JP4385499B2 - ピンミラーカッタの取付機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、往復動式内燃機関のクランクシャフトを加工するピンミラーカッタに係わり、特に、ピンミラーカッタのカッタ本体を加工機に設けられたカッタ取付部に着脱するためのピンミラーカッタの取付機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、往復動式内燃機関のクランクシャフトを加工する工具として、例えば、図10に示すようなピンミラーカッタが知られている。
この図に示すピンミラーカッタ1は、円環状をなすカッタ本体2の内周部に、複数のチップ3がそれぞれの切刃4をカッタ本体2の内周面から突出させた状態でボルト5によって着脱可能となるように取り付けられてなる。
【0003】
このピンミラーカッタ1は、図11に示すように、加工機6に設けられたカッタ取付部7にその軸線を主軸(図示せず)と一致させて取り付けられる。
加工機6に設けられたチャック9,10には、ピンミラーカッタ1の内空部を貫通して被削材であるクランクシャフト(図示せず)が架け渡される。
【0004】
カッタ取付部7に取り付けられたピンミラーカッタ1は、主軸によって自身の軸線回りに一定方向(図10の矢印A方向)に自転すると共に、固定保持されたクランクシャフトに対して、公転しながら軸方向に適宜移動させられる。
これにより、クランクシャフトは、ピンミラーカッタ1の切刃4によって所定形状に加工される。
【0005】
ところで、ピンミラーカッタ1を用いたクランクシャフトの加工方法では、ピンミラーカッタ1の軸線と、加工機6の主軸の回転軸線との同軸度が加工精度に大きく影響を及ぼす。
【0006】
このため、ピンミラーカッタ1では、図12に示すように、カッタ取付部7の内周部に主軸と同軸をなす環状段部11を形成すると共に、ピンミラーカッタ1のカッタ本体2の外周部に環状のフランジ12を形成してこれらを互いに嵌合させ、更に、段部11の径方向中心側を向く壁面11aに4つの凹嵌部13(図10)を形成し、壁面11aから突出するキー部材14(図10では1つを省略)を嵌合させて配設している。
【0007】
これらキー部材14は、略直方体形状とされ、図10のピンミラーカッタ1の平面視において、カッタ取付部7側にその周方向に沿って90゜間隔となるように十字の方向に配設されている。
また、キー部材14は、それぞれの幅方向中心線mが径方向中心P(軸線)で交差するように、正確に位置決めされた状態で各凹嵌部13に嵌合され、ボルト15により固定されている。
【0008】
カッタ本体2の外周部には、キー部材14と同一幅の断面長方形の切欠をなすキー溝17(図10及び図13参照)がキー部材14と同一配置で形成されており、これらキー部材14に対してキー溝17を嵌合させることにより、カッタ取付部7の段部11に対するカッタ本体2の径方向の移動を拘束して同軸度を高めるようにしている。
【0009】
そして、カッタ本体2をカッタ取付部7に装着するにあたっては、カッタ本体1のフランジ12をカッタ取付部7の段部11に嵌合すると共に、4つのキー溝17をキー部材14にそれぞれ嵌合させることで、カッタ本体2の軸線が、取付部7の軸線に一致するように装着される。
【0010】
更に、カッタ本体2のフランジ12と段部11には、略半月状凹部18a及び18b(全体で円形凹部18を構成する)がそれぞれ形成され、この円形凹部18に略半月状の切欠を有するクランパ19が回動可能に取り付けられている。
このクランパ19を、フランジ12の凹部18a上に回動させることで、カッタ本体2はカッタ取付部7に堅固に固定され、ピンミラーカッタ1の加工機6への取付が完了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ピンミラーカッタ1の取付機構が上述のような構造であると、カッタ本体2の着脱・交換作業が長期にわたって繰り返し行われた場合に、キー部材14及びキー溝17が摩耗したり熱変形し、両者の間にガタつきを生じてしまうことがある。
かかる場合には、カッタ本体2とカッタ取付部7の同軸度が低下して被加工物を高精度に加工できなくなるばかりか、カッタ取付部7からカッタ本体2へのトルク伝達力の低下も招く。
【0012】
この対策として、特開平8−257819号公報には、キー溝を断面略台形状の凹溝にすると共に、このキー溝に嵌合する断面略台形状の嵌合部をキー部材に形成してなるピンミラーカッタの取付機構が開示されている。
しかしながら、この取付機構においても、高精度の加工がより一層厳しく要求された場合には、キー部材とキー溝との密着度を更に高めための何らかの対策を講じる必要が生じる。
【0013】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、キー部材とキー溝との密着度を高めることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、以下の構成を採用した。請求項1の発明は、円環状をなしその内周部または外周部に切刃の配列されたカッタ本体が、加工機の回転駆動するカッタ取付部に着脱可能に装着されて、キー部材とキー溝とによって一体回転するよう連結されたピンミラーカッタの取付機構において、前記キー部材を前記カッタ本体または前記カッタ取付部の周面から突出させ、前記キー部材に、前記キー部材が突出する方向と直交する方向に延在し、前記キー部材の両側面に開口した切欠を形成し、前記キー部材の突出部に前記カッタ本体が押し当てられて前記キー部材の突出部と前記キー溝とが嵌合したときに、前記キー部材の突出部は前記カッタ本体の回転軸に沿って撓むことを特徴としている。
【0015】
この構成では、キー部材とキー溝とがキー嵌合した後も、カッタ回転軸に沿ってキー部材が撓み得るから、撓みを生じたキー部材の弾性復元力によってキー部材がキー溝に押圧され、両者の密着度が高められる。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1記載のピンミラーカッタの取付機構において、
少なくともカッタ回転方向後方を向く前記キー部材の側面及びこれに対向する前記キー溝の壁面に、傾斜部を形成したことを特徴としている。
【0017】
この構成では、キー部材とキー溝とが傾斜部を介して嵌合するから、キー溝及びキー部材の寸法誤差,摩耗,熱変形によるガタつきの発生が有効に回避され、キー部材とキー溝との密着度が高められる。
【0018】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のピンミラーカッタの取付機構において、
カッタ回転方向前方を向く前記キー部材の側面及びこれに対向する前記キー溝の壁面を、カッタ回転方向に直交するように形成したことを特徴としている。
【0019】
この構成では、カッタ取付部側の回転(切削)トルクをカッタ本体に伝達する部分が、カッタ回転方向に対して直角をなすキー部材の側面と、これに対向するキー溝の壁面との面接触によって構成されるから、トルク伝達力が高められる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図9を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
なお、これらの図において、上述した従来技術と同様の部分又は部材については、同一の符号を用いてその説明を省略する。
【0023】
[第一の実施の形態]
図1は本発明の第一の実施の形態によるピンミラーカッタの平面図(片側半分は図示を省略)、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4は図1のC−C線断面図、図5は図1のD方向矢視図である。
図1〜図4に示すように、カッタ本体21は略円環状をなしており、その外周面23は、円錐状をなしている。
【0024】
他方、カッタ取付部22も略円環状をなしており、その内周面24は、前記円錐状の外周面23と面接触可能な円錐内周面24aと、これに連なる円柱外周面24bとを備えた構成とされている。
また、これら外周面23及び円錐内周面24aは、該円錐内周面24aと円柱内周面24bとの連結部から離間するに従い漸次拡径している。
【0025】
カッタ本体21の大径側外周部には、その平面視で十字方向(即ち90゜間隔)に配置されるよう、4つのキー溝25が小径端面21B及び外周面23の双方に開口する凹溝として形成されている。なお、図1には、2つのキー溝25しか図示されていない。
キー溝25は、カッタ回転方向Rを向く一方の壁面が垂直面をなすと共に他方の壁面が傾斜面をなす、不等脚台形状の横断面とされている。
【0026】
他方、カッタ取付部22の大径側内周部には、前記キー溝25に相対してキー取付座26が形成されている。
キー取付座26は、カッタ取付部22の大径端面22A及び内周面24の双方に開口するように形成されており、各キー取付座26には、キー部材31がキーセットボルト32によって着脱可能となるように取り付けられている。
【0027】
キー部材31は、キー取付座26に着座した状態でカッタ取付部22に直接固定される着座部33と、当該キー部材31がカッタ取付部22に装着された時にその内周面24から径方向内方に向けて突出する突出部34とを備えて構成され、カッタ本体21とカッタ取付部22間の芯出し手段、及び、カッタ取付部22からカッタ本体21へのトルク伝達手段として機能する。
【0028】
突出部34の側面のうち、キー部材31がカッタ取付部22に装着された際にカッタ回転方向Rの後方を向く一方の側面34Bは傾斜面(傾斜部)として形成され、カッタ回転方向Rの前方を向く他方の側面34Cは垂直面として形成されている。
本実施の形態において、側面34Bの傾斜角度は15゜に設定されている。
また、突出部34内には、ボールプランジャ35が配設されている。
【0029】
突出部34の側面34B,34Cは、これらに対向する前記キー溝25の壁面と嵌合する。
そして、図4及び図5に示すように、キー部材31とキー溝25とが嵌合した状態では、突出部34の上面34Aとキー溝25の底面25Aとの間に隙間S1が形成され、突出部34の先端面34Dとこれに対向するキー溝25の壁面25Dとの間に隙間S2が形成される。
【0030】
次に、カッタ本体21をカッタ取付部22に取り付ける際の作業手順について説明する。
まず、クランパ19を予めその全部がカッタ取付部22側の凹部18bに収納されるように回動させておき、キー溝25とキー部材31とが相対するようにカッタ本体21を周方向に位置決めし、カッタ取付部22の内空部に挿入する。
【0031】
すると、カッタ取付部22側の円錐内周面24aにカッタ本体21側の外周面23が嵌合すると共に、キー溝25にキー部材31の突出部34が嵌合し、カッタ本体21がカッタ取付部22の内空部に支持される。
しかる後、クランパ19をその一部がカッタ本体21側の凹部18aにまたがるように回動させ、該クランパ19の一部でカッタ本体21の大径端面21Aを押圧する。
【0032】
すると、カッタ本体21の外周面23とカッタ取付部22の円錐内周面24aとが全周にわたって面接触することによって、芯出しが行われる。
このとき、キー部材31(突出部34)の先端面34Dと、キー溝25の壁面25Dとの間には隙間S2があるため、カッタ取付部22に対するカッタ本体21の径方向移動は阻害されず、同軸度の高い芯出しが行われる。
【0033】
また、キー部材31の突出部34がカッタ取付部22の内周面24から径方向内方に突出し、この突出部34上にカッタ本体21が積載されて突出部34とキー溝25とが嵌合すると、突出部34はカッタ回転軸Oに沿って図4示下方に撓むから、その弾性復元力が上方に働く。
従って、突出部34とキー溝25との密着度が高まり、カッタ本体21とカッタ取付部22間の芯出しを精度良く行うことができる。
【0034】
さらに、キー溝25とキー部材31とが傾斜面(傾斜部)を介して嵌合しているので、これらキー溝25及びキー部材31の寸法誤差,摩耗,熱変形によるガタつきの発生は有効に回避され、キー溝25とキー部材31との密着度が高められる。
【0035】
以上説明したように、本実施の形態によるピンミラーカッタによれば、カッタ本体21の円錐外周面23aとカッタ取付部22の円錐内周面24a、及び、キー部材31における突出部34の側面34B,34Cとこれに対応するキー溝25の壁面とが面接触して、堅固な嵌合と芯出しが確実に行えるから、被加工物を精密に加工することが可能になる。
【0036】
また、本実施の形態によるピンミラーカッタによれば、カッタ取付部22側の回転(切削)トルクをカッタ本体21に伝達する部分が、カッタ回転方向Rに対して直角をなすキー部材31(突出部34)の側面34Cと、これに対向するキー溝25の壁面との面接触によって構成されるから、トルク伝達力を高めることも可能になる。
【0037】
[第二の実施の形態]
図6は本発明の第二の実施の形態によるピンミラーカッタを示す平面図(片側半分は図示を省略)、図7は図6のF−F線断面図、図8は図6のG方向矢視図である。
これらの図中、符号51はキー部材を示しており、その他上述した従来技術及び第一の実施の形態と同様の部分又は部材については、同一の符号を用いてその説明を省略する。
【0038】
本実施の形態においては、第一の実施の形態のキー部材31に代えて、図6〜図8に示すようなキー部材51が、カッタ取付部22に90゜の等間隔で形成されたキー取付溝26に取り付けられている。
このキー部材51は、キー部材31と同様に、着座部53と突出部54とを備えた構成とされているが、着座部53にはスリット(切欠)55が形成され、突出部54のカッタ回転方向Rを向く側面54B,54Cはいずれも傾斜面(傾斜部)として形成されている点で、キー部材31と相違する。
【0039】
スリット55は、着座部53の長手方向(図7の左右方向)と直交する方向に沿って延在し、かつ、キー取付座26への着座面53A及び側面53B,53Cに開口した構成とされている。
また、突出部54の側面54B,54Cは、互いに等角度だけ反対方向に傾斜して形成されており、本実施の形態では、これら側面54B,54Cの傾斜角度は共に15゜に設定されている。
【0040】
この突出部54の形状に対応して、本実施の形態によるキー溝56は、横断面等脚台形状をなすように形成されている。
そして、突出部54の側面54B,54Cは、これらに対向するキー溝56の壁面と嵌合する。
【0041】
また、図7及び図8に示すように、キー部材51とキー溝56とが嵌合した状態では、第一の実施の形態と同様に、突出部54とキー溝56との間に隙間S1,S2が形成されている他、本実施の形態では更に、突出部54の背面54Eと、これに対向するカッタ取付部22の内周面24との間に隙間S3が形成されている。
【0042】
以上説明した構成によれば、カッタ本体21をカッタ取付部22に連結する際に、キー部材51の突出部54上にカッタ本体21が積載されて突出部54とキー溝56とが嵌合すると、突出部54はカッタ回転軸Oに沿って図7示下方に撓むと共に、スリット55の切欠幅が狭まるように、すなわち、突出部54の背面54がこれに対向するカッタ取付部22の内周面24に接近するように変形する。
【0043】
これにより、キー部材51の撓みがスリット55を有しない場合よりも増大し、これに伴ってキー部材51の弾性復元力も増大するから、キー部材51とキー溝56の密着度がより一層高められることになる。
よって、本実施の形態によれば、カッタ本体21とカッタ取付部22の堅固な嵌合と芯出しをより確実に行うことが可能になる。
【0044】
なお、第一及び第二の実施の形態では、キー部材31,51とキー溝25,56を各4個設けたが、これに限定されることなく、精密な芯出しができれば他の適宜の数、例えば、等間隔に各3個設けるようにしてもよい。
また、キー部材31,51をカッタ取付部22に設け、キー溝25,56をカッタ本体21に形成したが、これとは逆に、キー溝25,56をカッタ取付部22に設け、キー部材31,51をカッタ本体21に形成してもよい。
【0045】
第二の実施の形態では、突出部54の側面54B,54Cと、これらに対向するキー溝56の壁面とは、それぞれ互いに等角度である必要はなく、異なる角度でもよいことはいうまでもない。
【0046】
さらに、第一及び第二の実施の形態では、カッタ取付部22の内周側にカッタ本体21を連結する、いわゆるインターナル型のピンミラーカッタについて説明したが、その逆に、カッタ取付部22の外周側にカッタ本体21を連結する、いわゆるエクスターナル型のピンミラーカッタにも本発明が適用可能であることはもとよりである。
【0047】
この場合には、例えば、キー部材31,51をカッタ取付部の外周面から径方向外方に突出させるようにカッタ取付部の外周部に配設した構成、または、キー部材31,51をカッタ本体の内周面から径方向内方に突出させるようにカッタ本体の内周部に配設した構成となる。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)請求項1の発明によれば、キー部材とキー溝とがキー嵌合した後も、カッタ回転軸に沿ってキー部材が撓み得るようにし、撓みを生じたキー部材の弾性復元力によってキー部材がキー溝に押圧されるようにしたから、両者の密着度を高めることができる。
【0049】
(2)請求項2の発明によれば、キー部材とキー溝とが傾斜部を介して嵌合するようにしたから、キー溝及びキー部材の寸法誤差,摩耗,熱変形によるガタつきの発生を有効に回避し得て、キー部材とキー溝との密着度を効果的に高めることができる。
【0050】
(3)請求項3の発明によれば、カッタ取付部側の回転(切削)トルクをカッタ本体に伝達する部分を、カッタ回転方向に対して直角をなすキー部材の側面と、これに対向するキー溝の壁面との面接触によって構成したから、トルク伝達力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態によるピンミラーカッタを示す、片側半分の図示を省略した平面図である。、
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図1のB−B線断面図である。
【図4】 図1のC−C線断面図である。
【図5】 図1のD方向矢視図である。
【図6】 本発明の第二の実施の形態によるピンミラーカッタを示す、片側半分の図示を省略した平面図である。、
【図7】 図6のF−F線断面図である。
【図8】 図6のG方向矢視図である。
【図9】 図6に示すピンミラーカッタの変形例を示す断面図である。
【図10】 従来のピンミラーカッタの要部平面図である。
【図11】 ピンミラーカッタが取り付けられた加工機の概略構成図である。
【図12】 図10のX−X線断面図である。
【図13】 カッタ本体のキー溝の部分の側面図である。
【符号の説明】
6 加工機
21 カッタ本体
22 カッタ取付部
31,51 キー部材
25,56 キー溝
34B,54B,54C 突出部の側面(傾斜部)
55 スリット(切欠)
R カッタ回転方向
Claims (3)
- 円環状をなしその内周部または外周部に切刃の配列されたカッタ本体が、加工機の回転駆動するカッタ取付部に着脱可能に装着されて、キー部材とキー溝とによって一体回転するよう連結されたピンミラーカッタの取付機構において、前記キー部材を前記カッタ本体または前記カッタ取付部の周面から突出させ、前記キー部材に、前記キー部材が突出する方向と直交する方向に延在し、前記キー部材の両側面に開口した切欠を形成し、前記キー部材の突出部に前記カッタ本体が押し当てられて前記キー部材の突出部と前記キー溝とが嵌合したときに、前記キー部材の突出部は前記カッタ本体の回転軸に沿って撓むことを特徴とするピンミラーカッタの取付機構。
- 少なくともカッタ回転方向後方を向く前記キー部材の側面及びこれに対向する前記キー溝の壁面に、傾斜部を形成したことを特徴とする請求項1記載のピンミラーカッタの取付機構。
- カッタ回転方向前方を向く前記キー部材の側面及びこれに対向する前記キー溝の壁面を、カッタ回転方向に直交するように形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のピンミラーカッタの取付機構。
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