JP6148126B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータに関するものである。
従来、例えば特許文献1に示すモータでは、ステータコアが一対のフレームにてモータ軸方向に挟持されている。このような構成では、ステータコアを円筒状のハウジングに圧入、焼嵌め等により固定する場合と比較して、要求される寸法精度を低く抑えることが可能となるため、製造が容易となる。
特開平11−146616号公報
ところで、上記の各フレームの固定構造としては、例えば、ステータコアの外周側の位置で各フレームにスルーボルト等の締結部材を通して締結することで、各フレームを互いに連結固定することが考えられる。しかしながら、締結部材による固定構造では、フレームが締結部材の締め付けによって変形するおそれがある。そして、各フレームのいずれかをモータ設置箇所に組み付ける場合に、そのフレームが変形してしまうと、設置箇所に対してモータが安定しない状態(例えば、設置箇所に対してモータが傾いた状態)で組み付けられてしまい、それにより、モータ駆動時に異音が発生するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、モータ設置箇所に安定して組み付けることができるモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、第1フレームと第2フレームとでステータコアを軸方向に挟んだ状態で、それら各フレームがする締結部材によって互いに連結され、前記第1フレームがモータ設置箇所に組み付けられてなるモータであって、前記第1フレームには、径方向外側に延出されたフランジが該第1フレームの全周に亘って環状に設けられ、該フランジが前記モータ設置箇所の設置面に対して当接され、前記フランジには、前記設置面に固定される組付固定部と、前記締結部材の締結力を受ける締結部が設けられ、前記第1フレームには、前記締結部材の締結による前記組付固定部の変形を抑制するための変形抑制部が設けられており、前記締結部は、前記締結部材が挿通又は螺着される締結孔を有し、前記変形抑制部は、前記締結孔を含む位置に設けられた凹部を備えている。
この構成によれば、第1フレームの全周に亘って設けられたフランジが設置面に当接されるため、フランジによって設置面に対する当接面積を稼ぐことができ、設置面に対するモータの安定した組み付けが可能となる。そして、設置面に固定されるフランジの組付固定部は、締結部材の締結による変形が変形抑制部によって抑制されるため、組付固定部が正常な形状に保たれ、その結果、設置箇所に対してモータをより安定して組み付けることが可能となる。
上記モータにおいて、前記組付固定部は、前記フランジの小径部から径方向外側に突出するように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、設置面への固定に必要な組付固定部の径方向幅を確保しつつも、フランジの組付固定部以外の部位を小径部とすることで、第1フレームの径方向への小型化が可能となる。
上記モータにおいて、前記組付固定部は、径方向外側ほど周方向幅が狭まる略三角形状をなしていることが好ましい。
この構成によれば、組付固定部の強度を確保しつつも、第1フレームの小型化が可能となる。
上記モータにおいて、前記締結部は、前記組付固定部に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、締結部材の締結に必要な締結部の径方向幅を確保しつつ、締結部を小径部に設けないことで小径部の小型形状を保つことができる。
上記モータにおいて、前記変形抑制部は、前記組付固定部に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、組付固定部の変形を変形抑制部によって効果的に抑えることが可能となる。
上記モータにおいて、前記締結部は、前記小径部に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、締結部を組付固定部から離して構成することが可能となるため、締結部材の締結による組付固定部の変形を抑制することができる。
上記モータにおいて、前記変形抑制部は、有底筒状をなす前記第1フレームの底部の軸方向内側面に形成された補強リブを備えることが好ましい。
この構成によれば、第1フレームの剛性が向上されて組付固定部の変形を好適に抑えることができる。また、簡素な構成で変形抑制部を構成することができる。
上記モータにおいて、前記補強リブは、前記締結部の径方向内側に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、締結部材の締め付け力を受ける締結部の径方向内側に補強リブが形成されるため、組付固定部の変形をより効果的に抑制することができる。
上記モータにおいて、前記組付固定部は、前記設置面に螺着されるねじが挿通されるねじ挿通孔を有し、前部は、前記締結孔と前記ねじ挿通孔との間に形成されたことが好ましい。
この構成によれば、凹部によって締結孔とねじ挿通孔との間に肉薄部が構成されるため、万が一、締結部材の締結によって締結孔付近の部位が変形してしまっても、その変形の影響がねじ挿通孔付近の部位に伝達されにくい。つまり、締結部材の締結による変形が締結孔付近で留まりやすくなるため、ねじ挿通孔付近の部位の変形を抑制することができる。
本発明のモータによれば、モータ設置箇所に安定して組み付けることができる。
実施形態のモータの平面図である。 同形態のフロントフレームをステータコア側から見た平面図である。 図1における3−3線断面図である。 別例のモータの平面図である。 別例のモータの一部を拡大して示す断面図である。 別例のモータの平面図である。 別例のモータの一部を拡大して示す断面図である。 別例のモータの平面図である。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1及び図3に示すモータ10は、フロントフレーム11とリヤフレーム12とによってモータ10の軸方向に挟持された環状のステータ13の内側にロータ14が配置されて構成されている。
各フレーム11,12は、アルミニウムや鋼鉄等の金属材料よりなり、モータ10の軸方向出力側(後述するジョイント33側)を保持するフレームをフロントフレーム11とし、軸方向反出力側を保持するフレームをリヤフレーム12としている。また、フロントフレーム11は、モータ10が組み付けられる電動パワーステアリング装置等の設置面Eに固定されている。各フレーム11,12は、ステータ13の外周側の位置でスルーボルト15(締結部材)にて互いに固定されている。
図3に示すように、ステータ13は、略円筒状のステータコア16と、該ステータコア16に巻装されたコイル17とを備えている。ステータコア16は、鋼板をプレス加工により打ち抜いて形成した複数枚のコアシート16aを軸方向に積層してかしめて一体化することにより形成されている。ステータコア16の軸方向両端面は、軸方向に対して垂直な平面をなしている。
フロントフレーム11は有底円筒状をなし、フロントフレーム11の底部11aの中心部には、ロータ14の回転軸18を軸支する軸受19aを収容する軸受収容部11bが形成されている。フロントフレーム11の外周面には、平面状の前記設置面Eに当接されるフランジ21が径方向外側に延出形成されている。
図1に示すように、フランジ21は、フロントフレーム11の全周に亘って形成されており、フランジ21の軸方向外側面(反ステータコア側の端面)は、設置面Eに対してモータ軸方向に当接する当接面21aとして構成されている。当接面21aは、モータ軸線と直交する平面状をなしている。
フランジ21は、円環状部22(小径部)と、円環状部22から径方向外側に突出する一対の組付固定部23とを有している。軸方向視において、円環状部22の外周面はモータ軸線を中心とする円弧状をなし、組付固定部23は径方向外側ほど周方向幅が狭まる略三角形状をなしている。なお、一対の組付固定部23は、モータ軸線に対して互いに点対称となるように形成されている。また、前記当接面21aは、円環状部22と組付固定部23とに跨って形成されている。
各組付固定部23の周方向中心には、ねじ挿通孔24が軸方向に貫通形成されている。このねじ挿通孔24に挿通されたねじ(図示略)が設置面Eに螺着されることで、フロントフレーム11が設置面Eに固定されるようになっている。
また、図2及び図3に示すように、各組付固定部23には、そのステータコア16側の端面から軸方向に若干突出するフロント側締結部25が形成されている。フロント側締結部25は、軸方向視で外周側に凸となる略三角形状をなしている(図2参照)。また、フロント側締結部25の軸方向内側端面(リヤフレーム12側の端面)は、組付固定部23の軸方向内側端面よりもリヤフレーム12側に位置している。つまり、フロント側締結部25の軸方向厚みは、組付固定部23の軸方向厚みよりも厚く形成されている。
フロント側締結部25の周方向中心には、前記スルーボルト15の先端が螺着されるボルト固定孔26(締結孔)が形成されている。このボルト固定孔26は、組付固定部23の略三角形状の周方向幅内において、ねじ挿通孔24に対し周方向にオフセットされた位置(ずれた位置)に形成されている(図2参照)。また、モータ軸線からボルト固定孔26の中心軸線までの長さは、モータ軸線からねじ挿通孔24の中心軸線までの長さよりも短く設定されている。つまり、ボルト固定孔26は、ねじ挿通孔24よりも径方向内側の位置に形成されている。また、ボルト固定孔26は、周方向において180度対向位置にそれぞれ形成されるとともに、フロント側締結部25を軸方向に貫通している。
フロントフレーム11の底部11aの軸方向内側端面(ステータコア16側端面)には、径方向に延びる一対の補強リブ27(変形抑制部)が、一対のボルト固定孔26とそれぞれ対応する位置に形成されている。補強リブ27は、フロントフレーム11の内周面から軸受収容部11bにかけて径方向に沿って直線状に形成されている。また、補強リブ27は、軸方向視で各ボルト固定孔26の近傍であって径方向内側の位置に形成されている(図2参照)。つまり、軸方向視において、各ボルト固定孔26と各補強リブ27は、径方向に沿った一直線上に配置されている。なお、補強リブ27の周方向幅は、ボルト固定孔26の径よりも大きく形成されている。また、補強リブ27の軸方向端面は、フランジ21の当接面21aよりも軸方向内側(ステータコア16側)に位置している。
フロントフレーム11の軸方向内側部位には、ステータコア16の軸方向一端面の外周縁部に対し全周に亘って軸方向に当接する環状のコア保持面28が形成されている。コア保持面28は、モータ軸線と直交する平面状をなしている。また、コア保持面28には、軸方向に突出する円弧状の外周保持壁29が形成されている。外周保持壁29は、ステータコア16の外周面に対して当接(又は若干の隙間を介して径方向に対向)している。外周保持壁29は、各フロント側締結部25と対応する位置で分断された形状をなしている(図2参照)。そして、その外周保持壁29の分断部分において、フロント側締結部25の軸方向内側端面(リヤフレーム12側端面)とコア保持面28とが面一の状態で連続している。
図3に示すように、リヤフレーム12は有底円筒状をなし、リヤフレーム12の底部12aの中心部には、回転軸18を軸支する軸受19bが設けられている。リヤフレーム12の外周壁12bの先端部(軸方向内側端部)には、フロントフレーム11側と同様のステータコア保持構造が形成されており、前記コア保持面28及び外周保持壁29と同様のコア保持面31及び外周保持壁32が形成されている。
リヤフレーム12の外周壁12bには、径方向外側に突出するリヤ側締結部33が形成されている。このリヤ側締結部33は、フロント側締結部25に対応して2つ形成され、そのフロント側締結部25に対してそれぞれ軸方向に対向している。そして、リヤ側締結部33に貫通形成されたボルト挿通孔34にスルーボルト15が軸方向に挿通されるとともに、そのスルーボルト15の先端がフロント側締結部25のボルト固定孔26に螺着されている。これにより、フロント側締結部25とリヤ側締結部33とに対して軸方向内側(互いに向かい合う方向)への締め付け力がスルーボルト15から付与され、各フレーム11,12がステータコア16を挟持する状態で互いに連結されるようになっている。
これにより、ステータコア16の外周縁部が各フレーム11,12のコア保持面28,31によって軸方向に挟持され、また、ステータコア16の軸方向端部が各フレーム11,12の外周保持壁29,32によって径方向に保持されている。なお、ステータコア16の外周面は、各フレーム11,12の軸方向間の間隙から外部に露出されている。また、ステータコア16の外周面において各外周保持壁29,32の分断部分と対応する位置には、スルーボルト15に対して径方向及び周方向に係合する係合部(図示略)が形成されている。
ロータ14は、各軸受19a,19bに軸支された回転軸18と、回転軸18に固定されたロータコア35と、ロータコア35の外周面に固定された複数の磁石36とからなる。ロータコア35は、ステータコア16の内側に配置されており、ロータコア35の外周面は、ステータコア16の内周面と径方向に対向している。回転軸18の先端部(図3において左側の端部)は、フロントフレーム11を貫通してモータ10の外部に突出しており、その突出部位には、前記電動パワーステアリング装置側に回転軸18の回転を伝達するためのジョイント37が設けられている。
リヤフレーム12の底部12aの中央部には、軸方向に貫通する貫通孔12cが形成されている。貫通孔12c内には、回転軸18の基端部が挿通されるとともに、回転軸18の基端部に一体回転可能に装着された検出用マグネット38が配置されている。
リヤフレーム12の軸方向外側面(反ステータ側の面)には、基板41が固定されている。基板41には、モータ10の駆動を制御するための制御回路42と、検出用マグネット38と軸方向に対向するように配置された回転検出素子43(例えばホールIC)とが設けられている。回転検出素子43は、検出用マグネット38の回転による磁界の変化を検出し、その回転検出素子43からの出力信号に基づき、制御回路42は検出用マグネット38の回転情報(回転角度、回転方向及び回転速度等)を検出する。そして、制御回路42は、回転軸18の回転情報に基づいてステータ13のコイル17に供給する駆動電流を制御する。これにより、回転軸18の所望の回転が実現されるようになっている。
なお、本実施形態では、リヤフレーム12は、フロントフレーム11に対して軸方向長さが長く設定されている。つまり、ステータ13からフロントフレーム11が固定される設置面Eまでの長さに対し、ステータ13からリヤフレーム12が備える基板41までの長さの方が長く構成されている。これにより、ステータ13で生じた熱がフロントフレーム11を介して設置面E側(電動パワーステアリング装置側)に放熱されやすくなり、その結果、基板41の温度上昇が抑えられて、熱による制御回路42等の損傷が抑制されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
前述のように、フロント側締結部25及びリヤ側締結部33には、軸方向内側への締め付け力がスルーボルト15から付与され、その締め付け力によって各フレーム11,12のコア保持面28,31がステータコア16の軸方向両端面の外周縁部を軸方向に挟持している。本実施形態のフロントフレーム11では、フロント側締結部25が組付固定部23に設けられているため、スルーボルト15の締め付け力が組付固定部23に作用しやすい。そこで、組付固定部23の径方向内側位置において、底部11aに補強リブ27が形成されることで底部11aの軸方向厚みが部分的に肉厚とされ、それにより、スルーボルト15の締め付け力によって組付固定部23が軸方向内側に変形することが抑制されている。その結果、モータ10を設置面Eに対して安定状態で(傾きなく)設置することが可能となり、モータ駆動時の異音の発生が抑制されている。
また、本実施形態では、補強リブ27は、組付固定部23において最も締め付け力が加わるボルト固定孔26の径方向内側位置に形成されているため、スルーボルト15の締め付け力が補強リブ27に作用しやすくなり、その結果、組付固定部23の変形がより効果的に抑制されるようになっている。
また、本実施形態のフロントフレーム11では、フロント側締結部25と対応する箇所において外周保持壁29が形成されておらず、フロント側締結部25の軸方向内側端面(リヤフレーム12側端面)とコア保持面28とが面一とされている。これにより、スルーボルト15(ボルト固定孔26)とコア保持面28との径方向の間隔をより近づけることが可能となるため、スルーボルト15の締め付け力によって生じるモーメント(ステータコア16とコア保持面28との接触部を支点とするモーメント)を小さくすることができる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)フロントフレーム11には、径方向外側に延出されたフランジ21がフロントフレーム11の全周に亘って環状に設けられ、そのフランジ21がモータ設置箇所(電動パワーステアリング装置)の設置面Eに対して当接される。フランジ21によって設置面Eに対する当接面積を稼ぐことができ、設置面Eに対するモータ10の安定した組み付けが可能となる。そして、フロントフレーム11には、スルーボルト15の締結による組付固定部23の変形を抑制するための補強リブ27が設けられるため、組付固定部23が正常な形状に保たれ、その結果、設置面Eに対してモータをより安定して組み付けることが可能となる。
(2)組付固定部23は、フランジ21の円環状部22から径方向外側に突出するように構成される。このため、設置面Eへの固定に必要な組付固定部23の径方向幅を確保しつつも、円環状部22(フランジ21における組付固定部23以外の部位)を小径とすることで、フランジ21(ひいてはフロントフレーム11)の径方向への小型化が可能となる。
(3)組付固定部23は、径方向外側ほど周方向幅が狭まる略三角形状をなすため、組付固定部23の強度を確保しつつも、フランジ21の小型化が可能となる。
(4)フロント側締結部25は、組付固定部23に設けられているため、スルーボルト15の締結に必要なフロント側締結部25の径方向幅を確保しつつ、フロント側締結部25を円環状部22に設けないことでその円環状部22の小型形状を保つことができる。
(5)組付固定部23は、設置面Eに螺着されるねじ(図示略)が挿通されるねじ挿通孔24を有し、フロント側締結部25は、スルーボルト15が螺着されるボルト固定孔26を有する。そして、ボルト固定孔26は、ねじ挿通孔24よりも径方向内側の位置であって、組付固定部23に対して周方向にオフセットされた位置に設けられる。この構成によれば、ボルト固定孔26がねじ挿通孔24よりも径方向内側に設けられることで、スルーボルト15をステータコア16に対してより近づけて構成とすることが可能となる。それにより、スルーボルト15の締め付け力によって生じるモーメント(ステータコア16とコア保持面28との接触部を支点とするモーメント)を小さくすることが可能となり、組付固定部23の変形をより抑えることができる。また、ボルト固定孔26がねじ挿通孔24に対して周方向にオフセットされることで、ねじ挿通孔24とボルト固定孔26との間隔を確保することができ、その結果、スルーボルト15の締め付け力がねじ挿通孔24に与える影響を抑えることができる。
(6)補強リブ27は、有底筒状をなすフロントフレーム11の底部11aの軸方向内側面に形成されるため、フロントフレーム11の剛性が向上されて組付固定部23の変形を好適に抑えることができる。また、フロントフレーム11の底部11aに補強リブ27を形成するだけの簡素な構成で、組付固定部23の変形を抑制する変形抑制部を構成することができる。
(7)スルーボルト15の締め付け力を受けるフロント側締結部25の径方向内側に補強リブ27が形成されるため、組付固定部23の変形をより効果的に抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、スルーボルト15の締結による組付固定部23の変形を抑制するための変形抑制部として補強リブ27を設けているが、これに特に限定されるものではない。
例えば、図4及び図5に示すように、ボルト固定孔26とねじ挿通孔24との間に変形抑制部としてのスリット51(凹部)を形成してもよい。図4及び図5に示す例では、スリット51は、組付固定部23の軸方向外側端面(当接面21a)におけるフロント側締結部25の外径側位置に凹設されている。また、スリット51は、軸方向視でボルト固定孔26の近傍であって径方向外側を囲う半円弧状をなすとともに、組付固定部23の略三角形状の周方向幅内に形成されている。
このような構成によれば、スリット51によってボルト固定孔26とねじ挿通孔24との間に肉薄部が構成されるため、万が一、スルーボルト15の締結によってボルト固定孔26付近の部位(フロント側締結部25)が変形してしまっても、その変形の影響がねじ挿通孔24付近の部位に伝達されにくい。つまり、スルーボルト15の締結による変形がフロント側締結部25で留まりやすくなるため、ねじ挿通孔24付近の部位の変形を抑制することができる。また、このような構成では、変形抑制部としてのスリット51が組付固定部23に設けられるため、組付固定部23の変形を効果的に抑えることが可能となる。
また例えば、図6及び図7に示すように、組付固定部23の軸方向外側端面(当接面21a)におけるボルト固定孔26を含む位置に変形抑制部としての凹部52を凹設してもよい。凹部52の内周面は、ボルト固定孔26の中心軸と同軸の円弧状をなし、その内周面の径は、ボルト固定孔26の径よりも大きく形成されている。つまり、凹部52は、少なくともボルト固定孔26とねじ挿通孔24との間に位置するように構成されている。
このような構成によっても、上記の図6に示す例と同様に、凹部52によってボルト固定孔26とねじ挿通孔24との間に肉薄部が構成されるため、スルーボルト15の締結による変形がフロント側締結部25で留まりやすくなるため、ねじ挿通孔24付近の部位の変形を抑制することができる。また、変形抑制部としての凹部52が組付固定部23に設けられるため、組付固定部23の変形を効果的に抑えることが可能となる。
なお、図4や図6に示したスリット51又は凹部52を、上記実施形態に追加すれば、スルーボルト15の締結による組付固定部23の変形をより一層抑制することができる。
・上記実施形態では、フロント側締結部25(ボルト固定孔26)が組付固定部23に形成されているが、これ以外に例えば、図8に示すように、フランジ21の円環状部22に形成してもよい。このような構成によれば、フロント側締結部25(ボルト固定孔26)を組付固定部23から離して構成することが可能となるため、スルーボルト15の締結による組付固定部23の変形を抑制することができる。また、組付固定部23の個数とフロント側締結部25(リヤ側締結部33)の個数とが異なる構成とする場合に好適である。なお、図8に示す例では、補強リブ27がボルト固定孔26の径方向内側位置に形成されているが、これ以外に例えば、組付固定部23の径方向内側位置に形成してもよい。また、図8に示す例のフロント側締結部25に、図4や図6に示したスリット51や凹部52を追加してもよく、それにより、組付固定部23の変形をより一層抑制することができる。
なお、参考形態として、図8に示す例から補強リブ27(変形抑制部)を省略した場合、フロント側締結部25がフランジ21の円環状部22に形成されることから、フロント側締結部25を組付固定部23からより離して構成することが可能となり、スルーボルト15の締結による組付固定部23の変形を抑制することができる。
・上記実施形態では、フランジ21は、小径部としての円環状部22と、円環状部22から径方向外側に突出する組付固定部23とから構成されたが、これに特に限定されるものではなく、フランジ21を全周に亘って均一な外径としてもよい。
・上記実施形態では、スルーボルト15は、そのヘッドがリヤフレーム12側に配されて先端がフロントフレーム11側に螺着されるように構成されたが、その関係を逆にして、ヘッドがフロントフレーム11側に配されて先端がリヤフレーム12側に螺着されるように構成してもよい。
・上記実施形態のリヤフレーム12において、外周保持壁32は必ずしも設ける必要はなく、リヤフレーム12から外周保持壁32を省略した構成としてもよい。
・上記実施形態では、締結部材としてスルーボルト15を用いたが、各フレーム11,12を互いに締結固定可能であれば、スルーボルト15以外の締結部材を用いてもよい。
・上記実施形態では、電動パワーステアリング装置に用いられるモータ10に具体化したが、それ以外の装置に用いられるモータに具体化してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ) 第1フレームと第2フレームとでステータコアを軸方向に挟んだ状態で、それら各フレームがする締結部材によって互いに連結され、前記第1フレームがモータ設置箇所に組み付けられてなるモータであって、
前記第1フレームには、径方向外側に延出されたフランジが該第1フレームの全周に亘って環状に設けられ、該フランジが前記モータ設置箇所の設置面に対して当接され、
前記フランジは、小径部と、該小径部から径方向外側に突出するように構成され前記設置面に固定される組付固定部と、前記小径部に設けられ前記締結部材の締結力を受ける締結部とを備えることを特徴とするモータ。
この構成によれば、締結部を組付固定部から離して構成することが可能となるため、締結部材の締結による組付固定部の変形を抑制することができる。
10…モータ、11…フロントフレーム(第1フレーム)、12…リヤフレーム(第2フレーム)、11a,12a…底部、15…スルーボルト(締結部材)、16…ステータコア、21…フランジ、22…円環状部(小径部)、23…組付固定部、24…ねじ挿通孔、25…フロント側締結部(締結部)、26…ボルト固定孔(締結孔)、27…補強リブ(変形抑制部)、51…スリット(凹部、変形抑制部)、52…凹部(変形抑制部)、E…設置面。

Claims (9)

  1. 第1フレームと第2フレームとでステータコアを軸方向に挟んだ状態で、それら各フレームがする締結部材によって互いに連結され、前記第1フレームがモータ設置箇所に組み付けられてなるモータであって、
    前記第1フレームには、径方向外側に延出されたフランジが該第1フレームの全周に亘って環状に設けられ、該フランジが前記モータ設置箇所の設置面に対して当接され、
    前記フランジには、前記設置面に固定される組付固定部と、前記締結部材の締結力を受ける締結部が設けられ、
    前記第1フレームには、前記締結部材の締結による前記組付固定部の変形を抑制するための変形抑制部が設けられており、
    前記締結部は、前記締結部材が挿通又は螺着される締結孔を有し、
    前記変形抑制部は、前記締結孔を含む位置に設けられた凹部を備えていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記組付固定部は、前記フランジの小径部から径方向外側に突出するように構成されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記組付固定部は、径方向外側ほど周方向幅が狭まる略三角形状をなすことを特徴とするモータ。
  4. 請求項2又は3に記載のモータにおいて、
    前記締結部は、前記組付固定部に設けられていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項2〜のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記変形抑制部は、前記組付固定部に設けられていることを特徴とするモータ。
  6. 請求項2又は3に記載のモータにおいて、
    前記締結部は、前記小径部に設けられていることを特徴とするモータ。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記変形抑制部は、有底筒状をなす前記第1フレームの底部の軸方向内側面に形成された補強リブを備えることを特徴とするモータ。
  8. 請求項に記載のモータにおいて、
    前記補強リブは、前記締結部の径方向内側に形成されていることを特徴とするモータ。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記組付固定部は、前記設置面に螺着されるねじが挿通されるねじ挿通孔を有し、
    部は、前記締結孔と前記ねじ挿通孔との間に形成されたことを特徴とするモータ。
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