JP2003189531A - 回転電機および回転電機の製造方法 - Google Patents

回転電機および回転電機の製造方法

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JP2003189531A
JP2003189531A JP2001376955A JP2001376955A JP2003189531A JP 2003189531 A JP2003189531 A JP 2003189531A JP 2001376955 A JP2001376955 A JP 2001376955A JP 2001376955 A JP2001376955 A JP 2001376955A JP 2003189531 A JP2003189531 A JP 2003189531A
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Fumio Owada
文男 大和田
Tatsuya Matsunaga
達也 松永
Akihiro Suzuki
明博 鈴木
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、回転軸の軸芯と軸受の軸芯
とに生じた芯ずれを簡単に修正することができ、生産効
率を向上することができる回転電機を提供することにあ
る。 【解決手段】 本発明は、回転軸41が配設された電機
子40と、この電機子40が収容されたモータケース3
0と、回転軸41を軸承する軸受51と、モータケース
30に配設されると共に軸受51を保持する軸受保持部
53を有する軸受カバー50と、を備えた回転電機10
に関する。この回転電機10において、軸受保持部53
は、軸受カバー50の中央から偏芯した位置に配設され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機および回
転電機の製造方法に係り、特に、回転軸の軸芯と軸受の
軸芯との芯ずれを修正するための構造を備えた回転電機
および回転電機の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型の回転電機としては、ヨーク
ハウジングの内側に電機子が収容され、ヨークハウジン
グの開口部分に、エンドフレームが固着されているもの
がある。このような回転電機において、電機子に形成さ
れた回転軸は、エンドフレームに配設された軸受と、ヨ
ークハウジングに配設された軸受とによって回転可能に
支持されている。
【0003】ところが、ヨークハウジングにエンドフレ
ームを組付けた際に組付け誤差が生じ易く、このような
組付け誤差が生じた場合、回転軸の軸芯と軸受の軸芯と
に芯ずれが生じてしまうため、電機子の回転特性が低下
し、回転ムラや騒音が発生する。
【0004】そこで、一般的に、ヨークハウジング又は
エンドフレームの軸受支持部をハンマ等で叩くことで、
回転軸の軸芯と軸受の軸芯との芯ずれを修正する方法が
採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記修
正方法では、軸受支持部をハンマ等で叩くため、ヨーク
ハウジングとエンドフレームの取付剛性が低下したり、
製品外観が損なわれたりすることがあるという問題があ
った。
【0006】また、軸受支持部をハンマ等で叩いても、
回転軸の軸芯と軸受の軸芯との芯ずれを修正することは
困難な場合が多く、結果として生産性に劣る原因とな
り、製造コストの増加を招来するという問題があった。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、回転軸の軸芯と軸受の軸芯とに生じた芯ずれ
を簡単に修正することができ、生産効率を向上すること
ができる回転電機および回転電機の製造方法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明に係
る回転電機によれば、回転軸が配設された電機子と、該
電機子が収容されたモータケースと、前記回転軸を軸承
する軸受と、前記モータケースに配設されると共に前記
軸受を保持する軸受保持部を有する軸受カバーと、を備
えた回転電機において、前記軸受保持部は、前記軸受カ
バーの中央から偏芯した位置に配設されていること、に
より解決される。
【0009】このように、軸受を保持する軸受保持部が
軸受カバーの中央から偏芯した位置に配設されている
と、組付け時に回転軸の軸芯と軸受の軸芯とに芯ずれが
生じていても、軸受と一体にされた軸受カバーを、モー
タケースの中心軸線を基準軸として所定の回転角度に調
整することにより、回転軸の軸芯と軸受保持部に保持さ
れた軸受の軸芯を一致させることができるので、回転軸
の軸芯と軸受の軸芯とに生じた芯ずれを修正することが
できる。
【0010】また、軸受カバーをモータケースの中心軸
線を基準軸として所定の回転角度に調整するだけで回転
軸の軸芯と軸受の軸芯とに生じた芯ずれを修正すること
ができるので、芯ずれ修正作業を簡素化でき、生産効率
を向上することができる。
【0011】また、前記軸受カバーは、前記軸受保持部
から外周方向に延設されたフランジ部を備えると好適で
ある。このように軸受カバーが軸受保持部から外周方向
に延設されたフランジ部を備えると、フランジ部をモー
タケースに形成された係合凹部に挿入することでエンド
フレームに軸受カバーを仮組付けすることができる。
【0012】そして、フランジ部が係合凹部に係合して
いることにより、軸受カバーをモータケースの中心軸線
を基準軸として所定の回転角度に調整する際に、軸受カ
バーがモータケースから外れてしまうことや、径方向に
移動してしまうことを防止することができるので、回転
軸の軸芯と軸受の軸芯とに生じた芯ずれの修正作業を確
実に行うことができる。
【0013】また、前記軸受カバーは、前記モータケー
スへの仮組付け時に、前記モータケースに対して前記軸
受と一体に回動するように形成されていると好適であ
る。
【0014】このように、軸受カバーをモータケースに
仮組付けする時に、軸受カバーがモータモータケースに
対して軸受と一体に回動するように形成されていると、
軸受カバーをモータケースに完全に固着させる前の仮組
付け段階において、軸受カバーをモータケースの中心軸
線を基準軸として所定の回転角度に調整することができ
るので、軸受カバーをモータケースに固着した後の芯ず
れ修正作業を不要とすることができ、生産効率を向上す
ることができる。
【0015】また、前記課題は、本発明に係る回転電機
の製造方法によれば、回転軸を有する電機子と、モータ
ケースと、軸受が保持された軸受保持部を有する軸受カ
バーと、を備え、前記軸受保持部が前記軸受カバーの中
央から偏芯した位置に配設された回転電機のための製造
方法であって、前記電機子を前記モータケース内に収容
すると共に前記軸受カバーを前記モータケースに対して
前記軸受と一体に回動するように仮組付けをするモータ
ケース仮組立工程と、前記軸受カバーを前記モータケー
スに対して所定の回転角度に調整することにより前記回
転軸の軸芯と前記軸受の軸芯との芯ずれを修正する芯ず
れ修正工程と、該芯ずれ修正工程において所定の回転角
度に調整された前記軸受カバーを前記モータケースに固
着する軸受カバー固着工程と、を備えてなること、によ
り解決される。
【0016】このように、回転電機の製造方法が上記各
工程を備えていると、軸受カバーをモータケースに完全
に固着させる前の仮組付け段階において、軸受カバーを
モータケースに対して所定の回転角度に調整することが
できるので、回転軸の軸芯と軸受カバーに保持された軸
受の軸芯との芯ずれを修正することができる。また、軸
受カバーをモータケースに固着した後に芯ずれ修正作業
を行う必要がないので、生産効率を向上することがで
き、製造コストを低減することができる。
【0017】また、前記芯ずれ修正工程では、より具体
的には、前記電機子を回転させると共に前記回転軸と前
記軸受とに生じる摩擦力により前記軸受カバーを回動さ
せながら前記軸受を調芯し、前記回転軸と前記軸受との
摩擦力が低減したところで前記軸受カバーの回動を停止
させて、前記軸受カバーを所定の回転角度に調整する。
【0018】このように、芯ずれ修正工程において、電
機子を回転させると共に回転軸と軸受とに生じる摩擦力
により軸受カバーを回動させながら軸受を調芯し、回転
軸と軸受との摩擦力が低減したところで軸受カバーの回
動を停止させて、軸受カバーを所定の回転角度に調整す
ると、回転軸と軸受の摩擦力が低く抑えられた状態で、
軸受カバー及び軸受が位置決めされるので、電機子の回
転を滑らかにすることができる。
【0019】また、電機子の回転を滑らかにすることに
より、電機子の回転を安定させることができるので、電
機子の回転ムラや騒音の発生を抑制することができる。
さらに、電機子を回転させるだけで回転軸の軸芯と軸受
の軸芯とに生じた芯ずれを修正することができるので、
芯ずれ修正作業を極めて簡単に行うことができ、生産効
率を向上することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部
材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明
の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論で
ある。
【0021】図1乃至図7は、本発明の一実施形態を示
す図で、図1は、回転電機の断面図、図2は、回転電機
の構成を示す図、図3は、軸受カバーの構成を示す斜視
図、図4は、軸受カバーの構成を示す正面図、図5は、
軸受カバーをエンドフレームに仮組付けした状態を示す
図、図6は、軸受カバーをエンドフレームにかしめ固定
した状態を示す図、図7は、回転電機の製造方法の手順
を示すブロック図である。なお、図1は、図2における
A−A方向から見た断面図であり、図5,図6は、図1
におけるD部の拡大図を示している。
【0022】図1に示す本発明の一実施形態に係る回転
電機10は、例えば、車両用空調装置のファンを回転さ
せるために用いられる回転電機であって、モータケース
としてのヨークハウジング20およびエンドフレーム3
0と、電機子40と、軸受カバー50と、ブラシ装置6
0等から構成されている。
【0023】ヨークハウジング20は、有底の中空扁平
円筒形状に形成されており、電機子40を収容するもの
である。ヨークハウジング20の底部には、凹状の軸受
収容部22が形成されており、この軸受収容部22に
は、回転軸41方向に貫通する内孔21aが形成された
すべり軸受等からなる軸受21が収容されている。な
お、内孔21aには、回転軸41に形成された軸受支持
部41bとの摩擦による摩耗を防止するために、図示し
ないメタルブシュ等が配設されてもよい。
【0024】ヨークハウジング20の筒状本体の内周面
には、断面略扇形状の磁石で形成された複数の固定子2
3が周方向に略等間隔で配設されている。ヨークハウジ
ング20の開口部には、図2に示すように、後述する凸
状嵌合部34が接続できるように切欠かれた凹状嵌合部
24が形成されており、この凹状嵌合部24に凸状嵌合
部34が圧入されることにより、ヨークハウジング20
とエンドフレーム30が一体に組付けられている。
【0025】図1に示すエンドフレーム30は、蓋形状
で形成されており、エンドフレーム30の底部30aで
ブラシ装置60および軸受カバー50を保持するように
構成されている。エンドフレーム30には、底部30a
からヨークハウジング20側に延出する立設部30bが
形成されており、この立設部30bのヨークハウジング
20側端部所定箇所には、図2に示すように、エンドフ
レーム30の半径方向外側に突出し、周方向所定の長さ
に形成された凸状嵌合部34が配設されている。
【0026】図6に示すように、エンドフレーム30の
底部30aには、環状の凸部32が形成されている。凸
部32の内側部分には、軸受カバー50に形成されたフ
ランジ部52が挿入可能な環状の係合凹部31が形成さ
れ、係合凹部31の中央部分には、軸方向に沿って貫通
した孔部35が形成されている。
【0027】エンドフレーム30の凸部32には、孔部
35の開口部に沿って形成された薄肉状の環状壁からな
るかしめ部33が配設されており、このかしめ部33
が、後述する方法により、軸受カバー50に形成された
軸受保持部53にかしめられることで、エンドフレーム
30と軸受カバー50が一体に組付けられている。ま
た、かしめ部33は、軸受保持部53にかしめられる前
には、図5に示すように、軸受保持部53と離間した状
態となっている。
【0028】図1に示す軸受カバー50は、軸受51を
保持するためのもので、図3に示すように、環状のフラ
ンジ部52と、このフランジ部52から突出する円筒状
の軸受保持部53と、を有して形成されている。フラン
ジ部52の軸受保持部53よりも外側部分には、貫通孔
54が形成されており、この貫通孔54に図示しない治
具等を挿入して、軸受カバー50を図1に示すエンドフ
レーム30に組付けたり、軸受カバー50をエンドフレ
ーム30に対して所定の回転角度に調整したりすること
ができるようになっている。
【0029】図4に示すように、軸受保持部53は、軸
受保持部53の中心線100がフランジ部52の中心線
101よりも所定の偏芯量Bだけずれるようにしてフラ
ンジ部52に配置されている。本例では、後述する軸受
51としてすべり軸受を用いているので、偏芯量Bは、
図6に示す軸受51の内孔51aと回転軸41に形成さ
れた軸受支持部41aとの隙間分の長さに設定してい
る。
【0030】図3に示すように、軸受保持部53の中央
部には、軸受カバー50の軸方向に貫通する軸受保持孔
55が形成されている。軸受保持孔55は、図6に示す
軸受51が強固に保持できるように最適寸法で形成され
ており、軸受51は軸受保持孔55によって圧入保持さ
れている。
【0031】軸受51としては、すべり軸受が用いられ
ており、回転軸41と平行な方向に貫通する内孔51a
が形成されている。なお、内孔51aの内周面には、回
転軸41に形成された軸受支持部41aとの摩擦による
摩耗を防止するために、図示しないメタルブシュ等が配
設されてもよい。
【0032】上記の通り、図3に示す軸受カバー50
は、軸受保持部53が軸受カバー50の中央から偏芯し
た位置に配設されているので、図1に示す回転軸41の
軸芯と軸受51の軸芯とに芯ずれが生じていても、軸受
51と一体にされた軸受カバー50を、エンドフレーム
30の中心軸線を基準軸として所定の回転角度に調整す
ることにより、回転軸41の軸芯と軸受51の軸芯を一
致させることができ、回転軸41の軸芯と軸受51の軸
芯とに生じた芯ずれを修正することができる。
【0033】また、軸受カバー50をエンドフレーム3
0の中心軸線を基準軸として所定の回転角度に調整する
だけで回転軸41の軸芯と軸受51の軸芯とに生じた芯
ずれを修正することができるので、芯ずれ修正作業を簡
素化でき、生産効率を向上することができる。
【0034】また、上記のように軸受カバー50にフラ
ンジ部52が備えられているので、フランジ部52をエ
ンドフレーム30に形成された係合凹部31に挿入する
ことでエンドフレーム30に軸受カバー50を仮組付け
することができる。
【0035】そして、フランジ部52が係合凹部31に
係合していることにより、軸受カバー50をエンドフレ
ーム30の中心軸線を基準軸として所定の回転角度に調
整する際に、軸受カバー50がエンドフレーム30から
外れてしまうことや、径方向に移動してしまうことを防
止することができるので、回転軸41の軸芯と軸受51
の軸芯とに生じた芯ずれの修正作業を確実に行うことが
できる。
【0036】また、軸受カバー50に軸受51を保持す
る軸受保持部53が備えられているので、エンドフレー
ム30に形成されたかしめ部33でかしめることがで
き、軸受カバー50をエンドフレーム30に強固に固着
することができる。
【0037】また、図5に示すように、軸受カバー50
をエンドフレーム30に仮組付けする時に、軸受カバー
50がエンドフレーム30に対して軸受51と一体にな
って回動するように形成されているので、軸受カバー5
0をエンドフレーム30に完全に固着させる前の仮組付
け段階において、軸受カバー50をエンドフレーム30
の中心軸線を基準軸として所定の回転角度に調整し、こ
れにより軸受51を適正な位置に位置決めすることがで
きるため、軸受カバー50をエンドフレーム30に固着
した後の芯ずれ修正作業を不要とすることができ、生産
効率を向上することができる。
【0038】図1に示すブラシ装置60は、エンドフレ
ーム30の底部30a内側面に配設されており、基板6
1と、この基板61上に配設されたブラシボックス63
と、ブラシ62と、を有して形成されている。
【0039】ブラシ62は、ブラシボックス63によっ
て摺動可能に保持されると共に、図示しないバネ等によ
って回転軸41側に付勢され、電機子40に配設された
整流子44に押圧摺接されている。
【0040】ブラシ装置60には、図2に示すように、
エンドフレーム30の軸方向外側に突出する給電端子6
4が配設されており、この給電端子64は、図1に示す
ブラシ62に電気的に接続されている。
【0041】電機子40は、棒状体からなる回転軸41
と、薄板金属板を軸方向に積層して形成されたコア42
と、巻線43と、整流子44と、を有して形成されてい
る。回転軸41の中央部分には、コア42が固設され、
回転軸41のブラシ装置60側部分には、整流子44が
配設されている。
【0042】巻線43は、整流子44と電気的に接続さ
れると共に、コア42の所定個所に巻回されており、整
流子44は、ブラシ装置60に保持されたブラシ62に
摺接され、ブラシ62から供給された電流を巻線43に
整流するように構成されている。
【0043】回転軸41のエンドフレーム30側端部分
には、軸受51の内孔51aと所定の隙間を保つように
最適寸法で形成された軸受支持部41aが設けられてお
り、回転軸41のコア42よりも自由端側所定個所に
は、軸受21の内孔21aと所定の隙間を保つように最
適寸法で形成された軸受支持部41bが設けられてい
る。
【0044】そして、軸受支持部41aが軸受51に、
軸受支持部41bが軸受21に、それぞれ軸支されるこ
とによって、電機子40が回転するようになっている。
また、回転電機10は、図示しない外部電源供給装置か
ら図2に示す給電端子64に所定の電圧が印加されるこ
とにより、ブラシ62間に電流が流れて巻線43と固定
子23が界磁し、電機子40が回転するようになってい
る。
【0045】次に、図7を参照しながら、上記構成から
なる回転電機10の製造方法について説明する。
【0046】図7に示すように、本製造方法は、モータ
ケース仮組立工程201と、芯ずれ修正工程202と、
軸受カバー固着工程203と、から構成されている。
【0047】図1に示す回転電機10を製造するために
は、はじめに、図7に示すモータケース仮組立工程20
1において、電機子のヨークハウジングへの組付けを行
う(ステップS1)。
【0048】図1に示す電機子40をヨークハウジング
20に組付けるには、ヨークハウジング20の内周面所
定位置に固定子23を取り付け、軸受収容部22に軸受
21を取り付けた状態で、軸受21の内孔21aに回転
軸41の軸受支持部41bを所定位置まで挿入する。
【0049】次に、軸受カバーのエンドフレームへの仮
組付けを行う(ステップS2)。
【0050】図5に示す軸受カバー50のエンドフレー
ム30への仮組付けを行うには、軸受カバー50の軸受
保持部53をエンドフレーム30のヨークハウジング2
0側開口部から孔部35に挿入し、軸受カバー50のフ
ランジ部52をエンドフレーム30の係合凹部31に係
合する。
【0051】また、軸受カバー50がエンドフレーム3
0から脱落しないようにするために、軸受カバー50が
エンドフレーム30に対して回動可能な範囲で、かしめ
部33を半径方向外側から内側に向けて緩くかしめ、か
しめ部33の内周面の一部を軸受カバー50の軸受保持
部53に当接させる。
【0052】そして、上記のようにして、軸受カバー5
0のエンドフレーム30への仮組付けを行った後、エン
ドフレーム30の底部30aに図1に示すブラシ装置6
0を組付ける。
【0053】次に、エンドフレームとヨークハウジング
の締結を行う(ステップS3)。
【0054】図1に示すヨークハウジング20とエンド
フレーム30を締結するには、ヨークハウジング20に
組付けられた電機子40の軸受支持部41aをエンドフ
レーム30に組付けされた軸受51の内孔51aに挿入
してヨークハウジング20とエンドフレーム30を組み
合わせ、図2に示すエンドフレーム30の凸状嵌合部3
4をヨークハウジング20の凹状嵌合部に圧入する。
【0055】次に、図7に示す芯ずれ修正工程202に
おいて、電機子の回転を行う(ステップS4)。
【0056】図5に示す電機子を回転させるには、図示
しない外部電源供給装置から図2に示す給電端子64に
所定の電圧を印加する。このように、給電端子64に所
定の電圧が印加されると、図1に示すブラシ62間に電
流が流れて巻線43と固定子23が界磁し、電機子40
が回転する。
【0057】次に、軸受カバーの回転角度の調整を行う
(ステップS5)
【0058】図5に示す回転軸41の軸芯と軸受カバー
50に保持されている軸受51の軸芯とに芯ずれが生じ
ている状態で、電機子40を回転させると、回転軸41
の軸受支持部41aと軸受51の内孔51aとの摩擦力
が大きいため、軸受カバー50が回動を開始する。
【0059】そして、回転軸41の軸芯と軸受51の軸
芯がほぼ一致した状態では、回転軸41の軸受支持部4
1aと軸受51の内孔51aとの摩擦力が低減するの
で、軸受カバー50の回動が自然に停止する。
【0060】すなわち、図7に示す芯ずれ修正工程20
2では、図5に示す電機子40を回転させると共に回転
軸41の軸受支持部41aと軸受51の内孔51aとに
生じる摩擦力により軸受カバー50を回動させながら軸
受51を調芯し、回転軸41の軸受支持部41aと軸受
51の内孔51aとの摩擦力が低減したところで軸受カ
バー50の回動を自然に停止させて、軸受カバー50を
所定の回転角度に調整する。
【0061】なお、図2に示すように、回転電機10で
は、上記のように軸受カバー50をエンドフレーム30
に対して所定の回転角度に調整することにより、軸受5
1の中心を通る中心線101とエンドフレーム30の中
心線102との間に偏芯量Cが生じている。
【0062】このように、本製造方法では、軸受カバー
50をエンドフレーム30に対して所定の回転角度に調
整するので、回転軸41と軸受51との摩擦力が低く抑
えられた状態で、軸受カバー50及び軸受51が位置決
めされるため、電機子40の回転を滑らかにすることが
できる。
【0063】また、電機子40の回転を滑らかにするこ
とにより、電機子40の回転を安定させることができる
ので、電機子40の回転ムラや騒音の発生を抑制するこ
とができる。さらに、電機子40を回転させるだけで回
転軸41の軸芯と軸受51の軸芯とに生じた芯ずれを修
正することができるので、芯ずれ修正作業を極めて簡単
に行うことができ、生産効率を向上することができる。
【0064】次に、図7に示す軸受カバー固着工程20
3において、軸受カバーのエンドフレームへのかしめ固
定を行う(ステップS6)。
【0065】図5に示す軸受カバー50のエンドフレー
ム30へのかしめ固定は、上記のように、軸受カバー5
0を所定の回転角度に調整した状態で、図示しないかし
め工具等を用いて、軸受カバー50のかしめ部33を半
径方向外側から内側に強固にかしめ、図6に示すよう
に、かしめ部33の内周面が軸受保持部53の外周面に
密接するようにする。このようにかしめ部33を軸受保
持部53にかしめることで、エンドフレーム30に軸受
カバー50が強固に固定される。
【0066】以上のようにして、回転電機10は一体に
組付けられる。このように、本発明の一実施形態に係る
回転電機10の製造方法では、図7に示すモータケース
仮組立工程201、芯ずれ修正工程202および軸受カ
バー固着工程203の各工程を備えているので、軸受カ
バー50をエンドフレーム30に完全に固着させる前の
仮組付け段階において、軸受カバー50をエンドフレー
ム30に対して所定の回転角度に調整し、これにより軸
受51を適正な位置に位置決めすることができ、回転軸
41の軸芯と軸受カバー50に保持された軸受51の軸
芯との芯ずれを修正することができる。
【0067】また、軸受カバー50をエンドフレーム3
0に固着した後に芯ずれ修正作業を行う必要がないの
で、生産効率を向上することができ、製造コストを低減
することができる。
【0068】上記したように、本実施形態によれば、以
下の効果を奏する。 (イ)本発明の一実施形態に係る回転電機10では、図
3に示すように、軸受保持部53が軸受カバー50の中
央から偏芯した位置に配設されているので、図1に示す
回転軸41の軸芯と軸受51の軸芯とに芯ずれが生じて
いても、軸受51と一体にされた軸受カバー50を、エ
ンドフレーム30の中心軸線を基準軸として所定の回転
角度に調整することにより、回転軸41の軸芯と軸受5
1の軸芯を一致させることができ、回転軸41の軸芯と
軸受51の軸芯とに生じた芯ずれを修正することができ
る。
【0069】また、軸受カバー50をエンドフレーム3
0の中心軸線を基準軸として所定の回転角度に調整する
だけで回転軸41の軸芯と軸受51の軸芯とに生じた芯
ずれを修正することができるので、芯ずれ修正作業を簡
素化でき、生産効率を向上することができる。
【0070】(ロ)本発明の一実施形態に係る回転電機
10では、図6に示すように、軸受カバー50にフラン
ジ部52が備えられているので、フランジ部52をエン
ドフレーム30に形成された係合凹部31に挿入するこ
とでエンドフレーム30に軸受カバー50を仮組付けす
ることができる。
【0071】そして、フランジ部52が係合凹部31に
係合していることにより、軸受カバー50をエンドフレ
ーム30の中心軸線を基準軸として所定の回転角度に調
整する際に、軸受カバー50がエンドフレーム30から
外れてしまうことや、径方向に移動してしまうことを防
止することができるので、回転軸41の軸芯と軸受51
の軸芯とに生じた芯ずれの修正作業を確実に行うことが
できる。
【0072】また、軸受カバー50に軸受51を保持す
る軸受保持部53が備えられているので、エンドフレー
ム30に形成されたかしめ部33でかしめることがで
き、軸受カバー50をエンドフレーム30に強固に固着
することができる。
【0073】(ハ)本発明の一実施形態に係る回転電機
10では、図5に示すように、軸受カバー50をエンド
フレーム30に仮組付けする時に、軸受カバー50がエ
ンドフレーム30に対して軸受51と一体になって回動
するように形成されているので、軸受カバー50をエン
ドフレーム30に完全に固着させる前の仮組付け段階に
おいて、軸受カバー50をエンドフレーム30の中心軸
線を基準軸として所定の回転角度に調整し、これにより
軸受51を適正な位置に位置決めすることができるた
め、軸受カバー50をエンドフレーム30に固着した後
の芯ずれ修正作業を不要とすることができ、生産効率を
向上することができる。
【0074】(ニ)本発明の一実施形態に係る回転電機
10の製造方法では、図7に示すモータケース仮組立工
程201、芯ずれ修正工程202および軸受カバー固着
工程203の各工程を備えているので、図1に示す軸受
カバー50をエンドフレーム30に完全に固着させる前
の仮組付け段階において、軸受カバー50をエンドフレ
ーム30に対して所定の回転角度に調整し、これにより
軸受51を適正な位置に位置決めすることができ、回転
軸41の軸芯と軸受カバー50に保持された軸受51の
軸芯との芯ずれを修正することができる。
【0075】また、軸受カバー50をエンドフレーム3
0に固着した後に芯ずれ修正作業を行う必要がないの
で、生産効率を向上することができ、製造コストを低減
することができる。
【0076】(ホ)本発明の一実施形態に係る回転電機
10の製造方法では、図7に示す芯ずれ修正工程202
において、図5に示す電機子40を回転させると共に回
転軸41の軸受支持部41aと軸受51の内孔51aと
に生じる摩擦力により軸受カバー50を回動させながら
軸受51を調芯し、回転軸41の軸受支持部41aと軸
受51の内孔51aとの摩擦力が低減したところで軸受
カバー50の回動を自然に停止させて、軸受カバー50
を所定の回転角度に調整するので、回転軸41と軸受5
1との摩擦力が低く抑えられた状態で、軸受カバー50
及び軸受51が位置決めされるため、電機子40の回転
を滑らかにすることができる。
【0077】また、電機子40の回転を滑らかにするこ
とにより、電機子40の回転を安定させることができる
ので、電機子40の回転ムラや騒音の発生を抑制するこ
とができる。また、電機子40を回転させるだけで回転
軸41の軸芯と軸受51の軸芯とに生じた芯ずれを修正
することができるので、芯ずれ修正作業を極めて簡単に
行うことができ、生産効率を向上することができる。
【0078】なお、本発明の実施の形態は、以下のよう
に改変することができる。 (1)上記実施形態において、図7に示す芯ずれ修正工
程202では、図5に示す電機子40を回転させると共
に回転軸41の軸受支持部41aと軸受51の内孔51
aとに生じる摩擦力により軸受カバー50を回動させな
がら軸受51を調芯し、回転軸41の軸受支持部41a
と軸受51の内孔51aとの摩擦力が低減したところで
軸受カバー50の回動を自然に停止させて、軸受カバー
50を所定の回転角度に調整していたが、本発明は、こ
れに限定されるものではない。
【0079】例えば、図示しない電流計測器によって、
図1に示す電機子40の回転中におけるブラシ62間に
流れる無負荷電流を測定し、この無負荷電流が、図5に
示す回転軸41の軸受支持部41aと軸受51の内孔5
1aとの摩擦力が最も少なくなったときに最小値になる
という特性を利用して、軸受カバー50の回転角度を調
整してもよい。
【0080】すなわち、無負荷電流を測定しながら電機
子40の回転によって軸受カバー50を回動させ、無負
荷電流が最小値となるところで電機子40を停止させて
軸受カバー50を所定の回転角度に調整してもよい。
【0081】また、貫通孔54に挿入可能なピンを備え
た回転角度調整治具を製作し、この回転角度調整治具を
用いて、電機子40の回転中における無負荷電流が最小
値となるように、軸受カバー50を所定の回転角度に調
整してもよい。
【0082】(2)上記実施形態において、図7に示す
芯ずれ修正工程202では、図示しない外部電源供給装
置から図2に示す給電端子64に所定の電圧を印加する
ことで電機子40を回転させていたが、本発明は、これ
に限定されるものではない。
【0083】例えば、図1に示す回転軸41の自由端側
に外部電機子回転装置を接続し、この外部電機子回転装
置を稼動することで、電機子40を回転させてもよい。
【0084】(3)上記実施形態において、図2に示す
ヨークハウジング20に形成された凹状嵌合部24にエ
ンドフレーム30の凸状嵌合部34が圧入されることに
より、ヨークハウジング20とエンドフレーム30が一
体に組付けられていたが、本発明は、これに限定される
ものではない。
【0085】例えば、ヨークハウジング20とエンドフ
レーム30とをボルト締めにより一体に組付けられるよ
うな構成としてもよい。また、ヨークハウジング20に
エンドフレーム30を密着接合した状態で、周知のかし
め工具によりかしめ固定されるような構成としてもよ
い。
【0086】また、かしめ固定する際に、かしめ工具に
よってヨークハウジング20の一部が切り出されて爪状
体が形成されると共に、この爪状体がエンドフレーム3
0にかしめられるという所謂切り出しかしめ固定される
ような構成としてもよい。
【0087】(4)上記実施形態において、図1に示す
軸受21および軸受51としては、すべり軸受を用いた
が、本発明は、これに限定されるものではない。
【0088】例えば、軸受21もしくは軸受51として
は、転がり軸受等が用いられてもよい。また、図4に示
す軸受保持部53のフランジ部52に対する偏芯量B
は、図6に示す軸受51の内孔51aと回転軸41に形
成された軸受支持部41aとの隙間分の長さに限定され
ず、回転電機10の各構成部材の寸法公差、組立公差、
幾何公差等に基づいて定めてもよい。
【0089】(5)上記実施形態において、図1に示す
回転電機10は、ブラシ62を備えた所謂ブラシ付きD
Cモータで構成したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、ブラシレスDCモータやACモータ等であ
ってもよい。
【0090】(6)上記実施形態において、回転電機1
0は、エンドフレーム30のみが軸受カバー50を備え
る構成としたが、本発明は、これに限定されるものでは
なく、ヨークハウジング20も、エンドフレーム30の
ように、軸受カバー50と同様な軸受カバーを備え、回
転軸41と軸受21の芯ずれを修正することができるよ
うに構成されてもよい。
【0091】(7)上記実施形態において、エンドフレ
ーム30は樹脂で構成されてもよい。このようにエンド
フレーム30を樹脂で構成した場合、エンドフレーム3
0のかしめ部33を軸受カバー50の軸受保持部53に
熱かしめをすることによって、軸受カバー50をエンド
フレーム30に固着することができる。
【0092】上記各実施形態から把握できる請求項以外
の技術的思想を以下に記載する。前記芯ずれ修正工程に
おいて、前記電機子は、所定の駆動電圧を印加されるこ
とによって回転していることを特徴とする請求項5に記
載の回転電機。
【0093】このように、所定の駆動電圧を印加するこ
とによって電機子を回転させることで、製造過程におい
て回転電機の回転動作検査を合わせて行うことができる
ので、製造後の検査工程を省くことができ、生産効率を
向上することができる。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の回転電機
によれば、軸受を保持する軸受保持部が軸受カバーの中
央から偏芯した位置に配設されているので、回転軸の軸
芯と軸受の軸芯とに芯ずれが生じていても、軸受と一体
にされた軸受カバーを、モータケースの中心軸線を基準
軸として所定の回転角度に調整することにより、回転軸
の軸芯と軸受保持部に保持された軸受の軸芯を一致させ
ることができ、回転軸の軸芯と軸受の軸芯とに生じた芯
ずれを修正することができる。
【0095】また、本発明の回転電機の製造方法によれ
ば、軸受カバーをモータケースの中心軸線を基準軸とし
て所定の回転角度に調整するだけで回転軸の軸芯と軸受
の軸芯との芯ずれを修正することができるので、芯ずれ
修正作業を簡素化でき、生産効率を向上することがで
き、ひいては、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る回転電機の断面図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態に係る回転電機の構成を示
す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る軸受カバーの構成を
示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る軸受カバーの構成を
示す正面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る軸受カバーをエンド
フレームに仮組付けした状態を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る軸受カバーをエンド
フレームにかしめ固定した状態を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る回転電機の製造方法
の手順を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 回転電機、20 ヨークハウジング、21 軸
受、21a 内孔、22軸受収容部、23 固定子、2
4 凹状嵌合部、30 エンドフレーム、30a底部、
30b 立設部、31 係合凹部、32 凸部、33
かしめ部、34凸状嵌合部、35 孔部、40 電機
子、41 回転軸、41a,41b 軸受支持部、42
コア、43 巻線、44 整流子、50 軸受カバ
ー、51軸受、51a 内孔、52 フランジ部、53
軸受保持部、54 貫通孔、55 軸受保持孔、60
ブラシ装置、61 基板、62 ブラシ、63 ブラ
シボックス、64 給電端子、100,101,102
中心線、201 モータケース仮組立工程、202
芯ずれ修正工程、203 軸受カバー固着工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 明博 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 Fターム(参考) 5H605 AA05 AA08 BB05 BB09 CC02 CC04 EB06 EB17 EB37 GG03 5H615 AA01 BB01 BB04 BB14 PP25 PP28 SS15 SS55

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸が配設された電機子と、該電機子
    が収容されたモータケースと、前記回転軸を軸承する軸
    受と、前記モータケースに配設されると共に前記軸受を
    保持する軸受保持部を有する軸受カバーと、を備えた回
    転電機において、 前記軸受保持部は、前記軸受カバーの中央から偏芯した
    位置に配設されていることを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 前記軸受カバーは、前記軸受保持部から
    外周方向に延設されたフランジ部を備えることを特徴と
    する請求項1に記載の回転電機。
  3. 【請求項3】 前記軸受カバーは、前記モータケースへ
    の仮組付け時に、前記モータケースに対して前記軸受と
    一体に回動するように形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の回転電機。
  4. 【請求項4】 回転軸を有する電機子と、モータケース
    と、軸受が保持された軸受保持部を有する軸受カバー
    と、を備え、前記軸受保持部が前記軸受カバーの中央か
    ら偏芯した位置に配設された回転電機のための製造方法
    であって、 前記電機子を前記モータケース内に収容すると共に前記
    軸受カバーを前記モータケースに対して前記軸受と一体
    に回動するように仮組付けをするモータケース仮組立工
    程と、 前記軸受カバーを前記モータケースに対して所定の回転
    角度に調整することにより前記回転軸の軸芯と前記軸受
    の軸芯との芯ずれを修正する芯ずれ修正工程と、 該芯ずれ修正工程において所定の回転角度に調整された
    前記軸受カバーを前記モータケースに固着する軸受カバ
    ー固着工程と、を備えてなることを特徴とする回転電機
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記芯ずれ修正工程では、前記電機子を
    回転させると共に前記回転軸と前記軸受とに生じる摩擦
    力により前記軸受カバーを回動させながら前記軸受を調
    芯し、 前記回転軸と前記軸受との摩擦力が低減したところで前
    記軸受カバーの回動を停止させて、前記軸受カバーを所
    定の回転角度に調整することを特徴とする請求項4に記
    載の回転電機の製造方法。
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