JP2007174789A - 位置調整機構付きモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】回転軸を支持する軸受とモータケースの嵌めこみ部分において発生する隙間を調節、固定することにより打音、芯ズレ、トルクむらを低減化したモータを提供する。
【解決手段】モータハウジング又はモータケース軸受ハウジングに軸受でロータの回転軸を支持されたモータにおいて、前記軸受の前記回転軸に対する位置を調整して保持する位置調整機構を、前記モータハウジング又はモータケース軸受ハウジングに設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両等の運転者の操舵力を補助する電動パワーステアリング装置用に最適なモータの改良に関し、特にロータの軸受の位置調整機構を設け、ロータ組み込み時に関連する隙間、誤差、芯ズレから発生する打音、騒音、トルクむらなどの低減化を図った位置調整機構付きモータに関するものである。
車両の電動パワーステアリング装置は、操舵補助トルクとなるモータの回転出力を減速して手動操舵機構の出力軸に伝達し、運転者によってステアリングホイールに印加された手動操舵力を補助して、車輪の転舵を行うものである。
ここで、従来から用いられている電動パワーステアリング装置用モータの代表例の一つであるブラシタイプDCモータについて説明する。図6は、特開平11−252851号公報(特許文献1)に示されるようなブラシタイプDCモータの軸方向の略断面構造図を示し、モータケース円筒部7a、モータケース軸受ハウジング8が軸芯中央部に形成された円形端面部7bで成るモータケース7と、モータケース7のモータケース円筒部7aの開口部に取り付けられるフロントブラケット9とによってモータハウジング12が形成されている。モータケース円筒部7aの内周部にはステータ6が固定され、モータケース軸受ハウジング8の終端側にはリア軸受2が収納され、フロントブラケット9の軸芯中心部分にはフロント軸受1が固定されている。
フロント軸受1は、ロータ16を結合した回転軸11の出力側一端部(図示の左側)を回転可能に支持し、リア軸受2は回転軸11の終端側一端部(図示の右側)を回転可能に支持し、回転軸11の右端はリア軸受2で止まっており、出力側はモータハウジング12の外部にフロント軸受1を貫通して延び、出力軸として回転する。また、リア軸受2の外輪部分とモータケース軸受ハウジング8との間には、回転軸11に対して軸芯に沿って軸方向に押圧力を与えるために皿バネ20が保持されている。
更に、回転軸11には電磁的に回転力を発生させるアーマチュアコイル15がロータ16を介してステータ6に対向して巻回されておリ、アーマチュアコイル15には、回転軸11と一体になって回転すると同時にアーマチュアコイル15に通電するコミュテータ17が設けられている。尚、コミュテータ17に対する通電は、モータハウジング12に固定されたブラシホルダ18によって保持されてコミュテータ17と電気的な接触を保持するブラシ19と、コミュテータ17方向に弾性付勢力を与えるブラシスプリング18aとによって行われる。
ロータ16は回転軸11に固定されており、回転軸11は出力側及び終端側のフロント軸受1及びリア軸受2で支持され、フロント軸受1はブラケット9によって軸方向(スラスト方向)、半径方向(ラジアル方向)ともに固定されて回転軸11を支持している。
特開平11−252851号公報
上述のような構造において、リア軸受2を収納するモータケース軸受ハウジング8は、低コスト化のためにモータケース7と一体成形しており、フロント軸受1を組み付けるブラケット9の内径部とリア軸受2を組み付けるモータケース軸受ハウジング8の内径部との軸芯を高精度に保つことは困難である。従って、リア軸受2を組み付けるモータケース軸受ハウジング8の内径部と、リア軸受2の外径部のはめあい隙間とを拡げてガタを生じさせ、これにより組み立て作業を容易にしている。
このため、リア軸受2は一般にスラスト方向を主として支持し、軸のラジアル方向に対してはガタを有して支持する構造となっていた。これらが要因となり、回転軸11にトルクを発生する際、つまりモータ駆動時に隙間が急激に詰められることによる打音、騒音が発生し、隙間の分だけ、回転軸11の芯ズレを誘発してしまう。
更に、特許文献1で開示されているように、隙間に弾性材を挿入し組み立てる方法では、耐久性の面で打音、騒音、隙間対策において限界がある。
本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、リア軸受とモータケースとの間の隙間を調節、固定することにより、ロータがトルクを発生するときに起こるリア軸受とモータケースとの隙間から発生する打音、芯ズレ等を抑制できる位置調整機構付きモータを提供することにある。
本発明は、モータハウジング又はモータケース軸受ハウジングに軸受でロータの回転軸を支持されたモータに関し、本発明の上記目的は、前記軸受の前記回転軸に対する位置を調整して保持する位置調整機構を、前記モータハウジング又はモータケース軸受ハウジングに設けることにより達成される。
また、本発明の上記目的は、前記位置調整機構をネジとネジ穴で構成することにより、或いは前記位置調整機構が、前記回転軸に対してラジアル方向又はスラスト方向、或いはラジアル方向及びスラスト方向の位置調整が可能であることにより、或いは前記ラジアル方向の位置調整は、前記軸受の外周面を押圧することにより行い、前記スラスト方向の位置調整は前記軸受の外側端面を押圧することにより行うことにより、或いは前記外周面への押圧を、ほぼ3等分された外周方向から行うと共に、前記外側端面への押圧を、同心円をほぼ3等分した外側方向から行うことにより効果的に達成される。また、前記位置調整機構付きモータをアシスト駆動源として電動パワーステアリング装置に設けることにより、より効果的に達成される。
本発明の位置調整機構付きモータによれば、軸受周りの隙間をラジアル方向及びスラスト方向において調整及び固定が可能となり、ロータの軸芯を確保することができるので、芯ズレ、トルクむら、打音、振動音を低減したモータを実現できる。
また、位置調整機構付きモータによるラジアル方向の位置調整は、軸受の外周面を押圧することにより実現でき、スラスト方向の位置調整は軸受の外側端面を押圧することにより実現できるので、調整及び固定が非常に容易である。
比較的簡単な構造で軸受の位置調整を行うことができ、製造コストも安いので、車両のパワーステアリング用モータとして最適である。
本発明は、モータのハウジング又はモータケース軸受ハウジングに、回転軸を支持するリア軸受の位置(スラスト方向、ラジアル方向)を調整して固定する位置調整機構を設けた位置調整機構付きモータである。また、位置調整機構付きモータを、車両の電動パワーステアリング装置のアシスト駆動源としている。
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一例としてブラシタイプDCモータの軸方向の略断面構造を図6に対応させて示しており、モータケース円筒部7a、モータケース軸受ハウジング8が軸芯中央部に形成された円形端面部7bで成るモータケース7と、モータケース7のモータケース円筒部7aの開口に取り付けられるフロントブラケット9とによってモータハウジング12が形成されている。モータケース円筒部7aの内周部にはステータ6が固定され、モータケース軸受ハウジング8にはリア軸受2が収納され、フロントブラケット9の軸芯中心部分にはフロント軸受1が固定されている。
フロント軸受1は、ロータ16を結合した回転軸11の出力側一端部(図示の左側)を回転可能に支持し、リア軸受2は回転軸11の終端側一端部(図示の右側)を回転可能に支持し、回転軸11の右端はリア軸受2で止まっており、出力側はモータハウジング12の外部にフロント軸受1を貫通して延び、出力軸として回転するモータである。
また、リア軸受2のスラスト方向及びラジアル方向の位置を調整して固定する位置調整機構が設けられており、その詳細構造を図2及び図4に示す。
図2は図1の右側面の一部(位置調整機構部)を示しており、図1及び図2に示すように円形端面7bのモータケース軸受ハウジング8の側面に円周3等分の3箇所、端面に同心円を3等分した3箇所のそれぞれの同心円を3等分した3箇所にネジ穴41a、42a、43aを設け、位置調整機構用のネジ穴(31a〜33a、41a〜43a)を設け、リア軸受2をモータケース軸受ハウジング8に挿入した後、リア軸受ラジアル用ネジ31、32、33及びリア軸受スラスト用ネジ41、42、43をそれぞれネジ穴31a〜33a及び41a〜43aに螺合して固定する。図示のように、ラジアル方向のネジ穴(31a〜33a)とスラスト方向のネジ穴(41a〜43a)との角度位相が等しいことが望ましいが、位相関係は任意で良い。
図3(A)に示すように軸芯に対し回転軸11がズレている場合、円形端面7bのモータケース軸受ハウジング8の側面のネジ穴31a、32a、33aに、リア軸受ラジアル用ネジ31、32、33を図3(B)に示すように3箇所x、y、z方向から調整することにより、ラジアル方向からの位置決めが可能である。これにより、ラジアル方向の隙間、ズレを調整してリア軸受2を固定することができる。
図4(A)はモータ端面の斜視構造を示しており、円形端面7bのモータケース軸受ハウジング8の端面の同心円を3等分した3箇所にネジ穴41a、42a、43aを設け、図4(B)に示すように、リア軸受スラスト用ネジ41、42、43を挿入して螺合することにより、リア軸受2に対し荷重を付与することができ、回転軸11のスラスト方向の隙間、ガタを規制するための押圧力を与え、リア軸受2の調整及び固定を行う。
図5(A)はモータ軸受方向の一部断面図であり、モータケースハウジング8内において、リア回転軸2と回転軸11がスラスト方向に隙間、ガタのある状態を示している。このようなスラスト方向のズレに対して、図5(B)に示すようにリア軸受スラスト用ネジ41、42により隙間、ガタを調整して、隙間なくガタもなくリア軸受2を固定することができる。
尚、生産性と効果の点で3等分の3点止めを説明したが、ラジアル方向、スラスト方向共に2点止めや4点止めでも良く、任意の数とすることができる。また、位置調整機構をネジ穴とネジで構成する例を挙げたが、螺合若しくは保合によって位置を調整して固定する機構であれば良い。
更に、上述ではブラシタイプDCモータを例に挙げて説明したが、本発明はブラレスシモータを初めとするあらゆるモータに適用可能であり、特に安価で高性能を要求される電動パワーステアリング用モータとして最適である。
本発明の実施態様を示すDCブラシ付きモータの軸方向の略断面構造図である。 本発明によるモータ軸方向の一部側面図である。 本発明による位置調整(ラジアル方向)を説明するための図である。 本発明による位置調整(スラスト方向)を説明するための図である。 本発明による位置調整(スラスト方向)を説明するための図である。 DCブラシ付きモータの従来例を示す軸方向の略断面構造図である。
符号の説明
1 フロント軸受
2 リア軸受
6 ステータ
7 モータケース
8 モータケース軸受ハウジング
9 フロントブラケット
12 モータハウジング
11 回転軸
15 アーマチュアコイル
16 ロータ
17 コミュテータ
18 ブラシホルダ
19 ブラシ
20 皿バネ
31、32、33 リア軸受ラジアル用ネジ
41、42、43 リア軸受スラスト用ネジ

Claims (6)

  1. モータハウジング又はモータケース軸受ハウジングに軸受でロータの回転軸を支持されたモータにおいて、前記軸受の前記回転軸に対する位置を調整して保持する位置調整機構を、前記モータハウジング又はモータケース軸受ハウジングに設けたことを特徴とする位置調整機構付きモータ。
  2. 前記位置調整機構がネジとネジ穴で構成されている請求項1に記載の位置調整機構付きモータ。
  3. 前記位置調整機構が前記回転軸に対してラジアル方向又はスラスト方向、或いはラジアル方向及びスラスト方向の位置調整が可能な請求項2に記載の位置調整機構付きモータ。
  4. 前記位置調整機構の前記ラジアル方向の位置調整は、前記軸受の外周面を押圧することにより行い、前記スラスト方向の位置調整は前記軸受の外側端面を押圧することにより行う請求項3に記載の位置調整機構付きモータ。
  5. 前記外周面への押圧を、ほぼ3等分された外周方向から行うと共に、前記外側端面への押圧を、同心円をほぼ3等分した外側方向から行うようになっている請求項4に記載の位置調整機構付きモータ。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の位置調整機構付きモータをアシスト駆動源として用いたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011250633A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Tamagawa Seiki Co Ltd モータ構造
TWI632305B (zh) * 2017-10-13 2018-08-11 建準電機工業股份有限公司 軸承組及具軸承組之馬達

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