JP5633936B2 - ツールホルダ及びスピンドル装置 - Google Patents
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Description
まず、圧入や焼きばめによってツールホルダを回転軸に固定する構成であると、ツールホルダの着脱が容易ではなく、例えばツールの付け替えのためにツールホルダも付け替える必要が生じた場合などに、容易に対応ができないという問題がある。
また、ネジ込みによってツールホルダを回転軸に固定する構成であると、ツールホルダの着脱は容易であるが、ツールホルダをネジ込むための回転軸のネジ穴の加工誤差(角度のズレや半径方法の位置ズレ)によって、ツールホルダの取付角度のズレや芯ズレ、ひいてはツールの取付角度のズレや芯ズレが生じ易いという問題がある。
ツールを装着するためのネジ穴に対して取り付けられるツールホルダであって、
軸方向における先端側に、ツールを固定するツール固定部が設けられ、軸方向における先端側と反対の基端側には、軸方向に突出する取付軸と、この取付軸の根元の周囲に位置して前記ネジ穴の入口に形成された接合面に接合可能なホルダ側接合面とが形成され、前記取付軸の外周には前記ネジ穴に前記取付軸をネジ込み可能とするネジ部が形成され、前記取付軸は弾性変形可能な構成とされ、
前記弾性変形可能な構成は、前記取付軸の先端面から軸方向に伸びるスリットのある分割構造であり、前記スリットは前記取付軸の径方向において貫通していることを特徴とする。
前記回転軸の先端には、前記取付軸がネジ込み可能なネジ穴が形成され、前記取付軸が前記ネジ穴にネジ込まれることによって前記ツールホルダが前記回転軸に取り付けられる構成とされ、前記回転軸における前記ネジ穴の入口の周囲には、前記取付軸が前記ネジ穴にネジ込まれることによって前記ホルダ側接合面と接合する回転軸側接合面が形成されていることを特徴とする。
少なくとも前記超音波伝達用接合面については、前記ホルダ側接合面を構成する材料と、前記回転軸側接合面を構成する材料とで、超音波の伝達速度が異なる態様である。
本例は超音波スピンドル装置に本発明を適用した例である。本例の超音波スピンドル装置1は、図1〜図2に示すように、超音波スピンドル本体2と、モータ3とよりなる。超音波スピンドル本体2は、モータ3によって回転駆動される回転軸4(スピンドル)を有し、この回転軸4を回転可能かつ振動可能に保持する軸受機構や、この回転軸4に外部から入力される信号に応じた超音波振動を生じさせる加振部(例えば、圧電素子よりなるもの)や、冷却機構などを備えている。なお、回転軸4に加えられる超音波振動は、超音波に相当する周波数の振動であって、一般的には軸方向の振動であり、その振幅は例えば数μm程度の僅かなものである。
なおこの場合、ツールホルダ20の全体をベリリウム銅で構成する必要は必ずしもなく、例えば、ホルダ側接合面を含む基端側を除く部分(例えばスパナ掛け部27やツール固定部21など)は例えばステンレス鋼で構成することもできる。
また、超音波の伝達速度が異なる具体的材料としては、ステンレス鋼に対してベリリウム銅という組み合わせに限らない。例えば、ベリリウム銅と同じ性質を持つ材料をベリリウム銅の代りに使用することもできる。
即ち、本実施例のツールホルダ20は、全体を回転させて当該ツールホルダ20の取付軸23をスピンドル装置1の回転軸4の先端面に形成されたネジ穴11にネジ込み締め付けることによって、容易に前記回転軸4に取り付けて固定することができる。また、全体を逆回転させて、その取付軸23を前記ネジ穴11から外すことによって、容易に取り外すことができる。つまり、ツールホルダ20はネジ込みによって容易に着脱可能である。
例えば、実施例1におけるツールホルダ20の外周面30aを、中心線S2を中心とする先細りの円錐面(円錐状の面)とし、またこれに対応させて、回転軸4の内周面12aを、中心線S1を中心とする円錐面とすることによって、芯合わせ用接合面としても機能するテーパ面(断面形状が中心線S1、S2に対して傾斜した面からなる接合面)を形成してもよい。即ち、例えば図6(b)に示すように、回転軸4におけるネジ穴11の入口部分の周囲と、ツールホルダ20における取付軸23の根元部分の周囲とに、取付軸23がネジ穴11にネジ込まれる過程で接合面間距離が徐々に減少する方向のテーパ面41,42を形成した態様としてもよい。ここで、テーパ面41は、実施例1の回転軸4の内周面12aを円錐面としたものであり、テーパ面42は、実施例1のツールホルダ20の外周面30aを円錐面としたものである。
また、図6(b)に示したようなテーパ面によって超音波振動の伝達を行う態様においても、このテーパ面の回転軸側を構成する材料と、このテーパ面のホルダ側を構成する材料とは、超音波の伝達速度が異なるように、各材料の材質が設定されることが望ましい。このように材質が設定されていれば、このテーパ面においても圧着が起きることが防止できる。
2 超音波スピンドル本体
4 回転軸(スピンドル)
10 先端面(回転軸側接合面、取付角度設定用接合面、超音波伝達用接合面)
11 ネジ穴
12a 内周面(回転軸側接合面、取付角度設定用接合面、芯合わせ用接合面)
20 ツールホルダ
21 ツール固定部
22 基端面(ホルダ側接合面、取付角度設定用接合面、超音波伝達用接合面)
23 取付軸
28 ネジ部
29 スリット
30a 外周面(ホルダ側接合面、取付角度設定用接合面、芯合わせ用接合面)
41 テーパ面(回転軸側接合面、取付角度設定用接合面、芯合わせ用接合面、超音波伝達用接合面)
42 テーパ面(ホルダ側接合面、取付角度設定用接合面、芯合わせ用接合面、超音波伝達用接合面)
50 ツール
Claims (4)
- ツールを装着するためのネジ穴に対して取り付けられるツールホルダであって、
軸方向における先端側に、ツールを固定するツール固定部が設けられ、軸方向における先端側と反対の基端側には、軸方向に突出する取付軸と、この取付軸の根元の周囲に位置して前記ネジ穴の入口に形成された接合面に接合可能なホルダ側接合面とが形成され、前記取付軸の外周には前記ネジ穴に前記取付軸をネジ込み可能とするネジ部が形成され、前記取付軸は弾性変形可能な構成とされ、
前記弾性変形可能な構成は、前記取付軸の先端面から軸方向に伸びるスリットのある分割構造であり、前記スリットは前記取付軸の径方向において貫通していることを特徴とするツールホルダ。 - 請求項1に記載のツールホルダと、このツールホルダが先端に取り付け可能な回転軸とを有し、
前記回転軸の先端には、前記取付軸がネジ込み可能なネジ穴が形成され、前記取付軸が前記ネジ穴にネジ込まれることによって前記ツールホルダが前記回転軸に取り付けられる構成とされ、前記回転軸における前記ネジ穴の入口の周囲には、前記取付軸が前記ネジ穴にネジ込まれることによって前記ホルダ側接合面と接合する回転軸側接合面が形成されていることを特徴とするスピンドル装置。 - 前記ホルダ側接合面及び前記回転軸側接合面として、前記ツールホルダの径方向の取付位置を適正に設定するように互いに接合する芯合わせ用接合面の機能を持つものがそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項2に記載のスピンドル装置。
- 前記ホルダ側接合面及び前記回転軸側接合面として、超音波を伝達するための超音波伝達用接合面の機能を持つものが形成され、前記回転軸を超音波振動させる加振部を有し、少なくとも前記超音波伝達用接合面については、前記ホルダ側接合面を構成する材料と、前記回転軸側接合面を構成する材料とで、超音波の伝達速度が異なることを特徴とする請求項2又は3に記載のスピンドル装置。
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