JP2019058842A - 超音波機械振動伝達体 - Google Patents
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Abstract
【課題】超音波溶着装置で使用される超音波機械振動伝達体が備える超音波機械振動を伝達する2つの部材間の中心軸合わせ精度を向上させ、かつ2つの部材間の「カジリ」の発生を大幅に低減する。【解決手段】2つの部材20,30は、それぞれ中心軸X−X’,Y−Y’およびテーパー加工された接触面24,34を有し、一方の部材20の接触面24は、中心軸X−X’を含む断面において角度αを有するようにテーパー加工され、かつ他方の部材30の接触面34は、中心軸を含む断面において角度360°−αを有するようにテーパー加工され、2つの部材は、それぞれのテーパー加工された接触面で接触固定することで中心軸を合わせることを特徴とする。【選択図】図3
Description
本発明は、熱可塑性材料製などの2つの対象物に超音波機械振動を伝達して、2つの対象物の接触面に超音波機械振動による摩擦熱を発生させて、発生させた摩擦熱によって2つの対象物を溶着する超音波溶着装置で使用される超音波機械振動伝達体に関する。より詳細には、超音波機械振動伝達体が備える超音波機械振動を伝達する2つの部材における新規な中心軸合わせ構造に関する。
超音波機械振動を用いて2つの対象物を溶着する超音波溶着装置は、一般に、図1に示すような超音波機械振動伝達体1を備えている。超音波機械振動伝達体1は、電気信号を入力して、入力した電気信号を圧電素子などに印加して超音波機械振動を生成するコンバータ10と、コンバータ10と接触しコンバータ10からの超音波機械振動を増幅するブースター20と、ブースター20と接触しブースター20からの増幅された超音波機械振動を2つの対象物40および40’に伝達するホーン30とを備える。超音波機械振動が伝達された2つの対象物40および40’は、それらの接触面において摩擦熱が発生して、この摩擦熱によって互いに溶着する。
超音波機械振動伝達体1が備える超音波機械振動を伝達する2つの部材(例えば、ブースター20およびホーン30)は、超音波機械振動を伝達する方向に中心軸を有する形状、例えば円柱形などの形状を有する。超音波機械振動を効率良く伝達するために、2つの部材の中心軸を合わせて接触固定することが必要である。
2つの部材の中心軸を合わせるため、図2に示すような「インロー形状」を使用する構造が知られている。すなわち、一方の部品(図2の例ではブースター20)の一部を凹状に加工し(円柱状の中空部22)、この凹状の部分に対してぴったりと合うように、他方の部品(図2の例ではホーン30)の一部を凸状に加工する(円柱状の中実部32)。まず、ホーン30の雄ねじ部33をブースター20の雌ねじ部23にねじ込んで、ホーン30の接触面31をブースター20の接触面21に接近させる。ホーン30の接触面31とブースター20の接触面21とが接触する前に、ブースター20の円柱状の中空部22に、ホーン30のぴったりと合う様に加工された円柱状の中実部32が挿入され、中心軸を合わせる。その後、ホーン30の雄ねじ部33を、ブースター20の雌ねじ部23にさらにねじ込み、ホーン30の接触面31とブースター20の接触面21とを接触させる。この様にホーン30およびブースター20が、中心軸を合わせて接触固定される。
この「インロー形状」を使用する構造によって、ホーン30およびブースター20の取り付けや位置決めが容易になるとともに、中心軸合わせの誤差を低減することができた。なお、ブースター20の接触面21は、ブースター20の中心軸X−X’に対して垂直な面であり、またホーン30の接触面31は、ホーン30の中心軸Y−Y’に対して垂直な面である。
ところで、インロー形状を使用する構造によって2つの部材の中心軸を合わせると、ぴったりと合う様に加工された凹部と凸部との間の寸法公差上のクリアランスが必然的に発生していた。例えば、図2に示されるブースター20の円柱状の中空部22の例では、直径19mmの設計値に対して、+0.02mm〜0mmのクリアランスを有するように、またホーン30の円柱状の中実部32は、直径19mmの設計値に対して、−0.01mm〜−0.03mmのクリアランスを有するように設計されていた。したがって、円柱状の中空部22と円柱状の中実部32との間の寸法公差上のクリアランスは、最小0.01mmから最大0.05mmとなる。
必然的に発生するこのクリアランスに起因して、ブースター20およびホーン30の組み付け精度(中心軸合わせの精度)の再現性が低下していた。中心軸合わせの精度の低下にともない、ブースター20からホーン30へ超音波機械振動の伝達におけるエネルギー効率が低下していた。
この課題を解決するために、「インロー形状」を使用する構造においてぴったりと合う様に加工された凸部および凹部のクリアランスをより小さく設計することが考えられる。しかしながら、クリアランスの小さな部分の製造は難しく、さらに、使用時に2つの部材が焼き付いて外れなくなる「カジリ」(2つの部品間の凝着)を生じるという問題があった。一旦「カジリ」が生じると、2つの部材を分離することが難しくなるため、超音波機械振動伝達体1のメンテナンス性が低下するとの課題があった。
超音波機械振動伝達体が備える超音波機械振動を伝達する2つの部材の中心軸を合わせて接触固定する従来技術の一例が、特開2009−189908号公報に開示されている。この従来技術において、ホルダー(本発明におけるホーン20に対応する)が、ねじの締め付けによる自身の変形を吸収する隙間を有するものである。この従来技術は、インロー形状を使用して中心軸合わせを行うものであり、「カジリ」の発生を避けることはできないものである。
超音波溶着装置で使用される超音波機械振動伝達体が備える超音波機械振動を伝達する2つの部材を、インロー形状を使用して中心軸を合わせて接触固定する構造では、「カジリ」の発生を避けながら中心軸合わせの精度を満足することは困難であった。したがって、特に中心軸合わせ精度(同軸度)に対する要求が厳しい超音波機械振動を伝達する2つの部材において、インロー形状を使用しない新規な中心軸合わせ構造が望まれていた。
本発明は、超音波溶着装置で使用される超音波機械振動伝達体が備える超音波機械振動を伝達する2つの部材間の中心軸合わせ精度を向上させ、かつ2つの部材間の「カジリ」の発生を大幅に低減する中心軸合わせ構造を提供することを課題とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、新規な中心軸合わせ構造を用いて超音波機械振動伝達体が備える2つの部材を接触固定することを特徴とする。ここで、新規な中心軸合わせ構造とは、超音波機械振動を伝達する2つの部材において互いに接触する接触面(溶着あて面)を、中心軸を含む断面においてそれぞれ所定の角度にテーパー加工して、これらのテーパー加工された接触面を用いて中心軸合わせを行うものである。
より具体的には、超音波機械振動を用いて2つの対象物を溶着する超音波溶着装置が備える超音波機械振動伝達体であって、超音波機械振動伝達体が、超音波機械振動を伝達する2つの部材を備え、2つの部材は、それぞれ超音波機械振動を伝達する方向に一致する中心軸と、2つの部材が接触するテーパー加工された接触面とを有し、
一方の部材の接触面は、中心軸を含む断面において角度αを有するようにテーパー加工され、かつ他方の部材の接触面は、中心軸を含む断面において角度360°−αを有するようにテーパー加工され、2つの部材は、それぞれのテーパー加工された接触面で接触固定することで中心軸を合わせることを特徴とする。
一方の部材の接触面は、中心軸を含む断面において角度αを有するようにテーパー加工され、かつ他方の部材の接触面は、中心軸を含む断面において角度360°−αを有するようにテーパー加工され、2つの部材は、それぞれのテーパー加工された接触面で接触固定することで中心軸を合わせることを特徴とする。
好ましくは、角度αは、120°〜160°の範囲であり、より好ましくは、角度αが、150°であることを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態を図3〜図7に基づいて説明する。
図3〜図7に示される実施の形態において、中心軸を合わせて接触固定される2つの部材は、ブースター20およびホーン30である。しかしながら、2つの部材は、ブースター20およびホーン30に限らず、コンバータ10およびブースター20であっても良い。また、テーパー加工された接触面を用いて中心軸を合わせて接触固定する構造は、超音波溶着装置で使用される超音波機械振動伝達体が備える部材だけに適用されることに限定されず、ねじ結合によって接触固定される任意の2つの超音波共振体に適用することもできる。
図3は、テーパー加工した接触面を使用する中心軸合わせ構造を有するブースター20およびホーン30の断面図を示す。ブースター20は、テーパー加工した接触面24を備え、またホーン30は、テーパー加工した接触面34を備えている。図3に示される実施の形態では、ブースター20の接触面24のテーパー角度αは、中心軸X−X’を含む断面において、150°であり、一方、ホーン30の接触面34のテーパー角度βは、中心軸Y−Y’を含む断面において、210°である。したがって、β=360°−αの関係になっている。
図4に、テーパー加工した接触面を使用する中心軸合わせ構造を有するブースター20およびホーン30を斜視図で示す。図4に示されるブースター20は、テーパー加工した接触面24と、接触面24の外側に存在して中心軸X−X’に対して垂直な平面部26と、接触面24の内側に存在して中心軸X−X’に対して垂直な平面部25とを備える。平面部25のさらに内側の円筒状の空洞内には、雌ねじ部23が形成されている。図4に示されるホーン30は、テーパー加工した接触面34と、接触面34の内側の中心軸Y−Y’に対して垂直な平面部35と、平面部35の中央に設けられた雄ねじ部33とを備える。
図5に、テーパー加工した接触面を使用する中心軸合わせ構造を有する2つの部材を接触固定する工程における途中の段階、すなわち、ブースター20の雌ねじ部23に、ホーン30の雄ねじ部33をねじ込んでいる工程における途中の段階を斜視図で示す。ホーン30のテーパー加工した接触面34は、ブースター20のテーパー加工した接触面24に接近しているが、接触はしていない。
図3〜図5に示される実施の形態における、ブースター20およびホーン30を接触固定する工程は、以下の通りである。まず、図5に示されるように、ホーン30の雄ねじ部33をブースター20の雌ねじ部23にねじ込んで、ホーン30のテーパー加工した接触面34をブースター20のテーパー加工した接触面24に接近させる。さらにねじ込むことによって、ホーン30のテーパー加工した接触面34が、ブースター20のテーパー加工した接触面24に接触して、ホーン30およびブースター20が、中心軸を合わせて接触固定されることになる。すなわち、テーパー加工した接触面同士が接触することによって、2つの部材の中心軸合わせが行われることになる。
なお、2つの部材のテーパー加工した接触面の当たりに関しては、テーパー加工した接触面の全面同士での当たりが理想的であるが、それでは接触面のテーパー加工の精度要求がかなり厳しくなる。そこで、小端(径方向の寸法が小さい側のテーパー面)での合わせより、大端(径方向の寸法が大きい側のテーパー面)での合わせが望ましい。
角度αにテーパー加工した接触面を有する部材と、角度360°−αにテーパー加工した接触面を有する部材とを接触固定すると、組み付け時の中心軸合わせの精度を確保できると同時に、一旦2つの部材を取り外した後で、再度取り付ける際にも中心軸合わせの再現性を確保できるという効果を奏し得ることができる。さらに、「インロー形状」を使用する中心軸合わせ構造と比べて、2つの部材間の「カジリ」の発生を大幅に低減できるために、メンテナンス性は良好である。
次に、図6は、インロー形状を使用する中心軸合わせ構造を有するブースター20およびホーン30、およびテーパー加工した接触面を使用する中心軸合わせ構造を有するブースター20およびホーン30をそれぞれ超音波溶着装置に組み込んだときの、ホーン30から対象物40に加えられる加圧力(単位:N)に対する、対象物40に伝達される超音波エネルギー値(単位:J)のグラフを示す。
ここで、図6における×印は、テーパー加工した接触面を使用する中心軸合わせ構造を有するブースター20およびホーン30を組み込んだ超音波溶着装置における測定結果であり、ブースター20の接触面のテーパー角度αが、150°であり、ホーン30の接触面のテーパー角度βが、210°(360°−150°)であった。一方、図6における○印は、インロー形状を使用する中心軸合わせ構造を有するブースター20およびホーン30を組み込んだ超音波溶着装置における測定結果である。
超音波溶着装置に組み込まれたブースター20およびホーン30の材料は、両方ともアルミニウムであるか、あるいは両方ともチタンである。ブースター20は、ほぼ円柱形状を有し、直径は約50mmであり、かつ長さは約130mmであった。ホーン30は、対象物と実際に接触する先端部を除いてほぼ円柱形状を有し、直径は約38mmであり、かつ長さは約130mmであった。なお、ホーン30は、ブースター20との接触箇所とホーン30の先端部との間の所定位置まで円柱形状であり、当該位置から先端部に向かって直方体に変移する形状を有していた。
同一のコンバータ10を使用して、ホーン30の中心軸Y−Y’の方向に伝達される超音波縦機械振動を、Y−Y’方向に対して垂直に配置される2つの対象物40、40’に伝達することによって、2つの対象物40、40’の接触面間に摩擦熱を発生させて、この摩擦熱によって2つの対象物40、40’を溶着した。
図6の結果から明らかなように、インロー形状を使用する中心軸合わせ構造を有するブースター20およびホーン30を組み込んだ超音波溶着装置と、テーパー加工した接触面を使用する中心軸合わせ構造を有するブースター20およびホーン30を組み込んだ超音波溶着装置とでは、加圧力に対する超音波エネルギー値に大きな差異は見出されなかった。さらに、超音波機械振動による加圧溶着の実験で、テーパー加工した接触面を使用する中心軸合わせ構造を有するブースター20およびホーン30を組み込んだ超音波溶着装置において、ブースター20およびホーン30に発熱、焼き付き、および異音などの問題となる現象は発生しなかった。したがって、テーパー加工した接触面を使用する中心軸合わせ構造を有するブースター20およびホーン30を超音波溶着装置に組み込んでも、超音波機械振動伝達体の機能を何ら損なうことなく、ブースター20およびホーン30の中心軸合わせ精度が向上するとともに、ブースター20およびホーン30間の「カジリ」の発生を大幅に低減することができることが実証された。したがって、製造コストを抑えながら、2つの部材間の超音波機械振動の伝達におけるエネルギー効率が高く、かつこのような2つの部材を備える超音波機械振動伝達体1のメンテナンス性は良好である。
なお、超音波機械振動の共振周波数は、20kHzに制限されることなく、10kHz〜60kHzなどの広範な範囲の共振周波数に適応可能である。また、超音波機械振動を伝達する部材の材料は、アルミニウム製またはチタン製に限らず、鋼製、または超音波機械振動を伝達する部材に使用される任意の他の材料製であっても良い。
図7に、ブースター20の接触面24のテーパー角度αに応じた、ホーン30の先端面(対象物と接触する面)における相対振幅、およびブースター20とホーン30との接合部における径方向の相対最大変位の計算結果を示す。
図7に示される計算結果は、インロー形状を使用する中心軸合わせ構造を有する2つの部材(テーパー角度αが180°)に対する相対値を示す。ホーン30の先端面における相対振幅値(図7において丸形で示される)は、テーパー角度αが60°未満になると(鋭角になると)、大きく下がり、超音波機械振動の伝達効率が低下することが分かる。また、接合部における径方向の相対最大変位(図7において三角形で示される)は、テーパー角度αが120°未満になると大きく変化することが分かる。以上の結果から、テーパー角度αは、60°〜180°が適用可能な角度範囲であるが、特に、120°〜160°の角度範囲が好ましく、さらに、150°の角度が好適であることが分かる。このテーパー角度であれば、超音波機械振動の伝達効率および接合部における径方向の変位を許容範囲にしながら、中心軸合わせ精度を向上させ、かつ「カジリ」の発生を大幅に低減することができる。
ブースター20の接触面24の外側の平面部26および内側の平面部25は、ホーン30に接触せず、ブースター20のテーパー加工された接触面24とホーン30のテーパー加工された接触面34だけが接触する。したがって、超音波機械振動の伝達性能を悪化させないために、ブースター20の接触面24の面積が、所定の範囲の面積を有する必要がある。具体的には、ブースター20の接触面24の面積は、ブースター20がホーン30と向かい合う全体の面積(ブースター20の外側の平面部26の面積、接触面24の面積、内側の平面部25の面積、および雌ねじ部23が形成される円筒状の空洞の断面積を合計した面積)の40%以上であり、かつ90%以下が好ましい。
ホーン30は、その中心軸Y−Y’を含む断面において、ホーンの側面が直線を形成する円柱形状に限定されることはない。ホーン30は、その中心軸Y−Y’を含む断面においてホーン30の側面が指数関数または懸垂曲線を形成する形状であっても良い。また、ホーン30の先端部が直方体形状を有するものであっても良い。
1 超音波機械振動伝達体
10 コンバータ
20 ブースター
21 中心軸に対して垂直な接触面
22 円柱状の中空部
23 雌ねじ部
24 テーパー加工した接触面
25、26 中心軸に対して垂直な面
30 ホーン
31 中心軸に対して垂直な接触面
32 円柱状の中実部
33 雄ねじ部
34 テーパー加工した接触面
35 中心軸に対して垂直な面
40、40’ 対象物
X−X’、Y−Y’ 中心軸
10 コンバータ
20 ブースター
21 中心軸に対して垂直な接触面
22 円柱状の中空部
23 雌ねじ部
24 テーパー加工した接触面
25、26 中心軸に対して垂直な面
30 ホーン
31 中心軸に対して垂直な接触面
32 円柱状の中実部
33 雄ねじ部
34 テーパー加工した接触面
35 中心軸に対して垂直な面
40、40’ 対象物
X−X’、Y−Y’ 中心軸
Claims (3)
- 超音波機械振動を用いて2つの対象物を溶着する超音波溶着装置が備える超音波機械振動伝達体であって、前記超音波機械振動伝達体が、超音波機械振動を伝達する2つの部材を備え、
前記2つの部材は、それぞれ超音波機械振動を伝達する方向に一致する中心軸と、2つの部材が接触するテーパー加工された接触面とを有し、
一方の部材の接触面は、中心軸を含む断面において角度αを有するようにテーパー加工され、かつ他方の部材の接触面は、中心軸を含む断面において角度360°−αを有するようにテーパー加工され、
前記2つの部材は、それぞれのテーパー加工された接触面で接触固定することで中心軸を合わせることを特徴とする、超音波機械振動伝達体。 - 前記角度αが、120°〜160°の範囲であることを特徴とする、請求項1に記載の超音波機械振動伝達体。
- 前記角度αが、150°であることを特徴とする、請求項2に記載の超音波機械振動伝達体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017183246A JP2019058842A (ja) | 2017-09-25 | 2017-09-25 | 超音波機械振動伝達体 |
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JP2017183246A JP2019058842A (ja) | 2017-09-25 | 2017-09-25 | 超音波機械振動伝達体 |
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2017
- 2017-09-25 JP JP2017183246A patent/JP2019058842A/ja active Pending
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