JP2002029116A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JP2002029116A
JP2002029116A JP2000212758A JP2000212758A JP2002029116A JP 2002029116 A JP2002029116 A JP 2002029116A JP 2000212758 A JP2000212758 A JP 2000212758A JP 2000212758 A JP2000212758 A JP 2000212758A JP 2002029116 A JP2002029116 A JP 2002029116A
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door
door body
cover
pin
door cover
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JP2000212758A
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English (en)
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Isayasu Kanbara
功泰 神原
Akira Sakuta
明 作田
Hisashi Yokogawa
横川  恒
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Mitsubishi Electric Corp
Olympus Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デザイン上の許容範囲が広いドア構造を有し
たプリンタ装置を提供する。 【解決手段】 ドアカバー6の内側にはサーマルヘッド
2等を搭載したドア本体3が係合している。ドア本体3
はドアカバー6とは異なる回動軸を中心として回動可能
に構成されている。そして、ドア本体3の前部端縁部
に、間隔を開けて配設した一対のピン4を、ドアカバー
6の前部端縁部に間隔を開けて配設した一対の係合部5
にそれぞれ係合させることで、ドアカバー6とドア本体
3とが係合する構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ装置に関
し、特に、熱転写式のプリンタ装置において、インクリ
ボン等の交換のための開閉可能なドアを有するプリンタ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は特開平10−129053号公
報に示された従来のプリンタ装置を示す側面図である。
【0003】図12はプリンタ装置のドア19が開放さ
れた状態を示しており、ドア開放用のばね55は、ばね
フック53、54に係合されており、ドア19が閉じて
いる状態では、軸30とばねフック53とを結ぶ直線よ
りもばねフック54が下方に位置しており、ばね55は
ドア19を開放する方向に付勢している。従って、ドア
19を閉じた状態を維持するロック機構(図示せず)を
解除すると、ばね55に付勢されてドア19が開放し始
める。そして一旦ドア19が開放し始めれば、自重によ
ってドア19が開放する方向へとさらに付勢される。そ
してドア19の開放が進むにつれ、軸30とばねフック
53とを結ぶ直線よりもばねフック54が上方に位置す
るようになり、ばね55はドア19の自重に逆らってド
ア19を閉じる方向に付勢することになる。このように
してドア19が軸30を中心として回動する。
【0004】なお、ドア19にはロール状に巻かれた印
画紙や、印画紙を回転させて送り出すための回転機構等
の機構部品が取り付けられているが、図12においては
省略している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のプリンタ装置においては、ドア19は軸30によ
って回動自在に支持され、ドア19の機構部品と外装部
分とは一体となるように構成されていた。
【0006】しかし、昨今では、シート状の記録紙を本
体部後方斜め上部から供給し、本体部前方から出力する
ようなプリンタ装置が主流となり、プリンタ装置の形態
が変わりつつあるので、開閉部分であるドアの形状にも
デザイン上の制限が多くなり、機構部品と外装部分とが
一体となった従来のドアでは対応できないという問題が
あった。
【0007】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、シート状の記録紙を本体部後方斜
め上部から供給し、本体部前方から出力するプリンタ装
置において、デザイン上の許容範囲が広いドア構造を有
したプリンタ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載のプリンタ装置は、開閉可能な開口部を有する本体部
と、前記開口部を開閉するドアとを備えるプリンタ装置
であって、前記ドアは、前記プリンタ装置のプリント動
作を実行するための機構部品を搭載し、第1の回動軸を
中心として回動可能なドア本体と、前記第1の回動軸と
は別個に配設された第2の回動軸を中心として回動可能
なドアカバーと、前記ドア本体または前記ドアカバーに
設けられた少なくとも1つのピンと、前記ドア本体およ
び前記ドアカバーのうち、前記ピンが配設されない方に
設けられ、前記ピンに係合し、前記ドアの前後方向に前
記ピンが摺動可能な少なくとも1つの係合部とを有し、
前記ドアの開閉に際して、前記ピンが前記係合部内を摺
動してドア本体および前記ドアカバーが同時に回動す
る。
【0009】本発明に係る請求項2記載のプリンタ装置
は、前記少なくとも1つのピンが、前記ドア本体または
前記ドアカバーの両サイド端縁部に一対で配設され、前
記少なくとも1つの係合部は、前記ドア本体および前記
ドアカバーのうち、前記ピンが配設されない方の両サイ
ド端縁部に一対で配設される。
【0010】本発明に係る請求項3記載のプリンタ装置
は、少なくとも1つのピンが、少なくとも1つの係合部
との接触面に圧接される方向に弾力を有して支持されて
いる。
【0011】本発明に係る請求項4記載のプリンタ装置
は、前記少なくとも1つの係合部が、前記少なくとも1
つのピンが係合した状態で、前記少なくとも1つのピン
を所定方向に付勢する弾力を有して支持された切片部を
備えている。
【0012】本発明に係る請求項5記載のプリンタ装置
は、前記第1の回動軸の周りに配設され、前記ドア本体
を閉じた位置では、前記ドア本体を開放する方向に、前
記ドア本体を開いた位置では前記ドア本体を閉じる方向
に付勢する付勢部材を備え、前記ドアカバーは、前記ド
アカバーの両サイドの最外縁部に沿った接触面を有し、
前記本体部は、前記ドアカバーを閉じた場合に、前記接
触面に係合するように前記開口部の両サイドに係合面を
有する。
【0013】本発明に係る請求項6記載のプリンタ装置
は、前記ドアが、前記ドアカバーの所定位置に配設され
た貫通穴と、前記ドア本体の前記貫通穴に対応する位置
に取り付けられ、その一部が前記貫通穴から突出するよ
うに配設された押し込みボタンとをさらに備えている。
【0014】本発明に係る請求項7記載のプリンタ装置
は、前記ドアが、前記ドアカバー所定位置に配設された
貫通穴と、前記貫通穴からその一部が突出するように前
記ドアカバーに取り付けられた押し込みボタンとをさら
に備え、前記押し込みボタンは、前記ドア本体の方向に
突出する凸部を有し、前記ドア本体の方向に弾力を有し
て支持される。
【0015】
【発明の実施の形態】<A.装置構成>以下、図1〜図
5を用いて本発明に係るプリンタ装置の実施の形態につ
いて説明する。
【0016】図1は本発明に係るプリンタ装置1の外観
構成を示す斜視図である。図1において矢印Aで示すよ
うにプリンタ装置1は本体部BDの後部斜め上方向から
シート状の記録紙の供給を行い、本体部BD内にて印刷
を行った後、前面下部の出力口EXから記録紙を出力す
る構成となっている。
【0017】図1に示すように、プリンタ装置1の前面
部には外側に向けて湾曲した形状のドアカバー6が設け
られ、ドアカバー6の両サイドに設けたスライドスイッ
チSSをスライドさせることにより、ドアカバー6を手
前に引いて開口することが可能となっている。なお、ド
アカバー6は樹脂材料で構成されるとともに、本体部B
Dのドアカバー6以外の部分も樹脂材料で構成されるカ
バー7によって覆われている。
【0018】図2は、ドアカバー6を開放した状態のプ
リンタ装置1を示す斜視図であり、ドアカバー6の内側
にはサーマルヘッド2等を搭載したドア本体3が係合し
ている。ドア本体3はドアカバー6とは異なる回動軸
(図示せず)を中心として回動可能に構成されている。
そして、ドア本体3の前部端縁部に、間隔を開けて配設
した一対のピン4を、ドアカバー6の前部端縁部に間隔
を開けて配設した一対の係合部5にそれぞれ係合させる
ことで、ドアカバー6とドア本体3とが係合する構成と
なっている。なお、以下の説明においては、ドアカバー
6とドア本体3とを合わせてドアと呼称する場合もあ
る。
【0019】また、ドア本体3の両サイド端縁部には、
本体部BDの左右の内壁面に設けられた一対のロックピ
ン9にドア本体3を閉じた状態で係合するロックレバー
8が配設されている。なお、ドアカバー6およびドア本
体3を閉じてロックレバー8とロックピン9とが係合す
ると、ドアカバー6の両サイドの最外縁部に沿ってそれ
ぞれ配設された接触面19が、本体部BDの開口部外周
の両サイドにそれぞれ配設された係合面18に接触する
ことになる。
【0020】なお、本体部BDの内部には、フィルム上
に染料や顔料等を塗布したインクリボンがカセット方式
で取り付けられ、本体部BDの後部斜め上方向から供給
された記録紙が上記インクリボンに接触し、サーマルヘ
ッド2によって染料や顔料が記録紙に熱転写される。
【0021】図3は開放した状態のドアカバー6および
ドア本体3を示す部分断面図であり、ドアカバー6の回
動軸16(第2の回動軸)およびドア本体3の回動軸1
5(第1の回動軸)が別個の構成として配設されてい
る。そして、回動軸15の周りにはドア本体3を閉じた
位置では開放方向(図に対して反時計回り)に、開いた
位置では閉じる方向(図に対して時計回り)に付勢する
ばね17が取り付けられている。ばね17としては、例
えばねじりばねを使用している。
【0022】ここで、ドアカバー6およびドア本体3が
開放した状態では、係合部5においてはピン4は係合部
5の手前側、すなわち本体部BD側に位置している。し
かし、ドアカバー6およびドア本体3を閉じようとする
場合には、ドアカバー6の回動に合わせてピン4が直方
体の箱状の係合部5内を先端方向(本体部BD側とは反
対側)に摺動しながらドア本体3が回動し、ドアカバー
6を閉じた状態ではピン4は係合部5の最先端部に達す
る。
【0023】図4に、ドアカバー6およびドア本体3が
開放した状態での、係合部5およびピン4の構成を示
す。図4に示すように、係合部5はドアカバー6のサイ
ド側が開口し、ドアカバーの前後方向に延在する直方体
の箱状をなし、ドア本体3に取り付けられた所定の支持
板の先端に配設された円柱状のピン4が開口部から挿入
されて係合している。ドア本体3とドアカバー6とは係
合部5においてのみ係合しており、ピン4はドアカバー
6およびドア本体3の回動に合わせて係合部5内を長手
方向に自在に移動できるので、回動軸16および回動軸
15の配設位置のずれによるドアカバー6およびドア本
体3の回動軌道のずれを吸収して、ドアカバー6および
ドア本体3の回動動作をマッチングさせて、両者を同時
にスムーズに開閉することができる。
【0024】図5は閉じた状態のドアカバー6およびド
ア本体3を示す部分断面図であり、ピン4は係合部5の
最先端部に達している。そして、ロックレバー8はロッ
クピン9に係合しており、ドアカバー6およびドア本体
3がばね17に付勢されて勝手に開くことを防止してい
る。
【0025】ドアカバー6およびドア本体3を開くに
は、スライドスイッチSS(図1参照)をスライドさせ
ることで、ロックレバー8とロックピン9との係合が解
除され、ばね17に付勢されてドアカバー6およびドア
本体3が開放される。開放動作の途中でばね17の付勢
方向が反転し、ドアカバー6およびドア本体3の開放速
度が抑制される。プリンタ装置1においてドアカバー6
およびドア本体3を開く場合は、インクリボン等の消耗
品の交換や、記録紙の紙詰まりを解消する場合などであ
る。
【0026】ドアカバー6およびドア本体3を閉じるに
は、ドアカバー6を手で押し上げると、ドア本体3のピ
ン4がドアカバー6の係合部5内を摺動し、ドア本体3
が併せて回動する。そして、ドアカバー6を押し続けて
ロックレバー8と本体部BDに設けられたロックピン9
とが係合すると、ドア本体3は開放方向への移動が規制
され、閉じた位置を保つことになる。このとき、図2を
用いて説明したように、ドアカバー6の両サイドの最外
縁部の接触面19が、本体部BDの開口部外周の係合面
18に接触し、ドアカバー6は開放方向とは反対方向へ
の移動も規制されることになる。
【0027】なお、以上の説明においては、ドアカバー
6に係合部5を、ドア本体3にピン4を配設した構成を
示したが、ドアカバー6にピン4を、ドア本体3に係合
部5を配設しても良いことは言うまでもない。
【0028】また、以上の説明においては、回動軸15
および16を本体部BDの開口部の下部側に設け、ドア
カバー6およびドア本体3を下側に引いて開く構成とし
たが、回動軸15および16は本体部BDの開口部の上
部側に設けても良く、その場合はドアカバー6およびド
ア本体3を押し上げて開くことになる。
【0029】また、以上の説明においては、係合部5お
よびピン4は、ドアカバー6およびドア本体3の両サイ
ドにそれぞれ一対で配設した構成を示したが、これらは
一対ずつの配設に限定されるものではなく、例えばドア
カバー6およびドア本体3の先端部央部にも、それぞれ
1つずつ配設したり、あるいは先端部央部にのみ、それ
ぞれ1つずつ配設する構成としても良い。
【0030】<B.作用効果>以上説明したように、本
発明に係るプリンタ装置1においては、サーマルヘッド
2等の機構部品を搭載したドア本体3の回動軸15と、
ドア本体3の外装材となるドアカバー6の回動軸16を
別個に設け、それらの配設位置の違いによるドアカバー
6およびドア本体3の回動軌道のずれを吸収するため
に、ドアカバー6とドア本体3との係合部分に自由度を
持たせる構成としたので、ドアカバー6およびドア本体
3の開閉がスムーズにできる。また、プリンタ装置の機
構部品を搭載するドア本体3を支えるために強度が要求
される回動軸15と、強度的な要求が小さい回動軸16
を別個に設けることで、両回動軸の配設位置の選択範囲
が広くなり、例えば、ドアカバー6については、開放し
た状態で出力口EXを塞ぐことのない形状にすることが
可能となり、デザイン上の許容範囲が広くなり、プリン
タ装置のデザイン設定の自由度が増すことになる。
【0031】<C.変形例> <C−1.ピンと係合部の変形例1>図4を用いて説明
したピン4は、所定の支持板の先端に配設されるものと
して説明したが、図6に示すようにピン4を弾性を有し
て支持する構成としても良い。
【0032】すなわち、図6において、ピン4が配設さ
れた支持板41は、その主面上に回動軸20を有し、回
動軸20の周りにねじりコイルばね21が配設されてい
る。ねじりコイルばね21の一方端は支持板41の端面
に係合し、他方端は、支持板41とは別個の支持板42
の端面に係合している。支持板41と42とは、その主
面どうしが対面して配置され、回動軸20によって接続
されている。
【0033】なお、図6においては、ピン4の構成を明
確にするため、ドア本体3側に係合部5を、ドアカバー
6側にピン4を配設した場合を示し、ピン4はドア本体
3がドアカバー6から離れようとした場合での形態を示
している。
【0034】このような構成とすることでピン4はコイ
ルばね21によって図面下方に付勢されており、ドア本
体3がドアカバー6から離れようとした場合(ここで
は、図の上方に係合部5が移動する場合)、ピン4は上
方に回動して図6に示すような状態となり、コイルばね
21によって図面下方に付勢され、係合部5の下部壁面
と圧接状態となり、ドアカバー6とドア本体3との係合
を強固に保つことができる。
【0035】また、ドアカバー6およびドア本体3を閉
じ、ドア本体3のロックレバー8がロックピン9に係合
する場合、ドア本体3は若干内側に引き込まれ、ドアカ
バー6とドア本体3とは離れようとする。しかし、ドア
カバー6の両サイドの最外縁部の接触面19が、本体部
BDの開口部外周の係合面18に確実に接触するので、
上記ドアカバー6とドア本体3との係合の強化と相俟っ
て、ドアカバー6が、がたつくことを防止できる。
【0036】<C−2.ピンと係合部の変形例2>図6
を用いて説明した上記変形例においては、ピン4を弾性
を有して支持する構成としたが、図7に示すように係合
部がピン4を付勢する構成としても良い。
【0037】すなわち、図7において、係合部5Aはそ
の下部壁面の一部に切れ込みを有し、切れ込みによって
変形自在となった切片部22を有している。
【0038】なお、図7においては、ピン4の構成を明
確にするため、ドア本体3側に係合部5Aを、ドアカバ
ー6側にピン4を配設した場合を示し、係合部5Aはド
ア本体3がドアカバー6から離れようとした場合での形
態を示している。
【0039】このような構成とすることで、ドア本体3
がドアカバー6から離れようとした場合(ここでは、図
の上方に係合部5が移動する場合)、係合部5Aの切片
部22にピン4が接触し、図7に示すように切片部22
が下方に弾性変形してピン4を上方に付勢し、係合部5
Aの下部壁面でもある切片部22と圧接状態となり、ド
アカバー6とドア本体3との係合を強固に保つことがで
きる。
【0040】また、上記変形例1と同様に、ドアカバー
6の両サイドの最外縁部の接触面19が、本体部BDの
開口部外周の係合面18に確実に接触するので、上記ド
アカバー6とドア本体3との係合の強化と相俟って、ド
アカバー6が、がたつくことを防止できる。
【0041】<C−3.ドアカバーとドア本体の変形例
1>図1〜図5を用いて説明したプリンタ装置1におい
ては、ドアカバー6およびドア本体3を閉じるには、ド
アカバー6を手で押し上げ、ドアカバー6を押し続けて
ロックレバー8と本体部BDに設けられたロックピン9
とを係合させるようにしていたが、図8に示すように、
ドアカバー6を押すのではなくドア本体3を押す構成と
しても良い。
【0042】すなわち、図8に示すドアカバー6におい
ては、ドアカバー6の比較的上部寄りの位置に貫通穴2
3が配設され、ドア本体3の貫通穴23に対応する位置
においては貫通穴23から突出するように配設された押
し込みボタン24が取り付けられている。
【0043】図9に、押し込みボタン24を有したプリ
ンタ装置1Aにおいてドアカバー6を閉じた状態の斜視
図を示す。押し込みボタン24は、水平方向に延在する
細長形状を有している。
【0044】このような構成を有するプリンタ装置1A
において、ドアカバー6およびドア本体3を閉じるに
は、押し込みボタン24の部分を押すようにドアカバー
6を手で押し上げ、ドアカバー6の両サイドの最外縁部
の接触面19(図2参照)が、本体部BDの開口部外周
の係合面18(図2参照)に接触した後、さらに押し込
みボタン24の部分を押すことで、ドア本体3を直接押
して回動させ、ドア本体3のロックレバー8をロックピ
ン9に係合させる。ドア本体3を直接押すので、ロック
レバー8をロックピン9に確実に係合させることがで
き、また、使用者にドアカバー6のどこを押すかを示唆
する効果がある。
【0045】<C−4.ドアカバーとドア本体の変形例
2>ドアおよびドア本体の変形例としては図10に示す
ような構成としても良い。
【0046】すなわち、図10に示すドアカバー6にお
いては、所定位置に貫通穴23が配設され、当該貫通穴
23には可撓性を有する押し込みボタン25が突出する
ように取り付けられている。押し込みボタン25は、ド
ア本体3の方向に撓むようにドアカバー6の内壁面に取
り付けられた可撓性を有する部材を有し、ボタン25の
ドア本体3側の主面には、ドア本体3に到達する凸部を
有している。
【0047】図11に、押し込みボタン25を有したプ
リンタ装置1Bにおいてドアカバー6を閉じた状態の斜
視図を示す。押し込みボタン25は、ドアカバー6の比
較的上部寄りの位置に配置されており、水平方向に延在
する細長形状を有している。
【0048】このような構成を有するプリンタ装置1B
において、ドアカバー6およびドア本体3を閉じるに
は、押し込みボタン25の部分を押すようにドアカバー
6を手で押し上げ、ドアカバー6の両サイドの最外縁部
の接触面19(図2参照)が、本体部BDの開口部外周
の係合面18(図2参照)に接触した後、さらに押し込
みボタン25の部分を押すことで、ドア本体3を直接押
して回動させ、ドア本体3のロックレバー8をロックピ
ン9に係合させる。ドア本体3を直接押すので、ロック
レバー8をロックピン9に確実に係合させることがで
き、また、使用者にドアカバー6のどこを押すかを示唆
する効果がある。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載のプリンタ装
置によれば、本体部の開口部を開閉するドアが、第1の
回動軸を中心として回動可能なドア本体と、第1の回動
軸とは別個に配設された第2の回動軸を中心として回動
可能なドアカバーとで構成され、ドアの開閉に際して
は、少なくとも1つのピンが少なくとも1つの係合部内
を摺動してドア本体およびドアカバーが同時に回動する
ので、第1および第2の回動軸の配設位置の違いによる
ドアカバーおよびドア本体の回動軌道のずれが吸収さ
れ、ドアカバーおよびドア本体の開閉がスムーズにでき
る。また、プリンタ装置の機構部品を搭載するドア本体
を支えるために強度が要求される第1の回動軸と、強度
的な要求が小さい第2の回動軸を別個に設けることで、
両回動軸の配設位置の選択範囲が広くなり、デザイン上
の許容範囲が広くなり、プリンタ装置のデザイン設定の
自由度が増すことになる。
【0050】本発明に係る請求項2記載のプリンタ装置
によれば、少なくとも1つのピンがドア本体またはドア
カバーの両サイド端縁部に一対で配設され、少なくとも
1つの係合部が、ドア本体およびドアカバーのうち、ピ
ンが配設されない方の両サイド端縁部に一対で配設され
るので、ドア本体およびドアカバーの開閉を安定して行
うことができる。
【0051】本発明に係る請求項3記載のプリンタ装置
によれば、少なくとも1つのピンが、少なくとも1つの
係合部との接触面に圧接される方向に弾力を有して支持
されるので、ドアカバーとドア本体との係合を強固に保
つことができる。その結果、ドアを閉じた場合に、ドア
カバーおよびドア本体の閉じた位置にずれが生じること
が防止され、ドアカバーが、がたつくことを防止でき
る。
【0052】本発明に係る請求項4記載のプリンタ装置
によれば、少なくとも1つの係合部が、少なくとも1つ
のピンが係合した状態で、少なくとも1つのピンを所定
方向に付勢する弾力を有して支持された切片部を備える
ので、ドアカバーとドア本体との係合を強固に保つこと
ができる。その結果、ドアを閉じた場合に、ドアカバー
およびドア本体の閉じた位置にずれが生じることが防止
され、ドアカバーが、がたつくことを防止できる。
【0053】本発明に係る請求項5記載のプリンタ装置
によれば、ドア本体の閉じた位置では、ドア本体を開放
する方向に、ドア本体の開いた位置ではドア本体を閉じ
る方向に付勢する付勢部材を備え、ドアカバーの両サイ
ドの接触面と、本体部の開口部の両サイドの係合面とを
有するので、付勢部材に補助されてドアの開閉が容易で
あるとともに、ドアを閉めた際のドアカバーの位置の再
現性が良好となり、ドアカバーと、その周囲の本体部の
外装とのずれ等を防止できる。
【0054】本発明に係る請求項6および請求項7記載
のプリンタ装置によれば、押し込みボタンを押すこと
で、ドア本体を直接押して回動させることができ、ドア
本体と本体部とを係合させるロック機構を設けた場合
に、ドア本体と本体部とを確実に係合させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態のプリンタ装置の外
観構成を示す斜視図である。
【図2】 本発明に係る実施の形態のプリンタ装置のド
アを開放した状態を示す斜視図である。
【図3】 本発明に係る実施の形態のプリンタ装置のド
アを開放した状態を示す部分断面図である。
【図4】 本発明に係る実施の形態のプリンタ装置のド
アの部分構成を示す斜視図である。
【図5】 本発明に係る実施の形態のプリンタ装置のド
アを閉じた状態を示す部分断面図である。
【図6】 ピンと係合部の変形例を示す斜視図である。
【図7】 ピンと係合部の変形例を示す斜視図である。
【図8】 ドアカバーとドア本体の変形例を示す部分断
面図である。
【図9】 ドアカバーとドア本体の変形例を示す斜視図
である。
【図10】 ドアカバーとドア本体の変形例を示す部分
断面図である。
【図11】 ドアカバーとドア本体の変形例を示す斜視
図である。
【図12】 従来のプリンタ装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
3 ドア本体、4 ピン、5 係合部、6 ドアカバ
ー、15,16 回動軸、18 係合面、19 接触
面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 作田 明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 横川 恒 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ04 CD07 CD13 CD14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な開口部を有する本体部と、 前記開口部を開閉するドアとを備えるプリンタ装置であ
    って、 前記ドアは、 前記プリンタ装置のプリント動作を実行するための機構
    部品を搭載し、第1の回動軸を中心として回動可能なド
    ア本体と、 前記第1の回動軸とは別個に配設された第2の回動軸を
    中心として回動可能なドアカバーと、 前記ドア本体または前記ドアカバーに設けられた少なく
    とも1つのピンと、 前記ドア本体および前記ドアカバーのうち、前記ピンが
    配設されない方に設けられ、前記ピンに係合し、前記ド
    アの前後方向に前記ピンが摺動可能な少なくとも1つの
    係合部とを有し、 前記ドアの開閉に際して、前記ピンが前記係合部内を摺
    動してドア本体および前記ドアカバーが同時に回動す
    る、プリンタ装置。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1つのピンは、 前記ドア本体または前記ドアカバーの両サイド端縁部に
    一対で配設され、 前記少なくとも1つの係合部は、 前記ドア本体および前記ドアカバーのうち、前記ピンが
    配設されない方の両サイド端縁部に一対で配設される、
    請求項1記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1つのピンは、前記少な
    くとも1つの係合部との接触面に圧接される方向に弾力
    を有して支持される、請求項1記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも1つの係合部は、前記少
    なくとも1つのピンが係合した状態で、前記少なくとも
    1つのピンを所定方向に付勢する弾力を有して支持され
    た切片部を備える、請求項1記載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の回動軸の周りに配設され、前
    記ドア本体を閉じた位置では、前記ドア本体を開放する
    方向に、前記ドア本体を開いた位置では前記ドア本体を
    閉じる方向に付勢する付勢部材を備え、 前記ドアカバーは、 前記ドアカバーの両サイドの最外縁部に沿った接触面を
    有し、 前記本体部は、 前記ドアカバーを閉じた場合に、前記接触面に係合する
    ように前記開口部の両サイドに係合面を有する、請求項
    1または請求項2記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 前記ドアは、 前記ドアカバーの所定位置に配設された貫通穴と、 前記ドア本体の前記貫通穴に対応する位置に取り付けら
    れ、その一部が前記貫通穴から突出するように配設され
    た押し込みボタンとをさらに備える、請求項1または請
    求項2記載のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 前記ドアは、 前記ドアカバー所定位置に配設された貫通穴と、 前記貫通穴からその一部が突出するように前記ドアカバ
    ーに取り付けられた押し込みボタンとをさらに備え、 前記押し込みボタンは、 前記ドア本体の方向に突出する凸部を有し、前記ドア本
    体の方向に弾力を有して支持される、請求項1または請
    求項2記載のプリンタ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6916052B2 (en) 2003-09-25 2005-07-12 Seiko Epson Corporation Cover locking/unlocking mechanism and a printer having the cover locking/unlocking mechanism
US7266325B2 (en) 2003-07-22 2007-09-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device capable of aligning a plurality of covers

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