JP3890784B2 - クリップ取り付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一部に切り欠き部を有するC状の基部が形成されたクリップの、前記基部を軸筒に形成された周状溝部に囲繞せしめて、前記クリップを軸筒に取り付ける構造であって、前記クリップの基部に凹部を形成すると共に、前記軸筒の周状溝部にはクリップの前記凹部に係合する凸部を形成したクリップの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
1例として、特開平7−205587号公報を挙げ説明する。その特許請求の範囲の請求項1には、「クリップ1を樹脂製とし、且つその取付リング部2に弾性変形を容易にする切り欠き3を設け、筆記具軸4に上記のクリップ取付リング部2の圧入嵌合部6を設けると共に、その圧入嵌合部6に上記の切り欠き3と嵌合する凸部7を設けたことを特徴とする筆記具のクリップ取付構造。」と記載されている。
【0003】
筆記具軸の圧入嵌合部にクリップ取付リング部を嵌合させることによってクリップの筆記具軸に対する移動を防止すると共に、クリップの切り欠き部を筆記具軸の凸部に係合させることによって、クリップの筆記具軸に対する回転を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来技術にあっては、クリップの取付リング部が切り欠きにより弾性変形はするものの、その変形量は極めて少なく、そのリング部を筆記具軸体の圧入嵌合部に圧入し、固定することは容易な作業ではなかった。
そこで、変形量を大きくとるために、リング部の一部を完全に切り欠いたクリップが考案された(例えば、実開昭58−82291号公報に示されているクリップ)が、組み立てられた後においては、クリップの切り欠きが筆記具軸の凸部を乗り越えやすくもなってしまい、もって、筆記具軸に対する回転防止効果が著しく弱まってしまった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、一部に切り欠き部を有するC状の基部が形成されたクリップの、前記基部を軸筒に形成された周状溝部に囲繞せしめて、前記クリップを軸筒に取り付ける構造であって、前記クリップの基部に凹部を形成すると共に、前記軸筒の周状溝部にはクリップの前記凹部に係合する凸部を形成したクリップの取り付け構造において、その周状溝部の凸部を前記軸筒の外径よりも突出せしめると共に、前記クリップの基部の切り欠き部に係合する凸部を前記軸筒に形成し、また、前記クリップの基部の切り欠き部を非直線状に形成したことを要旨とする。
【0006】
【作用】
クリップの基部の凹部に深く係合した軸筒の一方の凸部と、クリップの切り欠き部に係合したもう一方の凸部によって、クリップの軸筒に対する回転が阻止される。
【0007】
【実施例】
第1例を図1〜図3に示し説明する。クリップに回転方向の力が特に作用する、後方に回転繰り出し式の消しゴムを有するシャープペンシルを例に挙げて説明するが、回転繰り出し機構を有さない、一般的な筆記具などのクリップと軸体の取り付け構造に適用しても良い。
シャープペンシル本体1は、前軸2と後軸3とから構成されている。その前軸2の内部には、芯を貯蔵する芯タンク4が摺動自在に配置されており、その芯タンク4の前端部には、芯の把持・解放を行うチャック体5が固定されている。また、そのチャック体5の前方部分には、そのチャック体5の開閉を行うチャックリング6が囲繞されている。そして、前記チャック体5や芯タンク4は、コイルスプリングなどの弾撥部材7によって、常に後方に付勢されている。符号8は、芯の後退を阻止する芯戻り止め部材であり、その芯戻り止め部材8は、前記前軸2の先端に螺着された先部材9の内面に取り付けられている。
符号10は、前記シャープペンシル1の把持する部分に圧入固定されたゴム材質などからなるグリップ部材である。
【0008】
一方、前記後軸3の内面には、螺旋溝11が形成されており、また、対向する面に縦スリット12が形成された棒状体案内部材13が配置されている。詳述すると、その棒状体案内部材13の頂部には、鍔部14が形成されており、また、中間部には、固定リング15が圧入されている。そして、それら鍔部14と固定リング15とで前記後軸3を挟持することによって、棒状体案内部材13は、後軸3に対して回転自在ではあるが、前後動不能に取り付けられている。
【0009】
また、棒状体案内部材13の下方には、延出部16が形成されており、その延出部16は、前記前軸2に対して回転不能ではあるが、前後動(摺動)可能に配置されている。ちなみに、本例においては、延出部16の外周面と、前軸2の内周面のそれぞれに8角形状を形成し、それらを係合せしめることによって、回転不能ではあるが、前後動は可能になっている。また、前記延出部16は、芯タンク4に対して着脱自在に圧入されており、これによって、前軸2と後軸3とを連結せしめている。
【0010】
前記棒状体案内部材13の内側には、棒状体受け部材17が配置されており、その受け部材17には、消しゴムなどの棒状体18が取り付けられている。また、その受け部材17の外周部の対向した位置には、突起19が形成されており、その突起19は、前記棒状体案内部材13のスリット12を通過し、後軸3の螺旋溝11に螺合している。つまり、後軸3を前軸2に対して回転させると、消しゴム18が繰り出されたり、収納されたりするというものである。
【0011】
ここで、前記後軸3の後部には、円周溝20が形成されている。そして、その円周溝20には、プレス加工などで成形した金属製のクリップ21の基部22が囲繞した状態で挟持されている。そのクリップ21のクリップ本体部23と前記基部22との連結部24には、凹部25が形成されている。その凹部25は、クリップ本体部23の両端部を内側方向に折り曲げることによって形成されている。そして、その凹部25には、前記後軸3の円周溝20に形成された凸部26が位置している。その凸部26は、後軸3の外径よりも突出した状態で形成されている。なお、前記円周溝20の深さは、クリップ21の厚みとほぼ同等になっているが、これに限定されるものではない。
一方、前記基部22の凹部25と反対側の位置には、切り欠き部27が形成されており、その切り欠き部27によって基部25はC状をなしている。そして、その基部22の切り欠き部27には、前記後軸3の円周溝20に形成された突起28が位置している。なお、この突起28の高さは、後軸3の外径と同じ高さとなっている。
【0012】
前記クリップ21の基部22が後軸3の円周溝20に嵌まり込むことによって、クリップ21の後軸3に対する上下方向への移動が阻止されると共に、クリップ21の凹部25と切り欠き部27が後軸3のそれぞれの突起26、27に係合することによって、クリップ21の後軸3に対する回転が阻止される。
【0013】
第2例を図4、図5に示し説明する。前記第1例の基部の切り欠き部をL字型にした例である。詳述すると、クリップの基部29には、前例と同様に凹部も形成されているが、その反対側には、L字型をした切り欠き部30が形成されている。一方、後軸3の円周溝20には、前記L字型の切り欠き部30に係合する凸部31が形成されている。この凸部31は、基部29がL字型に形成されているため、2箇所に形成されており、しかも、基部29の幅よりも小さく形成されている。
クリップの後軸に対する係合部分が増加するため、クリップの後軸に対する移動、並びに、回転防止効果が、より一層高まる。また、基部29の互いの端部が、前記第1例のものよりも延設形成され、後軸の半分以上を囲繞するようになっているので、挟持力も高まり、よって、後軸からの脱落をも確実に防止されるものとなっている。
【0014】
第3例を図6、図7に示し説明する。基部32の切り欠き部33を連なる「く」の字型にした例である。本例においても、前例と同様にクリップの円周溝20には、前記基部32の切り欠き部33が係合する凸部34が「く」の字型に形成されている。
【0015】
【発明の効果】
本発明は一部に切り欠き部を有するC状の基部が形成されたクリップの、前記基部を軸筒に形成された周状溝部に囲繞せしめて、前記クリップを軸筒に取り付ける構造であって、前記クリップの基部に凹部を形成すると共に、前記軸筒の周状溝部にはクリップの前記凹部に係合する凸部を形成したクリップの取り付け構造において、その周状溝部の凸部を前記軸筒の外径よりも突出せしめると共に、前記クリップの基部の切り欠き部に係合する凸部を前記軸筒に形成し、また、前記クリップの基部の切り欠き部を非直線状に形成したので、組立も容易でありながら、クリップの軸筒に対する回転も確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1例を示す縦断面図。
【図2】 図1の要部拡大図。
【図3】 図1のAーA線断面図。
【図4】 第2例を示す要部外観図。
【図5】 図4のクリップを取り除いた図。
【図6】 第3例を示す要部外観図。
【図7】 図6のクリップを取り除いた図。
【符号の説明】
1 シャープペンシル本体
2 前軸
3 後軸
4 芯タンク
5 チャック体
6 チャックリング
7 弾撥部材
8 芯戻り止め部材
9 先部材
10 グリップ部材
11 螺旋溝
12 スリット
13 棒状体案内部材
14 鍔部
15 固定リング
16 延出部
17 受け部材
18 棒状体(消しゴム)
19 突起
20 円周溝
21 クリップ
22 基部
23 クリップ本体部
24 連結部
25 凹部
26 凸部
27 切り欠き部
28 凸部
29 基部
30 切り欠き部
31 凸部
32 基部
33 切り欠き部
34 凸部

Claims (1)

  1. 一部に切り欠き部を有するC状の基部が形成されたクリップの、前記基部を軸筒に形成された周状溝部に囲繞せしめて、前記クリップを軸筒に取り付ける構造であって、前記クリップの基部に凹部を形成すると共に、前記軸筒の周状溝部にはクリップの前記凹部に係合する凸部を形成したクリップの取り付け構造において、その周状溝部の凸部を前記軸筒の外径よりも突出せしめると共に、前記クリップの基部の切り欠き部に係合する凸部を前記軸筒に形成し、また、前記クリップの基部の切り欠き部を非直線状に形成したことを特徴とするクリップ取り付け構造。
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