JP4606569B2 - 筆記具のクリップの固定構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、樹脂成形品からなる筆記具の軸筒等にクリップを固定する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、射出成形等からなる樹脂成形品の軸筒等に別部材のクリップを固定する手段として、接着や圧着などが知られている。
しかしながら、接着は作業性が悪く接着剤がはみ出して外観不良と成ったり、接着剤が少なくて固定不足となったりの問題がある。また接着は軸筒やクリップが透明の場合には見栄えが悪く不適である。
それに対して、圧入などによる圧着は単純で作業性がよい。
しかしながら、この圧入手段も部材の寸法ばらつきを考慮して過大な圧入となりやすく、圧入部の破損問題や圧入作業をするために治具設備が必要となる場合が多く必ずしも安価で作業性が良い手段とはいえない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
クリップや軸筒が透明で、またクリップの形状や軸筒に於けるクリップの取付け部形状が複雑な形状(例えば曲線や曲面で段差無く接合されるなど)であっても、クリップの取付け作業が容易で、且つ外観不良や固定部の破損などの問題が発生しないことを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成する為に以下の構成を有する。
請求項1に記載の発明に係る筆記具のクリップの固定構造は、クリップの基部後端に設けられた脚部を天冠の一側を膨出して設けた孔部にその孔部の前端から装着し、その天冠の軸心に設けた内孔にその内孔の前端から取付け体が固着され、その際にクリップの脚部が天冠の孔部から抜出不可となるように天冠の前端側と取付け体の後端側との間でクリップの脚部が狭窄されてなり、クリップが天冠に対して容易な作業で外観不良や固定部が破損する心配がなく固定される。
【0005】
請求項2に記載の発明に係る筆記具のクリップの固定構造は、請求項1に記載の筆記具のクリップの固定構造に於いて、クリップの脚部内面側に凹部が設けられ、また天冠の膨出部に設けられた孔部の前端側一角にも凹部が設けられて、取付け体の後端側周面の一側に設けられた突部が上記2箇所の凹部に嵌挿されると共に、クリップの基部後端の当接部が天冠前端の当接面に当接した状態で、取付け体の突部の前端がクリップの凹部の前端に当接されるよう構成される。
【0006】
請求項3に記載の発明に係る筆記具のクリップの固定構造は、請求項1に記載の筆記具のクリップの固定構造に於いて、クリップ脚部の後端面が天冠の後端面と略面一に露出してなり、ディスプレイ性を良くする。
【0007】
【実施例】
昨今、筆記具のデザイン仕様の1つとして射出成形等からなる樹脂成形品の軸筒、天冠、クリップ、機構部、その他飾りなどを複雑な形状や透明、着色透明、種々の色などを組み合わせて構成することが人気となっている。
本発明は、上記のデザイン仕様を満足させると共に上述した従来技術による問題点を克服する筆記具のクリップの固定構造として提案するものである。
また図1はボールペン筆記体9とシャープペンシル筆記体10を軸筒内に収容した複式筆記具を示しているが、本発明の意図する筆記具はボールペンやサインペンなどの一般的な筆記具であり、そのような筆記具に於けるキャップや軸筒に係るクリップの固定構造である。
【0008】
以下、図面に基づき本発明の一実施例について説明する。
図1に示す複式筆記具は、後軸4内に2箇所の案内溝を有するガイド筒5を配し、その各案内溝に設けた摺動コマ7aの前端にボールペン筆記体9と摺動コマ7bの前端にシャープペンシル筆記体10が芯パイプ11を介して接合され、それぞれの摺動コマの後端に常時各筆記体を後方に引き込むように引っ張りバネ8が固定されると共に、前面にカム斜面を有した円筒カム6がそのカム斜面を各摺動コマに設けたカム斜面に接触させた状態でガイド筒5の外周に回転のみ可能に止着され、また円筒カム6の後方で取付け体3がガイド筒5の後端部外周に回転方向で一体となるように係合されると共に後軸4に対し回転のみ可能に止着され、また取付け体3の後端部が後軸4の後端から突出した状態に設けられて、その取付け体3の後端部外周にクリップを一体に固定した天冠2が固着され、またガイド筒5の後端に連結されたノック部13が天冠2の後端孔から貫出されて、更に取付け体3に上記引っ張りバネ8の後端部が係止され、また円筒カム6が後軸4内で後軸に対し前後動のみ可能に係合され、後軸4に対して天冠2を回転した時に円筒カム6に対してガイド筒5が回転して各筆記体の筆記先端部が先軸12の先端口から選択的に出没し、シャープペンシル筆記体の筆記先端部が突出してノック部13をノックした時にガイド筒5と円筒カム6が一体となって前進してまた基部の芯の繰り出しが可能となるように構成されている。
【0009】
次に本発明の要旨について説明する。
図2乃至図4は実施例のクリップを示している。図に示すようにクリップ1は、軸部1aの前端内面側に玉部1gを有し、後端に基部1bを有している。
また基部1bの後端面は傾斜状の曲面を成した当接部1dが設けられ、更にその後端に脚部1cが延設され、その脚部1cの内面側に凹部1fが形成されている。
【0010】
図5及び図6は実施例の天冠を示している。図に示すように天冠2は、筒部2aの一側に膨出部2dが形成され、その膨出部2dには前端より後端に貫通して取付け孔部2eが設けられ、また筒部2の軸心には前端から後端に貫通した内孔部2bが設けられて、その内孔部の内面に周状の突部と凹部によって形成される係合部2cが設けられ、更に係合部2cの後方に内段部2iが設けられている。
また天冠の膨出部2dに設けられた取付け孔部2eの前端側一角に切欠状に凹部2hが形成され、取付け孔部2e位置前端は傾斜状の曲面を成した当接面2fが設けられて、上述したクリップの脚部1cが取付け孔部2eに装着された際にクリップ基部の当接部1dが当接し、密着する。
また取付け孔部2eは、クリップの脚部1cに対しガタツキのない密着した形状と孔部に角を生じないようにアールで丸められてクリップの曲げ力で応力集中が掛かって割れなどが発生しないようになされている。
【0011】
クリップの固定構造は、クリップ1の基部1bの後端に設けられた脚部1cを天冠2の一側を膨出して設けた取付け孔部2eにその孔部の前端から装着し、その天冠2の軸心に設けた内孔部2bにその前端から取付け体3の後端部が挿入され、後端部外周に設けられた係合部3bと天冠の内孔部に設けられた敬具部2cが弾性変形を利用して係合し、天冠2に取付け体3の後端部が固着される。
また取付け体3の外周部略中央の一側に突部3aが形成されており、その際に突部3aが天冠の凹部2hとクリップの凹部1fに嵌挿されると共に、取付け体の突部3aの前端がクリップの凹部1fの前端に当接され、同時にクリップの基部後端の当接部1dが天冠前端の当接面2fに密着した状態に当接するので、クリップ1は天冠2の当接面2fと取付け体3の突部3aとの間で脚部1cが狭窄されて天冠の取付け孔部2eから脚部1cが抜出不可となり、天冠2にクリップ1と取付け体3が堅固に固定される。また実施例に於いてクリップ脚部の後端面は天冠の後端面と略面一に露出している。
【0012】
またクリップの狭窄手段は、上述した構造に限らず、例えばクリップの凹部1fの代わりに同所に突部を形成し、取付け体に突部に当接する段部を設ければよい。また天冠と取付け体の回転方向の一体化は相互間に回転止め形状を設けることなどで容易に達成できる。
また本発明の筆記具のクリップの固定構造は、上述した取付け体3をキャップや軸筒に代えてボールペンやサインペンなどの一般的な筆記具のクリップの固定構造として適用できるものである。
【0013】
【作用】
以上のように、本発明はクリップが天冠に対してほぼ圧入のかからない状態で装着できるので、クリップが手作業で容易に取付けることができ、且つ外観不良や固定部の破損などの問題が発生するのを防止できる。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、クリップや軸筒が透明で、またクリップの形状や軸筒に於けるクリップの取付け部形状が複雑な形状(例えば、曲線や曲面で段差無く接合されるなど。)であっても、クリップの取付け作業が容易で、且つ外観不良や固定部の破損などの問題が発生するのを防止できる。
またクリップ脚部の後端面を天冠の後端面と略面一に露出することでディスプレイ効果を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筆記具のクリップの固定構造を示す複式筆記具の断面図である。
【図2】本発明を構成するクリップの断面図である。
【図3】クリップの側面図である。
【図4】クリップの正面図である。
【図5】本発明を構成する天冠の断面図である。
【図6】天冠の正面図である。
【符号の説明】
1 クリップ
1a 軸部
1b 基部
1c 脚部
1d 当接部
1e 後端面
1f 凹部
1g 玉部
2 天冠
2a 筒部
2b 内孔部
2c 係合部
2d 膨出部
2e 取付け孔部
2f 当接面
2g 後端面
2h 凹部
2i 内段部
3 取付け体
3a 突部
3b 係合部
4 後軸
5 ガイド筒
6 円筒カム
7a 摺動コマ
7b 摺動コマ
8 引っ張りバネ
9 ボールペン筆記体
10 シャープペンシル筆記体
11 芯パイプ
12 先軸
13 ノック部

Claims (3)

  1. クリップの基部後端に設けられた脚部を天冠の一側を膨出して設けた孔部にその孔部の前端から装着し、その天冠の軸心に設けた内孔にその内孔の前端から取付け体が固着され、その際にクリップの脚部が天冠の孔部から抜出不可となるように天冠の前端側と取付け体の後端側との間でクリップの脚部が狭窄されて固定されることを特徴とする筆記具のクリップの固定構造。
  2. クリップの脚部内面側に凹部が設けられ、また天冠の膨出部に設けられた孔部の前端側一角にも凹部が設けられて、取付け体の後端側周面の一側に設けられた突部が上記2箇所の凹部に嵌挿されると共に、クリップの基部後端の当接部が天冠前端の当接面に当接した状態で、取付け体の突部の前端がクリップの凹部の前端に当接されるよう構成された請求項1に記載の筆記具のクリップの固定構造。
  3. クリップ脚部の後端面が天冠の後端面と略面一に露出してなる請求項1に記載の筆記具のクリップの固定構造。
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