JPH0994727A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

Info

Publication number
JPH0994727A
JPH0994727A JP25516895A JP25516895A JPH0994727A JP H0994727 A JPH0994727 A JP H0994727A JP 25516895 A JP25516895 A JP 25516895A JP 25516895 A JP25516895 A JP 25516895A JP H0994727 A JPH0994727 A JP H0994727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side main
tool mounting
mounting shaft
shaft
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25516895A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Mochizuki
正典 望月
Takashi Mochizuki
貴司 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISEL Co Ltd
Original Assignee
ISEL Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ISEL Co Ltd filed Critical ISEL Co Ltd
Priority to JP25516895A priority Critical patent/JPH0994727A/ja
Publication of JPH0994727A publication Critical patent/JPH0994727A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被工作物の加工精度を高め、且つ工具自体の
寿命を長くしさらにコスト的にも有利な駆動装置を提供
する。 【解決手段】 駆動側主軸11の底面43の中央部に形
成されているテーパ孔19に工具取付軸13のフランジ
部17の端面41の中央部に一体となって接続されてい
るテーパ部15がテーパ嵌合する。駆動側主軸11の底
面43と工具取付軸13の端面41とが対向する部分
に、一対の平面C字形状の平板よりなるシム25a,2
5bが挟み込まれる。シム25a,25bの各々は六角
孔付皿ネジによって工具取付軸13にネジ止めされる。
これによって駆動側主軸11及び工具取付軸13はテー
パ嵌合のみならず、駆動側主軸11の底面43と工具取
付軸13の端面41とがあたかも密着された状態となっ
て、駆動側主軸11に加えられる回転駆動力が工具取付
軸13に安定して伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は駆動装置に関し、
特に工作機械のような工具取付軸と駆動側主軸とがテー
パ嵌合されて駆動力が伝達される駆動装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の駆動装置の接続部分の接
続状態を示す部分断面図である。図を参照して、回転駆
動力が伝達される駆動側主軸11は円筒形状を有し、そ
の底面43の中央部にはテーパ孔19が形成されてい
る。一方、工具取付軸13は円筒形状を有し、その端部
には工具(図示せず)が取付けられ、その他方端部のフ
ランジ部17の端面41の中央部には円錐台形状のテー
パ部15が一体となって接続されている。この駆動装置
を使用する際には、工具が取付けられた工具取付軸13
のテーパ部15を駆動側主軸11のテーパ孔19に挿入
してテーパ嵌合させる。そして、工具取付軸13に形成
されている一対のキー溝21a,21bの各々にキー2
3a,23bを打ち込むことによって、工具取付軸13
は駆動側主軸11に連結される。このようにして、駆動
側主軸11に伝達される回転駆動力は、キー23a,2
3bと、テーパ部15とテーパ孔19とによるテーパ嵌
合とによって工具取付軸13に伝達され、工具取付軸1
3の先端に取付けられている工具によって、被工作物が
加工される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のような駆
動装置では、駆動側主軸11と工具取付軸13とをテー
パ部15及びテーパ孔19を介してテーパ嵌合させるた
め、一般的には駆動側主軸11の底面43と工具取付軸
13の端面41との間に隙間39が生じてしまう。した
がって、駆動側主軸11の回転によって工具取付軸13
が振動したり、又工具取付軸13の回転軸に対する撓み
が生じてしまうおそれがある。そのため、被工作物に対
する加工精度が低下し、一方、工具取付軸13の先端に
取付けられる工具自体の寿命も短くさせることになる。
【0004】このような問題を避けるため、この隙間3
9を無くすようにテーパ部15を加工し、工具取付軸1
3の端面41をテーパ嵌合時に駆動側主軸11の底面4
3に密着させる工具取付軸が提案されている。しかし、
このような加工はきわめて精度の高いものが要求されて
いるため、高価な駆動装置となりコスト的に不利とな
る。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、被工作物の加工精度を高め、且つ
工具自体の寿命を長くし、コスト的にも有利な駆動装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、筒形状を有しその一方端
部に工具を取付けることができ、その他方端部の端面に
端面の径より小さい径の底面よりなる円錐台形状のテー
パ部が接続される工具取付軸と、筒形状を有しその底面
に、底面の径よりその開口部の径が小さく、且つ工具取
付軸のテーパ部に嵌合するテーパ孔が形成され、回転駆
動される駆動側主軸と、工具取付軸と駆動側主軸との間
に挟み込まれ、工具取付軸と駆動側主軸とがテーパ嵌合
した状態で工具取付軸の端面と駆動側主軸の底面とが対
向する部分の少なくとも一部を充填する形状を有するシ
ムとを備えたものである。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、工具取付軸の端面と駆動側主軸の底面とが対向す
る分の隙間がシムによって充填されるため、工具取付軸
が振動したり撓むことなく、取付側主軸の回転が安定し
て工具取付軸に伝達される。そのため、被工作物の加工
精度が向上し、又工具自体の寿命も長くなる。
【0008】しかも、シム自体は工具取付軸と別体であ
るため、その製作は容易であり、工具取付軸の加工に比
べてコスト的に有利なものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施の
形態による駆動装置における駆動側主軸と工具取付軸と
の接続状態を示した部分断面図であり、図2は図1のI
I−IIラインの断面図である。これらの図を参照し
て、駆動側主軸11の形状、工具取付軸13の形状及び
駆動側主軸11のテーパ孔19と工具取付軸13のテー
パ部15とによるテーパ嵌合については、図9で示した
従来例における駆動装置と同様であるので、ここでの説
明は繰り返さない。
【0010】そのため従来例と同様に、駆動側主軸11
の底面43と工具取付軸13のフランジ部17の端面4
1との間に隙間が生じることになるが、この実施の形態
においては、その隙間部分を充填するように、一対のシ
ム25a,25bが挟み込まれている。一対のシム25
a,25bは図2に示されているように、工具取付軸1
3のフランジ部17の端面41の内、一対のキー23
a,23bによって分割されている面を各々カバーする
ような平面C字形状の平板よりなっている。ここで図3
は図2のシム25aの具体的形状を示す斜視図であり、
図4は図3のIV−IVラインの断面図である。これら
の図も参照して、シム25a,25bについて詳述す
る。
【0011】シム25a,25bの材質は、その使用目
的から防振性及び耐クリープ性に優れたものが要求され
るが、たとえば材質の例としては、ナイロンのような樹
脂性のものや銅のような金属性のものが適切である。こ
の実施の形態では、シム25a,25bの各々は、キー
23a,23bを介して各々対称であるため、以下の説
明においては、シム25aについてのみ説明する。
【0012】シム25aは工具取付軸13のフランジ部
17の上部平面に六角孔28が形成された六角孔付皿ネ
ジ27a〜27cを介して取付けられる。そのためシム
25aの中央部と両端部には、皿孔29a〜29cが形
成されている。このようにシム25a,25bを工具取
付軸13にネジ止めするのは、回転駆動に伴って働く遠
心力によってシム25a,25bが抜け出ないようにす
るためである。六角孔付皿ネジ27a〜27cは、M3
−6Lの寸法のネジが使用されており、それに対応し
て、皿孔29a〜29cのD寸法は、1.6mmとなっ
ている。又、シム25aの厚さTは駆動側主軸11の底
面43と工具取付軸13の端面41との間に生じ得る隙
間の大きさに対応したものとすればよい。たとえば2.
0〜3.0mmの間に0.1mm毎に厚さTを変化させ
たシムを10枚ほど準備するようにしてもよい。あるい
は、シム25aの厚さを厚いめに形成しておき、その面
を隙間の大きさに応じて切削加工して使用するようにし
てもよい。尚、シム25aに設けられている開口30a
〜30dはシム25aの全体重量を軽減するために形成
されているものである。
【0013】このようにシム25a,25bは駆動側主
軸11の底面43と工具取付軸13の端面41との間の
隙間を充填するように挟み込むことによって、駆動側主
軸11と工具取付軸13との密着はテーパ部15とテー
パ孔19とによるテーパ嵌合のみならず、あたかも駆動
側主軸11の底面43と工具取付軸13の端面41とが
密着したかの状態になる。したがって、駆動側主軸11
に加えられる回転駆動力は、工具取付軸13を振れさせ
ることもなく、工具取付軸13に確実に伝達され、極め
て良好な伝達状態が達成される。
【0014】このようにシム25a,25bは、実際に
使用しようとする駆動装置における隙間に応じてその厚
さを調整して取付けることができるため、コスト的には
極めて有利で、且つ信頼性の高いものとなる。図5は、
この発明の第2の実施の形態による駆動装置における駆
動側主軸と工具取付軸との接続状態を示した部分断面図
であり、図6は図5のVI−VIラインの断面図であ
り、図7は図6のシム33aの形状を示した斜視図であ
り、図8は図7のVIII−VIIIラインの断面図で
ある。
【0015】これらの図を参照して、シム33a,33
bの使用態様について説明するが、この実施の形態にお
いても、シム33a,33bの各々はキー23a,23
bを介して左右対称であるため、以下の説明では、シム
33aについて説明する。この実施の形態では、シム3
3aは第1の実施の形態のように、工具取付軸13にネ
ジ止めされるものではなく、その代わりとして、平板C
字形状の平板の中央部とその両端部に突起体35a〜3
5cが平板と一体となって形成されている。一方、工具
取付軸13のフランジ部17の端面41には突起体35
a〜35cに対応する位置に、嵌合孔37a〜37cが
形成されている。そして、シム33aを工具取付軸13
に取付ける際には、その厚さを実際に測定した隙間に応
じて調整した後、突起体35a〜35cをフランジ部1
7の嵌合孔37a〜37cに打ち込むようにして嵌合さ
せる。尚、突起体35a〜35cの各々を貫通する貫通
孔45a〜45cは、突起体35a〜35cを嵌合孔3
7a〜37cに打ち込む際に、嵌合孔内の空気を抜いて
打込を容易にするためである。
【0016】このようにシム33a,33bを駆動側主
軸11の底面43と工具取付軸13の端面41との間に
充填することによって、先の第1の実施の形態における
駆動装置と同様に、装置の信頼性及び経済性が向上す
る。尚、上記の両実施の形態においては、キー23a,
23bがテーパ部15の外方に位置するため、一対のシ
ムとしているが、キーがそのような位置に取付けられな
いものにあっては、シム自体を一枚のリング状の平板よ
り構成してもよい。このようにすることによって、遠心
力に対向するための第1の実施の形態によるようなネジ
止めや、第2の実施の形態による突起体を利用した取付
方法が不要となり、よりシンプルなシムとなる。
【0017】又、上記の第1の実施の形態においては、
シムは平面C字形状の平板としているが、皿ネジに対応
したワッシャをシムとして用い、ワッシャの厚さを隙間
に対応させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態による駆動装置に
おける駆動側主軸と工具取付軸との接続状態を示した部
分断面図である。
【図2】図1のII−IIラインの断面図である。
【図3】図2のシム25aの形状を示した斜視図であ
る。
【図4】図3のIV−IVラインの断面図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態による駆動装置に
おける駆動側主軸と工具取付軸との接続状態を示した部
分断面図である。
【図6】図5のVI−VIラインの断面図である。
【図7】図6のシム33aの形状を示した斜視図であ
る。
【図8】図7のVIII−VIIIラインの断面図であ
る。
【図9】従来における駆動装置の駆動側主軸と工具取付
軸との接続状態を示した部分断面図である。
【符号の説明】
11 駆動側主軸 13 工具取付軸 15 テーパ部 19 テーパ孔 25a,25b シム 33a,33b シム 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形状を有し、その一方端部に工具を取
    付けることができ、その他方端部の端面に前記端面の径
    より小さい径の底面よりなる円錐台形状のテーパ部が接
    続される工具取付軸と、 筒形状を有し、その底面に、前記底面の径よりその開口
    部の径が小さく、且つ前記工具取付軸の前記テーパ部に
    嵌合するテーパ孔が形成され、回転駆動される駆動側主
    軸と、 前記工具取付軸と前記駆動側主軸との間に挟み込まれ、
    前記工具取付軸と前記駆動側主軸とがテーパ嵌合した状
    態で前記工具取付軸の前記端面と前記駆動側主軸の前記
    底面とが対向する部分の少なくとも一部を充填する形状
    を有するシムとを備えた、駆動装置。
JP25516895A 1995-10-02 1995-10-02 駆動装置 Pending JPH0994727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25516895A JPH0994727A (ja) 1995-10-02 1995-10-02 駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25516895A JPH0994727A (ja) 1995-10-02 1995-10-02 駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0994727A true JPH0994727A (ja) 1997-04-08

Family

ID=17275007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25516895A Pending JPH0994727A (ja) 1995-10-02 1995-10-02 駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0994727A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002144182A (ja) * 2000-11-01 2002-05-21 Bc Tekku:Kk ツールホルダ
US7393166B2 (en) * 2006-08-07 2008-07-01 Chin-Chiu Chen Chuck in a processing machine
JP2010156397A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Toshiba Corp カップリング面倒れ補強方法及び間隔板
JP2011189453A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Nt Tool Corp 保持具の保持構造および保持具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002144182A (ja) * 2000-11-01 2002-05-21 Bc Tekku:Kk ツールホルダ
US7393166B2 (en) * 2006-08-07 2008-07-01 Chin-Chiu Chen Chuck in a processing machine
JP2010156397A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Toshiba Corp カップリング面倒れ補強方法及び間隔板
JP2011189453A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Nt Tool Corp 保持具の保持構造および保持具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20060010833A (ko) 공구 홀더와의 개선된 맞물림을 위해 구성된 절단 공구
JP2003136354A (ja) 工具ホルダ
US7980565B2 (en) Diaphragm chuck
JPH0994727A (ja) 駆動装置
JP6493530B2 (ja) 作業機
JP2000135636A (ja) 自動調芯装置
JPH01220722A (ja) 自在継手
JPS609694A (ja) 工業用ロボツトの安全継手
JPH05337769A (ja) 工具における工作機の主軸への取付部の構造
JP2001054876A (ja) 締結部品の締め付けトルク管理用治具
JPH10337625A (ja) 工作機械の主軸装置
JPH09174321A (ja) ピンミーリングカッタ
JPH02268237A (ja) 力‐モーメント・センサ
US5531538A (en) Portable electric power tool housing
KR200346577Y1 (ko) 공작물 가공공구 장착용 아답터
JP2555929Y2 (ja) レーザ加工機用ワーク回転装置のワーク保持回転手段とワーク傾動手段との連結構造
JP2719395B2 (ja) トルク検出器
JP3085701U (ja) 工具ホルダー取着部構造
JP2006162268A (ja) 材料試験機
CN212095291U (zh) 一种精密零件的加工夹具
JPH0710100Y2 (ja) 自在継手の組立構造
JPH0649696A (ja) バレル
JPH0899246A (ja) 工具ホルダー取付装置
JPH049470Y2 (ja)
JPH0713437Y2 (ja) シャッタ機構

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051206