JPH0755073A - 管継手 - Google Patents

管継手

Info

Publication number
JPH0755073A
JPH0755073A JP5204839A JP20483993A JPH0755073A JP H0755073 A JPH0755073 A JP H0755073A JP 5204839 A JP5204839 A JP 5204839A JP 20483993 A JP20483993 A JP 20483993A JP H0755073 A JPH0755073 A JP H0755073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
cap nut
sleeve
joint
inner diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5204839A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kawashima
博 川島
Hitoshi Nakagawa
仁 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP5204839A priority Critical patent/JPH0755073A/ja
Publication of JPH0755073A publication Critical patent/JPH0755073A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints With Pressure Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動による管の疲労破壊を抑制できる管継手
を提供する。 【構成】 スリーブ(9)を、中央部を肉厚に形成した
略円筒状に成形し、その先端部を継手本体(3)のテー
パ孔(2)に挿入する。スリーブ(9)の後端部を袋ナ
ット(6)と管(7)との間の隙間から後方に延設し、
後方に向けて縮径するテーパ状のスカート部(14)を形
成する。このスカート部(14)に、軸方向に延びる一対
のスリット(15)を設けると共に、スカート部(14)の
ほぼ中央部の内径面に環状溝(16)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管同士や管と機器との
接続部分等に用いられる管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種配管作業に多用される管継手とし
て、図4(a)に示すいわゆる食い込み式の管継手があ
る。この継手は前方部に機器等への接続用のテーパねじ
部(図示省略)が形成されると共に、後端部に雄ねじ
(21)の形成された継手本体(22)と、この継手本体
(22)の雄ねじ(21)に螺合する袋ナット(24)と、こ
の袋ナット(24)と管(25)との間に介在させたスリー
ブ(26)とで構成される。
【0003】スリーブ(26)は、前・後端の外径部にそ
れぞれテーパ面(27)(28)を有し、また先端内径部に
エッジ部(29)を有する。継手本体(22)及び袋ナット
(24)の内径部には前記テーパ面(27)(28)と面接触
するテーパ孔(31)(32)が形成される。
【0004】継手本体(22)、袋ナット(24)及びスリ
ーブ(26)の各内径寸法は、固定すべき管(25)の外径
寸法よりも僅かに大きい。このため、袋ナット(24)を
締め込む前の状態では、継手内径部と管(25)との間に
隙間があり、管(25)は継手内径部を自由に出入りする
ことができる。
【0005】管(25)を継手内径部に挿入した後、袋ナ
ット(24)を締め込むと(同図b参照)、袋ナット(2
4)のテーパ孔(32)とスリーブ(26)の後端側のテー
パ面(28)とが係合して、スリーブ(26)を前進させ
る。この時、スリーブ(26)の先端側のテーパ面(27)
が継手本体(22)のテーパ孔(31)によって内径側に圧
迫されるため、エッジ部(29)が縮径する。一方、スリ
ーブ(26)の後端側では、テーパ面(28)が袋ナット
(24)のテーパ孔(32)によって圧迫され、スリーブ
(26)の後端側内径部が縮径する。そして、袋ナット
(24)をさらに締め込むと、エッジ部(29)が管(25)
の外径部に食い込んで管を固定すると共に、継手内部を
シールする。同時に、スリーブ(26)の後端側内径部が
管(25)を周囲から強固にグリップする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記管継手
を用いた配管構造では、管内を流れる流体の内圧変動や
モータ等の外部振動により管が振動する場合がある。
【0007】しかし、このような振動発生時には、上述
したようにスリーブ(26)の後端内径部が管(25)をグ
リップしているため、グリップ位置より後方の管(25)
が角度θ1で振動する。このため、管(25)の屈曲部
(B)に繰り返し曲げ応力が作用し、この部分が疲労破
壊を起こすおそれがある。
【0008】そこで、本発明は、振動による管の疲労破
壊を抑制することのできる管継手の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のため、
本発明では、一端部に雄ねじ部を有し、この雄ねじ部の
内径側に奥部へ向って縮径するテーパ孔が形成された継
手本体と、前記継手本体の雄ねじ部に螺合し、その内径
部に、前記継手本体のテーパ孔と反対方向に縮径するテ
ーパ孔が形成された袋ナットと、一端部を前記継手本体
のテーパ孔に挿入させて管と袋ナットとの間に介在し、
両端外形部に、継手本体及び袋ナットの両テーパ孔と面
接触可能のテーパ面がそれぞれ形成され、且つ、両テー
パ面のうち継手本体側のテーパ面の内径部にエッジ部が
形成されたスリーブとを具備する管継手において、前記
スリーブに、その袋ナット側の端部を袋ナットと管との
間の隙間から軸方向に延設してスカート部を設け、この
スカート部に軸方向のスリットを設けた。
【0010】また、前記スカート部をその延設方向に沿
って漸次薄肉化させたり、あるいは、スカート部の内径
面に環状溝を設けてもよい。
【0011】
【作用】袋ナットを締め込むと、袋ナットのテーパ孔と
スリーブの袋ナット側のテーパ面とが係合する。さらに
締め込むと、このテーパ面が内径側に押圧され、袋ナッ
トと管との間の隙間から軸方向に延設したスカート部が
縮径する。前記スカート部に軸方向のスリットが設けら
れているので、この縮径時には、スカート部の全域がほ
ぼ均一に縮径し、管の周囲を確実にグリップする。これ
により、管が従来品に比べて軸方向のより広い範囲でグ
リップされるので、振動時における管の曲がり角度がよ
り一層小さくなる。
【0012】また、スカート部をその延設方向に沿って
漸次薄肉化させたり、あるいは、スカート部の内径面に
環状溝を設ければ、当該スカート部の剛性が低下する。
このため、管の振動時には前記スカート部と管とが一体
となって振動して振動エネルギーの一部を吸収し、管の
振動を減衰させる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図3に基づ
いて説明する。なお、以下の説明では、管継手側(図面
左方)を前方と称し、管の基端部側(図面右方)を後方
と称することにする。
【0014】図1に、本発明に係る食い込み式管継手の
軸方向断面を表す。図示のように、この管継手(1)
は、一端部に雄ねじ部(4)を有し、この雄ねじ部
(4)の内径側に奥部へ向って縮径するテーパ孔(2)
が形成された継手本体(3)と、継手本体(3)の雄ね
じ部(4)に螺合され、その内径部に、前記テーパ孔
(2)と反対方向、即ち後方に向けて縮径するテーパ孔
(5)が形成された袋ナット(6)と、管(7)と袋ナ
ット(6)との間に介在させたスリーブ(9)とで構成
される。
【0015】前記スリーブ(9)は、中央部を肉厚に形
成した略円筒状をなし、その先端部は前記継手本体
(3)のテーパ孔(2)に挿入されている。また、スリ
ーブ(9)の後端部は、袋ナット(6)と管(7)との
間の隙間から、従来品のほぼ2倍の長さになるまで後方
に延設されている(以下、この延設部分、即ちスリーブ
の中央部から後端部にかけての部分をスカート部(14)
と称する)。このスリーブ(9)の先端外径部には、継
手本体(3)のテーパ孔(2)と面接触可能のテーパ面
(10)が形成され、その内径部には、内側に向けたエッ
ジ部(11)が形成されている。また、スリーブ中央の肉
厚部分の後端側には、前記袋ナット(6)のテーパ孔
(5)と面接触可能のテーパ面(12)が形成されてい
る。
【0016】前記スカート部(14)は、その延設方向、
即ち後方に向って縮径するテーパ状に形成されており、
その肉厚は後方に向って漸次薄肉化している。このスカ
ート部(14)には、軸方向に延びる一対のスリット(1
5)が互いに対向して設けられると共に(図3参照)、
ほぼ中央部の内径面に環状溝(16)が設けられている。
なお、スリット(15)は、図示のように2本設ける他、
1本あるいは3本以上設けることも可能である。
【0017】このような構成において、管(7)及びス
リーブ(9)の先端部を継手本体(3)のテーパ孔
(2)に挿入した後、袋ナット(6)を締め込むと(図
2参照)、袋ナット(6)のテーパ孔(5)が後端側の
テーパ面(12)を押圧し、スリーブ(9)を前進させ
る。これに伴い、スリーブ(9)の先端側テーパ面(1
0)が継手本体(3)のテーパ孔(2)によって内径側
に押圧され、エッジ部(11)が縮径して管(7)の外表
面に食い込む。この時、スリーブ(9)の先端側テーパ
面(10)と継手本体(3)のテーパ孔(2)、並びに、
後端側テーパ面(12)と袋ナット(6)のテーパ孔
(5)は、互いに強固に密着して継手内部をシールし管
(7)をグリップする。
【0018】さらに、袋ナット(6)のテーパ孔(5)
とスリーブ(9)の後端側テーパ面(12)との係合によ
り、スリーブ(9)の中央部は周囲から内径方向に押圧
される。本発明では、スカート部(14)に軸方向のスリ
ット(15)を設けてあるので、このような押圧力が負荷
されると、スカート部(14)の全体がほぼ均一に縮径す
る。従って、広い範囲で確実に管(7)をグリップする
ことができる。
【0019】このように上記管継手では、従来品と比べ
て、管(7)がスカート部(14)の軸方向長さ(L)分
だけより広い範囲でグリップされるため、流体の内圧変
動やモータ等の外部振動によって管(7)が振動した場
合にも、管(7)の曲がり角度θ2を従来品の角度θ1
りも小さくすることができる。従って、管(7)の屈曲
部(B)に作用する繰り返し曲げ応力が小さくなり、こ
の部分の疲労破壊を抑制することが可能となる。
【0020】また、上記管継手(1)では、スカート部
(14)を後方に向けて漸次薄肉化させ、且つ、スカート
部(14)の内径面に環状溝(16)を設けて、スカート部
(14)の径方向の剛性を低くしている。従って、管
(7)の振動時には、スカート部(14)と管(7)とが
一体に振動する。この時、スカート部(14)が振動エネ
ルギーの一部を吸収して管(7)の振動を減衰させるた
め、管(7)の疲労破壊をより確実に防止することが可
能となる。
【0021】なお、本実施例では、スカート部(14)を
テーパ状に形成し、且つ、その内径面に環状溝(16)を
設けているが、必ずしも双方の構造を採用する必要はな
く、どちらか一方を採用しても十分な効果を得ることが
できる。
【0022】
【発明の効果】このように、本発明によれば、スリーブ
に、その袋ナット側の端部を袋ナットと管との間の隙間
から軸方向に延設してスカート部を設け、このスカート
部に軸方向のスリットを設けているので、振動発生時の
管の曲がり角度を小さくすることができる。従って、振
動による管の疲労破壊を抑制することができ、管の寿命
向上に大きな効果を奏する。
【0023】また、スリーブのスカート部をその延設方
向に沿って漸次薄肉化させたり、あるいは、前記スカー
ト部の内径面に環状溝を設ければ、スカート部が管と一
体に振動し、振動エネルギーの一部を吸収して振動を減
衰させる。従って、管の疲労破壊をより確実に防止する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる管継手の締付け前の状態を示す
断面図である。
【図2】図1に示す管継手の締付け後の状態を示す断面
図である。
【図3】スリーブの側面図(a)、並びに、(a)図中
のA−A線での断面図である(b)。
【図4】従来の管継手の締付け前の状態を示す断面図
(a)、並びに、締付け後の状態を示す断面図である
(b)。
【符号の説明】
1 管継手 2 テーパ孔(継手本体側) 3 継手本体 4 雄ねじ部 5 テーパ孔(袋ナット側) 6 袋ナット 7 管 9 スリーブ 10 テーパ面(継手本体側) 11 エッジ部 12 テーパ面(袋ナット側) 14 スカート部 15 スリット 16 環状溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に雄ねじ部を有し、この雄ねじ部
    の内径側に奥部へ向って縮径するテーパ孔が形成された
    継手本体と、前記継手本体の雄ねじ部に螺合し、その内
    径部に、前記継手本体のテーパ孔と反対方向に縮径する
    テーパ孔が形成された袋ナットと、一端部を前記継手本
    体のテーパ孔に挿入させて管と袋ナットとの間に介在
    し、両端外形部に、継手本体及び袋ナットの両テーパ孔
    と面接触可能のテーパ面がそれぞれ形成され、且つ、両
    テーパ面のうち継手本体側のテーパ面の内径部にエッジ
    部が形成されたスリーブとを具備する管継手において、 前記スリーブに、その袋ナット側の端部を袋ナットと管
    との間の隙間から軸方向に延設してスカート部が設けら
    れ、このスカート部に軸方向のスリットが設けられてい
    ることを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 前記スカート部が、その延設方向に沿っ
    て漸次薄肉化されていることを特徴とする請求項1記載
    の管継手。
  3. 【請求項3】 前記スカート部の内径面に、環状溝が設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の管継手。
JP5204839A 1993-08-19 1993-08-19 管継手 Pending JPH0755073A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5204839A JPH0755073A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5204839A JPH0755073A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 管継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0755073A true JPH0755073A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16497248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5204839A Pending JPH0755073A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0755073A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001159481A (ja) * 1999-12-02 2001-06-12 Ihara Science Corp 管継手
US7100949B2 (en) 1997-04-15 2006-09-05 Swagelok Company Ferrule with relief to reduce galling
CN104132199A (zh) * 2014-07-04 2014-11-05 洛阳疋姆泰可精密零件制造有限公司 一种用于双卡套管接头的后卡套
US10100955B2 (en) 1997-04-15 2018-10-16 Swagelok Company Advanced geomerty ferrule

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7100949B2 (en) 1997-04-15 2006-09-05 Swagelok Company Ferrule with relief to reduce galling
US7240929B2 (en) 1997-04-15 2007-07-10 Swagelok Company Ferrule with plural inner diameters
US10100955B2 (en) 1997-04-15 2018-10-16 Swagelok Company Advanced geomerty ferrule
JP2001159481A (ja) * 1999-12-02 2001-06-12 Ihara Science Corp 管継手
JP4545861B2 (ja) * 1999-12-02 2010-09-15 イハラサイエンス株式会社 管継手
CN104132199A (zh) * 2014-07-04 2014-11-05 洛阳疋姆泰可精密零件制造有限公司 一种用于双卡套管接头的后卡套

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3619779B2 (ja) 樹脂製管継手
JP4058409B2 (ja) 管継手において使用するための支持スリーブ及び前記スリーブと共に使用するための継手ハウジング
KR100322637B1 (ko) 관이음부
JPH0755073A (ja) 管継手
JP3012588B2 (ja) 柔軟管接続継手
JP2008528890A (ja) 軟チューブを液密接続する装置
JP2003269674A (ja) 管継手
JP2019178707A (ja) 管継手
JP2006077837A (ja) ホース接続用のコネクタ
KR970028028A (ko) 관 죠인트
JP2000257781A (ja) 軟質管用管継手
JP2004138207A (ja) 軟質合成樹脂管継手用インナーコア
JPH08145251A (ja) 管接続装置
JPS5833352Y2 (ja) カンツギテ
JPH08135866A (ja) 柔軟管接続継手
JP2001248768A (ja) プラスチックチューブの継ぎ手構造
JP4599158B2 (ja) 管継手
JPH0438153Y2 (ja)
JPH03229090A (ja) 配管継手
JP2782252B2 (ja) 管継手
JPH05240386A (ja) 管−ねじ継手
JP2000161553A (ja) 管継手
JPS5848453Y2 (ja) ダブルフレア−からなる細径金属管端部接続用継手
KR920012802A (ko) 나사조임에 의한 압축식 관이음쇠의 기밀(氣密) 및 체결(締結)방법
JPH066874U (ja) 管継手

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020201