JP5460391B2 - 保持具の保持構造および保持具 - Google Patents
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上記特許文献1の図1〜図3に示されている保持具の保持構造は、工作機における主軸の先端部に、軸線方向に深いテーパ状の装着穴を備え、
一方、主体部の軸線方向の一端には被保持物保持用の保持部を備え、他端には、該主体部を工作機の主軸の装着穴に対して軸線が一致する状態に取付ける為に上記主軸の端部に備わっている装着穴に嵌合させるようにした対応テーパ形状のシャンク部を備えている保持具を備え、
上記テーパ状の装着穴に上記のシャンク部を挿入し、上記装着穴内に備える引具によって、上記シャンク部を装着穴に引込むことにより一体化させるようにしてある。
他の目的は、主軸の回動動作に対して、保持具の追従動作が忠実となり、回動精度の高い保持具の保持構造及び保持具を提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
工作機における主軸1の先端部には、軸線方向に深いテーパ状の装着穴2を備え、
一方、主体部21の軸線方向の一端には被保持物保持用の保持部21bを備え、他端には、該主体部21を工作機の主軸1の装着穴2に対して軸線が一致する状態に取付ける為に上記主軸1の端部に備わっている装着穴2に嵌合させるようにした対応テーパ形状のシャンク部22を備えている保持具20を備え、
上記テーパ状の装着穴2に上記のシャンク部22を挿入し、上記装着穴2の後部に備える引具によって、上記シャンク部を装着穴2に引込むことにより主軸1と一体化させるようにしてある保持具の保持構造において、
上記主軸1の先端部における装着穴2の周囲の前端面3には、周方向に1又は複数の嵌合用凹部17を備えさせ、
一方、上記保持具の主体部21の他端に備えるシャンク部22の元部側においては、上記装着穴2の周囲の前端面3に対向させて、シャンク部22の元部の径よりも大きい径の対向面30を備える張出部材21aを備えさせ、その張出部材21aにおける対向面30には、上記嵌合用凹部17に対向する位置に、1又は複数の弾性円状体37を収納する為の収納室31を備え、その収納室31の大きさは、弾性円状体37を収納した状態において、弾性円状体37の一部が対向面30から上記前端面3に向けて表出する状態で納まる大きさに形成してあり、
上記張出部材21aにおける対向面30から表出する弾性円状体37の一部43の表出寸法L4は、 装着穴2にシャンク部22を引込んだ状態において、上記前端面3に備えさせた嵌合用凹部17に 上記対向面30から表出する弾性円状体37の一部が弾力的に挿入され、嵌合用凹部17の内面に圧接して変形し、上記前端面3に対する上記対向面30の面方向への移動を阻止できる寸法に設定したものである。
上記テーパ状の装着穴2に上記のシャンク部22を挿入し、上記装着穴2の後部に備える引具によって、上記シャンク部を装着穴2に引込むことにより主軸1と一体化させるようにしてある保持具の保持構造において、
上記主軸1の先端部における装着穴2の周囲の前端面3には、周方向に1又は複数の弾性円状体37を収納する為の収納室31を備え、その収納室31の大きさは、弾性円状体37を収納した状態において、弾性円状体37の一部が前端面3から対向面30に向けて表出する状態で納まる大きさに形成してあり、
一方、上記保持具の主体部21の他端に備えるシャンク部22の元部側においては、上記装着穴2の周囲の前端面3に対向させて、シャンク部22の元部の径よりも大きい径の対向面30を備える張出部材21aを備えさせ、その張出部材21aにおける対向面30には、上記弾性円状体37に対向する位置に、1又は複数の嵌合用凹部17を備えさせ、
上記前端面3から表出する弾性円状体37の一部43の表出寸法は、 装着穴2にシャンク部22を引込んだ状態において、上記対向面30に備えさせた嵌合用凹部17に、上記前端面3から表出する弾性円状体37の一部43が弾力的に挿入され、嵌合用凹部17の内面に圧接して変形し、上記前端面3に対する上記対向面30の面方向への移動を阻止できる寸法に設定したものであればよい。
上記テーパ状の装着穴2に上記のシャンク部22を挿入し、上記装着穴2の後部に備える引具によって、上記シャンク部を装着穴2に引込むことにより主軸1と一体化させるようにしてある保持具において、
上記保持具の主体部21の他端に備えるシャンク部22の元部側においては、工作機の主軸1の装着穴2の周囲の前端面3に対向させ得るように、シャンク部22の元部の径よりも大きい径の対向面30を備える張出部材21aを備えさせ、その張出部材21aにおける対向面30には、工作機の主軸1の装着穴2の周囲の前端面3に備えさせる嵌合用凹部17に対向する位置に、1又は複数の弾性円状体37を収納する為の収納室31を備え、その収納室31の大きさは、弾性円状体37を収納した状態において、弾性円状体37の一部が対向面30から上記前端面3に向けて表出する状態で納まる大きさに形成してあり、
上記張出部材21aにおける対向面30から表出する弾性円状体37の一部43の表出寸法L4は、 工作機の主軸1の装着穴2にシャンク部22を引込んだ状態において、上記工作機の主軸1の前端面3に備えさせた嵌合用凹部17に、上記対向面30から表出する弾性円状体37の一部が弾力的に挿入され、嵌合用凹部17の内面に圧接して変形し、上記前端面3に対する上記対向面30の面方向への移動を阻止できる寸法に設定したものであればよい。
引具7としては周知のものでよい。例えば特許文献1、或は特許文献2に紹介されているものでよい。特許文献2に紹介されている例としては、図1に模式図的に示してある。
上記構成においては、上記テーパ状の装着穴2に上記のシャンク部22を挿入し、上記装着穴2の後部に備える引具7によって、上記シャンク部22を装着穴2に引込むことにより主軸1と保持具20は一体化出来る。
一方、上記保持具の主体部21の他端に備えるシャンク部22の元部側においては、上記装着穴2の周囲の前端面3に対向させて、シャンク部の元部の径よりも大きい径の対向面30を備える張出部材21aを備えさせる。張出部材21aとしては周知のように鍔部材を利用してもよい。
その張出部材21aにおける対向面30には、上記嵌合用凹部17に対向する対応位置に、1又は複数の弾性円状体37を収納する為の収納室(弾性円状体37の収容凹部)31を備えさせる。
さらに、上記弾性円状体37の外形形状は、図3(C)のような中空管状体のものを用いて説明したが、嵌合用凹部17の深さ寸法に対応させて、弾性円状体37の一部43が弾力的に変形して、嵌合用凹部17の底に密着する弾力を有するものであれば、内部が中空で、収縮部38を備えたものであれば球体(ボール状)でもよい。
上記構成のものにあっては、引具7で上記シャンク部22を装着穴2の内に引込むだけの操作でもって、主軸1の前端面3に備えさせた嵌合用凹部17に対して、保持具20の主体部21の対向面30に備えさせた弾性円状体37の一部43を弾力的に変形させた状態で嵌合させることが出来る。このことにより、主軸の前端面3に対して保持具20の主体部21の対向面30は、回転方向に完全に一体化する。
さらに、嵌合用凹部17の形状が図4(A)のように周方向に舟底状になっていると、これに弾性円状体37の円弧状の一部43を合着させるとき、周方向に僅かなずれがあっても、両者の斜面の滑りにより、修正され、最も深部となっている位置を中心にした正しい合着が可能になるという作用が期待できる。
Claims (3)
- 工作機における主軸の先端部には、軸線方向に深いテーパ状の装着穴を備え、
一方、主体部の軸線方向の一端には被保持物保持用の保持部を備え、他端には、該主体部を工作機の主軸の装着穴に対して軸線が一致する状態に取付ける為に上記主軸の端部に備わっている装着穴に嵌合させるようにした対応テーパ形状のシャンク部を備えている保持具を備え、
上記テーパ状の装着穴に上記のシャンク部を挿入し、上記装着穴の後部に備える引具によって、上記シャンク部を装着穴に引込むことにより主軸と一体化させるようにしてある保持具の保持構造において、
上記主軸の先端部における装着穴の周囲の前端面には、周方向に1又は複数の嵌合用凹部を備えさせ、
一方、上記保持具の主体部の他端に備えるシャンク部の元部側においては、上記装着穴の周囲の前端面に対向させて、シャンク部の元部の径よりも大きい径の対向面を備える張出部材を備えさせ、その張出部材における対向面には、上記嵌合用凹部に対向する位置に、1又は複数の弾性円状体を収納する為の収納室を備え、その収納室の大きさは、弾性円状体を収納した状態において、弾性円状体の一部が対向面から上記前端面に向けて表出する状態で納まる大きさに形成してあり、
上記張出部材における対向面から表出する弾性円状体の一部の表出寸法は、 装着穴にシャンク部を引込んだ状態において、上記前端面に備えさせた嵌合用凹部に 上記対向面から表出する弾性円状体の一部が弾力的に挿入され、嵌合用凹部の内面に圧接して変形し、上記前端面に対する上記対向面の面方向への移動を阻止できる寸法に設定したことを特徴とする保持具の保持構造。 - 工作機における主軸の先端部には、軸線方向に深いテーパ状の装着穴を備え、 一方、主体部の軸線方向の一端には被保持物保持用の保持部を備え、他端には、該主体部を工作機の主軸の装着穴に対して軸線が一致する状態に取付ける為に上記主軸の端部に備わっている装着穴に嵌合させるようにした対応テーパ形状のシャンク部を備えている保持具を備え、
上記テーパ状の装着穴に上記のシャンク部を挿入し、上記装着穴の後部に備える引具によって、上記シャンク部を装着穴に引込むことにより主軸と一体化させるようにしてある保持具の保持構造において、
上記主軸の先端部における装着穴の周囲の前端面には、周方向に1又は複数の弾性円状体を収納する為の収納室を備え、その収納室の大きさは、弾性円状体を収納した状態において、弾性円状体の一部が前端面から対向面に向けて表出する状態で納まる大きさに形成してあり、
一方、上記保持具の主体部の他端に備えるシャンク部の元部側においては、上記装着穴の周囲の前端面に対向させて、シャンク部の元部の径よりも大きい径の対向面を備える張出部材を備えさせ、その張出部材における対向面には、上記弾性円状体に対向する位置に、1又は複数の嵌合用凹部を備えさせ、
上記前端面から表出する弾性円状体の一部の表出寸法は、 装着穴にシャンク部を引込んだ状態において、上記対向面に備えさせた嵌合用凹部に、上記前端面から表出する弾性円状体の一部が弾力的に挿入され、嵌合用凹部の内面に圧接して変形し、上記前端面に対する上記対向面の面方向への移動を阻止できる寸法に設定したことを特徴とする保持具の保持構造。 - 主体部の軸線方向の一端には被保持物保持用の保持部を備え、他端には、該主体部を工作機の主軸の装着穴に対して軸線が一致する状態に取付ける為に、主軸の端部に備わっている装着穴に嵌合させるようにした対応テーパ形状のシャンク部を備えている保持具であって、
上記テーパ状の装着穴に上記のシャンク部を挿入し、上記装着穴の後部に備える引具によって、上記シャンク部を装着穴に引込むことにより主軸と一体化させるようにしてある保持具において、
上記保持具の主体部の他端に備えるシャンク部の元部側においては、工作機の主軸の装着穴の周囲の前端面に対向させ得るように、シャンク部の元部の径よりも大きい径の対向面を備える張出部材を備えさせ、その張出部材における対向面には、工作機の主軸の装着穴の周囲の前端面に備えさせる嵌合用凹部に対向する位置に、1又は複数の弾性円状体を収納する為の収納室を備え、その収納室の大きさは、弾性円状体を収納した状態において、弾性円状体の一部が対向面から上記前端面に向けて表出する状態で納まる大きさに形成してあり、
上記張出部材における対向面から表出する弾性円状体の一部の表出寸法は、 工作機の主軸の装着穴にシャンク部を引込んだ状態において、上記工作機の主軸の前端面に備えさせた嵌合用凹部に、上記対向面から表出する弾性円状体の一部が弾力的に挿入され、嵌合用凹部の内面に圧接して変形し、上記前端面に対する上記対向面の面方向への移動を阻止できる寸法に設定したことを特徴とする保持具。
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