JP2005313524A - グリップと軸体との連結構造 - Google Patents

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JP2005313524A JP2004135505A JP2004135505A JP2005313524A JP 2005313524 A JP2005313524 A JP 2005313524A JP 2004135505 A JP2004135505 A JP 2004135505A JP 2004135505 A JP2004135505 A JP 2004135505A JP 2005313524 A JP2005313524 A JP 2005313524A
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勇吉 須長
Tetsuya Munakata
哲也 宗形
Hisao Fukui
福井  久男
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Abstract

【課題】 弾性変形しやすいが故に、軸筒とグリップの固定部における緩み、グリップの軸筒に対する空回りなどの不具合をきたすことがある。
更に、グリップを軸筒に対して相対的に回転させ、その回転変形を維持させる手段を設けた軸体においては、そのグリップの復元力によって前記回転変形が復帰してしまうなどの不具合をきたすことがある。
【解決手段】 軟質部材よりなるグリップを装着した軸体において、そのグリップを軸体に対して相対的に回転可能に設けると共に、その回転を維持・解除する固定手段を設け、又、その固定手段における固定力を前記グリップの軸体に対する回転角度に応じて変化せしめたグリップと軸体との連結構造。
【選択図】 図4

Description

本発明は、軟質部材よりなるグリップを装着した軸体に関するものであり、特には、軸筒とグリップを相対的に回転させ、そのグリップの変形形状を維持させる手段を設けたグリップと軸体との連結構造に関する。
従来から、筆記具等において、軟質部材よりなるグリップを有する軸体が数多く知られている。そして、これらのグリップは、硬度や表面状態、形状等の観点から、把持のし易さについての追求がなされている。
しがしながら、一般的に軟質部材によるグリップは軸筒に固定されており、把持する手の大きさや好み等、使用者のバラツキによる全ての欲求を満足させるには、限界があった。
一方、グリップを長手方向に移動させたり、軸筒を回転させることでグリップを部分的に伸張させたりする研究もなされており、製品化されているものもある。
特公平7−20752号公報
グリップに軟質部材を用いることで、把持によるグリップの僅かな弾性変形が把持のしやすさに寄与している。しかしながら、弾性変形しやすいが故に、軸筒とグリップの固定部における緩み、グリップの軸筒に対する空回りなどの不具合をきたすことがある。
更に、グリップを軸筒に対して相対的に回転させ、その回転変形を維持させる手段を設けた軸体においては、そのグリップの復元力によって前記回転変形が復帰してしまうなどの不具合をきたすことがある。
本発明は、軟質部材よりなるグリップを装着した軸体において、そのグリップを軸体に対して相対的に回転可能に設けると共に、その回転を維持・解除する固定手段を設け、又、その固定手段における固定力を前記グリップの軸体に対する回転角度に応じて変化せしめたことを要旨としている。
本発明は、軟質部材よりなるグリップを装着した軸体において、そのグリップを軸体に対して相対的に回転可能に設けると共に、その回転を維持・解除する固定手段を設け、又、その固定手段における固定力を前記グリップの軸体に対する回転角度に応じて変化せしめているので、グリップの軸体に対する回転変形が維持される。
図1〜4に発明を実施するための最良の形態について説明する。軸筒1は後方軸筒2と中方軸筒3、並びに、前方軸筒4とから構成されている。前記後方軸筒2と中方軸筒3とは、グリップ5の係止段部5aを挟着しつつ回転不能であると共に、長手方向にも凹凸嵌合などの手段によって移動(脱落)不能に結合されている。
一方、前記中方軸筒3と前方軸筒4とは、軸筒1の中心軸線を回転中心として相対的に回転可能ではあるが長手方向には脱落不能に結合されている。その結合構造について詳述する。前記中方軸筒3の中間部内面には凹部3aが形成されており、その凹部3aに前方軸筒4の中間部外面に形成された凸部4aが回転自在に嵌合している。つまり、この凹凸嵌合によって中方軸筒3と前方軸筒4とが回転自在ではあるが、長手方向には移動不能に結合されている。又、前記中方軸筒3の内面には部分的に複数の突起3bが対峙する位置(中心線Xを基準線とする線対称な位置;本実施例では6個×2箇所の合計12個)に形成されている。つまり、突起3bが形成されていない部分は、面状の円弧部3cとなっている。そして、その突起3bに係脱する突起4bが前記前方軸筒4の外周面に部分的に複数形成されている。この前方軸筒4に形成されている突起4bも前記突起3bと同様に対峙した位置(中心線Xを基準線とする線対称な位置;本実施例では5個×2箇所の合計10個)に形成されている。前記中方軸筒3と同様に、突起4bが形成されていない部分は、面状の円弧部4cとなっている。
前記前方軸筒4の前方には複数の前方に伸びる断面が略部分円弧状の突起6が形成されており、グリップ5の前方内方に形成された断面がほぼ同形状の溝7にそれぞれ挿入されている。これら、突起6や溝7は、本例においては放射状の3箇所に形成されているがこれに限定されることなく、3箇所や5箇所、あるいは、1箇所であっても良いが、好ましくは3箇所程度であるのが好ましい。
又、前方軸筒4の前端には、先部材8が螺合などの手段によって着脱自在取り付けられているが、前記前方軸筒4と先部材8とでグリップ5の前端部内面に形成されている係止段部5bを挟着しており、グリップ5の前方軸筒4と先部材8に対する相対的な回転が阻止されている。
次に作用について説明する。前記の構成によって、前方軸筒4と中方軸筒3を相対的に回転させると、対峙する2個の突起3b、4bが係合する。この時約18°の回転角度となっており、又、その回転角度によるグリップ5の回転復元力は弱いものとなっている(図6参照)。ここで、更に前方軸筒4と中方軸筒3を回転させると、対峙する4個の突起3b、4bが係合する。この時36°の回転角度となっており、グリップ5の回転復元力は前記の操作に比し大きな物となっているが、係合している突起3b、4bの数も増加している為、復元力による復帰が阻止されている(図7参照)。この様に、前方軸筒4と中方軸筒3の相対的な回転により、グリップ5の復元力が増加するが、係合する突起3b、4bの数も増加する為、その増加した係合力によって、グリップ5の復元力による復帰が阻止される。ちなみに、図8に示す例は、約90°回転させた場合であって、この時、対峙する10個の突起3b、4bが係合している。
前記軸筒1の内部にシャープペンシルが配置され、後部に配置されているノック部材を押圧操作することによって前記シャープペンシルが突出する、いわいる、出没式の筆記具(シャープペンシル)を1例として挙げ説明するが、これに限定されるものではない。内部に配置される物がボールペンであっても良いし、筆記具に限らず、電子入力ペンなどであっても良い。また、出没式の筆記具に限らず、例えば、キャップの着脱によってボールペンのペン先を保護するような一般的な筆記具であっても良い。
前記軸筒1の内部には、中軸9が前後動自在に配置されており、その中軸9の前方には先具10が位置している。その先具10の先端には、芯を案内する芯保護管部11が一体形成されているが、別部材で構成し互いを圧入などの手段によって固定しても良い。又、前記中軸9は、常時は、弾撥部材12によって後方に付勢されている。
前記中軸9の内側には、芯タンク13が摺動自在に配置されており、その芯タンク13の前端には、芯の把持・解放を行うチャック体14が固定されている。また、そのチャック体14の前方部分には、チャック体14の開閉を行うチャックリング15が囲撓している。そして、チャック体14の前方には、芯の後退を阻止するゴム状弾性体からなる芯戻り止め部材16が位置しており、その芯戻り止め部材16は前記先具10の内面に圧入・固定されている。符号17は、前記芯タンク13やチャック体14、並びに、そのチャック体14に連動した前記先具10などを後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材であり、中軸9と芯タンク13との間に張設されている。
他方、前記芯タンク13の後部には、消しゴム18が着脱自在に嵌入されており、又、その消しゴム18を覆うようにノック部材19が着脱自在に取り付けられている。
一方、前記軸筒1の後部には、軸筒1の径方向に付勢されたクリップ20が固定されており、そのクリップ20の先端内側には前方に向け尖らせた玉部21が形成されている。そして、中軸9が前進すると、クリップ20の前方部分が軸筒1の径方向に倒れ込むように回転し、クリップ20の玉部前端22が中軸9の後端部23に係合するのである。
ここで、前記クリップ20は、金属材質からなる弾性状のクリップ本体24と樹脂材質からなる比較的弾性を有しない押圧操作部材25とから構成されているが、これに限定されることはなく、クリップ本体を弾性状の樹脂材質から構成し、一方、押圧操作部材を弾性を有さない金属材質から構成するなどしても良い。そして、クリップ本体24の後部はコ字形に形成されており、該部分が前記軸筒1の後部に形成された固定溝1aに圧入・固定されている。さらに詳述すると、前記押圧操作部材25のほぼ中央部には窓孔26が形成されており、前記クリップ本体24がその窓孔26を貫通している。そして、その押圧操作部材25の後方部はクリップ20と軸筒1との連結部から後方に向けて延設形成されている。又、クリップ本体24には2つの係合孔27が形成されており、その係合孔27に押圧操作部材25の突起28が圧入されている。即ち、この圧入状態によって押圧操作部材25とクリップ本体24とが結合されており、さらに、押圧操作部25は窓孔26にクリップ本体24を貫通させて結合しているため、比較的、強い押圧操作力を作用させても外れない構造となっている。
次に使用例について説明する。ノック部材19を押圧すると、弾撥部材12の弾撥力に抗して前記中軸9並びに、芯タンク13などが前進移動し、先部材8の先端から先具10並びに、芯保護管部11が突出する。この時、中軸9の後端23が、クリップ20の係合部22に係合し、前記弾撥部材12の復帰力による後退動作が阻止される。ここで、一度ノック部材19の押圧操作を解除し、更にノック部材19を押圧すれば、芯タンク13やチャック体14が前進し、芯の繰り出し操作が行われる。
再び、先具10を先部材8内に収納したい場合には、前記クリップ20に固定された押圧操作部材25の後部を軸筒1の方向に押圧する。この動作によってクリップ本体24の軸筒1との接触部を支点とし、クリップ本体24は前方部分が持ち上げられるように回転し、係合部22と中軸後端23との係合が解除される。この瞬間に前記中軸9が弾撥部材12の復元作用によって後退する。この時、クリップ本体24の玉部21は中軸9の表面に強く付勢されることになるが、その付勢力によるクリップ本体24の湾曲作用は、そのクリップ本体24のほぼ全域に渡って均等に分散される。このクリップ本体24の湾曲作用は、筆記具をポケットなどに差し込んだ際にも同様に作用する。
図9に第2例を示し説明する。前記中方軸筒3の内面には順次高くなる突起3dが段階的に形成されている。詳述すると、中心線Yを基準線とする線対称な位置に、順次高くなる突起3dが形成されている。一方、前方前軸4の後部には、突起4dが対峙した位置に形成されており、前記中方軸筒3の突起3dと係合し得るようになっている。つまり、前方軸筒4と中方軸筒3を相対的に回転させると、対峙する突起3d、4dが係合するが、その係合は回転角度が大きくなるに従って、高い突起3dで係合することになる。即ち、回転角度が大きくなるに従って、係合力が高まるものとなっているのである。ちなみに、図10に示す例は、前方軸筒4と中方軸筒3との回転角度が90°の時であり、この時、前方軸筒4の突起4dは、中方軸筒3の突起3dの一番高い突起に係合している。
図11に第3例を示し説明する。前記中方軸筒3の内面には順次高くなる円弧部3eが形成されている。詳述すると、中心線Zを基準線とする線対称な位置に、順次高くなる円弧部3eが形成されている。一方、前方前軸4の後部にも順次高くなる円弧部4eが対峙した位置に形成されており、前記中方軸筒3の円弧部3eと摩擦係合し得るようになっている。つまり、前方軸筒4と中方軸筒3を相対的に回転させると、対峙する円弧部3e、4eが摩擦するが、その摩擦係合は回転角度が大きくなるに従って、高い円弧部3e、4eで摩擦係合することになる。即ち、回転角度が大きくなるに従って、摩擦による係合力が高まるものとなっているのである。ちなみに、図12に示す例は、前方軸筒4と中方軸筒3との回転角度が45°の時であり、更に、図13に示す例は、前方軸筒4と中方軸筒3との回転角度が90°の時であり、この時、各々の円弧部3e、4eは、一番高い円弧部で摩擦係合している。
本発明の第1例を示す外観図。 図1の縦断面図。 図1の断面斜視図。 図2のA−A線断面図。 図2のB−B線断面図。 動作説明図(回転角度;18°) 動作説明図(回転角度;36°) 動作説明図(回転角度;90°) 本発明の第2例を示す横断面図。 動作説明図(回転角度;90°) 本発明の第3例を示す横断面図。 動作説明図(回転角度;45°)。 動作説明図(回転角度;90°)。
符号の説明
1 軸筒
2 後方軸筒
3 中方軸筒
4 前方軸筒
5 グリップ
6 突起
7 溝
8 先部材
9 中軸
10 先具
11 芯保護管
12 弾撥部材
13 芯タンク
14 チャック体
15 チャックリング
16 芯戻り止め部材
17 弾撥部材
18 消しゴム
19 ノック部材
20 クリップ
21 玉部
22 玉部前端
23 後端部
24 クリップ本体
25 押圧操作部材
26 窓孔
27 係合孔
28 突起

Claims (3)

  1. 軟質部材よりなるグリップを装着した軸体において、そのグリップを軸体に対して相対的に回転可能に設けると共に、その回転を維持・解除する固定手段を設け、又、その固定手段における固定力を前記グリップの軸体に対する回転角度に応じて変化せしめたことを特徴とするグリップと軸体との連結構造。
  2. 前記軸体内面或いは外面に突起を形成すると共に、その係合突起に係合する受部突起を前記グリップの外面或いは内面に形成し、それらの突起の係合数を回転角度に応じて異ならしめたことを特徴とする請求項1記載のグリップと軸体との連結構造。
  3. 前記軸体内面或いは外面に突起を形成すると共に、その係合突起に係合する受部突起を前記グリップの外面或いは内面に形成し、それらの突起の係合割合を回転角度に応じて異ならしめたことを特徴とする請求項1記載のグリップと軸体との連結構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100687545B1 (ko) * 2004-10-15 2007-02-27 미크로 가부시키가이샤 가변 그립을 갖는 필기구
CN105189136A (zh) * 2013-03-21 2015-12-23 派通株式会社 装设有握持部件的笔具的轴筒以及使用该轴筒的笔具

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