JP3620025B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸筒の握り部にグリップ筒を取り付けた筆記具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
筆記の際に軸筒が滑らないよう握り部にゴム材料で形成した筒状のグリップ筒を嵌めたり、硬質の基質部の表面に二色成形等によりゴム材料等で軟質部を設けた筆記具が知られている。また、上記グリップ筒の基質部を硬質材料で形成し表面に軟質材料で皮質部を形成したものも知られている。しかし、全体を軟質材料で形成したグリップ筒は、外観が一色で変化に乏しく、種々の模様や意匠を設けにくい。一方、硬質の軸筒自体に軟質部を形成した筆記具や基質部を硬質材料で形成したグリップ筒は、すべり止め作用はあっても弾性作用に不充分なものも多く、使用しにくいものがあった。また、軸筒の握り部に直接軟質部を形成するとき、軸筒自体に成形に必要な孔等を設けて成形することも知られている
が、そのようにして形成すると軸筒の強度が弱くなり、使用上問題を生じることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の解決課題は、すべり止め作用を奏するグリップ筒を軸筒に装着するようにした筆記具において、グリップ筒に種々の意匠や模様を施すことができると共に使用に際して該グリップ筒が適度の弾性作用を奏することができ、軸筒の強度も劣らないようにした筆記具を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、筒状のグリップ筒を有し、該グリップ筒の基質部を硬質材料で形成すると共に二色成形またはインサ−ト成形の要領により上記基質部の外側面及び内側面に軟質弾性材料で軟質弾性部を形成し、該内側面の内面軟質弾性部を介して上記グリップ筒を軸筒の握り部に嵌装した筆記具が提供され、上記課題が解決される。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は、シャ−プペンシル、ボ−ルペンその他の適宜の筆記具に適用することができ、図1に示すように軸筒(1)は、内部に各種筆記具に対応する筆記体やその繰出機構等(図示略)が収納され、握り部にはグリップ筒(2)が嵌装されている。
【0006】
上記グリップ筒(2)は、筒状の基質部(3)を有し、該基質部(3)は硬質材料で成形され、外側面及び内側面には二色成形またはインサ−ト成形の要領により軟質弾性材料を射出して外面軟質弾性部(4)及び内面軟質弾性部(5)が形成されている。
【0007】
上記基質部(3)を構成する硬質材料としては、ポリプロピレン、ポリカ−ボネ−ト、ABS樹脂その他の適宜の硬質合成樹脂材料を用いることができ、軟質弾性材料としては各種のエラストマ−、シリコン樹脂その他の弾性を有する適宜の軟質合成樹脂材料を用いることができ、基本的にはこれらの合成樹脂材料のなかから接着性、密着性に優れた材料を組み合わせて使用すればよいが密着性の乏しい組み合わせの材料でも、例えば後記する図5に示すように溝等を設けて内外で挾み込むようにすれば使用することができる。
【0008】
上記軟質弾性材料で二色成形等する際、外面、内面を別々に成形してもよいが、好ましくは、該軟質弾性材料を上記基質部(3)に形成した貫通孔(6)を通して該基質部の内側面から外側面若しくは外側面から内側面に向けて射出成形するとよい。図2等では、内側面から外側面に射出成形してあり、このように成形すると、グリップ筒は、外側面側にゲ−ト部が存していないので上記外面軟質弾性部(4)にゲ−ト跡がなく、体裁よくでき、また内側面から外側面に軟質弾性部を浮き上がらせるように成形できるため、多種多様の趣きのあるデザインに構成することができる。
【0009】
また、上記のように内側面から外側面若しくは外側面から内側面に向けて軟質弾性材料を射出する製法によれば、成形時のランナ−が上記内面軟質弾性部(5)の一部となり、貫通孔(6)で外面軟質弾性部(4)と連続しているので、成形が容易であり、かつ丈夫に形成することができる。外側面から軟質弾性材料を射出成形する場合、内面軟質弾性部がライナ−となって外面軟質弾性部が連続しているので、外側面のゲ−トが1点で済み、体裁よく成形できる。
【0010】
上記内面軟質弾性部(5)と外面軟質弾性部(4)は、上記貫通孔(6)に存する軟質弾性材料により連結されているが、連結されていない部分を設けてもよく、該内面軟質弾性部(5)は、図3(A)に示すように内面の周方向に不連続的に設けたり、同図(B)に示すように軟質弾性材料を有しない凹部(7)を間に設けるようにしてもよい。
【0011】
上記外面軟質弾性部(4)は、図1においては、グリップ筒(2)の周方向に環状に形成してあるが、例えば図4(A)に示すようにグリップ筒(2)の長手方向に沿って形成したり、種々の図柄、模様、文字等に形成してもよい。なお、図4(B)に示す実施例で
は、内面軟質弾性部(5)は、基質部(3)の内面の周方向に連続して形成されている。
【0012】
図5は、外側面から内側面に軟質弾性材料を射出成形した実施例で、外周面には溝(10)を設け、1つのゲ−トから射出成形している。この実施例によれば成形材料の密着性等をあまり考慮せずによく、成形が簡単である。
【0013】
上記グリップ筒(2)は、軸筒(1)の握り部に形成した小径部(8)に嵌装され、軸筒の先端等に口金(9)を装着することにより上記内面軟質弾性部(5)を介して軸筒に弾性的に接触した状態で取り付けられる。この際、軸筒により強度を保持することができるから、グリップ筒の上記基質部(3)を構成する硬質材料は、軸筒を構成する硬質部材に比べてある程度の弾性を有する材料を使用できる。したがって、そのような材料を用いることにより基質部でも多少の弾性効果を奏することができると共に上記凹部(7)を設けた部位では軸筒との間に隙間が設けられ、上記基質部がたわんで一層の弾性が生まれ、手触感がさらに良くなり、外面軟質弾性部(4)によるすべり止め作用も充分に奏することができる。また、いままで成形がむずかしかったような軟質材でもグリップ筒に使用することができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成され、筒状のグリップ筒の基質部を硬質材料で形成すると共に二色成形またはインサ−ト成形の要領により上記基質部の外側面及び内側面に軟質弾性材料で軟質弾性部を形成し、該内側面の内面軟質弾性部を介して上記グリップ筒を軸筒の握り部に嵌装したから、外面軟質弾性部と内面軟質弾性部が相俟って適度な弾性作用を奏することができ、握りやすく、かつすべり止め作用も充分に発揮でき、その上、貫通孔を通して内側面側から外側面側に若しくは外側面側から内側面側に軟質弾性材料を射出成形することによりゲ−ト数が少なくてすみ、成形が容易であり、外面軟質弾性部を浮き上がらせるようにでき、変化に富んだ種々のデザインにすることが可能であり、内側面側から射出成形すれば、ゲ−ト跡等を外側面に生じないので体裁のよいグリップ筒や筆記具が得られ、軸筒自体には成形のための貫通孔等を設けないから、軸筒の強度を弱めるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】グリップ筒部分の拡大縦断面図。
【図3】グリップ筒の拡大横断面図を示し、(A)は図2に示すグリップ筒の横断面図、(B)は他の実施例の横断面図。
【図4】グリップ筒の他の実施例を示し、(A)は正面図、(B)は横断面図。
【図5】さらに他の実施例を示す説明図。
【符号の説明】
1 軸筒
2 グリップ筒
3 基質部
4 外面軟質弾性部
5 内面軟質弾性部
6 貫通孔
7 凹部
8 小径部
9 口金

Claims (5)

  1. 筒状のグリップ筒を有し、該グリップ筒の基質部を硬質材料で形成すると共に二色成形またはインサ−ト成形の要領により上記基質部の外側面及び内側面に軟質弾性材料で軟質弾性部を形成し、該内側面の内面軟質弾性部を介して上記グリップ筒を軸筒の握り部に嵌装した筆記具。
  2. 上記外面軟質弾性部と内面軟質弾性部は上記基質部に形成した貫通孔を通して連結されている請求項1に記載の筆記具。
  3. 上記グリップ筒の内面軟質弾性部は、内側面の周方向に連続して形成されている請求項1に記載の筆記具。
  4. 上記グリップ筒の内面軟質弾性部は、内側面の周方向に不連続的に設けられている請求項1に記載の筆記具。
  5. 上記グリップ筒の内側面の周方向には、上記内面軟質弾性部と凹部が形成され、該凹部では軸筒との間に隙間が設けられている請求項1に記載の筆記具。
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