JP2000127681A - クリップ取り付け構造 - Google Patents

クリップ取り付け構造

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JP2000127681A
JP2000127681A JP10324509A JP32450998A JP2000127681A JP 2000127681 A JP2000127681 A JP 2000127681A JP 10324509 A JP10324509 A JP 10324509A JP 32450998 A JP32450998 A JP 32450998A JP 2000127681 A JP2000127681 A JP 2000127681A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 クリップの取付リング部が切り欠きにより弾
性変形はするものの、その変形量は極めて少なく、その
リング部を筆記具軸体の圧入嵌合部に圧入し、固定する
ことは容易な作業ではなかった。 【解決手段】 一部に切り欠き部を有するC状の基部が
形成されたクリップ21の、前記基部22を軸筒に形成
された周状溝部20に囲繞せしめて、前記クリップを軸
筒に取り付ける構造であって、前記クリップの基部に凹
部を形成すると共に、前記軸筒の周状溝部にはクリップ
の前記凹部に係合する凸部28を形成したクリップの取
り付け構造において、その周状溝部の凸部を前記軸筒の
外径よりも突出せしめると共に、前記クリップの基部の
切り欠き部27に係合する凸部を前記軸筒に形成したク
リップ取り付け構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一部に切り欠き部
を有するC状の基部が形成されたクリップの、前記基部
を軸筒に形成された周状溝部に囲繞せしめて、前記クリ
ップを軸筒に取り付ける構造であって、前記クリップの
基部に凹部を形成すると共に、前記軸筒の周状溝部には
クリップの前記凹部に係合する凸部を形成したクリップ
の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】1例として、特開平7−205587号
公報を挙げ説明する。その特許請求の範囲の請求項1に
は、「クリップ1を樹脂製とし、且つその取付リング部
2に弾性変形を容易にする切り欠き3を設け、筆記具軸
4に上記のクリップ取付リング部2の圧入嵌合部6を設
けると共に、その圧入嵌合部6に上記の切り欠き3と嵌
合する凸部7を設けたことを特徴とする筆記具のクリッ
プ取付構造。」と記載されている。
【0003】筆記具軸の圧入嵌合部にクリップ取付リン
グ部を嵌合させることによってクリップの筆記具軸に対
する移動を防止すると共に、クリップの切り欠き部を筆
記具軸の凸部に係合させることによって、クリップの筆
記具軸に対する回転を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術にあっては、クリップの取付リング部が切り欠きに
より弾性変形はするものの、その変形量は極めて少な
く、そのリング部を筆記具軸体の圧入嵌合部に圧入し、
固定することは容易な作業ではなかった。そこで、変形
量を大きくとるために、リング部の一部を完全に切り欠
いたクリップが考案された(例えば、実開昭58−82
291号公報に示されているクリップ)が、組み立てら
れた後においては、クリップの切り欠きが筆記具軸の凸
部を乗り越えやすくもなってしまい、もって、筆記具軸
に対する回転防止効果が著しく弱まってしまった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、一部に切り欠き部を有する
C状の基部が形成されたクリップの、前記基部を軸筒に
形成された周状溝部に囲繞せしめて、前記クリップを軸
筒に取り付ける構造であって、前記クリップの基部に凹
部を形成すると共に、前記軸筒の周状溝部にはクリップ
の前記凹部に係合する凸部を形成したクリップの取り付
け構造において、その周状溝部の凸部を前記軸筒の外径
よりも突出せしめると共に、前記クリップの基部の切り
欠き部に係合する凸部を前記軸筒に形成したことを要旨
とする。
【0006】
【作用】クリップの基部の凹部に深く係合した軸筒の一
方の凸部と、クリップの切り欠き部に係合したもう一方
の凸部によって、クリップの軸筒に対する回転が阻止さ
れる。
【0007】
【実施例】第1例を図1〜図3に示し説明する。クリッ
プに回転方向の力が特に作用する、後方に回転繰り出し
式の消しゴムを有するシャープペンシルを例に挙げて説
明するが、回転繰り出し機構を有さない、一般的な筆記
具などのクリップと軸体の取り付け構造に適用しても良
い。シャープペンシル本体1は、前軸2と後軸3とから
構成されている。その前軸2の内部には、芯を貯蔵する
芯タンク4が摺動自在に配置されており、その芯タンク
4の前端部には、芯の把持・解放を行うチャック体5が
固定されている。また、そのチャック体5の前方部分に
は、そのチャック体5の開閉を行うチャックリング6が
囲繞されている。そして、前記チャック体5や芯タンク
4は、コイルスプリングなどの弾撥部材7によって、常
に後方に付勢されている。符号8は、芯の後退を阻止す
る芯戻り止め部材であり、その芯戻り止め部材8は、前
記前軸2の先端に螺着された先部材9の内面に取り付け
られている。符号10は、前記シャープペンシル1の把
持する部分に圧入固定されたゴム材質などからなるグリ
ップ部材である。
【0008】一方、前記後軸3の内面には、螺旋溝11
が形成されており、また、対向する面に縦スリット12
が形成された棒状体案内部材13が配置されている。詳
述すると、その棒状体案内部材13の頂部には、鍔部1
4が形成されており、また、中間部には、固定リング1
5が圧入されている。そして、それら鍔部14と固定リ
ング15とで前記後軸3を挟持することによって、棒状
体案内部材13は、後軸3に対して回転自在ではある
が、前後動不能に取り付けられている。
【0009】また、棒状体案内部材13の下方には、延
出部16が形成されており、その延出部16は、前記前
軸2に対して回転不能ではあるが、前後動(摺動)可能
に配置されている。ちなみに、本例においては、延出部
16の外周面と、前軸2の内周面のそれぞれに8角形状
を形成し、それらを係合せしめることによって、回転不
能ではあるが、前後動は可能になっている。また、前記
延出部16は、芯タンク4に対して着脱自在に圧入され
ており、これによって、前軸2と後軸3とを連結せしめ
ている。
【0010】前記棒状体案内部材13の内側には、棒状
体受け部材17が配置されており、その受け部材17に
は、消しゴムなどの棒状体18が取り付けられている。
また、その受け部材17の外周部の対向した位置には、
突起19が形成されており、その突起19は、前記棒状
体案内部材13のスリット12を通過し、後軸3の螺旋
溝11に螺合している。つまり、後軸3を前軸2に対し
て回転させると、消しゴム18が繰り出されたり、収納
されたりするというものである。
【0011】ここで、前記後軸3の後部には、円周溝2
0が形成されている。そして、その円周溝20には、プ
レス加工などで成形した金属製のクリップ21の基部2
2が囲繞した状態で挟持されている。そのクリップ21
のクリップ本体部23と前記基部22との連結部24に
は、凹部25が形成されている。その凹部25は、クリ
ップ本体部23の両端部を内側方向に折り曲げることに
よって形成されている。そして、その凹部25には、前
記後軸3の円周溝20に形成された凸部26が位置して
いる。その凸部26は、後軸3の外径よりも突出した状
態で形成されている。なお、前記円周溝20の深さは、
クリップ21の厚みとほぼ同等になっているが、これに
限定されるものではない。一方、前記基部22の凹部2
5と反対側の位置には、切り欠き部27が形成されてお
り、その切り欠き部27によって基部25はC状をなし
ている。そして、その基部22の切り欠き部27には、
前記後軸3の円周溝20に形成された突起28が位置し
ている。なお、この突起28の高さは、後軸3の外径と
同じ高さとなっている。
【0012】前記クリップ21の基部22が後軸3の円
周溝20に嵌まり込むことによって、クリップ21の後
軸3に対する上下方向への移動が阻止されると共に、ク
リップ21の凹部25と切り欠き部27が後軸3のそれ
ぞれの突起26、27に係合することによって、クリッ
プ21の後軸3に対する回転が阻止される。
【0013】第2例を図4、図5に示し説明する。前記
第1例の基部の切り欠き部をL字型にした例である。詳
述すると、クリップの基部29には、前例と同様に凹部
も形成されているが、その反対側には、L字型をした切
り欠き部30が形成されている。一方、後軸3の円周溝
20には、前記L字型の切り欠き部30に係合する凸部
31が形成されている。この凸部31は、基部29がL
字型に形成されているため、2箇所に形成されており、
しかも、基部29の幅よりも小さく形成されている。ク
リップの後軸に対する係合部分が増加するため、クリッ
プの後軸に対する移動、並びに、回転防止効果が、より
一層高まる。また、基部29の互いの端部が、前記第1
例のものよりも延設形成され、後軸の半分以上を囲繞す
るようになっているので、挟持力も高まり、よって、後
軸からの脱落をも確実に防止されるものとなっている。
【0014】第3例を図6、図7に示し説明する。基部
32の切り欠き部33を連なる「く」の字型にした例で
ある。本例においても、前例と同様にクリップの円周溝
20には、前記基部32の切り欠き部33が係合する凸
部34が「く」の字型に形成されている。
【0015】
【発明の効果】本発明は、一部に切り欠き部を有するC
状の基部が形成されたクリップの、前記基部を軸筒に形
成された周状溝部に囲繞せしめて、前記クリップを軸筒
に取り付ける構造であって、前記クリップの基部に凹部
を形成すると共に、前記軸筒の周状溝部にはクリップの
前記凹部に係合する凸部を形成したクリップの取り付け
構造において、その周状溝部の凸部を前記軸筒の外径よ
りも突出せしめると共に、前記クリップの基部の切り欠
き部に係合する凸部を前記軸筒に形成したので、組立も
容易でありながら、クリップの軸筒に対する回転も確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1例を示す縦断面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】図1のAーA線断面図。
【図4】第2例を示す要部外観図。
【図5】図4のクリップを取り除いた図。
【図6】第3例を示す要部外観図。
【図7】図6のクリップを取り除いた図。
【符号の説明】
1 シャープペンシル本体 2 前軸 3 後軸 4 芯タンク 5 チャック体 6 チャックリング 7 弾撥部材 8 芯戻り止め部材 9 先部材 10 グリップ部材 11 螺旋溝 12 スリット 13 棒状体案内部材 14 鍔部 15 固定リング 16 延出部 17 受け部材 18 棒状体(消しゴム) 19 突起 20 円周溝 21 クリップ 22 基部 23 クリップ本体部 24 連結部 25 凹部 26 凸部 27 切り欠き部 28 凸部 29 基部 30 切り欠き部 31 凸部 32 基部 33 切り欠き部 34 凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部に切り欠き部を有するC状の基部が
    形成されたクリップの、前記基部を軸筒に形成された周
    状溝部に囲繞せしめて、前記クリップを軸筒に取り付け
    る構造であって、前記クリップの基部に凹部を形成する
    と共に、前記軸筒の周状溝部にはクリップの前記凹部に
    係合する凸部を形成したクリップの取り付け構造におい
    て、その周状溝部の凸部を前記軸筒の外径よりも突出せ
    しめると共に、前記クリップの基部の切り欠き部に係合
    する凸部を前記軸筒に形成したことを特徴とするクリッ
    プ取り付け構造。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のクリップ取り付け
    構造であって、前記クリップの基部の切り欠き部を非直
    線上に形成したことを特徴とするクリップ取り付け構
    造。
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