JP4868164B2 - 給紙トレイ、給紙装置、及びそれを備えた画像記録装置 - Google Patents

給紙トレイ、給紙装置、及びそれを備えた画像記録装置 Download PDF

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本発明は、第1給紙トレイ上に第2給紙トレイを前後移動可能に支持された給紙トレイ、その給紙トレイを有する給紙装置、及びその給紙装置を備えた画像記録装置に関する。
従来より、プリンタやファクシミリ等の画像記録装置には、記録用の多数枚の被記録媒体(以下、単に用紙という)を堆積状態で収容した上面開放型の給紙トレイから給紙ローラの回転により用紙を1枚ずつ分離して給送し、更に下流側に設置されている画像記録部へ給送する給紙装置が知られている。
この種の給紙装置では、給紙トレイの底側に配置され、且つ上向き付勢される支持板により、その上に堆積された多数枚の用紙のうち最上層の用紙を高さ位置固定された給紙ローラの周面に向かって押圧するタイプと、給紙トレイには多数枚の用紙が単に堆積収容されている一方、上下動可能で、下向きに押圧付勢された給紙ローラが、多数枚の用紙のうち最上層の用紙に押圧力を付与するタイプとがある。
他方、最近では、特許文献1に示すように、画像記録装置をコンパクトにするため、大きいサイズの用紙を堆積収容することができる後者のタイプの第1給紙トレイ上に、小サイズの用紙を少なくとも1枚以上収容できる薄型の第2給紙トレイが給送方向に進退動可能に載置されている。そして、第2給紙トレイを給送方向の上流側側に退避さたときには、第1給紙トレイ上の用紙に回転する給紙ローラが押圧して、第1給紙トレイの下流側端部に設けられた係止分離部にて1枚ずつに分離された後Uターンパスを介して上方の画像記録部に給送する一方、給送方向の下流側に第2給紙トレイを進めると、上記給紙ローラが第2給紙トレイ上の用紙を押圧して給送可能となるように選択できる給紙装置が知られている。
そして、特許文献1における薄型の第2給紙トレイは、その左右両側部(給送方向に沿う側部)が第1給紙トレイにおける同じく左右両側板に支持された状態で摺動可能に構成され、第2給紙トレイによる給送時には、この第2給紙トレイの先端部が第1給紙トレイにおける傾斜分離部に支持されて、給紙ローラからの下向き押圧力を支えている。
特開2007−197119号公報(第0038段落、図4及び図5参照)
しかしながら、例えば、第1給紙トレイに収容可能な大きいサイズの用紙をA3とし、このA3サイズの用紙の長辺が給送方向と直交する方向に沿うようにして収容可能とする場合、第1給紙トレイにおける上記左右両側板間の距離が長くなる。それに応じて、この左右両側板に支持される第2給紙トレイにおける上記左右両側部の間の距離も長くなる。従って、上記給紙ローラによる押圧力で広巾状の第2給紙トレイの左右中間部分が撓み変形しないようにするためには、当該第2給紙トレイの剛性を高めるために、強度の大きい材料を使用するか、第2給紙トレイの板厚さを厚くする等の方策が必要となる。
前者の方策によれば、給紙装置のコストが高くなり、後者の方策を採用すれば、給紙装置ひいては画像記録装置の小型化が図れなくなるという問題がある。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、簡単な構成で、より幅の広い給紙トレイを形成したとしても、第2給紙トレイの使用材料を変更することなく、且つ薄型を維持することができ、且つ給紙性能を確保できる給紙トレイ、給紙装置及びそれを備えた画像記録装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1に記載の給紙トレイは、複数の被記録媒体を堆積状態で収容可能な第1収容部を有する第1給紙トレイと、この第1給紙トレイの前記第1収容部上に配置され、複数枚の被記録媒体を堆積状態で収容可能な第2収容部を有する第2給紙トレイとからなる給紙トレイであって、前記第2給紙トレイは、被記録媒体を前記第1給紙トレイから所定の給送方向へと給送可能な退避位置と、被記録媒体を前記第2給紙トレイから前記給送方向へと給送可能な給紙位置と、の間で、前記第1給紙トレイに対して進退動可能に配設されており、前記第2給紙トレイが前記給紙位置に配置されているとき、前記第2給紙トレイは、前記給送方向の下流側端部及び前記給送方向に沿う両側端部が前記第1給紙トレイに支持されるとともに、前記第1給紙トレイに設けられている支持部材により、前記第2給紙トレイの前記下流側端部及び前記両側端部以外の箇所を下方から支持されるものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の給紙トレイにおいて、前記第1給紙トレイの前記第1収容部には、前記給送方向に沿う前記被記録媒体の側縁を案内するサイドガイドが前記給送方向と交差する方向に移動可能に設けられ、当該サイドガイドに前記支持部材が設けられているものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の給紙トレイにおいて、前記サイドガイドは、前記第1収容部に収容された被記録媒体における前記給送方向に沿う両側縁を案内可能とするように、一対として設けられ、前記一対のサイドガイドは前記第1収容部の前記給送方向と交差する方向の中央部に対して対称位置に位置可変に配置され、前記一対のサイドガイドにそれぞれ前記支持部材が設けられているものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙トレイにおいて、前記支持部材は、前記第1給紙トレイの前記第1収容部の底面またはサイドガイドに着脱可能もしくは起伏可能に設けられているものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の給紙トレイにおいて、前記第1給紙トレイの前記第1収容部には、前記給送方向における前記被記録媒体の上流側の後端側縁を案内するためのリヤガイドが前記給送方向に沿って進退動可能に設けられており、前記支持部材は、前記リヤガイドに設けられているものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の給紙トレイにおいて、少なくとも前記第2給紙トレイから被記録媒体が給送されるときには、前記支持部材が前記第2給紙トレイの下面に当接しているものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の給紙トレイにおいて、前記第2給紙トレイは、前記給送方向の下流側に位置して、前記第1給紙トレイの両側部に跨がって摺動自在に支持される先端摺動部と、この先端摺動部に対して回動可能に連結され、且つ前記第1給紙トレイの両側部に跨がって摺動自在に支持される可動部とを備え、前記支持部材は少なくとも前記先端摺動部の下面側に当接し得るものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の給紙トレイにおいて、前記第2給紙トレイには、前記支持部材が所定位置に配置されているときに、その支持部材が前記給送方向と交差する方向に移動することを規制し、且つ前記第2給紙トレイの前記給送方向の移動を許容するための第1規制手段が設けられているものである。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の給紙トレイにおいて、前記支持部材には、前記第2給紙トレイが前記退避位置から前記給紙位置へと移動するのを規制する第2規制手段が設けられているものである。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の給紙トレイにおいて、前記支持部材が前記所定位置以外に配置されているとき、前記第2規制手段は前記第2給紙トレイが前記退避位置から前記給紙位置へと移動するのを規制するものである。
請求項11に記載の発明は、請求項8に記載の給紙トレイにおいて、前記支持部材が前記第2給紙トレイの前記第1規制手段に接近するときに、この支持部材には、前記第1規制手段に対して案内され易くするための誘い込み部が設けられているものである。
請求項12に記載の給紙装置は、請求項1乃至請求項11の何れかに記載の給紙トレイと、前記第1給紙トレイの第1収容部に収容されている被記録媒体と、前記第2トレイの第2収容部に収容されている被記録媒体の何れか一方に当接可能な給紙ローラとを備えるものである。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の給紙装置において、前記支持部材は、前記第2収容部内の前記被記録媒体に対する前記給紙ローラの押圧力が作用する箇所の近傍における前記第2給紙トレイの下面に当接するものである。
請求項14に記載の発明の画像記録装置は、請求項12又は請求項13に記載の給紙装置と、当該給紙装置から給送された被記録媒体に画像を記録する記録部と、当該記録部で画像の記録された被記録媒体を排出する排出部とを備えたものである。
請求項1に記載の給紙トレイによれば、第1給紙トレイ上にて給送方向に摺動移動可能な第2給紙トレイから被記録媒体が給送されるとき、前記第2給紙トレイは、前記被記録媒体の給送方向の下流側端部及び前記給送方向に沿う両側端部が前記第1給紙トレイに支持されるように構成されており、前記第1給紙トレイには、前記第2給紙トレイの前記下流側端部及び前記両側端部以外の箇所を下方から支持するための支持部材が備えられているものであるので、第1給紙トレイ及び第2給紙トレイの給送方向と交差する方向の寸法が大きく、且つ第2給紙トレイの剛性が低い場合であっても、第2給紙トレイからの給送作業に伴う給紙ローラの押圧力に対抗するように、前記支持部材で第2給紙トレイを支えることができる。その結果、給紙ローラが第2給紙トレイ上の被記録媒体を給送する際に撓むことがなく、給紙性能を確保できるという効果を奏する。
請求項2に記載の給紙トレイによれば、請求項1に記載の給紙装置の奏する効果に加え、第1給紙トレイの第1収容部に設けられて、給送方向と交差する方向に移動可能なサイドガイドに支持部材を設けるだけであるので、構成が極めて簡単になる。
請求項3に記載の給紙トレイによれば、前記サイドガイドは、前記第1収容部に収容された被記録媒体における前記給送方向に沿う両側縁を案内可能とするように、一対として設けられ、前記一対のサイドガイドは前記第1収容部の前記給送方向と交差する方向の中央部に対して対称位置に位置可変に配置され、前記一対のサイドガイドにそれぞれ前記支持部材が設けられているものであるから、請求項2に記載の給紙装置の奏する効果に加え、一対のサイドガイドを移動するだけで、第2給紙トレイの前記給送方向と交差する方向の中央部寄りの2箇所を同時に支持できる。
請求項4に記載の給紙トレイによれば、前記支持部材は、前記第1給紙トレイの前記第1収容部の底面またはサイドガイドに着脱可能もしくは起伏可能に設けられているものであるから、請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置の奏する効果に加え、支持部材が不用の場合に第1給紙トレイによる被記録媒体の給紙作業に邪魔にならないようにすることができるという効果がある。
請求項5に記載の給紙トレイによれば、請求項1に記載の給紙装置の奏する効果に加え、リヤガイドを移動するだけで、第2給紙トレイの前記給送方向と交差する方向の中央部寄りの箇所を支持できるという効果がある。
請求項6に記載の給紙トレイによれば、少なくとも前記第2給紙トレイからの被記録媒体の給送動作時には、前記支持部材が前記第2給紙トレイの下面に当接しているものであるから、請求項1乃至5のいずれかに記載の給紙装置の奏する効果に加え、第1給紙トレイに対して第2給紙トレイを移動させるときに、支持部材と第2給紙トレイの下面とを当接しない状態にでき、その移動が軽快にできるという効果を奏する。
請求項6に記載の給紙トレイによれば、少なくとも前記第2給紙トレイから被記録媒体が給送されるときには、前記支持部材が前記第2給紙トレイの下面に当接しているものであるので、請求項1乃至6のいずれかに記載の給紙装置の奏する効果に加え、給紙ローラの押圧力が作用する箇所の第2給紙トレイの撓みを効果的に無くすることができるという効果を奏する。
請求項7に記載の給紙トレイによれば、第2給紙トレイは、前記給送方向の下流側に位置して、前記第1給紙トレイの両側部に跨がって摺動自在に支持される先端摺動部と、この先端摺動部に対して回動可能に連結され、且つ前記第1給紙トレイの両側部に跨がって摺動自在に支持される可動部とを備え、前記支持部材は少なくとも前記先端摺動部の下面側に当接し得るものであるから、可動部のみを上向きに回動させて第1給紙トレイへの被記録媒体の補給作業が容易にできるという効果を奏する。
請求項8に記載の給紙トレイによれば、第2給紙トレイには、前記支持部材が前記給送方向と交差する方向に移動することを規制し、且つ前記第2給紙トレイの前記給送方向の移動を許容するための第1の規制手段が設けられているものであるので、支持部材を規制手段と対向するような位置に置くことで、その後の支持部材が不用意に移動しない。従って、給紙ローラの押圧力による第2給紙トレイの撓みを確実に防止できる。
請求項9に記載の給紙トレイによれば、第2規制手段のため、所定位置以外では第2給紙トレイを不用意に給送下流側に移動させることができない。
請求項10に記載の給紙トレイによれば、第2規制手段をため、所定位置(第1規制手段の存在しない)例えば、一対のサイドガイドの間隔をひろげた状態のときに第2給紙トレイを支持部材で支持しても、第2給紙トレイが撓むので、このような状態では第2給紙トレイを給送下流側に移動させることを規制して、本発明の目的を達成することができる。
請求項11に記載の給紙トレイによれば、前記支持部材が前記第2給紙トレイの前記第1規制手段に接近するときに、この支持部材には、前記第1規制手段に対して案内され易くするための誘い込み部が設けられているものであるから、所定位置において、第2給紙トレイを支持部材に向かって接近させやすくできる。
請求項12及び13に記載の給紙装置によれば、所定の構成の給紙トレイを備えた給紙装置であるので、紙詰まりなどの不都合を起こすことなく、確実に被記録媒体を給紙できる。
請求項14に記載の発明によれば、第2給紙トレイの重量を大きくしたり、板厚さ等を厚くすることなく、第2給紙トレイからの被記録媒体の給送作業を確実にでき、紙詰まりを起こさないで画像記録できる画像記録装置を提供できる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の給紙装置を備えた画像記録装置としての多機能装置1(複合機)の外観斜視図である。この多機能装置1は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、及び、ビデオプリンタ機能などの各種機能を備えている。
[多機能装置1の基本構造]
図1に示すように、多機能装置1におけるハウジング2の前側(図1において手前側)には開口部2aが開口されており、その開口部2aには被記録媒体としての用紙を堆積状態で収容する第1給紙トレイ3と、その第1給紙トレイ3の上方に積層状に設置され、用紙を堆積状態で収容する第2給紙トレイ30とが、X軸線方向に沿って挿抜可能に装着されている。
ハウジング2の上部には、コピー機能やファクシミリ機能における原稿読取などのための画像読取装置5が配置されている。画像読取装置5は図示しない枢軸部を介してハウジング2の一側端に対して上下開閉回動可能に構成されている。また、画像読取装置5の上面は原稿載置用のガラス板で構成されており、このガラス板は、画像読取装置5の後端に対して枢軸を中心に上下回動可能な原稿カバー体6で覆われている。原稿カバー体6を上側に開けてガラス板の上に原稿を載置し、ガラス板の下方において主走査方向に往復移動する原稿読取り用のスキャナ(例えばCIS:Contact Image Sensor)によって原稿の画像が読取られる。
ハウジング2の上面であって原稿カバー体6の前方には、各種操作ボタンを備えた操作パネル部7と、操作手順や実行中の処理の状態を表示するための液晶表示装置8とが設けられている。各種操作ボタンとしては、スタートボタンや、ストップボタンなどを含み、これらの操作ボタンを押下することにより、各種の操作が行われる。また、多機能装置1の設定状態や各種の操作メッセージなどが必要に応じて表示される。
また、ハウジング2の前面であって、開口部2aの上方には、外部メモリを挿入するための外部メモリ挿入部11が備えられている。外部メモリとは、例えば、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、メモリスティック(登録商標)、SDカード(登録商標)、xD(登録商標)等が該当する。この外部メモリ挿入部11へ挿入された外部メモリに記憶されたデータは、多機能装置1の内部メモリ読み込まれ、記録装置によって用紙に記録される。
次に、図2、図3、図4〜図10等を参照して記録部10及び本発明の給紙装置12について説明する。図2は給紙装置12の第1給紙トレイ3から用紙を給送できる状態を示し、図3は第2給紙トレイ30から用紙を給送できる状態を示す。
[記録部]
記録部10は、図2及び図3に示すように、上面が開放された箱型のメインフレーム(図示せず)とその左右一対の側板にて支持され、Y軸方向(主走査方向)に延びる横長の板状の第1及び第2ガイド部材15、16との間に形成される。記録部10における記録ヘッド14が下面側に搭載されたキャリッジ13は、用紙搬送方向の上流側の第1ガイド部材15及び下流側の第2ガイド部材16に跨がって摺動自在に支持(搭載)されて往復移動可能となっている。
キャリッジ13を往復移動させるために、用紙搬送方向(矢印A方向)の下流側に配置された第2ガイド部材16の上面には、主走査方向(Y軸方向)に延びるように配置されたタイミングベルト(図示せず)がプーリ(図示せず)に巻回されており、そのタイミングベルトを駆動するCR(キャリッジ)モータ(図示せず)は第2ガイド部材16の下面に固定されている。
キャリッジ13における記録ヘッド14の下面と対峙するようにY軸方向に延びる扁平状のプラテン17は、前記両ガイド部材15、16の間であって、メインフレームの底板の上方に固定されている。
また、プラテン17を挟んで搬送上流側には、用紙P(P1)を記録ヘッド14の下面に送るためのレジストローラ(搬送ローラ)対18が配置されており、プラテン17の下流側には記録済みの用紙P(P1)を、第2給紙トレイ30の上面に設けられた排紙受け部33上に搬送するための排紙ローラ対19が配置されている(図2、図3参照)。プラテン17は、レジストローラ(搬送ローラ)対18によって搬送されてきた用紙Pを、記録ヘッド14との間隙を一定にするように支持するのである。
[給紙装置]
次に、給紙装置12の構成について詳述する。本実施形態では、多機能装置1の前側の開口部2aから挿抜可能な第1給紙トレイ3と第2給紙トレイ30とが積層状態となって配置されている。第1給紙トレイ3は、複数の用紙Pを堆積状態で収容可能な第1収容部3bを備えている。用紙PはA3サイズであって、この用紙Pの長辺がY方向に沿い、短辺がX方向に沿うように第1収容部3b内に堆積させる。そのため、第1給紙トレイ3は全体としてY方向の寸法がX方向の寸法より長く形成されている。そして、後述する振り子式の給送手段20により1枚ずつ記録部10に給送される。
合成樹脂材の射出成形品である第1給紙トレイ3のケース(本体部)は、底板3aと左右両側板3cと把手部3dと、給送方向の下流側端に連結される傾斜分離板21とにより構成されている(図4〜図7参照)。第1給紙トレイ3の底板3a上に設けられた第1収容部3bへの用紙Pの最大堆積量は、実施形態では普通紙で100枚程度、堆積高さはほぼ10mm程度とする。
合成樹脂材の射出成形品である第2給紙トレイ30は、先端摺動部31とこの先端摺動部31に対して水平状態(図4参照)から上向きの起立状態(図6、図7参照)まで上下回動可能に連結された可動部32とからなる。先端摺動部31の左右両側部位の下面側には、摺動案内部31aが設けられており、この両摺動案内部31aが第1給紙トレイ3の左右両側板3cの前側の案内レール部37に載った状態で、X方向に摺動自在となっている。また、可動部32も第1給紙トレイ3の左右両側板3cの上面に載って荷重が支持され、且つ摺動可能に構成されている。
先端摺動部31の上面左右両側部位に設けられた対の軸受部34(図7、図9(A)及び図12(A)参照)に対して可動部32の先端部の左右両側部位に設けられた軸(図示せず)が回動可能に嵌め込まれて、上下回動可能に連結されている。先端摺動部31の先端には左右一対の側面視L型の係止爪35が一体的に突出形成されている(図9(A)、図9(B)、図10(A)、図10(B)、図12(A)及び図12(B)参照)。この第2給紙トレイ30を第1給紙トレイ3に対して給送方向の下流側(図4の矢印C方向参照)に移動させたとき、係止爪35が傾斜分離板21に穿設されている位置決め兼用の支持孔36に嵌まり込んで、荷重を支持できる構成である。
第2給紙トレイ30は、第1給紙トレイ3の第1収容部3b上にて、第1給紙トレイ3及び給送手段20に対して進退動可能に配置され、第1給紙トレイ3における用紙Pと異なるサイズ(小さいサイズであり、葉書または写真のL版等)の複数(少なくとも1枚以上)の用紙P1を底板30a上に設けられた第2収容部30bに堆積状態で収容可能である(図2〜図4、図10参照)。第2給紙トレイ30には、第2収容部30bの後方(給送方向上流側部位)に、トレイ状の排紙受け部33が一体的に形成されている。第2給紙トレイ30を第1給紙トレイ3に対して給送方向の下流側(図3、図4の矢印C方向参照)に移動させ、 給送作用時には、その第2給紙トレイ30の用紙P1の給送方向の下流側端部である先端摺動部31は、第1給紙トレイ3における傾斜分離板21の内面に当接する(図3、図4及び図5参照)。なお、図5及び図8では、可動部32を省略して図示している。また、図5では先端摺動部31が給送方の下流側に移動させた状態(第2給紙トレイ30による給紙作業位置)を示し、図8では先端摺動部31が給送方の上流側に移動させた状態(第2給紙トレイ30による非給紙位置、退避位置)を示している。
そして、第2給紙トレイ30を給紙作業位置まで押し込んだ(前進させた)とき、一対の係止爪35は、第1給紙トレイ3における傾斜分離板21に穿設された一対の支持孔36にそれぞれ係合し、第2給紙トレイ30が左右上下にずれないようにすると共に、第2給紙トレイ30を給紙作業位置まで押し込んだ状態を保持できるように構成されている。従って、第2給紙トレイ30の給紙作業位置での上下方向及び用紙P1の給送方向と平行に保持する姿勢が確保でき、用紙P1の分離・給送作用を確実、且つ安定させることができるという効果を奏する。
実施形態では、給送手段20における合成樹脂製のアーム体20cは駆動軸39を中心にして上下回動可能であり、アーム体20cは傾斜分離板21に近づくように延び、アーム体20c先端部に給紙ローラ20aが配置され、駆動軸39から図示しない歯車伝動機構を介して給紙ローラ20aを回転駆動する。なお、実施形態における一対の給紙ローラ20aは、Y方向の中心線を挟んで左右対称位置に設けられている(図示せず)。
第1給紙トレイ3における第1収容部3b内の底板3aの上面及び第2給紙トレイ30(可動部32)における第2収容部30b内の底板30aの上面には、給送作業時の上記一対の給紙ローラ20aが下向きに押圧するときそれぞれ当接する箇所に、コルク板などの摩擦板25、26が固定されている(図4、図8及び図11参照)。これにより、第1収容部3b及び第2収容部30b内の用紙P(P1)が少数枚になったとき、給紙ローラ20aの回動にて複数枚が同時に給送されるという重送現象を防止している。
そして、給送手段20における給紙ローラ20aと、傾斜分離板21の幅方向(Y方向)の中央部の内面(表面)側に設けられた分離手段としての弾性分離パッド21a(実施形態では金属板バネ製である)とにより、第1給紙トレイ3または第2給紙トレイ30に堆積状態で収容された被記録媒体である用紙P(P1)を一枚ずつ分離搬送する。分離された用紙P(P1)は上横向きのUターンパス(給紙搬送路)用の搬送路体40を介して第1給紙トレイ3より上側(高い位置)に設けられた記録部10に給送される。そして、記録部10にて記録された用紙P(P1)がその記録面を上向きにして開口部2aに向かって排出される。
第1給紙トレイ3における第1収容部3bには、当該第1収容部3b内の用紙Pの給送方向と平行な側縁を案内し、且つ位置決めするための一対のサイドガイド41と、リヤガイド42とが設けられている(図2、図3、図5〜図8参照)。
一対のサイドガイド41は、第1給紙トレイ3の左右両側板3cの間の底板3a上にて用紙Pの給送方向と直交する方向に広狭移動(広狭スライド)可能に設けられている。各サイドガイド41は、スライダ43と、このスライダ43から垂直に立設する当接板44とを備え、片方のサイドガイド41にのみ、位置決めのための摘み45付きロック部材(図示せず)が備えられている。
各スライダ43は、底板3aの上面に沿ってスライド可能で、収容される用紙Pの下面を支持する。各当接板42は、スライダ43から垂直に立設して用紙Pの幅方向の側縁に当接するものである。
また、各スライダ43の下面に連接されたラック杆46の片面にはラック歯が形成されている。そして、左右一対のラック杆46は底板3aに凹み形成された左右一対の平行状のガイド溝内に沿って、互いに他方のサイドガイド41に向かうように延び、左右一対のラック杆46の各ラック歯が第1給紙トレイ3の底板3aのうち幅方向の中心線位置に配置された回転自在なピニオン47に噛合うように構成されている。その結果、一対のサイドガイド41により、第1給紙トレイ3の幅方向(用紙Pの給送方向と直交する方向)の中心線と用紙Pの幅方向の中心線とが一致するように、いわゆるセンター位置合わせすることができる。
各ロック部材は、スライダ43の下面に設けられ、底板3aの上面に形成された複数の係合歯48に対して選択的に係脱可能に変位可能である。
第1収容部3bにおけるリヤガイド42は、底板3aの上下面を挟んで、給送方向に沿ってスライド可能(移動可能)なスライダ42aと、収容される用紙Pの後縁に当接する縦板部42bと、スライダ42aの上面側左右中央部から縦板部42bの前側に適宜隔てて立設するノブ部42dとを備える。このリヤガイド42は弾性を有する合成樹脂製の射出成形品である。
スライダ42aの左右両側端部が底板3aに用紙Pの給送方向に沿って延びるように凹み形成された一対のガイド溝50に摺接することにより、この移動経路に沿ってリヤガイド42が移動可能である。一対のガイド溝50の間にて底板3a上面には複数の係合歯51が形成されている。各係合歯51は、ガイド溝50の延びる方向と直交する方向に延びる凹凸形状であり、これにより、リヤガイド42がロックされて位置決めできる。
スライダ43aの下面に形成された係止爪(図示せず)は、係合歯51の凹凸部分に対して選択的に係合可能とされている。平面視コ字状の縦板部42bとノブ部42dとをその前後間隔が縮まるようにユーザーが摘むと、上記一対の切欠き部42の外側で縦板部41bの付け根部と連接されているスライダ42aが、合成樹脂材の弾性により、上向きに変位し、スライダ42a下面の係止爪(図示せず)が係合歯451凹凸部分から離れるように構成されている。
なお、第2給紙トレイ30の第2収容部30bにも、第1給紙トレイ3と同様の用紙P1の給送方向と平行な側縁を案内し、且つ位置決めするためのサイドガイド手段48と、用紙P1のサイズに合わせて給送方向上流側端縁を規制するためのリヤガイド49とが設けられている。
[給紙作業位置での第2給紙トレイ30を支持する構造]
次に、第2給紙トレイ30がリブを有しまたは有しない薄板厚さ(剛性が低い場合)で給送方向と直交する方向(幅方向、Y方向)の寸法が長い場合、給紙作業位置の第2給紙トレイ30における上記幅方向の中途部が少なくとも給送動作時における給紙ローラ20aの押圧力で撓まないように支持するための支持構造について説明する。
[第1実施形態]
図5、図6、図8、図13〜図15に示すように、支持構造の第1実施形態は、第1給紙トレイ3に設けられた一対のサイドガイド41における各当接板44に設けた支持部材53である。垂直板である当接板44には、用紙Pの内面のうち、堆積された用紙Pの給送方向に沿う左右両側縁に当接すべき当接面44aが、給送方向に沿って適宜隔てて複数箇所設けられている。そして、当接板44の内面に一体的に設けられる支持部材53、もしくは別体の支持部材53が当接板44の内面に接着剤などで固定して設けられるとき、当該支持部材53内面は上記当接面44aと同一平面上に形成される。また、各支持部材53の高さ寸法H1は、図15に示すように、少なくとも、用紙P1の給送動作時に、給紙ローラ20aにて下向きの押圧力を受ける第2給紙トレイ30における先端摺動部31の下面に当接し得る程度の高さを有する。
第1実施形態では、先端摺動部31の上面に対して可動部32の先端部分(摩擦板26の存在する箇所)が載っている場合であるが、先端摺動部31が存在しても可動部32の下面が下向きに露出し、支持部材53の上面にて直接支持できる構成であっても良い。
この構成により、第2給紙トレイ30に堆積収容された用紙P1を給送する場合には、まず、図6または図7のように、後退位置(もしくは、第2給紙トレイ30の先端を傾斜分離板21に当接させた状態での第2給紙トレイ30における可動板32の後端を上向きに回動させて、第1給紙トレイ3の第1収容部3bを大きく開放する。この状態で第1収容部3bに堆積収容しているA3サイズの用紙Pを取り除き、一対のサイドガイド41を第1給紙トレイ3の幅方向(Y方向)の中央寄り部位まで移動させると共に、第2給紙トレイ30の先端部の係止爪35を支持孔36に嵌まり係止させる。そのとき、一対の当接板44の前寄り位置に設けられた各支持部材53の上面にて第2給紙トレイ30を支持させるのである(図4参照)。
このようにすることにより、第2給紙トレイ30の幅方向の左右両側縁(図12等に示す摺動案内部31aを含む)が第1給紙トレイ3の左右両側板3cに跨がって支持されると共に、第2給紙トレイ30の幅方向の中途部のうち先端側は係止爪35及び支持孔36を介して傾斜分離板21に支持される。また、第2給紙トレイ30の幅方向の中途部のうち給紙ローラ20aの押圧力が作用する部位が一対の支持部材53にて支持されるので、給紙ローラ20aにて下向きの押圧力を受けるとき、第2給紙トレイ30がリブを有する薄板状(剛性が低い場合)であっても、当該第2給紙トレイ30の中途部が撓み難くなる。その結果、第2給紙トレイ30の第2収容部30bに収容されている用紙Pは平坦状に保持され、給紙ローラ20aによる給送不良が発生しない。
[第2実施形態]
第2実施形態では、支持部材53は、第1給紙トレイ3の底板3aもしくはサイドガイド41のスライダ43に対して着脱可能、もしくは起伏回動可能に設けられたものである。図17(A)では、支持部材53の下端の突設ピン54を底板3aまたはスライダ43に穿設された取付け孔55に差し込んで着脱可能に構成した。図17(B)では、支持部材53の下端に設けられた軸受56を、底板3aまたはスライダ43の上面の段部57に設けられた丸軸状の支持軸58に回動可能に装着した構成である(なお、支持部材53を垂直状に保持するためのストッパー59が段部57に設けられている。図17(B)の実施形態では水平状に伏せた支持部材53が段部57の底に位置するので、底板3aもしくはサイドガイド41のスライダ43の上に堆積させる用紙Pの邪魔にならない。図17(A)の実施形態の支持部材53を使用しないときには、図示しないが底板3aの適宜箇所に形成された収納凹所にセットしておけば、紛失する虞が無くなる。
[第3実施形態]
第3実施形態は、第1実施形態または第2実施形態の垂直状の支持部材53の起立位置を規制するための規制手段である。
図9(A)、図10(A)、図10(B)、図14及び図15に示すように、規制手段の一例として、先端摺動部31の下面部であって、幅方向(Y方向)の中途部に凹溝または凹部60がX方向に挿通するように設けられている。規制手段の他の例としては、図18に示すように、先端摺動部31の下面部31bに下向きに突出する一対の突起61を設ける。この一対の突起61が板状の支持部材53の左右両側面を抱えるように構成されている。凹部60及び一対の突起61が請求項1にいう第1規制手段である。
いずれの規制手段でも、第2給紙トレイ30ひいては先端摺動部31が規制手段である凹部60または一対の突起61の間でX方向に摺動移動することが許容される一方、Y方向への移動は阻止できるから、支持部材53をサイドガイド41に設けた場合に、当該サイドガイド41が不用意に動かないストッパーの機能を有する。
そして、凹部60の底部60aまたは下面部31bが支持部材53の上面に当接して荷重を支持することになる(図14及び図18参照)。一対の支持部材53及び一対の凹部60のY方向での配置間隔がA4サイズまたはリーガルサイズの用紙Pの短辺に相当するように設定しておけば、これらのサイズの用紙Pを第1給紙トレイ3に堆積状態で収容したまま第2給紙トレイ30の給送作業を確実に実行することができる。
[第4実施形態]
上記各実施形態における支持部材53における上面のうち、給送方向の上流側の高さを上流側に行くにつれて低くなるような傾斜状または湾曲状に形成した誘い込み部62を設けておけば(図13及び図15参照)、支持部材53を上記規制手段(凹部60または一対の突起61)のY方向の位置に対応する位置にセットした状態で、先端摺動部31を持ち上げることなくX方向に摺動移動させて、支持部材53を規制手段の箇所に案内することができる。
[第5実施形態]
第5実施形態では、第1給紙トレイ3におけるリヤガイド42に支持部材(図示せず)を設けたものである。この場合、リヤガイド42に設けられた支持部材にて先端摺動部31の下面を支持するため、第1給紙トレイ3内の用紙Pを全て除去した後、リヤガイド42を傾斜分離板21に接近移動させることが必要となる。この実施形態でも、第2給紙トレイ30に対する押圧力の作用位置近傍を効果的に支持でき、第2給紙トレイ30の撓みを無くすることができる。
[第6実施形態]
第2給紙トレイ30に第3実施形態における凹部60を有している場合、Y方向に移動可能なサイドガイド41に備えられた支持部材53の高さが第2給紙トレイ30の先端摺動部31の下面部31bより高い高さで、且つ凹部60に嵌まり得る程度に設定したときには、凹部60の位置に合うようにサイドガイド41をY方向に移動させた状態のときのみ、第1給紙トレイ3における給送上流側に退避させた第2給紙トレイ30を下流側に移動させることが可能であり、凹部60の位置から外れた、例えば一対のサイドガイド41のY方向の間隔を広げた状態では、退避位置にある第2給紙トレイ30を下流側に移動させようとすると、当該第2給紙トレイ30の先端(最下流側)の縁が支持部材53の上端部と干渉して、それ以上第2給紙トレイ30を下流側に移動させることを規制することになる。このような支持部材53の高さと凹部60の深さとの組合せが第2規制手段となる。
本発明の給紙装置を搭載した多機能装置の斜視図である。 第1給紙トレイにより給紙する状態の側断面図である。 第2給紙トレイにより給紙する状態の側断面図である。 第2給紙トレイを給送作業位置にセットしたときの斜視図である。 第1給紙トレイに第2給紙トレイを給送作業位置にセットしたときの可動部を図示省略して示す平面図である。 第2給紙トレイを退避位置に移動させ、可動部を上向き回動した状態を示す斜視図である。 同じく可動部を垂直状態まで回動させた状態の斜視図である。 第2給紙トレイを退避位置に移動させ、可動部を図示省略した状態を示す斜視図である。 (A)は先端摺動部の下面図、(B)は同じく平面図である。 (A)は先端摺動部の正面図、(B)は先端摺動部の下面を上向きにしたときの斜視図である。 第2給紙トレイの平面図である。 (A)は第2給紙トレイの下面を上向きにした状態の正面図、(B)は第2給紙トレイの下面図である。 第1給紙トレイにおける一方のサイドガイド及び支持部材を示す要部拡大一部切欠き斜視図である。 先端摺動部の凹部及び支持部材の当接面を示す要部拡大一部切欠き斜視図である。 支持部材による先端摺動部の下面を支持する状態を示す要部拡大一部切欠き側断面図である。 図15のXVI −XVI 線矢視断面図である。 (A)は支持部材の第2実施形態を示す図、(B)は第2実施形態の他の例を示す断面図である。 規制手段の他の例を示す図である。
符号の説明
3 第1給紙トレイ
20a 給紙ローラ
20c アーム部
30 第2給紙トレイ
44 サイドガイドの当接板
53 支持部材

Claims (14)

  1. 複数の被記録媒体を堆積状態で収容可能な第1収容部を有する第1給紙トレイと、この第1給紙トレイの前記第1収容部上に配置され、複数枚の被記録媒体を堆積状態で収容可能な第2収容部を有する第2給紙トレイとからなる給紙トレイであって、
    前記第2給紙トレイは、被記録媒体を前記第1給紙トレイから所定の給送方向へと給送可能な退避位置と、被記録媒体を前記第2給紙トレイから前記給送方向へと給送可能な給紙位置と、の間で、前記第1給紙トレイに対して進退動可能に配設されており、
    前記第2給紙トレイが前記給紙位置に配置されているとき、前記第2給紙トレイは、前記給送方向の下流側端部及び前記給送方向に沿う両側端部が前記第1給紙トレイに支持されるとともに、前記第1給紙トレイに設けられている支持部材により、前記第2給紙トレイの前記下流側端部及び前記両側端部以外の箇所を下方から支持されることを特徴とする給紙トレイ。
  2. 前記第1給紙トレイの前記第1収容部には、前記給送方向に沿う前記被記録媒体の側縁を案内するサイドガイドが前記給送方向と交差する方向に移動可能に設けられ、
    当該サイドガイドに前記支持部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の給紙トレイ。
  3. 前記サイドガイドは、前記第1収容部に収容された被記録媒体における前記給送方向に沿う両側縁を案内可能とするように、一対として設けられ、
    前記一対のサイドガイドは前記第1収容部の前記給送方向と交差する方向の中央部に対して対称位置に位置可変に配置され、
    前記一対のサイドガイドにそれぞれ前記支持部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の給紙トレイ。
  4. 前記支持部材は、前記第1給紙トレイの前記第1収容部の底面またはサイドガイドに着脱可能もしくは起伏可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙トレイ。
  5. 前記第1給紙トレイの前記第1収容部には、前記給送方向における前記被記録媒体の上流側の後端側縁を案内するためのリヤガイドが前記給送方向に沿って進退動可能に設けられており、前記支持部材は、前記リヤガイドに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の給紙トレイ。
  6. 少なくとも前記第2給紙トレイから被記録媒体が給送されるときには、前記支持部材が前記第2給紙トレイの下面に当接していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の給紙トレイ。
  7. 前記第2給紙トレイは、前記給送方向の下流側に位置して、前記第1給紙トレイの両側部に跨がって摺動自在に支持される先端摺動部と、この先端摺動部に対して回動可能に連結され、且つ前記第1給紙トレイの両側部に跨がって摺動自在に支持される可動部とを備え、
    前記支持部材は少なくとも前記先端摺動部の下面側に当接し得ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の給紙トレイ。
  8. 前記第2給紙トレイには、前記支持部材が所定位置に配置されているときに、その支持部材が前記給送方向と交差する方向に移動することを規制し、且つ前記第2給紙トレイの前記給送方向の移動を許容するための第1規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の給紙トレイ。
  9. 前記支持部材には、前記第2給紙トレイが前記退避位置から前記給紙位置へと移動するのを規制する第2規制手段が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の給紙トレイ。
  10. 前記支持部材が前記所定位置以外に配置されているとき、前記第2規制手段は前記第2給紙トレイが前記退避位置から前記給紙位置へと移動するのを規制することを特徴とする請求項9に記載の給紙トレイ。
  11. 前記支持部材が前記第2給紙トレイの前記第1規制手段に接近するときに、この支持部材には、前記第1規制手段に対して案内され易くするための誘い込み部が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の給紙トレイ。
  12. 請求項1乃至請求項11の何れかに記載の給紙トレイと、
    前記第1給紙トレイの第1収容部に収容されている被記録媒体と、前記第2トレイの第2収容部に収容されている被記録媒体の何れか一方に当接可能な給紙ローラと、
    を備えることを特徴とする給紙装置。
  13. 前記支持部材は、前記第2収容部内の前記被記録媒体に対する前記給紙ローラの押圧力が作用する箇所の近傍における前記第2給紙トレイの下面に当接することを特徴とする請求項12に記載の給紙装置。
  14. 請求項12又は請求項13に記載の給紙装置と、
    当該給紙装置から給送された被記録媒体に画像を記録する記録部と、
    当該記録部で画像の記録された被記録媒体を排出する排出部と
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
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