JP2010005976A - キャップ嵌合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】高級価格帯の筆記具は長期保証が必要なため、キャップ嵌合の回数は1000回以上に耐えうる嵌合構造を提供する。
【解決手段】キャップ15と軸6とを嵌合させる嵌合手段と、キャップ内に装着され弾発部材22によってキャップ開口端に向かって付勢されたパイプ材23を有するキャップ嵌合構造であって、前記パイプ材をキャップの開口端に対して出没可能に配置したキャップ嵌合構造。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャップ嵌合構造に関する。詳細には、キャップ内に装着したバネによってキャップ開口端に向かって付勢された樹脂リングを有した筆記具のキャップ嵌合構造に関する。
従来、筆記具のキャップ嵌合構造において、キャップ、特に高級価格帯筆記具のキャップには、その内部に半径方向にバネ性を有するバネカツラが内装されている。このバネカツラは、打ち抜き成形により四辺形の金属薄板に複数の細長い窓部を並設し、これに曲げ加工を施してほぼ円形あるいは円弧状に丸め、キャップの開口部に挿入し、丸められた金属薄板の半径方向外側に向かう弾性付勢力(復帰力)によりキャップに内壁に張り付けさせている。
このバネカツラは、バネ性を備えた内方への膨出部を有し、キャップと軸筒との嵌合時に適度な抵抗感によって、高級感のあるしっとりした嵌合感を出し、又、キャップに軸筒をブレがないように固定することができる。しかし、キャップの開け閉め回数が増えるに従いバネカツラと軸筒表面との摩擦により、軸筒表面に傷が生じるという問題がある。
この問題に対する解決策としては、アルマイト処理、クロムめっき等により、軸筒表面を硬質にするように表面処理を行ない、耐摩耗性、耐久性を向上させ、摩擦による傷の発生を防ぐ方法、軸筒とバネカツラとの当接部分をカ−トリッジ先端に設け、傷が生じても交換可能とする方法、バネカツラの少なくとも軸筒との当接部分をフッ素系樹脂や、樹脂粉体を含む塗料によりコーティングする方法などが提案されている。
実公平4−53977号公報
しかしながら、軸筒表面を硬質にするような表面処理を施し、バネカツラの軸筒との当接部分をコーティングした方法は、耐久性に難があった。キャップ嵌合回数が数百回程度であれば問題ないが、1000回程繰り返すと、バネカツラのコーティングが剥がれる場合があり、金属薄板の硬質な生地が露出するので、複数の細長い窓部のエッジが、結局は軸筒側の表面にキズを生じさせるといった問題があった。特に、高級価格帯の筆記具は長期保証が必要なため、キャップ嵌合の回数は1000回以上に耐えうる嵌合構造が必要であった。
本発明は、キャップと軸とを嵌合させる嵌合手段と、キャップ内に装着され弾発部材によってキャップ開口端に向かって付勢されたパイプ材を有するキャップ嵌合構造であって、前記パイプ材をキャップの開口端に対して出没可能に配置したことを要旨とする。
本発明は、キャップと軸とを嵌合させる嵌合手段と、キャップ内に装着され弾発部材によってキャップ開口端に向かって付勢されたパイプ材を有するキャップ嵌合構造であって、前記パイプ材をキャップの開口端に対して出没可能に配置したので、キャップと軸筒との嵌合時に適度な抵抗感によって、高級感のあるしっとりした嵌合感を得ることができる。また、筆記具本体をキャップ本体内に案内し易く、キャップ端面にペン先が衝突する不具合が防止できる嵌合構造となっている。
以下、図面に基づき説明する。図1、図2に示したものは、本発明のキャップ嵌合構造を水性ボールペンに適用させた例である。しかし、この実施例に限定されるものではなく、万年筆や油性ボールペン、シャープペンシルの機構にも採用することもできる。
尚、図中下方を後方と言い、上方を前方と言う。
筆記具本体1の内部には、ボールペンリフィル2が配置されているが、そのボールペンリフィル2はコイルスプリングなどの弾発部材3によって常に前方に向けて付勢されている。符号4は、前記筆記具本体1の後部に圧入や螺合と言った手段で固着された尾栓であって、前記弾発部材3やボールペンリフィル2の筆記具本体1からの脱落が防止されている。その尾栓4は金属材質で形成されているが、部品コストの削減や重量の減少を考慮し、樹脂材質で形成し、その樹脂材質の表面にめっき処理などを施しても良いが、この尾栓に限定されることはない。後述するほとんどの部材が金属材質で形成されており、その耐食性及び外観品質向上のため、めっきなどの表面処理が施されているが、前記尾栓と同様に、部品費用の削減や重量の減少を考慮し、樹脂材質で形成し、その樹脂材質の表面にめっき処理などを施しても良い。
また、前記筆記具本体1の前方には、先部材5が螺合や接着、或いは、それらの組み合わせなどの手段によって固定されているが、実質的に、前記ボールペンリフィル2は前軸6と中軸7の螺合によって着脱自在に固定されている。
前記前軸6の中間部にはツバ部6Aが圧入・接着されており、そのツバ部6Aと中軸7並びに、後述する飾りリングの端面が、前記螺合の規制部となっている。尚、前記ツバ部6Aは本例では別体で構成されているが、前記前軸6と一体に形成しても良い。この前記前軸6の表面には彫刻が施されている。美観を向上させると共に、グリップとしての滑り止め効果も奏している。
前記中軸7は、筆記具本体1の内側に固定された内パイプ8に固定されているが、その固定手段としては圧入によってなしていると共に、接着によっても固定している。その内パイプ8に被嵌している外軸9は有色半透明な樹脂材質から構成されており、一方、内パイプ8は、金属材質からなる非透明性の材質で構成されているが、これに限定されることなく、例えば、内パイプ8も樹脂材質で構成しても良いが、非透明性の樹脂で構成するのが好ましい。外側に透明性のある材質を採用し、その内側に非透明性の材質を採用することによって、筆記具本体1にレンズ効果が発生し、これによって立体感が得られるようになる。
前記中軸7には、一部が刳り抜かれた飾りリング10が被嵌されていると共に接着されており、その刳りぬき部には紋章や家紋、或いは、キャラクターなどが彫刻されたエンブレム11が嵌めこまれていると共に、前記中軸7に接着固定されている。尚、前記飾りリング10は真鍮で形成されており、一方、エンブレム11は銀で形成されている。各々の共振周波数、或いは、硬度を異ならしめることによって、筆記具本体に後述するキャップ本体を嵌合させた際に、良好な嵌合音(響き)が得られるようになっている。尚、本例では、真鍮と銀を組み合わせているが、これに限定されることはなく、共振周波数、及び/または、硬度の違う金属同士であれば同様の効果が得られる。
符号12は、前記ボールペンリフィル2の前方に圧入・固定されたホルダーであって、そのホルダー12の前端面を前記先部材5の内段に当接させることによって、ボールペンリフィル2の前方における位置決めをなしている。そのホルダー12はボールペンリフィル2の空気流通孔2Aを覆う様に固定されており、万が一、筆記具本体1に異常な衝撃が加わり、前記空気流通孔2Aから微量なインキが飛散してしまっても、その飛散したインキは前記ホルダー12によって隠れた状態にあるため、ボールペンリフィル2の外観見映えの損失が極力防止される。また、符号13は先部材5の内面に配置された弾性体からなるOリングであるが、そのOリング13によって後述するキャップ本体を筆記具本体1に嵌合させた状態におけるボールペンリフィル2の先端からのインキの乾燥を防止すると共に、横振れを防止している。さらに、符号14は垂体であり、筆記具本体1の前後のバランスを採っているが、必ずしも必要なものではない。
次に、前記筆記具本体1の前方に着脱自在に嵌合するキャップ本体15について説明する。外筒16の内側には、内筒17が配置されている。その内筒17の後端部には、金属材質から構成されるリング部材18が螺合と接着などの手段によって固定されている。そのリング部材18は、キャップ本体15を筆記具本体1に嵌合させた際、筆記具本体1の前記飾りリング10と当接し、「パチン」と言った響きの心地よい嵌合音を発する。尚、前記リング部材18の内側には樹脂リング18Aが配置されており、筆記具本体1がキャップ本体15に対して斜めに挿入された場合の、前記先部材5や前軸6へのキズを防止する緩衝部材となっている。
ここで、前記外筒16は、有色透明な筒状部材で形成されており、その肉厚は0.8mmとなっているが、この例に限らず、その肉厚を1.2mmや1.5mm、或いは、1.8mmとしても良い。但し、2.0mm以上にしてしまうと、後述する効果(立体感、奥行き感)が得られなくなってしまうので、2.0mm未満とするのが好ましい。又、外筒16の材質としては、アクリル樹脂やポリウレタン樹脂やアクリロニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体などが1例として挙げられるが、その透過率は5%以上であって25%以下の紺色や青色、黒に近い褐色のセピア色などの有色透明な合成樹脂材質となっている。
一方、前記内筒17は、アルミや真鍮といった金属材質で形成されているが、アクリル樹脂やポリウレタン樹脂、アクリロニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体などの不透明な合成樹脂で形成しても良い。また、前記外筒16の材質が透明或いは、半透明であるならば、塗装やめっき、模様印刷などにより不透明な材質にしても良い。
また、前記外筒16の内面と内筒17の外面と間には0.05mm以上の空間部が形成されているが、0.3mm以下の空間部が形成されていれば、ルビーやエメラルドなどの貴石のような透明感を保ちながら、立体感、奥行き感が感じられる軸筒を提供することができる。この立体感、奥行き感をより発現させるには、外筒を高彩度、かつ低明度の色とするのが好ましい。又、前記外軸9と内パイプ8の間にも0.05mm以上であって、0.3mm以下の空間を形成しても良い。同様の効果が得られる。
また、前記外筒16や外軸9の表面には、硬度の高いUVクリアー塗装が施されている。これによって、使用時は勿論、不使用時に机上などに載置した状態でもキズが付きにくく、長期間に渡って内筒17の塗装やめっき、模様印刷を鮮明に視認することができる。さらに、後述するクリップ28の凸部31と外軸16の表面との当接(使用による凸部31の外筒16に対する弾力当接)によるキズも前記のクリアー塗装によって極力防止される。そして、さらには、前記キャップ本体15を筆記具本体1の後部に挿着する際の、キャップ本体16の内面と外軸9の表面における摺動キズも極力防止される。
前記内筒17の内部には、前記ボールペンリフィル2の先端を密封する樹脂材質からなる中キャップ19がバネ受け20を介して固定されている。これら中キャップ19とバネ受け20は、螺合(ネジ部21)、並びに、接着によって固定されており、キャップ本体15に対する中キャップ19の前後の位置が可変できるようになっている。
前記中キャップ19の後部には、弾発部材22が圧入や接着、溶着、或いはそれらの組合せなどの方法により固定されている。該弾撥部材22において、本実施例ではコイルスプリングを採用したが、板バネやゴム状弾性体、ジャバラ状部材、磁石(同極同士の反力)など、或いは、それらの組み合わせても良い。
更に弾発部材22の後部には、パイプ23が圧入や接着、溶着、或いはそれらの組合せなどの方法により固定されている。該パイプ23において、本実施例では円筒形状を採用したが、切り欠き部やスリット、窓状に刳り抜かれた形状を成していても良い。このパイプ23は、キャップ本体15が前記筆記具本体1の前方に嵌合していない状態の時は、前記リング部材18の後部端面から、僅かに突出しているのが特徴である。尚、このパイプ23は、樹脂材質より構成しているが、金属材質で構成し、その表面に樹脂コーティングするなどしても良い。
前記バネ受け20の前方には、頭冠中子24が螺合や圧入、接着、或いは、それらの組み合わせなどの方法により固定されている。その頭冠中子24の前方には、装飾用のルビー等の貴石25が配置され、さらにその貴石25を覆う様に頭冠26が配置され、前記頭冠中子24と螺合することで貴石25を挟持・固定している。その貴石25の長手寸法にバラツキを考慮し、そのバラツキを吸収するため、螺合による挟持・固定は特に有効であるが、前記バラツキが大きい場合には、貴石25の後方に樹脂製のリング27を介在させても良い。その樹脂製のリング27の変形によっても寸法のバラツキが吸収される。
クリップ取り付け構造に関して、詳述する。クリップ28の前方部には、突出した状態で基端部29が形成されており、その基端部29にはネジ穴30が穿設されている。また、基端部29の底面部は、前記バネ受け20の外周面に当接している。さらに、クリップ28の後方には、外筒16と接触する凸部31が形成されている。また、基端部29には、クリップ28を作動せしめた際、その動きの支点となる湾曲形成された円弧部32が形成されている。その円弧部32は、クリップ28を繰り返し作動させることにより、前記バネ受け20を破損させないために形成されている。即ち、角部によるバネ受け20への傷や凹みなどの損傷を防止していると共に、クリップ28が外筒16から離隔動作をした際、並びに、復帰する際の摩擦抵抗による作動性を向上させている。また、損傷を防止し、作動性を向上させることによって、経時的・耐久性的に安定した十分なクリップの挟持力を得ている。
尚、前記ネジ穴30は、基端部29に形成されたクリップ28の支点となる円弧部32よりできるだけ後方に離隔させた状態で形成するのが好ましい。また、本実施例のクリップ28は、厚板状金属等の剛性を有するダイキャストや切削による素材で形成されているが、クリップ自身が弾力性、並びに、復元性を有していても良い。
前記バネ受け20には、同軸上に貫通した貫通穴33、34が形成されている。その貫通穴33は、弾撥部材35と止めネジ36を前記バネ受け20内に挿入するためのものである。尚、弾撥部材35は、本実施例ではコイル状スプリングを採用したが、板バネやゴム状弾性体など、或いは、それらの組み合わせた弾撥部材でも構わない。ここで、貫通穴34に前記クリップ28のネジ穴30を合わせ、前記バネ受け20内に挿入した止めネジ36をクリップ28のネジ穴30に螺合・固定する。この固定作業によって、クリップ28は、止めネジ36と前記バネ受け20との間に配置された前記弾撥部材35を介して付勢され、その結果、前記凸部31は、外筒16の方向に向かって挟持力が付与され、例えば、衣服のポケットや紙などを挟持させるためにクリップ28を外筒16から離隔せしめ、復帰させることが可能となる。
尚、前記バネ受け20の表面には、クリップ支持部材37が固着されており、そのクリップ支持部材37には前記クリップ28の基端部29が挟み込まれる切欠部38が形成されている。クリップ28のキャップ本体15に対するガタを防止するための手段である。そして、これらを組み付けることによって、クリップユニットとしての組立が終了する。尚、そのクリップ支持部材37は、樹脂などの材質で構成することが好ましく、特に滑り性を有したポリアセタール(POM)が好ましい。尚、クリップ支持部材37とバネ受け20は、圧入によって固定されているが、その圧入による固定力を向上させるために、前記バネ受け20の表面には微細なローレット加工が施されている。特に、POMは難接着性樹脂であるため、仮に接着する場合には、バネ受け20の表面にローレット加工を施すのが好ましい。さらに、そのクリップ支持部材37の切欠部38の対向する箇所には、前記バネ受け20の貫通穴33と同形状の貫通穴39が形成されており、クリップユニットとして構成された状態でクリップ28の挟持力を任意に調整することができるようになっている。具体的には、前記止めネジ36の前後の位置を任意に移動できるようになっている。
次に嵌合動作について説明する。図1は、キャップ本体15が、筆記具本体1に嵌合された状態である。第1実施例である。図2は、キャップ本体15付近の拡大であり、該キャップ本体15が、筆記具本体1から外れている状態から、嵌合を開始する直前の状態である。キャップ本体15の後端に前記リング部材18が位置しているが、該リング部材18の後部端面からパイプ23の後端部が突出している。この突出により、嵌合を開始する際に、金属材質の前記リング部材18の後端面にボールペンリフィル2のペン先2Aが衝突し、筆記不良となることを防止している。また、パイプ23が突出しているので、筆記具本体1をキャップ本体15内に案内し易くなっており、仮に該パイプ23の後端面にペン先2Aが衝突しても、材質が樹脂なので筆記不良を発生させることはない。突出した該パイプ23は、前記前軸6の前方凸部6Bに当接し、嵌合開始となる。
嵌合を進めると、前記パイプ23の前方に固定された前記弾撥部材22が撓むので、その撓む間は、その弾撥部材22の弾力が適度な抵抗感を発生させ高級感のある嵌合感、並びに、装着感が得られる(図3参照)。
更に嵌合を進めると、前記弾撥部材22が密着状態となり撓まなくなる(圧縮されない)ので、前記パイプ23は、前軸6の凸部6Bを乗り越え始める(図4参照)。
パイプ23が、前軸6の凸部6Bを乗り越えると、該パイプ23に固定された弾撥部材22は、撓み(圧縮)が解除され、パイプ23はキャップ本体15の後端面から再び、突出した状態となる。その間も嵌合動作は継続し、パイプ23は、前記前軸6の中間部に固定されたツバ部6Aの前部端面に当接する(図5参照)。更に嵌合を進めると、前記先部材5の凹部5Aと中キャップ19の凸部19aの凸凹結合によるキャップ嵌合となり、図1の様なキャップ本体15が筆記具本体1に取り付けられた状態となる。
図6は、第1実施例の変形例である。第1実施例の図4において、前記弾撥部材22は密着状態となっているので、前記パイプ23が前軸6の凸部6Bを乗り越えているときは、弾撥部材22の撓みによる適度な抵抗感は得られない。そこで、内方に向けて膨出部を有し金属よりなるバネカツラ41を、内筒16の内面の中キャップ19と前記リング部材18との間配置し、弾撥部材22による適度な抵抗感を得られない間は、該バネカツラ41によって適度な抵抗感を得ることが出来るようになっている。ここでのバネカツラ41は、直接、筆記具本体1側に接することはないので、金属薄板で成形されたままで良い。従って、キズを防止する目的のために、コストの高い塗装やコーティング等の表面処理を施さなくても良い。尚、前記バネカツラに変え、筒状のゴム弾性体やウレタン、或いは、柔軟性を有する樹脂製の筒体であっても良いし、その筒体に部分的にスリットなどを形成しても良い。
図7、図8、図9は、第2実施例である。ここで第1実施例においては、前記パイプ23の後端部が、前軸6の凸部6Bを乗り越えた後、一時、キャップ本体15の後部に固定された前記リング部材18から突出した状態となる(図5参照)。キャップ嵌合途中にも関わらず、キャップ本体15からパイプ23が、突出して見えるのは高級感のある製品にはそぐわない。
そこで、前軸6の中間部に凸部6Cを形成させ、キャップ嵌合途中においては、キャップ本体15内に一旦没したパイプ23が、再びキャップ本体15から突出しないようにしている。図7は、パイプ23が前軸6の凸部6Bを乗り越え完了直前の状態である。その直後、パイプ23が前軸6の凸部6Bを乗り越え完了すると、前記弾撥部材22の圧縮が解かれ、パイプ23はキャップ本体15の後部方向に付勢され移動する。しかし、パイプ23の後部が、前軸6の凸部Cに当接し、キャップ本体15から突出することはない(図8参照)。その後、キャップ嵌合は継続し、前記先部材5の凹部5Aと中キャップ19の凸部19aの凸凹結合によるキャップ嵌合となり、図9の様なキャップ本体15が筆記具本体1に取り付けられた状態となる。
本発明の第一実施例を示す縦断面図。キャップ嵌合状態図。 図1の要部拡大図。キャップ嵌合開始直前図。 図1の要部拡大図。キャップ嵌合途中図。 図1の要部拡大図。キャップ嵌合途中図。弾撥部材密着状態。 図1の要部拡大図。キャップ嵌合途中図。 本発明の第一実施例の変形例を示す縦断面図。 本発明の第二実施例を示す要部拡大縦断面図。キャップ嵌合途中図。弾撥部材密着状態。 本発明の第二実施例を示す要部拡大縦断面図。キャップ嵌合途中図。 本発明の第二実施例を示す要部拡大縦断面図。キャップ嵌合状態図。
符号の説明
1 筆記具本体
2 ボールペンリフィル
2A ペン先
3 弾発部材
4 尾栓
5 先部材
5A 凹部
6 前軸
6A ツバ部
6B 凸部
6C 凸部
7 中軸
8 内パイプ
9 外軸
10 飾りリング
11 エンブレム
12 ホルダー
13 Oリング
14 垂体
15 キャップ本体
16 外筒
17 内筒
18 リング部材
18A樹脂リング
19 中キャップ
19A凸部
20 バネ受け
21 ネジ部
22 弾撥部材
23 パイプ
24 頭冠中子
25 貴石
26 頭冠
27 リング
28 クリップ
29 基端部
30 ネジ穴
31 凸部
32 円弧部
33 貫通孔
34 貫通穴
35 弾撥部材
36 止めネジ
37 クリップ支持部材
38 切欠部
39 貫通孔
40 切欠部
41 バネカツラ

Claims (2)

  1. キャップと軸とを嵌合させる嵌合手段と、キャップ内に装着され弾発部材によってキャップ開口端に向かって付勢されたパイプ材を有するキャップ嵌合構造であって、前記パイプ材をキャップの開口端に対して出没可能に配置したことを特徴とするキャップ嵌合構造。
  2. 前記パイプ材とキャップ内面との間に、弾性部材を配置したことを特徴とする請求項1記載のキャップ嵌合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020415A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 株式会社サクラクレパス ボールペン

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