JP2009144828A - ボール形等速ジョイントおよびその製造方法 - Google Patents

ボール形等速ジョイントおよびその製造方法 Download PDF

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和之 市川
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Abstract

【課題】バックラッシュを低減できるボール形等速ジョイントおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】対向する外輪ボール溝23と内輪ボール溝32における外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)と内輪ボール溝32のピッチ円半径P.C.R(2)の差が、それぞれ対向する外輪ボール溝23と内輪ボール溝との組毎に異なるように設定される。例えば、第一の組において、内輪ボール溝32aのピッチ円半径P.C.R(2−1)が外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)より小さく設定され、第二の組においては、内輪ボール溝32bのピッチ円半径P.C.R(2−2)が外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)より大きく設定される。第二の組における外輪ボール溝23、内輪ボール溝32bとボール40との関係より、バックラッシュを抑制できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ボール形等速ジョイントおよびその製造方法に関するものである。
ボール形等速ジョイントとして、例えば、特開平3−172621号公報(特許文献1)などに記載されているものがある。特許文献1の図4に記載のボール形等速ジョイントの組付けは、外輪と内輪の間に保持器を配置しておき、外輪、内輪および保持器をそれぞれ傾けながら外輪ボール溝および内輪ボール溝にボールを1つずつ挿入していく。ボールの組み付け性を考慮して、内輪ボール溝のピッチ円半径(P.C.D)が外輪ボール溝のピッチ円半径より小さくなるように設定し、両者間にクリアランスを設けている。
特開平3−172621号公報
ボール形等速ジョイントの外輪ボール溝と内輪ボール溝のピッチ円半径は、上記のような関係としているため、バックラッシュが生じる。具体的には、外輪と内輪の回転差が零付近においてトルクが変化しない関係からなるため、トルクのかかる方向が変化する際にバックラッシュの影響を受ける。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、バックラッシュを低減できるボール形等速ジョイントおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明のボール形等速ジョイントは、
カップ状からなり、球面凹状内周面に外輪軸方向に延伸し且つ外輪軸直交方向断面が円弧凹状からなる複数の外輪ボール溝が形成された外輪と、
環状からなり、球面凸状外周面に内輪軸方向に延伸し且つ内輪軸直交方向断面が円弧凹状からなり前記外輪ボール溝と同数の内輪ボール溝が形成され、前記外輪の内側に配置される内輪と、
それぞれの前記外輪ボール溝およびそれぞれの前記内輪ボール溝に対して周方向に係合し、前記外輪と前記内輪との間でトルクを伝達する複数のボールと、
環状からなり、前記外輪と前記内輪との間に配置され、周方向に前記ボールをそれぞれ収容する複数の窓部が形成された保持器と、
を備えるボール形等速ジョイントにおいて、
対向する前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝における前記外輪ボール溝のピッチ円半径(P.C.R)と前記内輪ボール溝のピッチ円半径(P.C.R)の差が、それぞれ対向する前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝との組毎に異なるように設定されたことを特徴とする。
つまり、それぞれの外輪ボール溝と内輪ボール溝の関係として、以下の第一の態様と第二の態様がある。
第一の態様としては、前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝の第一の組においては、前記内輪ボール溝のピッチ円半径が前記外輪ボール溝のピッチ円半径より小さく設定され、
前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝の第二の組においては、前記内輪ボール溝のピッチ円半径が前記外輪ボール溝のピッチ円半径より大きく設定されている。
つまり、この第一の態様は、第一の組においてはボールに対してクリアランスが形成されているのに対して、第二の組においてはボールに対して予圧がかけられている状態となる。
第二の態様としては、前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝の第一の組においては、前記内輪ボール溝のピッチ円半径が前記外輪ボール溝のピッチ円半径より小さく設定され、
前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝の第二の組においては、前記内輪ボール溝のピッチ円半径が前記外輪ボール溝のピッチ円半径より小さく、且つ、前記第一の組における前記外輪ボール溝のピッチ円半径と前記内輪ボール溝のピッチ円半径との差より小さく設定されている。
つまり、第二の態様は、第一の組および第二の組の何れも、ボールに対してクリアランスが形成されている状態となる。ただし、そのクリアランスが、第一の組の方が第二の組よりも大きい。
以上のように、本発明によれば、上記第一の態様と第二の態様の状態とすることができる。つまり、第一の態様においては、第二の組における外輪ボール溝および内輪ボール溝がボールに対して予圧をかけている状態となるため、軸方向のガタを抑制できる。また、第二の態様においては、第二の組における外輪ボール溝および内輪ボール溝がボールとのクリアランスが第一の組に比べて小さいため、軸方向のガタをある程度抑制できる。軸方向のガタが抑制できるとは、外輪と、内輪と、保持器と、ボールの軸方向の相対位置が不安定な状態とならずに、位置決めされる状態になるという意味である。このように、軸方向のガタを抑制できる結果、バックラッシュを抑制できる。特に、第一の態様において、ボールに対して予圧をかけている状態となるため、バックラッシュの抑制効果は非常に大きい。
また、本発明のボール形等速ジョイントの上記第一、第二の態様において、前記第一の組は、周方向に等間隔に配置されるとよい。つまり、外輪ボール溝、内輪ボール溝とボールとのクリアランスが大きな組が、周方向に等間隔に位置することになる。ここで、外輪ボール溝、内輪ボール溝とボールとのクリアランスが小さな組、または、予圧がかけられている組においては、ボールを外輪ボール溝および内輪ボール溝に挿入することが容易ではない。しかし、クリアランスが大きな組を周方向に等間隔に配置することで、最初に、この第一の組にボールを挿入した後に、第二の組にボールを挿入することで、第二の組にボールを挿入しやすくなる。このように、外輪ボール溝、内輪ボール溝がボールに対して予圧をかけているとしても、また、クリアランスが小さいとしても、ボールの組付性が良好となる。
また、本発明のボール形等速ジョイントの上記第一、第二の態様において、前記第二の組は、周方向に等間隔に配置されるとよい。第二の組は、外輪ボール溝、内輪ボール溝がボールに対して予圧をかけているか、もしくは、クリアランスが第一の組に比べて小さいものである。この第二の組が周方向に等間隔に位置することで、外輪と内輪との回転差が小さい状態においてトルクの伝達が良好となる。これは、外輪と内輪との回転差が小さい状態において、第二の組におけるボールが主としてトルク伝達をするため、トルク伝達を行う箇所が周方向に等間隔に位置することで、均等にトルク伝達がされるためである。
また、本発明のボール形等速ジョイントの上記第一、第二の態様において、前記第一の組と前記第二の組は、周方向に交互に配置されているとよい。つまり、この場合は、第一の組が周方向に等間隔に配置され、且つ、第二の組が周方向に等間隔に配置されることになる。従って、これらそれぞれの効果を奏する。つまり、トルク伝達が良好で、且つ、第二の組のボールを容易に組み付けることができる。
また、本発明のボール形等速ジョイントにおいて、全ての前記外輪ボール溝のピッチ円半径は、同一に設定され、それぞれの前記内輪ボール溝のピッチ円半径は、異なるように設定されてもよい。また、全ての前記内輪ボール溝のピッチ円半径は、同一に設定され、それぞれの前記外輪ボール溝のピッチ円半径は、異なるように設定されてもよい。さらには、それぞれの前記外輪ボール溝のピッチ円半径は、異なるように設定され、それぞれの前記内輪ボール溝のピッチ円半径は、異なるように設定されてもよい。これら何れの態様であっても、上記構成を形成することができる。ただし、これら3つの態様のうち、全ての外輪ボール溝のピッチ円半径または全ての内輪ボール溝のピッチ円半径を同一に設定する構成の方が、設計、製造が容易となる。特に、全ての内輪ボール溝のピッチ円半径を同一に設定する構成では、加工が容易となる。
また、上記においては、本発明は、ボール形等速ジョイントとして把握したが、ボール形等速ジョイントの製造方法としても把握することができる。
すなわち、本発明のボール形等速ジョイントの製造方法は、
カップ状からなり、球面凹状内周面に外輪軸方向に延伸し且つ外輪軸直交方向断面が円弧凹状からなる複数の外輪ボール溝が形成された外輪と、
環状からなり、球面凸状外周面に内輪軸方向に延伸し且つ内輪軸直交方向断面が円弧凹状からなり前記外輪ボール溝と同数の内輪ボール溝が形成され、前記外輪の内側に配置される内輪と、
それぞれの前記外輪ボール溝およびそれぞれの前記内輪ボール溝に対して周方向に係合し、前記外輪と前記内輪との間でトルクを伝達する複数のボールと、
環状からなり、前記外輪と前記内輪との間に配置され、周方向に前記ボールをそれぞれ収容する複数の窓部が形成された保持器と、
を備えるボール形等速ジョイントの製造方法であって、
対向する前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝における前記外輪ボール溝のピッチ円半径(P.C.R)と前記内輪ボール溝のピッチ円半径(P.C.R)の差が、それぞれ対向する前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝との組毎に異なるように設定されており、
前記外輪と前記内輪との間に前記保持器が配置されるように、前記外輪、前記内輪および前記保持器を配置する配置工程と、
前記配置工程の後に、前記外輪ボール溝のピッチ円半径が前記内輪ボール溝のピッチ円半径より大きな前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝の第一の組に、前記ボールを挿入する第一ボール挿入工程と、
前記第一ボール挿入工程の後に、残りの前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝の第二の組に、前記ボールを挿入する第二ボール挿入工程と、
を備え、
前記第二の組は、前記内輪ボール溝のピッチ円半径が前記外輪ボール溝のピッチ円半径より大きく設定されているか、もしくは、前記内輪ボール溝のピッチ円半径が前記外輪ボール溝のピッチ円半径より小さく且つ前記第一の組における前記外輪ボール溝のピッチ円半径と前記内輪ボール溝のピッチ円半径との差より小さく設定されていることを特徴とする。
これにより、トルク伝達の際のバックラッシュを抑制しつつ、全てのボールを容易に組み付けることができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。第一実施形態のボール形等速ジョイント10(以下、単に「等速ジョイント」と称す)の構成について、図1を参照して説明する。図1は、等速ジョイント10の軸方向断面図である。なお、以下の説明において、外輪20のカップ開口側とは、図1の右側を意味し、外輪20のカップ奥側とは、図1の左側を意味する。
図1に示すように、等速ジョイント10は、固定式ボール形等速ジョイント(ツェッパ形等速ジョイント)からなる。この等速ジョイント10は、外輪20と、内輪30と、複数のボール40と、保持器50とから構成される。以下、各構成部品について詳細に説明する。
外輪20は、図1の右側に開口部を有するカップ状からなる。この外輪20のカップ底部の外方(図1の左側)には、連結軸21が外輪軸方向に延びるように一体成形されている。この連結軸21は、他の動力伝達軸に連結される。さらに、外輪20の内周面は、球面凹状に形成されている。具体的には、外輪20の球面凹状内周面の最内周面22は、外輪軸方向に切断した断面で見た場合に円弧凹状に形成されている。
さらに、外輪20の球面凹状内周面には、外輪軸直交方向断面が円弧凹状からなる複数の外輪ボール溝23が、外輪軸方向に延びるように形成されている。これら複数(本実施形態では6個)の外輪ボール溝23は、径方向に切断した断面で見た場合に、周方向に等間隔(本実施形態においては60度間隔)に形成されている。ここで、外輪軸方向とは、外輪20の中心軸を通る方向、すなわち、外輪20の回転軸方向を意味する。
内輪30は、環状からなり、外輪20の内側に配置されている。この内輪30の外周面は、球面凸状に形成されている。具体的には、内輪30の球面凸状外周面の最外周面31は、内輪軸方向に切断した断面で見た場合に一様な円弧、つまり凸状の部分球面状に形成されている。この最外周面31の部分球面の中心は、外輪20の最内周面22の部分球面の中心よりも、外輪20のカップ開口側にオフセットして位置している。
さらに、内輪30の球面凸状外周面には、内輪軸直交方向断面が円弧凹状からなる複数の内輪ボール溝32が、内輪軸方向に延びるように形成されている。これら複数(本実施形態では6個)の内輪ボール溝32は、径方向に切断した断面で見た場合に、周方向に等間隔(本実施形態では60度間隔)に、且つ、外輪20に形成される外輪ボール溝23と同数形成されている。つまり、それぞれの内輪ボール溝32が、外輪20のそれぞれの外輪ボール溝23に対向するように位置する。
また、内輪30の内周面には、内輪軸方向に延びる内周スプライン33が形成されている。この内周スプライン33は、図示しない動力伝達軸の外周スプラインに嵌合(噛合)する。ここで、内輪軸方向とは、内輪30の中心軸を通る方向、すなわち、内輪30の回転軸方向を意味する。
複数のボール40は、それぞれ、外輪20の外輪ボール溝23と、当該外輪ボール溝23に対向する内輪30の内輪ボール溝32には挟まれるように配置されている。そして、それぞれのボール40は、それぞれの外輪ボール溝23およびそれぞれの内輪ボール溝32に対して、転動自在で周方向(外輪軸回りまたは内輪軸回り)に係合している。従って、ボール40は、外輪20と内輪30との間でトルクを伝達する。
保持器50は、環状からなる。この保持器50の外周面51は、外輪20の最内周面22にほぼ対応する部分球面状、すなわち球面凸状に形成されている。一方、保持器50の内周面52は、内輪30の最外周面31にほぼ対応する部分球面状、すなわち球面凹状に形成されている。この保持器50の内周面52の球面中心は、保持器50の外周面51の球面中心に対してオフセットして位置している。この保持器50は、外輪20の最内周面22と内輪30の最外周面31との間に配置されている。さらに、この保持器50は、周方向(保持器軸心の周方向)に等間隔に、略矩形の貫通孔である窓部53を複数形成している。この窓部53は、ボール40と同数形成されている。そして、それぞれの窓部53に、ボール40が1つずつ収容されている。
ここで、外輪20の外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)について、図2を参照して説明する。図2は、外輪20のみの軸方向断面図である。図2に示すように、ボール40が外輪ボール溝23を移動した場合におけるボール40の中心の軌跡100は、外輪20のカップ開口側においては外輪20の軸心X1に平行とされている。当該ボール40の中心の軌跡100は、外輪20のカップ奥側においては、カップ奥側に行くに従って半径が小さくなるような円弧状をなす。そして、外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)は、上記ボール40の中心の軌跡100のうち、外輪20のカップ開口側において外輪20の軸心X1に平行となる部分の半径である。そして、本実施形態においては、全ての外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)が、同一となるように設定されている。
次に、内輪30の内輪ボール溝32のピッチ円半径P.C.R(2)について、図3および図4を参照して説明する。図3は、内輪30のみの軸方向断面図である。図4は、図3の右側から見た図、すなわち、内輪30の軸方向視図である。
図3および図4に示すように、ボール40が内輪ボール溝32を移動した場合におけるボール40の中心の軌跡201、202は、図1の外輪20のカップ奥側(図2の左側)においては内輪30の軸心X2に平行とされている。また、当該ボール40の中心の軌跡201、202は、外輪20のカップ開口側(図2の右側)においては、カップ開口側に行くに従って半径が小さくなるような円弧状をなす。そして、内輪ボール溝32のピッチ円半径P.C.R(2−1)、P.C.R(2−2)は、上記ボール40の中心の軌跡201、202のうち、外輪20のカップ奥側において内輪30の軸心X2に平行となる部分の半径である。
ここで、それぞれの内輪ボール溝32を、図4において、32a、32b、32c、32d、32e、32fと示し、順に、上部、右上部、右下部、下部、左下部、左上部を称する。
そして、内輪ボール溝32のうち上部32a、右下部32cおよび左下部32eの3個におけるピッチ円半径P.C.R(2−1)は、図4の塗潰し丸印(●)にて示すように、外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)よりも小さく設定されている。つまり、外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)よりも小さく設定されている内輪ボール溝32a、32c、32eは、周方向に等間隔(本実施形態では120度間隔)に配置されている。
一方、内輪ボール溝32のうち右上部32b、下部32dおよび左上部32fの3個におけるピッチ円半径P.C.R(2−2)は、図4の白抜き丸印(○)にて示すように、外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)よりも大きく設定されている。外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)よりも大きく設定されている内輪ボール溝32b、32d、32fは、周方向に等間隔(本実施形態では120度間隔)に配置されている。そして、外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)よりも小さく設定されている内輪ボール溝32a、32c、32eと、外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)よりも大きく設定されている内輪ボール溝32b、32d、32fとは、交互に配置されている。
外輪ボール溝23とそれぞれの内輪ボール溝32とを上記のように設定することで、以下のようになる。ここで、外輪ボール溝23とそれに対向する内輪ボール溝32の組のうち、内輪ボール溝32のピッチ円半径P.C.R(2−1)に設定されている内輪ボール溝32a、32c、32eとの組を、「第一の組」と称する。一方、外輪ボール溝23とそれに対向する内輪ボール溝32の組のうち、内輪ボール溝32のピッチ円半径P.C.R(2−2)に設定されている内輪ボール溝32b、32d、32fとの組を、「第二の組」と称する。
そして、第一の組においては、外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)より、内輪ボール溝32a、32c、32eのピッチ円半径P.C.R(2−1)が小さいため、ボール40を外輪ボール溝23および内輪ボール溝32a、32c、32eに配置した状態において、外輪ボール溝23および内輪ボール溝32a、32c、32eがボール40に対して、クリアランスを形成することになる。
一方、第二の組においては、外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)より、内輪ボール溝32b、32d、32fのピッチ円半径P.C.R(2−2)が大きいため、ボール40を外輪ボール溝23および内輪ボール溝32b、32d、32fに配置した状態において、外輪ボール溝23および内輪ボール溝32b、32d、32fがボール40に対して、予圧がかけられた状態となる。
ここで、図5において、外輪ボール溝23、内輪ボール溝32、ボール40の軸方向位置の関係について説明する。図5は、外輪ボール溝23、内輪ボール溝32、ボール40および保持器50の部分的な模式図である。図5においては、内輪ボール溝32のうち、内輪ボール溝32aの溝底線を実線にて示し、内輪ボール溝32bの溝底線を破線にて示す。
内輪ボール溝32aと外輪ボール溝32の第一の組においては、ボール40は、図5に示す位置付近に位置する。一方、内輪ボール溝32bと外輪ボール溝32の第二の組においては、ボール40が図5の状態より右側へ、内輪32が図5の状態より左側へ、それぞれ移動するように力がかかる。そのため、外輪ボール溝23、内輪ボール溝32b、32d、32fとボール40との間で予圧がかけられている第二の組においては、外輪20と、内輪30と、ボール40と、保持器50の軸方向のガタがなくなるように、それぞれの相対位置が位置決めされるようになる。このように、第二の組の部位において、軸方向のガタが抑制される結果、回転方向のガタが抑制される。
上記のように、第二の組の部位において、軸方向のガタが抑制されることによる効果について、図6を参照して以下に説明する。図6は、外輪20と内輪30との回転差に対する、外輪20と内輪30との間で伝達されるトルクの関係を示す。そして、図6の実線は、本実施形態のボール形等速ジョイント10の挙動を示し、図6の破線は、従来、すなわち、本実施形態における内輪ボール溝32が全てピッチ円半径P.C.R(2−1)である場合の挙動を示す。すなわち、この従来のボール形等速ジョイントとは、外輪ボール溝23と内輪ボール溝32の組の全てがボール40に対して、同一のクリアランスを形成されたものである。
図6に示すように、本実施形態のように、回転方向のガタが抑制された状態においては、外輪20と内輪30との回転差が零付近においても、トルクが必ず変化している状態となる。これに対して、従来の構成では、外輪20と内輪30との回転差が零付近において、トルクが変化していない部分が存在する。つまり、従来の構成では、トルクかかる方向が変化する際に、バックラッシュを生じることになる。
特に、本実施形態においては、第二の組において、ボール40に対して予圧をかけている状態とすることで、バックラッシュをより効果的に抑制することができる。さらに、ボール40に対して予圧をかけている第二の組が、周方向に等間隔に配置されているため、外輪20と内輪30との回転差が小さい状態においてトルクの伝達が良好となる。これは、外輪20と内輪30との回転差が小さい状態において、第二の組におけるボール40が主としてトルク伝達をするため、トルク伝達を行う箇所が周方向に等間隔に位置することで、均等にトルク伝達がされるためである。
次に、本実施形態のボール形等速ジョイント10の製造方法について説明する。まず、外輪20と内輪30との間に保持器50が配置されるように、外輪20、内輪30および保持器50を配置する(配置工程)。このとき、外輪ボール溝23と内輪ボール溝32とが対向するように、且つ、対向する外輪ボール溝23と内輪ボール溝32との間に、保持器50の窓部53が位置するように、それぞれ配置する。
続いて、外輪ボール溝23と内輪ボール溝32a、32c、32eの組である第一の組の3箇所に、ボール40を挿入する(第一ボール挿入工程)。それぞれのボール40を挿入する際には、外輪20、内輪30および保持器50をそれぞれ傾けた状態にして、保持器50の窓部53にボール40を挿入するようにしながら行う。続いて、外輪ボール溝23と内輪ボール溝32b、32d、32fの組である第二の組の3箇所に、ボール40を挿入する(第二ボール挿入工程)。このようにして、全てのボール40を挿入して、ボール形等速ジョイント10の組付けが完成する。
上記のように、ボール40は、まず、第一の組に挿入され、その後に、第二の組に挿入されている。つまり、外輪ボール溝23および内輪ボール溝32とボール40との間にクリアランスが形成される組から、ボール40を挿入している。従って、これら3個のボール40は、容易に挿入できる。そして、第一の組は、周方向に等間隔に配置されている。従って、3個のボール40を第一の組に挿入した状態において、外輪20、内輪30および保持器50の相対位置関係は、ある程度位置決めされている。ただし、クリアランスの分、ガタを有している。
そして、第一ボール挿入工程の後の状態において、外輪20、内輪30および保持器50がある程度位置決めされている状態において、残りの3個のボール40を第二の組に挿入している。ただし、残りの3個のボール40は、外輪ボール溝23および内輪ボール溝32に対して予圧がかけられる状態となる。通常は、予圧がかけられる部位へのボール40の挿入は容易ではないが、既に、3個のボール40が挿入されている状態であるため、残りのボール40を予圧がかけられる部位へ挿入することは、それほど困難ではない。つまり、ボール40の組付性が良好となる。従って、本実施形態によれば、予圧がかけられる部位へのボール40の挿入が比較的容易に行うことができ、且つ、ボール40に対して予圧がかけられることによりバックラッシュを抑制できる。
<変形態様>
上記の実施形態においては、外輪ボール溝23と内輪ボール溝32の第二の組において、内輪ボール溝32のピッチ円半径P.C.R(2−2)が外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)よりも大きく設定した。つまり、この第二の組においては、外輪ボール溝23および内輪ボール溝32b、32d、32fがボール40に対して予圧をかける状態とした。
この他に、第二の組においても、外輪ボール溝23および内輪ボール溝32がボール40に対して予圧がかけられる状態ではなく、クリアランスが設けられる状態とすることもできる。ただし、外輪ボール溝23と内輪ボール溝32の第二の組においては、内輪ボール溝32のピッチ円半径P.C.R(2−2)が外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)より小さく、且つ、第一の組における外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)と内輪ボール溝32のピッチ円半径P.C.R(2−1)との差より小さく設定される。つまり、外輪ボール溝23および内輪ボール溝32とボール40との間のクリアランスが、組毎にそれぞれ異なる。
この場合、上記実施形態の予圧がかけられている状態に比べて、予圧がなくクリアランスが設けられているため、上記実施形態ほどのバックラッシュ抑制効果は奏しない。ただし、第二の組における当該クリアランスを小さくすればするほど、バックラッシュ抑制効果は大きくなる。さらに、第二の組における当該クリアランスが小さいため、第二の組にボール40を挿入することは容易ではない。しかし、上記実施形態と同様に、当該クリアランスの大きな第一の組にボール40を挿入した後に、当該クリアランスの小さな第二の組にボール40を挿入することで、比較的容易にボール40を挿入できる。
また、上記実施形態においては、全ての外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)を同一としたが、これに限られるものではない。本発明は、外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)と内輪ボール溝32のピッチ円半径P.C.R(2)の差が、外輪ボール溝23と内輪ボール溝32の組毎に異なるように設定することが本旨である。上記実施形態においては、全ての外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)を同一とし、内輪ボール溝32のピッチ円半径P.C.R(2)をそれぞれ異なるように設定することで、上記本旨を達成した。
この他に、全ての内輪ボール溝32のピッチ円半径P.C.R(2)を同一とし、外輪ボール溝23のピッチ円半径P.C.R(1)をそれぞれ異なるように設定することで、上記本発明の本旨を達成することもできる。この場合、上記実施形態における、内輪ボール溝32a〜32fの関係を、実質的に、それぞれの外輪ボール溝23に置き換えることになる。
また、外輪ボール溝23および内輪ボール溝32のピッチ円半径P.C.Rの何れかを同一に設定するのではなく、外輪ボール溝23のピッチ円半径がそれぞれ異なり、且つ、内輪ボール溝32のピッチ円半径がそれぞれ異なるように設定することで、上記本発明の本旨を達成することもできる。
ただし、外輪ボール溝23と内輪ボール溝32の何れか一方のピッチ円半径を同一とした方が、製造コストを低減できる。さらに、それぞれの内輪ボール溝32のピッチ円半径を異なるようにし、外輪ボール溝23のピッチ円半径を同一とすることが、最も加工性の観点から良好である。
ボール形等速ジョイント10の軸方向断面図である。 外輪20のみの軸方向断面図である。 内輪30のみの軸方向断面図である。 図3の右側から見た図、すなわち、内輪30の軸方向視図である。 外輪ボール溝23、内輪ボール溝32、ボール40および保持器50の部分的な模式図である。 外輪20と内輪30との回転差に対する、外輪20と内輪30との間で伝達されるトルクの関係を示す。
符号の説明
10:ボール形等速ジョイント
20:外輪、 21:連結軸、 22:最内周面、 23:外輪ボール溝
30:内輪、 31:最外周面
32、32a、32b、32c、32d、32e、32f:内輪ボール溝
33:内周スプライン
40:ボール、 50:保持器、 53:窓部
100、201、202:ボール40の中心の軌跡

Claims (10)

  1. カップ状からなり、球面凹状内周面に外輪軸方向に延伸し且つ外輪軸直交方向断面が円弧凹状からなる複数の外輪ボール溝が形成された外輪と、
    環状からなり、球面凸状外周面に内輪軸方向に延伸し且つ内輪軸直交方向断面が円弧凹状からなり前記外輪ボール溝と同数の内輪ボール溝が形成され、前記外輪の内側に配置される内輪と、
    それぞれの前記外輪ボール溝およびそれぞれの前記内輪ボール溝に対して周方向に係合し、前記外輪と前記内輪との間でトルクを伝達する複数のボールと、
    環状からなり、前記外輪と前記内輪との間に配置され、周方向に前記ボールをそれぞれ収容する複数の窓部が形成された保持器と、
    を備えるボール形等速ジョイントにおいて、
    対向する前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝における前記外輪ボール溝のピッチ円半径と前記内輪ボール溝のピッチ円半径の差が、それぞれ対向する前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝との組毎に異なるように設定されたことを特徴とするボール形等速ジョイント。
  2. 前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝の第一の組においては、前記内輪ボール溝のピッチ円半径が前記外輪ボール溝のピッチ円半径より小さく設定され、
    前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝の第二の組においては、前記内輪ボール溝のピッチ円半径が前記外輪ボール溝のピッチ円半径より大きく設定されている請求項1に記載のボール形等速ジョイント。
  3. 前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝の第一の組においては、前記内輪ボール溝のピッチ円半径が前記外輪ボール溝のピッチ円半径より小さく設定され、
    前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝の第二の組においては、前記内輪ボール溝のピッチ円半径が前記外輪ボール溝のピッチ円半径より小さく、且つ、前記第一の組における前記外輪ボール溝のピッチ円半径と前記内輪ボール溝のピッチ円半径との差より小さく設定されている請求項1に記載のボール形等速ジョイント。
  4. 前記第一の組は、周方向に等間隔に配置されている請求項2または3に記載のボール形等速ジョイント。
  5. 前記第二の組は、周方向に等間隔に配置されている請求項2〜4の何れか一項に記載のボール形等速ジョイント。
  6. 前記第一の組と前記第二の組は、周方向に交互に配置されている請求項2〜5の何れか一項に記載のボール形等速ジョイント。
  7. 全ての前記外輪ボール溝のピッチ円半径は、同一に設定され、
    それぞれの前記内輪ボール溝のピッチ円半径は、異なるように設定される請求項1〜6の何れか一項に記載のボール形等速ジョイント。
  8. 全ての前記内輪ボール溝のピッチ円半径は、同一に設定され、
    それぞれの前記外輪ボール溝のピッチ円半径は、異なるように設定される請求項1〜6の何れか一項に記載のボール形等速ジョイント。
  9. それぞれの前記外輪ボール溝のピッチ円半径は、異なるように設定され、
    それぞれの前記内輪ボール溝のピッチ円半径は、異なるように設定される請求項1〜6の何れか一項に記載のボール形等速ジョイント。
  10. カップ状からなり、球面凹状内周面に外輪軸方向に延伸し且つ外輪軸直交方向断面が円弧凹状からなる複数の外輪ボール溝が形成された外輪と、
    環状からなり、球面凸状外周面に内輪軸方向に延伸し且つ内輪軸直交方向断面が円弧凹状からなり前記外輪ボール溝と同数の内輪ボール溝が形成され、前記外輪の内側に配置される内輪と、
    それぞれの前記外輪ボール溝およびそれぞれの前記内輪ボール溝に対して周方向に係合し、前記外輪と前記内輪との間でトルクを伝達する複数のボールと、
    環状からなり、前記外輪と前記内輪との間に配置され、周方向に前記ボールをそれぞれ収容する複数の窓部が形成された保持器と、
    を備えるボール形等速ジョイントの製造方法であって、
    対向する前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝における前記外輪ボール溝のピッチ円半径と前記内輪ボール溝のピッチ円半径の差が、それぞれ対向する前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝との組毎に異なるように設定されており、
    前記外輪と前記内輪との間に前記保持器が配置されるように、前記外輪、前記内輪および前記保持器を配置する配置工程と、
    前記配置工程の後に、前記外輪ボール溝のピッチ円半径が前記内輪ボール溝のピッチ円半径より大きな前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝の第一の組に、前記ボールを挿入する第一ボール挿入工程と、
    前記第一ボール挿入工程の後に、残りの前記外輪ボール溝と前記内輪ボール溝の第二の組に、前記ボールを挿入する第二ボール挿入工程と、
    を備え、
    前記第二の組は、前記内輪ボール溝のピッチ円半径が前記外輪ボール溝のピッチ円半径より大きく設定されているか、もしくは、前記内輪ボール溝のピッチ円半径が前記外輪ボール溝のピッチ円半径より小さく且つ前記第一の組における前記外輪ボール溝のピッチ円半径と前記内輪ボール溝のピッチ円半径との差より小さく設定されていることを特徴とするボール形等速ジョイントの製造方法。
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