JP3907635B2 - 電動機 - Google Patents

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    • H02K15/16Centering rotors within the stator; Balancing rotors

Description

本発明は、電動機に関し、特に軸芯のずれを補正する機構を有する電動機に関する。
図11は一般的な電動機の概略を説明するための図である。図11に示す電動機101は、回転軸109を有するロータ104と、ロータ104の外周を所定距離離れて環状に覆うステータ105と、ステータ105の少なくとも軸方向端面を保護する前部ハウジング103A,後部ハウジング103Bと、回転軸109を軸支する前側軸受102A,後側軸受102Bとを備え、前側軸受102A,後側軸受102Bは前部ハウジング103A,後部ハウジング103Bによって固定され、前部ハウジング103Aと後部ハウジング103Bはジャケット106によって結合されている。回転軸109は、前後に設けられた前側軸受102A,後側軸受102Bによって軸支されている。
この軸受の軸芯は、ロータの回転軸に対して傾くことなく一致している必要がある。一般的な電動機では、精度良く仕上げた各部品を組み上げることによって、回転軸と軸受けの軸心を行っている。
図11では、前部ハウジング103A及び後部ハウジング103Bと、これらのハウジング103間をつなぐジャケット106の各部品を精度良く加工して組み上げることによって、軸受の軸芯が回転軸に対して傾かないようにしている。
また、電動機の部品点数を削減するために、前記したジャケットを使用しない構成も知られている。図12,13はジャケットを用いない電動機の構成例である。図12,13において、電動機101は、ステータ105の前後を前部ハウジング103A及び後部ハウジング103Bで固定し、前部ハウジング103Aに前側軸受102Aを取り付け、後部ハウジング103Bには軸受取付部材(ベアリングホルダ)107を介して後側軸受102Bを取り付ける。
この構成では、前後の軸受(102A,102B)のハウジング(103A,103B)や軸受取付部材(ベアリングホルダ)107を一工程で加工することにより前後の軸受(102A,102B)の軸芯を合わせ、これによって回転軸と軸受けの軸心を行っている。この加工は一体加工と呼ばれている。
図14は一体加工を説明するための図である。この一体加工では、電動機の前側の前側軸受102Aと前部ハウジング103Aとの嵌合部、及び電動機の後側の軸受取付部材(ベアリングホルダ)107と後部ハウジング103Aとの嵌合部とを、電動機本体の軸方向位置を加工基準(図14中の破線で示す)として加工を行う。これによって、前側軸受102Aの軸芯と後側軸受102Bの軸芯とを一致させることができる。
図15,16は電動機のステータ部分に傾きがある場合を示している。図15はハウジングの一体加工時の状態を示している。取り付けを行う電動機のステータ105に傾き(図中のα)がある場合には、このステータ105の傾きによってステータ105に取り付けられる後部ハウジング103Bも傾いて取り付けられことになる。ここで、この傾いて取り付けられた状態のままで一体加工することにより、後部ハウジング103Bが傾いて取り付けられていても、前部ハウジング103Aと後部ハウジング103Bとの軸芯を合わせることができる。
図16は、一体加工後にロータ及び回転軸を挿入した状態を示している。前記した一体加工により前部ハウジング103Aと後部ハウジング103Bとの軸芯が一致しているため、後部ハウジング103Bの傾きにかかわらず、前部ハウジング103Aに取り付けた前側軸受102Aと後部ハウジング103Bに取り付けた後側軸受102Bとの軸芯を一致させることができる。
一方、図17,18は一体加工を行わない場合の状態を示している。図17は、後部ハウジング103Bが後側軸受102Bと嵌合する部分を加工した後に、この後部ハウジング103Bをステータ105に取り付けた状態を示している。このとき、ステータ105に傾き(図中のα)がある場合には、後部ハウジング103Bは軸芯に対してこの傾きαだけ傾いて取り付けられることになる。
図18は、傾いて取り付けられた後部ハウジングにロータ及び回転軸を挿入した状態を示している。傾いて取り付けられた後部ハウジング103Bに対して後側軸受102Bを取り付けると、後部ハウジング103Bの傾きによって後側軸受102Bも傾くことになる(図中のτ)。したがって、一体加工を行わない場合には、ハウジングの傾きは後側軸受の取り付けに影響し、前側軸受と後側軸受の軸芯合わせに影響することになる。
前記したように、ジャケットを使用しない構成の電動機において、一体加工を行うことによって電動機の前側軸受と後側軸受との軸芯合わせを行うことができるが、大型の電動機に適用する場合には、この一体加工を行う加工機が物理的なサイズの点から対応が困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、ジャケットを使用しない構成の電動機において、一体加工を行うことなくロータの回転軸と軸受の軸芯を一致させることを目的とする。
本発明は、軸受の傾きを補正することによって、一体加工を行うことなく、ロータの回転軸と軸受の軸芯を一致させる。
本発明の電動機は、回転軸を有するロータと、ロータの外周を所定距離離れて環状に覆うステータと、ステータの少なくとも軸方向端面を保護するハウジングと、回転軸を軸支する軸受と、軸受をハウジングに固定するとともに回転軸の外周面に設置する軸受取付部材とを具備する電動機において、軸受取付部材とハウジングとの間に軸方向の厚さを調整する調整部材を装着させる構成とする。
調整部材をハウジングと軸受取付部材との間に挟み込むことにより、軸受取付部材とハウジングとの間の軸方向の厚さを調整し、軸受とハウジングとの軸芯を合わせ、ロータの回転軸と軸受の軸芯を一致させる。
調整部材は、少なくとも軸受取付部材を装着可能な内径の開口を有し、板厚が直線的に変化する複数の環状の厚さ調整板を重合して構成される。調整部材は板厚が直線的に変化した環状の厚さ調整板で構成されているため、これらの厚さ調整板に互いの周方向の角度をずらせることによって、重合した厚さ調整板の周方向の板厚を調整することができる。
この調整部材の厚さ調整板の板厚を、軸受取付部材とハウジングとの間に軸方向の厚さに合わせて調整することによって、軸受取付部材とハウジングとの軸芯を合わせることができる。複数の環状の厚さ調整板は、厚さ調整板を軸心回りに重合して相対回転させることにより厚さを調節可能とすることができる。
複数の厚さ調整板は、周上に指標を備える構成とすることができ、この指標により複数の厚さ調整板の周方向の位置合わせを行うことで厚さ調整を行うことができる。
指標は、複数の厚さ調整板の周上にそれぞれ所定間隔のピッチで刻設して設けることができる。
また、複数の厚さ調整板は、周上にそれぞれ所定間隔のピッチで穿設され穴を備えることができる。この穴に合わせてネジ止めすることにより複数の厚さ調整板を重合して固定することができる。
厚さ調整板の内形と外形は、それぞれ4角形以上の多角形及び/又は円形のいずれかの組み合わせとすることができる。
本発明によれば、ジャケットを使用しない構成の電動機において、一体加工を行うことなくロータの回転軸と軸受の軸芯を一致させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
図1,2は本発明の電動機の概略を説明するための図である。図1は各構成部分を組み立てる前の状態を示し、図2は各構成部分を組み立てた後の状態を示している。
図1において、電動機1は、回転軸9を有するロータ4と、ロータ4の外周を所定距離離れて環状に覆うステータ5と、ステータ5の少なくとも軸方向端面を保護するハウジング3と、回転軸9を軸支する軸受2と、軸受2をハウジング3に固定するとともに回転軸9の外周面に設置する軸受取付部材7とを備え、さらに、軸受取付部材7とハウジング3との間に軸方向の厚さを調整する調整部材11を備える。
ハウジング3は、ステータ5の軸方向の前方端面を保護する前部ハウジング3Aと、ステータ5の軸方向の後方端面を保護する後部ハウジング3Bを備える。また、軸受2は、回転軸9の前方を軸支する前側軸受2Aと、回転軸9の後方を軸支する後側軸受2Bとを備える。
前側軸受2Aは前部ハウジング3Aに固定され、後側軸受2Bは軸受取付部材7を介して後部ハウジング3Bに固定される。軸受取付部材7の後部ハウジング3Bへの固定は、ネジ8によって行われる。
この軸受取付部材7の後部ハウジング3Bへの取り付けにおいて、軸受取付部材7と後部ハウジング3Bとの間には調整部材11が設けられ、これによって、軸受取付部材7とハウジング3との間の軸方向の厚さを調整する。
調整部材11は複数の環状の厚さ調整板11a,11bからなり、各前記厚さ調整板11a,11bは、少なくとも軸受取付部材7を装着可能な内径の開口を有し、その板厚は直線的に変化しており、厚さ調整板を構成している。
図3は、調整部材11を構成する一つの環状の厚さ調整板(11a,11b)を示している。厚さ調整板(11a,11b)の内径は軸受取付部材7が装着可能な大きさであり、軸受取付部材7の外径とほぼ同寸あるいは大きな寸法とする。
厚さ調整板(11a,11b)の板厚は不均一であり、中心を挟んで一方の端部側をtとし、他方の端部側をt+Δtとして、この間を厚さ調整板の周に沿って直線的に変化させる。なお、“t”及び“Δt”の寸法は、電動機の種類、ステータやハウジングや軸受取付部材の加工精度や取り付け精度等に応じて設定しておくことができる。
この厚さ調整板の構成により、傾いている部材に対してこの厚さ調整板を挟み込んで他方の部材を取り付けることによって、他方の部材は傾くことなく取り付けることができる。ここで、傾きがあるハウジングに対してこの厚さ調整板を挟んで軸受取付部材を取り付けることによってハウジングの傾きを修正し、ハウジングの傾きによって軸受取付部材が傾くことを防ぐことができる。
本発明の調整部材11は、複数の厚さ調整板(11a,11b)を重ねて用いることによって、ハウジングの傾きの程度に合わせて修正を行うことができる。
厚さ調整板(11a,11b)の板厚は前記したように中心を挟んで異なるため、この厚さ調整板を二つの部材間に挟み込み、互いの周方向の角度を変えることにより、二つの部材間が接合する間隔を周方向で変えることができる。この二つの部材間で接合する間隔を周方向で変えることにより、両部材間の相互の傾きを変えることができる。
電動機のステータ5が傾いている場合には、このステータ5に取り付けられたハウジング3も傾くことになる。このハウジングの傾きの程度は電動機によってそれぞれ異なる。そこで、ハウジング3と軸受取付部材7との間に調整部材11を挟み込み、この調整部材を構成する複数の厚さ調整板(11a,11b)を互いに周方向に回転させることによって厚さ調整板の相対角度を変え、これにより軸受取付部材に取り付けられた軸受2の傾きを修正する。
このように、単に厚さ調整板を回転させるだけで、ステータ及びハウジングの傾きの程度に応じた修正を行うことができる。
図1,2において、はじめに調整部材11を用いずに軸受取付部材7によって後側軸受2Bを後部ハウジング3Bに取り付け、ロータ4を回転させる。前側軸受2Aと後側軸受2Bとの軸芯が一致していない場合には、回転軸9は回転に伴って軸中心が振れる。この振れの程度を求める。
次に、求めた振れの程度に合わせて調整部材11の厚さ調整を行う。この厚さ調整は、調整部材11を構成する複数の厚さ調整板(11a,11b)を互いに周方向に回転させる厚さ調整板の相対角度を変えることで行う。厚さ調整板(11a,11b)の板厚は、中心を挟んで直線状に変化しているため、複数の厚さ調整板(11a,11b)を互いに周方向に回転させると、重ね合わせた厚さ調整板の中心を挟む両側の板厚の差が変化する。この板厚の差によって傾きを修正することができる。
ここで、振れの程度と修正に要する板厚の差との関係、板厚の差と複数の厚さ調整板(11a,11b)の重ね合わせの関係(相互の角度関係)、あるいは、振れの程度と複数の厚さ調整板(11a,11b)の重ね合わせの関係(相互の角度関係)を予め求めておき、求めた振れの程度から厚さ調整板(11a,11b)の相互の角度関係を求めて、厚さ調整板(11a,11b)間のずらしの程度を設定する。
設定した調整部材11を後部ハウジング3Bに取り付ける。これにより、調整部材11の軸受取付部材7を取り付ける取り付け面の傾きは修正されることになる。この傾きが修正された軸受取付部材7に調整部材11を取り付けることにより、後側軸受2Bと前側軸受2Aとの軸芯は一致することになる。
図4は、厚さ調整板の厚さ調整を説明するための図である。厚さ調整板11a,11bは、重ね合わせの角度を変えることによって、調整部材11の厚みの差を変更させることができる。図4は、厚さ調整板11a,11bの重ね合わせのずらしの程度を変えることで厚みの差を変更させる例を示している。なお、図4(a)〜(d)では、左方の重ねた厚さ調整板の断面を示し、右方に重ねた厚さ調整板を正面から見た状態において、後方の厚さ調整板をずらして示している。
図4中の黒丸で示す目印12a,12bは厚さ調整板11a,11bの特定の位置を示しており、これを指標として重ね合わせの角度を変えることができる。ここでは、厚さ調整板の最も厚さの薄い部分に目印12a,12bを設けた例を示している。
図4(a)は、2枚の厚さ調整板の角度のずらしがない状態を示している。この場合には、厚さ調整板の最も厚さの薄い部分どうし、及び厚さ調整板の最も厚さの厚い部分どうしを重ねる。このとき、調整部材の厚み最小部の厚さAは2tとなり、調整部材の厚み最大部の厚さBは2t+2Δtとなる。これにより、調整部材の厚みの差B−Aは、2Δtとなる。
図4(b),(c)は、2枚の厚さ調整板を角度θだけずらした状態を示している。この場合には、例えば、目印12aに対して目印12bを角度θだけずらして重ねる。このとき、調整部材の厚み最小部は、目印12aからθ/2の角度位置となり、その厚さAは2t+Δt(1−cos(θ/2))となる。また、調整部材の厚み最大部は、目印12aからθ/2+180°の角度位置となり、その厚さBは2t+Δt(1+cos(θ/2))となる。これにより、調整部材の厚みの差B−Aは、2Δtcos(θ/2)となる。
図4(d)は、2枚の厚さ調整板を角度180°ずらした状態を示している。この場合には、例えば、目印12aに対して目印12bを角度180°ずらして重ねる。このとき、調整部材の厚みの差はない。
図5は、この厚さ調整板の厚さ調整におけるずらし角θと厚みとの関係例を示している。
したがって、この目印12a,12bは厚さ調整板のずらしの指標とすることができ、厚さ調整板に刻設したり印刷することで設けることができる。また、上記した各角度位置は、厚さ調整板11a,11bのそれぞれの目印12a,12を目安として合わせることができる。
図6は、厚さ調整板の例を示す図である。図6に示す例では、調整部材11の一部に切り欠き部12cを設けると共に、周方向に所定間隔でネジ穴13を形成している。切り欠き部12cは前記の目印と同様に指標として用いることができる。また、ネジ穴13は、ハウジングへの取り付けに用いることができる。
厚さ調整板の寸法例としては、例えば、外径が380mm、内径が320mm程度としたとき、最も薄い部分を1mmとし最も厚い部分を1.3mmとする。なお、最も厚い部分は、1.5mm〜1.1mmの範囲とすることもできる。なお、この数値は一例に過ぎず、本発明の厚さ調整板がこの寸法に限定されるものではない。
図7は、図6に示す厚さ調整板を用いた厚さ調整を説明するための図である。図7においても、前記図4と同様に、厚さ調整板11a,11bは重ね合わせの角度を変えることによって、調整部材11の厚みの差を変更させることができる。図4は、厚さ調整板11a,11bの重ね合わせのずらしの程度を変えることで厚みの差を変更させる例を示している。なお、図6(a)は、厚さ調整板のリング形状を表し、図6(b)〜(f)は各角度位置において重ねた厚さ調整板を正面から見た状態を、後方の厚さ調整板をずらして示している。
ここで、図7中の切り欠き部12cは厚さ調整板11a,11bの特定の位置を示す指標とし、この指標として重ね合わせの角度変更を行う。ここでは、厚さ調整板の最も厚さの薄い部分に切り欠き部12cを設けた例を示している。
図7(b)は、2枚の厚さ調整板の角度のずらしがない状態を示している。この場合には、互いの切り欠き部12cどうしを重ねることで角度合わせを行う。このとき、調整部材の厚み最小部の厚さは2.0mmとなり、調整部材の厚み最大部の厚さは2.6mmとなる。これにより、調整部材の厚みの差は、0.6mmとなる。
図7(c)は、2枚の厚さ調整板の角度のずらし角を60°とした状態を示している。この場合には、例えば、切り欠き部12cどうしを角度60°だけずらして重ねる。このとき、調整部材の厚み最小部は、一方の切り欠き部12cから30°の角度位置となり、その厚さは2.04mmとなる。また、調整部材の厚み最大部は、一方の切り欠き部12cから210°の角度位置となり、その厚さは2.56mmとなる。これにより、調整部材の厚みの差は、0.5mmとなる。
図7(d)は、2枚の厚さ調整板の角度のずらし角を90°とした状態を示している。この場合には、例えば、切り欠き部12cどうしを角度90°だけずらして重ねる。このとき、調整部材の厚み最小部は、一方の切り欠き部12cから45°の角度位置となり、その厚さは2.1mmとなる。また、調整部材の厚み最大部は、一方の切り欠き部12cから225°の角度位置となり、その厚さは2.5mmとなる。これにより、調整部材の厚みの差は、0.4mmとなる。
図7(e)は、2枚の厚さ調整板の角度のずらし角を140°とした状態を示している。この場合には、例えば、切り欠き部12cどうしを角度140°だけずらして重ねる。このとき、調整部材の厚み最小部は、一方の切り欠き部12cから70°の角度位置となり、その厚さは2.2mmとなる。また、調整部材の厚み最大部は、一方の切り欠き部12cから250°の角度位置となり、その厚さは2.4mmとなる。これにより、調整部材の厚みの差は、0.2mmとなる。
図7(f)は、2枚の厚さ調整板を角度180°ずらした状態を示している。この場合には、例えば、互いの切り欠き部12cどうしを角度180°ずらして重ねる。このとき、調整部材の厚みの差はない。
上記例のように、切り欠き部12cは厚さ調整板のずらしの指標とすることができる。
図8は、この厚さ調整板の厚さ調整におけるずらし角θと厚みとの関係例を示している。
本発明の厚さ調整板の形状は、その外形形状及び開口部について、円形や四角形以上の多角形の組み合わせとすることができる。
図9は、厚さ調整板の形状例である。図9(a)は外形形状及び開口部ともに円形する例である。また、図9(b)〜図9(f)は外形形状と開口部との形状を円形と多角形の組み合わせとする例である。図9(b)は外形形状を多角形とし開口部を円形する例であり、図9(c)は外形形状を四角形とし開口部を円形する例であり、図9(c)は外形形状を八角形とし開口部を円形する例であり、図9(e)は外形形状と開口部をそれぞれ多角形とする例であり、図9(f)は外形形状を四角形とし開口部を円形する例であって、四角形の各角の部分に切り欠きを設ける例である。また、図9(c),(d)には、各角部分にネジ穴を設けている。
本発明の厚さ調整板は、図4,7で示したように2枚を一組とする厚さ調整板を重ねて厚さ調整を行う構成に限らず、複数の組みの厚さ調整板を重ねることによって厚さ調整を行うこともできる。
図10は、2枚の厚さ調整板を複数組み組み合わせる構成例を説明するための図である。図10では、一方の厚さをtとし他方の厚さをt+Δtとする2枚の厚さ調整板11cの組みと、一方の厚さをuとし他方の厚さをu+Δuとする2枚の厚さ調整板11dの組みの2組の厚さ調整板を重ね合わせた例を示している。
ここで、組み合わせる厚さ調整板の厚さの変化幅を異ならせることにより、厚さ調整の範囲を変えることができる。例えば、Δu<Δtとすることにより、厚さ調整板11dによって広い範囲の調整を行い、厚さ調整板11cによって微調整を行うことができ、これらを組み合わせることで、広い範囲の調整と微調整の両調整を行うことができる。
本発明の電動機の概略を説明するための図である。 本発明の電動機の概略を説明するための図である。 本発明の調整部材を構成する環状の厚さ調整板を説明するための図である。 本発明の厚さ調整板の厚さ調整を説明するための図である。 本発明の厚さ調整板の厚さ調整におけるずらし角θと厚みとの関係例を示す。 本発明の厚さ調整板の例を示す図である。 本発明の厚さ調整板を用いた厚さ調整を説明するための図である。 本発明の厚さ調整板の厚さ調整におけるずらし角θと厚みとの関係例を示す。 本発明の厚さ調整板の形状例の図である。 本発明の2枚の厚さ調整板を複数組み組み合わせる構成例を説明するための図である。 一般的な電動機の概略を説明するための図である。 ジャケットを用いない電動機の構成例を説明するための図である。 ジャケットを用いない電動機の構成例を説明するための図である。 一体加工を説明するための図である。 電動機のステータ部分に傾きがある場合を説明するための図である。 電動機のステータ部分に傾きがある場合を説明するための図である。 一体加工を行わない場合の状態を示す図である。 一体加工を行わない場合の状態を示す図である。
符号の説明
1 電動機
2 軸受
2A 前側軸受
2B 後側軸受
3 ハウジング
3A 前部ハウジング
3B 後部ハウジング
4 ロータ
5 ステータ
7 軸受取付部材
8 ネジ
9 回転軸
11 調整部材
11a,11b 厚さ調整板
12a,12b 目印
12c 切り欠き部
101 電動機
102 軸受
102A 前側軸受
102B 後側軸受
103 ハウジング
103A 前部ハウジング
103B 後部ハウジング
104 ロータ
105 ステータ
106 ジャケット
107 軸受取付部材(ベアリングホルダ)
108 ネジ
109 回転軸

Claims (5)

  1. 回転軸を有するロータと、当該ロータの外周を所定距離離れて環状に覆うステータと、当該ステータの少なくとも軸方向端面を保護するハウジングと、前記回転軸を軸支する軸受と、当該軸受を前記ハウジングに固定するとともに前記回転軸の外周面に設置する軸受取付部材とを具備する電動機において、
    前記軸受取付部材と前記ハウジングとの間に軸方向の厚さを調整する調整部材を装着させ
    前記調整部材は、少なくとも前記軸受取付部材を装着可能な内径の開口を有し、板厚が直線的に変化する複数の環状の厚さ調整板を重合して構成されており、
    前記複数の厚さ調整板を該厚さ調整板の軸心回りに相対回転させることにより、該複数の厚さ調整板の周方向の厚さを調節可能としたことを特徴とする電動機。
  2. 前記複数の厚さ調整板は、周上に少なくとも一つの指標を備え、
    前記指標により複数の厚さ調整板の周方向の位置合わせを行うことで厚さ調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 前記指標は、厚さ調整板の周上に所定間隔のピッチで刻設されることを特徴とする請求項2に記載の電動機。
  4. 前記複数の厚さ調整板は、周上にそれぞれ所定間隔のピッチで穿設された穴を備え、
    前記穴に合わせてネジ止めすることにより前記複数の厚さ調整板を重合し固定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかの請求項に記載の電動機。
  5. 前記厚さ調整板の内形と外形は、それぞれ4角形以上の多角形及び/又は円形のいずれかの組み合わせとしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかの請求項に記載の電動機。
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