JP4320669B2 - ボール形等速ジョイント - Google Patents

ボール形等速ジョイント Download PDF

Info

Publication number
JP4320669B2
JP4320669B2 JP2006306548A JP2006306548A JP4320669B2 JP 4320669 B2 JP4320669 B2 JP 4320669B2 JP 2006306548 A JP2006306548 A JP 2006306548A JP 2006306548 A JP2006306548 A JP 2006306548A JP 4320669 B2 JP4320669 B2 JP 4320669B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
outer ring
constant velocity
protrusion
velocity joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006306548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008121791A (ja
Inventor
和之 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2006306548A priority Critical patent/JP4320669B2/ja
Publication of JP2008121791A publication Critical patent/JP2008121791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4320669B2 publication Critical patent/JP4320669B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Description

本発明は、ボール形等速ジョイントに関するものである。
従来、ボール形等速ジョイントにおいて、例えば特許文献1〜4などには、ジョイント角の広角化を図るために種々のものが提案されている。ここで、等速ジョイントが回転中において、ボールに作用する遠心力により、ボールは径方向外側に移動しようとする。そこで、提案されている特許文献1〜4の何れにおいても、ボールが所定位置から離脱しないようにするために、ジョイント角が最大角となった際であっても、外輪の第一ボール溝とボールとの接点を確保するようにしている。つまり、ボールが外輪の第一ボール溝に必ず接触するようにすることで、ボールに遠心力が作用したとしても、ボールが所定位置から離脱しないようにしている。
特開2004−169915号公報 特開2001−153149号公報 特開2000−509799号公報 特開2003−194089号公報
しかし、常にボールと外輪の第一ボール溝との接点を確保するという制約があるため、設計が容易ではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ボールと外輪の第一ボール溝との接点を確保せずに、ボールに遠心力が作用したとしてもボールが所定位置から離脱することを防止できるボール形等速ジョイントを提供することを目的とする。
(1)本発明のボール形等速ジョイントは、カップ状からなり、内周面に少なくとも第一軸方向に延びるように且つ一端が開口部に開放された複数の第一ボール溝が形成された外輪と、外輪の内側に配置され、外周面に少なくとも第二軸方向に延びるように第一ボール溝と同数の第二ボール溝が形成された内輪と、それぞれの第一ボール溝およびそれぞれの第二ボール溝に対して周方向に係合して、外輪と内輪との間でトルクを伝達する複数のボールと、第三軸を中心とする環状からなり、外輪と内輪との間に配置され、第三軸の周方向にボールをそれぞれ収容する複数の窓部が形成された保持器とを備える。
そして、本発明のボール形等速ジョイントの特徴的構成は、窓部の周方向開口幅は、ボールの直径より大きく形成され、保持器は、窓部の外周側縁部のうち、窓部の第三軸方向対向面の少なくとも何れか一方面の周方向両端部に、第三軸方向開口幅がボールの直径より小さくなるように窓部の中心に向かって突出形成される第一突起部と、窓部の外周側縁部のうち、第三軸方向対向面の周方向中央部に、第三軸方向開口幅をボールの直径より小さくなるように窓部の中心に向かって突出形成され、第一突起部よりも突出量が小さな第二突起部と、を有することである。
つまり、本発明のボール形等速ジョイントにおいて、窓部の周方向開口幅が、ボールの直径より大きく形成されているので、ボールは、保持器に対して保持器の周方向に移動可能である。ここで、ボール形等速ジョイントが回転中には、ボールは窓部のうち周方向中央部には位置しない。換言すると、ボールは窓部のうち周方向端側の何れか一方に移動する。ボールが、窓部のうち周方向端側の一方側に移動するか他方側に移動するかは、回転方向に応じて異なる。つまり、何れの回転方向であっても、ボールは窓部の周方向中央には位置せず、必ず窓部の周方向端側に位置することになる。
さらに、ボール形等速ジョイントが回転中には、ボールに遠心力が作用する。つまり、ボールに遠心力が作用する際には、ボールは、窓部のうち周方向端側に位置している。そして、本発明のボール形等速ジョイントの保持器は、第一突起部を有する。この第一突起部は、窓部の外周側縁部のうち、窓部の第三軸方向対向面の少なくとも何れか一方面に形成されている。さらに具体的には、この第一突起部は、当該第三軸方向対向面の周方向両端部に、第三軸方向開口幅をボールの直径より小さくなるように窓部の中心に向かって突出形成される。つまり、第一突起部が形成されている部分の窓部開口幅は、ボールの直径よりも小さくなっている。従って、第一突起部が形成されている部分にボールが位置する場合には、ボールは第一突起部に係合するため、ボールは保持器の窓部から径方向外側に離脱しない。このことは、ジョイント角が最大角となった際であっても、同様である。つまり、ボール形等速ジョイントが回転することによりボールに遠心力が作用するときに、ボールが必ず第一突起部に係合する位置に位置している。従って、第一突起部を有することにより、ボール形等速ジョイントが回転中、ジョイント角が最大角となった際であっても、ボールが保持器から離脱することを防止できる。
このように、本発明によれば、従来のようにボールと外輪の第一ボール溝との接点を確保することなく、ボールが保持器から径方向外側に離脱することを防止できる。つまり、ジョイント角が最大角となった際に、ボールと外輪の第一ボール溝との接点を確保しなくても、ボールの離脱を防止できる。従って、ボールと外輪の第一ボール溝との接点を確保するという制約がなくなり、外輪などの設計自由度が高くなり、従来に比べて容易に広角化の設計ができるようになる。
さらに、保持器は、窓部の外周側縁部のうち、第三軸方向対向面の周方向中央部に、第三軸方向開口幅をボールの直径より小さくなるように窓部の中心に向かって突出形成され、第一突起部よりも突出量が小さな第二突起部を有する。ここで、上述したように、ボール形等速ジョイントが回転中には、ボールが窓部の周方向中央部に位置しない。ただし、ボール形等速ジョイントの停止中、およびボール形等速ジョイントの組付時や搬送時などにおいても、確実に、ボールが保持器の窓部から径方向外側に離脱することを防止できる。
ただし、第二突起部の突出量が大きすぎるとボールを保持器の窓部に挿入できないおそれがある。この理由は、ボールを保持器の窓部へ組み付ける際、ボールは保持器の窓部の径方向外側から挿入するためである。しかし、本発明における第二突起部の突出量は、第一突起部の突出量より小さく、ボールを圧入できる程度に小さくしておくことで、十分にボールを挿入することができる。
(2)また、第一突起部は、窓部の第三軸方向対向面の両側面に形成されるようにするとよい。これにより、確実に、ボールが保持器から径方向外側に離脱することを防止できる。
(3)仮に、第一突起部が、窓部の第三軸方向対向面の少なくとも一方面に形成される場合には、第一突起部は、窓部の第三軸方向対向面の少なくとも外輪の開口側の面に形成されるようにするとよい。ここで、仮に、ボールが外輪の第一ボール溝の一端より外輪の開口外側に位置するとした場合には、ボールが外輪の第一ボール溝から抜け出た瞬間、および、ボールが第一ボール溝に復帰する瞬間において、主として保持器のうち外輪の開口側が、ボールから荷重を受けている状態となる。従って、少なくとも外輪の開口側に第一突起部を形成することで、確実にボールが保持器の窓部から径方向外側へ離脱しないようにできる。
)また、保持器は、窓部の内周側縁部のうち、第三軸方向対向面に、第三軸方向開口幅をボールの直径より小さくなるように窓部の中心に向かって突出形成される第三突起部を有するようにしてもよい。上述したように、ジョイント角の広角化を図ることで、ボールが第二ボール溝から離脱するおそれがある。しかし、このような場合であっても、保持器が第三突起部を有することで、ボールが保持器の窓部から径方向内側に離脱することを防止できる。
)また、複数のボールのうち何れかは、外輪の中心軸と内輪の中心軸との傾斜角度が所定角度の場合に、第一ボール溝の一端より外輪の開口外側に位置するようにしてもよい。ここで、ジョイント角(外輪の中心軸と内輪の中心軸との傾斜角度)を大きくすると、第一ボール溝の一端へ移動するボールが存在する。そして、このボールが、第一ボール溝の一端より外輪の開口外側に位置する状態とすることにより、さらにジョイント角を大きくすることができる。このように、さらなる広角化を図ることができる。ただし、ボールが第一ボール溝の一端より外輪の開口外側に位置するということは、ボールは第一ボール溝によっては支持されていないということになる。この場合であっても、上述したように、第一突起部を有することにより、ボールが保持器から離脱することを防止できる。
)また、第一ボール溝の一端のうち少なくとも溝側面縁部が、外輪の開口側に向かって広がるように形成されているとよい。これにより、第一ボール溝から離脱したボールが、再び第一ボール溝に復帰する際に、確実に第一ボール溝に復帰できる。ここで、外輪の開口側に向かって広がるように形成されている形状として、C面取り形状、R面取り形状、ラッパ形状など種々の形状を含む。特に、R面取り形状およびラッパ形状などの曲面形状にすることで、ボールが第一ボール溝の奥側に移動するにつれて、ボールと外輪との間で伝達されるトルクが徐々に大きくなる。従って、等速ジョイントの回転中に、違和感なくトルク伝達が行われる。
)また、第一ボール溝の一端のうち溝側面縁部のみを、外輪の開口側に向かって広がるように形成するのではなく、第一ボール溝の一端の全縁部が、前記外輪の開口側に向かって広がるように形成されてもよい。これにより、より確実に、ボールが第一ボール溝に復帰できる。この場合も、上記同様に、外輪の開口側に向かって広がるように形成されている形状として、C面取り形状、R面取り形状、ラッパ形状など種々の形状を含む。
)また、第一ボール溝とボールとの接触角度が、第一ボール溝の一端から第一軸方向中央部側に向かって、大きくなるように変化するようにしてもよい。いわゆる第一ボール溝が徐変溝となる。このように、第一ボール溝を徐変溝とすることで、より滑らかにボールが第一ボール溝を移動できる。さらに、ボールが第一ボール溝の奥側に移動するにつれて、ボールと外輪との間で伝達されるトルクが徐々に大きくなる。従って、等速ジョイントの回転中に、より違和感なくトルク伝達が行われる。
本発明のボール形等速ジョイントによれば、ボールと外輪の第一ボール溝との接点を確保せずに、ボールに遠心力が作用したとしても、ボールが保持器に保持された状態を維持できる。従って、ボールが所定位置から離脱することを防止できる。
次に、実施形態を挙げ、本発明のボール形等速ジョイントをより詳しく説明する。本実施形態においては、本発明のボール形等速ジョイントとして、ツェッパ形等速ジョイントを例に挙げて説明する。本実施形態のツェッパ形等速ジョイント10(以下、単に「等速ジョイント」と称す。)の構成について、図1〜図7を参照して説明する。図1は、ジョイント角が最大の場合における等速ジョイント10の軸方向断面図を示す。図2は、保持器50の斜視図を示す。図3は、保持器50の周方向部分断面図を示す。図4は、図3のC−C断面図を示す。図5は、図3のD−D断面図を示す。図6は、外輪20の第一ボール溝23の開口端形状を説明する図である。図7は、外輪20の第一ボール溝23が徐変溝であることを説明する図である。
図1に示すように、等速ジョイント10は、固定式ボール形等速ジョイントからなる。この等速ジョイント10は、外輪20と、内輪30と、複数のボール40と、保持器50と、シャフト60とから構成される。以下、各構成部品について詳細に説明する。
外輪20は、図1の右側に開口部を有するカップ状からなる。この外輪20のカップ底部の外方(図1の左側)には、連結軸21が第一軸方向に延びるように一体成形されている。この連結軸21は、他の動力伝達軸に連結される。さらに、外輪20の内周面は、凹球面状に形成されている。具体的には、外輪20の凹球面状内周面の最内周面22は、第一軸方向断面で見た場合に一様な円弧、つまり凹状の部分球面状に形成されている。さらに、外輪20の凹球面状内周面には、複数の略円弧凹状からなる第一ボール溝23が、第一軸方向に平行に延びるように形成されている。これら複数の第一ボール溝23は、径方向断面で見た場合に、周方向に等間隔に形成されている。ここで、第一軸方向とは、外輪20の中心軸を通る方向、すなわち、外輪20の回転軸方向を意味する。なお、第一ボール溝23の詳細については、後述する。
内輪30は、筒状からなり、外輪20の内側に配置されている。この内輪30の外周面は、凸球面状に形成されている。具体的には、内輪30の凸球面状外周面の最外周面31は、第二軸方向断面で見た場合に一様な円弧、つまり凸状の部分球面状に形成されている。さらに、内輪30の凸球面状外周面には、複数の円弧凹状からなる第二ボール溝32が、第二軸方向に平行に延びるように形成されている。これら複数の第二ボール溝32は、径方向断面で見た場合に、周方向に等間隔に、且つ、外輪20に形成される第一ボール溝23と同数形成されている。つまり、それぞれの第二ボール溝32が、外輪20のそれぞれの第一ボール溝23に対向するように位置する。また、内輪30の内周面には、第二軸方向に延びる内周スプライン33が形成されている。この内周スプライン33は、後述するシャフト60の外周スプライン61に嵌合(噛合)する。ここで、第二軸方向とは、内輪30の中心軸を通る方向、すなわち、内輪30の回転軸方向を意味する。
複数のボール40は、それぞれ、外輪20の第一ボール溝23および内輪30の第二ボール溝32に配置されている。そして、それぞれのボール40は、それぞれの第一ボール溝23およびそれぞれの第二ボール溝32に対して、転動自在で周方向(第一軸回り且つ第二軸回り)に係合している。従って、ボール40は、外輪20と内輪30との間でトルクを伝達する。
保持器50は、図2に示すように、環状からなる。この保持器50の外周面51は、外輪20の最内周面22にほぼ対応する部分球面状、すなわち凸球面状に形成されている。一方、保持器50の内周面52は、内輪30の最外周面31にほぼ対応する部分球面状、すなわち凹球面状に形成されている。そして、保持器50は、外輪20の最内周面22と内輪30の最外周面31との間に配置されている。
さらに、この保持器50は、周方向(第三軸の周方向)に等間隔に、略矩形孔の窓部53を複数形成している。この窓部53は、ボール40と同数形成されている。そして、それぞれの窓部53に、ボール40が1つずつ収容されている。この窓部53は、第三軸径方向から見た場合に、角部が円弧状に面取り(R面取り)が施された長方形状に形成されている。具体的には、窓部53の第三軸方向の対向面531、532は、ほぼ平行に形成されている。そして、これら窓部53の第三軸方向の対向面531、532間の開口幅(以下、「第三軸方向開口幅」と称す。)H1は、窓部53の周方向開口幅H2より狭くされている。この窓部53の第三軸方向開口幅H1は、ボール40の直径とほぼ同等である。つまり、窓部53の周方向開口幅H2は、ボール40の直径より大きく形成されている。ここで、第三軸方向とは、保持器50の中心軸を通る、すなわち、保持器50の回転軸方向を意味する。
さらに、保持器50は、図2〜図5に示すように、第一突起部54および第三突起部55を有する。この第一突起部54は、第一開口側突起部541と、第一奥側突起部542とからなる。
第一開口側突起部541は、窓部53の外周側縁部のうち、外輪20の開口側に位置する窓部53の第三軸方向対向面531の周方向両端部に、窓部53の中心に向かって(外輪20の奥側に向かって)突出形成されている。さらに、第一開口側突起部541は、先端側ほど細くなるように形成されている。より詳細には、第一開口側突起部541のうち径方向外側に位置する部分は、保持器50の外周面51の一部をなしている。つまり、凸球面状の一部をなしている。また、第一開口側突起部541のうち径方向内側に位置する部分は、第三軸方向断面形状が、凸円弧状に形成されている。また、この第一開口側突起部541の突出量は、ほぼ一定とされている。従って、第一開口側突起部541が形成されている部分における第三軸方向開口幅は、ボール40の直径より小さくなる。なお、この第一開口側突起部541は、窓部53の第三軸方向対向面531の周方向中央部には、形成されていない。
第一奥側突起部542は、窓部53の外周側縁部のうち、外輪20の奥側に位置する窓部53の第三軸方向対向面532(第三軸方向対向面531に対向する面)の周方向両端部に、窓部53の中心に向かって(外輪20の開口側に向かって)突出形成されている。さらに、第一奥側突起部542は、第一開口側突起部541と同様に、先端側ほど細くなるように形成されている。この第一奥側突起部542の周方向幅は、第一開口側突起部541と同じ幅である。従って、第一奥側突起部542が形成されている部分における第三軸方向開口幅は、ボール40の直径より小さくなる。つまり、第一開口側突起部541および第一奥側突起部542が形成されている部分における第三軸方向開口幅は、ボール40の直径より確実に小さくなる。なお、この第一奥側突起部542は、窓部53の第三軸方向対向面532の周方向中央部には、形成されていない。
第三突起部55は、窓部53の内周側縁部のうち、窓部53の第三軸方向対向面531、532の全縁部に、窓部53の中心に向かって(外輪20の奥側又は開口側に)突出形成されている。この第三突起部55は、先端側ほど細くなるように形成されている。より詳細には、第三突起部55のうち径方向内側に位置する部分は、保持器50の内周面52の一部をなしている。つまり、凹球面状の一部をなしている。また、第三突起部55のうち径方向外側に位置する部分は、第三軸方向断面形状が、凸円弧状に形成されている。また、この第三突起部55の突出量は、ほぼ一定とされている。従って、第三突起部55が形成されている部分における第三軸方向開口幅は、ボール40の直径より小さくなる。
シャフト60は、動力伝達シャフトである。このシャフト60の一端側の外周面には、外周スプライン61が形成されている。この外周スプライン61が内輪30の内周スプライン33に嵌合(噛合)されることにより、シャフト60は内輪30に連結される。
ここで、外輪20の第一ボール溝23について、より詳細に図6(a)(b)及び図7(a)(b)を参照して説明する。図6(a)は、第一ボール溝23を外輪20の開口側から見た部分図を示す。図6(b)は、図6(a)の底面図、すなわち、第一ボール溝23を外輪回転軸から見た図を示す。図7(a)は、図1のA−A断面図、すなわち、第一ボール溝23のうち外輪回転軸方向のほぼ中央部の断面図を示す。図7(b)は、図1のB−B断面図、第一ボール溝23のうち外輪回転軸方向の開口側の断面図を示す。
図6(a)(b)に示すように、第一ボール溝23の一端が、外輪20の開口側に開放されている。そして、第一ボール溝23の開放端側は、外輪20の開口側に向かって広がるように形成されている。具体的には、第一ボール溝23の外輪軸方向の中央部から開放端に向かって、まずラッパ形状に広がるように形成されている。第一ボール溝23のラッパ形状部分231は、詳細には、開放端に向かって、開放角度が次第に大きくなるような曲面状に形成されている。ただし、このラッパ形状部分231は、第一ボール溝23の溝側面縁部に主として形成されている。つまり、第一ボール溝23の溝底面縁部は、溝側面縁部に比べて、外輪20の開口側に向かって広がり量が小さい。
さらに、第一ボール溝23は、ラッパ形状部分231から開放端に向かって、C面取り形状に広がるように形成されている。この第一ボール溝23のC面取り形状部分232は、ラッパ形状部分231の開放端の接線にほぼ等しくなるように形成されている。そして、このC面取り形状部分232は、外輪回転軸に対して約45度傾斜している。すなわち、C面取り形状部分232の開放角度が、約45度となる。ただし、このC面取り形状部分232は、ラッパ形状部分231と同様に、第一ボール溝23の溝側面縁部に主として形成されている。
さらに、第一ボール溝23は、位置によって、ボール40との接触角度θが変化するように形成されている。具体的には、第一ボール溝23とボール40との接触角度θは、第一ボール溝23の開放端から第一軸方向中央部側(図1の左側)に向かって大きくなるように変化している。
この点、より詳細に説明する。第一ボール溝23は、上述したように略円弧凹状、例えばゴシックアーチや楕円形状などからなる。ただし、本実施形態においては、ゴシックアーチなどの近似形状として、第一ボール溝23は、外輪回転軸と第一ボール溝23の溝中心O(O1、O2)とを結ぶ面Fに対して、対称な円弧形状から形成される。つまり、図1のA−A断面を示す図7(a)においては、ボール40のボール中心O1および点P11を通る直線上の一点を中心とした曲率半径R1の円弧状と、ボール中心O1および点P12を通る直線上の一点を中心とした曲率半径R1の円弧状とにより形成される形状からなる。
そして、点P11および点P12が、図1のA−A断面における第一ボール溝23とボール40との接触点である。このとき、中心をO1とした場合において、面Fから中心O1と接触点P11とを結ぶ直線までの角度のうち鋭角側の角度が、当該A−A断面における第一ボール溝23とボール40との接触角θ1である。そして、面Fから中心O1と接触点P11とを結ぶ直線までの角度のうち鋭角側の角度は、面Fから中心O1と接触点P12とを結ぶ直線までの角度のうち鋭角側の角度と一致する。
また、図1のB−B断面を示す図7(b)においては、ボール40のボール中心O2および点P21を通る直線上の一点を中心とした曲率半径R2の円弧状と、ボール中心O2および点P22を通る直線上の一点を中心とした曲率半径R2の円弧状とにより形成される形状からなる。
そして、点P21および点P22が、図1のB−B断面における第一ボール溝23とボール40との接触点である。このとき、中心をO2とした場合において、面Fから中心O2と接触点P21とを結ぶ直線までの角度のうち鋭角側の角度が、当該B−B断面における第一ボール溝23とボール40との接触角θ2である。そして、面Fから中心O2と接触点P21とを結ぶ直線までの角度のうち鋭角側の角度は、面Fから中心O2と接触点P22とを結ぶ直線までの角度のうち鋭角側の角度と一致する。
このように、第一ボール溝23の開放端側に位置する図1のB−B断面における第一ボール溝23とボール40との接触角度θ2が、第一軸方向中央側に位置する図1のA−A断面における接触角度θ1より小さくなっている。そして、図1のB−B断面の部位から図1のA−A断面の部位との間は、徐々に接触角度θが変化している。
次に、上述した構成からなる等速ジョイント10の動作について説明する。等速ジョイント10は、ジョイント角を最大角とした場合に、1つのボール40が第一ボール溝23の開口端よりも外輪20の開口外側に位置する状態となる。そして、等速ジョイント10が回転するにつれて、当該ボール40は、第一ボール溝23に進入しようとする。
このとき、第一ボール溝23の開口端は、C面取り形状およびラッパ形状に形成されている。従って、ボール40は、非常に滑らかに第一ボール溝23に進入する。さらに、第一ボール溝23がラッパ形状および徐変溝形状に形成されているため、ボール40が第一ボール溝23の奥側に移動するについて、ボール40と外輪20との間で伝達されるトルクが徐々に大きくなる。従って、等速ジョイント10の回転中に、違和感なくトルク伝達が行われる。
ここで、等速ジョイント10の回転中においては、ボール40に遠心力が作用する。従って、ボール40が第一ボール溝23の開口端よりも外輪20の開口外側に位置すると、ボール40に作用する遠心力により、ボール40が外輪20よりも外側に離脱する可能性がある。
しかし、本実施形態の等速ジョイント10は第一突起部54を有しているため、ボール40が第一突起部54に当接する。そのため、ボール40が保持器50の窓部53から離脱しない。つまり、ジョイント角を大きくして、ボール40が第一ボール溝23よりも外輪20の開口外側に位置する状態となったとしても、ボール40が保持器50から離脱することを防止できる。従って、本実施形態の等速ジョイント10のジョイント角は、非常に大きくできる。
ところが、上述したように、第一突起部54(第一開口側突起部541および第一奥側突起部542)は、窓部53の第三軸方向対向面531、532の周方向中央部には、形成されていない。これは、等速ジョイント10の組付時に、ボール40を保持器50の窓部53に挿入するためのものである。従って、仮に、等速ジョイント10の回転中に、ボール40が窓部53の周方向中央部に位置すると、ボール40が保持器50の窓部53から離脱するおそれがある。しかし、等速ジョイント10の回転中には、ボール40が窓部53の周方向中央部に位置することがないため、上記問題が生じることはない。
このことを証明するために、等速ジョイント10の回転中に、保持器50の窓部53のうちボール40が当接する位置について計測した。この計測結果を図8に示す。ここで、図8は、保持器50の任意の1つの窓部53の第三軸方向対向面531が、ボール40に当接する位置の軌跡を示す。具体的には、横軸に保持器50の周方向を示し、縦軸に保持器50の第三軸中心からの離間距離を示す。なお、横軸における0点(原点)は、窓部53の周方向中央であり、縦軸における0点(原点)は、保持器50の第三軸中心である。また、図8は、等速ジョイント10を一方方向に回転した場合のみについて示すものである。
図8から明らかなように、窓部53におけるボール40との当接位置は、窓部53の周方向中央には位置しない。従って、等速ジョイント10の回転中においては、ボール40が第一突起部54に必ず当接する状態となる。
ここで、当該当接位置の軌跡は、詳細には、窓部53の第三軸方向対向面531、532のうち周方向一方端側にて、「8」の字状を描く。当該当接位置の軌跡のうち図8の左側は、ほぼ垂直な線となっている。これは、ボール40が窓部53の周方向側面に当接して、ガイドされることによるものである。また、当該当接位置の軌跡のうち図8の上側は、ボール40が第一突起部541、542に当接して、ガイドされている状態の軌跡である。さらに、当該当接位置の軌跡のうち図8の下側は、ボール40が第三突起部55に当接して、ガイドされている状態の軌跡である。つまり、仮に、ボール40が内輪30の第二ボール溝32から離脱したとしても、ボール40が窓部53の径方向内側に離脱することを防止できている。
また、保持器150の他の実施形態について図9および図10を参照して説明する。図9は、保持器150の周方向部分断面図を示し、上記実施形態の図3に相当する図である。図10は、図9のE−E断面図を示し、上記実施形態の図4に相当する図である。ここで、当該保持器150は、上記実施形態の保持器50に対して、第二突起部56を有する点が相違する。以下、当該相違点である第二突起部56のみについて説明する。なお、当該保持器150において、上記実施形態の保持器50と同一構成については、同一符号を付す。
第二突起部56は、第二開口側突起部561と、第二奥側突起部562とからなる。第二開口側突起部561は、窓部53の外周側縁部のうち、外輪20の開口側に位置する窓部53の第三軸方向対向面531の周方向中央部に、窓部53の中心に向かって(外輪20の奥側に向かって)突出形成されている。つまり、第二開口側突起部561は、第一開口側突起部541と第一開口側突起部541間の隙間部分に形成されている。
この第二開口側突起部561は、先端側ほど細くなるように形成されている。より詳細には、第二開口側突起部561のうち径方向外側に位置する部分は、保持器150の外周面51の一部をなしている。つまり、凸球面状の一部をなしている。また、第二開口側突起部561のうち径方向内側に位置する部分は、第三軸方向断面形状が、凸円弧状に形成されている。また、この第二開口側突起部561の突出量は、ほぼ一定であって、第一開口側突起部541の突出量より小さくされている。従って、第二開口側突起部561が形成されている部分における第三軸方向開口幅は、ボール40の直径より僅かに小さくなる。
第二奥側突起部562は、窓部53の外周側縁部のうち、外輪20の奥側に位置する窓部53の第三軸方向対向面532の周方向中央部に、窓部53の中心に向かって(外輪20の開口側に向かって)突出形成されている。つまり、第二奥側突起部562は、第一奥側突起部542と第一奥側突起部542間の隙間部分に形成されている。この第二奥側突起部562は、第二開口側突起部561と同様に、先端側ほど細くなるように形成されている。また、第二奥側突起部562の突出量は、ほぼ一定であって、第一奥側突起部542の突出量より小さくされている。従って、第二奥側突起部562が形成されている部分における第三軸方向開口幅は、ボール40の直径より僅かに小さくなる。
このように、窓部53の外周側縁部のうち、窓部53の第三軸方向対向面531、532の周方向中央部が、ボール40の直径より小さくなる。従って、等速ジョイント10の搬送中などに、ボール40が窓部53の周方向中央部に位置する状態となったとしても、ボール40が保持器50の窓部53から離脱することを防止できる。ただし、上記実施形態に比べると、ボール40を保持器50の窓部53への組み付け性が悪くなる。しかし、第二突起部56の突出量は僅かであるため、ボール40を保持器50の窓部53に挿入する際に、僅かな押圧力により圧入できる。従って、組み付け性は、ある程度良好な状態を維持できる。
なお、上記実施形態において、第一突起部54は、第一開口側突起部541と第一奥側突起部542とからなるとした。ただし、これに限られるものではなく、第一開口側突起部541のみとしてもよいし、第一奥側突起部542のみとしてもよい。これらの場合であっても、十分にボール40が保持器50の窓部53から離脱することを防止できる。
ここで、ボール40が第一ボール溝23の開口端より外輪20の開口外側に位置する場合には、ボール40が第一ボール溝23から抜け出た瞬間、および、ボール40が第一ボール溝23に復帰する瞬間において、主として保持器50のうち外輪20の開口側が、ボール40から荷重を受けている状態となる。従って、第一開口側突起部541および第一奥側突起部542の何れか一方のみを有する場合には、第一開口側突起部541のみとする方がよい。これにより、確実にボール40が保持器50の窓部53から径方向外側へ離脱しないようにできる。
また、上記実施形態において、第一ボール溝23のラッパ形状部分231およびC面取り形状部分232は、第一ボール溝23の溝側面縁部に主として形成した。この他に、ラッパ形状部分231およびC面取り形状部分232は、第一ボール溝23の溝底面縁部を含む全縁部に形成してもよい。これにより、より確実に、ボール40が第一ボール溝23に復帰できる。
また、上記実施形態において、ツェッパ形等速ジョイントを例に挙げて説明したが、本発明はツェッパ形等速ジョイントに限定されるものではない。例えば、ダブルオフセット形等速ジョイントおよびクロスグルーブ形等速ジョイントにおいても、保持器50、150を有する限り、同様に適用できる。
ジョイント角が最大の場合における等速ジョイント10の軸方向断面図を示す。 保持器50の斜視図を示す。 保持器50の周方向部分断面図を示す。 図3のC−C断面図を示す。 図3のD−D断面図を示す。 外輪20の第一ボール溝23の開口端形状を説明する図を示す。 外輪20の第一ボール溝23が徐変溝であることを説明する図を示す。 等速ジョイント10の回転中に、保持器50の窓部53のうちボール40が当接する位置についての計測結果を示す。 保持器150の周方向部分断面図を示す。 図9のE−E断面図を示す。
符号の説明
10:ツェッパ形等速ジョイント、
20:外輪、 21:連結軸、 22:最内周面、
23:第一ボール溝、 231:ラッパ形状部分、 232:C面取り形状部分、
30:内輪、 31:最外周面、 32:第二ボール溝、 33:内周スプライン、
40:ボール、
50、150:保持器、 51:外周面、 52:内周面、
53:窓部、 531、532:第三軸方向対向面、
54:第一突起部、 541:第一開口側突起部、 542:第一奥側突起部、
55:第三突起部、
56:第二突起部、 561:第二開口側突起部、 562:第二奥側突起部、
60:シャフト、 61:外周スプライン

Claims (8)

  1. カップ状からなり、内周面に少なくとも第一軸方向に延びるように且つ一端が開口部に開放された複数の第一ボール溝が形成された外輪と、
    前記外輪の内側に配置され、外周面に少なくとも第二軸方向に延びるように前記第一ボール溝と同数の第二ボール溝が形成された内輪と、
    それぞれの前記第一ボール溝およびそれぞれの前記第二ボール溝に対して周方向に係合して、前記外輪と前記内輪との間でトルクを伝達する複数のボールと、
    第三軸を中心とする環状からなり、前記外輪と前記内輪との間に配置され、第三軸の周方向に前記ボールをそれぞれ収容する複数の窓部が形成された保持器と、
    を備えるボール形等速ジョイントにおいて、
    前記窓部の周方向開口幅は、前記ボールの直径より大きく形成され、
    前記保持器は、前記窓部の外周側縁部のうち、前記窓部の第三軸方向対向面の少なくとも何れか一方面の周方向両端部に、第三軸方向開口幅が前記ボールの直径より小さくなるように前記窓部の中心に向かって突出形成される第一突起部と、前記窓部の外周側縁部のうち、前記第三軸方向対向面の周方向中央部に、第三軸方向開口幅を前記ボールの直径より小さくなるように前記窓部の中心に向かって突出形成され、前記第一突起部よりも突出量が小さな第二突起部と、を有することを特徴とするボール形等速ジョイント。
  2. 前記第一突起部は、前記窓部の第三軸方向対向面の両側面に形成される請求項1に記載のボール形等速ジョイント。
  3. 前記第一突起部は、前記窓部の第三軸方向対向面の少なくとも前記外輪の開口側の面に形成される請求項1に記載のボール形等速ジョイント。
  4. 前記保持器は、前記窓部の内周側縁部のうち、前記第三軸方向対向面に、第三軸方向開口幅を前記ボールの直径より小さくなるように前記窓部の中心に向かって突出形成される第三突起部を有する請求項1〜の何れか一項に記載のボール形等速ジョイント。
  5. 複数の前記ボールのうち何れかは、前記外輪の中心軸と前記内輪の中心軸との傾斜角度が所定角度の場合に、前記第一ボール溝の前記一端より前記外輪の開口外側に位置する請求項1〜の何れか一項に記載のボール形等速ジョイント。
  6. 前記第一ボール溝の前記一端のうち少なくとも溝側面縁部が、前記外輪の開口側に向かって広がるように形成されている請求項に記載のボール形等速ジョイント。
  7. 前記第一ボール溝の前記一端の全縁部は、前記外輪の開口側に向かって広がるように形成されている請求項に記載のボール形等速ジョイント。
  8. 前記第一ボール溝と前記ボールとの接触角度が、前記第一ボール溝の前記一端から第一軸方向中央部側に向かって、大きくなるように変化する請求項5〜7の何れか一項に記載のボール形等速ジョイント。
JP2006306548A 2006-11-13 2006-11-13 ボール形等速ジョイント Expired - Fee Related JP4320669B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006306548A JP4320669B2 (ja) 2006-11-13 2006-11-13 ボール形等速ジョイント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006306548A JP4320669B2 (ja) 2006-11-13 2006-11-13 ボール形等速ジョイント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008121791A JP2008121791A (ja) 2008-05-29
JP4320669B2 true JP4320669B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=39506757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006306548A Expired - Fee Related JP4320669B2 (ja) 2006-11-13 2006-11-13 ボール形等速ジョイント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4320669B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5318535B2 (ja) * 2008-11-06 2013-10-16 Ntn株式会社 固定式等速自在継手及びその製造方法並びにこの固定式等速自在継手を用いた駆動車輪用軸受ユニット
JP5394078B2 (ja) * 2009-01-14 2014-01-22 Ntn株式会社 固定式等速自在継手の外側継手部材
KR101345903B1 (ko) 2011-11-21 2013-12-30 현대위아 주식회사 차량용 슬라이드식 볼타입 등속조인트
JP5502228B2 (ja) * 2013-07-16 2014-05-28 Ntn株式会社 固定式等速自在継手の外側継手部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008121791A (ja) 2008-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4320669B2 (ja) ボール形等速ジョイント
WO2008018290A1 (fr) Joint universel à vitesse constante fixe
JP2005180640A (ja) 等速自在継手
JP5131064B2 (ja) ボール型等速ジョイント
JP4219530B2 (ja) 固定型等速自在継手
JP2010185541A (ja) ボール型等速ジョイント
WO2007148481A1 (ja) 摺動式等速自在継手
JP2010019275A (ja) ボール型等速ジョイント
JP2008286330A (ja) トリポード型等速自在継手
JP2006242263A (ja) 固定型等速自在継手及びその製造方法
JP5163930B2 (ja) ボール形等速ジョイント
JP2008121794A (ja) ツェッパ形等速ジョイント
CN111197623B (zh) 等速万向节及其组装方法
JP4896673B2 (ja) 固定式等速自在継手及びその製造方法
EP2592293B1 (en) Ball type constant velocity joint
JP2008240970A (ja) 固定型等速自在継手
JP2009222194A (ja) ボール型等速ジョイント
JP2009014179A (ja) トリポード型等速自在継手
JP2006336773A (ja) 固定型等速自在継手
JP4624892B2 (ja) 等速自在継手
JP2008039077A (ja) 固定型等速自在継手
JP2009144828A (ja) ボール形等速ジョイントおよびその製造方法
JP2008075820A (ja) 固定型等速自在継手
JP2008232236A (ja) 摺動式ボール形等速ジョイント
JP2008121793A (ja) ボール形等速ジョイント

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090430

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees