JP2007001364A - 電動パワーステアリング装置及び電動パワーステアリング装置のセンサ位置調整方法 - Google Patents

電動パワーステアリング装置及び電動パワーステアリング装置のセンサ位置調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電動パワーステアリング装置で使用される回転子の位置センサの調整の煩わしさや、位置センサを調整可能にするために装置構成が複雑化することを防止する。
【解決手段】 電動パワーステアリング装置1は、ブラシレスモータを構成するモータ部7と、第2ハウジング部8とを有し、第2ハウジング部8とモータ部7との連結部分では、第2ハウジング部8側にフランジ60を設けると共に、このフランジ60にボルト21を挿通可能な長孔61を周方向に延びるように設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置、電動パワーステアリング装置のセンサ位置調整方法に関する。
ブラシレスモータは、永久磁石を有する回転子と、複数のコイルを備える固定子とを有し、コイルへの通電を切り替えることで回転子を回転させるもので、近年では車両の電動パワーステアリング装置のモータ部に適用されつつある。例えば、ラックタイプの電動パワーステアリング装置においては、同軸タイプのブラシレスモータが用いられ、回転子の回転軸内にラック軸が挿入され、車体側に固定されるハウジング側に固定子が形成される。
ブラシレスモータには、コイルへの通電を切り替えるタイミングを決定するために、回転子の回転位置を検出する位置検出用のセンサが設けられているものがある。電動パワーステアリング装置の場合には、車体側に固定されるハウジング内に、円形の基板をネジで取り付け、この円形の基板上に位置センサが取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。また、位置検出用のセンサがレゾルバである場合には、レゾルバステータを板バネ部材を介してハウジング部に内嵌固定したものがある(例えば、特許文献2参照)。板バネ部材には、調整部が突設されており、レゾルバのセロ点を調整する際には、ハウジング側に設けられた調整用孔から係合治具を挿入する。係合治具を調整部に係合させて板バネ部材を軸線回りに回転させると、レゾルバステータが周方向に移動して取り付け位置が調整される。
特開2004−352242号公報 特開2003−158856号公報
しかしながら、従来の電動パワーステアリング装置では、組立作業が終了した後に位置検出用のセンサを移動できるようにするために装置構成が複雑になり、部品点数が増えてしまっていた。このため、装置が大型すると共に、レイアウトの制約が大きくなるという問題があった。さらに、板バネ部材を回転させる係合治具を挿入する調整用孔を塞ぐ防水対策を講じる必要があった
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、電動パワーステアリング装置のようにセンサの位置調整を容易に行うと共に、レイアウト性を向上させることを主な目的とする。
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、固定子の内周側に回転子を収容したモータ部と、前記モータ部に固定可能なハウジング部とを有し、前記ハウジング部には、モータ部の回転子の位置検出用のセンサの検出部が固定され、前記モータ部は、前記ハウジング部に対して軸線回りに相対的に回転可能になっており、前記検出部と前記モータ部との位置調整が可能に構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置とした。
この電動パワーステアリング装置では、組立工程においてモータ部とハウジング部とを相対的に回転自在に仮固定する。このとき、モータ部の回転子の回転位置を検出できるように検出部が配置されるので、この状態でモータ部に対してハウジング部を軸線回りに相対的に回転させると、位置検出用のセンサの取り付け位置が調整される。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のパワーステアリング装置において、前記ハウジング部には、車体側に取り付ける際に用いる車体取付用部材が一体成形されていることを特徴とする。
このブラシレスモータは、車体取付用部材が一体に成形されているので、そのまま車体に取り付けて使用することができる。
請求項3に係る発明は、固定子の内周側に回転子を収容したモータ部にハウジング部を突き当てて、前記モータ部をハウジング部に対して所定範囲内で相対的に軸線回りに回転させ、前記ハウジング部に固定された前記回転子の位置検出用のセンサの検出部と、前記モータ部との位置調整を行うことを特徴とする電動パワーステアリング装置のセンサ位置調整方法とした。
この電動パワーステアリング装置のセンサ位置調整方法では、センサで固定子のコイルへの通電を切り替えるタイミングを正しく検出できるように、モータ部に対してハウジング部を相対的に回転させる。センサの組み付け誤差や、センサ自体の誤差が、ゼロ又は許容範囲に収まるようになったら、ハウジング部の相対的な回転を止め、この位置でモータ部にハウジング部を固定する。
本発明によれば、モータ部をハウジング部に仮固定した状態で相対的に回転可能にしたので、回転子の回転位置を検出する検出部をハウジング部に固定したままで組み付け角度調整できるようになる。したがって、電動パワーステアリング装置の構成を簡略化することができる。従来のように調整用の治具を外側から挿入する必要がなくなるので、装置構成が簡略化し、レイアウト性が向上する。さらに、防水処理が容易になる。また、センサの位置調整が容易になるので、組立工程における工数を削減でき、低コスト化が図れる。
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1にブラシレスモータを含むラックタイプの電動パワーステアリング装置の構成を示し、図2に図1の部分拡大図を示す。
図1及び図2に示すように、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール2のステアリングシャフト3に連結されたギヤボックス4を有し、ギヤボックス4はブラケットである第1ハウジング部5に取り付けられている。第1ハウジング部5は、車体取付用部材である取付部6が一体に延設されている。第1ハウジング部5の一端部側には、モータ部7の他端部が固定されている。モータ部7の一端部には、ブラケットである第2ハウジング部8が固定されている。第2ハウジング部8には、車体取付用部材である取付部9が一体に延設されている。そして、第1ハウジング部5、モータ部7、第2ハウジング部8を順番に貫通するように、ラック軸10が挿入されている。ラック軸10は、ギヤボックス4内でラック・アンド・ピニオン機構を形成し、ステアリングホイールの操作に応じて軸方向に移動自在になっている。なお、ラック軸10の両端部には、不図示のナックルアームなどを介して車輪が連結される。
第1ハウジング部5は、円筒状の基部11を有し、基部11の一端部側が拡径されて連結部12が形成されている。基部11には、取付部6が一体に延設されると共にギヤボックス4が取り付けられている。また、第1ハウジング部5の連結部12の内周には、アンギュラベアリング13の外周部が圧入によって固定されている。さらに、連結部12の開口側の外周部には、シール部材17を挿入するための環状溝18が形成されている。環状溝18よりも基部11側には、環状のフランジ20が径方向外側に突設されている。図1及び図3に示すように、このフランジ20は、周方向で等間隔に4箇所だけ径方向外側にさらに膨出しており、ここにボルト21を通す長孔22が周方向に所定長だけ延びるように円弧状に形成されている。長孔22の大きさは、ボルト21を周方向に摺動可能ではあるが、ボルト21を径方向には移動させないように形成されている。したがって、ボルト21は、長孔22の周方向の長さの範囲内で移動することが可能である。
モータ部7は、固定子30と、固定子30の内側に回転自在に配設される回転子31とを有している。固定子30は、第1ハウジング部5のフランジ20に突き当てられる円筒状のハウジング35と、積層鉄心36と、積層鉄心36にインシュレータ37を介して巻装されたコイル38とを有している。
固定子30のハウジング35の他端部は、周方向に4箇所だけ径方向外側に膨出し、これら膨出部40のそれぞれにボルト21を螺入するボルト孔41(ネジ孔)が形成されている。同様に、ハウジング35の一端部は、周方向に4箇所だけ径方向外側に膨出し、これら膨出部40のそれぞれにボルト21を螺入するボルト孔41(ネジ孔)が形成されている。ハウジング35の内周には、金属製のコアプレートを積層させた積層鉄心36が圧入されている。コイル38を形成する固定子巻線は、ハウジング35に固定されたターミナル42を介して通電されるようになっており、ターミナル42に給電するケーブル43は、プラグ44を介してハウジング35の外側に引き出されている。
回転子31は、ハウジング35の一端部及び他端部からそれぞれ軸線方向に突出する円筒状の回転軸46を有している。回転軸46の他端部は、第1ハウジング部5のアンギュラベアリング13の内周部に圧入によって軸支されている。また、回転軸46の他端部側の外周には、レゾルバ63を構成するレゾルバロータ63Bがブラケット48を介して固定されている。レゾルバロータ63Bは、複数の磁極を周方向に配置した環状の永久磁石から構成されている。回転軸46の外周で固定子30に臨む位置には、回転子マグネット50がブラケット51によって固定されている。回転子マグネット50は、複数の磁極が周方向に配置されている。また、回転軸46の他端部には、ボールナット52が固定されている。このボールナット52は、ラック軸10の一部に形成されたボールネジ53との間に複数のボール54を介在させることでボールナット機構を形成している。なお、ボールナット52は、第1ハウジング部5の内周に設けられたアンギュラベアリング13に支持されており、回転軸46と一体に回転するようになっている。
第2ハウジング部8は、ハウジング35の一端部に突き当てて固定される連結部56を有し、連結部56の一端部側からは基部57が縮径しつつ延設されている。基部57には、取付部9が一体に設けられている。連結部56の開口側の外周には、シール部材17を挿入するための環状溝59が形成されると共に、環状溝59よりも基部57側には、環状のフランジ60が径方向外側に突設されている。さらに、フランジ60は、周方向で等間隔に4箇所だけ径方向外側にさらに膨出しており、ここにハウジング35を突き当てた状態で固定するボルト21を通す長孔61が周方向に延びるように形成されている。フランジ60及び長孔61は、図2に示す第1ハウジング部5のフランジ20及び長孔22と同じ形状及び配置になっている。したがって、ボルト21は、長孔61の周方向の長さの範囲内で移動することが可能である。また、連結部56の内側には、ベアリング62の外周部が固定されている。ベアリング62よりも一端部側には、位置検出用のセンサであるレゾルバ63の検出部となるレゾルバステータ63Aが環状のブラケット64によって連結部56の内周に固定されている。レゾルバステータ63Aは、積層鉄心に巻線を巻き回したコイルを有し、巻線はプラグ65から第2ハウジング部8の外側に引き出されている。
なお、この実施の形態において、ブラシレスモータは、モータ部7、第1ハウジング部5、アンギュラベアリング13、ベアリング62、及びレゾルバ63によって構成されている。また、モータ部7と第1ハウジング部5とを回転可能に支持する支持部は、ボルト孔41と長孔22とからなる。同様に、モータ部7と第2ハウジング部8とを回転可能に支持する支持部は、ボルト孔41と長孔61とからなる。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
まず、第2ハウジング部8のフランジ60に、ハウジング35の一端部の端面を付き当てた状態で、ボルト21を緩く螺入し、第2ハウジング部8とハウジング35とを仮固定する。さらに、ハウジング35の他端部に調整用ハウジング部(不図示)を固定する。調整用ハウジング部は、第1ハウジング部5と略同形状を有している。調整用ハウジング部を固定することで、回転子31の回転軸46が2ヶ所で軸支されるようになるので、モータ部7のケーブル43から給電して積層鉄心36に磁界を発生させ、回転子31を回転させる。このとき、複数のコイル38への通電を切り替えるタイミングと、レゾルバステータ63Aから出力される回転検出信号とからレゾルバ63の検出誤差を調べ、この検出誤差がゼロになるか、又は予め定められている許容範囲に収まるように、第2ハウジング部8又はモータ部7の一方のみを回転子31の軸線回りに回転させる。このとき、第2ハウジング部8の長孔61がボルト21に対して相対的に移動して、第2ハウジング部8とモータ部7との組み付け角度が変化する。その結果、レゾルバステータ63Aに対するレゾルバロータ63Bの位置が調整され、検出誤差が減少する。ここで、このときの第1ハウジング部5に対するモータ部7の相対的な回転量を記録しておく。
レゾルバ63の位置調整を行ったら、ボルト21を締め込んでモータ部7と第2ハウジング部8とを固定する。さらに、調整用ハウジング部を取り外し、第1ハウジング部6をモータ部7に固定した後に車体に取り付ける。この際に、第1ハウジング部5の取付部9と、第2ハウジング部8の取付部9との軸線回りの位置は、車体によって予め定められているので、レゾルバ63を位置調整したときのモータ部7の相対的な回転量を打ち消すようにして第1ハウジング部5をボルト21で固定し、各取付部6,9が車体を基準として正しい位置に固定されるようにする。
このようにして車体に取り付けられた電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール2を操舵した際の運転者の負担を軽減するように動作する。すなわち、運転者がステアリングホイール2を回転させたときに、ステアリングシャフト3などに操舵トルクが発生するので、この操舵トルクの力の方向及び大きさに応じて補助トルクを発生するように固定子30のコイル38に通電が行われる。その結果、固定子30に発生する磁界によって回転子31が回転し、ボールナット52及びボール54を介して連結されているボールネジ53、すなわちラック軸10が回転しながら軸方向に移動し、車輪の転舵がアシストされる。
この実施の形態によれば、レゾルバステータ63Aが固定された第2ハウジング部8のフランジ60に長孔61を設けたので、長孔61の周方向の長さの範囲内で、レゾルバロータ63Bを有するモータ部7と、第2ハウジング部8との組み付け角度を軸線回りに調整することが可能になる。これによって、レゾルバ63の位置調整をブラシレスモータの外側から行うことが可能になり、調整作業が容易になる。また、レゾルバステータ63Aを第2ハウジング部8に対して軸線回りに回転可能に構成する必要がなくなる。したがって、第2ハウジング部8の構成が簡略化され、部品点数の削減、部品管理の手間や工数削減ができ、製造コストを削減することができる。また、従来のように、第2ハウジング部8内に位置調整用の治具を挿入する必要がなくなるので、レイアウト性に優れ、防水が容易になる。
さらに、モータ部7に対して、各ハウジング部5,8が軸線回りに独立に回転自在であるため、レゾルバ63の位置調整の際にモータ部7を第2ハウジング部8に対して相対的に回転させても、その回転を打ち消すように第1ハウジング部5をモータ部7に対して固定することができる。これによって、取付部6,9の軸線回りの位置を車体側の固定部に適合させることが可能になり、電動パワーステアリング装置1を車体に正しく組み付けることができる。
ここで、この実施の形態の変形例を図4に示す。この電動パワーステアリング装置70は、モータ部71の固定子30がラック軸10の一端部側に延設されるハウジング72を備えている。ハウジング72には、車体に取り付けられる取付部9が一体に延設されている。さらに、ハウジング72内には、ベアリング62が固定されており、このベアリング62に回転軸46が軸支されている。ハウジング72の一端部には、フランジ73が設けられ、フランジ73には、長孔74が形成されている。ハウジング72にボルト21で固定される第1ハウジング部75(ブラケット)は、フランジ76とボルト孔77(ネジ孔)とを有している。第1ハウジング部75内には、レゾルバステータ63Aが固定されており、回転軸46の一端部側に配置されたレゾルバロータ63Bと共にレゾルバ63が形成されている。さらに、第1ハウジング部75の一端部には、フランジ78とボルト孔79(ネジ孔)とが形成されている。
フランジ73及び長孔74の配置及び形状は、図3に示すフランジ20及び長孔22と同じである。また、フランジ76,78及びボルト孔77,79の配置は、フランジ60,73及び長孔61,74の配置及び形状に合わせて製造されている。したがって、モータ部71と第1ハウジング部75とを固定する際には、長孔74とボルト孔77からなる支持部によって、ハウジング72に対する第1ハウジング部75の組み付け角度が軸線回りに調整することができる。同様に、第1ハウジング部75と第2ハウジング部8とを固定する際には、長孔61とボルト孔79からなる支持部によって、第1ハウジング部75に対する第2ハウジング部8の組み付け角度が軸線回りに調整することができる。
この電動パワーステアリング装置70では、位置調整用の長孔74がハウジング72に設けられており、モータ部71と第1ハウジング部75とを固定した後に、第1ハウジング部75に第2ハウジング部8を位置調整しながら組み付ける他は、前記と同様の作用及び効果を有する。
また、図5に示すように、電動パワーステアリング装置80をモータ部81と、ブラケットである第1ハウジング部82とから構成しても良い。モータ部81の固定子83は、ラック軸10の他端部側に延びるハウジング85を備えている。ハウジング85の縮径部86には、車体に取り付けられる取付部9が一体に延設されている。さらに、ハウジング85内には、アンギュラベアリング13が固定されており、このアンギュラベアリング13にボールナット52及び回転軸46が軸支されている。ハウジング85の一端部側には、フランジ90が周方向に突設されており、フランジ90にはボルト21を螺入するネジ孔91が形成されている。第1ハウジング部82は、ハウジング85に突き当てられる保持部92から縮径部93が延設されている。保持部92には、フランジ94が径方向に突出している。フランジ94は、フランジ90に対応して設けられ、周方向に延びる長孔95が形成されている。フランジ94及び長孔95の配置及び形状は、図3に示すフランジ20及び長孔22と同じである。
ここで、第1ハウジング部82の保持部92の内周部には、レゾルバステータ63Aがブラケット64で固定されている。さらに、レゾルバステータ63Aの固定位置よりも縮径部93側にはベアリング62が圧入によって固定されている。また、第1ハウジング部82の縮径部93には、図1のような取付部6を設ける代わりに、別体の車体取付部材として、取付部材100が装着される。取付部材100は、第1ハウジング部82の外周に沿う円弧状の本体部101を有し、本体部101からは取付部102が延設されている。レゾルバ63の位置調整を行うときには、モータ部7に対して第1ハウジング部82を仮固定した状態で周方向に回転させる。調整が済んだら、ボルト21を締め込んでモータ部7と第1ハウジング部82とを固定する。さらに、ハウジング85の取付部9でモータ部81を車体側に固定した後に、取付部材100を第1ハウジング部82の縮径部93に装着し、取付部材100の取付部102を車体側に固定する。
この電動パワーステアリング装置80では、別体の取付部材100を用いることで、車体側への取り付けが容易になる。特に、第1ハウジング部82のみを回転させるだけでレゾルバ63の位置調整が行えるので、作業効率が向上する。
なお、この発明は、前記の各実施の形態に限定されずに広く応用することができる。
例えば、長孔22,61,74,102の数や形状は、実施の形態に限定されない。例えば、長孔を略環状に設けるなどしても良い。
また、電動パワーステアリング装置1は、調整用ハウジング部を用いずに第1ハウジング部5を仮固定しても良い。この場合には、第1ハウジング部5を仮固定した状態でモータ部7と第2ハウジング部8との組み付け角度の調整を行う。
本発明の実施の形態に係るブラシレスモータを含むラックタイプの電動パワーステアリング装置の構成図である。 図1の部分拡大図である。 第1ブラケット部の長孔の配置を示す図である。 ブラシレスモータを含む電動パワーステアリング装置の他の形態を示す構成図である。 ブラシレスモータを含む電動パワーステアリング装置の別の形態を示す構成図である。
符号の説明
1,70,80 電動パワーステアリング装置
6,9 取付部(車体取付用部材)
7,71,81 モータ部
8 第2ハウジング部
10 ラック軸
21 ボルト(ネジ部材)
21,61,74, 長孔
41,77,79 ボルト孔(ネジ孔)
30,83 固定子
31 回転子
38 コイル(固定子巻線)
46 回転軸
63 レゾルバ(センサ)
63A レゾルバステータ(検出部)
75,82 第1ハウジング部
100 取付部材(車体取付用部材)

Claims (3)

  1. 固定子の内周側に回転子を収容したモータ部と、前記モータ部に固定可能なハウジング部とを有し、
    前記ハウジング部には、モータ部の回転子の位置検出用のセンサの検出部が固定され、前記モータ部は、前記ハウジング部に対して軸線回りに相対的に回転可能になっており、前記検出部と前記モータ部との位置調整が可能に構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記ハウジング部には、車体側に取り付ける際に用いる車体取付用部材が一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載のパワーステアリング装置。
  3. 固定子の内周側に回転子を収容したモータ部にハウジング部を突き当てて、前記モータ部をハウジング部に対して所定範囲内で相対的に軸線回りに回転させ、前記ハウジング部に固定された前記回転子の位置検出用のセンサの検出部と、前記モータ部との位置調整を行うことを特徴とする電動パワーステアリング装置のセンサ位置調整方法。

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