JP4838080B2 - 筆記具およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、周壁に金属等の高硬度部材を備える筆記具に関し、特に筆記具に設けた摺動部材が高硬度部材との間で円滑に動作する構造に係るものである。
筆記具にスライドする押子や、ノック部などの摺動部材を備えた構成が知られている。例えば、軸方向にスライドする押子を軸筒の側面や後端に設けて押子を前進方向(ペン先方向)に押すと筆記部が突出する筆記具が周知である。
シャープペンシルの芯の繰り出し操作を行うためのノック部を後端に設ける構成も広く用いられている。
また、本件出願人による特許文献1のように、複数色のリフィールを、軸筒後端近傍の押子のスライド操作により切り替えて出没させる出没式多色筆記具(複合筆記具)が提案されている。
大量に流通する筆記具は、製造の容易さや造形性に優れることから軸筒や摺動部材に樹脂を用いたものが多く、一部には弾性樹脂材料からなるグリップを備えて把持感触を向上させたものもある。
一方、軸筒に金属を用いることにより、高級感のある意匠性の高い製品を提供することができるが、樹脂以外の材料と樹脂の組み合わせにより、製造工程の複雑化を招いたり、異材料の組み合わせに伴う設計上の配慮が要求される。
特に上記のように摺動部材を備えた筆記具の場合、摺動部材に樹脂を用い、軸筒を金属で構成すると、摺動部材が摺動して軸筒と擦れる際に、摺動部材に擦傷が生じて作動不良を起こしたり、美観を損ねたりする恐れがある。
しかしながら、従来の技術では、周方向に摺動する場合にリングを嵌合して摺動しやすくしたり、摺動部材そのものを金属で構成する程度しか解決方法がなく、いずれの方法も部品点数の増加や製造工程の複雑化、高コスト化を招き、軸筒に金属等を用いる際の障害になっている。
関連する技術として、特許文献2は軸筒の窓部に、その内側に没入する脚部を有したスライド駒が脚部に形成された係合溝を係合し、摺動可能に配設されている構成を開示している。スライド駒には頭部材と別体をなす台座部を設けてその台座部が摺動するようにしている。これにより、摺動体を前進させるための隆起部を摺動体に設けることなく、摺動体を前進させることができ、摺動体の係止部を摺動ケースの被係止部に係止させることが可能になる、としている。
また、特許文献3はスライド式の複合筆記具において、摺動溝の横幅より摺動体の横幅を小さく設定し、摺動溝の側壁面に摺動体が乗り越し可能で、かつ配設後に摺動体が摺動ケース外方へ移動する際に衝接する凸部を形成する構成を開示している。
本構成により、摺動体を切り欠き部から直接摺動溝内へ組み込めるようにして組み立てが容易であると共に、摺動体が外方へ飛び出しにくい、としている。
いずれの方法も、摺動部材と軸筒とに係る構造を開示しているが、特許文献2では台座を用いることで部品点数が増加し、製造工程が複雑になる他、台座と軸筒との間で摩擦が生じる。特許文献3も軸筒と摺動体との間の摩擦については何ら配慮されていない。また、そもそもこれらの技術は軸筒に金属等を用いる構成について開示しておらず、摺動部材への擦傷を防止することは考慮されていない。
さらに、特許文献4は内筒に設けた凸部が外筒の溝もしくは窓部に挿入されて長手方向に摺動する構成で、径方向の弾性を有する凸部を設けた内筒を、溝部の長手方向稜線に凸部を線接触または点接触させて挿通する構成を開示している。また、潤滑性溶剤を外筒・内筒に塗布することも提案している。
本構成により、内筒の外周壁の一部もしくは全周壁が外筒の内周壁に接触して摺動したときに、摩擦が発生して内筒の摺動しにくくなることがない、としている。
特許文献4は内筒と外筒の摩擦を抑える効果は認められるものの、点接触している箇所に擦傷を生じることには変わりなく、また潤滑性溶剤を塗布することは製造工程が複雑になるし、長期の使用に耐えうるものではない。
特許第3168200号公報 特開2003-266992号公報 特開2002-11995号公報 特開2002-103879号公報
本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、摺動部材を備えた筆記具において金属等の高硬度材料を軸筒に用いても、摺動部材に擦傷が生ぜず作動不良を起こすことがなくなり、良好な意匠性を保持しうる筆記具を提供すると共に、簡便で効率的な筆記具の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような手段を用いる。
すなわち、本発明に係る筆記具は、軸筒の周壁の少なくとも一部に第1の硬度の高硬度材料を用いた高硬度部位を備え、該第1の硬度よりも低い第2の硬度の低硬度材料を用いた摺動部材が、該高硬度部位の軸方向又は周方向の少なくともいずれかの断面との間で摺動可能に構成する。また、該軸筒内に、該摺動部材を摺動可能に保持する内装軸体を内装する。
このような筆記具において、請求項1に記載の発明は、該高硬度部位に該軸筒の内周と外周とを貫通する貫通部を設けると共に、該貫通部を通して該摺動部材を該軸筒の外周面に露出させた構成であって、該内装軸体自体を形成すると共に、該高硬度部位の内周面の少なくとも一部から該貫通部の断面までの範囲に密着する一体的に形成された一体成形部材を付設し、該一体成形部材に該第2の硬度と略同一又はそれよりも低い硬度の材料を用いることを特徴とする。
貫通部は、窓状に周囲を囲まれて設けた構成でもよいし、軸筒の縁部から切り欠いて設けた構成でもよい。
本発明は請求項2に記載のように、軸筒内において軸方向へスライド可能に上記内装軸体係合する押子を摺動部材として備えた筆記具として提供してもよい。該構成において、押子がペン先側に前進位置の際には、筆記部が該軸筒から突出する一方、後退位置の際には、該筆記部が該軸筒内に没入する。
押子を前進させる動作は手動による摺動動作、後進させる動作は他の押子を若干前方に動かすことで係止が解除され、弾性体の付勢により自動的に後進位置まで摺動動作する構成でもよい。
そして、該構成において該貫通部の前部又は後部又は両側部の少なくともいずれかに該押子と近接又は当接する前記一体成形部材を付設した筆記具を提供することができる。
このとき、貫通部の形状は溝状とするのが望ましい。
請求項3に記載の発明は、本発明に係る一体成形部材が、インサート成形によって成形されたものであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、本発明で用いる高硬度材料として、金属、岩石、鉱石、陶磁器、ガラス、磁石のいずれかを用いると共に、低硬度材料として、樹脂、ゴムのいずれかを用いることを特徴とする。
なお、本発明は次のような筆記具の製造方法を提供することもできる。
すなわち、請求項5に記載の発明は、筆記具の製造方法が次の各工程からなることを特徴とする。
(1) 周壁の少なくとも一部に第1の硬度の高硬度材料を用いた高硬度部位を備えた軸筒を形成する工程、
(2) 該軸筒内に内装する内装軸体を形成すると共に、該高硬度部位の内周面の少なくとも一部から、該高硬度部位の軸方向又は周方向の少なくともいずれかに設けられた該軸筒の内周と外周とを貫通する貫通部の断面までの範囲に密着する一体成形部材を一体的に形成する工程、
(3) 該第1の硬度よりも低い第2の硬度の低硬度材料を用いた摺動部材を、該貫通部を通して該軸筒の外周面に露出させると共に、該内装軸体に保持させて摺動可能に配設する工程
そして、上記の一体成形部材には第2の硬度と略同一又はそれよりも低い硬度の材料を用いることを特徴とする。
ここで、上記(2)の工程ではインサート成形を行うことが特に好ましい。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、高硬度材料と低硬度材料を組み合わせて用いても、低高度材料と略同一か、それ以下の硬度の材料からなる一体成形部材を高硬度材料側に付設することにより、低硬度材料の摺動部材に擦傷が生じることがない。
これにより、摺動部材の作動不良が生ずることなく操作性、耐久性に優れた筆記具を提供することができる。同時に、摺動部材の美観が保たれ、意匠性・機能性ともに長期にわたって保持することができる。
また、一体成形部材を用いることにより、別体の部品を用いる必要がないため部品点数を削減でき、製造工程の簡略化、コストの削減に寄与する。
さらに、一体成形部材の模様や色彩を適宜選択することにより装飾性を具備させることが可能であり、意匠性に優れた筆記具を提供することができる。
さらに、窓部や切り欠き部などの貫通部を、操作性のしやすい適切な位置に配置することが可能であり、同時にそのような加工のしにくい部位においても一体成形部材を用いることで簡便に本発明効果を備えた筆記具を提供することができる。
特に、貫通部に一体成形部材を付設することで、従来は複雑な工程を必要とした縁取り装飾を同時に実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、摺動部材として筆記部の突出・没入の作業に用いる押子を適用する。特に使用頻度が高く、摺動時に擦傷が生じやすい押子について本発明を用いることにより、押子の意匠性・機能性を損なうことなく耐久性に優れた筆記具を提供することができる。
このような構成において、一体成形部材を貫通部の前部又は後部に付設すれば、押子が前進又は後進時に衝接した際の衝撃を吸収することができ、軸筒や摺動部材の損傷、変形を防止することができる。
また、一体成形部材の材料を選択することにより、衝接時の音を抑制したり、所望の音が出るように調整することができる。
一体成形部材を貫通部の両側部に付設すれば、特に擦傷がつきやすく、また目立ちやすい部位を効果的に保護することができる。
請求項3に記載の発明によれば、一体成形部材をインサート成形により成形することで、複雑な形状を一体的に形成しやすく、部材の剛性にも優れる。また、工程を簡素化することができるので、製品の製造時間の短縮、コストの抑制に寄与することができる。
請求項4に記載の発明は高硬度材料及び低硬度材料として好適な材料を用いた筆記具を提供するものである。
まず、高硬度材料として、金属、岩石、鉱石、陶磁器、ガラス、磁石のいずれかを用いることができる。特に、金属、岩石、鉱石、陶磁器、ガラスを用いる筆記具は把持した時の感触に優れると共に、良好な外観を呈する。また鉱石や磁石などには生体的効果を有する物質が知られており、これらの効果を合わせて有する筆記具を提供することができる。
また、低硬度材料として、樹脂、ゴムのいずれかを用いることができる。これらの材料は造形がしやすく操作性のよい摺動部材を提供することができる。ゴム、特に硬質ゴムを用いることにより、滑りにくく良好な操作性を得られる摺動部材に寄与する。
本発明の請求項5に係る発明は、上記のように優れた特性を有する筆記具の製造方法を提供することができる。高硬度部位の内周面の少なくとも一部から、高硬度部位の軸方向又は周方向の少なくともいずれかの断面までの範囲に一体成形部材を用いることで、従来のように別体の部品を装着する必要が無く、工程の簡素化が図れ、製造時間の短縮、コストの抑制を実現することができる。
さらに、窓部や切り欠き部などの貫通部を、操作性のしやすい適切な位置に配置することが可能であり、同時にそのような加工のしにくい部位においても一体成形部材を用いることで簡便に本発明効果を備えた筆記具を提供することができる。
特に、貫通部に一体成形部材を付設することで、従来は複雑な工程を必要とした縁取り装飾を同時に実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には本発明に係る筆記具の一例の正面断面図を示す。筆記具1は複数のリフィールのうち1つを選択し、軸筒2の前端から筆記部を突出させて筆記する複合筆記具である。軸筒2はジュラルミン製の金属軸10と、エラストマー樹脂からなるグリップ11がインサート成形(二重成形)によって一体に形成された前側軸筒12とからなり、金属軸10は前側軸筒12に螺合している。
図1及び図2(a)に示すように、軸筒2内には、内装機構として1本のシャープペン用リフィール21と、2本のボールペン用リフィール31・41を内設しており、各リフィールの後端に接続した押子20・30・40(図2(b)参照)を金属軸10に設けた3個の窓部10cから外周面に露出している。
また、各リフィールの先端には筆記部22・32(リフィール41の筆記部は図示しない)が凸設されている。
本発明に係る貫通部の一形態である窓部10cは円筒形の金属軸10の中間から後方にかけて設けられており、図1の矢視A-A断面図を示す図2(a)のように、金属軸の前部10aは断面が筒状をなしている。
また、図1の矢視B-B断面図を示す図2(b)のように、窓部10cは鉛直上方を0度として、それぞれ90度、180度、270度の位置に3箇所開口している。さらに、図1の矢視C-C断面図を示す図2(c)のように、バインダー機能付クリップ13の取付部14gが嵌合して外周面に突出するクリップ窓部10dが設けられている。
金属軸10は窓部10c、クリップ窓部10dの後方において、ごく小幅の円環部10bをなしている。
バインダー機能付クリップ13は、軸筒方向に細長い略板体であって、その前部には軸筒2の求心方向に向かって玉部13aが突出し、金属軸10との間で紙や布地などを狭持するようになっている。また、後部に設けられたピン13bが上記取付部14gの枢支部142に枢支されてシーソー様の動作が可能である共に、最後部で軸筒2との間に架設された板バネ13cにより前部が金属軸10に向けて付勢されている。
バインダー機能付クリップ13の取付部の構造は、図1及び図2のように示すように内装軸体14と一体的に形成された取付部14gとして構成してもよいし、図6に示すように別体の取付部材14g’を用いて構成してもよい。
図6において、取付部材14g’は金属軸10クリップ窓部10dに軸筒内周側から嵌設され、金属軸10の外周側に断面コ字状の枢支部142が突出している。該枢支部142により上記ピン13bを枢支している。
上述した金属軸10の内側に、本発明ではポリアセタール樹脂をインサート成形により形成し、一体成形部材である内装軸体14を構成している。内装軸体14の構成を明らかにするため、図3及び図4に筆記具1の後部を拡大した正面拡大断面図と、平面拡大断面図をそれぞれ示す。
内装軸体14の前部14aは、金属軸前部10aの内周面に密着して形成され、その断面形状は図2(a)に示されるように略筒状である。図中では押子40が前進した状態であるため、押子40のみが表示されているが、他の押子が前進した場合には、その前進中の押子のみが図2(a)上に現れる。
押子20・30・40の前部は軸筒の円周に沿って幅広になり、その形状に合わせて内装軸体14にはガイド凸部140が形成されているため、押子20・30・40はガイド凸部140に規制されて前後に摺動する。
それより後方の図1の矢視B-B位置(図2(b))では、押子40の操作凸部40aが金属軸10の外周面から突出しており、その他の押子20・30は前部摺動部20b・30b(図3及び図4も参照)が、内装軸体14のガイド部141間に狭持されている。
この位置において、内装軸体14は円柱状の内部に断面十字型の溝を設けた形状をなしており、金属軸10の内周面に密着して高い剛性を有している。ガイド部141に各押子が規制されて前後に摺動可能である。
さらに後方の図1の矢視C-C位置(図2(c))では、前進位置にある押子40は図上に現れず、押子20・30の前部摺動部20b・30bのみが見える。この位置においても前部摺動部20b・30bは内装軸体14の断面十字形の溝内に狭持されている。
以上、見たように、押子20・30・40は内装軸体14にその略全長にわたって係合しており、安定して前後に摺動可能である。
内装軸体14の後端部14cにはシャープペン用リフィールの芯の繰り出し動作を行うためのノック部15が付設されている。ノック部15の機構については図示を省略している。
押子20・30・40の前進・後進による動作は、例えば特許文献5に開示される構成をとることができるので詳細は省略する。ごく簡単には図4に示す押子40の長手方向の中途位置及び後端位置の求心方向にそれぞれ掛外突起40c、後端内突起40dを設け、押子30にも同様に掛外突起30c、後端内突起30dを設ける。そして、筆記部の突出状態において、押子40の後端から後方に突出させた後端係合突起40eが内装軸体に設けた係止段部150に係合して係止される。
解除時には、後進位置にある他の押子を若干前進させることにより、上記掛止が解除される。すなわち、図4において、押子30を前進させることにより掛外突起30c前部の斜辺と、押子40の後端内突起40d後部の斜辺とが干渉し、後端内突起40dには遠心方向の力が作用する。このため後端係合突起40eが係止段部150から離脱し、押子を後方に付勢するバネ43によって後進位置に自動的に戻る。なお、他の押子20・30についてもバネ23・33を付設して同様の構造を有する。
特開2003-39888号公報
本実施例の筆記具は押子を前後にスライドして筆記部を出没させるため、頻繁に押子の摺動動作が行われ、押子と他の部材との摩擦が生じやすい。例えば、押子20と内装軸体14のガイド凸部140、ガイド部141とは繰り返し摺動することになる。
もっとも、これらの部材はいずれも同一の材料(ポリアセタール樹脂)を用いており、強靱なポリアセタールにより長期間の使用に伴う摩擦によっても問題はない。
しかし、本実施例のように軸筒に金属を用いた場合、押子と金属との間で摩擦が生じると、押子の摩擦面に擦傷が生じてしまい、外観を損なうばかりでなく、スムーズに動作しなくなるなど操作性に悪影響を与える恐れがある。
例えば図10に示す従来の例によると、押子100は金属軸101と前進時に衝接して前部に傷をつけたり、押子の側面と金属軸の断面102とが摺動時に擦れて側面に傷がついてしまう。押子100は図10上の左右方向に摺動するだけでなく、左右の摺動に伴って上下方向にも変動するため、押子の位置によっては傷が見えやすく、本実施例のような筆記具では特に問題がある。
また、押子100の後部が金属軸後端103と後進時に衝接して損傷する恐れもある。
このような問題を解決するために、本発明では内装軸体14の形成時に、金属軸10の断面10e(図2)、10f(図3・図4)を覆うように摺動被覆部14b・14d・14e・14fを形成することを提案する。なお、図2では断面10eや摺動被覆部14b・14d・14e・14fを押子40の位置についてのみ指示しているが、他の押子20・30の位置についても図示の通りこれと同様の構成である。
1つの窓部10cについてどのような摺動被覆部が形成されるかを説明した斜視図が図5である。
窓部10cを縁取るように内装軸体14の樹脂が金属軸10の断面を覆うので、この窓部10cから外周面に露出した押子は、摺動被覆部としか接することがなく、同じ樹脂同士のため大きな傷がつくことがない。
同様に、金属軸10の内周面にも内装軸体14の樹脂が密着しているため、押子が内周面と直接接触することがなく擦傷を防止することができる。
また、本発明は内周面の少なくとも一部から断面までを連続して一体成形することを特徴としており、本構成によれば一体成形部材の端部が略直角に形成されるため剛性を向上させることができる。例えば窓部10cの摺動被覆部14b・14d・14e・14fだけが剥離したり、クラックが生じたりするのを防ぐことができる。一体成形により形成することで製造上も簡便な工程で実施することができる。
摺動被覆部を形成するのは軸筒の軸方向のみ、すなわち摺動被覆部14e・14fのみだけでもよい。押子の摺動時に特に擦傷が生じやすいのは押子の軸方向側面であり、この部位に摺動被覆部を形成することで効果的に抑制できる。また、押子20・30・40が前進位置や後進位置で金属軸10の断面10fに衝接しない構造の場合には、摺動被覆部14b、14dを必ずしも設ける必要がない。
あるいは、摺動被覆部を軸筒の周方向のみに形成してもよい。例えば、本実施例で押子のスライド時に内装軸体14によって摺動方向が完全に規制されて金属軸10と接する恐れがない場合や、摺動部材が周方向に摺動する構成(後述)の場合には、周方向の摺動被覆部14b・14dのみを設けても良い。
本実施例で、周方向の摺動被覆部14b・14dは、押子20・30・40の前進時、後進時に衝撃を緩衝する緩衝部材として機能させてもよい。
まず、本実施例に備えている緩衝部材16(図3・図4参照)について説明する。シャープペンシル用リフィール21が突出状態から没入される際には、上述した通りバネによって付勢されて自動的に後進位置に戻るが、その時に押子20の後端部20dが当接する緩衝部材16を配設している。これは没入時の後方への衝撃(バックショック)を緩和するものであり、バックショックによってシャープペンシル用リフィール21内で芯が図示しないチャックに狭持されたまま食い千切られるようにして折れるのを防止するためである。
また、ボールペン用リフィール31・41の場合にもバックショックにより筆記部からチップ内に空気が侵入して筆記掠れや不書きが生じるのを防ぐことができる。
本実施例のように摺動被覆部14b・14dを設けた構成では、これを緩衝部材として、前進時に押子20の操作凸部20aの前面と摺動被覆部14b、操作凸部20bの後面と摺動被覆部14dが当接するようにしてもよい。
その場合、摺動被覆部14b・14dの厚みを増して、樹脂による弾性を得られやすく形成してもよい。内装軸体14の材料に、より弾性のあるエラストマー樹脂等を用いても良い。
また、緩衝させることにより、当接時に発生する衝突音を抑制することができ、静かな環境においても使用しやすい筆記具に寄与する。あるいは、摺動被覆部の材料を適宜選択して、衝突音を所望の音に調節することもできる。これにより、遊戯性に富む筆記具を提供することができる。
本発明で摺動部材に擦傷が生じないためには、軸筒の周壁に用いた高硬度材料(本実施例ではジュラルミン)と、摺動部材に用いる低硬度材料(同、ポリアセタール樹脂)、さらに一体成形部材の材料(同、ポリアセタール樹脂)の硬度の関係が問題になる。
一般に擦傷が生じるのは部材の表面粗さと、硬度が関係しており、表面粗さが粗いほど圧力が集中するため傷がつきやすく、硬度の低い部材上に傷が発生する。
そのため金属軸10と押子20・30・40がスライド時に擦れると、押子側に擦傷が生じる。これを防ぐために、本発明は摺動被覆部を形成しており、摺動被覆部には本実施例のように同一材料を用いるか、より硬度の低い材料を用いることができる。
硬度は部材により複数の算出法が知られているが、本発明の実施においてはいずれによってもよく、例えばビッカース硬さ、ロックウェル硬さ、ヤング率、剛性率などに基づく硬度を用いることができる。
もっとも、本発明における硬度はこのような厳密な数値による比較に限らず、実際に2つの材料を擦り合わせて、傷が付く側を硬度低、傷が付かない側を硬度高として利用してもよい。
ところで、図5に見るように、本発明において摺動被覆部14b・14d・14e・14fを形成すると、金属軸10の窓部10cに縁取りされた外観を呈し、これにより筆記具の意匠性が向上する効果が得られる。
特に、内装軸体14に樹脂やゴムの材料を用いる場合、色彩や模様を付与することは容易であり、明るい原色を用いてポップな印象としたり、木目調模様やつや消しの色合いにして高級感を増すこともできる。また、金属軸10cと同系色として一体的に見えるようにしてもよい。
本発明では高硬度材料に金属を用いたが、大理石などの岩石、トルマリンなどの鉱石、陶磁器、透明又は有色のガラス、磁石等を適宜用いてもよい。また低硬度材料には樹脂やゴムなどを適宜用いてもよい。
本発明は筆記具を提供すると同時に、その製造方法も提案するものである。図7は本発明に係る筆記具の製造方法のうち、特に内装軸体14の形成に係る工程を示す工程図である。
まず、周壁の少なくとも一部に第1の硬度の高硬度材料を用いた高硬度部位を備えた軸筒を形成する。(軸筒形成工程S1)
上記実施例においては、ジュラルミンの中実丸棒を切削加工して中空丸棒とし、さらに本発明に係る貫通部である3箇所の窓部10cと、クリップ窓部10dを孔開け加工する。
次に、高硬度部位の内周面の少なくとも一部から、高硬度部位の軸方向又は周方向の少なくともいずれかの断面までの範囲に、その範囲の内周面及び断面と密着する一体成形部材を一体的に形成する。(一体成形部材形成工程S2)
本実施例の筆記具の製造に際しては、図6のようにクリップの取付部材14g’を別体で構成する場合には、取付部材14g’をクリップ窓部10dに対して軸筒内周側から嵌挿し、金型(キャビティ)内に取付部材14g’嵌設済みの金属軸10を配置する。
金型(キャビティ)内は金属軸内周に突出した取付部材14g’に対応する凹部を設けて金属軸10の配置時に正確な位置決めが行えるようになっている。
金型(キャビティ)内に設置後、型締めして樹脂を射出・注入し、インサート成形が完了する。
ここで、図1ないし図3のようにクリップの取付部14gを内装軸体14と一体的に成形する場合には、金属軸10を金型(キャビティ)内に配置してインサート成形時に同時に形成する。
なお、一体成形部材には第2の硬度と略同一又はそれよりも低い硬度の材料を用いることは上述した通りである。
本発明は上記一体成形部材形成工程S2の通り、高硬度部位の内周面から断面にかけての範囲を一体的に形成することを特徴とし、摺動部材と擦れる部位を簡便に保護し、かつ良好な剛性を得ながら製造することができる技術である。
インサート成形を用いることで、寸法精度の向上が図れ、部品点数の削減に伴う部品管理の省力化、工程の簡素化、製造コストの削減など多大な効果を奏する。
工程は上記の後、第1の硬度よりも低い第2の硬度の低硬度材料を用いた摺動部材を、一体成形部材を介して断面との間で摺動可能に配設する。(摺動部材配設工程S3)
具体的には、押子20・30・40を内装軸体14に係合させ、窓部10c内で摺動自在とする。
本発明が特徴とする製造方法は以上の通りである。さらに、バインダー機能付クリップ13を装着、押子の前端に各リフィールを装着、前側軸筒12を螺合、ノック部15の装着等の組み立てを経て、筆記具2が完成する。
最後に、本発明の別実施例を順に簡単に説明する。
図8は一体成形部材の形状に係る別実施例を示す説明図である。図8(a)のように金属軸10に内周と外周を貫通する切り欠き部10gを貫通部として設ける構成で、一体成形部材50が金属軸の断面を覆うように形成されてもよい。すなわち、切り欠き部10gの3辺を覆う一体成形部材の摺動被覆部50a・50b・50cに加えて、金属軸の筒部断面を覆う断面被覆部50dを形成している。
断面被覆部50dは、例えば図示しない樹脂製の前側軸筒と当接し連設される。これにより切り欠き部10gは4辺を樹脂材料により囲まれた態様となり、摺動部材が円滑に摺動可能になる。
本発明では、このように軸筒の内周と外周とを貫通するものであれば、貫通部は前記のような窓状に限らず、4角形の1辺を欠く切り欠き状や、任意の多角形状でもよい。
図8(b)は上記の摺動被覆部14e、14fを金属軸10の外周まで折り返して形成する実施例である。押子60が点線で示すように傘型をなし、傘部下面60aが金属軸10に対向する構成では、傘部下面60aが金属表面と摺動して摩耗したり、金属軸10側に樹脂が付着することがある。
そこで、一体成形部材を金属軸10の外周まで折り返し、傘部下面60aと接触する折り返し領域14e’・14f’を形成する。本構成により、押子60は折り返し領域14e’・14f’と当接して摺動するので、円滑な摺動動作に寄与し、耐久性が向上する。また、折り返し領域14e’・14f’は一体成形されるので製造工程が特別に煩雑になることもない。
次に、摺動方向が上記実施例で示した軸方向以外の場合を図9を用いて説明する。
図9は別実施例の筆記具3の斜視図であり、前端から前側軸筒70と、インサート成形(二重成形)により前側軸筒70に一体に形成されたエラストマー樹脂からなるグリップ71と、金属軸72と、クリップ73と、後部キャップ74である。
本構成において、金属軸72を円周方向に回転摺動させると、前側軸筒70前端から筆記部が出没するようになっている。このような出没機構は周知であり、例えばゼブラ株式会社製「SK-シャーボG」などの製品に用いられている。また、筆記部の出没に限らず、軸筒を所定角度回転させてグリップ部の形状を変化させる機構(ゼブラ株式会社製「Handfit AQUA」)も公知である。
これらの製品において、従来はリングを回転部材間に介設して円滑に回転摺動行えるようにしているが、本発明を用いることにより金属軸72のグリップ71側の端面に摺動被覆部75を形成することが容易であり、低硬度のグリップ71との間で円滑な回転摺動動作に寄与することができる。リングを用いる場合に比して製造も簡便である。
また、金属軸72とグリップ71の間に帯状の摺動被覆部75が形成するためリングを用いた場合と同様の意匠性を備えることができる。
次に、図9(b)には、別の筆記具4の金属軸80に略三角形の窓部81を開口させ、内装機構と連結し、該窓部81から金属軸80外周に露出する解除ボタン82を設ける構成を示す。
該解除ボタン82は、上記の押子やノック部の操作によって突出したリフィールを後進位置まで戻すための解除を行うボタンであり、解除時には軸筒求心方向に押下する。このときの変動は、金属軸40との間で摺動する態様となり、解除ボタン82の周縁側面が金属軸80の断面と擦れる。
これに本発明を適用し、窓部81の解除ボタン82に対向する断面を一体成形部材83により被覆し、解除ボタン82の周縁側面を保護することができる。
以上述べてきたように、本発明の筆記具は、高硬度部位の内周面の少なくとも一部から断面までの範囲に密着する一体的に形成された一体成形部材を付設することを特徴とし、その態様は軸筒の軸方向、周方向のいずれか、または両方でもよく、摺動部材の動作方向も、軸方向、周方向、径方向のいずれでもよい。
なお、貫通部は複合筆記具のために複数設けていたが、通常は1箇所でもよく、軸方向に摺動する摺動部材と、周方向に摺動する摺動部材が1つの筆記具に併存する構成でもよい。
本発明に係る筆記具の一例を示す正面断面図。 (a) 図1の矢視A-Aにおける左側面断面図。 (b) 図1の矢視B-Bにおける左側面断面図。 (c) 図1の矢視C-Cにおける左側面断面図。 本発明の要部を示す正面拡大断面図。 本発明の要部を示す平面拡大断面図。 本発明に係る摺動被覆部を説明する斜視図。 クリップの取付部を別部材とした場合の正面拡大断面図。 本発明に係る筆記具の製造方法の工程図。 (a) 本発明に係る切り欠き部の態様を説明する斜視図。 (b) 本発明に係る折り返し領域を説明する左側面断面の要部拡大図。 (a) 本発明の異なる筆記具の一例を示す斜視図。 (b) 本発明の異なる筆記具の一例を示す斜視図。 従来の筆記具を示す拡大正面断面図。
符号の説明
1 筆記具
10 金属軸
10a 金属軸前部
10b 円環部
10c 窓部
10d クリップ窓部
11 グリップ
12 前側軸筒
13 バインダー機能付クリップ
14 内部軸体
14a 前部
14b 摺動被覆部
14c 後部
14d 摺動被覆部
15 ノック部
20 押子
21 シャープペンシル用リフィール
22 シャープペンシル筆記部
31 ボールペン用リフィール
32 ボールペン筆記部

Claims (5)

  1. 軸筒の周壁の少なくとも一部に第1の硬度の高硬度材料を用いた高硬度部位を備え、該第1の硬度よりも低い第2の硬度の低硬度材料を用いた摺動部材が、該高硬度部位の軸方向又は周方向の少なくともいずれかの断面との間で摺動可能に構成すると共に、
    該軸筒内に、該摺動部材を摺動可能に保持する内装軸体を内装した筆記具において、
    前記高硬度部位に前記軸筒の内周と外周とを貫通する貫通部を設けると共に、該貫通部を通して該摺動部材を該軸筒の外周面に露出させた構成であって、
    該内装軸体自体を形成すると共に、該高硬度部位の内周面の少なくとも一部から該貫通部の断面までの範囲に密着する一体的に形成された一体成形部材を付設し、
    該一体成形部材に該第2の硬度と略同一又はそれよりも低い硬度の材料を用いる
    ことを特徴とする筆記具。
  2. 前記筆記具が、前記軸筒内において軸方向へスライド可能に前記内装軸体と係合する押子を摺動部材として備え、該押子の前進位置の際に筆記部が該軸筒から突出する一方、後退位置の際に該筆記部が該軸筒内に没入する構成であって、
    該貫通部の前部又は後部又は両側部の少なくともいずれかに該押子と近接又は当接する前記一体成形部材を付設した
    ことを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
  3. 前記一体成形部材を、
    インサート成形により成形する
    ことを特徴とする請求項2に記載の筆記具。
  4. 前記高硬度材料が、金属、岩石、鉱石、陶磁器、ガラス、磁石のいずれかであって、
    前記低硬度材料が、樹脂、ゴムのいずれかである
    請求項1ないし3のいずれかに記載の筆記具。
  5. 筆記具の製造方法が、
    周壁の少なくとも一部に第1の硬度の高硬度材料を用いた高硬度部位を備えた軸筒を形成する工程、
    該軸筒内に内装する内装軸体を形成すると共に、該高硬度部位の内周面の少なくとも一部から、該高硬度部位の軸方向又は周方向の少なくともいずれかに設けられた該軸筒の内周と外周とを貫通する貫通部の断面までの範囲に密着する一体成形部材を一体的に形成する工程、
    該第1の硬度よりも低い第2の硬度の低硬度材料を用いた摺動部材を、該貫通部を通して該軸筒の外周面に露出させると共に、該内装軸体に保持させて摺動可能に配設する工程
    を含み、
    該一体成形部材には該第2の硬度と略同一又はそれよりも低い硬度の材料を用いる
    ことを特徴とする筆記具の製造方法。
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