JP2004082494A - クリップ取り付け構造 - Google Patents

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Yukichi Sunaga
須長 勇吉
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【課題】軸筒とクリップ板を連結しているバネ板の長さは短く、強固な係止力は得られるものの、その反面、係止解除のためにクリップ板の後端部に大きな力を掛けなければならなかった。
また、未使用時においては、筆記具をポケットなどに差し込んでおく場合があり、この際、クリップを軸筒から離隔させるが、前記バネ板の弾性復元力によって容易には離隔せず、いやな思いをしてしまうこともある。
【解決手段】軸筒に連結部を介して取り付けられたクリップであって、前記連結部のクリップ側における接続部と、軸筒側における接続部を長手方向に対して異なる位置に設けると共に、前記連結部のクリップ側における接続部をクリップの前端部としたクリップ取り付け構造。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸筒に連結部を介して取り付けられたクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
1例として実開昭62−178186号公報を挙げ説明する。その公報の実用新案登録請求の範囲には、「クリップ板、バネ板及び係止部を有する玉部から構成されるクリップと、ノック操作により軸推移して所定位置に係止部を有するノック棒を備え、ノック操作によりノック棒を前進させて筆記体の筆先部を軸先端口から突出状態となしたときにバネ板の作用により玉部の係止部とノック棒の係止部とを係合可能になすと共にクリップ板の後端部を押圧することによりその係合が解除されて筆記体の先端部が軸内に没入するよう構成された筆記具に於いて、クリップのクリップ板又はバネ板の前端両側縁部に下方へ折曲しその前縁部に切欠を有する突出片を設けて該突出片をその切欠を係止部とする玉部となし、また玉部の後端縁に続く後方位置のクリップ板の側縁部に折曲片を設けて該折曲片をクリップ板の下面に重合したバネ板の下面側に当接するように折曲してかしめクリップ板とを一体的に固着したことを特徴とする筆記具のクリップ。」と記載されている。即ち、弾力性のバネ板によってクリップを軸筒並びに、筆記体の側に付勢させ、これによって筆記体の突出状態を維持しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記軸筒とクリップ板を連結しているバネ板の長さは短く、強固な係止力は得られるものの、その反面、係止解除のためにクリップ板の後端部に大きな力を掛けなければならなかった。
また、未使用時においては、筆記具をポケットなどに差し込んでおく場合があり、この際、クリップを軸筒から離隔させるが、前記バネ板の弾性復元力によって容易には離隔せず、いやな思いをしてしまうこともある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、軸筒に連結部を介して取り付けられたクリップであって、前記連結部のクリップ側における接続部と、軸筒側における接続部を長手方向に対して異なる位置に設けると共に、前記連結部のクリップ側における接続部をクリップの前端部としたことを要旨とする。
【0005】
【実施例】
軸筒の内部にシャープペンシルが配置され、後部に配置されているノック部材を押圧操作することによって前記シャープペンシルが突出する、いわいる、出没式の筆記具(シャープペンシル)を1例として挙げ説明するが、これに限定されるものではない。内部に配置される物がボールペンであっても良いし、筆記具に限らず、電子入力ペンなどであっても良い。また、出没式の筆記具に限らず、例えば、キャップの着脱によってボールペンのペン先を保護するような一般的な筆記具に適用させても良い。
樹脂、或いは、金属製の軸筒1の前端には、先部材2が螺着などの手段によって着脱自在に固定されているが、軸筒1は前軸1aと後軸1bとから構成されており、それらは螺合によって着脱自在に固定されている。その前軸1aの前方部には、グリップ部材3が挿着されているが、このグリップ部材3については、後に詳述する。
前記軸筒1の内部には、中軸4が前後動自在に配置されており、その中軸4の先端には先具6が螺着などの手段によって着脱自在に固定されている。その先具6の先端には、芯をガイドし、案内する芯保護管7が圧入・固定されているが、先具6と一体的に形成しても良い。これら先具6や芯保護管7は、常時は、弾撥部材23によって後方に付勢され、前記軸筒1内に収納されているが、中軸が前進移動することによって、先部材2の先端から突出し得るようになっている。尚、前軸1aの内側には、係合突起1cが形成されており、前記中軸4の前方外周に形成された係合溝4aに係合している。即ち、中軸4は、前軸1a(軸筒1)に対して前後動可能ではあるが、回転不能に配置されているのである。これによって、前記先具6と中軸4とを容易に着脱することができる。
【0006】
一方、前記軸筒1の後部には、軸筒1の径方向に付勢されたクリップ9が固定されており、そのクリップ9の先端近傍には玉部10が形成されている。そして、その玉部10の先端には係合部11が設けられていて、前記中軸4が前進し、芯保護管7などが突出した際、前記係合部11が中軸4に当接し、その中軸4の後退動作が阻止されるようになっている。つまり、中軸4が前進すると、クリップ9の前方部分が軸筒1の径方向に倒れ込むように回転し、クリップ9の係合部11が中軸4の後端部12に係合するのである。
ここで、前記クリップ9は、クリップ本体部13と弾性状の連結部14とから構成されている。その連結部14の一端は、屈曲部15を介して前記軸筒1に固定(固定部16)されており、また、他端はクリップ本体部13の前端で連結(固定部17)されている。つまり、クリップ本体部13と連結部14、並びに、玉部10は、一体形成されているが、適宜、溶接などの手段によって連結させても良い。さらに詳述すると、その連結部14の中間部には屈曲部15が形成されている。また、連結部14と軸筒1との固定部16と、連結部14とクリップ本体部13との固定部17はクリップの長手方向に対して離隔した位置に形成されている。即ち、軸筒1の固定部16から離れた位置にクリップ本体部13との固定部17が設けられているのである。そして、この離隔部分Aの全域を利用しても、連結部14を弾性変形させているのである。そして更には、クリップ本体部13と連結部14との間には、僅かながらの隙間Sが形成されている。前記の弾性変形作用をより容易なものとしているのである。ここで、この隙間Sを大きく形成したものとして、図4に示す例(第2例)が挙げられる。具体的に説明すると、連結部14はそのほぼ中央部を最大湾曲部として、クリップ本体部13から離隔している。この様に構成することによって、適宜な弾力作用を維持しながらも、前記の弾性変形作用をより容易なものとすることができる。
また、その離隔部分Aの距離は、クリップ9と軸筒1の離隔距離Bよりも大きく形成されている。これに限定されることはないが、それらの距離関係が同一か或いは、短くなってしまうと離隔部分Aの弾性変形作用が十分に得られなくなってしまう場合がある。
さらに、本例におけるクリップ9は、その前端にて前記中軸4の外面に当接し、径方向への没入が阻止されるようになっている。これによって、後出する芯タンクへの玉部10の接触が回避され、もって、摺動する芯タンクへの傷などが防止されている。
また、前記玉部10はクリップ本体部13の両側から形成されており、後述する芯タンク18を跨ぐようになっている。これによって、クリップ本体部13を固定部16を支点としてより多く回転させることができ、その結果、そのクリップ本体部13の端部表面と軸筒1の外周面とを合わせることができるようになる。即ち、使用の際における、固定部17の軸筒1からの突出段差を極力防止することができる構造となっている。
【0007】
また、前記中軸4の内側には、芯タンク18が摺動自在に配置されており、その芯タンク18の前端には、継手部材41と中継部材19を介して芯の把持・解放を行うチャック体20が固定されている。また、チャック体20の前方部分には、そのチャック体20の開閉を行うチャックリング21が囲撓している。そして、チャック体20の前方には、芯の後退を阻止するゴム状弾性体からなる芯戻り止め部材22が位置しており、その芯戻り止め部材22は前記先具6の内面に圧入・固定されている。符号8は、前記芯タンク18やチャック体20などを後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材である。他方、前記芯タンク18の後部には、消しゴムホルダー24が圧入・固定されており、その消しゴムホルダー24には、消しゴム25が座金26を介して着脱自在に嵌入されている。また、その消しゴムホルダー24には、消しゴム25を覆うようにノック部材27が着脱自在に取り付けられている。符号28は、尾冠29に囲繞されたゴム状弾性体からなるOリングであって、そのOリング28を着色することによって、使用する芯の直径を表示している。
【0008】
前記軸筒1の前方には、金属製のグリップ筒32が前軸1aの段部33と前記先部材2によって挟み込まれた状態で配置されているが、先部材2と一体的に形成しても良い。
そのグリップ筒32について詳述する。グリップ筒32の表面には、ローレット加工が施されており、そのローレット領域34には、貫通孔35が複数形成されている。そして、その貫通孔35からはゴム状弾性体からなる弾性突起36が露出している。その弾性突起36は、グリップ筒32内で連結されている。具体的に説明すると、弾性突起36は、ゴム状弾性筒37の表面に等間隔に複数形成されている。
前記弾性突起36は、楕円形状をなしており、ローレット領域34からの突出量は、0.3mmに設定しているが、0mm〜1.0mmの範囲で許容される。尚、本例におけるローレット領域からの突出量とは、ローレットの頂部から弾性突起の頂部までの長さを言う。
【0009】
また、前記ローレット領域34の1つの駒は菱形状をしており、その菱形の鋭角部の角度は、60度に形成されている。また、そのローレットの頂部と谷部には、円弧が形成されており、その円弧は、曲率半径が0.06mmであり、また、頂部と谷部の角度は90度に形成されている。さらに、谷部から頂部までの距離(高さ)は、0.2mmに形成されており、ローレットのピッチは、本例では、0.5mmに形成されているが、0.4mm〜0.7mmの範囲で許容される。
尚、本例においては、グリップ筒の内部から弾性突起を突出させているが、貫通孔の形成されてないグリップ筒の表面に弾性突起をインサート成形、或いは接着、溶着と言った手段で密着・固定させても良い。
尚、前記グリップ筒32の後部には、窓孔38が形成されており、前軸1aの対応する位置に貼付された芯の硬度が記載されている部分を視認できるようになっている。勿論、その対応する部分には様々な硬度が記載されており、前記前軸1aとグリップ筒32を相対的に回転させることによって容易に選択することができるようになっている。
【0010】
次に使用例について説明する。ノック部材27を押圧すると、弾撥部材23の弾撥力に抗して前記中軸4並びに、芯タンク18などが前進移動し、先部材2の先端から先具6並びに、芯保護管7が突出する。この時、中軸4の後端12が、連結部14の係合部11に係合し、前記弾撥部材23の復帰力による後退動作が阻止される。この時、クリップ9に前記連結部14の離隔部分Aの湾曲変形が作用している。ここで、更にノック部材27を押圧すれば、芯タンク18やチャック体20が前進し、芯の繰り出し操作が行われる。
再び、先具6を先部材2内に収納したい場合には、前記クリップ9をその後部を押圧し持ち上げ、係合部11と中軸後端12との係合を解除する。この時も、前述したように前記連結部14の離隔部分Aも湾曲し、クリップ9の前方が持ち上げられる。その解除によって中軸4などは、弾撥部材23によって後方に復帰する。
尚、本例においては、この中軸の後退状態において、チャック体が拡開し、芯を解放するようになっている。即ち、芯を突出させた状態で収納しても、芯が解放されているため、例え外力が付与されたとしても芯が容易に収納される様になっているのである。また、チャック体が拡開した状態で中軸が後退するため、最後退位置に達した際おける衝撃による、チャック体の芯の喰いちぎりを防止することができる。
【0011】
前記クリップの変形例(第3例)を図5に示し説明する。クリップ9のクリップ本体部13の側面に壁部39を一体的に形成した例である。勿論、固定部17を介して連結部14も一体形成されている。この様に、クリップ本体部13の側面に壁部39を設けることによって、クリップ本体部13の剛性が向上され、出没操作の際に行うクリップの押圧操作力を前記連結部14に無駄なく伝達させることができる。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、軸筒に連結部を介して取り付けられたクリップであって、前記連結部のクリップ側における接続部と、軸筒側における接続部を長手方向に対して異なる位置に設けると共に、前記連結部のクリップ側における接続部をクリップの前端部としたので、クリップの離隔動作が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1例を示す縦半断面図。
【図2】図1のクリップを示す斜視図。
【図3】前軸と中軸を示す要部断面図、並びに、底面図。
【図4】クリップの第2例を示す縦断面図。
【図5】クリップの第3例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1   軸筒
1a  前軸
1b  後軸
1c  係合突起
2   先部材
3   グリップ部材
4   中軸
4a  係合溝
6   先具
7   芯保護管
8   弾撥部材
9   クリップ
10  玉部
11  係合部
12  後端部
13  クリップ本体
14  連結部
15  屈曲部
16  固定部
17  固定部
18  芯タンク
19  継ぎ手部材
20  チャック体
21  チャックリング
22  芯戻り止め部材
23  弾撥部材
24  消しゴムホルダー
25  消しゴム
26  座金
27  ノック部材
28  Oリング
29  尾冠
32  グリップ筒
33  リング部材
34  ローレット領域
35  貫通孔
36  弾性突起
37  ゴム状弾性筒
38  窓孔
39  壁部
A   離隔部分
B   離隔距離

Claims (3)

  1. 軸筒に連結部を介して取り付けられたクリップであって、前記連結部のクリップ側における接続部と、軸筒側における接続部を長手方向に対して異なる位置に設けると共に、前記連結部のクリップ側における接続部をクリップの前端部としたことを特徴とするクリップ取り付け構造。
  2. 前記クリップと連結部を一体形成したことを特徴とする請求項1記載のクリップ取り付け構造。
  3. 前記クリップと連結部の接続部以外の部分に隙間を形成したことを特徴とする請求項1或いは、請求項2に記載のクリップ取り付け構造。
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