JP4374475B2 - 出没式筆記具 - Google Patents

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本発明は、軸筒に筆記体が出没可能に配置された出没式筆記具に関するものであり、特に、筆記体の突出状態をクリップに係止させることによって維持させる出没式筆記具に関する。
軸筒内にレフィールを出没可能に配置し、そのレフィールの突出状態をクリップに係止させることによって維持させる出没式筆記具が知られている。具体的には、クリップの先端に形成、或いは取り付けられている玉部にレフィールの段部、或いは、そのレフィールの後部に配置されている係合体を係止させることによって、前記の突出状態を維持させる物が多い。尚、レフィールはスプリングによって後方に付勢されており、前記クリップによる係止が解除されるとスプリングの復帰力によって後退し没入される。
特開平11−321182号公報
しかし、前記従来技術にあっては、クリップに形成されている玉部の前端部、つまり、挟み込まれる紙やポケットなどが挿入される方向の端部が、軸筒の表面に対して直角をなしている為、挟み込まれる物がその直角な部分に当接してしまい、折れ曲がったりして、挟み込みにくい物となってしまっている。
又、クリップの玉部が軸筒から常時露出している為、クリップも筆記時においても軸筒から離れた位置にあり、筆記に違和感があるものとなってしまっていた。
本発明は軸筒に筆記体が出没可能に配置された出没式筆記具であって、前記筆記体の突出状態の維持を軸体に取り付けたクリップと筆記体との係止によってなすと共に、前記クリップの先端部を鋭角な玉部とし、又、筆記体の没入状態においては前記玉部が筆記体の膨出部に位置し、また、その膨出部が軸筒に形成された溝部を摺動することを要旨としている。
本発明は、軸筒に筆記体が出没可能に配置された出没式筆記具であって、前記筆記体の突出状態の維持を軸体に取り付けたクリップと筆記体との係止によってなすと共に、前記クリップの先端部を鋭角な玉部とし、又、筆記体の没入状態においては前記玉部が筆記体の膨出部に位置し、また、その膨出部が軸筒に形成された溝部を摺動することを特徴としているので、クリップへの挟み込みが容易になる。
作用について説明する。クリップの先端部を鋭角な玉部としている為、挟み込まれる物がその鋭角な面に沿って案内され挟み込まれる。更に、前記の構成に加え、膨出部によって玉部の鋭角な先端部が軸筒から離隔している為、更に容易に挟み込まれる。
使用時においては、クリップ先端の表面が軸筒の内部に没入している為、クリップが親指の付け根部分などに接触しにくく良好な筆記感が得られる。
図1〜4に発明を実施するための最良の形態について説明する。軸筒1は後方軸筒2と中方軸筒3、並びに、前方軸筒4とから構成されている。前記後方軸筒2と中方軸筒3とは、グリップ5の係止段部5aを挟着しつつ回転不能であると共に、長手方向にも凹凸嵌合などに手段によって移動(脱落)不能に結合されている。
一方、前記中方軸筒3と前方軸筒4とは、軸筒1の中心軸線を回転中心として相対的に回転可能ではあるが長手方向には脱落不能に結合されている。その結合構造について詳述する。前記中方軸筒3の中間部内面には凹部3aが形成されており、その凹部3aに前方軸筒4の中間部外面に形成された凸部4aが回転自在に嵌合している。つまり、この凹凸嵌合によって中方軸筒3と前方軸筒4とが回転自在ではあるが、長手方向には移動不能に結合されている。又、前記中方軸筒3の内面には部分的に複数の突起3bが対峙する位置(中心線Xを基準線とする線対称な位置;本実施例では6個×2箇所の合計12個)に形成されている。つまり、突起3bが形成されていない部分は、面状の円弧部3cとなっている。そして、その突起3bに係脱する突起4bが前記前方軸筒4の外周面に部分的に複数形成されている。この前方軸筒4に形成されている突起4bも前記突起3bと同様に対峙した位置(中心線Xを基準線とする線対称な位置;本実施例では5個×2箇所の合計10個)に形成されている。前記中方軸筒3と同様に、突起4bが形成されていない部分は、面状の円弧部4cとなっている。
前記前方軸筒4の前方には複数の前方に伸びる断面が略部分円弧状の突起6が形成されており、グリップ5の前方内方に形成された断面がほぼ同形状の溝7にそれぞれ挿入されている。これら、突起6や溝7は、本例においては放射状の3箇所に形成されているがこれに限定されることなく、4箇所や5箇所、あるいは、1箇所であっても良いが、3箇所程度であるのが好ましい。
又、前方軸筒4の前端には、先部材8が螺合などの手段によって着脱自在に取り付けられているが、前記前方軸筒4と先部材8とでグリップ5の前端部内面に形成されている係止段部5bを挟着しており、グリップ5の前方軸筒4と先部材8に対する相対的な回転が阻止されている。
次ぎに作用について説明する。前記の構成によって、前方軸筒4と中方軸筒3を相対的に回転させると、対峙する2個の突起3b、4bが係合する。ここで、更に前方軸筒4と中方軸筒3を回転させると、対峙する4個の突起3b、4bが係合する。この時、グリップ5の回転復元力は前記の操作に比し大きな物となっているが、係合している突起3b、4bの数も増加している為、復元力による復帰が阻止されている。この様に、前方軸筒4と中方軸筒3の相対的な回転により、グリップ5の復元力が増加するが、係合する突起3b、4bの数も増加する為、その増加した係合力によって、グリップ5の復元力による復帰が阻止される。
前記軸筒1の内部にシャープペンシルが配置され、後部に配置されているノック部材を押圧操作することによって前記シャープペンシルが突出する、いわゆる、出没式の筆記具(シャープペンシル)を1例として挙げ説明するが、これに限定されるものではない。内部に配置される物がボールペンであっても良いし、筆記具に限らず、電子入力ペンなどであっても良い。
前記軸筒1の内部には、中軸9が前後動自在に配置されており、その中軸9の後端部には膨出部23が形成されている。そして、前記後軸2の内面には、その膨出部23が摺動する溝部2aが形成されている。この膨出部23の溝部2aへ係合によって、軸筒1に対する中軸9の回転も防止されている。又、中軸9の前方には先具10が位置している。その先具10の先端には、芯を案内する芯保護管部11が一体形成されているが、別部材で構成し互いを圧入などの手段によって固定しても良い。又、前記中軸9は、常時は、弾撥部材12によって後方に付勢されている。
前記中軸9の内側には、芯タンク13が摺動自在に配置されており、その芯タンク13の前端には、芯の把持・解放を行うチャック体14が固定されている。また、そのチャック体14の前方部分には、チャック体14の開閉を行うチャックリング15が囲撓している。そして、チャック体14の前方には、芯の後退を阻止するゴム状弾性体からなる芯戻り止め部材16が位置しており、その芯戻り止め部材16は前記先具10の内面に圧入・固定されている。符号17は、前記芯タンク13やチャック体14、並びに、そのチャック体14に連動した前記先具10などを後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材であり、中軸9と芯タンク13との間に張設されている。
他方、前記芯タンク13の後部には、消しゴム18が着脱自在に嵌入されていおり、又、その消しゴム18を覆うようにノック部材19が着脱自在に取り付けられている。
一方、前記軸筒1の後部には、軸筒1の径方向に付勢されたクリップ20が固定されており、そのクリップ20の先端内側には前方に向け尖らせた(鋭角状の)玉部21が形成されている。そして、中軸9が前進すると、クリップ20の前方部分が軸筒1の径方向に倒れ込むように回転し、クリップ20の玉部前端22が中軸9の膨出部23に係合するのである。この時、クリップ20の玉部21は、完全に軸筒1の内部に没入しており、更に、クリップ20前端の表面部も軸筒1内に没入している。
ここで、前記クリップ20は、金属材質からなる弾性状のクリップ本体24と樹脂材質からなる比較的弾性を有しない押圧操作部材25とから構成されているが、これに限定されることはなく、クリップ本体を弾性状の樹脂材質から構成し、一方、押圧操作部材を弾性を有さない金属材質から構成するなどしても良い。そして、クリップ本体24の後部はコ字形に形成されており、該部分が前記軸筒1の後部に形成された固定溝1aに圧入・固定されている。さらに詳述すると、前記押圧操作部材25のほぼ中央部には窓孔26が形成されており、前記クリップ本体24がその窓孔26を貫通している。そして、その押圧操作部材25の後方部はクリップ20と軸筒1との連結部から後方に向けて延設形成されている。又、クリップ本体24には2つの係合孔27が形成されており、その係合孔27に押圧操作部材25の突起28が圧入されている。即ち、この圧入状態によって押圧操作部材25とクリップ本体24とが結合されており、さらに、押圧操作部25は窓孔26にクリップ本体24を貫通させて結合しているため、比較的、強い押圧操作力を作用させても外れない構造となっている。
次に使用例について説明する。ノック部材19を押圧すると、弾撥部材12の弾撥力に抗して前記中軸9並びに、芯タンク13などが前進移動し、先部材8の先端から先具10並びに、芯保護管部11が突出する。この時、中軸9の膨出部23の後端部が、クリップ20の玉部前端22に係合し、前記弾撥部材12の復帰力による後退動作が阻止される。この時、前述したように、クリップ20の玉部21などは軸筒1の内部に没入した状態にある。ここで、一度ノック部材19の押圧操作を解除し、更にノック部材19を押圧すれば、芯タンク13やチャック体14が前進し、芯の繰り出し操作が行われる。
再び、先具10を先部材8内に収納したい場合には、前記クリップ20に固定された押圧操作部材25の後部を軸筒1の方向に押圧する。この動作によってクリップ本体24の軸筒1との接触部を支点とし、クリップ本体24は前方部分が持ち上げられるように回転し、玉部前端22と中軸後端23との係合が解除される。この瞬間に前記中軸9が弾撥部材12の復元作用によって後退する。この時、クリップ本体24の玉部21は中軸9の膨出部23の表面に乗り上げ、クリップ20(玉部21)を軸筒の表面に露出させると共に、膨出部23の表面に強く付勢されることになるが、その付勢力によるクリップ本体24の湾曲作用は、そのクリップ本体24のほぼ全域に渡って均等に分散される。このクリップ本体24の湾曲作用は、筆記具をポケットなどに差し込んだ際にも同様に作用する。
本発明の第1例を示す縦断面図。 図1の斜視図。 図1のA−A線断面図。 図1のB−B線断面図。 図1のC−C線断面図。 動作説明図。
符号の説明
1 軸筒
2 後方軸筒
3 中方軸筒
4 前方軸筒
5 グリップ
6 突起
7 溝
8 先部材
9 中軸
10 先具
11 芯保護管
12 弾撥部材
13 芯タンク
14 チャック体
15 チャックリング
16 芯戻り止め部材
17 弾撥部材
18 消しゴム
19 ノック部材
20 クリップ
21 玉部
22 玉部前端
23 膨出部
24 クリップ本体
25 押圧操作部材
26 窓孔
27 係合孔
28 突起

Claims (1)

  1. 軸筒に筆記体が出没可能に配置された出没式筆記具であって、前記筆記体の突出状態の維持を軸体に取り付けたクリップと筆記体との係止によってなすと共に、前記クリップの先端部を鋭角な玉部とし、又、筆記体の没入状態においては前記玉部が筆記体の膨出部に位置し、また、その膨出部が軸筒に形成された溝部を摺動することを特徴とする出没式筆記具。
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