JP4168007B2 - モータ - Google Patents
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Description
モータの回転精度を向上させるためには、モータの回転軸とエンコーダの回転軸との軸ずれが小さいことが望ましい。即ち、モータとエンコーダの同軸度が高いことが求められる。
エンコーダのモータ取り付け部は、位置決め穴を成す貫通孔が形成されたフランジと、エンコーダを保護する保護カバーとを備える。保護カバーは貫通孔を覆うことにより、貫通孔内に挿入された位置決めピンの脱落を防止する。
図1〜図3は本発明のモータの概略構成を説明するための図であり、図1はモータの外観図を示し、図2,3はモータのエンコーダ取り付け部の構造を説明するための断面図である。
ベアリングホルダ1cは回転軸1aの外周面と対向する内周部分にベアリング保持部1eを備え、当該ベアリング保持部1eはベアリング1dを保持している。ベアリング1dは、モータの回転軸1aを回転支持する。モータの回転軸1aの回転中心はベアリング1dの回転中心により定まる。また、ベアリング1dの回転中心はベアリングホルダ1cに加工されたベアリング保持部1eによって定まる。したがって、モータ本体1側では、モータの回転軸1aの回転中心はベアリング保持部1eによって規定されることになる。
このように、一方の寸法公差を緩く設定することにより加工精度の誤差を吸収させ、位置決めピンに対する位置決め穴の嵌め合わせ操作を容易なものとすることができる。
図6,7は、位置決めピンとして平行ピンを用いる例を示している。モータ本体1側のベアリングホルダ1cには、位置決め穴(4a,4b)として平行ピン6を挿入するための穴を形成する。一方、エンコーダ2のフランジ部2aには、位置決め穴(5a,5b)として平行ピン6を挿入するための貫通孔を形成する。
さらに、エンコーダ2のエンコーダ保護カバー2cは、少なくとも位置決め穴5a,5bにおいて当該位置決め穴(5a,5b)を覆うまで外周方向に延長して形成する。
図12(a)において、モータ本体側のベアリングホルダ1cには位置決め用の開口部14a,14bが形成される。一方、図12(b)において、エンコーダ側のフランジ部2aには位置決め用の開口部15a,15bが形成される。
また、加工精度を要する面は平面あるいは曲率半径の大きな曲線でよく、位置決め穴のような円形加工を要さないため、加工が容易となる。
図17の例では、位置決め部材9はモータあるいはエンコーダに固定することなく、位置決めを行った後、取り外すことができる。
1a 回転軸
1b インロー部
1c ベアリングホルダ
1d ベアリング
1e ベアリング保持部
1f 継ぎ手接合部
2 エンコーダ
2a フランジ部
2b インロー部
2c エンコーダ保護カバー
2d ベアリング
2e ベアリング保持部
3 継ぎ手
4a,4b 位置決め穴
4c 固定用タップ穴
4f,4g,4h 突き当て面
5a,5b 位置決め穴
5c 固定用穴
5d,5e 突起形状
5f,5g,5h 突き当て面
6 平行ピン
7 ネジ付き平行ピン
8 テーパーピン
9 位置決め部材
10A,10B 位置決め穴
14a,14b,15a,15b 開口部
20A,21A 接触面
20B,21B 面
Claims (10)
- 回転角度を検出するエンコーダを備え、該エンコーダの回転軸とモータ本体の回転軸とを結合するモータであって、
モータ本体のエンコーダ取り付け部及びエンコーダのモータ取り付け部には、互いの回転軸を同軸に位置決めするための位置決め穴がそれぞれ複数設けられ、該位置決め穴は前記回転軸の軸心から離れた位置でかつ該回転軸の軸回り方向に離間して配設され、
対応する前記両位置決め穴にそれぞれ挿入された位置決めピンにより互いの回転軸を位置決めして、モータ本体に対するエンコーダの位置決めを行うことを特徴とするモータ。 - 前記位置決めピンは平行ピンであることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
- 前記位置決めピンはテーパーピンであることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
- 前記エンコーダのモータ取り付け部は前記位置決め穴を成す貫通孔が形成されたフランジと、
前記エンコーダを保護する保護カバーとを備え、
前記保護カバーは前記貫通孔を覆い、当該貫通孔内に挿入された位置決めピンの脱落を防止することを特徴とする請求項1乃至3の内何れか1項に記載のモータ。 - 前記モータ本体はエンコーダを固定するためのタップ穴を備え、
前記エンコーダはモータ本体を固定するための貫通孔を備え、
当該固定用のタップ穴及び/又は貫通孔は、前記位置決め穴の一部又は全てと兼用であることを特徴とする請求項1に記載のモータ。 - 前記位置決めは、ネジ付き平行ピンをエンコーダの貫通孔に通し、モータ本体のタップ穴にネジ込むことにより行うことを特徴とする請求項5に記載のモータ。
- 前記位置決めは、ネジ付きテーパーピンをエンコーダの貫通孔に通し、モータ本体のタップ穴にネジ込むことにより行うことを特徴とする請求項5に記載のモータ。
- 前記エンコーダ及びモータ本体が備える互いに対向する位置決め穴において、
同じ位置決めピンが貫通するエンコーダ及びモータ本体の各位置決め穴の穴寸法の寸法公差は互いに異なることを特徴とする請求項1に記載のモータ。 - 前記エンコーダ及びモータ本体が備える互いに対向する位置決め穴において、
エンコーダが備える位置決め穴の穴寸法は、当該位置決め穴に通される位置決めピンに対して隙間ばめの寸法公差で形成され、
モータ本体が備える位置決め穴の穴寸法は、当該位置決め穴に通される位置決めピンに対して締まりばめの寸法公差で形成されることを特徴とする請求項1又は請求項8に記載のモータ。 - 前記位置決め穴は、回転軸に対して回転対称に設けられることを特徴とする請求項1乃至9の内何れか1項に記載のモータ。
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JP2004167369A JP4168007B2 (ja) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | モータ |
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