JP2014015293A - 媒体カセット、記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の媒体収容トレイ、第2の媒体収容トレイ、媒体支持トレイ、のこれらを備えた媒体カセットにおいて、用紙セット作業をより一層容易に行う。
【解決手段】用紙カセット2は、下段側トレイ30と、この下段側トレイ30の上部においてスライド変位可能な上段側トレイ40と、上段側トレイ40と一体となって回動可能な排紙受けトレイ50と、を備えた複数段式の用紙カセットである。下段側トレイ50は、上段側トレイ40のスライド位置に拘わらず上段側トレイ40に連結された状態となり、これにより排紙受けトレイ50が、上段側トレイ40のスライド位置に拘わらず上段側トレイ40とともに回動可能となっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、媒体を収容する媒体収容トレイと記録が行われて排出される媒体を支持する媒体支持トレイとを備えて成る媒体カセット、及びこれを備えた、ファクシミリやプリンター等に代表される記録装置に関する。
装置本体に対して着脱可能な用紙カセットは従来から広く用いられている。また、その中でも特許文献1に示されるように、一つの着脱自在なトレイにおいて下段のトレイ(メイントレイ)と上段のトレイ(セカンドトレイ)の2つの用紙収容部を備えたものが知られている。加えて特許文献1記載のトレイは、排紙トレイを更に備えている。即ち特許文献1記載のトレイは、2つの用紙収容トレイと、1つの排紙トレイとが高さ方向に重畳された3段構造となっている。
特開2012−76871号公報
上記特許文献1記載のトレイにおいて、セカンドトレイはメイントレイに対してスライド可能に設けられており、そして排紙トレイはセカンドトレイが所定位置にスライドした際にセカンドトレイと一体化され、排紙トレイとセカンドトレイとが一体となって回動する様に構成されている。
この為、セカンドトレイが排紙トレイと一体化しない位置にある状態で、ユーザーがメイントレイに用紙をセットしたい場合には、先ずセカンドトレイを排紙トレイと一体化する位置までスライドさせ、その後一体化したセカンドトレイと排紙トレイとを回動させる必要がある為、操作ステップ数が多くなり用紙セット作業が繁雑なものとなる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、第1の媒体収容トレイ(上述のメイントレイに相当)、第2の媒体収容トレイ(上述のセカンドトレイに相当)、媒体支持トレイ(上述の排紙トレイに相当)、のこれらを備えた媒体カセットにおいて、用紙セット作業をより一層容易に行うことにある。
尚、記録装置において用紙を収容する用紙収容部の呼称としては「カセット」、「トレイ」など種々のものがあるが、本明細書では装置本体に対して着脱可能な一つのユニット体全体を「カセット」と言い、このカセットを構成する、用紙を収容する用紙収容部や排紙された用紙を支持する排紙受け部を「トレイ」と言うこととする。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る媒体カセットは、媒体を収容する第1媒体収容トレイと、前記第1媒体収容トレイの上部において前記第1媒体収容トレイに対しスライド及び回動可能に設けられた、媒体を収容する第2媒体収容トレイと、前記第2媒体収容トレイの上部に設けられた、媒体を支持する媒体支持トレイと、を備え、前記媒体支持トレイは、前記第2媒体収容トレイのスライド位置に拘わらず前記第2媒体収容トレイに連結され、前記第2媒体収容トレイとともに回動可能であることを特徴とする。
本態様によれば、第1媒体収容トレイと、第2媒体収容トレイと、媒体支持トレイと、を備えて成る媒体カセットにおいて、媒体支持トレイが、前記第2媒体収容トレイのスライド位置に拘わらず前記第2媒体収容トレイに連結され、前記第2媒体収容トレイとともに回動可能であるので、第2媒体収容トレイと媒体支持トレイとを回動させるに際して両者を連結させる為の操作が不要となり、これにより第1媒体収容トレイへ媒体をセットする作業を容易に行うことができる。
本発明の第2の態様に係る媒体カセットは、第1の態様において、前記媒体支持トレイが、前記第2媒体収容トレイに対して相対的にスライドすることを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る媒体カセットは、第2の態様において、前記媒体支持トレイと前記第2媒体収容トレイとの間の相対的なスライド動作を規制する規制手段を備えることを特徴とする。
前記第2媒体収容トレイと前記媒体支持トレイとが相対的にスライドした状態にあるときに、前記第2媒体収容トレイと前記媒体支持トレイとを回動させると、回動させた際に前記媒体支持トレイが前記第2媒体収容トレイより上方に位置する状態が形成される場合があり、この場合前記媒体支持トレイがその自重によって下がってしまうおそれがある。
しかしながら本態様によれば、規制手段によって前記媒体支持トレイと前記第2媒体収容トレイとの間の相対的なスライド動作が規制されるので、前記媒体支持トレイと前記第2媒体収容トレイとを一体的に回動させた際に前記媒体支持トレイが前記第2媒体収容トレイより上方に位置しても、前記媒体支持トレイがその自重によって下がることがなく、その位置が保持される。
本発明の第4の態様に係る媒体カセットは、第3の態様において、前記規制手段は、前記媒体支持トレイに設けられた第1係合突部と、前記第2媒体収容トレイに設けられた第2係合突部との係合により前記媒体支持トレイと前記第2媒体収容トレイとの間の相対的なスライド動作を規制することを特徴とする。
本態様によれば、前記規制手段は、前記媒体支持トレイに設けられた第1係合突部と、前記第2媒体収容トレイに設けられた第2係合突部との係合により前記媒体支持トレイと前記第2媒体収容トレイとの間の相対的なスライド動作が規制されるので、前記規制手段を構造簡単にして低コストに構成することができる。
本発明の第5の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録手段と、第1からから第4の態様のいずれかに係る媒体カセットと、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、記録装置において、上述した第1から第4の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明の一実施形態に係る用紙カセットの斜視図。 本発明の一実施形態に係る用紙カセットの斜視図。 本発明の一実施形態に係る用紙カセットの斜視図。 本発明の一実施形態に係る用紙カセットの斜視図。 本発明の一実施形態に係る用紙カセットの断面斜視図。 ロック機構の斜視図。 上段側トレイの斜視図。 上段側トレイ及び排紙受けトレイの斜視図。 上段側トレイ及び排紙受けトレイの斜視図。 上段側トレイの部分拡大斜視図。 上段側トレイ及び排紙受けトレイの部分拡大斜視図。
以下、図1乃至図12を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の用紙搬送経路を示す側断面図、図2〜図5は本発明に係る「媒体カセット」の一実施形態である用紙カセット2の斜視図であり、図2、図4、図5は上段側トレイ40及び排紙受けトレイ50を閉じた状態を、図3は上段側トレイ40及び排紙受けトレイ50を開いた状態を、それぞれ示している。尚、図2、図3は下段側トレイ30及び上段側トレイ40の双方に用紙が収容されていない状態を、図4、図5は下段側トレイ30及び上段側トレイ40の双方に用紙が収容されている状態を、それぞれ示している。
また図6は用紙カセット2の断面斜視図、図7はロック機構60の斜視図である。更に図8は上段側トレイ40の斜視図、図9、図10は上段側トレイ40及び排紙受けトレイ50の斜視図、図11は上段側トレイ40の部分拡大斜視図、図12は上段側トレイ40及び排紙受けトレイ50の部分拡大斜視図である。尚、図1において左方向は用紙送り出し方向、図面表裏方向が用紙幅方向を示している。また、図1において符号46で示す点は、軸46(後述)の中心位置を示している。
以下、図1を参照しつつプリンター1の全体構成について概説する。プリンター1は、装置底部に用紙カセット2を備え、当該用紙カセット2から、媒体の一例としての用紙(主として単票紙)を1枚ずつ送り出し、記録ヘッド24により記録を行い、装置前方側(図1において右側)に設けられた排紙受けトレイ50へ向けて排出する構成を備えている。
より詳しくは、複数枚の用紙を積層状態でセット可能な用紙カセット2は、プリンター1の装置本体に対し、装置前方側から装着及び取り外し可能であり、下部に位置して用紙カセット2の基体を構成する「第1媒体収容トレイ」としての下段側トレイ30と、その上部に位置する、給送可能位置と退避領域との間をスライド可能な「第2媒体収容トレイ」としての上段側トレイ40と、の2つの媒体収容トレイを備えている。
また用紙カセット2は、更に上段側トレイ40の上部に、「媒体支持トレイ」としての排紙受けトレイ50を備えている。即ち本実施形態に係る用紙カセット2は、下段側トレイ30、上段側トレイ40、排紙受けトレイ50、のこれらが一体に構成されたユニット体である。
尚、図1においては、下段側トレイ30に収容される用紙を符号P1で、上段側トレイ40に収容される用紙を符号P2で、それぞれ示している(以下特に区別する必要がない場合は「用紙P」と言う)。
用紙カセット2の上方には、図示しないモーターによって回転駆動されるピックアップローラー6が設けられている。ピックアップローラー6は、揺動軸8を中心に揺動する揺動部材7に設けられている。上段側トレイ40が最も装置前方側(図1において右側:用紙カセット2の引き抜き方向側)にスライドした状態、即ち上段側トレイ40が退避領域にあるとき、ピックアップローラー6は下段側トレイ30に収容された用紙P1の最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙P1を下段側トレイ30から送り出す。
また上段側トレイ40が最も装置後方側(図1において左側:用紙カセット2の装着方向側)にスライドした突き当て位置にあるとき(図1、図2の状態)、即ち上段側トレイ40の給送可能位置では、ピックアップローラー6は上段側トレイ40に収容された用紙P2の最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙P2を上段側トレイ40から送り出す。
下段側トレイ30において用紙送り出し方向下流側には、分離斜面33が設けられており、下段側トレイ30から送り出される用紙先端が分離斜面33に摺接しながら進むことで、用紙の分離(重送防止)が行われる。
また上段側トレイ40が給送可能位置に位置決めされた状態(図1、図2の状態)では、下段側トレイ30の分離斜面33が、上段側トレイ40の前方側にあるストッパー43よりも用紙P2の先端側に突出するように構成されており、これにより分離斜面33が上段側トレイ40から用紙が送り出される際の分離手段としても利用されるようになっている。
下段側トレイ30或いは上段側トレイ40から送り出された用紙Pは、図示しないモーターにより回転駆動される駆動ローラー10によって湾曲反転されながら、記録部へと送られる。尚、符号12、13、14は、駆動ローラー10との間で用紙Pをニップする従動ローラーである。通常、用紙カセット2から送り出される用紙Pは、従動ローラー13、14を通って記録部へと進む。従動ローラー12は、おもて面に記録の行われた用紙Pをバックフィードし、うら面に記録を行う為に用紙を反転させる際に機能する。
記録部に送られた用紙Pは、不図示のモーターによって回転駆動される搬送駆動ローラー17と、該搬送駆動ローラー17に圧接して従動回転する搬送従動ローラー18とによって記録ヘッド24の下へ精密送りされる。尚、符号19は搬送従動ローラー18を支持する上部紙案内である。
記録ヘッド24はキャリッジ22の底部に設けられ、当該キャリッジ22は図示しない駆動モーターによって主走査方向(図1の紙面表裏方向)に往復動する様に駆動される。記録ヘッド24と対向する位置には下部紙案内21が設けられ、当該下部紙案内21によって、用紙Pと記録ヘッド24との距離が規定されるようになっている。
そして記録ヘッド24の下流側には、記録の行われた用紙Pを排出する、不図示のモーターによって回転駆動される排出駆動ローラー25と、当該排出駆動ローラー25に接して従動回転する排出従動ローラー26とが設けられている。記録ヘッド24によって記録の行われた用紙Pは、排出駆動ローラー25の回転により、排紙受けトレイ50へと排出される。
以上がプリンター1の概要であり、以下、用紙カセット2について図2以降を参照しつつ更に詳説する。
下段側トレイ30は、その底面30aに、用紙送り方向(即ち、用紙長さ方向)にスライド可能なエッジガイド34を備えており(図1、図3)、このエッジガイド34により後端エッジの位置が規制される。
また、下段側トレイ30には、用紙送り方向と直交する方向(即ち、用紙幅方向)にスライド可能なエッジガイド35a、35bも設けられており(図3、図5)、このエッジガイド35a、35bにより、サイドエッジの位置が規制される。
一方、上段側トレイ40についても下段側トレイ30と同様に、その底面40aに、用紙長さ方向にスライド可能なエッジガイド44と、用紙幅方向にスライド可能なエッジガイド45a、45bと、を備えている(図1、図2、図4)。尚、本実施形態において上段側トレイ40の用紙収容領域は、下段側トレイ30との比較において小型サイズの用紙を収容する大きさに設定されている。
続いて、上段側トレイ40の可動構造について説明する。下段側トレイ30の側壁31a、31bには、段差部30bが形成されており(図2〜図5では側壁31b側に形成された段差部を符号30bで示している)、両サイドの段差部30b、30bに沿って、上段側トレイ40及びスライダ42が用紙送り方向及びその逆方向にスライド変位可能に設けられている。
スライダ42には2つの軸46(図7参照:但し図7では一方側のみ図示)が設けられており、上段側トレイ40に形成された軸受部40bが、スライダ42の軸46に嵌合し、これにより上段側トレイ40がスライダ42に対し回動自在に取り付けられている。本実施形態において、軸受部40bが嵌合する軸46は用紙送り方向と直交する方向に軸線を有しており、従って上段側トレイ40は用紙送り方向と直交する方向に回動軸線を有している。また本実施形態において上段側トレイ40(及び排紙受けトレイ50)の回動限度は、図3に示す状態であり、即ち90度より大きく、180度より小さい。
また上段側トレイ40の両端には、被支持部40c、40cが形成されており、この被支持部40c、40cが、下段側トレイ30に形成された段差部30b、30bに支持されることで上段側トレイ40の閉姿勢が規定される。そしてまた、スライダ42と、被支持部40c、40cとが、段差部30b、30b上をスライドすることで、上段側トレイ40が下段側トレイ30に対しスライド変位する様になっている。
尚、上段側トレイ40は、ロック機構60によって所定のスライド位置を保持できる様になっている。符号61aは摘み部を示しており、この摘み部61aを操作しない状態では、ロック機構60が上段側トレイ40を所定のスライド位置に保持する。そしてユーザーが摘み部61aをつまむことにより、上記保持状態が解除され、上段側トレイ40及びスライダ42がスライド可能な状態となる。
図7はロック機構60の構成を示す斜視図である。ロック機構60は、操作アーム61とレバー62と、スライダ63と、ばね64と、を備えて成る。操作アーム61は、上段側トレイ40において用紙送り出し方向に沿ってスライド可能に設けられており、レバー62は上段側トレイ40に設けられた不図示の軸に軸受部62aが嵌合することにより、上段側トレイ40の平面視において時計回り方向及び反時計回り方向に揺動可能に設けられている。
スライダ63は、スライダ42において用紙送り出し方向と直交する方向、即ち用紙幅方向にスライド可能に設けられている。そしてレバー62は、操作アーム61と係合し、操作アーム61のスライドによって揺動するとともに、この揺動によってレバー62が備えるアーム62bがスライダ63をスライドさせる。
スライダ63には突起63aが形成されており、この突起63aが、下段側トレイ30の側壁31aに形成された溝穴37a、37b、37c(図2において図示)に入り込める様になっている。これによりロック機構60は、上段側トレイ40を所定領域に保持する。尚、ばね64はスライダ63を付勢しており、これによりスライダ63は、操作アーム61が操作されない限り突起63aが溝穴37a、37b、37cのいずれかに入り込んだ状態が維持される。
続いて、排紙受けトレイ50について詳説する。本実施形態に係る排紙受けトレイ50は、排紙方向先端部に第1サブトレイ58と第2サブトレイ59とを備えている(図6)。第1サブトレイ58は排紙受けトレイ50の本体に対して排紙方向に沿ってスライド可能に設けられており、使用時は図6に示す様に引き出し、不使用時は押し込むことで排紙受けトレイ50の本体内に収容可能となっている。第2サブトレイ59は第1サブトレイ58に対し回動可能に設けられており、使用時は図6に示す様に上向き傾斜姿勢となることで、排出される用紙Pが排出方向に滑って落下しない様に保持する。
符号50aは用紙を受ける支持面を示しており、符号52は上段側トレイ40に設けられたエッジガイド44を露呈させる窓穴を、符号51は摘み部61aを露呈させる窓穴を、それぞれ示している。
この様に構成された排紙受けトレイ50は、下段側トレイ30に支持される。より詳しくは、排紙受けトレイ50は閉じた状態において下段側トレイ30の側壁31a、31bによって支持され、これにより排紙受けトレイ50の閉姿勢が規定される。また、下段側トレイ30において用紙送り出し方向とは逆方向の端部両側に穴38、38を備えており(図3)、排紙受けトレイ50には穴38、38と嵌合するボス55、55が形成されていて(図3)、ボス55が穴38に嵌合することで、排紙トレイ50が閉じた状態における位置が定まる様になっている。
また、排紙トレイ50は、上段側トレイ40と係合する。より詳しくは、図9、図10、図12に示す様に、排紙受けトレイ50の両サイドには長手方向(用紙送り方向及び用紙排出方向)に沿ってガイド穴53が形成されている。尚、図9、図10、図12では、排紙受けトレイ50の両サイドに形成されたガイド穴53のうち、一方側のサイドに形成されたガイド穴53を示している。
一方、上段側トレイ40の両サイドには、リブ47が長手方向(用紙送り方向)に沿って延びる様に形成されており、このリブ47が、排紙受けトレイ50に形成されたガイド穴53に入り込んだ状態となっている。これにより排紙受けトレイ50と上段側トレイ40は、相対的に長手方向(用紙送り方向及び用紙排出方向)に沿ってスライド可能に連結された状態となっている。尚、実際にスライドするのは上段側トレイ40であり、即ち上段側トレイ40が下段側トレイ30に対してスライドすることとなる。
リブ47の長手方向両端部には、「第2係合突部」としての突起48a、48bが形成されており(突起48aの詳細形状を図11に示す)、また排紙受けトレイ50のガイド穴53の下側には、「第1係合突部」としての突起54a、54bが、長手方向に所定間隔を空けて配置されている。そして上段側トレイ40が用紙送り方向下流側に位置する際、図9、図12に示す様に突起48bと突起54bとが係合し、上段側トレイ40が容易にスライドしない様にその位置が規制(保持)される。
また、上段側トレイ40が用紙送り方向上流側に位置する際、図10に示す様に突起48bと突起54bとが係合し、上段側トレイ40が容易にスライドしない様にその位置が規制(保持)される。
そして以上の構成から明らかな様に、用紙カセット2において排紙受けトレイ50が、上段側トレイ40のスライド位置に拘わらず上段側トレイ40に連結された状態となる。これにより、排紙受けトレイ50が、上段側トレイ40のスライド位置に拘わらず上段側トレイ40とともに回動可能となっている。
従って上段側トレイ40と排紙受けトレイ50とを回動させるに際して何らかの操作、例えば上段側トレイ40を予め定められた位置にスライドさせるなどの操作を必要とせず、下段側トレイ30へ用紙をセットする作業を容易に行うことができる。
即ち、仮に上段側トレイ40が用紙送り方向上流側位置にあるときにのみ、上段側トレイ40と排紙受けトレイ50とが結合する構成である場合、上段側トレイ40が用紙送り方向下流側にある状態から、下段側トレイ50に用紙をセットするには、先ず上段側トレイ40を用紙送り方向上流側位置にスライドさせる必要がある。しかしながら本発明によれば、上記の通り上段側トレイ40のスライド位置に拘わらず排紙受けトレイ50が上段側トレイ40とともに回動可能であるので、下段側トレイ30へ用紙をセットする作業を容易に行うことができる。
また特に、本実施形態では図3に示す様に上段側トレイ40が用紙送り出し方向の最も下流側にスライドした状態で、上段側トレイ40と排紙受けトレイ50が一体となって回動可能であるので、上段側トレイ40と排紙受けトレイ50を開いた際に下段側トレイ30の上方領域が仕切られることなく大きく開放され、より一層容易に下段側トレイ30への用紙セット作業を行うことができる。
また、上段側トレイ40の回動軸(軸受部40bが嵌合する不図示の回動軸)が排紙受けトレイ50から最も離れた位置にあるとき(図3、図4、図9、図12)、突起48bと突起54bとの係合により、排紙受けトレイ50と上段側トレイ40との相対的なスライド動作が規制される。これにより、図3に示す様に排紙受けトレイ50と上段側トレイ40とを回動させた際に、排紙受けトレイ50がその自重によって下がってしまうことを防止することができる。即ち、突起48bと突起54bは、排紙受けトレイ50の上段側トレイ40に対するスライド動作を規制する規制手段を構成する。
以上説明した実施形態は一例であり、本発明が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、上段側トレイ40と排紙受けトレイ50とを連結する手段は、上述したガイド穴53とリブ47に限らず、上段側トレイ40のスライド位置に拘わらず上段側トレイ40と排紙受けトレイ50とを連結できるものであればどの様なものでも良い。
また、排紙受けトレイ50と上段側トレイ40との相対的なスライド動作を規制する規制手段は、上段側トレイ40の回動軸が排紙受けトレイ50から最も離れた位置にあるときのみならず、その他の位置で排紙受けトレイ50と上段側トレイ40との相対的なスライド動作を規制しても良い。即ち、排紙受けトレイ50と上段側トレイ40とを回動させた際に、排紙受けトレイ50が上段側トレイ40より上方に位置し、排紙受けトレイ50がその自重によって下がってしまう虞がある場合に、両者の相対的なスライド動作を規制すれば良い。
1 インクジェットプリンター、2 用紙カセット、6 ピックアップローラー、7 揺動部材、8 揺動軸、10 駆動ローラー、12〜14 従動ローラー、17 搬送駆動ローラー、18 搬送従動ローラー、19 上部紙案内、21 下部紙案内、22 キャリッジ、24 記録ヘッド、25 排出駆動ローラー、26 排出従動ローラー、30 下段側トレイ、30a 底面、30b 段差部、31a、31b 側壁、33 分離斜面、34 エッジガイド、35a、35b エッジガイド、37a〜37c 溝穴、38 穴、40 上段側トレイ、40a 底面、40b 軸受部、40c 被支持部、42 スライダ、43 ストッパー、44 エッジガイド、45a、45b エッジガイド、47 リブ、48a、48b 突起、50 排紙受けトレイ、50a 排紙受け面、51 窓穴、52 窓穴、53 ガイド穴、54a、54b 突起、55 ボス、58 第1サブトレイ、59 第2サブトレイ、60 ロック機構、61 操作アーム、61a 摘み部、62 レバー、62a 軸受部、62b アーム、63 スライダ、63a 突起、64 ばね、P、P1、P2 記録用紙

Claims (5)

  1. 媒体を収容する第1媒体収容トレイと、
    前記第1媒体収容トレイの上部において前記第1媒体収容トレイに対しスライド及び回動可能に設けられた、媒体を収容する第2媒体収容トレイと、
    前記第2媒体収容トレイの上部に設けられた、媒体を支持する媒体支持トレイと、を備え、
    前記媒体支持トレイは、前記第2媒体収容トレイのスライド位置に拘わらず前記第2媒体収容トレイに連結され、前記第2媒体収容トレイとともに回動可能である、
    ことを特徴とする媒体カセット。
  2. 請求項1に記載の媒体カセットにおいて、前記媒体支持トレイが、前記第2媒体収容トレイに対して相対的にスライドする、
    ことを特徴とする媒体カセット
  3. 請求項2に記載の媒体カセットにおいて、前記媒体支持トレイと前記第2媒体収容トレイとの間の相対的なスライド動作を規制する規制手段を備える、
    ことを特徴とする媒体カセット。
  4. 請求項3に記載の媒体カセットにおいて、前記規制手段は、前記媒体支持トレイに設けられた第1係合突部と、前記第2媒体収容トレイに設けられた第2係合突部との係合により前記媒体支持トレイと前記第2媒体収容トレイとの間の相対的なスライド動作を規制する、
    ことを特徴とする媒体カセット。
  5. 媒体に記録を行う記録手段と、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の媒体カセットと、
    を備えた記録装置。
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