JP2009222194A - ボール型等速ジョイント - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールが受ける最大荷重を小さくすることができるボール型等速ジョイントを提供する。
【解決手段】外輪ボール溝23を転動する際のボール40の中心軌跡C1は、外輪20の軸心から径方向外側に向かって外輪ボール溝23を見た場合に、外輪ボール溝23の一端から他端に亘って周方向に湾曲するU字状に形成されている。内輪ボール溝32を転動する際のボール40の中心軌跡C2は、内輪30の径方向外側から軸心に向かって内輪ボール溝32を見た場合に、内輪ボール溝32の一端から他端に亘って周方向に湾曲するU字状に形成されている。そして、外輪ボール溝23のU字状の開口側と、内輪30を外輪20の内側に配置した状態における内輪ボール溝32のU字状の開口側とが、周方向の同方向に向いている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ボール型等速ジョイントに関するものである。
ボール型等速ジョイントとして、例えば、特開2003−194089号公報(特許文献1)や特開2001−153149号公報(特許文献2)などに記載されているものがある。これら特許文献などに記載の一般的なボール型等速ジョイントにおいては、外輪ボール溝および内輪ボール溝におけるボール軌跡は、回転軸に対して周方向に平行に設定されている。すなわち、それぞれのボール軌跡は、回転軸を通る同一平面状に位置するように設定されている。
なお、内輪ボール溝におけるボール軌跡が、回転軸に対して周方向に平行に設定されていないものが、特許文献3、4に開示されている。
特開2003−194089号公報 特開2001−153149号公報 特開平10−252769号公報 特開平11−236927号公報
特許文献1などに記載のボール型等速ジョイントにおいては、ジョイント角をとった状態でのトルク伝達時に、ボール溝との間で、ジョイントの回転位相によって大きな荷重を受けるボールと小さな荷重しか受けないボールが存在することがある。そして、外輪および内輪の強度は、最大荷重を受けるボールに対応した強度を確保しなければならず、特に外輪の開口部側ではボール溝の耐荷重の確保が容易ではない。つまり、ボールが受ける最大荷重が小さくなれば、外輪および内輪の強度を下げることができるため、ジョイント全体として小型化、軽量化を図ることができる。
また、最大ジョイント角を大きく確保しようとすると、外輪のボール溝のボール軌道長さを確保することが困難となる。引用文献2に記載の発明では、外輪の開口部を直線状に拡径したテーパ状とすることで最大ジョイント角を広角化しようとしているが、このような外輪の形状では強度の低下を招来するおそれがある。なお、特許文献3、4には、ボールが受ける荷重に関することは何ら記載されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ジョイント全体として小型化、軽量化し得るボール型等速ジョイントを提供することを目的とする。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.ボール型等速ジョイントは、
軸方向一方に開口部を備える筒状からなり、内周面に外輪ボール溝が複数形成された外輪と、
前記外輪の内側に配置され、外周面に内輪ボール溝が複数形成された内輪と、
それぞれの前記外輪ボール溝および前記内輪ボール溝を転動し、前記外輪と前記内輪との間でトルクを伝達する複数のボールと、
環状からなり、前記外輪と前記内輪との間に配置され、周方向に前記ボールをそれぞれ収容する複数の窓部が形成された保持器と、
を備えるボール型等速ジョイントにおいて、
前記外輪ボール溝を転動する際の前記ボールの中心軌跡は、前記外輪の軸心から径方向外側に向かって前記外輪ボール溝を見た場合に、前記外輪ボール溝の一端から他端に亘って周方向に湾曲するU字状に形成され、
前記内輪ボール溝を転動する際の前記ボールの中心軌跡は、前記内輪の径方向外側から軸心に向かって前記内輪ボール溝を見た場合に、前記内輪ボール溝の一端から他端に亘って周方向に湾曲するU字状に形成され、
前記外輪ボール溝の前記U字状の開口側と、前記内輪を前記外輪の内側に配置した状態における前記内輪ボール溝の前記U字状の前記開口側とが、周方向の同方向に向いていることを特徴とする。
手段1において、それぞれの外輪ボール溝を転動する際のボール中心軌跡が、外輪の回転軸を通る同一平面上に位置するのではなく、当該平面からU字状にずれるように設定されている。また、それぞれの内輪ボール溝を転動する際のボール中心軌跡が、内輪の回転軸を通る同一平面上に位置するのではなく、当該平面状からU字状にずれるように設定されている。
そして、手段1によれば、ジョイント角が最大になった状態で外輪ボール溝の開口部に最も近い位置に存在するボールとボール溝との接触点が、ボール軌跡が回転軸に対して周方向に平行に設定されている従来のボール型等速ジョイントよりも外輪の内側(反開口側)となり得、接点余裕を大きく確保できるため、同じ性能、容量を有するボール型等速ジョイントの場合に、本手段を採用することにより、小型化、軽量化を図ることができる。また、従来と同じサイズであれば最大ジョイント角を拡大することができる。
なお、手段1に記載のボール型等速ジョイントにおいて、前記外輪ボール溝および前記内輪ボール溝の前記U字状は、ジョイント角0degの場合に、前記ボールの中心がそれぞれの前記U字状の開口側から周方向に最も離間した底部に位置するように設定されることが望ましい。
2.手段1のボール型等速ジョイントにおいて、
前記ボールが前記外輪の前記開口部側に位置する場合に、当該ボールが位置する部位における前記外輪ボール溝のピッチ円半径と前記内輪ボール溝のピッチ円半径との差は、ジョイント角が0degの場合に前記ボールが位置する部位における前記差より大きく設定されている。
ここで、外輪ボール溝のピッチ円半径とは、外輪ボール溝を転動する際のボールの中心軌跡の半径、すなわち、外輪の回転軸からボールの中心軌跡までの距離である。内輪ボール溝のピッチ円半径とは、内輪ボール溝を転動する際のボールの中心軌跡の半径、すなわち、内輪の回転軸からボールの中心軌跡までの距離である。
そして、外輪ボール溝と内輪ボール溝とのピッチ円半径差が大きくなると、ボールとボール溝との隙間が大きくなることになる。本手段によれば、ボールが外輪の開口部側に位置する場合のピッチ円半径差が、ジョイント角0degの場合のピッチ円半径差より大きく設定されている。つまり、ボールとボール溝との隙間が、ジョイント角0degの状態におけるボール位置の場合に比べて、ボールが開口部側に位置する場合の方が大きく設定されている。ここで、外輪の開口部側においては、ボール溝の耐荷重の確保が容易でない。
そこで、当該部位においてボールとボール溝との隙間を大きくすることで、ボールが当該ボール溝に当たりにくくし、その結果、ボールが当該ボール溝に位置する場合の荷重を低減することができる。すなわち、内輪から外輪にトルクが伝達される場合であってジョイントがU字状の開口側に回転する場合に、ボール溝との間でボールが受ける最大荷重を低減できる。さらに、U字状の開口側に回転する場合に、保持器との間においても、ボールが受ける最大荷重を低減できる。これにより、外輪、内輪、保持器、ボールの強度を、当該最大荷重に合わせることができる。従って、同じ性能、容量を有するボール型等速ジョイントの場合に、本手段を採用することにより、小型化、軽量化を図ることができる。なお、ピッチ円半径の差を大きくするには、外輪ボール溝のピッチ円半径を大きくするか、内輪ボール溝のピッチ円半径を小さくすることによりなし得る。
3.手段2のボール型等速ジョイントにおいて、前記ボールが前記外輪の前記開口部とは反対側に位置する状態からジョイント角が0degの状態までの間、前記差は一定に設定されている。
手段3によれば、ボールが外輪の開口部と反対側に位置する状態からジョイント角が0degの状態までの間、ボールとボール溝との隙間は一定としている。これにより、ボールが受ける最大荷重を確実に低減できる。
4.手段1〜3の何れかのボール型等速ジョイントにおいて、前記U字状の開口側は、前記内輪から前記外輪にトルクが伝達される場合における主たる回転方向に向いている。
上述したように、上記手段によれば、内輪から外輪にトルクが伝達される場合であって、ジョイントがU字状の開口側に回転する場合に、ボール溝との間でボールが受ける最大荷重、および、保持器との間でボールが受ける最大荷重を低減できる。そこで、ボール型等速ジョイントが内輪から外輪にトルクが伝達され且つ両方向に回転する部位に適用される場合には、本手段によれば、その回転方向のうち主たる回転方向がU字状の開口側を向いているように設定する。これにより、内輪から外輪にトルクが伝達される場合であって主たる回転方向において、確実に、ボールが受ける最大荷重を低減できる。例えば、本発明のボール型等速ジョイントが車両のドライブシャフトやプロペラシャフトに適用される場合には、車両が前進する場合に回転する方向を主たる回転方向とする。
5.手段4のボール型等速ジョイントにおいて、前記内輪から前記外輪にトルクが伝達される場合における前記主たる回転方向と反対側の前記外輪ボール溝と前記ボールとの第二の接触角は、前記主たる回転方向側における前記外輪ボール溝と前記ボールとの第一の接触角より小さく設定されている。
ここで、「外輪ボール溝とボールとの接触角」とは、外輪の軸心およびボールの中心を通る平面と、外輪ボール溝のうちボールとの接触点とボールの中心とを結ぶ直線と、のなす鋭角である。つまり、当該接触角が小さいほど、外輪の軸心およびボールの中心を通る平面から外輪ボール溝の当該接触点までの距離が短くなる。
そして、上述したように、外輪ボール溝のボール中心軌跡を周方向においてU字状に形成しているため、仮に、主たる回転方向側における外輪ボール溝とボールとの第一の接触角とその反対側における外輪ボール溝とボールとの第二の接触角を同じにすると、主たる回転方向と反対側に回転する場合にボールと外輪ボール溝との接触点を確保できないおそれがある。この場合、ボールが外輪ボール溝の端部(エッジ部)に接触してしまい、ボールの円滑な転がり、ボールによる円滑な荷重伝達を妨げるおそれがある。その結果、ボールや外輪ボール溝の損傷を引き起こすおそれがある。
そこで、本手段によれば、内輪から外輪にトルクが伝達される場合における主たる回転方向と反対側の外輪ボール溝とボールとの第二の接触角は、主たる回転方向側における外輪ボール溝とボールとの第一の接触角より小さく設定されている。つまり、主たる回転方向の反対側における接触点を中心線に近づけるようにして、外輪ボール溝とボールとの接触点を確保するようにしている。これにより、ボールが外輪ボール溝の端部に接触することを防止している。
6.手段4または5のボール型等速ジョイントにおいて、前記内輪から前記外輪にトルクが伝達される場合における前記主たる回転方向側の前記内輪ボール溝と前記ボールとの第四の接触角は、前記主たる回転方向と反対側における前記内輪ボール溝と前記ボールとの第三の接触角より小さく設定されている。
手段5においては、外輪ボール溝とボールとの接触角についてのものであったが、内輪ボール溝とボールとの接触角についても同様のことが言える。ここで、「内輪ボール溝とボールとの接触角」とは、内輪の軸心およびボールの中心を通る平面と、内輪ボール溝のうちボールとの接触点とボールの中心とを結ぶ直線と、のなす鋭角である。つまり、当該接触角が小さいほど、内輪の軸心およびボールの中心を通る平面から内輪ボール溝の当該接触点までの距離が短くなる。そこで、本手段によれば、主たる回転方向の反対側における接触点を中心線に近づけるようにして、内輪ボール溝とボールとの接触点を確保するようにしている。これにより、ボールが内輪ボール溝の端部に接触することを防止している。
7.手段1〜3の何れかのボール型等速ジョイントにおいて、前記U字状の開口側は、前記外輪から前記内輪にトルクが伝達される場合における主たる回転方向の逆側に向いている。
上記手段によれば、外輪から内輪にトルクが伝達される場合であって、ジョイントがU字状の開口側とは逆側に回転する場合に、ボール溝との間でボールが受ける最大荷重、および、保持器との間でボールが受ける最大荷重を低減できる。そこで、ボール型等速ジョイントが外輪から内輪にトルクが伝達され且つ両方向に回転する部位に適用される場合には、本手段によれば、その回転方向のうち主たる回転方向の逆側がU字状の開口側を向いているように設定する。これにより、外輪から内輪にトルクが伝達される場合であって主たる回転方向において、確実に、ボールが受ける最大荷重を低減できる。例えば、本発明のボール型等速ジョイントが車両のドライブシャフトやプロペラシャフトに適用される場合には、車両が前進する場合に回転する方向を主たる回転方向とする。
8.手段7のボール型等速ジョイントにおいて、前記外輪から前記内輪にトルクが伝達される場合における前記主たる回転方向側の前記外輪ボール溝と前記ボールとの第二の接触角は、前記主たる回転方向の反対側における前記外輪ボール溝と前記ボールとの第一の接触角より小さく設定されている。
上述したように、外輪ボール溝のボール中心軌跡を周方向においてU字状に形成しているため、仮に、主たる回転方向側における外輪ボール溝とボールとの第一の接触角とその反対側における外輪ボール溝とボールとの第二の接触角を同じにすると、主たる回転方向と反対側に回転する場合にボールと外輪ボール溝との接触点を確保できないおそれがある。この場合、ボールが外輪ボール溝の端部(エッジ部)に接触してしまい、ボールの円滑な転がり、ボールによる円滑な荷重伝達を妨げるおそれがある。その結果、ボールや外輪ボール溝の損傷を引き起こすおそれがある。
そこで、本手段によれば、外輪から内輪にトルクが伝達される場合における主たる回転方向側の外輪ボール溝とボールとの第二の接触角は、主たる回転方向の反対側における外輪ボール溝とボールとの第一の接触角より小さく設定されている。つまり、主たる回転方向側における接触点を中心線に近づけるようにして、外輪ボール溝とボールとの接触点を確保するようにしている。これにより、ボールが外輪ボール溝の端部に接触することを防止している。
9.手段7または8のボール型等速ジョイントにおいて、前記外輪から前記内輪にトルクが伝達される場合における前記主たる回転方向と反対側の前記内輪ボール溝と前記ボールとの第四の接触角は、前記主たる回転方向側における前記内輪ボール溝と前記ボールとの第三の接触角より小さく設定されている。
手段8においては、外輪ボール溝とボールとの接触角についてのものであったが、内輪ボール溝とボールとの接触角についても同様のことが言える。つまり、本手段によれば、主たる回転方向側における接触点を中心線に近づけるようにして、内輪ボール溝とボールとの接触点を確保するようにしている。これにより、ボールが内輪ボール溝の端部に接触することを防止している。
以下、本発明のボール型等速ジョイントを具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態のボール型等速ジョイント10(以下、単に「等速ジョイント」と称す)の構成について、図1を参照して説明する。図1は、等速ジョイント10の軸方向断面図である。なお、以下の説明において、外輪20の開口側とは、図1の左側を意味し、外輪20の奥側とは、図1の右側を意味する。また、本実施形態の等速ジョイント10は、車両のドライブシャフトのアウトボード等速ジョイント、すなわち内輪30から外輪20へトルクを伝達する等速ジョイントに適用される場合について説明する。
図1に示すように、等速ジョイント10は、固定式ボール型等速ジョイント(「ツェッパ形等速ジョイント」とも称す)からなる。この等速ジョイント10は、外輪20と、内輪30と、複数のボール40と、保持器50とから構成される。以下、各構成部品について詳細に説明する。
外輪20は、図1の左側に開口部を有するカップ状(有底筒状)からなる。この外輪20のカップ底部の外方(図1の右側)には、連結軸21が外輪軸方向に延びるように一体成形されている。この連結軸21は、他の動力伝達軸に連結される。さらに、外輪20の内周面は、球面凹状に形成されている。具体的には、外輪20の球面凹状内周面の最内周面22は、外輪軸方向に切断した断面で見た場合に円弧凹状に形成されている。
さらに、外輪20の球面凹状内周面には、外輪軸直交方向断面がほぼ円弧凹状からなる複数の外輪ボール溝23が、ほぼ外輪軸方向に延びるように形成されている。この外輪ボール溝23の詳細については後述する。これら複数(本実施形態では6個)の外輪ボール溝23は、径方向に切断した断面で見た場合に、周方向に等間隔(本実施形態においては60度間隔)に形成されている。ここで、外輪軸方向とは、外輪20の中心軸を通る方向、すなわち、外輪20の回転軸方向を意味する。
内輪30は、環状からなり、外輪20の内側に配置されている。この内輪30の外周面は、球面凸状に形成されている。具体的には、内輪30の球面凸状外周面の最外周面31は、内輪軸方向に切断した断面で見た場合に一様な円弧、つまり凸状の部分球面状に形成されている。
さらに、内輪30の球面凸状外周面には、内輪軸直交方向断面がほぼ円弧凹状からなる複数の内輪ボール溝32が、ほぼ内輪軸方向に延びるように形成されている。この内輪ボール溝32の詳細については後述する。これら複数(本実施形態では6個)の内輪ボール溝32は、径方向に切断した断面で見た場合に、周方向に等間隔(本実施形態では60度間隔)に、且つ、外輪20に形成される外輪ボール溝23と同数形成されている。つまり、それぞれの内輪ボール溝32が、外輪20のそれぞれの外輪ボール溝23に対向するように位置する。
また、内輪30の内周面には、内輪軸方向に延びる内周スプライン33が形成されている。この内周スプライン33は、図示しない動力伝達軸の外周スプラインに嵌合(噛合)する。ここで、内輪軸方向とは、内輪30の中心軸を通る方向、すなわち、内輪30の回転軸方向を意味する。
複数のボール40は、それぞれ、外輪20の外輪ボール溝23と、当該外輪ボール溝23に対向する内輪30の内輪ボール溝32には挟まれるように配置されている。そして、それぞれのボール40は、それぞれの外輪ボール溝23およびそれぞれの内輪ボール溝32に対して、転動自在で周方向(外輪軸回りまたは内輪軸回り)に係合している。従って、ボール40は、外輪20と内輪30との間でトルクを伝達する。
保持器50は、環状からなる。この保持器50の外周面51は、外輪20の最内周面22にほぼ対応する部分球面状、すなわち球面凸状に形成されている。一方、保持器50の内周面52は、内輪30の最外周面31にほぼ対応する部分球面状、すなわち球面凹状に形成されている。この保持器50は、外輪20の最内周面22と内輪30の最外周面31との間に配置されている。さらに、保持器50は、周方向(保持器軸心の周方向)に等間隔に、略矩形の貫通孔である窓部53を複数形成している。この窓部53は、ボール40と同数形成されている。そして、それぞれの窓部53に、ボール40が1つずつ収容されている。
次に、外輪ボール溝23の詳細形状について図2および図3を参照して説明する。図2は、外輪20の軸方向断面図である。図3は、外輪ボール溝23、内輪ボール溝32およびボール40の部分を軸方向から見た図である。
図2に示すように、外輪ボール溝23を転動する際のボール40の中心軌跡C1は、外輪20の軸心から径方向外側に向かって外輪ボール溝23を見た場合に、外輪ボール溝23の一端から他端に亘って周方向に湾曲するU字状に形成されている。つまり、それぞれの外輪ボール溝23のボール中心軌跡C1は、外輪20の軸心を通る同一平面からずれるように設定されている。より詳細には、外輪20の開口部側(図2の左側)から外輪ボール溝23を見た場合に、U字状の開口側が半時計回り方向に向いている。ここで、「反時計回り方向」とは、車両が前進する場合に回転する方向、つまり、この方向とは、車両使用状態における主たる回転方向である。
外輪ボール溝23のU字状軌跡C1は、ジョイント角0degの場合に、ボール40の中心がU字状軌跡C1の開口側から周方向に最も離間した底部23aに位置するように設定されている。さらに、U字状軌跡C1のうち底部23aから一端側までの挙動と、U字状軌跡C1のうち底部23aから他端側までの挙動とは、U字状軌跡C1の底部23aを通り軸方向に直交する平面に対して対称に設定されている。ただし、この両挙動は常に対称に設定されるとは限られず、適宜調整される。さらに、図3に示すように、主たる回転方向と反対側(車両の後退方向)における外輪ボール溝23とボール40との第二の接触角θ2は、主たる回転方向側(車両の前進方向)における外輪ボール溝23とボール40との第一の接触角θ1より小さく設定されている。
ここで、「外輪ボール溝23とボール40との接触角」とは、外輪20の軸心およびボール40の中心を通る平面と、外輪ボール溝23のうちボール40との接触点P1、P2とボール40の中心とを結ぶ直線と、のなす鋭角である。つまり、当該接触角が小さいほど、外輪20の軸心およびボール40の中心を通る平面から外輪ボール溝23の当該接触点までの距離が短くなる。なお、接触点P1は、主たる回転方向側(車両の前進方向)における外輪ボール溝23とボール40との接触点であり、接触点P2は、主たる回転方向と反対側(車両の後退方向)における外輪ボール溝23とボール40との接触点である。
次に、内輪ボール溝32の詳細形状について図3および図4を参照して説明する。図4は、内輪30を径方向から見た図である。
図4に示すように、内輪ボール溝32を転動する際のボール40の中心軌跡C2は、内輪30の径方向外側から軸心に向かって内輪ボール溝32を見た場合に、内輪ボール溝32の一端から他端に亘って周方向に湾曲するU字状に形成されている。つまり、それぞれの内輪ボール溝32のボール中心軌跡C2は、内輪30の軸心を通る同一平面からずれるように設定されている。より詳細には、内輪30を外輪20の内側に配置した状態において、外輪20の開口部側(図1の左側)から内輪ボール溝32を見た場合に、U字状の開口側が半時計回り方向に向いている。つまり、内輪30を外輪20の内側に配置した状態において、外輪ボール溝23のU字状の開口側と内輪ボール溝32のU字状の開口側とが、周方向の同方向に向いている。
内輪ボール溝32のU字状軌跡C2は、ジョイント角0degの場合に、ボール40の中心がU字状軌跡C2の開口側から周方向に最も離間した底部32aに位置するように設定されている。さらに、U字状軌跡C2のうち底部32aから一端側までの挙動と、U字状軌跡C2のうち底部32aから他端側までの挙動とは、U字状軌跡C2の底部32aを通り軸方向に直交する平面に対して対称に設定されている。ただし、この両挙動は常に対称に設定されるとは限られず、適宜調整される。さらに、図3に示すように、主たる回転方向と反対側(車両の後退方向)における内輪ボール溝32とボール40との第四の接触角θ4は、主たる回転方向側(車両の前進方向)における内輪ボール溝32とボール40との第三の接触角θ3より小さく設定されている。
ここで、「内輪ボール溝32とボール40との接触角」とは、内輪30の軸心およびボール40の中心を通る平面と、内輪ボール溝32のうちボール40との接触点とボール40の中心とを結ぶ直線と、のなす鋭角である。つまり、当該接触角が小さいほど、内輪30の軸心およびボール40の中心を通る平面から内輪ボール溝32の当該接触点までの距離が短くなる。なお、接触点P3は、主たる回転方向側(車両の前進方向)における内輪ボール溝32とボール40との接触点であり、接触点P4は、主たる回転方向と反対側(車両の後退方向)における内輪ボール溝32とボール40との接触点である。
さらに、外輪ボール溝23のピッチ円半径と内輪ボール溝32のピッチ円半径との差について、図5を参照して説明する。図5は、ある外輪ボール溝23および内輪ボール溝32において、ボール40の位置に対するピッチ円半径差の関係を示す図である。
図5に示すように、ボール40が外輪ボール溝23のうち奥側に位置する状態からジョイント角0degの状態までの間において、ピッチ円半径差は一定に設定されている。そして、ボール40がジョイント角0degの状態から外輪ボール溝23のうち開口部側に位置する状態に向かって、ピッチ円半径差が徐々に大きくなるように設定している。つまり、ボール40が外輪20の開口部側に位置する場合に、当該ボール40が位置する部位における外輪ボール溝23のピッチ円半径と内輪ボール溝32のピッチ円半径との差は、ジョイント角0degの場合にボール40が位置する部位におけるピッチ円半径差より大きく設定されている。
この構成は、外輪ボール溝23のピッチ円半径が、軸方向中央部より外輪20の開口部側に行くに従って、大きくなるように形成することで達成できる。この他に、内輪ボール溝32のピッチ円半径が、軸方向中央部より外輪20の奥側に行くに従って、小さくなるように形成することで達成できる。さらには、外輪ボール溝23および内輪ボール溝32を上記のようにしてもよい。なお、ピッチ円半径差が大きくなると、ボール40とボール溝23、32との隙間が大きくなることになる。
上述した等速ジョイント10について、外輪ボール溝23とボール40との間に生じる荷重、および、保持器50とボール40との間に生じる荷重について解析を行った。比較対象として、外輪ボール溝23が外輪軸方向に平行で、且つ、内輪ボール溝32が内輪軸方向に平行に形成されたものを挙げる。
解析結果について図6および図7に示す。図6は、等速ジョイント10の回転位相に応じた「ボール溝23、32とボール40との間に生じる荷重」を示す解析結果である。図7は、等速ジョイント10の回転位相に応じた「保持器50とボール40との間に生じる荷重」を示す解析結果である。図6および図7において、本実施形態における解析結果を菱形印および実線にて示し、比較対象における解析結果を丸印および破線にて示す。ここで、等速ジョイント10の回転位相について、図8を参照して説明する。図8は、ジョイント角をとった状態において、等速ジョイント10を外輪20の軸方向のうち開口部側から見た図である。
まず、等速ジョイント10の回転位相について説明する。図8に示すように、内輪30に連結されたシャフトを図8の下側に屈曲させた状態において、その上端位置を回転位相0degとし、図8の左回りに回転させた場合に回転位相が進行するように定義する。なお、図8の左回りとは、上述にて説明した車両が前進する場合の回転方向に一致する。
図6に示すように、ボール40が回転位相0deg付近および180deg付近に位置する場合が、他の回転位相に比べて、ボール溝23、32との間での荷重が大きくなっている。そして、比較例に比べて、本実施形態では、ボール40がボール溝23、32から受ける最大荷重が低減している。詳細には、ボール40の回転位相0deg付近においても、ボール40の回転位相180deg付近においても、当該最大荷重が低減している。
また、図7に示すように、ボール40が回転位相0deg付近および180deg付近に位置する場合が、他の回転位相に比べて、保持器50との間での荷重が大きくなっている。そして、比較例に比べて、本実施形態では、ボール40が保持器50から受ける最大荷重が低減している。詳細には、ボール40の回転位相0deg付近においても、ボール40の回転位相180deg付近においても、当該最大荷重が低減している。
外輪ボール溝23および内輪ボール溝32を以上説明したようなU字状に形成することで、車両が前進する際に、ボール40とボール溝23、32との間に生じる最大荷重を低減することができ、且つ、ボール40と保持器50との間に生じる最大荷重を低減することができる。さらに、外輪20の開口部側においてボール溝23、32とボール40との隙間を大きくすることで、ボール40が当該ボール溝23、32に当たりにくくし、その結果、ボール40が当該ボール溝23、32に位置する場合の荷重を低減することができる。
また、上述したように、外輪ボール溝23のボール中心軌跡C1および内輪ボール溝32のボール中心軌跡C2をU字状に形成しているため、仮に、主たる回転方向におけるボール溝23、32とボール40との接触角θ1、θ3と、反対方向におけるボール溝23、32とボール40との接触角θ2、θ4とを同じ角度にすると、主たる回転方向と反対側に回転する場合にボール40とボール溝23、32との接触点を確保できないおそれがある。
この場合、ボール40がボール溝23、32の端部(エッジ部)に接触してしまい、ボール40の円滑な転がり、ボール40による円滑な荷重伝達を妨げるおそれがある。その結果、ボール40やボール溝23、32の損傷を引き起こすおそれがある。そこで、主たる回転方向と反対側(後退方向)におけるボール溝23、32とボール40との接触角θ2、θ4は、主たる回転方向側(前進方向)におけるボール溝23、32とボール40との接触角θ1、θ3より小さく設定されている。つまり、主たる回転方向とは反対側における接触点を中心線に近づけるようにして、ボール溝23、32とボール40との接触点を確保するようにしている。これにより、車両が後退する際に、ボール40がボール溝23、32の端部に接触することを防止している。
なお、上記実施形態では、主として内輪30から外輪20へトルクを伝達する、例えば車両のドライブシャフトのアウトボード等速ジョイントに本発明を適用した場合について説明したが、主として外輪20から内輪30へトルクを伝達する等速ジョイント、すなわちインボード等速ジョイントに本発明を適用することもできる。インボード等速ジョイントに適用する場合には、外輪ボール溝23および内輪ボール溝32のU字状の開口側は、主たる回転方向の逆側に向くようにすべきである。また、主たる回転方向側の外輪ボール溝23とボール40との第二の接触角θ2は、主たる回転方向の反対側における外輪ボール溝23とボール40との第一の接触角θ1より小さく設定すべきである。またさらに、主たる回転方向と反対側の内輪ボール溝32とボール40との第四の接触角θ4は、主たる回転方向側における内輪ボール溝32とボール40との第三の接触角θ3より小さく設定すべきである。
等速ジョイント10の軸方向断面図である。 外輪20の軸方向断面図である。 外輪ボール溝23、内輪ボール溝32およびボール40の部分を軸方向から見た図である。 内輪30を径方向から見た図である。 ある外輪ボール溝23および内輪ボール溝32において、ボール40の位置に対するピッチ円半径差の関係を示す図である。 等速ジョイント10の回転位相に応じた「ボール溝23、32とボール40との間に生じる荷重」を示す解析結果である。 等速ジョイント10の回転位相に応じた「保持器50とボール40との間に生じる荷重」を示す解析結果である。 ジョイント角をとった状態において、等速ジョイント10を外輪20の軸方向のうち開口部側から見た図である。
符号の説明
10:ボール型等速ジョイント
20:外輪、 21:連結軸、 22:最内周面、 23:外輪ボール溝
30:内輪、 31:最外周面、 32:内輪ボール溝、 33:内周スプライン
40:ボール、 50:保持器、 53:窓部

Claims (10)

  1. 軸方向一方に開口部を備える筒状からなり、内周面に外輪ボール溝が複数形成された外輪と、
    前記外輪の内側に配置され、外周面に内輪ボール溝が複数形成された内輪と、
    それぞれの前記外輪ボール溝および前記内輪ボール溝を転動し、前記外輪と前記内輪との間でトルクを伝達する複数のボールと、
    環状からなり、前記外輪と前記内輪との間に配置され、周方向に前記ボールをそれぞれ収容する複数の窓部が形成された保持器と、
    を備えるボール型等速ジョイントにおいて、
    前記外輪ボール溝を転動する際の前記ボールの中心軌跡は、前記外輪の軸心から径方向外側に向かって前記外輪ボール溝を見た場合に、前記外輪ボール溝の一端から他端に亘って周方向に湾曲するU字状に形成され、
    前記内輪ボール溝を転動する際の前記ボールの中心軌跡は、前記内輪の径方向外側から軸心に向かって前記内輪ボール溝を見た場合に、前記内輪ボール溝の一端から他端に亘って周方向に湾曲するU字状に形成され、
    前記外輪ボール溝の前記U字状の開口側と、前記内輪を前記外輪の内側に配置した状態における前記内輪ボール溝の前記U字状の前記開口側とが、周方向の同方向に向いていることを特徴とするボール型等速ジョイント。
  2. 前記外輪ボール溝および前記内輪ボール溝の前記U字状は、ジョイント角0degの場合に、前記ボールの中心がそれぞれの前記U字状の開口側から周方向に最も離間した底部に位置するように設定される請求項1に記載のボール型等速ジョイント。
  3. 前記ボールが前記外輪の前記開口部側に位置する場合に、当該ボールが位置する部位における前記外輪ボール溝のピッチ円半径と前記内輪ボール溝のピッチ円半径との差は、ジョイント角が0degの場合に前記ボールが位置する部位における前記差より大きく設定されている請求項1または2に記載のボール型等速ジョイント。
  4. 前記ボールが前記外輪の前記開口部とは反対側に位置する状態からジョイント角が0degの状態までの間、前記差は一定に設定されている請求項3に記載のボール型等速ジョイント。
  5. 前記U字状の開口側は、前記内輪から前記外輪にトルクが伝達される場合における主たる回転方向に向いている請求項1〜4の何れか一項に記載のボール型等速ジョイント。
  6. 前記内輪から前記外輪にトルクが伝達される場合における前記主たる回転方向と反対側の前記外輪ボール溝と前記ボールとの第二の接触角は、前記主たる回転方向側における前記外輪ボール溝と前記ボールとの第一の接触角より小さく設定されている請求項5に記載のボール型等速ジョイント。
  7. 前記内輪から前記外輪にトルクが伝達される場合における前記主たる回転方向側の前記内輪ボール溝と前記ボールとの第四の接触角は、前記主たる回転方向と反対側における前記内輪ボール溝と前記ボールとの第三の接触角より小さく設定されている請求項5または6に記載のボール型等速ジョイント。
  8. 前記U字状の開口側は、前記外輪から前記内輪にトルクが伝達される場合における主たる回転方向の逆側に向いている請求項1〜4の何れか一項に記載のボール型等速ジョイント。
  9. 前記外輪から前記内輪にトルクが伝達される場合における前記主たる回転方向側の前記外輪ボール溝と前記ボールとの第二の接触角は、前記主たる回転方向の反対側における前記外輪ボール溝と前記ボールとの第一の接触角より小さく設定されている請求項8に記載のボール型等速ジョイント。
  10. 前記外輪から前記内輪にトルクが伝達される場合における前記主たる回転方向と反対側の前記内輪ボール溝と前記ボールとの第四の接触角は、前記主たる回転方向側における前記内輪ボール溝と前記ボールとの第三の接触角より小さく設定されている請求項8または9に記載のボール型等速ジョイント。
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