JP2548140Y2 - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JP2548140Y2
JP2548140Y2 JP2847592U JP2847592U JP2548140Y2 JP 2548140 Y2 JP2548140 Y2 JP 2548140Y2 JP 2847592 U JP2847592 U JP 2847592U JP 2847592 U JP2847592 U JP 2847592U JP 2548140 Y2 JP2548140 Y2 JP 2548140Y2
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JP
Japan
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cam
rotary
shallow
groove
locking portion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2847592U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0586582U (ja
Inventor
秀平 陰山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kotobuki and Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki and Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2847592U priority Critical patent/JP2548140Y2/ja
Publication of JPH0586582U publication Critical patent/JPH0586582U/ja
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Publication of JP2548140Y2 publication Critical patent/JP2548140Y2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は回転カム機構を備えた筆
記具に係り、特に回転カム機構を構成するカム本体を先
軸内面に固着した筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の筆記具は、図1を参照し
て説明すると、先軸1内にレフィール2を挿設し、先軸
1内面にカム本体4を係着,嵌着等により固定し、カム
本体4と、カム本体4のカム面5のカム係止部5A及び
深カム溝又はスリット6Aにそれぞれ係止,挿入される
回転子7と、回転子7を回転させ深カム溝又はスリット
6A及びカム係止部5Aに連なる浅カム溝6Bに挿入す
る突起8がカム本体4の段部9に係止されるカムバー1
0とより回転カム機構を構成している。
【0003】この回転カム機構の回転カム7の中心穴に
レフィール2を挿入して先具3との間に後方へ付勢する
バネ11を設け、カム本体4より突出するカムバー10
にクリップ21を有するキャップ又はノック部等の後軸
12を着脱自在に取着している。
【0004】このような従来例は、後軸12をノックす
ると、これに取着されたカムバー10を介して回転カム
7がノックされ、ノック操作を繰り返すことにより回転
カム7が所定角度ずつ回転してカム本体4のカム係止部
5A及び深カム溝又はスリット6Aに交互に係止,挿入
され、係止時にレフィール2のペン先2aがバネ11に
抗して先軸1の先具3の先端より突出し、突出状態に維
持される。又、挿入時はレフィール2のペン先2aがバ
ネ11のバネ力により先具3の先端より引っ込むことに
なる。又、回転カム7の係止時はカムバー10の突起8
が浅カム溝6Bに挿入し、回転カム7の挿入時は回転カ
ム7と共に深カム溝又はスリット6Aに挿入することに
なる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例にあっては、ペン先2Aの突出時にカムバー10の突
起8のみが挿入する浅カム溝6Bに連なるカム係止部5
Aに回転カム7が係止するため、浅カム溝6Bを設けた
ために肉薄となったカム係止部5Aが回転カム7により
損耗するという課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、先軸1を押出
成形により成形した場合、カム本体4を同時に成形でき
ないので、先軸1内面にカム本体4を固定することにな
る。このような場合において浅カム溝6Bを設けたため
に肉薄となったカム係止部5Aの回転カム7による損耗
を解消しようとするものである。即ち、本考案筆記具
は、カム本体4,回転カム7及びカムバー10よりなる
回転カム機構により筆記先の出没を行う筆記具におい
て、カムバー10の突起8が挿入され回転カム7が係止
される、浅カム溝6Bに連なるカム本体4のカム係止部
5Aを該浅カム溝6Bよりずれた肉厚部分まで形成せし
めた構成とする。
【0007】
【作用】このような構成とすることにより筆記先の突出
時に回転カム7がカム本体4のカム係止部5Aに係止さ
れるが、該カム係止部5Aは肉厚部分まで形成されてい
るので、強度が増大し、カム係止部5Aが損耗するおそ
れはない。
【0008】
【実施例】図1は本考案筆記具の1実施例の構成を収納
状態で示した断面図で、ボールペンに適用した例であ
る。まず、その構成を説明する。図1において1は先
軸、3は先具、2は先軸1及び先具3内に挿設したレフ
ィールである。先軸1内の内面にカム本体4が固定さ
れ、例えばこれを圧入してイカリ状部14により係着さ
れている。
【0009】7はカム本体4の3つのカム面5のカム係
止部5A及び3つのスリット6Aにそれぞれ係止,挿入
される回転カム、10はこの回転カム7を回転させ3つ
のスリット6A及び3つのカム係止部5Aに連なる3つ
の浅カム溝6Bに挿入される6つの突起8がカム本体4
の段部9に係止されるカムバーである。カム本体4,回
転カム7及びカムバー10は公知の回転カム機構を構成
している。回転カム7の中心穴にレフィール2が挿入さ
れ、バネ11により後方へ付勢されている。カム本体4
より突出するカムバー10にはクリップ21を有するキ
ャップ又はノック部等の後軸12が嵌装されている。
【0010】次に上記構成の本実施例の作用を説明す
る。後軸12をノックすると、これに嵌装されたカムバ
ー10を介して回転カム7がノックされ、ノック操作を
繰り返すことにより回転カム7が所定角度ずつ回転して
カム本体4のカム係止部5A及びスリット6Aに交互に
係止,挿入される。
【0011】図2はカム本体4のカム係止部5Aに回転
カム7が係止した状態を示している。回転カム7の係止
時にレフィール2のペン先2aがバネ11に抗して先軸
1の先具3の先端より突出し、突出状態に維持される。
又回転カム7の挿入時はレフィール2のペン先2aがバ
ネ11のバネ力により先具3の先端より引っ込むことに
なる。又回転カム7の係止時はカムバー10の突起8が
浅カム溝6B及びスリット6Aに挿入し、回転カム7の
挿入時は回転カム7もスリット6Aに挿入することにな
る。
【0012】本実施例ではペン先2aの突出時にカムバ
ー10の突起8のみが挿入する浅カム溝6Bに連なるカ
ム本体4のカム係止部5Aが図2に示すように肉厚部分
まで形成されているので、この肉厚部分でも回転カム7
が係止されることになり、カム係止部5Aの強度が増大
し、カム係止部5Aが損耗することはない。
【0013】
【考案の効果】上述のように本考案によれば、カムバー
10の突起8が挿入され回転カム7が係止される,浅カ
ム溝6Bに連なるカム係止部5Aを該浅カム溝6Bより
ずれた肉厚部分まで形成したので、カム係止部5Aの強
度が増大し、カム係止部5Aが回転カム7により損耗す
るおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案筆記具の1実施例の構成を収納状態で示
した断面図である。
【図2】本考案における回転カム機構を構成するカム本
体と回転カムの、筆記先突出状態での関係を示す説明図
である。
【図3】従来における回転カム機構を構成するカム本体
と回転カムの、筆記先突出状態での関係を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 先軸 2 レフィール 4 カム本体 5 カム面 5A カム係止部 6A スリット 6B 浅カム溝 7 回転カム 8 突起 9 段部 10 カムバー 11 弾性体(バネ)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先軸(1)内にレフィール(2)を挿設
    し、該先軸(1)内面にカム本体(4)を固定し、この
    カム本体(4)と、該カム本体(4)のカム面(5)の
    カム係止部(5A)及び深カム溝又はスリット(6A)
    にそれぞれ係止,挿入される回転カム(7)と、この回
    転カム(7)を回転させて前記深カム溝又はスリット
    (6A)及び前記カム係止部(5A)に連なる浅カム溝
    (6B)に挿入する突起(8)が前記カム本体(4)の
    段部(9)に係止されるカムバー(10)とより回転カ
    ム機構を構成し、前記回転カム(7)の中心穴に前記レ
    フィール(2)を挿入して後方へ付勢する弾性体(1
    1)を設けてなる筆記具において、前記カムバー(1
    0)の突起(8)が挿入され前記回転カム(7)が係止
    される、浅カム溝(6B)に連なるカム係止部(5A)
    を該浅カム溝(6B)よりずれた肉厚部分まで形成せし
    めてなる筆記具。
JP2847592U 1992-04-28 1992-04-28 筆記具 Expired - Lifetime JP2548140Y2 (ja)

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JPH0586582U JPH0586582U (ja) 1993-11-22
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JP7250527B2 (ja) * 2018-01-09 2023-04-03 三菱鉛筆株式会社 ノック式筆記具
JP2023180879A (ja) * 2022-06-10 2023-12-21 三菱鉛筆株式会社 出没式筆記具

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JPH0586582U (ja) 1993-11-22

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