JP2002283791A - 筆記具のクリップの固定構造 - Google Patents

筆記具のクリップの固定構造

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JP2002283791A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリップの取付け作業が容易で、且つ外観不
良や固定部の破損などの問題の発生を防止可能とする。 【構成】 クリップは、基部側部の内側に一対の対向す
る係合突部が設けられてその係合突部の軸方向前方に段
部が形成されると共に、基部上部にクリップの前方に向
かって切り込み部が形成され、また軸体のクリップ取付
け部は、横断面形状が略T字状を呈して側部に係合溝が
形成されてその係合溝の軸心側端面の軸方向前方に段部
が形成されると共に、段部の前方が軸心側に傾斜して設
けられ、また基部上部に突出部が設けられて、クリップ
の係合突部が軸体の係合溝に係合された状態で、クリッ
プ係合突部の段部が軸体係合溝の段部に係合されると共
に突出部が切り込み部に嵌合可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形品からなる筆
記具の軸体等にクリップを固定する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形等からなる樹脂成形品の
軸体等に別部材のクリップを固定する手段として、接着
や圧着などが知られている。しかしながら、接着は作業
性が悪く接着剤がはみ出して外観不良と成ったり、接着
剤が少なくて固定不足となったりの問題がある。また接
着は軸体やクリップが透明の場合には見栄えが悪く不適
である。それに対して、圧入などによる圧着は単純で作
業性がよい。しかしながら、この圧入手段も部材の寸法
ばらつきを考慮して過大な圧入となりやすく、圧入部の
破損問題や圧入作業をするために治具設備が必要となる
場合が多く必ずしも安価で作業性が良い手段とはいえな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】クリップの取付け作業
が容易で、クリップや軸体が透明であっても外観不良や
固定部の破損などの問題が発生しないことを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成する為に以下の構成を有する。請求項1に記載の発明
に係る筆記具のクリップの固定構造は、クリップ後端の
基部を樹脂製軸体の外面に突設して設けられたクリップ
の取付け部に係合してなるクリップの固定構造に於い
て、上記クリップは、基部側部の内側に一対の対向する
係合突部が設けられると共に、基部上部にクリップの前
方に向かって切り込み部が形成され、また軸体のクリッ
プ取付け部は、横断面形状が略T字状を呈して側部に係
合溝が形成されると共に上部に突出部が設けられてな
る。
【0005】請求項2に記載の発明に係る筆記具のクリ
ップの固定構造は、請求項1に記載の筆記具のクリップ
の固定構造に於いて、クリップ係合突部の軸方向前方に
段部が形成され、また軸体係合溝の軸心側端面の軸方向
前方に段部が形成されると共にその段部の前方が軸心側
に傾斜して設けられて、クリップの係合突部が軸体の係
合溝に係合された状態で、クリップ係合突部の段部が軸
体係合溝の段部に係合するように設けられてなる。
【0006】請求項3に記載の発明に係る筆記具のクリ
ップの固定構造は、請求項1に記載の筆記具のクリップ
の固定構造に於いて、クリップ取付け部は、突出部前方
の上部に射出成形のための突出するゲート部を有し、ク
リップの基部上部の内側がゲート部と適宜干渉しないよ
うに設けられてなる。
【0007】
【実施例】昨今、筆記具のデザイン仕様の1つとして射
出成形等からなる樹脂成形品の軸筒、天冠、クリップ、
機構部、その他飾りなどを複雑な形状や透明、着色透
明、種々の色などを組み合わせて構成することが人気と
なっている。本発明は、上記のデザイン仕様を満足させ
ると共に上述した従来技術による問題点を克服する筆記
具のクリップの固定構造として提案するものである。ま
た実施例の軸体は、筆記具の筆記先端部を被覆して取り
付けられるキャップの形態を示しているが、本発明の意
図する軸体はボールペンやサインペンなどの一般的な筆
記具に使用される軸筒やキャップである。
【0008】以下、図面に基づき本発明の一実施例につ
いて説明する。図8及び図9に示すように、クリップ2
は、前端内面側に玉部3を有し、後端に基部4を有して
いる。また基部4の側部の内側に一対の対向する係合突
部5が設けられ、その係合突部5の下面に傾斜部5bが
施され(図2参照)、更にその対向する係合突部5の軸
方向前方にそれぞれ段部5aが形成されている。また基
部4の上部にクリップ2の前方に向かってU字形の切り
込み部7aが形成されている。(なお切り込み部の形状
はU字形に限定されない。)
【0009】また図6及び図7に示すように、軸体1は
樹脂成形品で、後方外面の一側にクリップ取付け部7が
一体に突設して設けられている。また軸体1のクリップ
取付け部7は、横断面形状が略T字状を呈して両側部に
係合溝8が形成されると共に、T字状上部にU字形の突
出部7aが設けられている。また係合溝8の軸心側端面
の軸方向前方に段部8aが形成されると共に、その段部
8aの前方が軸心側に傾斜して設けられている。(傾斜
部8b) またクリップ取付け部7には、突出部7a前方の上部に
射出成形のためのゲート部9が突出している。なお設計
寸法上の制約があるが、T字状上部に凹部を設けて、ゲ
ート部が上部から突出しないように設けることも可能で
ある。
【0010】クリップ2を固定する際に、係合突部5が
軸体の係合溝の傾斜部8bに押圧されることで係合突部
5が弾性的に拡開されて軸体の係合溝8に係合され、さ
らに係合突部の段部5aが係合溝の段部8aに係合され
て、突出部7aが切り込み部2aに嵌合する。また係合
突部5の下面に傾斜部5bが施されたことによって、係
合初期段階で係合突部5が軸体の係合溝8に容易に係合
可能となる。またクリップの基部4上部の内側がゲート
部9と干渉しないように凹部6が設けられている。
【0011】
【作用】以上のように、本発明は係合突部5が弾性的に
拡開されて軸体の係合溝8に係合され、さらに係合突部
の段部5aが係合溝の段部8aに係合されて、クリップ
2が軸体1に対してほぼ圧入のかからない状態で装着で
き、且つ抜出不可となされる。またクリップの基部4上
部の内側がゲート部9と干渉しないように設けられるこ
とでクリップの損傷が防止される。なおクリップが金属
板のプレス加工品や不透明な樹脂成形品の場合には、ク
リップの基部上部の内側にゲート部が程々に干渉してキ
ズを生じても外観上の問題はない。
【0012】
【発明の効果】本発明は、軸体にクリップを手作業で容
易に取付けることができ、且つ無理な圧入のかからない
状態で確実に固定できるので外観不良や固定部の破損な
どの問題が発生するのを防止できる。またクリップが透
明な樹脂成形品の場合に、クリップの基部上部の内側が
ゲート部と干渉しないように設けられることでキズ等の
発生がなく、外観上の問題がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筆記具のクリップの固定構造を示す要
部断面の正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】軸体とクリップの固定構造を上面より示した説
明図である。
【図4】軸体にクリップを固定した状態の外観を示す正
面図である。
【図5】軸体にクリップを固定した状態の外観を示す上
面図である。
【図6】軸体の外観を示す正面図である。
【図7】軸体の外観を示す上面図である。
【図8】クリップの断面図である。
【図9】クリップの玉部側から見込んだ図である。
【符号の説明】
1 軸体 2 クリップ 2a 切り込み部 3 玉部 4 基部 5 係合突部 5a 段部 5b 傾斜部 6 凹部 7 クリップ取付け部 7a 突出部 8 係合溝 8a 段部 8b 傾斜部 9 ゲート部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリップ後端の基部を樹脂製軸体の外面
    に突設して設けられたクリップの取付け部に係合してな
    る筆記具のクリップの固定構造に於いて、上記クリップ
    は、基部側部の内側に一対の対向する係合突部が設けら
    れると共に、基部上部にクリップの前方に向かって切り
    込み部が形成され、また軸体のクリップ取付け部は、横
    断面形状が略T字状を呈して側部に係合溝が形成される
    と共に上部に突出部が設けられて、クリップの係合突部
    が軸体の係合溝に係合された状態で、突出部が切り込み
    部に嵌合してなる筆記具のクリップの固定構造。
  2. 【請求項2】 クリップ係合突部の軸方向前方に段部が
    形成され、また軸体係合溝の軸心側端面の軸方向前方に
    段部が形成されると共にその段部の前方が軸心側に傾斜
    して設けられて、クリップの係合突部が軸体の係合溝に
    係合された状態で、クリップ係合突部の段部が軸体係合
    溝の段部に係合するように設けられてなる請求項1に記
    載の筆記具のクリップの固定構造。
  3. 【請求項3】 クリップ取付け部は、突出部前方の上部
    に射出成形のための突出するゲート部を有し、クリップ
    の基部上部の内側がゲート部と適宜干渉しないように設
    けられてなる請求項1に記載の筆記具のクリップの固定
    構造。
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