JP3931469B2 - シャープペンシル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、芯タンクからチャック体に芯が導かれる芯挿通孔の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1例として実用新案登録第2531069号公報がある。その公報の特許請求の範囲には、「二つ割りチャックの先端芯把持部における一方の分割部位の内面の芯把持溝の両側の割り面にそれぞれ凸部又は凹部を設けると共に、他方の分割部位の把持溝の割り面において前記凸部又は凹部と対向する位置にその凸部又は凹部に対して嵌脱自在な凹部又は凸部を設け、二つ割りチャックの先端把持部が開いた状態において、その一方の割り面に設けた凸部の先端から他方の凹部を設けた割り面までの距離を芯の外径よりも小さく設定したことを特徴とするシャープペンシル。」と記載されている。つまり、二つ割りチャックの割り面に凸部を形成することによって、特に、チャックに差し掛かる新しい芯のセンターずれを矯正しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記チャックの一方の分割部位の割り面には、芯把持溝を中心とし、その両側に凸部と凹部が形成されており、左右が非対称の形状になっている。つまり、凸部が形成されている分割部位はその肉厚が厚く形成されており、一方、凹部が形成されている分割部位はその肉厚が薄く形成されている。かくして、このように肉厚に変化のある部材を成形しようとすると、凸部が形成されたその裏面には微少な凹部が形成されてしまい(一般的には、「ひけ」と称されている)、その微少な凹部が製品としての機能を無くしてしまうものであった。具体的には、チャックが拡開しなくなったり、芯の把持力が弱まったりしてしまうものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、軸筒の内部に芯タンクが摺動自在に配置され、その芯タンクの前方に継ぎ手部材を介してチャック体が取り付けられたシャープペンシルであって、前記継ぎ手部材とチャック体の内部に、芯の外径とほぼ同様な内径を有するパイプ体を嵌挿させると共に、そのパイプ体の先端を前記チャック体の中間部まで延設形成するが、そのパイプ体の先端とチャック体の把持部の後端との距離をパイプ体の直径以上としたことを第1の要旨とし、軸筒の側壁にノック駒を有し、そのノック駒の押圧操作によってスライダーを前進せしめ、芯の繰り出しを行うシャープペンシルであって、前記スライダーの前端に芯の把持、解放を行うチャック体を固定すると共に、前記スライダーとチャック体の内部に、芯の外径とほぼ同様な内径を有するパイプ体を嵌挿させると共に、そのパイプ体の先端を前記チャック体の中間部まで延設形成するが、そのパイプ体の先端とチャック体の把持部の後端との距離をパイプ体の直径以上としたことを第2の要旨とする。
【0005】
【作用】
芯タンクから、芯がパイプ体によって真っ直ぐに矯正されながら繰り出される。
【0006】
【実施例】
第1例を図1、図2に示し説明する。後端ノック式シャープペンシルの例である。軸筒1の内部には、芯を複数収容可能な芯タンク2が摺動自在に配置されている。その芯タンク2の後端には、ノックキャップ3が取り付けられているが、他端には、継ぎ手部材4を介して芯を把持・解放するチャック体5が取り付けられている。また、前記継ぎ手部材4は、樹脂成形品で成形されているが、金属材質で形成しても良い。そして、その継ぎ手部材4の内部には、貫通孔6が形成されており、その貫通孔6には使用する芯の外形と同様な外径を有するパイプ体7が嵌挿されている。また、そのパイプ体7の先端は、前記チャック体5の中間部まで延設形成されている。
【0007】
このパイプ体7は、芯の曲がりを矯正し、正確に前記チャック体5の芯把持部8に芯を導くものであるが、前記継ぎ手部材4を容易に正確に成形するためにもなっている。つまり、例えば、前記継ぎ手部材を樹脂成形によって形成する場合には、芯挿通孔を形成するコアピンが細いが故に曲がってしまったり、時には折れてしまうことがあった。また、金属材質から形成する場合においては、芯挿通孔を形成するドリルが前記と同様に曲がってしまったり、折れてしまう場合があった。そこで、少しでも太い芯挿通孔を形成し、芯径とのギャップを前記パイプ体によって解消しているのである。それ故に、このパイプ体を変更するだけで種々の芯径に対応させることができるという効果も奏している。
【0008】
前記チャック体5の前方には、そのチャック体5を開閉するチャックリングRが囲繞している。また、チャック体5の前方には、芯の後退を阻止する芯戻り止め部材9が位置しているが、その芯戻り止め部材9は、前記軸筒1の先端に螺着された先部材10に圧入固定されている。
符号Sは、前記継ぎ手部材4やチャック体5を後方に付勢するためのコイルスプリングである。
【0009】
第2例を図3、図4に示し説明する。サイドノック式シャープペンシルの例を挙げ説明する。軸筒11の中間部側面には、ノック駒12が径方向に移動可能に取り付けられている。また、軸筒11の内部には、前記ノック駒12の移動動作に伴って前後動するスライダー13が、前記軸筒1に対して摺動自在に配置されている。そのスライダー13の前方には、チャック体14が固定されている。勿論、そのチャック体14は、芯を把持し前進せしめ、解放することによって、芯を繰り出すものである。そして、そのチャック体14の前方には、チャック体4の開閉を行うチャックリング15が囲繞している。
【0010】
前記軸筒11の前方には、先部材16が螺着などによって着脱自在に取り付けられており、その先部材16には芯の後退を阻止する弾性部材からなる芯戻り止め部材17が内設している。
符号18は、先部材16の先端に固定された芯保護管であり、また、符号19は、前記スライダー13やチャック体14を後方に付勢するためのコイルスプリングである。
【0011】
ここで、前記スライダー13について更に詳述すると、そのスライダー13の内部には、前例と同様に、使用する芯の外径と同様な内径を有するパイプ体20が嵌挿している。そして、そのパイプ体20の前端は、前記チャック体14の中間部まで延設形成されている。一方、パイプ体20の他端には、芯を芯タンク21から1本毎分離する芯受け部材22が固定されている。
尚、本例においては、ノック駒12の押圧動作が、スライダー13の側面に加わり、そのスライダー13が湾曲しやすいので、パイプ体20を嵌挿することによって、その湾曲をも極力防止することができる。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、軸筒の内部に芯タンクが摺動自在に配置され、その芯タンクの前方に継ぎ手部材を介してチャック体が取り付けられたシャープペンシルであって、前記継ぎ手部材とチャック体の内部に、芯の外径とほぼ同様な内径を有するパイプ体を嵌挿させると共に、そのパイプ体の先端を前記チャック体の中間部まで延設形成するが、そのパイプ体の先端とチャック体の把持部の後端との距離をパイプ体の直径以上としたことを第1の要旨とし、軸筒の側壁にノック駒を有し、そのノック駒の押圧操作によってスライダーを前進せしめ、芯の繰り出しを行うシャープペンシルであって、前記スライダーの前端に芯の把持、解放を行うチャック体を固定すると共に、前記スライダーとチャック体の内部に、芯の外径とほぼ同様な内径を有するパイプ体を嵌挿させると共に、そのパイプ体の先端を前記チャック体の中間部まで延設形成するが、そのパイプ体の先端とチャック体の把持部の後端との距離をパイプ体の直径以上としたことを第2の要旨としたので、芯を正確に芯把持部に導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1例を示す縦断面図。
【図2】 図1の要部拡大図。
【図3】 第2例を示す縦断面図。
【図4】 図3の要部拡大斜視図。
【符号の説明】
1 軸筒
2 芯タンク
3 ノックキャップ
4 継ぎ手部材
5 チャック体
6 貫通孔
7 パイプ体
8 チャックリング
9 芯戻り止め部材
10 先部材
11 軸筒
12 ノック駒
13 スライダー
14 チャック体
15 チャックリング
16 先部材
17 芯戻り止め部材
18 芯保護管
19 コイルスプリング
20 パイプ体
21 芯タンク
22 芯受け部材
R チャックリング

Claims (2)

  1. 軸筒の内部に芯タンクが摺動自在に配置され、その芯タンクの前方に継ぎ手部材を介してチャック体が取り付けられたシャープペンシルであって、前記継ぎ手部材とチャック体の内部に、芯の外径とほぼ同様な内径を有するパイプ体を嵌挿させると共に、そのパイプ体の先端を前記チャック体の中間部まで延設形成するが、そのパイプ体の先端とチャック体の把持部の後端との距離をパイプ体の直径以上としたことを特徴とするシャープペンシル。
  2. 軸筒の側壁にノック駒を有し、そのノック駒の押圧操作によってスライダーを前進せしめ、芯の繰り出しを行うシャープペンシルであって、前記スライダーの前端に芯の把持、解放を行うチャック体を固定すると共に、前記スライダーとチャック体の内部に、芯の外径とほぼ同様な内径を有するパイプ体を嵌挿させると共に、そのパイプ体の先端を前記チャック体の中間部まで延設形成するが、そのパイプ体の先端とチャック体の把持部の後端との距離をパイプ体の直径以上としたことを特徴とするシャープペンシル。
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