JP2002301895A - 筆記具等のキャップ - Google Patents

筆記具等のキャップ

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JP2002301895A
JP2002301895A JP2001105290A JP2001105290A JP2002301895A JP 2002301895 A JP2002301895 A JP 2002301895A JP 2001105290 A JP2001105290 A JP 2001105290A JP 2001105290 A JP2001105290 A JP 2001105290A JP 2002301895 A JP2002301895 A JP 2002301895A
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JP
Japan
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rear end
cap body
crown
end opening
cap
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JP2001105290A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Washimoto
剛志 鷲本
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップ本体の後端部と嵌着される天冠の後
端部が複雑な形状であっても、手作業でも容易に組付け
でき、且つこじりなどの外力が係っても容易に緩んだ
り、外れたりするのを防止可能とする。 【構成】 筆記具等のキャップに於いて、キャップ本体
は、前端開口部と後端開口部を有した筒体で、後端開口
部に設けられた孔部の所定箇所周面に係止部が設けら
れ、また後端開口部の一側に切り窓部が形成されて、そ
の切り窓部の前端に後端側に向かって突起が設けられる
と共に、切り窓部の前方にクリップがキャップ本体と一
体に設けられており、一方天冠は、キャップ本体の後端
開口部に設けられた孔部に嵌合する軸部と後端開口部の
一側に形成された切り窓部に嵌合する突出部を有し、軸
部の所定箇所周面に係止部が設けられると共に、突出部
の所定箇所にリブが設けられていて、キャップ本体に天
冠を嵌着した時に、キャップ本体の孔部に設けられた係
止部と天冠の軸部に設けられた係止部が係合し、さらに
キャップ本体の切り窓部に設けられた突起と天冠の突出
部に設けられたリブが係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形品からなる筆
記具等のキャップ本体に天冠を弾性的に嵌着する構造の
筆記具等のキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形等からなる樹脂成形品の
キャップ本体に天冠や飾り等の別部材を固定する手段と
して、接着、超音波や熱などによる溶着、螺着、圧着な
どが知られている。しかしながら、接着、超音波や熱な
どによる溶着、螺着はいずれも作業性が悪く、溶着の場
合には面倒な設備を必要とし、螺着の場合には成形型が
複雑となり部材コストが上がるなど、総じてコストが高
くなる欠点がある。それに対して、圧入などによる圧着
は単純で作業性がよい。しかしながら、この圧入手段も
部材の寸法ばらつきを考慮して過大な圧入となりやす
く、圧入部の破損問題や圧入作業をするために治具設備
が必要となる場合が多く安価で作業性が良い手段とはい
えない。また装着部に弾性変形によって天冠や飾り等を
係合可能とする手段は、装着の大半が圧入のかからない
挿入で、最終的な段階で係合されるように設けられるの
で作業性が良い。しかもキャップ本体が透明な場合に、
過大な圧入を伴わないので割れや白化などの不良が発生
するのを防止できる。またキャップ本体の後端部が複雑
な形状(曲線など)で、嵌着される天冠が複雑な形状
(曲面など)である場合に、組付けの作業性が悪く、且
つこじりなどの外力が係ったときに緩んだり、外れたり
する問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】キャップ本体の後端部
が複雑な形状(曲線など)で、嵌着される天冠の後端部
が複雑な形状(曲面など)であっても、手作業でも容易
に組付けでき、且つこじりなどの外力が係っても容易に
緩んだり、外れたりしないことを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成する為に以下の構成を有する。請求項1に記載の発明
に係る筆記具等のキャップは、嵌合部を有する天冠のそ
の嵌合部をキャップ本体の後端開口部に設けた孔部に弾
性的に嵌着する構造の筆記具等のキャップに於いて、キ
ャップ本体は、前端開口部と後端開口部を有した筒体
で、後端開口部に設けられた孔部の所定箇所周面に係止
部が設けられ、また後端開口部の一側に切り窓部が形成
されて、その切り窓部の前端に後端側に向かって突起が
設けられると共に、切り窓部の前方にクリップがキャッ
プ本体と一体に設けられており、一方天冠は、キャップ
本体の後端開口部に設けられた孔部に嵌合する軸部と後
端開口部の一側に形成された切り窓部に嵌合する突出部
を有し、軸部の所定箇所周面に係止部が設けられると共
に、突出部の所定箇所にリブが設けられていて、キャッ
プ本体に天冠を嵌着した時に、上記キャップ本体の孔部
に設けられた係止部と天冠の軸部に設けられた係止部が
係合し、さらにキャップ本体の切り窓部に設けられた突
起と天冠の突出部に設けられたリブが係合するように構
成されてなる。
【0005】請求項2に記載の発明に係る筆記具等のキ
ャップは、請求項1に記載の筆記具等のキャップに於い
て、キャップ本体の後端開口部の稜線が傾斜した略曲線
状となされ、また嵌着される天冠の後面がキャップ本体
の稜線に沿って傾斜した略曲面状となされる。
【0006】請求項3に記載の発明に係る筆記具等のキ
ャップは、請求項1に記載の筆記具等のキャップに於い
て、キャップ本体の切り窓部に設けられた突起と天冠の
突出部に設けられたリブが係合する面に凸部または凹部
よりなる係合部が設けられてなる。
【0007】
【実施例】本発明の筆記具等のキャップは、実施例に於
いてボールペンのキャップとして示しているが、シャー
プペンシルやサインペンなどの筆記先端部を被覆する所
謂筆記具のキャップを指すものである。以下、図面に基
づき本発明の一実施例について説明する。先ず図1乃至
図4に示すように、キャップ1は、嵌合部を有する天冠
9のその嵌合部をキャップ本体2の後端開口部に設けた
孔部に弾性的に嵌着して構成されている。
【0008】また図5及び図6に示すように、キャップ
本体2は、前端開口部3と後端開口部4を有した筒体
で、後端開口部4の稜線が傾斜した略曲線状になされて
おり、後端開口部4の軸心で適宜前方に設けられた孔部
の所定箇所周面に突条あるいは全周上に突部となされた
係止部8が設けられ、また後端開口部4の一側に切り窓
部5が形成されて、その切り窓部5の前端に後端側に向
かって板片状の突起7が設けられると共に、切り窓部5
の前方にクリップ6がキャップ本体2と一体に設けられ
ている。また突起7の後端面に射出成形のためのゲート
部18が設けられる。
【0009】また上記突起7後端部のキャップ外方側に
リブ7aが形成され、突起7の内方側前端に凹部7cが
設けられると共に後端に適宜なアール部7bが形成され
ている。このリブ7aとアール部7bを設けることで、
後述するキャップ本体2に嵌着された天冠9にこじりな
どの外力が係った際に、突起7が破損したり、変形した
りするのが防止可能となる。また前端開口部3の孔部の
所定箇所周面には筆記具の筆記先端部側の軸部に着脱自
在に係合するための係合部3aが形成されている。なお
キャップ本体2は、不透明な樹脂材料の他にポリエチレ
ンテレフタレート、ポリカーボネイト、アクリル等の透
明な樹脂材料を射出成形して形成される。
【0010】また図7乃至図9に示すように、天冠9
は、キャップ本体2の後端開口部4に設けられた孔部に
嵌合する円筒状の軸部10とキャップ本体2の後端開口
部4の一側に形成された切り窓部5に嵌合する略函状の
突出部11を有し、後端にキャップ本体2後端の稜線に
沿った同様な傾斜した略曲面状の後面13が設けられて
いる。
【0011】また軸部10の所定箇所周面に溝状の係止
部10aが設けられると共に、突出部11の所定箇所で
その函状部を仕切るリブ12が設けられ、天冠9の前端
側15近傍のリブ12の周面に突部12aが設けられて
いる。
【0012】以上により、キャップ本体2に天冠9を嵌
着した時に、上記キャップ本体2の孔部に設けられた突
状の係止部8と天冠9の軸部10に設けられた溝状の係
止部10aが係合し、さらにキャップ本体2の切り窓部
5に設けられた突起7と天冠9の突出部11に設けられ
たリブ12が係合する。なお上記係止部8,10aの突
状と溝状の関係は逆であってもよい。また突起7とリブ
12が係合する面にそれぞれ凹部7cと凸部12aが設
けられて係合力をさらに強化することができる。なお凹
部と凸部の関係は逆であってもよいし、相互が凸部どう
しで、装着時に弾性変形して乗り越えた状態で係合して
もよい。
【0013】また実施例のキャップ1は、キャップ本体
2の前端開口部3から天冠9の後端に設けられた孔部1
4aに連通する通気路が形成されており、仮に幼児が誤
って軸筒を飲み込んでしまい、喉に詰まらせても空気の
流通を可能として窒息等の危機を回避できる。即ち、天
冠9の軸部の内孔部14には円周の所定箇所で軸方向に
複数のリブ16が形成されており、そのリブ16の軸方
向に適宜段部を設けてボールペンの筆記先端部を密接さ
せるシール部材17が固定され、リブとリブの間に形成
される隙間を介して通気路が確保されている。
【0014】
【作用】以上のように本発明は、キャップ本体に天冠を
嵌着した時に、キャップ本体の孔部に設けられた係止部
と天冠の軸部に設けられた係止部が係合し、さらにキャ
ップ本体の切り窓部に設けられた突起と天冠の突出部に
設けられたリブが係合するように構成されており、嵌着
のほとんどが無理な圧入のかからない挿入で、最終的な
段階で弾性変形によって天冠等が係合可能となり、且つ
こじりなどの外力が係ったときに緩んだり、外れたりす
る問題が防止され、またキャップ本体の後端部が複雑な
形状(曲線状など)で、嵌着される天冠の後端部が複雑
な形状(曲面など)であっても、手作業でも容易に嵌着
できる。また突起7の後端面に射出成形のためのゲート
部18を設けたことにより、ゲート部が出張っていても
天冠9は支障無く嵌着でき、且つ天冠取付け後の外観に
何ら支障が無い。(ゲート部が隠れるので欠点が見えな
い。)
【0015】
【発明の効果】キャップ本体の後端部が複雑な形状(曲
線など)で、嵌着される天冠が複雑な形状(曲面など)
であっても、手作業でも容易に組付けできるのでデザイ
ン性に富んだ筆記具が安価に提供可能となり、且つこじ
りなどの外力が係っても容易に緩んだり、外れたりする
ことが防止できるまた嵌着のほとんどが無理な圧入のか
からない挿入で、最終的な段階で弾性変形によって天冠
が係合可能となるので、キャップ本体が透明な場合に割
れや白化などの不良が発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である筆記具等のキャップを
示す断面図である。
【図2】図1に対応する外観図である。
【図3】実施例である筆記具等のキャップの正面図であ
る。
【図4】実施例である筆記具等のキャップの上端側から
見込んだ図である。
【図5】実施例に使用されるキャップ本体の断面図であ
る。
【図6】キャップ本体の正面図である。
【図7】実施例に使用される天冠の断面図である。
【図8】図7に対応する外観図である。
【図9】図7の上端から見込んだ外観図である。
【符号の説明】
1 キャップ 2 キャップ本体 3 前端開口部 3a 係合部 4 後端開口部 5 切り窓部 6 クリップ 6a 玉部 7 突起 7a リブ 7b アール部 7c 凹部 8 係止部 9 天冠 10 嵌合軸部 10a 係止部 11 突出部 12 リブ 12a 凸部 13 後面 14 内孔部 14a 孔部 15 前端側 16 リブ 17 シール部材 18 ゲート部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合部を有する天冠のその嵌合部をキャ
    ップ本体の後端開口部に設けた孔部に弾性的に嵌着する
    構造の筆記具等のキャップに於いて、 キャップ本体は、前端開口部と後端開口部を有した筒体
    で、後端開口部に設けられた孔部の所定箇所周面に係止
    部が設けられ、また後端開口部の一側に切り窓部が形成
    されて、その切り窓部の前端に後端側に向かって突起が
    設けられると共に、切り窓部の前方にクリップがキャッ
    プ本体と一体に設けられており、 一方天冠は、キャップ本体の後端開口部に設けられた孔
    部に嵌合する軸部と後端開口部の一側に形成された切り
    窓部に嵌合する突出部を有し、軸部の所定箇所周面に係
    止部が設けられると共に、突出部の所定箇所にリブが設
    けられていて、キャップ本体に天冠を嵌着した時に、上
    記キャップ本体の孔部に設けられた係止部と天冠の軸部
    に設けられた係止部が係合し、さらにキャップ本体の切
    り窓部に設けられた突起と天冠の突出部に設けられたリ
    ブが係合するように構成されたことを特徴とする筆記具
    等のキャップ。
  2. 【請求項2】 キャップ本体の後端開口部の稜線が傾斜
    した略曲線状となされ、また嵌着される天冠の後面がキ
    ャップ本体の稜線に沿って傾斜した略曲面状となされた
    請求項1に記載の筆記具等のキャップ。
  3. 【請求項3】 キャップ本体の切り窓部に設けられた突
    起と天冠の突出部に設けられたリブが係合する面に凸部
    または凹部よりなる係合部が設けられてなる請求項1に
    記載の筆記具等のキャップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015180550A (ja) * 2009-12-01 2015-10-15 三菱鉛筆株式会社 筆記具用キャップ及び筆記具
JPWO2021019822A1 (ja) * 2019-07-29 2021-02-04

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