JP2555929Y2 - レーザ加工機用ワーク回転装置のワーク保持回転手段とワーク傾動手段との連結構造 - Google Patents

レーザ加工機用ワーク回転装置のワーク保持回転手段とワーク傾動手段との連結構造

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JP2555929Y2
JP2555929Y2 JP1993029587U JP2958793U JP2555929Y2 JP 2555929 Y2 JP2555929 Y2 JP 2555929Y2 JP 1993029587 U JP1993029587 U JP 1993029587U JP 2958793 U JP2958793 U JP 2958793U JP 2555929 Y2 JP2555929 Y2 JP 2555929Y2
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Tsubakimoto Chain Co
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レーザ加工機用ワーク
回転装置において、ワーク保持回転手段とワーク傾動手
段とを連結するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工機用ワーク回転装置に
は、特開平4−100688号公報に記載のものがあ
る。このワーク回転装置10は、図2に示すように、ワ
ーク(図示省略)を保持して回転させるワーク保持回転
手段11と、フレーム12に回転自在に支持され一端に
中間軸13が設けられた中空状の連結軸14と、フレー
ム12に設けられ出力軸15を具えたワーク傾動手段1
6とを有し、中間軸13の端部に連結軸14の軸線とワ
ークの回転軸線とが交差する状態でワーク保持回転手段
11が連結され、連結軸14に出力軸15が連結された
構成になっている。ワーク回転装置10は、ワーク保持
回転手段11に保持させたワークをワーク保持回転手段
の回転動作とワーク傾動手段16の傾動動作とによって
回転させながら傾動させ、ワークにレーザ加工を施させ
るようになっている。
【0003】中間軸13と連結軸14とワーク保持回転
手段11はボルト17,18によって各々連結されてい
る。中間軸13と連結軸14は、互いに嵌合する貫通孔
19と小径部20とによって軸心が一致させられてい
る。中間軸13とワーク保持回転手段11との相対位置
関係は、ノックピン21によって定められている。ノッ
クピンは、中間軸13とワーク保持回転手段11とに形
成された打込孔35,36に打込まれている。
【0004】中空状の連結軸14は、フレーム12に形
成された貫通孔22に一対のベアリング23,24によ
って回転自在に支持されている。一対のベアリング2
3,24は、貫通孔22の小径部25とリング状の押え
板26とにボルト27の締付けによって挟まれて貫通孔
22に保持されている。
【0005】ワーク傾動手段16の出力軸15は、連結
軸14の中空孔28に挿入され、テーパリング式締結機
構30によって連結軸14と一体化されている。この締
結機構30は、カップ状の加圧スリーブ31と、内周に
テーパが形成されたアウターリング32と、外周にテー
パが形成されたインナーリング33と、締付ボルト34
とで構成され、締付けボルト34を締付けると、アウタ
ーリング32とインナーリング33とがテーパの楔作用
によって前者は拡径、後者は縮径し、発生する面圧によ
って、連結軸14と出力軸15は締結され、トルクは摩
擦力によって伝達されるようになっている。なお、出力
軸15と連結軸14は、締結機構30を使用せず、キー
とキー溝(図示省略)によって、連結される場合もあ
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
ワーク回転装置10における、ワーク保持回転手段11
とワーク傾動手段16とを連結する構造は次の問題点を
有している。 (1)連結軸14が中空状であるため、中空孔28の加
工と芯出しが困難である。 (2)心出しが困難であるため、中空孔28の偏心によ
る連結軸14の肉厚の不均一によって、連結軸14の回
転中に連結軸14に遠心力の偏りが発生し、ベアリング
23,24に余分な力が加わる。 (3)ベアリング23,24に余分な力が加わると、ベ
アリング23,24に摩耗が生じ、ワーク保持回転手段
11の傾動中心が偏心し、高度な加工精度が要求される
レーザ加工に対応することができなくなる。 (4)中空孔28が偏心していると、締結機構30は、
所定の締結力で出力軸15と連結軸14を一体化するこ
とができない。 (5)打込孔35,36の加工位置を定めことが困難で
あり、中間軸13とワーク保持回転手段11との相対位
置関係に狂いが生じ易い。 (6)部品点数が多い。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ため、本考案のレーザ加工機用ワーク回転装置のワーク
保持回転手段とワーク傾動手段との連結構造は、フレー
ムに回転自在に支持された連結軸と、前記連結軸の一端
に固定された中間軸に連結され、ワークを保持して連結
軸の回転軸線と交差する回転軸線回りに回転させるワー
ク保持回転手段と、前記フレームに固定され、前記連結
軸の他端に同軸に連結された出力軸を有するワーク傾動
手段とを備えたレーザ加工機用ワーク回転装置におい
て、連結軸は中実に形成され、前記連結軸と出力軸との
対向側端部外周にはそれぞれフランジが形成されている
とともに、対向面間に円形凹部と円形凸部とがこれらの
軸と同心に各々形成され、前記円形凹部と円形凸部とが
互いに嵌合した状態で前記フランジどうしが軸方向から
ボルトで締結されて連結軸と出力軸とが連結され、中間
軸とワーク保持手段とは、これらの対向面間に連結軸の
回転軸線と同心に各々形成された前記円形凸部と円形凹
部とが互いに嵌合された状態でボルトで連結された構造
としたものである。
【0008】
【作用】中間軸とワーク保持回転手段及び連結軸とワー
ク傾動手段は、互いに円形凸部と円形凹部(通常、「イ
ンロー」と称される。)とによって相対位置が定められ
られて締結部材によって連結される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1に基づいて説明
する。レーザ加工機用ワーク回転装置40は、ワーク保
持回転手段41と、ワーク傾動手段42と、このワーク
保持回転手段41とワーク傾動手段42を連結する連結
軸43とを有している。
【0010】ワーク保持回転手段41は、ワーク(図示
省略)を保持するチャック51と、チャック51が設け
られた出力軸52を有する減速機53と、この減速機5
3を介してワークを回転させるモータ54とを有してい
る。
【0011】ワーク傾動手段42も、ワーク保持回転手
段41と同じような構造をしており、減速機55と、モ
ータ56とを有し、減速機55の出力軸57には、後述
する連結軸43と中間軸44とを介してワーク保持回転
手段41が設けられている。ワーク傾動手段42は、ボ
ルト58によってフレーム45に固定されている。ワー
ク傾動手段42とワーク保持回転手段41は、平面的に
見ると、互いにL字状に配置されている。ワーク傾動手
段42の出力軸57及び連結軸43と、ワーク保持回転
手段41の出力軸52とは、互いに直交している。
【0012】ワーク保持回転手段41のモータ54を回
転させると、チャック51に保持されたワークが減速機
53の出力軸52によって減速回転させられる。又、ワ
ーク傾動手段42のモータ56を回転させると、ワーク
とワーク保持回転手段41とが一体に減速機55の出力
軸57によって図1の紙面の表裏方向に減速傾動させら
れる。従って、ワーク回転装置40は、ワーク保持回転
手段41に保持させたワークをワーク回転保持手段41
の回転動作とワーク傾動手段42の傾動動作とによって
回転させながら傾動させ、そのワークにレーザ加工を施
させるようになっている。
【0013】連結軸43は、フレーム45に形成された
貫通孔61に一対のベアリング62,63によって回転
自在に支持されている。ベアリング62,63は、連結
軸43の中径部64に圧入され、大径部65の部分で受
け止められている。
【0014】連結軸43の一端にはフランジ66が形成
されている。フランジ66には、ボルト67(締結部
材)によってワーク傾動手段42の出力軸57が連結さ
れている。出力軸57の端部には、減速機55のフレー
ムから僅かに突出するフランジが形成されている。図1
にはこのフランジの突出した部分が図示されており、こ
のフランジの部分にフランジ66が連結されている。フ
ランジ66と出力軸57との対向面間には、互いに嵌合
する円形凸部68と円形凹部69とが形成されている。
【0015】連結軸43と中間軸44とワーク保持回転
手段41はボルト71,72(締結部材)によって各々
連結されている。連結軸43と中間軸44は、互いに嵌
合する小径部73と貫通孔74とによって軸心が一致さ
せられている。中間軸44とワーク保持回転手段41と
の対向面間には、互いに嵌合する円形凸部75と円形凹
部76とが形成されている。
【0016】なお、ワーク傾動手段は、減速機55とモ
ータ56とを有しているが、モータ56の替わりに手動
操作用のハンドルあるいはレバー(図示省略)を有する
ワーク傾動手段であってもよい。さらに、ワーク傾動手
段は、出力軸57に直接取り付けられたハンドル、或い
はレバーであってもよい。
【0017】
【考案の効果】本考案のレーザ加工機用ワーク回転装置
のワーク保持回転手段とワーク傾動手段との連結構造に
よれば、ワーク傾動手段の出力軸と連結軸との対向面
間、及び、中間軸とワーク保持回転手段との対向面間
が、円形凸部と円形凹部との嵌合によって相互に位置決
めされた状態でボルトで連結されているため、ワーク傾
動手段の出力軸、連結軸、ワーク保持回転手段の相対位
置関係を正確にでき、装置の組立精度を高めることがで
きる。その結果、ワークを正確に傾動させることがで
き、レーザ加工精度を高めることができる。また、連結
軸が中実に形成され、前記連結軸と出力軸との対向側端
部外周にはそれぞれフランジが形成されているととも
に、対向面間に円形凹部と円形凸部とがこれらの軸と同
心に各々形成され、前記円形凹部と円形凸部とが互いに
嵌合した状態で前記フランジどうしが軸方向からボルト
で締結されて連結軸と出力軸とが連結されているため、
従来の連結軸のように、出力軸を嵌挿するための中空孔
を加工する必要がなく、連結軸に中空孔を形成した場合
のように、芯出し誤差による連結軸回転時の遠心力の偏
りで生じるベアリングの摩耗を回避することができ、高
いレーザ加工精度を長期間維持することができる。さら
に、連結軸とワーク傾動手段の出力軸とは、円形凸部と
円形凹部との嵌合によって相互に位置決めされた状態で
ボルトによって連結されるため、部品点数が少なく、従
来用いられていたテーパリング式締結機構、又はキーと
キー溝が不要となって連結構造を簡素化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の連結構造を具えたワーク回転装置の正
面図であり、一部分断面で表わした図である。
【図2】従来の連結構造の断面図である。
【符号の説明】
40 ワーク回転装置 41 ワーク保持回転手段 42 ワーク傾動手段 43 連結軸 44 中間軸 45 フレーム 57 出力軸 67、71、72 ボルト(締結部材) 68,75 円形凸部 69,76 円形凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに回転自在に支持された連結軸
    と、 前記連結軸の一端に固定された中間軸に連結され、ワー
    クを保持して連結軸の回転軸線と交差する回転軸線回り
    に回転させるワーク保持回転手段と、 前記フレームに固定され、前記連結軸の他端に同軸に連
    結された出力軸を有するワーク傾動手段とを備えたレー
    ザ加工機用ワーク回転装置において、 連結軸は中実に形成され、前記連結軸と出力軸との対向
    側端部外周にはそれぞれフランジが形成されているとと
    もに、対向面間に円形凹部と円形凸部とがこれらの軸と
    同心に各々形成され、前記円形凹部と円形凸部とが互い
    に嵌合した状態で前記フランジどうしが軸方向からボル
    トで締結されて連結軸と出力軸とが連結され、 中間軸とワーク保持手段とは、これらの対向面間に連結
    軸の回転軸線と同心に各々形成された前記円形凸部と円
    形凹部とが互いに嵌合された状態でボルトで連結されて
    いることを特徴とするレーザ加工機用ワーク回転装置の
    ワーク保持回転手段とワーク傾動手段との連結構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0730224Y2 (ja) * 1990-10-09 1995-07-12 株式会社椿本チエイン レーザ加工機用ワーク回転装置のワーク設置台の回転軸ロック機構

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