JP2018161940A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動パワーステアリング装置において、モータのロータの偏心方向と、ステータの内径寸法の関係を調整できるようにする。【解決手段】電動パワーステアリング装置10は、ウォームホイール28と、ウォーム30と、モータ24と、ウォーム30を収容して保持するウォーム収容部36とを有する。モータ24は、ロータ48と、ステータ50と、ステータ50を保持するモータハウジング62と、前方モータ軸受80を保持し、モータハウジング62と別体の前方軸受プレート76と、を有する。モータハウジング62は、ウォーム収容部36に対して、モータ軸線周りの複数の向きで結合可能である。前方軸受プレート76は、モータハウジング62とウォーム収容部36に挟持されて固定され、モータハウジング62とウォーム収容部36に対して、モータ軸線周りの任意の向きで固定可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車の電動パワーステアリング装置に関し、特にその構造に関する。
自動車のステアリング装置において、運転者の操舵力をモータのトルクにより補助する電動パワーステアリング装置が知られている(例えば、下記特許文献1)。下記特許文献1に示された装置において、ステアリングシャフト(3)上にウォームホイール(25)が設けられ、ウォームホイール(25)と噛み合うウォーム(26)をモータ(21)で駆動することによって操舵力の補助が行われる。ウォーム(26)とウォームホイール(25)の間のがたであるバックラッシュを詰めるために、ウォーム(26)はウォームホイール(25)に向けて付勢されている。なお、( )内の符号は、下記特許文献1で用いられたものであり、本願の実施形態の説明で用いられる符号とは関連しない。
特開2010−100129号公報
ウォームに加わる付勢力によってモータのロータが偏心する場合がある。また、モータのステータの内径寸法は、製作時の誤差等により均一ではない。
電動パワーステアリング装置において、ロータの偏心方向と、ステータの内径寸法の関係を調整できる構造が望まれている。
本発明の電動パワーステアリング装置は、ウォームホイールと、ウォームホイールと噛み合うウォームと、ウォームを回転駆動するモータと、ウォームを収容し、保持するウォーム収容部と、を有する。モータは、ウォームに結合されたロータと、ロータを囲むように配置されたステータと、ステータを保持するモータハウジングと、ロータをウォーム側の端部で支持する前方モータ軸受を保持し、モータハウジングと別体の前方軸受プレートと、を有する。モータハウジングは、ウォーム収容部に対して、モータ軸線周りの複数の向きで結合可能である。また、前方軸受プレートは、モータハウジングとウォーム収容部に挟持されて固定され、モータハウジングとウォーム収容部に対してモータ軸線周りの任意の向きで固定可能である。
モータハウジングが、ウォーム収容部に対して、モータ軸線周りの複数の向きで結合可能であるので、モータハウジングが保持するステータのウォーム収容部に対する向きを調整することができる。また、前方軸受プレートがモータ軸線周りの任意の向きで固定され得るので、前方軸受プレートのウォーム収容部に対する向きを調整することができる。
また、ウォーム収容部と前方軸受プレートの接合部と、モータハウジングと前方軸受プレートの接合部との少なくとも一方を互いに嵌まり合うテーパ形状とすることができる。
さらに、モータハウジングが、ステータの内径が最も小さくなる方向がウォームホイールの軸線に沿う方向に最も近くなるようにウォーム収容部と結合されようにすることができる。
さらにまた、前方軸受プレートは、軸受を保持する部分の中心線が、モータの軸線の延びる方向とウォームホイールの軸線の延びる方向のそれぞれに直交する方向にずれるよう固定されるようにすることができる。
モータハウジングが保持するステータと、ロータを支持する軸受を保持する軸受プレートのそれぞれのウォーム収容部に対するモータ軸線周りの向きを調整することができるので、ステータ内径寸法とロータの偏心方向の関係を調整することができる。
電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 アシストユニットの要部構造を示す一部断面斜視図である。 ウォームギアハウジング32とモータハウジング62の結合部分の詳細を示す断面図である。 モータの軸線直交断面を示す図である。 モータのロータの偏心の方向および量とトルク変動の関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。図1は、電動パワーステアリング装置10の概略構成を示す模式図である。ステアリングホイール12はステアリングシャフト14を介してステアリングギア16に接続される。ステアリングギア16は、タイロッド18を介して操舵車輪20に接続されている。ステアリングホイール12が操作されると、タイロッド18が進退し、操舵車輪20の向きが変わる。ステアリングシャフト14には、操舵力を補助するアシストユニット22が設けられている。アシストユニット22は、モータ24とモータ24の駆動力をステアリングシャフト14に伝達するウォームギア26を含む。ウォームギア26は、ステアリングシャフト14に固定されたウォームホイール28と、モータ24の出力軸と結合され、ウォームホイール28と噛み合うウォーム30を含む。
図2は、アシストユニット22の概略構成を示す一部を破断した斜視図である。ウォームホイール28とウォーム30はウォームギアハウジング32内に収容されている。ウォームギアハウジング32は、ウォームホイール28を収容するホイール収容部34と、ウォーム30を収容するウォーム収容部36を有する。ホイール収容部34とウォーム収容部36は一体に設けられてもよく、別体とされてもよい。
ウォーム収容部36は、ウォーム30の両端部を支持するウォーム軸受38,40を保持する円筒部42と、円筒部42の一端に接続して設けられ、モータ24に向けて円錐状に広がる円錐部44を有する。ウォーム軸受38,40は、ウォーム30とウォームホイール28の噛み合い位置を挟むようにして配置され、ウォーム30の両端部を支持する。モータ24に近い側のウォーム軸受38を第1ウォーム軸受38、遠い側のウォーム軸受40を第2ウォーム軸受40と記す。ウォーム30は、第1および第2ウォーム軸受38,40を介してウォーム収容部36に保持される。第2ウォーム軸受40の外径とウォーム収容部36の内径との間には隙間が形成されており、この隙間に付勢部材46が挿入されている。付勢部材46は、第2ウォーム軸受40を図中において下向きに付勢しており、これによりウォーム30がその左端においてウォームホイール28に向けて付勢されている。この付勢により、ウォーム30とウォームホイール28の歯は両歯面で接触し、バックラッシュ、つまりがたが詰められている。これにより、ウォームの回転の向きが反転したときにも、直ちに、つまりがた区間なく操舵力の補助を行うことができる。
モータ24は、略円柱形状のロータ48と、ロータ48を取り囲むように配置される略円筒形状のステータ50を有する。ロータ48の外周には、10個の永久磁石51(図4参照)が周方向に配列されている。また、ロータ48は、モータ24の出力軸となるロータ軸52を有している。ステータ50は、ステータコア54とコイル56を有する。ステータコア54は、円筒形状のヨーク58と、各々がヨーク58の内周面から径方向内側に延び、周方向に配列されている12個のティース60(図4参照)を有する。コイル56は、各ティース60に装着されている。この例のように、ティースの数と、永久磁石の数が異なるモータは、分数スロットモータと呼ばれている。なお、スロットとは、ティース間の空間部分であり、スロットの数はティースの数と同じである。ロータ48の永久磁石の数と、ステータ50のティース60の数(スロットの数)は、上記に限られない。
モータ24は、モータハウジング62に収容されている。モータハウジング62は、概略円筒形のモータハウジング本体64と、モータハウジング本体64の両端にそれぞれ設けられた前方フランジ66および後方フランジ68を含む。モータハウジング本体64の内側にステータ50が固定され、一体となっている。モータハウジング本体64の中心軸線をモータ軸線と記す。前方フランジ66は、ウォームギアハウジング32の円錐部44の開放端に設けられた円錐部フランジ70に、ボルト等の締結部材72を用いて結合される。モータハウジング62の前方、つまりウォーム30側には、更に嵌合部74が設けられる。嵌合部74には、前方軸受プレート76が嵌合されている。前方軸受プレート76は、概略円環形状を有し、円環外周縁には、モータハウジング62の嵌合部74と嵌合する外周筒部78が設けられ、円環内周縁には前方モータ軸受80を保持する内周筒部82を有する。外周筒部78の端縁には、径方向外側に外周フランジ83が設けられている。前方軸受プレート76は、モータハウジング62に対してモータ軸線周りの任意の向きで配置可能である。
モータハウジング62の前方部分が前方軸受プレート76と共にウォームギアハウジング32の円錐部44の開口に嵌まり込み、モータ24とウォームギアハウジング32が結合される。
モータハウジング本体64の後端には、後方軸受プレート84が、後方軸受プレートホルダ86によって保持されている。後方軸受プレートホルダ86は、概略円環形状であり、略円筒形状の保持部88と、保持部88の端縁の径方向外側に設けられた装着フランジ90を有する。装着フランジ90は、モータハウジング62の後方フランジ68にボルト等の締結部材92を用いて結合されている。保持部88は、装着フランジ90から前方に向けて延び、後方軸受プレート84を保持する。後方軸受プレート84は、概略円環形状を有し、円環外周縁には、後方軸受プレートホルダ86の保持部88と接合する外周筒部94が設けられ、円環内周縁には後方モータ軸受96を保持する内周筒部98を有する。後方モータ軸受96は、前方モータ軸受80と共にロータ軸52を回転可能に支持する。外周筒部94の端縁には、径方向外側に外周フランジ97が設けられている。後方軸受プレート84は、モータハウジング62に対してモータ軸線周りの任意の向きで配置可能である。
ウォーム30とロータ軸52は、軸継手100を介して結合されている。前述のように、ウォーム30は、付勢部材46によりウォームホイール28に向けて付勢されており、この付勢力によってウォーム30の軸線は、ロータ軸52の軸線に対して傾く。軸継手100はこの傾きを許容するように構成される。
図3は、ウォームギアハウジング32のウォーム収容部36とモータハウジング62の結合部の拡大断面図である。モータハウジング62の嵌合部74の外周面は、前方(図3において左方)に向かって径が小さくなるテーパ面となっている。ウォームギアハウジング32の円錐部44の、嵌合部74を囲むように位置する結合端部102の内周面も前方に向かって径が小さくなるテーパ面となっている。これら2つのテーパ面に挟まれる前方軸受プレート76の外周筒部78の内周面および外周面も前方に向かって径が小さくなるテーパ面となっている。テーパ形状によって、ウォーム収容部36、モータハウジング62および前方軸受プレート76の組み付けに伴うそれぞれの中心軸線のずれ(心ずれ)を抑えることができる。前方軸受プレート76の外周フランジ83が、ウォーム収容部36の円錐部フランジ70とモータハウジング62の前方フランジ66に挟持され、また外周筒部78が結合端部102の嵌合部74に挟持されて、前方軸受プレート76が固定される。テーパ面は、嵌合部74と外周筒部78、または結合端部102と外周筒部78の一方の組にのみ設けるようにもできる。この場合、前方軸受プレート76は、主に、円錐部フランジ70と前方フランジ66に挟持されて固定される。また、前方軸受プレート76に外周フランジ83を設けず、外周筒部78のみがモータハウジング62とウォームギアハウジング32に挟持されて固定されてもよい。
円錐部フランジ70と前方フランジ66を結合する締結部材72は、図示する例では互いにねじ結合するボルトとナットである。ボルトとナットを締めることによって円錐部フランジ70と前方フランジ66の間隔を狭めて、前方軸受プレート76を挟持し固定する。締結部材72は上記に限らず、例えば、円錐部フランジ70と前方フランジ66の一方に設けられたねじ孔と、これにねじ結合するボルトとすることもできる。締結部材72による締結箇所は、周方向に複数箇所、例えば10箇所に等間隔で配置される。
後方軸受プレート84も前方軸受プレート76と同様の手法でモータハウジング62に装着される。モータハウジング本体64の後方フランジ68近傍の内周面には、前方に向けて径が小さくなるテーパ面が形成されている。また、後方軸受プレートホルダ86の保持部の外周面にも前方に向けて径が小さくなるテーパ面が形成されている。これら2つのテーパ面に挟まれる後方軸受プレート84の外周筒部94の内周面および外周面も前方に向かって径が小さくなるテーパ面となっている。テーパ形状によって、モータハウジング62と後方軸受プレート84の組み付けに伴う中心軸線のずれ(心ずれ)を抑えることができる。後方軸受プレート84の外周フランジ97が、モータハウジング62の後方フランジ68と後方軸受プレートホルダ86の装着フランジ90に挟持され、また外周筒部94がモータハウジング本体64の後端部と保持部88に挟持されて、後方軸受プレート84が固定される。テーパ面は、保持部88と外周筒部94、またはモータハウジング本体64の後端部と外周筒部94の一方の組にのみ設けるようにもできる。この場合、後方軸受プレート84は、主に、後方フランジ68と装着フランジ90に挟持されて固定される。また、後方軸受プレート84に外周フランジ97を設けず、外周筒部94のみがモータハウジング62と後方軸受プレートホルダ86に挟持されて固定されてもよい。後方フランジ68と装着フランジ90を結合する締結部材92は、前方軸受プレート76を固定するための締結部材72と同様の構成とすることができ、その説明は省略する。
図4は、モータ24の軸線直交断面を示す図であり、ロータ48がステータ50に対して偏心している状態を示している。偏心を強調するために、ロータ48は、実際よりステータ50に対して小さく描かれている。モータハウジング62の中心軸線(モータ軸線)がOSで表され、ロータ48の中心軸線がORで表されている。偏心量εは、中心軸線OS,OR間の距離である。製作誤差のために、ステータ50の内径には、ばらつきが生じる。ステータ50の内径、すなわち中心軸線OSとティース60の距離が最も小さい方向(以下、「最小内径方向」と記す。)を基準(0°)として、反時計回りに角度θをとる。
図5は、電動パワーステアリング装置10のトルク変動を示す図である。180〜360°の範囲は繰り返しとなるので省略する。10極12スロットの分数スロットモータにおいては、10次成分の変動が支配的になる。横軸は、ステータ50の最小内径方向を基準とした偏心方向(θ)であり、縦軸は、トルク変動の10次成分の最大振幅である。偏心量εが大きい場合も小さい場合も、偏心方向θが90°の近傍で、トルク変動が小さくなることが分かる。
前述のように、ウォーム30は、付勢部材46によってモータ24とは反対側の端をウォームホイール28に向けて付勢されているため、モータ24側の端は、逆にウォームホイール28から離れる方向に動く。よって、軸継手100を介してロータ軸52およびロータ48もウォームホイール28から離れる方向に動く。この方向は、図2において、eVで示す方向における正の向きであり、モータ軸線と、ウォームホイール28の回転中心軸線のそれぞれに直交する方向である。したがって、電動パワーステアリング装置10においては、ロータ48は、ウォームホイール28から離れる向きに偏心する傾向がある。
前述のように、ステータ50の最小内径方向とロータの偏心の方向の関係によって、トルク変動が変化する。ロータ48の偏心方向は、ウォームホイール28から離れる方向となる傾向がある。一方、ステータ50の内径寸法は製作誤差で生じるものであるから、内径が最小となる方向は、一意に定まらない。そこで、ステータ50をモータの軸線周りに回転させることができるようにし、ステータ50の内径が最小となる方向と、ロータ48の偏心方向の関係を調節可能とする。この調節によって、トルク変動を抑えることができる可能性がある。
ロータ48の偏心方向は、前述の付勢部材46の作用に加え、モータ軸受、特に前方モータ軸受80のモータ軸線に直交する平面内の位置によっても影響を受ける。前方モータ軸受80の位置は、前方軸受プレート76の寸法精度、特にモータハウジング62に嵌合される外周筒部78に対する前方モータ軸受80を保持する内周筒部82の中心線の位置(心ずれ)に影響を受ける。前方軸受プレート76を、モータ軸線周りに回動させることで、前方軸受プレート76の心ずれに起因する偏心の方向を調節することができる。前方モータ軸受80の偏心の方向を、ウォーム30を付勢することにより生じる偏心の方向にそろえ、これと、ステータ50の内径が最小となる方向の関係を調節することで、トルク変動を抑えることができる可能性がある。
前述のように、偏心方向θを90°近傍とすることでトルク変動が小さくなる。まず、前方モータ軸受80の偏心方向を、ウォーム30の付勢により生じる偏心の方向(eV)にそろえる。方向eVの正の向き、負の向きいずれであってもよい。前方軸受プレート76の寸法を測定し、測定値に基づき前方軸受プレート76のモータ軸線周りにおける向きを定めることで、偏心方向をそろえることができる。ウォーム30を付勢することで生じる偏心方向と、前方モータ軸受80の位置ずれによる偏心方向をそろえることで、実際のロータ48の偏心が方向eVに沿って生じるようになる。一方において、ステータ50とモータハウジング62を一体にした状態で、ステータ50の最小内径方向を測定し、その方向がウォームホイール28の軸線方向(eH)に沿うように、モータハウジング62をウォームギアハウジング32に結合する。最小内径方向が、正の向き、負の向きいずれを向いてもよい。この電動パワーステアリング装置10においては、締結部材72が10個設けられているので、36°おきに向きを調整することができ、最小内径方向が方向eHと最も近くなる向きでモータハウジング62を固定する。以上により、ロータ48の偏心方向と、ステータ50の最小内径方向が直交するようになり、トルク変動を抑えることができる。
後方軸受プレート84についても、前方軸受プレート76と同様に、モータ軸線周りの向きを調整することができる。これにより、ロータ48の軸線とステータ50の軸線を平行に、または平行に近づけるようにできる。
前方軸受プレート76の向きの調節は、ウォームギアハウジング32とモータハウジング62を仮組みした状態で行うことができる。締結部材72を緩めた状態として前方軸受プレート76を回動可能にし、その状態でモータ軸線周りに前方軸受プレート76を回動させて向きを調節し、調節後、締結部材72を締め付けて固定するようにできる。後方軸受プレート84についても同様である。
この電動パワーステアリング装置10において、ウォームギアハウジング32に対するモータハウジング62の採り得る向きは離散的な値となるが、連続的な調整を可能とするようにできる。例えば、締結部材72のボルトが貫通する前方フランジ66または円錐部フランジ70に設けられた孔を、周方向に延びる長穴とすることで、長穴の範囲で連続的に調整を可能な向きを採り得る。
10 電動パワーステアリング装置、12 ステアリングホイール、14 ステアリングシャフト、16 ステアリングギア、18 タイロッド、20 操舵車輪、22 アシストユニット、24 モータ、26 ウォームギア、28 ウォームホイール、30 ウォーム、32 ウォームギアハウジング、34 ホイール収容部、36 ウォーム収容部、38 第1ウォーム軸受、40 第2ウォーム軸受、42 円筒部、44 円錐部、46 付勢部材、48 ロータ、50 ステータ、51 永久磁石、52 ロータ軸、54 ステータコア、56 コイル、58 ヨーク、60 ティース、62 モータハウジング、64 モータハウジング本体、66 前方フランジ、68 後方フランジ、70 円錐部フランジ、72 締結部材、74 嵌合部、76 前方軸受プレート、78 外周筒部、80 前方モータ軸受、82 内周筒部、83 外周フランジ、84 後方軸受プレート、86 後方軸受プレートホルダ、88 保持部、90 装着フランジ、92 締結部材、94 外周筒部、96 後方モータ軸受、97 外周フランジ、98 内周筒部
100 軸継手、102 結合端部。

Claims (4)

  1. ウォームホイールと、
    ウォームホイールと噛み合うウォームと、
    ウォームを回転駆動するモータであって、ウォームに結合されたロータと、ロータを囲むように配置されたステータと、ステータを保持するモータハウジングと、ロータをウォーム側の端部で支持する前方モータ軸受を保持し、モータハウジングと別体の前方軸受プレートと、を有するモータと、
    ウォームを収容し、保持するウォーム収容部と、
    を有し、
    モータハウジングは、ウォーム収容部に対して、モータ軸線周りの複数の向きで結合可能であり、
    前方軸受プレートは、モータハウジングとウォーム収容部に挟持されて固定され、モータハウジングとウォーム収容部に対して、モータ軸線周りの任意の向きで固定可能である、
    電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置であって、ウォーム収容部と前方軸受プレートの接合部と、モータハウジングと前方軸受プレートの接合部との少なくとも一方が互いに嵌まり合うテーパ形状である、電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置であって、モータハウジングは、ステータの内径が最も小さい方向がウォームホイール軸線に沿う方向に最も近くなる向きでウォーム収容部と結合されている、電動パワーステアリング装置。
  4. 請求項3に記載の電動パワーステアリング装置であって、前方軸受プレートは、軸受を保持する部分の中心線が、モータ軸線の延びる方向とウォームホイール軸線の延びる方向のそれぞれに直交する方向にずれるよう固定されている、電動パワーステアリグ装置。
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