルと言う。)からインクを吐出することで記録媒体に記録を行う。
記録装置は、記録ヘッドと対向する位置に、記録媒体を搬送支持するためのプラテンを備えている。プラテンには、記録媒体の搬送方向に所定の間隔でリブを配置してリブの平坦な頂面で記録媒体を支持するものと、吸引孔から吸引ファン等の負圧発生手段で記録媒体の搬送面に記録媒体を吸引支持するものとがある。記録媒体としては、紙の厚さや材質、雰囲気の温度や湿度などの影響で変化する巻き癖や逆方向へのカールなど、多種多様な特性を持つロール状に巻かれた記録媒体がある。このような記録媒体を搬送するプラテンにおいては、記録媒体の浮き上がりを防ぐために、強い吸引力を発生できる吸引面を備えた吸引方式のプラテンを採用することが多い。
プラテンで吸引支持されながら搬送される記録媒体に対して、記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うとき、インクを多量に吐出するような画像を記録する場合には、記録媒体が多量のインクを吸収して膨張することがある。記録媒体が膨張すると、波状に膨らむ変形(コックリング)が発生する場合がある。このコックリングが発生してさらに発達すると、記録媒体と記録ヘッドとの間隔が不均一になって画像のムラが生じることがある。また、コックリングによる浮き上がり量が大きくなると、記録媒体が記録ヘッドに接触して汚れてしまうことがある。
膨張する記録媒体は、プラテンの幅方向において吸引力が相対的に弱い部分で特に浮き上がりやすくなることが知られている。ここで、幅方向とは、記録媒体の搬送方向に直交する方向のことを言う。一度浮き上がった部分は、さらにインクを受けて膨張することによって、さらに大きく浮き上がり易くなってしまう。
一般に吸引方式のプラテンは、記録媒体を吸引するための吸引孔を備えた吸引溝と、余白なし記録(印刷)を行う際に記録媒体の幅方向の外側に着弾したインクを受けるための凹部と、を備えている。この凹部は、余白なし記録が行われる記録媒体の幅に応じて複数設けられている。そのため、記録中の記録媒体の幅よりも小さい幅の記録媒体に対応した凹部は、搬送中の記録媒体の直下に位置することになる。記録媒体を吸引保持する吸引溝は、この凹部の位置に形成することはできないため、凹部の位置で相対的に吸引力が低下する。したがって、インクを吸収して膨張する記録媒体は、この凹部の位置で大きく浮き上がることがある。このような問題を解決するために、凹部と吸引溝とを連通させて、吸引溝の吸引力が凹部にも作用するようにして、記録媒体の浮き上がりを抑える構成が提案されている(特許文献1参照)。
特に、ロール状に巻かれた記録媒体を引き出して搬送する搬送装置を備えた記録装置においては、例えば36インチや42インチ等のシート状の記録媒体と比較して、幅が広い記録媒体を搬送することになる。そのため、ロール状の記録媒体を吸引支持するプラテンも幅方向に大きくなる。高品位な記録画質を達成するためには、記録ヘッドとプラテンとの間の距離を全域に渡って均一に保つ必要があり、プラテンの搬送面には高い精度の平面度が必要とされる。しかし、広い領域に渡って高い精度の平面度を有するプラテンを実現することは、製造上および構成上の理由から困難である。そのため、通常では、搬送方向に沿った直線で互いに分割された複数のプラテンを、記録媒体の搬送方向に直交する方向に並べている(図2参照)。
このように、搬送方向に沿った直線で互いに分離した複数の吸引方式のプラテンが、搬送方向に直交する方向に並んでいる搬送装置における課題について、図2(a)および図2(b)を参照して説明する。なお、図2(a)および図2(b)には、境界4cで分離された2つのプラテン4が示されているが、搬送装置は、境界4cで分離された複数のプラテン4を有していて良い。
プラテン4は、搬送中の記録媒体と接触して当該記録媒体を支持する搬送面を有している。さらに、プラテン4は、記録媒体を吸引するための吸引孔7が形成された吸引溝5と、余白なし印刷を行うために所定の大きさの記録媒体の幅方向の外側に着弾したインクを受けるための凹部(インク吸引回収部)8と、を備えている。吸引溝5およびインク吸引回収部8とは、搬送面に対して凹状に形成されている。プラテン4の搬送面上を搬送中の記録媒体は吸引溝5を覆い、これにより吸引溝5は密閉空間を形成する。
各々のプラテン4の、搬送方向Tに直交する方向の端部近傍にインク吸引回収部8が形成されていると、余白なし記録で受けたインクが外部に染み出すことがある。そのため、各々のプラテン4の端部近傍には、インク吸引回収部8ではなく、吸引溝5が形成されることが好ましい。この場合、互いに隣接するプラテン4間の境界4c付近には、吸引溝5が形成されている。各々のプラテン4の吸引溝5は、搬送中の記録媒体に覆われることによって記録媒体を吸引支持する密閉空間を形成する。このため、搬送方向Tに直交する方向の各プラテン4の端部(縁部)4bは、搬送中の記録媒体と接する搬送面と同一平面を形成する。つまり、吸引溝5は、各々のプラテン4の、搬送方向Tに直交する方向の最端部まで延びて外部に連通していない。このように、プラテンの縁部4bも搬送面を形成することにより、搬送中の記録媒体に覆われた吸引溝5は気密な空間を形成し、これにより吸引溝5内の負圧が維持される。また、互いに隣り合うプラテン4間の境界4cには、熱膨張や部品公差の影響で互いに干渉しないように、所定の幅の隙間(例えば1mm等)が設けられている。
以上のように、プラテン間の境界4cには所定の幅の隙間が形成されており、この隙間の両隣りのプラテン4の端部には、吸引力に寄与する吸引溝5が形成されていない縁部4bが形成されている。以下では、この境界4cと、当該境界4cに隣接する両縁部4bと、を含んだ部分を、境目部4aと呼ぶ。この境目部4aは、記録媒体の吸引に寄与しない部分である。吸引に寄与しない境目部4aは搬送方向Tに沿った直線状に形成されるため、搬送中にこの境目部4aに対向する記録媒体の部分は特に浮き上がりやすくなる。これにより、画像のムラや記録ヘッドへの接触が発生しやすくなるという課題が生じる。
さらに、近年の記録装置の記録処理の高速化を目的として、記録ヘッドは記録媒体の搬送方向Tに長くなってきており、それに伴いプラテン4の搬送方向Tの長さも拡大してきている。インクを吸収して記録媒体が膨張することによって発生するコックリングの浮き上がり量は、搬送方向Tの下流側に行くにしたがって成長する。したがって、吸引に寄与しない境目部4aが搬送方向Tに長く延びていると、コックリングによる浮き上がり量もさらに増大してしまう。
また、複数のプラテン4が並んだ構成では、部品公差ばらつき等によって互いに隣り合うプラテン4の搬送面が同一平面ではなくなり、境目部4aに段差ができてしまうことがある。この段差により、プラテン4上を搬送される記録媒体の表面(記録面)と記録ヘッドとの距離が局所的に変化して、記録された画像にムラが発生することがある。特に、この段差が搬送方向Tに沿って直線状に形成されている場合、搬送中の記録媒体の同一箇所が終始段差上に位置するため、画像ムラが特に目立ちやすくなってしまう。
上記課題のいずれか1つを解決するため、本発明の搬送装置は、液体を吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドに対向させて記録媒体を搬送するものに関し、搬送中の前記記録媒体を支持する搬送面を形成し、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向に並べられた複数のプラテンと、各々の前記プラテンの前記搬送面に対して凹状に形成され、搬送中の前記記録媒体に吸引力を作用させる吸引溝と、を有する。互いに隣接する前記プラテンのうちの一方のプラテンに形成された前記吸引溝の一部と他方のプラテンに形成された前記吸引溝の一部とが、前記一方のプラテンと前記他方のプラテンとの間の境界を挟んで前記搬送方向に沿った直線上に並ぶように、前記境界の少なくとも一部は前記搬送方向に沿った直線に対して傾斜している。
また、上記の搬送装置を備え、前記搬送装置が搬送している記録媒体に向けて液体を吐出して前記記録媒体に記録を行う記録装置も、本発明に含まれる。
本発明によれば、搬送中の記録媒体の浮き上がりを抑制することができる。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下の実施形態では、記録装置としてインクジェット記録装置を例に挙げて説明するが、本発明は、記録媒体を吸引支持するプラテンを備えた記録装置全般に適用できる。また、記録装置に用いられる、記録媒体を搬送する搬送装置も、本発明に含まれる。
図1(a)は本発明の第1の実施形態に関わるインクジェット記録装置の斜視図であり、図1(b)はプラテン周囲の拡大斜視図である。本実施形態のインクジェット記録装置16は、液体を吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッド6に対向させて記録媒体を搬送する搬送装置を備えている。本実施形態では、搬送装置は、ロール状に巻かれた記録媒体を引き出して搬送するものである。しかし、本発明の搬送装置は、カット紙を搬送するものとして利用することも可能である。
搬送装置は、記録媒体を搬送する搬送ローラ1およびピンチローラ2と、搬送中の記録媒体を支持する複数のプラテン4とを備えている。本実施形態のインクジェット記録装置16は、搬送ローラ1およびピンチローラ2によって給送装置3から給送された記録媒体を搬送し、記録媒体を支持するプラテン4まで搬送された記録媒体に対して記録ヘッド6で記録を行う。プラテン4は、記録媒体と接触して記録媒体を支持し、記録ヘッド6と対向する搬送面を形成している。
プラテン4には、記録媒体を吸引するため、搬送面に対して凹状の吸引溝5が形成されている。吸引溝5の底面には、負圧発生手段(不図示)に連通して吸引溝5内に負圧を発生させる吸引孔7が形成されている。記録媒体の搬送中に、吸引溝5は記録媒体に覆われて密閉空間となり、この密閉空間が負圧にされることにより記録媒体の浮き上がりが防止される。
また、インクジェット記録装置16の余白なし記録に対応する各記録媒体の幅(搬送方向Tに直交する方向の幅)に相当する、プラテン4上の位置に、搬送面に対して凹状のインク吸引回収部8が形成されていることが好ましい。インク吸引回収部8は、インクの回収および浮遊ミストの吸引をするためのインク吸引穴9を備えている。インク吸引回収部8の底面は水平面に対して傾いた斜面で形成されていることが好ましい。これにより、記録媒体の左右側に着弾したインクは、インク吸引回収部8の底面を流れてインク吸引穴9に流れ落ちて回収される。
記録を終えた記録媒体は、搬送ローラ1によってさらに搬送され、記録画像の後端の所望の位置でカッター10によってカットされ、排出ガイド11に沿って落下し、収納部12に収納される。
次に、プラテン4について詳細に説明する。プラテン4は、記録媒体の搬送方向Tに直交する方向に複数並べられている。各々のプラテン4には、搬送中の記録媒体に吸引力を作用させる吸引溝5が形成されている。
図2(a)は、従来の記録装置におけるプラテン4間の境目部4a付近の拡大図であり、図2(b)はその一部破断斜視図である。図3は、本実施形態におけるプラテン4間の境目部4a付近の構成を示している。なお、図2および図3では、プラテン4が2つ、プラテン間の境界4cが1つ示されているが、搬送装置は3以上のプラテン4を有していても良い。
従来のプラテン4では、境目部4aが搬送方向Tに沿った直線と平行に構成されている。この境目部4aは、上述したように、各々のプラテン4の吸引溝5からの負圧を維持するための2つの縁部4bと、互いに隣接するプラテン4の干渉防止のための隙間(プラテン間の境界)4cと、を備えている。この場合、搬送中の記録媒体の同一箇所が吸引力を発生しない境目部4a上に常に位置するため、記録媒体が局所的に浮き上がり、その浮き上がりが大きく成長してしまうことがある。また、境目部4aに段差が生じると、搬送中に記録媒体の同一箇所が終始段差上に位置するため、画像ムラが特に目立ちやすくなってしまう。
本実施形態では、互いに隣接するプラテン4のうちの一方のプラテン4と他方のプラテン4との間の境界4cは搬送方向Tに沿った直線に対して傾斜した部分を有している。そして、一方のプラテン4に形成された吸引溝5の一部と他方のプラテン4に形成された吸引溝5の一部とが、この境界4cを挟んで搬送方向Tに沿った直線上に並ぶように構成されている。より具体的には、本実施形態では、プラテン4の縁部4bとプラテン4間の境界4cとを含む境目部4aは、搬送方向Tに沿った直線に対して傾斜した直線状に形成されている。上記構成により、搬送方向Tの上流側における境目部4a上に位置する記録媒体の部分は、下流に搬送されるにつれて互いに隣り合うプラテン4のうちの一方のプラテン4の吸引溝5に吸引保持されることになる。したがって、記録媒体の同一箇所に常に吸引力が作用しないわけではなく、記録媒体の局所的な浮き上がりが大きく成長することを抑制できる。その結果、記録媒体に記録される画像のムラや、記録媒体が記録ヘッド6に接触して汚れる可能性を低減できる。
また、隣り合うプラテン4の搬送面の高さの違いにより境目部4aに段差が生じたとしても、その段差位置が搬送方向Tの上流側と下流側とで異なる。そのため、記録媒体の同一箇所が、常に段差上に位置するわけではないため、画像ムラを低減させることができる。
本実施形態では、互いに隣接するプラテン4間の境界4cは、搬送方向Tに沿った直線に対して傾斜した直線状に形成されている。本実施形態では、この境界4cは、プラテン4間の隙間のことを言う。場合によっては、プラテン4間に隙間が無く、互いに隣接するプラテン4は接していても良い。この場合、プラテン4間の境界4cとは、プラテン4間の境界線のことを言う。
次に、このようなプラテン4を備えたインクジェット記録装置16全体の記録動作について説明する。給送装置3から搬送されてきた記録媒体の進行方向には、搬送ローラ1およびピンチローラ2、プラテン4、カッター10が順次配置されている。搬送ローラ1およびピンチローラ2は、搬送通路を通って搬送されてきた記録媒体を、記録ヘッド6が配置された画像記録部へ搬送して記録を行う。
記録媒体を吸引支持するプラテン4と対向する位置には、搬送方向Tと直交する方向(主走査方向)に移動しつつプラテン4上の記録媒体に液体としてのインクを吐出して記録を行う記録ヘッド6が配置されている。記録ヘッド6は、記録媒体と対向する面に、インクを吐出する複数のノズル列(不図示)を備える。これらノズル列は、記録媒体の搬送方向Tである副走査方向に並んでおり、ノズル列ごとに異なる色のインクを吐出するようになっている。各色のノズル列には、それぞれ供給チューブ13を介して対応する色のインクがインクタンク14より供給されるようになっている。
記録ヘッド6を搭載したキャリッジ15は、両端部が記録装置16のフレームに固定されたガイドシャフト17に摺動可能に支持されており、不図示のベルト駆動装置およびモータによってガイドシャフト17に沿った往復移動が可能である。
記録動作は、例えば以下のようにして行われる。記録ヘッド6による1走査分の記録が終了すると、一旦記録動作は中断されて、プラテン4上の記録媒体を搬送ローラ1にて所定量だけ搬送する。その後、再びキャリッジ15をガイドシャフト17に沿って移動させながら次の1走査分の記録を行う。このようにして、キャリッジ15を往復移動させながら、記録ヘッド6からインクを吐出することにより、記録媒体上に所望の画像が記録される。
次に、本発明の第2の実施形態に関わるインクジェット記録装置について、図4を用いて説明する。第2の実施形態では、プラテン間の境界4cは、搬送方向Tに沿った2つの直線状の部分と、当該2つの直線状の部分を互いに連結する連結部と、を有する形状である。2つの直線状の部分は、搬送方向Tに直交する方向に離れて配置されている。連結部は、搬送方向Tに沿った直線に対して傾斜した部分であり、本実施形態では搬送方向Tに直交する方向に延びている。つまり、プラテン4間の境界4cは、クランク状に曲げられている。そのため、プラテン4の搬送方向Tの上流側において境目部4a上に位置する記録媒体の部分は、下流に搬送される途中で互いに隣接するプラテン4のうちの一方のプラテン4に形成された吸引溝5に吸引される。したがって、局所的な浮き上がりが大きく成長することを抑制できる。
第2の実施形態のインクジェット記録装置は、上記のようにプラテン4間の境界4cを含む境目部4aの構成が第1の実施形態とは異なるが、その他の構成および全体の記録動作については第1の実施形態と同様である。
図4に示す例では、プラテン4間の境界4cは、2つ直線状の部分と1つの連結部とからなる。これに限らず、プラテン4間の境界4cは、搬送方向Tに直交する方向に離れて配置されて搬送方向Tに沿った複数の直線状の部分と、当該複数の直線状の部分を互いに連結する連結部と、を有する形状であれば良い。この連結部は、搬送方向Tに沿った直線に対して傾斜した部分である。
次に、本発明の第3の実施形態に関わるインクジェット記録装置について、図5を用いて説明する。
第3の実施形態では、プラテン4間の境界4cは、滑らかな曲線状に形成されている。そのため、プラテン4の搬送方向Tの上流側において境目部4aに位置する記録媒体の部分は、下流に搬送されるにつれて互いに隣り合うプラテン4のうちの一方のプラテン4に形成された吸引溝5上に位置して徐々に吸引されることなる。したがって、記録媒体の局所的な浮き上がりが大きく成長することを抑制できる。
第3の実施形態のインクジェット記録装置は、上記のように、プラテン4間の境界4cを含む境目部4aの構成が前述の第1,2の実施形態とは異なるが、その他の構成および全体の記録動作については同様である。
4 プラテン
4a 境目部
4b プラテンの縁部
4c プラテン間の境界
5 吸引溝
4a 境目部
4b プラテンの縁部
4c プラテン間の境界
5 吸引溝
Claims (5)
- 液体を吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドに対向させて前記記録媒体を搬送する搬送装置であって、
搬送中の前記記録媒体を支持する搬送面を形成し、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向に並べられた複数のプラテンと、
各々の前記プラテンの前記搬送面に対して凹状に形成され、搬送中の前記記録媒体に吸引力を作用させる吸引溝と、を有し、
互いに隣接する前記プラテンのうちの一方のプラテンに形成された前記吸引溝の一部と他方のプラテンに形成された前記吸引溝の一部とが、前記一方のプラテンと前記他方のプラテンとの間の境界を挟んで前記搬送方向に沿った直線上に並ぶように、前記境界の少なくとも一部は前記搬送方向に沿った直線に対して傾斜している、搬送装置。 - 前記境界の全体が、前記搬送方向に沿った直線に対して傾斜した直線状に形成されている、請求項1記載の搬送装置。
- 前記境界は、前記搬送方向に直交する方向に離れて配置されて前記搬送方向に沿った複数の直線状の部分を有し、
前記境界の一部が、前記直線状の部分を互いに連結し、前記搬送方向に沿った直線に対して傾斜している、請求項1記載の搬送装置。 - 前記境界は滑らかな曲線状に形成されている、請求項1記載の搬送装置。
- 請求項1から4のいずれか1項に記載の搬送装置を備え、前記搬送装置が搬送している記録媒体に向けて液体を吐出して前記記録媒体に記録を行う記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011138201A JP2013001104A (ja) | 2011-06-22 | 2011-06-22 | 搬送装置および記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011138201A JP2013001104A (ja) | 2011-06-22 | 2011-06-22 | 搬送装置および記録装置 |
Publications (1)
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JP2013001104A true JP2013001104A (ja) | 2013-01-07 |
Family
ID=47670156
Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015145105A (ja) * | 2014-02-03 | 2015-08-13 | 株式会社リコー | 媒体搬送装置及び画像形成装置 |
JP2015182375A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | キヤノン株式会社 | プリンタ |
JP2016010897A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 搬送装置及びインクジェット記録装置 |
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2011
- 2011-06-22 JP JP2011138201A patent/JP2013001104A/ja not_active Withdrawn
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