JP2003312189A - 入力ペン内蔵筆記具 - Google Patents
入力ペン内蔵筆記具Info
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Abstract
は、1種類の入力ペンしか付属しておらず、その為、使
用できる電子端末が限定され、また、適合しない入力ペ
ンを使用してしまうと、高価な電子端末を故障させてし
まう危険性があった。 【解決手段】 軸本体に筆記体と入力ペンが出没可能に
配置された入力ペン内蔵筆記具であって、前記入力ペン
を連結軸とその連結軸に着脱自在に装着されるペン先と
から構成すると共に、そのペン先の前部と後部を異なら
せた入力ペン内蔵筆記具。
Description
ペンが出没可能に配置された入力ペン内蔵筆記具に関す
る。
どを電子データとして格納すると共に、メモなどの文章
を入力することができる電子手帳や、パーソナルコンピ
ュータを更に小型化したPDAと称される電子端末が脚
光を浴びている。それらの電子端末は、入力用のスイッ
チ(ボタン)が複数配置されているものや、表示画面上
を押圧することによって操作するものが多いが、携帯性
を考慮して何れも非常に小さな入力・操作部となってい
る。それらは、勿論、指で操作することもできるが、小
さいが故に操作が難しく、ややもすると他のスイッチも
同時に操作してしまう場合があった。そこで、一般的に
は、入力用の細いペンが付属しており、その入力ペンで
押圧・操作することによって文字などを入力したり、検
索事項を入力したりしている。
ボールペンなどの筆記具も携帯している人が多く、この
筆記具と前記入力ペンとを所持しなければならず煩わし
さがあった。そこで、複合筆記具に入力ペンを内蔵した
発明がなされた。その一例が、特開平8−156488
号公報である。その要旨を、「前軸と、前軸の後部に連
結され、かつ後部に長手方向に伸びた摺動溝を複数形成
した後軸と、後軸内に摺動溝と同数内蔵され、かつ摺動
溝よりノック部が突出し摺動溝内を長手方向に摺動可能
な押圧部材と、各押圧部材の前部に連結されたレフィー
ルと、押圧部材を長手方向後方に付勢するスプリングと
からなり、レフィールの1本を入力ペンで構成し、その
他のレフィールをボールペン等の筆記具で構成し、押圧
部材に中心軸方向に行くにしたがって後方に突き出るよ
うに傾斜した傾斜内段を形成するとともに、後軸に前端
が中心軸方向に行くにしたがって後方に凹むように傾斜
した係止突部を形成し、ノック部を長手方向前方に押圧
して押圧部材を前進させ、前記傾斜内段が係止突部の前
端に当接係止することにより押圧部材が前進位置に係止
され、押圧部材の前部に連結されたレフィールの先端が
前記前軸の先端開口孔より突出することを特徴とする入
力ペン内蔵複合筆記具。」としている。即ち、ボールペ
ンのリフィルを利用して、そのリフィル(樹脂パイプ6
B)の先端に入力部材6Aを圧入・固定している。
や表示画面は様々なものが存在している。例えば、樹脂
や金属で形成されたスイッチや、そのスイッチの上面に
薄い軟質樹脂などを被覆したもの、或いは、表示画面上
に多数の細い導電線を張り巡らし、その導電線間の通電
によってスイッチが入るものなどがある。そして、それ
らに適した入力ペンが付属されている。即ち、スイッチ
の表面が硬いものに対しては、入力ペンの硬度も高く、
また、表示画面上で操作する製品に対しては柔らかい入
力ペンが付属している。
示した入力ペン内蔵複合筆記具には、1種類の入力ペン
しか内蔵されておらず、その為、使用できる電子端末が
限定され、また、適合しない入力ペンを使用してしまう
と、高価な電子端末を故障させてしまう危険性があっ
た。ここで、前記入力ペン内蔵複合筆記具に複数の入力
ペンを内蔵させることも考えられるが、本来の筆記具を
内蔵させることができなくなってしまうばかりでなく、
両者の内蔵(複数の筆記具と複数の入力ペン)を満足さ
せようとすると、リフィルの数が増加すると共に、軸も
太くなってしまい、実用性に欠ける商品となってしまっ
ていた。
体と入力ペンが出没可能に配置された入力ペン内蔵筆記
具であって、前記入力ペンを連結軸とその連結軸に着脱
自在に装着されるペン先とから構成すると共に、そのペ
ン先の前部と後部を異ならせたことを要旨とする。
径、或いは芯色が異なる2種類のシャ−プペンシルと入
力ペンが摺動自在に配置されている入力ペン内蔵筆記具
であるが、シャープペンシルとボールペン、並びに、入
力ペンを配置させても良い。また、2種類の色のボ−ル
ペンと入力ペンとの組み合わせであっても良い。参照符
号1は、軸本体であり、その軸本体1は、前軸2と後軸
3とより構成されている。また、本例において、前軸2
は、先部材4と中軸5の螺合構造により構成されている
が、一体的に形成されていても良い。前記後軸3には、
その長手方向に3個のスリット6が形成されている。本
例においては、2個のスリット6が形成されているが、
筆記体である2種類のシャ−プペンシルと入力ペンとの
3本であるためであり、この筆記体や入力ペンの本数に
よってスリットの形成する数も変わるものである。ま
た、スリット6は、後軸3の一方の端部まで形成されて
いると共に、スリット6の両側には、摺動溝7が形成さ
れている。しかし、この摺動溝7は、スリット6の両側
の全長に渡って形成されているのではなく、中間部まで
しか形成されていない。前記後軸3の前方には、脚部8
が形成されている。この脚部8は、スリット6が形成さ
れることにより形成される。よって、筆記体の数によっ
て脚部8の数も変わる。また、この脚部8の長さは、同
一ではなく異なっている。具体的には、図3中下側の2
つの脚8よりも、上方の脚の方が短めに形成されてい
る。これは、後軸3の中軸5への組み立ての容易性を図
ったものである。参照符号9は、後軸3の側面に形成さ
れたクリップ部である。
る凹凸部10が形成されたスライダ−(移動部材)11
が摺動自在に配置されているが、このスライダー11に
は、継ぎ手22が連結されている。この継ぎ手22の長
手方向の両側には、摺動突起12が形成されており、前
記スリット6に形成された摺動溝7に摺動自在に係合し
ている。この継ぎ手22の背面には、間隔をおいて2つ
の解除突起13、14が形成されており、前記継ぎ手2
2の前端部には、筆記体や入力ペンを接続する係合部が
形成された接続部15が形成されている。尚、前記スラ
イダー11と継ぎ手22は、別部材で構成されている
が、入力ペン17を接続するスライダーに対しては、一
体形成しても良い。参照符号18は、シャ−プペンシル
16、入力ペン17並びにそれらに接続するスライダ−
11を後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材
である。前記前軸2の1部材である中軸5の中間部に
は、規制部19が形成されており、その規制部19に
は、前記シャープペンシルと入力ペンが遊挿する3つの
貫通孔19a形成されている。この規制部19に弾撥部
材18の一端を係止させることにより、筆記体を後方に
付勢しているものである。また、中軸5の内側で、規制
部19の後方には、長手方向に3つの溝部20が形成さ
れており、この溝部20に前記後軸3の脚部8が摺接さ
れ、組み立て時に脚部8が案内されるようになってい
る。
記中軸5に対して螺合により着脱自在に固定されてい
る。この先部材4と中軸5とを一体的に形成しても良い
が、前記シャ−プペンシル16や入力ペン17の交換や
成形の容易性を考慮すると2部材とし、着脱自在に固定
した方が良い。また、先部材4の内側は、湾曲形成され
ているが、その接線の傾き角度は、筆記体の先端と筆記
体の直径部分とを結んだ線の傾き角度よりも小さく設定
されている。これは、シャープペンシルなど移動する
際、筆記体の先端が先部材4の内壁面に接触しないよう
にしたものである。最近、透明な軸が流行し、軸内面の
汚れを防止したものである。従来のような筆記具にあっ
ては、特に、筆記体がボ−ルペンの場合には、インキが
軸内面に付着し、見栄えを悪くしてしまうものであっ
た。
明する。金属製のパイプなどからなる外軸(外部材)2
1の後方には、継ぎ手22が圧入されており、その継ぎ
手22は前記スライダ−11に連結している。また、外
軸21の中間部側面には、窓孔23が形成されている。
一方、外軸21の先端には、中継ぎ部材24を介して先
部材25が螺合している。などにより固定されている。
そして、これら、外軸21並びに中継ぎ部材24、先部
材25の内側には、鉛芯繰り出し機構26が摺動自在に
配置されている。その鉛芯繰り出し機構26は、芯タン
ク27とその芯タンク27の前方に連結部材28を介し
て固定されたチャック体29並びに、そのチャック体2
9の開閉を行なうチャックリング、前記チャック体29
を常に後方に付勢するチャックスプリングなどから構成
されている。
その入力ペン17は、金属製のパイプからなる連結軸3
0と樹脂製のペン先31から構成されているが、連結軸
30を樹脂で形成し、ペン先31を金属で形成するなど
しても良い。その連結軸30の後部は、前記スライダー
11に連結しており、また、連結軸30の中間部側面に
は、前記外軸21と同様に窓孔23が形成されている。
一方、連結軸30の先端には、樹脂材質からなるペン先
31が着脱自在に装着されているが、そのペン先31は
2部品が連結したものとなっている。詳述すると、前部
ペン先31aは軟質な材質から形成されており、一方、
後部ペン先31bは硬質な材質から形成されている。操
作する操作部の形状や硬さ、使いやすさによって使い分
けるためである。しかし、前部ペン先と後部ペン先を1
部品で形成しても良く、その際には、各々のペン先に硬
度差を設けるために、例えば、前部ペン先31aに軟質
ゴム弾性体を被覆させたり、塗布などの処理を行う。ま
た、前部ペン先31aを太く形成する一方、後部ペン先
31bを細く形成するなどして、操作部に対する接触力
を緩和させるようにしても良い。勿論、ペン先31の先
端部は、細く形成するにしても、太く形成するにしても
半球状に形成するのが好ましい。更に、図5に示すよう
に、太く形成した前部ペン先31aを連結部材32に固
定すると共に、細く形成した後部ペン先31bをコイル
スプリングなどの弾撥部材33によって付勢し配置して
も良い。図示例と付け替えて後部ペン先31bを使用し
た際、必要以上の押圧操作力がペン先31bに加わる
と、そのペン先31bが連結部材32内に没入し、電子
端末の操作部の破損が防止されるのである。以上の例に
おいては、ペン先31をスリット34が形成された連結
軸30に着脱自在に装着しているが、この例に限ること
なく、例えば、凹凸嵌合によって装着しても良い。
表示画面が操作部となっている電子端末を操作する場合
には、軟質な材質で形成されている前部ペン先31aが
出没するように装着し、また、金属や樹脂などで形成さ
れたスイッチなどを操作する場合には、硬質な材質で形
成されている後部ペン先31bが出没するように付け替
える。つまり、ペン先31を長手方向に180度回転さ
せ、反対の向きに付け替えるのである。この時、連結軸
30にはスリット34が形成されているため、容易に開
閉し、もって、ペン先31を容易に着脱することができ
る。即ち、1本の入力ペンで、硬度の異なる2種類のペ
ン先を装着しているのである。そして、そのペン先は、
容易に付け替えることが可能なものとなっているのであ
る。
例を図7に示し説明する。金属製の外部材35に前部ペ
ン先31aと後部ペン先31bを着脱自在に装着すると
共に、外部材35を前記連結軸30の外周に着脱自在に
嵌合させた例である。ペン先を金属製の外部材で被覆す
ることによって、しなりや振れが防止されると共に、見
栄えも向上する。尚、本例の前部ペン先31aの前方部
は視認性の向上を図って円錐部31cが形成されてい
る。符号36は、何れの実施例においても、ペン先31
の連結軸30への没入を防止する円周状の突起である
が、部分的に形成しても良いものである。
出没可能に配置された入力ペン内蔵筆記具であって、前
記入力ペンを連結軸とその連結軸に着脱自在に装着され
るペン先とから構成すると共に、そのペン先の前部と後
部を異ならせたので、種々の電子端末に対応する入力ペ
ン内蔵筆記具を提供することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 軸本体に筆記体と入力ペンが出没可能に
配置された入力ペン内蔵筆記具であって、前記入力ペン
を連結軸とその連結軸に着脱自在に装着されるペン先と
から構成すると共に、そのペン先の前部と後部を異なら
せたことを特徴とする入力ペン内蔵筆記具。 - 【請求項2】 前記ペン先の前部と後部の硬度を異なら
せたことを特徴とする請求項1記載の入力ペン内蔵筆記
具 - 【請求項3】 前記ペン先を前部と後部の2部品から構
成すると共に、それらを互いに弾撥部材によって付勢し
たことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載
の入力ペン内蔵筆記具。
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2002
- 2002-04-26 JP JP2002125430A patent/JP3864838B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2014073745A1 (ko) * | 2012-11-12 | 2014-05-15 | Jin Jae-Seung | 스타일러스 펜 기능을 가지는 필기구 |
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