JP2021083144A - 回転電機 - Google Patents

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Takeshi Kawaguchi
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Abstract

【課題】組付作業および分解作業の制限が緩和した回転電機を提供する。【解決手段】回転電機は、ケースと、ケース内で固定されたステータと、一端部41がケース外に突き出したシャフト87を有するロータと、ケース外に設けられ、ステータに電気的に接続され、ロータの回転角度を検出する角度検出センサを有する制御部と、角度検出センサに及ぶ磁界を発生させ、ロータと一体に回転するマグネット88とを備える。マグネット88は、シャフト87に軸方向に嵌合する保持部材を用いることなく、ケース外で一端部41に固定されている。マグネット88の外径D1は一端部41の外径D2以下である。【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機に関する。
従来、ロータのシャフトの一端部がケース外に突き出すように設けられ、この一端部の周囲に制御部および角度検出センサが配置された回転電機が知られている。特許文献1に開示された回転電機では、角度検出センサと対向するようにマグネットが設けられている。マグネットは保持部材としてのマグネットホルダに保持されている。マグネットホルダは、マグネットが固定された保持部と、シャフトの一端部に軸方向に圧入された嵌合部と、保持部から外側に突き出したフランジ部とを有する。
特開2011−41355号公報
特許文献1では、ケースに設けられた軸受の内径よりもマグネットホルダの外径が大きい。そのため、回転電機を製造するとき、ケースとシャフトを組み付けた後でなければマグネットを組み付けることができず、組付作業に制限があった。また、回転電機をメンテナンスするとき、シャフトからマグネットホルダを取り外さなければケース内部を分解することができず、分解作業に制限があった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、組付作業および分解作業の制限が緩和した回転電機を提供することである。
本発明の回転電機は、ケース(830)と、ケース内で固定されたステータ(840)と、一端部(41)がケース外に突き出したシャフト(87)を有するロータ(860)と、ケース外に設けられ、ステータに電気的に接続され、ロータの回転角度を検出する角度検出センサ(25)を有する制御部(10)と、角度検出センサに及ぶ磁界を発生させ、ロータと一体に回転するマグネット(88)とを備える。
マグネットは、シャフトに軸方向に嵌合する保持部材を用いることなく、ケース外で一端部に固定されている。マグネットの外径(D1)は一端部の外径(D2)以下である。
このようにマグネットの外径を一端部の外径以下にすることで、回転電機を製造するとき、ケースとシャフトを組み付ける前であってもマグネットとシャフトを組み付けることができる。つまり、予めシャフトとマグネットを組み付けても、ケースとシャフトを互いに干渉することなく組み付けることができる。そのため、組付作業の制限を緩和できる。
また、回転電機をメンテナンスするとき、シャフトからマグネットを取り外すことなくケース内部を分解することができる。つまり、マグネットがシャフトに固定された状態のまま、ロータをケースから取り外すことができる。そのため、分解作業の制限を緩和できる。
さらに、シャフトに軸方向に嵌合する保持部材を用いることなくマグネットを固定することで、従来マグネットと軸受との間に必要であったマグネットホルダの圧入代が不要になる。そのため、マグネットと軸受との距離を近づけることが可能となり、ケース外へ突き出す一端部の軸長を短縮可能となる。これにより、一端部の軸振れが低減し、角度検出センサによる検出精度が向上するとともに、回転電機の駆動音が低減する。また、回転電機の軸方向体格が小さくなる。
さらにまた、マグネットまたはシャフトの一端部に対して径方向外側に制御部を配置する形態において、従来一端部と制御部との間に必要であった干渉防止のための比較的大きな空間が不要になる。そのため、制御部の部品配置の制限を緩和できる。
回転電機の縦断面図である。 図1のII−II線断面図である。 第1実施形態の回転電機のシャフト一端部を拡大して示す断面図である。 第1実施形態の第1変形例のシャフト一端部を拡大して示す断面図である。 第1実施形態の第2変形例のシャフト一端部を拡大して示す断面図である。 第1実施形態の第2変形例のマグネットの固定方法を示す断面図である。 第1実施形態の第3変形例のシャフト一端部を拡大して示す断面図である。 第1実施形態の第3変形例のマグネットの固定方法を示す断面図である。 第2実施形態の回転電機のシャフト一端部を拡大して示す正面図である。 図9のマグネットおよびシャフト一端部を矢印X方向から見たときの図である。
以下、回転電機の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。回転電機は、例えば車両の電動パワーステアリング装置に適用され、操舵アシストトルクを出力する。
最初に、各実施形態に共通する事項として、回転電機の全体構成について説明する。図1および図2に示すように、回転電機1は、モータ部80、制御部10およびマグネット88を備える。
モータ部80は、例えば三相ブラシレスモータ等から構成され、ケース830、ステータ840およびロータ860を備える。ケース830は、筒部834と、筒部834の一端に設けられたリアフレームエンド837と、筒部834の他端に設けられたフロントフレームエンド838とを有する。本実施形態では筒部834とリアフレームエンド837とフロントフレームエンド838とが別部材から構成されているが、他の実施形態ではそれらのうち2つ以上が同一部材から構成されてもよい。リアフレームエンド837およびフロントフレームエンド838は、図示しないボルト等により互いに締結されている。
ステータ840は、ケース830内で筒部834に固定されているステータコア845と、ステータコア845に組み付けられた巻線組801、802とを有する。巻線組801、802のリード線852、855は、リアフレームエンド837を貫通してケース830外へ延び出ている。
ロータ860は、リア軸受835およびフロント軸受836により支持されているシャフト87と、シャフト87が嵌め付けられたロータコア865とを有する。シャフト87の一端部41はケース830外に突き出している。ロータ860は、ステータ840の内側に設けられており、ステータ840に対して相対回転可能である。
制御部10は、ケース830外に設けられ、リード線852、855に電気的に接続されている。本実施形態では、制御部10は、制御ユニット20と、制御ユニット20を覆うカバー21と、制御ユニット20を外部に接続するためのコネクタユニット35とを備える。制御部10は、取得した情報や制御部10内部で検出したモータ電流等の情報に基づき、所望のアシストトルクを発生するようにモータ部80の駆動を制御する。モータ部80および制御部10は機電一体型の駆動装置を構成している。
制御ユニット20は、リアフレームエンド837に固定されたヒートシンク245と、ヒートシンク245に固定された基板230、235およびパワーモジュール241、242と、基板230、235に実装されている各種の電子部品とを備える。基板230は、リアフレームエンド837と対向する位置に設けられている。基板230には、ロータ860の回転角度を検出する角度検出センサ25が搭載されている。
マグネット88は、一端部41に固定されており、角度検出センサ25に及ぶ磁界を発生させ、ロータ860と一体に回転する。
[第1実施形態]
次に、第1実施形態の回転電機1の構成について説明する。図1〜図3に示すように、マグネット88は、シャフト87に軸方向に嵌合する保持部材を用いることなく、ケース830外で一端部41に固定されている。マグネット88の外径D1は一端部41の外径D2以下である。
第1実施形態では、マグネット88は円盤状であり、軸中心がシャフト87の回転軸心Axと一致するように設けられ、接着剤43により一端部41の端面42に固定されている。シャフト87は非磁性体である。外径D1と外径D2は等しい。マグネット88は、基板230に対してモータ部80側に位置し、角度検出センサ25と軸方向に対向するように配置されている。
(効果)
以上説明したように、第1実施形態では、マグネット88は、シャフト87に軸方向に嵌合する保持部材を用いることなく、ケース830外で一端部41に固定されている。マグネット88の外径D1は一端部41の外径D2以下である。
このようにマグネット88の外径D1を一端部41の外径D2以下にすることで、回転電機1を製造するとき、ケース830とシャフト87を組み付ける前であってもマグネット88とシャフト87を組み付けることができる。つまり、予めシャフト87とマグネット88を組み付けても、ケース830とシャフト87を互いに干渉することなく組み付けることができる。そのため、組付作業の制限を緩和できる。
また、回転電機1をメンテナンスするとき、シャフト87からマグネット88を取り外すことなくケース830内部を分解することができる。つまり、マグネット88がシャフト87に固定された状態のまま、ロータ860をケース830から取り外すことができる。そのため、分解作業の制限を緩和できる。
さらに、シャフト87に軸方向に嵌合する保持部材を用いることなくマグネット88を固定することで、従来マグネット88とリア軸受835との間に必要であったマグネットホルダの圧入代が不要になる。そのため、マグネット88とリア軸受835との距離を近づけることが可能となり、ケース830外へ突き出す一端部41の軸長を短縮可能となる。これにより、一端部41の軸振れが低減し、角度検出センサ25による検出精度が向上するとともに、回転電機1の駆動音が低減する。また、回転電機1の軸方向体格が小さくなる。
また、第1実施形態では、シャフト87は非磁性体である。そのため、マグネット88の磁束密度低下を抑制できる。
[第1実施形態の第1変形例]
第1実施形態の第1変形例では、図4に示すように、マグネット88は溶着により一端部41の端面42に固定されている。このように接着剤を用いることなくマグネット88を端面42に固定してもよい。
[第1実施形態の第2変形例]
第1実施形態の第2変形例では、図5に示すように端面42から軸方向へ凹む凹部44が一端部41に形成されている。マグネット88の外径D1は一端部41の外径D2よりも小さい。図6に示すように、マグネット88は焼き嵌め又は圧入により凹部44内に嵌め入れられて固定される。このようにマグネット88を凹部44内に固定してもよい。これによりマグネット88と一端部41との径方向位置合わせが容易になるという副次的効果が得られる。
[第1実施形態の第3変形例]
第1実施形態の第3変形例では、図7に示すように凹部44内に固定されたマグネット88は、図8に示すように凹部44に注入されて硬化した磁性材料45からなる。このように圧入等を行うことなくマグネット88を凹部44に固定してもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態では、図9および図10に示すように一端部41は、回転方向すなわち軸心Axまわりの周方向においてマグネット88に当接可能な回転規制部51を有する。具体的には、マグネット88は、周方向の一部に軸方向(すなわち厚み方向)へ凹む位置合わせ用の切欠き52を有する。一端部41は、軸方向に突き出す突起であって切欠き52に嵌合している回転規制部51を有する。これにより回転規制部51は、周方向において切欠き52の内壁面に接触することでマグネット88の回り止めを行う。また、シャフト87に対するマグネット88の回転方向の位置合わせを行う。
[他の実施形態]
他の実施形態では、マグネットまたはシャフトの一端部に対して径方向外側に制御部を配置してもよい。つまり、シャフトが制御部に挿入されるように又は貫通するように設けられてもよい。このような形態では、シャフトに軸方向に嵌合する保持部材を用いることなくマグネットを固定し、マグネットの外径を一端部の外径以下にすることで、従来一端部と制御部との間に必要であった干渉防止のための比較的大きな空間が不要になる。そのため、制御部の部品配置の制限を緩和できる。
他の実施形態では、マグネットは軸方向断面形状が円形に限らず、例えば多角形等の他の形状であってもよい。その場合、マグネットの外径とは、マグネットの外接円の径のことを意味する。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1:回転電機 10:制御部
25:角度検出センサ 41:一端部
87:シャフト 88:マグネット
830:ケース 840:ステータ
860:ロータ D1:マグネットの外径
D2:一端部の外径。

Claims (3)

  1. ケース(830)と、
    前記ケース内で固定されたステータ(840)と、
    一端部(41)が前記ケース外に突き出したシャフト(87)を有するロータ(860)と、
    前記ケース外に設けられ、前記ステータに電気的に接続され、前記ロータの回転角度を検出する角度検出センサ(25)を有する制御部(10)と、
    前記角度検出センサに及ぶ磁界を発生させ、前記ロータと一体に回転するマグネット(88)と、
    を備え、
    前記マグネットは、前記シャフトに軸方向に嵌合する保持部材を用いることなく、前記ケース外で前記一端部に固定されており、
    前記マグネットの外径(D1)は前記一端部の外径(D2)以下である回転電機。
  2. 前記一端部は、回転方向において前記マグネットに当接可能な回転規制部(51)を有する請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記シャフトは非磁性体である請求項1または2に記載の回転電機。
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