JP4412810B2 - 筆記具の軸筒 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸筒の開口端部に、付設部材を装着してなる筆記具の軸筒に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば図5〜図7に示すように軸筒本体102の後端開口部103内に、後端部6にノック部を有する付設部材4の外周面に形成したガイド用突起7を、軸筒の開口部103の内壁面に、周り止め及び位置出しのために設けた軸心に沿って延びるガイド溝108に遊挿し、軸筒後端102a側からノック体(付設部材)4を押圧することにより、ガイド用突起7がガイド溝108に案内されて軸筒の開口部103内に挿入し、係合突起9がガイド溝の壁面に形成した凸部(係合部)10に乗り越し係合して、ノック体の一部が軸筒後端102aより突出した状態で、ノック体4を装着してなる筆記具の軸筒101は知られている。
【0003】
こうした筆記具の組立方法においては、手組みであれば、ガイド用突起7とガイド溝108の位置関係を目視で確認し挿入することができるが、機械組みの場合には例えば、軸筒後端102aにガイド用突起7を当接させ、付設部材4を回転(図7矢印方向)することによりガイド用突起7とガイド溝108の位置出しを行っていた。
【0004】
ところで、筆記具においては特に低価格品の筆記具では大量生産が望まれており、生産数アップを鑑みて機械組みを行うことが一般的であり、そのために作業効率のよい機械組みに適した筆記具の軸筒が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したように機械組みにおいて軸筒後端102aにガイド用突起7を当接させ、付設部材4を回転することによりガイド用突起7とガイド溝108の位置出しを行う際に、機械の振動や製品のバラツキ等により図8に示すようにガイド用突起7とガイド溝108が径方向での位置ずれが生じていることがあった。こうした場合には、付設部材4を回転(図9矢印方向)してもガイド用突起7とガイド溝108の位置出しを行えないため、機械停止の原因となり作業効率が著しく低下してしまう。また、正常な位置(ガイド用突起7とガイド溝108の位置が合っている状態)と前記位置ずれが起こった時の状態では、機械的に判断することは難しく、機械は停止することなく作動してしまう。そのため、この状態で付設部材4を軸筒後端102a側から押圧することにより付設部材4を破損してしまう恐れがあった。
【0006】
本発明はこうした事実に鑑みてなされたもので、機械の振動や製品のバラツキ等により、ガイド用突起とガイド溝の位置ズレによる機械停止や組立における付設部材の破損が起こり難い、機械組みに適した筆記具の軸筒を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、軸筒の後端開口部内に、付設部材の外周面に形成したガイド用突起を、前記開口端部の内壁面に設けた軸心に沿って延びるガイド溝に挿嵌して、付設部材を装着してなる筆記具の軸筒において、前記軸筒の後端部に、ガイド用突起の外径より大きく、前記ガイド溝に連通する段部を形成したことを特徴とする筆記具の軸筒である。
【0008】
また、前記段部が、軸筒後端に向けてテーパー状に形成したことを特徴とする筆記具の軸筒である。
【0009】
本発明の付設部材とは、ノック体やクリップ部材等、一般的に知られている筆記具における軸筒の後端部に付設する部材のことである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を用いて説明すると、本発明の筆記具の軸筒1は、ノック式筆記具における軸筒で、軸筒本体2の後端部2aが開口した開口部3にノック体(付設部材)4を、ノック体4の後端部6の外周に形成したガイド用突起7をガイド溝8に遊挿させ、軸筒後端2a側から付設部材4を押圧することにより、ガイド用突起7がガイド溝8に案内されて軸筒の開口部内に挿入し、先端部5の外周に、ガイド用突起7と同軸上に形成した係子用突起9がガイド溝8の壁面に形成した抜け防止用凸部(係合部)10に乗り越し係合して、ノック体4の一部が軸筒後端2aより突出した状態に軸筒の開口部3に装着してなる構造である。軸筒の外周面にはクリップ13を一体に形成してある。
【0011】
付設部材の先端部5の前方にはノック式の操出機構である回転カム12を配設し、軸筒の内壁面には回転カム11を前後に摺動案内し回転させるためのカム溝(図示せず)を形成し、先端部5の先端には、回転カム11を前後に摺動し回転を付与するカム部(図示せず)を形成してある。さらに回転カム11の前方には筆記具用インキ(図示せず)を収容したインキ収容管12を摺動可能に配設した構造である。
【0012】
組立ては機械で行うが、本発明の筆記具の軸筒1は、軸筒の開口部2にガイド用突起6の外径Cより大きく、ガイド溝7に連通する段部8を形成してある。まず付設部材の先端部5を軸筒の開口部に遊挿する。先端部5の外径Fは、開口部3の内径Dよりかなり小さく設定されているので容易に遊挿することができる。また、段部の内径Bは、ガイド用突起の外径Cより大きく形成してあるので、段部9にガイド用突起を有する後端部6を遊挿し易い。その後、ノック体3を回転(図4の矢印)させることにより、ガイド用突起7とガイド溝8の位置出しを行い、さらに軸筒後端2a側からノック体4を押圧することにより、ガイド用突起7がガイド溝8に案内されて軸筒の開口部3に進入させ、前記係合突起9がガイド溝の壁面に形成した凸部(係合部)10に乗り越し係合して、ノック体(付設部材)4を装着するものである。後端部6の外径Eは、ノック体を摺動自在及びガタツキ防止のため、開口部の内径Dとほぼ同等に設定してある。
【0013】
また、万が一、段部9に後端部6を遊挿できなかった場合には、後端部6を遊挿した位置と、遊挿できなかった位置で、高さの違いによる組立時の管理ができるので、この時点で機械を停止することができる。そのため、位置がズレたままでノック体(付設部材)4を押圧し破損することを防止することができる。好ましくは、段部9を軸筒後端2aに向けてテーパー状に形成することにより、付設部材4が傾いても容易に段部9に遊挿することができる。
【0014】
本発明の実施の形態では、軸筒の後端開口端部に装着される付設部材としてノック体を例にとるが、これに限定されるものではなく、頭冠やクリップ等の一般的に知られている筆記具の軸筒に付設することのできるものであればよい。また、付設部材の装着方法も特に限定されるものではなく、軸筒に切り欠き部を形成し、該切り欠き部にガイド用突起を係合させる方法や圧入方法等、一般的に知られている係合方法を適宜選択して用いることができる。さらに、付設部材の先端部は付設部材と一体または別体のどちらでもよい。
【0015】
【発明の効果】
本発明の筆記具の軸筒は、前述したような構造なので、機械の振動や製品のバラツキ等により、ガイド用突起とガイド溝の位置ズレによる機械停止や組立における付設部材の破損が起こり難い、機械組みに適した筆記具の軸筒を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筆記具の軸筒の要部縦断面図である。
【図2】図1における一部省略したA−A拡大断面図である。
【図3】図1における組立工程を示す要部拡大縦断面図である。
【図4】図3における軸筒後端面の要部拡大図である。
【図5】従来の筆記具の軸筒の要部縦断面図である。
【図6】図5における組立工程を示す要部拡大縦断面図である。
【図7】図6における軸筒端面の要部拡大図である。
【図8】図7における付設部材が位置ずれを生じた状態を示す要部拡大縦断面図である。
【図9】図8における軸筒後端面の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 筆記具の軸筒
2 軸筒本体
2a 軸筒後端
3 開口部
4 付設部材
5 先端部
6 後端部
7 ガイド用突起
8 ガイド溝
9 段部
B 段部内径
C ガイド用突起外径
D 開口部内径
E 後端部外径
F 先端部外径

Claims (2)

  1. 軸筒の後端開口部内に、付設部材の外周面に形成したガイド用突起を、前記開口端部の内壁面に設けた軸心に沿って延びるガイド溝に遊挿する、付設部材を装着してなる筆記具の軸筒において、前記軸筒の後端部に、ガイド用突起の外径より大きく、前記ガイド溝に連通する段部を形成したことを特徴とする筆記具の軸筒。
  2. 前記段部が、軸筒後端に向けてテーパー状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の筆記具の軸筒。
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