JP3071682U - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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shaft
base portion
grip body
grip
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裕之 金成
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Micro Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆記具の握り部に取り付けられるグリップ体
の品質、生産性を向上させ取り付けやすくする。 【解決手段】 筆記具(1)の軸体(2)に嵌着される
グリップ体(3)を硬質の基礎部(5)と軟質の表面部
(6)で構成する。基礎部(5)と表面部(6)は、同
時成形により一体成形される。基礎部(5)の内面と軸
体(2)の外面には、グリップ体(3)を定位置に固定
するための係止手段がある。基礎部(5)の外面には、
表面部(6)が入り込むよう突出部(17)が形成されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シャ−プペンシルやボ−ルペン等の筆記具に関し、特にグリップ部 分の構成に特徴を有する筆記具に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
シャ−プペンシル等の筆記具において、握り部にゴム状樹脂材料等で形成した グリップ体を設けてすべり止めや握りやすくすることが知られている。このグリ ップ体は、殆んどの場合、筆記具の軸体とは別部品に形成してから軸体に取り付 けられ、その製造は通常金型を用いて所定形状に成形する成形方法が採用されて いる。そして、その際グリップ体の材料として硬度の軟らかい材料を使用すると 、金型から離型するときに成形品が変形してしまうので成形が大変困難であった 。また成形できた場合でも、筆記具の軸体に装着して使用すると、筆記時の指圧 で軸の先端方向にずれたり、周方向に回転してねじれたりする欠点があった。
【0003】 そのため、硬質の基質部と軟質の皮質部を押出成形やインジェクション成形に より一体成形し、グリップ体を構成することも知られている(実公昭60−39 269号公報、実用新案登録第2537275号)。しかし、これらの考案では 、グリップ体の樹脂の材料が限定され、握りやすいように立体形状に構成するこ とができなかったり、軸体と先具間でグリップ体を挟み付けて取り付けるように 構成しなければならないので、変化に富んだ種々の筆記具を構成することができ ないことがあった。
【0004】 また、筆記具の軸体自体を、基質部の少なくとも握り部と滑り止めとなる皮質 部を2色成形若しくはインサ−ト成形の要領で同時成形した構成も知られている (実用新案登録第2537274号)。しかし、2色成形の場合、金型反転装置 を有する特殊な金型や一体型の射出成形機を用いて軸体と握り部の成形を行うた め、製造装置が複雑となり、経済的に得にくい。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の解決課題は、グリップ体を筆記具の軸体と別部品で作り、該軸体に装 着するようにした筆記具において、グリップ体の表面が硬度の軟らかいゴム状樹 脂材料等で構成されていても金型からの離型時に変形したり、使用時に軸方向に ずれたり周方向にねじれたりしないようにし、また軸体にも容易に取り付けでき 、経済的に得られるようにした筆記具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、筆記具の握り部に嵌着されるグリップ体を有し、該グリップ 体は筆記具の軸体に接する硬質の基礎部と該基礎部の外面に同時成形により形成 される軟質の表面部を有し、該基礎部の内面と軸体の外面にはグリップ体を軸体 に嵌着した際該グリップ体を定位置に固定するための係止手段が設けられている 筆記具が提案され、上記課題が解決される。
【0007】 上記係止手段としては、グリップ体の回転止めのためのリブ、多角形状等の異 型断面の嵌合部、長手方向に位置決めするための突起と受孔、ねじ着部、圧入嵌 合部等が含まれる。また、上記グリップ体の基礎部の外面には、表面部が入り込 むよう突出する突出部が形成され表面部の浮き上り、ずれ、よじれ等を防止でき るようにした上記筆記具が提供され、上記課題が解決される。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1において、シャ−プペンシル、ボ−ルペン等の筆記具(1)の軸体(2) の握り部には、グリップ体(3)が嵌着されている。なお、該軸体は前部、後部 等の複数の軸部で構成することもでき、図においては先具(テ−パ−部)(4) が軸体と一体的に形成されているが、該先具(4)を別体に形成して、ねじ着、 圧入等により軸体に連結するようにしてもよい。
【0009】 上記グリップ体(3)は、上記軸体(2)に接する硬質の基礎部(5)と該基 礎部の外面に同時成形により形成される軟質の表面部(6)を有している。上記 硬質の樹脂材料としては、ポリカ−ボネ−ト、ABS樹脂その他適宜の合成樹脂 材料を用いることができ、上記軟質の樹脂材料としては各種のエラストマ−、シ リコン樹脂その他の適宜の合成樹脂材料を用いることができる。そしてこれらの 樹脂材料から接着性、密着性に優れた材料を組み合せて成形すればよい。なお、 上記表面部(6)の表面には、適宜の滑り止め処理や突起、凹凸部、溝その他の 滑り止め構造を形成することができる。
【0010】 上記同時成形としては、2色成形、インサ−ト成形の要領で成形を行うことが でき、それにより基礎部(5)と表面部(6)を一体成形している。この際、2 色成形等はグリップ体の成形だけであるから、従来のように軸体と握り部を2色 成形する場合に比べて金型や射出成形機は小型のものでよい。
【0011】 上記グリップ体(3)を軸体(2)に嵌着した際、該グリップ体(3)を長手 方向及び周方向の定位置に固定するための係止手段が上記基礎部(5)の内面と 軸体(2)の外面に設けられている。該係止手段は種々に構成することができる 。図1においては、回転止めするよう基礎部(5)の内面と軸体(2)の外面に 形成した嵌合部(7)を異型断面に形成してある。この異型断面としては、図2 (A)に示すように一方の部材にリブ(8)を設け、他方の部材に該リブ(8) が係合する長溝(9)を形成したり、図2(B)に示すように6角形、8角形そ の他の多角形状(10)に形成することができる。
【0012】 また、係止手段として、図3に示すように基礎部(5)の内面と軸体(2)の 外面にねじ係合するようねじ部(11)を形成したり、両者を圧入可能な圧入嵌合部 に形成してもよい。長手方向に位置決めするためには、基礎部(5)の内面と軸 体(2)のいずれか一方に、図1(A)においては軸体に突起(12)を1ヶ所若し くは複数箇所に突出させまたは環状に形成し、該突起(12)が係合する形状の受孔 (13)を他方に、図1(A)においては基礎部に形成してもよい。また、図4に示 すように軸体(2)に軸方向に延びるフック(14)を形成し、基礎部(5)に該フ ック(14)が係合する係止縁(15),(15)を有する受溝(16)を形成し、グリップ体( 3)を嵌着した際、上記フック(14)が受溝(16)に入って係止縁(15),(15)に係合 して固定できるようにしてもよい。上記突起(12)を独立して設けたり、上記図4 の実施例によれば、回転止めと位置決めを兼ねることができる。
【0013】 上記グリップ体(3)の基礎部(5)と表面部(6)は、基礎部を構成する硬 質材料と表面部を構成する軟質材料の接着性が良い場合は、図5に示すように上 記基礎部の外面が平らでもよいが、好ましくは該基礎部の外面には表面部が入り 込むように突出する突出部(17)を形成することができる。
【0014】 上記突出部(17)は、上記表面部が基礎部から離れて浮き上ったり、軸方向にず れたり、回転してよじれたりしないような適宜の構成に形成される。図1に示す 突出部(17)は、基礎部(5)の外面に突設した脚部(18)の先端に上記外面との間 に間隙(19)を存するよう爪部(20)を軸方向に向けて形成し、該間隙(19)内に表面 部がくい込むようにしてある。該爪部は、図においては軸方向前方及び後方に突 出しているが、いずれか一方のみに突出させてもよい。
【0015】 図3に示す突出部(17)は、基礎部(5)の外面との間に間隙(19)を存するよう に先端を斜め方向に突出させた爪部(21)を軸方向に並べて形成した実施例である 。この爪部(21)は、図に示す実施例では基礎部の外面から軸方向前方及び後方に 向かって略羽根状に突設されているが、いずれか一方向のみに突設させたり、周 方向に位置をずらして前方向に向く爪部と後方向に向く爪部を形成するようにし てもよい(図示略)。
【0016】 図6に示す突出部の実施例では、基礎部(5)の軸方向にリブ(22)を形成し、 該リブ(22)の側面に窓孔(23)を開口させて突出部(17)としている。表面部は、該 窓孔(23)内にもくい込むので、基礎部への接着性を高めることができる。
【0017】 図7に示す突出部の実施例は、基礎部(5)の外面に凹凸部(24)を多数設けて 突出部(17)としている。該凹凸部(24)は図に示すように軸方向に並べて形成して あるが、周方向にも形成することができる。表面部は、該凹凸部にくい込むので 、基礎部への接着性を高めることができ、握ったときの感触を良くすることがで きる。
【0018】 上述のようにして形成されたグリップ体(3)は、筆記具(1)の軸体(2) に形成した握り部の段部(25)に当る位置まで挿入されて上記係止手段により固定 されるが、該段部を形成せずに係止手段により軸体の握り部の定位置に固定する ようにしてもよい(図示略)。
【0019】
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成され、筆記具の握り部に嵌着されるグリップ体を 有し、該グリップ体は筆記具の軸体に接する硬質の基礎部と該基礎部の外面に同 時成形により形成される軟質の表面部を有し、該基礎部の内面と軸体の外面には グリップ体を軸体に嵌着した際該グリップ体を定位置に固定するための係止手段 を設けたから、上記グリップ体は軟質の表面部が硬質の基礎部で支持されること により成形の際に金型から変形させずに離型することができ、品質が安定し、生 産性を向上させることができ、軸体にも簡単に取り付けることができる。
【0020】 また、上記グリップ体の基礎部の外面に表面部が入り込むように突出する突出 部を形成すると、硬質の材料で形成された基礎部と軟質の材料で形成された表面 部の接着性が良くない材料であっても上記突出部にくい込んでしっかりと接着さ れ、表面部が基礎部から浮き上ったり、軸方向にずれたり、回転してよじれたり することがなく、安定状態で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、(A)はグリップ体
の一部を断面した正面図、(B)は基礎部の斜視図であ
る。
【図2】グリップ体と軸体の嵌合部の実施例を示すそれ
ぞれ図1のa−a線断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示し、(A)はグリップ
体の一部を断面した正面図、(B)は基礎部の斜視図で
ある。
【図4】係止手段の一実施例を示す説明図である。
【図5】本考案の他の実施例を示し、グリップ体の一部
を断面した正面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示し、(A)はグリップ
体の一部を断面した正面図、(B)は基礎部の斜視図で
ある。
【図7】本考案の他の実施例を示し、(A)はグリップ
体の一部を断面した正面図、(B)は基礎部の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 筆記具 2 軸体 3 グリップ体 5 基礎部 6 表面部 17 突出部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記具の握り部に嵌着されるグリップ体
    を有し、該グリップ体は筆記具の軸体に接する硬質の基
    礎部と該基礎部の外面に同時成形により形成される軟質
    の表面部を有し、該基礎部の内面と軸体の外面にはグリ
    ップ体を軸体に嵌着した際該グリップ体を定位置に固定
    するための係止手段が設けられている筆記具。
  2. 【請求項2】 上記係止手段は、回転止めするよう基礎
    部の内面と軸体の外面に形成した異型断面の嵌合部と、
    長手方向に位置決めするよう基礎部の内面と軸体のいず
    れか一方に形成した突起及び該突起が係合するよう他方
    に形成した受孔を含む請求項1に記載の筆記具。
  3. 【請求項3】 上記係止手段は、基礎部の内面と軸体の
    外面に形成したねじ部を含む請求項1に記載の筆記具。
  4. 【請求項4】 上記係止手段は、基礎部の内面と軸体の
    外面に形成した圧入嵌合部を含む請求項1に記載の筆記
    具。
  5. 【請求項5】 上記グリップ体の基礎部の外面には、表
    面部が入り込むよう突出する突出部が形成されている請
    求項1に記載の筆記具。
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