JP2008162756A - 画像記録装置 - Google Patents

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JP2008162756A JP2006354353A JP2006354353A JP2008162756A JP 2008162756 A JP2008162756 A JP 2008162756A JP 2006354353 A JP2006354353 A JP 2006354353A JP 2006354353 A JP2006354353 A JP 2006354353A JP 2008162756 A JP2008162756 A JP 2008162756A
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Abstract


【課題】記録用紙を補充または交換する際の作業性を向上させることが可能な画像記録装置を提供する。
【解決手段】給紙カセット7は、プリンタ2に対して第1位置と第2位置との間でスライド可能に設けられている。給紙カセット7の上部にカバー14が回動自在に設けられている。カバー14は、4つのプレート181〜184からなり、各プレートが重ねられることによりカバー14は収縮し、各プレートが伸ばされることによりカバー14は伸長する。給紙カセット7が第2位置に引き出された状態で、収縮されたカバー14が上方へ回動させると、カバー14の回動端191が上縁部11に当接する。この状態で、カバー14の回動角θは90°<θ≦95°となるように設定されている。そのため、カバー14は、回動端191が上縁部11に当接した状態で装置前面にもたれ掛けるようにして支持される。
【選択図】図14

Description

本発明は、装置本体に対してスライド可能な給紙トレイを備える画像記録装置に関し、特に、給紙トレイの上部開口を開閉する蓋体(カバー)を備える画像記録装置に関する。
プリンタや複写機などの画像記録装置には、複数の記録用紙を積載状に保持する給紙トレイが備えられている。給紙トレイには、塵埃や紫外線、湿気などの用紙劣化要因の侵入を防止するべく、上部開口にカバーが設けられている。このような画像記録装置においては、まず、装置本体から給紙トレイを引き出し、その後、カバーを外して給紙トレイの上部開口を開放した状態で記録用紙の補充または交換が行われる。
上記画像記録装置の一例として、特許文献1に記載の装置が公知である。当該特許文献1には、給紙トレイの上部で回動可能に軸支されたカバーを有する画像記録装置(画像形成装置)が開示されている。また、給紙トレイに対して伸縮可能なスライド部材が設けられており、スライド部材が伸長されたことにより拡大された給紙トレイの上部開口に応じて、カバーが伸縮するよう構成されている。
特開平11−92011号公報
しかしながら、従来の画像記録装置では、記録用紙を補充或いは交換する際に、給紙トレイの上部開口に対して開けられたカバーをユーザが倒れないように支える必要があるため、記録用紙の補充・交換作業が面倒である。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、記録用紙を補充または交換する際の作業性を向上させることが可能な画像記録装置を提供することにある。
(1) 本発明は、プリンタや複写機等の画像記録装置に関する。この画像記録装置は、前面に開口を有する装置本体と、上記装置本体に設けられ、全部または一部が上記開口を通じて上記装置本体の内部に収納された第1位置と、該第1位置より上記装置本体の外部側へ引き出された第2位置との間でスライド可能な給紙トレイと、上記第1位置から上記装置本体の外部側への上記給紙トレイのスライドを上記第2位置で制止する制止部材と、
上記給紙トレイの幅方向を軸にして上記給紙トレイの上面において回動自在に設けられ、上記軸に垂直な方向に伸縮する蓋体とを具備する。当該画像記録装置では、上記給紙トレイが上記第2位置にスライドされ且つ上記蓋体が収縮された状態で、上記蓋体が上記給紙トレイの上面を開放する方向へ回動されたときに、上記蓋体の回動端が上記装置本体の前面に当接された当接姿勢に上記蓋体が維持される。
給紙トレイには複数の記録用紙が収容される。記録用紙を補充または交換する場合、まず、給紙トレイをスライドさせて、給紙トレイを第1位置から第2位置まで引き出す。その後、蓋体を収縮させて、蓋体の回動端が装置本体の当接するまで当該蓋体を回動させる。これにより、給紙トレイの上面が開放される。このとき、蓋体は、回動端が装置本体の前面に当接した当接姿勢を保った状態で維持される。
この構成によれば、蓋体が装置本体の前面に当接した当接姿勢で維持されるため、ユーザは、記録用紙の補充・交換の際に蓋体を支えることを要しない。これにより、記録用紙の補充・交換作業が容易になる。また、給紙トレイが装置本体から引き出されたときに、当該給紙トレイは、制止部材によって、第2位置で確実に制止される。
(2) 上記蓋体が上記姿勢に変化されたときに、上記蓋体の回動端は上記開口の上縁部に当接される。
これにより、上縁部の上側が蓋体で干渉されないため、上縁部の上側のレイアウトや形状などの設計自由度が向上する。
(3) 本画像記録装置は、上記装置本体の前面において上記蓋体の回動端が当接される箇所に設けられ、上記蓋体が上記当接姿勢に変化されたときに、上記回動端が進入される凹陥部を備える。
これにより、上記当接姿勢において、蓋体の回動端が凹陥部に収容される。
(4) 本画像記録装置は、上記装置本体の前面における上記開口の上側に設けられ、上記開口より前方へ突出された突出部を備える。この場合、上記凹陥部は、上記突出部の下側に配設されている。
(5) 本画像記録装置は、上記給紙トレイに対してスライド可能に設けられ、給紙トレイの給紙方向長さを伸縮させるスライドトレイを備える。この場合、上記蓋体の伸縮範囲は、上記スライドトレイのスライド範囲に対応している。
これにより、スライドトレイによって給紙トレイの給紙方向長さが伸長された場合でも、蓋体を同様に伸長させることによって、給紙トレイの上面を蓋体で覆うことができる。
本画像記録装置によれば、第2位置まで引き出された給紙トレイに対して蓋体を回動させると、回動端が装置本体の前面に当接した当接姿勢を保った状態で蓋体が維持される。これにより、ユーザは蓋体を支えることを要せず、記録用紙の補充・交換を容易に行うことができる。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る複合機1の外観構成を示す斜視図である。図3は、複合機1の前面側の部分断面図である。複合機1は、プリンタ部2(本発明の画像記録装置の一例)とスキャナ部3とを一体的に備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device)であり、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能を有する。
図1及び図2に示されるように、複合機1は、概ね直方体の外形を呈する。複合機1の上部がスキャナ部3である。スキャナ部3は、所謂フラットベッドスキャナとして構成されている。スキャナ部3の上部には、原稿カバー5が開閉自在に設けられている。原稿カバー5の下側の本体内部に、図示されていないプラテンガラス及びイメージセンサが設けられている。プラテンガラスに載置された原稿の画像は、イメージセンサによって読み取られる。また、原稿カバー5には、ADF8(自動原稿搬送装置、Auto Documennt Feeder)が設けられている。ADF8によって搬送された原稿は、所定の読取位置へ搬送され、当該読取位置で待機するイメージセンサによって画像が読み取られる。なお、本発明を実現するうえで、スキャナ部3及びADF8は任意の構成であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
複合機1の下部がプリンタ部2である。プリンタ部2は、スキャナ部3で読み取られた画像データや外部入力された印刷データに基づいて、記録用紙に画像や文書を記録する。プリンタ部2の前面には、開口10が形成されており、開口10の内側に、給紙カセット7(本発明の給紙トレイの一例)が設けられている。本実施形態では、給紙カセット7は、図3(a)に示されるように、給紙カセット7内の記録用紙を用紙搬送路23へ給送することが可能な第1位置と、図3(b)に示されるように、給紙カセット7内の記録用紙を補充・交換することが可能な第2位置との間でスライド可能に配置されている。なお、図1には、給紙カセット7が上記第1位置に配置された状態が示されており、図2には、給紙カセット7が上記第2位置に配置された状態が示されている。給紙カセット7が上記第1位置にあるときに、給紙機構33による記録用紙の給送が可能となる。
プリンタ部2には、画像記録を行う画像記録ユニット24(図4参照)が設けられている。画像記録ユニット24によって、給紙カセット7から給送された記録用紙に所望の画像が記録される。画像記録が行われた記録用紙は、給紙カセット7の上側へ排出される。
複合機1の前面上部20(本発明の突出部に相当)に、操作パネル4が設けられている。なお、図1及び図2には、操作パネル4を構成する液晶表示部やスイッチ類などが省略されている。図3に示されるように、複合機1の前面上部20は、操作パネル4から開口10の上縁部11(本発明の上縁部、凹陥部に相当)に渡って、前面側に突出している。より詳細には、複合機1の前面が、操作パネル4の前端から複合機1の底面に渡って内側へ傾斜した形状に形成されている。上縁部11は、複合機1の前面の筐体よりも内部側へ陥没された凹陥形状に形成されている。上縁部11に、後述するカバー14(本発明の蓋体の一例)の回動端191(図14参照)が当接される。プリンタ部2やスキャナ部3は、操作パネル4から入力された指示信号や、コンピュータからプリンタドライバ又はスキャナドライバを介して送信された指示信号に基づいて動作される。
以下、図1から図4を参照しながら、プリンタ部2の構成について説明する。ここに、図4は、複合機1のプリンタ部2の内部構成を示す縦断面図である。なお、図4では、スキャナ部3および複合機1の筐体が省略されている。
プリンタ部2は、主として、給紙カセット7と、給紙機構33と、用紙搬送路23と、搬送ローラ46と、排紙ローラ48とを備える。
給紙カセット7は、プリンタ部2の前面側に配設されている。給紙カセット7、開口10からプリンタ部2の内部に装着される。この給紙カセット7は、プリンタ部2に対してスライド可能に構成されている。給紙カセット7の構成については後段で詳述する。
給紙機構33は、駆動伝達機構と、給紙ローラ25とこれらを支持するスイングアーム27とを備えて構成されている。なお、駆動伝達機構はスイングアーム27で隠されているため、図4には表されていない。図4に示されるように、給紙カセット7の上方に、装置の幅方向に渡って駆動軸29が設けられている。駆動軸29は、複合機1の本体フレームで回転可能に支持されている。駆動軸29の一端には、図示しないモータが連結されている。このモータが回転駆動されると、所定方向の回転駆動力(回転トルク)が駆動軸29に伝達される。
スイングアーム27は、駆動軸29を中心として揺動可能に支持されている。スイングアーム27の先端に、給紙ローラ25が回転可能に支持されている。したがって、給紙ローラ25は、給紙カセット7の上側において、給紙カセット7に収容された記録用紙に対して接触し、または記録用紙から離反することが可能に支持されている。なお、図4では、給紙ローラ25のローラ表面が給紙カセット7のシート載置面に当接した状態が示されている。もちろん、給紙カセット7に記録用紙が載置されている場合は、給紙ローラ25は記録用紙の上面に当接する。
駆動軸29に入力された回転駆動力は、駆動伝達機構を介して給紙ローラ25に伝達される。本実施形態では、モータから回転駆動力が伝達されることによって、給紙ローラ25が図4において時計方向に回転される。給紙ローラ25が給紙カセット7内の記録用紙に当接した状態で上記回転駆動力が給紙ローラ25に伝達されると、給紙ローラ25のローラ表面と記録用紙との間に摩擦力が発生する。この摩擦力が記録用紙を搬送させる力として記録用紙に付与される。これにより、給紙カセット7より搬送方向下流側の用紙搬送路23へ記録用紙が給送される。
スイングアーム27は、スイングアーム27自身の自重や、給紙ローラ25及び駆動伝達機構の自重、或いは図示しないバネによるバネ力によって、駆動軸29を中心として回動される。給紙ローラ25のローラ面が給紙カセット7内の記録用紙に当接した位置でスイングアーム27は静止する。図4に示されるように、給紙ローラ25が給紙カセット7内の記録用紙に当接した状態で、スイングアーム27は装置背面側(図4の紙面に対して左側)へ斜め下方に傾斜される。
用紙搬送路23は、給紙カセット7の搬送方向下流側の端部(以下「先端」と称する)から上方向、即ち、給紙ローラ25が配設されている側に屈曲する方向へ延設されている。具体的には、用紙搬送路23は、給紙カセット7の先端から装置背面に沿って上方へ向かった後、湾曲状に形成された湾曲部17を経て装置前面側(図4の紙面右側)へ延び、画像記録ユニット24を経て装置前面の開口10へ通じている。したがって、給紙ローラ25によって給紙カセット7から用紙搬送路23に給送された記録用紙は、用紙搬送路23によって下方から上方へUターンするように案内されて画像記録ユニット24に至り、画像記録ユニット24によって画像記録が行われた後に、給紙カセット7の上側に排出される。排出された記録用紙は、給紙カセット7の上面を覆うカバー14の上面で保持される。
用紙搬送路23のうち、湾曲部17の終端から搬送方向下流側に延設された箇所には、画像記録ユニット24が設けられている。画像記録ユニット24は、キャリッジ38を備えている。キャリッジ38は、インクジェット記録ヘッド39を搭載している。記録用紙の搬送方向と直交する主走査方向(図4の紙面に垂直な方向)にガイドレール43,44が延設されている。キャリッジ38は、ガイドレール43,44に、上記主走査方向へ往復動可能に支持されている。インクジェット記録ヘッド39には、複合機1内に配置されたインクカートリッジ(不図示)からインクチューブ41を通じて各色のインクが供給される。キャリッジ38が往復動される間に、インクジェット記録ヘッド39から各色インクが微小なインク滴として選択的に吐出される。これにより、プラテン42上を搬送される記録用紙に画像が記録される。
搬送ローラ46は、画像記録ユニット24の搬送方向上流側に設けられている。搬送ローラ46の下側に、ピンチローラが設けられている。このピンチローラは他の部材で隠されているため、図4には表されていない。上記ピンチローラは、搬送ローラ46に対して圧接された状態で配置されている。一対の搬送ローラ46及びピンチローラによって、用紙搬送路23を搬送されている記録用紙が狭持されつつ、プラテン42上へ搬送される。
排紙ローラ48は、画像記録ユニット24の搬送方向下流側に設けられている。排紙ローラ48の上側に、拍車ローラ49が設けられている。一対の排紙ローラ48及び拍車ローラ49によって、記録済みの記録用紙が狭持されつつ、給紙カセット7の上側へ排出される。搬送ローラ46及び排紙ローラ48は、図示しないモータから回転駆動力が伝達されて、所定の改行幅で間欠駆動される。
以下、図5から図10を参照しながら、給紙カセット7の構成について説明する。ここに、図5は、給紙カセット7の全体構成を示す斜視図である。図6は、トレイ本体12から拡張トレイ13(本発明のスライドトレイの一例)が取り外された状態が示された斜視図である。図7は、拡張トレイ13がトレイ本体12に収容された状態が示された斜視図である。図8は、拡張トレイ13がトレイ本体12から最大限に引き出された状態が示された斜視図である。図9及び図10は、ロック部材150の構成を示す部分拡大図であり、図9には、底板170上にロック部材150が配置された状態が示されており、図10には、底板170からロック部材150が外された状態が示されている。
給紙カセット7は、大別して、トレイ本体12と拡張トレイ13とを備える。給紙カセット7の上部にカバー14が回動可能に支持されており、カバー14が給紙カセット7に対して倒伏されることによって給紙カセット7の上面が覆われる。この状態で、カバー14は、画像記録済みの記録用紙を保持する排紙トレイを兼ねる。給紙カセット7は、トレイ本体12に対して拡張トレイ13がスライド可能に構成されている。拡張トレイ13が必要に応じてスライドされることにより、給紙カセット7のシート載置面が拡張または縮小される。本実施形態では、拡張トレイ13の位置に応じて、載置可能な最大サイズがA4サイズからA3サイズの範囲で変化する。もちろん、拡張トレイ13のスライド範囲や給紙カセット7の幅寸法を変更することにより、載置可能な記録用紙のサイズを適宜変更することが可能である。
以下、トレイ本体12について説明する。図6に示されるように、トレイ本体12は、記録用紙が給送される方向(矢印59で示される方向、以下「給送方向」と称する。)に長い矩形状に形成されている。トレイ本体12の先端51に傾斜板54が設けられている。傾斜板54は、トレイ本体12の幅方向(給送方向に直交する方向)に長い板状部材からなる。傾斜板54は、装置背面側へ傾倒している。したがって、傾斜板54に記録用紙の先端が当接すると、その先端が傾斜板54の内側面55に沿って斜め上方へ案内される。言い換えれば、内側面55は、記録用紙を用紙搬送路23へ案内するガイド面の役割を担う。
傾斜板54の内側面55に分離部材57が設けられている。分離部材57は、内側面55において傾斜板54の長手方向の中央に配設されている。分離部材57は、内側面55から突出された複数の歯が傾斜板54の傾斜方向に並んで配設されてなる。複数枚の記録用紙が重ねられた状態で給送されて、その用紙束の先端が内側面55に当接すると、用紙束の先端が分離部材57によって捌かれる。その際に、分離部材57の歯が記録用紙と記録用紙との間に入り込み、記録用紙間に隙間ができる。これにより、記録用紙が分離されやすくなり、給送の際に給紙ローラ25から記録用紙に付与された力と相俟って、最上位の記録用紙のみが下位の記録用紙から確実に分離される。
内側面55には、二つの回転コロ56が回転自在に設けられている。回転コロ56は、分離部材57を挟むようにして傾斜板54の長手方向に隔てて配設されている。回転コロ56は、そのローラ面が内側面55から露出されるように設けられている。回転コロ56によって、記録用紙に付加される搬送摩擦が軽減される。
トレイ本体12には、一対のサイドガイド70が設けられている。サイドガイド70は、トレイ本体12の幅方向へスライド可能に設けられている。サイドガイド70は、給紙カセット7に載置された記録用紙の幅方向の位置を規制するものである。具体的には、給紙カセット7に載置された記録用紙の幅方向の位置を予め定められた基準位置(本実施形態では給紙トレイの幅方向の中央)に略一致させるように規制するものである。このように、記録用紙の幅方向の中央位置を基準位置に一致させるように記録用紙を規制することは、一般に、センターレジと呼ばれている。なお、図6から図8には、サイドガイド70が、トレイ本体12の幅方向の端部に移動された状態が示されている。
サイドガイド70には、幅方向中央側へ延出されたラックギア76が設けられている。ラックギア76は、トレイ本体12の幅方向中央に埋設されたピニオンギア77に噛合されている。2つのサイドガイド70のうちいずれか一方がスライドされると、他方が連動して相反する方向へスライド移送される。したがって、給紙トレイ12に載置された記録用紙の幅がサイドガイド70の離間距離よりも短い場合は、サイドガイド70の一方をスライドさせることにより2つのサイドガイド70それぞれが同時に移動される。これにより、記録用紙の幅方向の中央位置が上記基準位置に略一致する。
トレイ本体12には、側端ガイド60が設けられている。側端ガイド60は、トレイ本体12の幅方向の両端(以下「側端」と称する。)に設けられている。側端ガイド60は、上記側端においてトレイ本体12の上面53から上方へ垂直に起立している。側端ガイド60には、カバー14を支持するための軸受け孔63が設けられている。軸受け孔63は、カバー14が上方へ回動されたときの姿勢に応じた箇所に設けられている。詳細については、後述する。
側端ガイド60は、図6に示されるように、断面が逆U字形状のガイド溝61を有する。ガイド溝61は、拡張トレイ13のスライド方向を記録用紙の給送方向(矢印59の方向)へ規制するためのものである。ガイド溝61に、拡張トレイ13のレール114が挿入される。なお、レール114については後述する。
一方の側端ガイド60には、ロック部材150が設けられている。ロック部材150は、プリンタ部2の底板170(図9及び図10参照)と係合して、プリンタ部2に対する給紙カセット7のスライドを所定位置(第2位置)で制止する部材である。本実施形態では、一方の側端ガイド60にロック部材150が設けられているが、もちろん、両方の側端ガイド60にロック部材150が設けられていてもよい。ロック部材150の構成については、後述する。
トレイ本体12には、凹部80が形成されている。凹部80は、トレイ本体12の幅方向中央に設けられており、トレイ本体12の長手方向の略中央付近から給送方向上流側の端部(以下「後端」と称する。)52まで延設されている。凹部80の後端部81は、トレイ本体12の後端52から突出している。この突出した後端部81は、拡張トレイ13に設けられた収容部121に挿入される。なお、収容部121については後述する。
凹部80は、トレイ本体12の長手方向に沿って長い矩形状に形成されている。凹部80の底面83には、溝部86が設けられている。溝部86は、複数の浅い溝84からなる。溝部86において、複数の溝84は、凹部80の長手方向に沿って並べられた状態で形成されている。溝84は、その長手方向が凹部80の幅方向となるように形成されている。拡張トレイ13の底面に設けられた図示しない突起爪が溝84に挿入されることで、トレイ本体12に対する拡張トレイ13のスライドが制止される。一方、溝84から上記突起爪が脱抜されることで、拡張トレイ13のスライドが可能となる。
凹部80には、2本のレール87が設けられている。レール87は、底面83から垂直方向に立設されている。レール87は、凹部80の長手方向全域に渡って設けられている。レール87が、拡張トレイ13のガイド溝108に挿入されることにより、拡張トレイ13のスライド方向が記録用紙の給送方向(矢印59の方向)に規制される。
トレイ本体12の上面53に、2つの貫通孔91,92が形成されている。貫通孔91,92は、凹部80の幅方向両端部の外側に設けられている。貫通孔91,92は、拡張トレイ13の上面103に形成された突起片116,117が挿入される。
以下、拡張トレイ13について説明する。図6に示されるように、拡張トレイ13は、給送方向(矢印59の方向)に長い矩形状に形成されている。拡張トレイ13の後端部112は、拡張トレイ13の上面から垂直方向に延びる内壁面113を有する。後端部112には、収容部121が設けられている。収容部121は、内壁面113の幅方向中央に設けられている。収容部121は、内壁面113から給送方向上流側に陥没状に形成されている。収容部121に、後述するリアガイド140が収容される。
拡張トレイ13の幅方向両端それぞれには、幅方向の壁面を構成するとともに、トレイ本体12のガイド溝61に挿入されるレール114が設けられている。レール114は、拡張トレイ13の先端101から内壁面113に渡って設けられている。レール114は、ガイド溝61に挿入され得る位置及び形状に形成されている。
拡張トレイ13には、上側挿入部104と下側挿入部105とが設けられている。上側挿入部104は、拡張トレイ本体12の幅方向中央に設けられており、拡張トレイ13の先端101から収容部121の後壁122に渡って設けられている。図7及び図8に示されるように、上側挿入部104は、トレイ本体12の凹部80の上側を覆うように挿入される部分である。したがって、上側挿入部104は、凹部80に対応した位置及び形状に形成されている。
上側挿入部104の裏面には、拡張トレイ13の長手方向に沿って2本のガイド溝108が形成されている。ガイド溝108にトレイ本体12のレール87が挿入される。したがって、ガイド溝108は、レール87に対応した位置に設けられている。
上側挿入部104の幅方向中央には、長手方向全域に渡ってスリット110が形成されている。上側挿入部104には、リアガイド140が設けられている。リアガイド140は、給紙カセット7に載置された記録用紙の後端に当接してその後端の位置を規制するためのものである。リアガイド140の下部は、上側挿入部104のスリット110に挿入されている。これにより、リアガイド140はスリット110に沿ってスライド可能に支持される。したがって、リアガイド140は、先端101から収容部121の後壁122までの範囲でスライド可能である。リアガイド140が記録用紙の後端に向けてスライドされると、記録用紙の後端がリアガイド140のガイド面に当接する。これにより、記録用紙の後端が揃えられる。
拡張トレイ13の上面103のうち、上側挿入部104を除く部分が下側挿入部105である。つまり、下側挿入部105は、上側挿入部104の幅方向両端の外側に設けられている。図7及び図8に示されるように、下側挿入部105は、トレイ本体12の下面側に潜り込むように挿入される部分である。上側挿入部104と下側挿入部105との境界には、スリット111が形成されている。スリット111は、スリット110の延設方向と同方向に延び、スリット110と略同形状に形成されている。スリット111によって、上側挿入部104と下側挿入部105とが幅方向に分離されている。これにより、拡張トレイ13をトレイ本体12に取り付ける際に、上側挿入部104をトレイ本体12の上面53側に露出するように挿入し、下側挿入部105をトレイ本体12の下面側に潜り込ませるように挿入することが可能となる。
下側挿入部105には、2つの突起片116,117が設けられている。突起片116,117は、下側挿入部105の先端101側に設けられている。突起片116,117は、いずれも、先端101側の角部に傾斜面118が形成されている。傾斜面118は、給送方向に向かって下方へ傾斜されている。傾斜面118は、例えば、先端101側の角部を面取り加工することにより形成される。後端側の角部は面取り加工されておらず、概ね直角に形成されている。突起片116,117は、トレイ本体12に拡張トレイ13が収容された状態(図7参照)から拡張トレイ13が引き出されて、A3サイズの記録用紙を載置可能な位置(図8参照)に達したときに、それ以上の引き出しを制止するための部材である。拡張トレイ13が図7に示される位置から図8に示される位置に達したときに、突起片116が貫通孔91に挿入され、突起片117が貫通孔92に挿入される。これにより、突起片116,117の後端が貫通孔91,92の周縁に引っ掛かり、それ以上の引き出しが制止される。なお、図8に示される位置から拡張トレイ13を給送方向下流側へスライドさせる場合は、傾斜面118により貫通孔91,92の周縁が案内されて、突起片116,117が貫通孔91,92から抜き出される。そのため、拡張トレイ13の給送方向下流側へのスライドは制止されない。
このようにトレイ本体12及び拡張トレイ13が構成されているため、トレイ本体12に対して拡張トレイ13がスライド可能となる。これにより、トレイ本体12に収容された状態(図7参照)から拡張トレイ13が引き出されることにより、給紙カセット7のシート載置面が最大でA3サイズまで拡張される。また、拡張トレイ13が最大限に引き出された状態(図8参照)から拡張トレイ13がトレイ本体12側へ押し込まれることにより、給紙カセット7のシート載置面が縮小される。
以下、ロック部材150の構成について説明する。図9及び図10に示されるように、ロック部材150は、スライド部材151と、コイルバネ152と、収容部153とにより構成されている。収容部153は、側端ガイド60の先端側に設けられている。収容部153は、側端ガイド60の外側面から内部側へ陥没された溝状に形成されており、側端ガイド60の高さ方向に長く形成されている。収容部153に、スライド部材151とコイルバネ152とが収容されている。
スライド部材151は、収容部153内において側端ガイド60の高さ方向へスライド可能に収容されている。収容部153の下端側は開放されており、スライド部材151が収容部153の下端から下方へ出没可能に構成されている。言い換えれば、スライド部材151は、トレイ本体12の底面から下方へ出没可能に支持されている。スライド部材151には、側方へ突出された爪159が設けられている。スライド部材151が収容部153に収容された状態で、爪159は、収容部153の内側面に形成されたスリット160に挿入される。スリット160は、爪159の鉛直方向への移動を規制するためのものである。爪159の移動がスリット160で規制されることにより、収容部153内におけるスライド部材151のスライドが規制される。
スライド部材151の下端に、細幅で側端ガイド60の長手方向に沿って延びるレール状のリブ162(図10参照)が設けられている。リブ162が、収容部153の下端から出没されるように構成されている。プリンタ部2の底板170には、ガイド溝171が形成されている。ガイド溝171は、プリンタ部2の奥行き方向(図1の矢印15の方向)に延設されている。ガイド溝171は、リブ162に対応する位置に形成されている。したがって、開口10に給紙カセット7が装着されると、リブ162がガイド溝171に挿入されて、給紙カセット7のスライド方向がプリンタ部2の奥行き方向に規制される。
収容部153の上端側は壁面157で閉塞されている。スライド部材151の上端には、凹陥状のバネ受け155が形成されている。バネ受け155にコイルバネ152が挿入されている。これにより、コイルバネ152がスライド部材151の上端部で支持される。コイルバネ152は、圧縮された状態で、スライド部材151とともに収容部153に収容されている。このようにコイルバネ152が設けられているため、コイルバネ152の付勢力以外の力が加えられていない状態において、スライド部材151はコイルバネ152によって下方へ付勢された姿勢を保持する。この姿勢が保持された状態で、リブ162は収容部153の下端から下方へ突出している。
ガイド溝171には、底面から高さ方向へ段状に形成されたストッパー172が設けられている。ストッパー172は、底板170において、複合機1の前面側の端部付近に配設されている。ストッパー172は、ガイド溝171におけるリブ162のスライドを所定位置で制止するためのものである。具体的には、給紙カセット7を図2に示される第2位置(給紙カセット7内の記録用紙を補充・交換することが可能な位置)で制止させるためのものである。プリンタ部2に装着された給紙カセット7が上記第2位置まで引き出されると、リブ162がガイド溝171内においてストッパー172に当接する。これにより、給紙カセット7が上記第2位置で制止される。
続いて、図11から図14を参照しながら、カバー14の構成について説明する。図11は、カバー14が上方へ回動された状態の給紙カセット7の斜視図である。図12及び図13は、カバー14単体の構成を示す斜視図であり、図12には、カバー14の表面の構成が示されており、図13には、カバー14の裏面の構成が示されている。図14は、収縮された状態のカバー14が上方へ回動された状態を示す部分断面図である。
カバー14は、4つの矩形状のプレートによって構成されている。これら4つのプレートは、一体的に連結されている。4つのプレートは、第1プレート181、第2プレート182、第3プレート183、第4プレート184からなる。第1プレート181には回動軸185が設けられている。回動軸185は、第1プレート181の短手方向の一方の端辺の両端に設けられている。回動軸185が軸受け孔63(図6等参照)に挿入されることによって、カバー14が給紙カセット7の幅方向を軸として、その上面で回動自在に支持される。
図13に示されるように、第1プレート181の裏面には、長手方向の両端部付近に溝181aが形成されている。溝181aは、第1プレート181の短手方向に沿って形成されている。第2プレート182の長手方向の両端辺には、溝181aに対応する位置にレール182bが設けられている。レール182bが溝181aに挿入されることにより、第2プレート182が、第1プレート181の裏面側で、その短手方向へスライド可能に支持される。
第2プレート182の裏面には、レール182bの内側に、溝181aと同様に構成された溝182aが設けられている。第3プレート183の長手方向の両端辺には、溝182aに対応する位置にレール183bが設けられている。レール183bが溝183aに挿入されることにより、第3プレート183が、第2プレート182の裏面側で、その短手方向へスライド可能に支持される。
第3プレート183の裏面にも、レール183bの内側に、溝181a及び溝182aと同様に構成された溝183aが設けられている。溝183aに、第4プレート184の長手方向の両端辺の縁部184bが挿入されている。これにより、第4プレート184が、第3プレート183の裏面側で、その短手方向へスライド可能に支持される。
このようにカバー14が構成されているため、カバー14は、回動軸185に垂直な方向へ伸縮することが可能となる。より詳細には、カバー14は、4つのプレート181〜184が重ねられた姿勢(図11参照)と、4つのプレート181〜184の全てが伸長された姿勢(図12参照)との間で自在に伸縮可能となる。
また、カバー14には、取っ手188が設けられている。詳細には、取っ手188は、回動軸185とは反対側の端部、即ち、第4プレート184の短手方向の端部に設けられている。取っ手188は、第4プレート184の表面に突出状に形成された部材であり、第4プレート184と一体に形成されている。第1プレート181から第3プレート183には、取っ手188に対応する位置に切り欠き189が形成されている。各プレート181〜184が図11に示されるように重ね合わせられたときに、取っ手188が切り欠き189に進入する。これにより、第2プレート182〜第4プレート184の端部がはみ出されることなく第1プレート181の裏面側に層状に収容することができる。
本実施形態では、カバー14によって、軸受け孔63から拡張トレイ13の後端部112に渡って開口された給紙カセット7の上面が覆われる。例えば、図7に示されるように、拡張トレイ13がトレイ本体12に収容された状態では、第1プレート181から第3プレート183の3枚のプレートによって、軸受け孔63から後端部11までの領域が覆われる。また、図8に示されるように、拡張トレイ13がトレイ本体12から最大限に引き出されて、給紙カセット7の載置面が拡大された状態では、カバー14を最大限に伸長させることによって、軸受け孔63から後端部11までの領域が覆される。要するに、カバー14は、拡張トレイ13のスライド範囲に対応して寸法や形状が定められている。
また、本実施形態では、図14に示されるように、給紙カセット7が第2位置、即ち、給紙カセット7内の記録用紙を補充・交換することが可能な位置まで給紙カセット7が引き出された状態で、収縮されたカバー14が上方へ回動されたときに、カバー14の回動端191が開口10の上縁部11に当接した姿勢(当接姿勢)でカバー14が保持される。具体的には、図14に示されるように、上記当接姿勢において、カバー14の回動角θ(カバー14と給紙カセット7の上面とのなす角)が、90°<θ≦95°となるように、軸受け孔63、ロック部材150及びストッパー172の位置や、プレート181〜184の寸法などが定められている。本実施形態では、回動角θが90°<θ≦95°に設定されることにより、給紙カセット7が第2位置に引き出された状態で、カバー14の回動軸185は、上縁部11の略鉛直下方に配置される。言い換えれば、カバー14の回動軸185は、上縁部11を通り複合機1の設置面に直交する垂線上に配置される。
このように給紙カセット7が構成されているため、カバー14が上縁部11に当接した状態で、カバー14は、プリンタ部2の前面にもたれ掛けられるようにして保持される。これにより、ユーザは、カバー14が倒れないように支持する必要がなくなり、両手が空くため、記録用紙を容易に補充・交換することができる。
また、上縁部11は、凹陥形状に形成されているため、上記当接姿勢において、回動端191が上縁部11に進入される。これにより、回動端191が上縁部11に収容されるため、プリンタ部2の前面形状に凹凸がなくなり、装置前面を整然としたレイアウトに構成することができる。
また、本実施形態では、カバー14が上縁部11より上側へ突出しないため、操作パネル4などにカバー14が干渉しない。これにより、カバー14によって制限されることなく、操作パネル4の形状やレイアウトなどを自由に設計することが可能となる。
また、本実施形態では、第2位置まで給紙カセット7がスライドされるとロック部材150によって給紙カセット7が制止されて、それ以上の引き出しが規制される。このとき、回動角θが約90°となる位置までカバー14を上方へ回動させることで、給紙カセット7の上面が完全に開放される。もちろん、ロック部材150を排除して、紙カセット7を第2位置から更に引き出すように構成することも可能であるが、ロック部材150によって第2位置で給紙カセット7のスライドを規制することにより、給紙カセット7のスライド方向の設置スペース、つまり、複合機1の前方における給紙カセット7のスライドスペースを省減することができる。
なお、上述の実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。上述の実施形態では、回動角θが90°<θ≦95°に設定されることとしたが、回動角θを95°以上に設定してもかまわない。
また、上述の実施形態では、回動端191を上縁部11に当接させてカバー14を支持することとしたが、例えば、上縁部11を除く措置前面に回動端191を当接させてもよい。また、上述の実施形態では、カバー14を装置前面にもたれ掛けるようにして支持しているが、例えば、装置前面に回動部191を当接させずにカバー14を自立させる機構を採用してもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る複合機1の外観構成を示す斜視図であり、給紙カセット7が上記第1位置に配置された状態が示されている。 図2は、複合機1の外観構成を示す斜視図であり、給紙カセット7が上記第2位置に配置された状態が示されている。 図3は、複合機1の前面側の部分断面図である。 図4は、複合機1のプリンタ部2の内部構成を示す縦断面図である。 図5は、給紙カセット7の全体構成を示す斜視図である。 図6は、トレイ本体12から拡張トレイ13が取り外された状態が示された斜視図である。 図7は、拡張トレイ13がトレイ本体12に収容された状態が示された斜視図である。 図8は、拡張トレイ13がトレイ本体12から最大限に引き出された状態が示された斜視図である。 図9は、ロック部材150の構成を示す部分拡大図であり、底板170上にロック部材150が配置された状態が示されている。 図10は、ロック部材150の構成を示す部分拡大図であり、底板170からロック部材150が外された状態が示されている。 図11は、カバー14が上方へ回動された状態の給紙カセット7の斜視図である。 図12は、カバー14単体の構成を示す斜視図であり、その表面の構成が示されている。 図13は、カバー14単体の構成を示す斜視図であり、その裏面の構成が示されている。 図14は、収縮された状態のカバー14が上方へ回動された状態を示す部分断面図である。
符号の説明
1・・・複合機
7・・・給紙カセット(給紙トレイ)
11・・・上縁部
12・・・トレイ本体
13・・・拡張トレイ
14・・・カバー(蓋体)
20・・・前面上部
150・・・ロック部材(制止部材)
191・・・回動端

Claims (5)

  1. 前面に開口を有する装置本体と、
    上記装置本体に設けられ、全部または一部が上記開口を通じて上記装置本体の内部に収納された第1位置と、該第1位置より上記装置本体の外部側へ引き出された第2位置との間でスライド可能な給紙トレイと、
    上記第1位置から上記装置本体の外部側への上記給紙トレイのスライドを上記第2位置で制止する制止部材と、
    上記給紙トレイの幅方向を軸にして上記給紙トレイの上面において回動自在に設けられ、上記軸に垂直な方向に伸縮する蓋体とを具備し、
    上記給紙トレイが上記第2位置にスライドされ且つ上記蓋体が収縮された状態で、上記蓋体が上記給紙トレイの上面を開放する方向へ回動されたときに、上記蓋体の回動端が上記装置本体の前面に当接された当接姿勢に上記蓋体が維持される画像記録装置。
  2. 上記蓋体が上記当接姿勢に変化されたときに、上記蓋体の回動端は上記開口の上縁部に当接される請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記装置本体の前面において上記蓋体の回動端が当接される箇所に設けられ、上記蓋体が上記当接姿勢に変化されたときに、上記回動端が進入される凹陥部を更に備える請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 上記装置本体の前面における上記開口の上側に設けられ、上記開口より前方へ突出された突出部を更に備え、
    上記凹陥部は、上記突出部の下側に配設されている請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 上記給紙トレイに対してスライド可能に設けられ、給紙トレイの給紙方向長さを伸縮させるスライドトレイを更に備え、
    上記蓋体の伸縮範囲は、上記スライドトレイのスライド範囲に対応している請求項1から4のいずれかに記載の画像記録装置。
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