JP2018128139A - 自在継手用ヨーク - Google Patents

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Abstract

【課題】ねじりの力に対する剛性を確保するとともに、たわみに対する剛性を小さくすることができる自在継手用ヨークの提供。【解決手段】基部21と基部21の軸方向他方の端部から軸方向に延びる1対の腕部22,23とを有する自在継手用ヨーク11Aであって、基部21は、連結孔215が軸方向に貫通し、軸方向一方の端部からシャフトが連結孔215に挿入される筒状部211と、筒状部211の内周面と外周側面とを貫通するスリット24を挟むように対向して配置され、筒状部211の外周側面から径方向外方に突出する1対の締付板213,214と、基部21の径方向外方の面に形成された凹部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、自在継手用ヨークに関し、さらに詳しくは、十字軸式自在継手(カルダンジョイント)に用いられる自在継手用ヨークに関する。
自在継手は、異なる角度に配置された2つのシャフトの間に設けられ、一方のシャフトの回転を他方のシャフトに伝達する。自在継手は、2つのヨークを有しており、ヨーク同士が十字軸によって連結される。
自在継手用ヨークは、例えば、略円筒形状の基部と、基部における軸方向一方の端部から軸方向一方に延びる1対の腕部とを備える。基部は、セレーション孔とスリットとを有する。セレーション孔が基部を軸方向に貫通している。スリットが、径方向に延びるとともにセレーション孔と基部の外周側面とを貫通している。
自在継手用ヨークにおいて、セレーション孔の中心軸に対してねじれの位置にあり、かつ、セレーション孔の中心軸に対して略垂直な方向に延びるねじ孔が形成されている。シャフトの一端をセレーション孔に挿入した状態で、ボルトをねじ孔に挿入する。ボルトがねじ孔に挿入されることにより、基部は、スリットの間隔が狭まるように弾性変形する。この結果、セレーション孔に挿入されたシャフトの一端が基部により締め付けられるため、シャフトがヨークに接合される。
自在継手用ヨークにおいて、基部におけるたわみに対する剛性が大きくなるにつれて、基部の弾性変形量が小さくなる。通常、セレーション孔の内径はシャフトの外径よりも大きい。このため、基部の弾性変形量が小さい場合、基部は、セレーション孔の内径が小さくなるように変形することが難しくなる。つまり、基部は、基部とシャフトとの接触面積を十分に得ることができず、シャフトを十分に締め付けることができない。この結果、ヨークとシャフトとの接合強度が不十分となる虞がある。
一方で、ヨークは、シャフトとともに回転するため、シャフトの回転によって発生するねじりの力に対する剛性を高めることが要求される。
特開2016−38033号公報(特許文献1)には、自在継手用ヨークが開示されている。この自在継手用ヨークには、凹部が形成されている。凹部は、基部の外周側面から、1対の腕部のうちスリットが形成されている側の腕部にかけて形成されている。凹部は、スリットの径方向外方の開口部に形成されており、軸方向に延びている。凹部を形成することにより、基部におけるたわみに対する剛性を低下させて締付力を上げることができるとともに、基部におけるねじりの力に対する剛性を確保することができる。
特開2016−38033号公報
本発明の目的は、ねじりの力に対する剛性を確保するとともに、たわみに対する剛性を小さくすることができる自在継手用ヨークを提供することである。
本開示の自在継手用ヨークは、基部と前記基部の軸方向他方の端部から軸方向に延びる1対の腕部とを有する自在継手用ヨークであって、前記基部は、連結孔が軸方向に貫通し、軸方向一方の端部からシャフトが前記連結孔に挿入される筒状部と、前記筒状部の内周面と前記筒状部の外周側面とを貫通するスリットを挟むように対向して配置され、前記筒状部の外周側面から径方向外方に突出する1対の締付板と、前記基部の径方向外方の面に形成された凹部とを備える。
これによれば、凹部が基部の外周の面に形成されることにより、筒状部におけるシャフトへの締付力が上がり、自在継手用ヨークのねじりに対する剛性を確保しつつ、自在継手用ヨークのたわみに対する剛性を低くすることができる。
また、軸方向に延びる前記スリットの軸方向一方側の端部は、前記筒状部の軸方向一方の端面で開口し、軸方向他方の端部は、1対の腕部の間の懐面よりも他方側で閉じており、前記凹部の軸方向他方の端部は、前記懐面よりも一方側に位置してもよい。
これによれば、基部と腕部との接合部分の剛性を高く維持しつつ、締付ボルトの締め付けにより発生する軸力による筒状部のたわみに対する剛性を低くすることができる。
また、前記連結孔の内周面は、軸方向に延びるセレーションが設けられ、前記連結孔の軸方向他方の端部の内周には、セレーションのない座ぐり部が設けられ、前記凹部の軸方向他方の端部は、前記座ぐり部よりも一方側に位置してもよい。
これによれば、連結孔よりも大径である座ぐり部に発生する応力の集中を緩和することが可能となる。
また、前記凹部は、前記基部の軸方向一方の端面において開口してもよい。これによれば、凹部を備える自在継手用ヨークを鍛造で容易に製造できる。
また、前記凹部の1つである第1の凹部は、前記締付板の径方向外方の面に形成されてもよい。また、前記第1の凹部は、1対の前記締付板の両方に形成され、前記締付板の対向する面において開口してもよい。
これによれば、筒状部の剛性を高く維持してねじりの力に対する剛性を確保しつつ、締付ボルトの軸力により筒状部の内径を容易に小さくすることが可能となる。
また、前記筒状部から前記締付板に形成されたボルト挿入孔をさらに備え、前記第1の凹部は、前記ボルト挿入孔の中心軸よりも他方側から軸方向他方に向かって徐々に深さが減少してもよい。
これによれば、締付ボルトの軸力により1対の締付板の間隔を狭める際に発生する歪を抑制することができる。
本開示に係る自在継手用ヨークによれば、自在継手用ヨークのねじりに対する剛性を確保しつつ、自在継手用ヨークのたわみに対する剛性を低くすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るヨークを用いたステアリング装置の構成を示す模式図である。 図1に示すインターミディエイトシャフトの接続状態を示す図である。 図2に示すステアリングシャフトと接合されるヨークの斜視図である。 図3に示すヨークの正面図である。 図3に示すヨークの平面図である。 図3に示すヨークを軸方向一方から軸方向他方に見た側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るヨークの斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るヨークの斜視図である。 図8に示すヨークを軸方向一方から軸方向他方に見た側面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分に
は同一符号を付してその説明は繰り返さない。説明の便宜上、各図において、構成を簡略
化又は模式化して示したり、一部の構成を簡略化して示したりする場合がある。
また、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、図面は、本発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。
{1.ステアリング装置100の構成}
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るヨークが用いられたステアリング装置100の模式図である。図1を参照して、ステアリング装置100は、自動車等の車両に搭載される。ステアリング装置100は、ステアリングホイール1と、ステアリングシャフト2と、インターミディエイトシャフト3と、ピニオンシャフト4と、ピニオン5と、ラック6と、タイロッド7,7と、自在継手10A,10Bとを備える。
以下の説明において、インターミディエイトシャフト3の延びる方向を上下方向と定義する。上方向は、インターミディエイトシャフト3から見てステアリングシャフト2の位置する方向である。下方向は、インターミディエイトシャフト3から見てピニオンシャフト4の位置する方向である。
ステアリングシャフト2の上方の端部は、ステアリングホイール1に接続され、ステアリングシャフト2の下方の端部は、自在継手10Aによりインターミディエイトシャフト3の上方の端部と接続される。インターミディエイトシャフト3の下方の端部は、自在継手10Bによりピニオンシャフト4の上方の端部と接続される。
ピニオンシャフト4の下方の端部には、ピニオン5が接続される。ピニオン5は、車両の運転手によるステアリングホイール1の操作に連動して回転する。ラック6は、車両の横方向(ラック6の延びる方向)に延びており、ピニオン5に噛み合っている。
ピニオンシャフト4の回転運動は、ピニオン5及びラック6によって、ラック6の直線運動に変換される。つまり、ラック6は、ピニオンシャフト4の回転によって、車両の横方向に移動する。タイロッド7,7が、ラック6の横方向の移動に応じて車両の転蛇輪8,8を押し引きすることにより、車両の転舵が行われる。
{2.自在継手10A,10Bの構成}
図2は、図1に示すステアリングシャフト2とインターミディエイトシャフト3との接続状態、及び、インターミディエイトシャフト3とピニオンシャフト4との接続状態を示す図である。
図2を参照して、自在継手10Aは、十字軸式自在継手(カルダンジョイント)であり、ヨーク11A,12Aと、十字軸13Aとを備える。ヨーク11Aは、締付ボルト14Aにより締め付けられることによって、ステアリングシャフト2の下方の端部と接合される。ヨーク12Aは、インターミディエイトシャフト3の上方の端部と接合される。ヨーク12Aとインターミディエイトシャフト3との接合は、例えば、溶接により行われる。ヨーク11A,12Aは、十字軸13Aにより連結される。
自在継手10Bは、十字軸式自在継手であり、ヨーク11B,12Bと、十字軸13Bとを備える。本実施の形態では、自在継手10Bは、ヨーク11B,12Bの2種類のヨークを使用しているが、このうち、ヨーク11Bが本発明に係るヨークである。ヨーク11Bは、締付ボルト14Bにより締め付けられることによって、ピニオンシャフト4の上方の端部と接合される。ヨーク12Bは、インターミディエイトシャフト3の下方の端部と接合される。ヨーク12Bとインターミディエイトシャフト3との接合は、例えば、溶接により行われる。ヨーク11B,12Bは、十字軸13Bにそれぞれ連結される。
自在継手10Bに用いられるヨーク11Bの構造は、自在継手10Aに用いられているヨーク11Aの構造と同じである。従って、以下の説明では、ヨーク11Aについて詳細に説明し、ヨーク11Bについての説明を省略する。
[第1の実施の形態]
{3.自在継手用ヨーク11Aの構成}
図3は、図2に示すヨーク11Aの斜視図である。図3を参照して、ヨーク11Aは、基部21と、腕部22,23とを備える。
図3を参照して、中心軸線CLの延びる方向を軸方向と称し、中心軸線CLに対して垂直な方向を径方向と定義する。軸方向のうち、図3における紙面右方を軸方向一方と定義し、図3における紙面左方を軸方向他方と定義する。つまり、軸方向一方は、基部21から腕部22,23が延びる方向と反対の方向であり、軸方向他方は、基部21から腕部22,23が延びる方向である。また、径方向のうち、腕部22と腕部23とが対向する方向を対向方向と定義する。
基部21は、ステアリングシャフト2の下方の端部と接合される。腕部22,23は、基部21の軸方向他方の端部から軸方向他方に延びており、十字軸13Aと連結される。基部21と、腕部22,23とは、例えば、冷間鍛造により一体的に形成されている。
図3を参照して、基部21は、筒状部211と、締付部212とを有する。
筒状部211は、軸方向に延びる筒形状である。筒状部211は、連結孔215を有する。連結孔215は、筒状部211を軸方向に貫通する孔である。連結孔215の中心軸は、中心軸線CLに一致している。筒状部211の内周面には、雌セレーション217が形成されている。
筒状部211の軸方向他方側の端面である懐面218(図5参照)であり、筒状部211の軸方向他方側の内周面には、懐面218から一方側に向かって拡径した座ぐり部219が設けられている。座ぐり部219には雌セレーション217は形成されていない。座ぐり部219を設けることにより、連結孔215の他方側端部に発生する応力を緩和することができる。
締付部212は、基部21において締付ボルト14Aにより締め付けられる部分であり、筒状部211の外周側面から、径方向外方(対向方向)に突出している。言い換えれば、締付部212が筒状部211の外周側面から突出する方向は、腕部23から腕部22を見た方向である。
図4は、図2に示すヨーク11Aの正面図である。図4を参照して、ヨーク11Aは、さらに、スリット24を有する。スリット24は、図3に示すように、筒状部211の内周面と、締付部212における径方向外側の面との間を貫通する。つまり、スリット24は、筒状部211の内周面と外周側面との間を貫通するとともに、締付部212を軸方向及び対向方向に垂直な方向に貫通している。スリット24は、図4に示すように軸方向に延びており、筒状部211及び締付部212の軸方向一方の端面で開口している。一方、スリット24の軸方向他方の端部は、閉じている。また、スリット24の軸方向他方の端部は、連結孔221が形成される場所まで延びておらず、1対の腕部22,23の間の懐面218よりも他方側で閉じている。これにより、連結孔221の形状変化を防ぐことができる。
締付部212は、1対の締付板213,214を有する。締付板213,214は、軸方向及び対向方向の両者に略平行な板状であり、筒状部211の外周側面から径方向外方(対向方向)に延びる。締付板213,214は、スリット24を挟んで対向している。
図5は、図2に示すヨーク11Aの平面図である。図5を参照して、基部21は、接続部216を有する。接続部216は、中心軸線CLを基準として締付板213,214の反対側に位置しており、筒状部211の軸方向他方の端部から径方向外方(対向方向)に突出している。接続部216の軸方向他方の端部から、腕部23が軸方向他方に延びている。
図3を参照して、基部21は、さらに、ボルト挿入孔26を有する。ボルト挿入孔26は、筒状部211から締付板213,214に形成されており、連結孔215と繋がっている。締付板213,214に形成されたボルト挿入孔26の中心軸は、中心軸線SLに一致する。中心軸線SLは、軸方向及び対向方向の両者に対して垂直であり、かつ、中心軸線CLとねじれの位置にある。
図3を参照して、基部21は、さらに、第1の凹部27,27を有する。第1の凹部27,27は、締付板213,214における径方向外方の面213a,214aに形成されている窪みである。第1の凹部27,27は、軸方向に延びている。第1の凹部27は、スリット24を基準にして線対称となるように形成されている。
図6は、図3に示すヨーク11Aを軸方向一方から軸方向他方に見た図である。図6において、雌セレーション217を省略してヨーク11Aを示している。
図6を参照して、第1の凹部27,27は、ステアリングシャフト2が挿入される軸方向一方端部から1対の腕部22,23が延在する軸方向他端に向かって延在し、締付板213,214の径方向外方の面に連結孔215に向かって陥凹状に形成されている。第1の凹部27,27は、締付板213,214の軸方向一方の端面において開口している。これにより、鍛造時に基部21、腕部22,23等と同時に第1の凹部27,27を形成することができ、鍛造用金型と鍛造後の自在継手用ヨーク11Aとを軸方向に相互に取り外すことができる。
第1の凹部27,27における軸方向他方の端は、スリット24の軸方向他方の端よりも、締付板213,214の軸方向一方の端部に近い。本実施の形態の場合、凹部の1つである第1の凹部27,27の軸方向他方の端部は、1対の腕部22,23の間にある懐面218よりも一方側に位置している。これにより、基部21と腕部22との間の剛性を確保している。さらに、第1の凹部27,27の軸方向他方の端部は、座ぐり部219よりも一方側に位置する。これにより、応力の集中が生じやすい座ぐり部219近傍の剛性を高く維持することができる。また、座ぐり部219は、2つの腕部22,23の付け根に位置することから、2つの腕部22,23からの捩れ力を受ける箇所である。仮に第1の凹部27,27を座ぐり部219の近くに配置すると、座ぐり部219周辺の剛性が低下し、2つの腕部22,23からの捩れ力を受けると、座ぐり部219に応力が集中する。そのため、座ぐり部219周辺の剛性を維持するために凹部27,27は座ぐり部219から離して配置されている。
また、締付板213に形成されている第1の凹部27,27は、締付板213が締付板214に対向する面においてそれぞれ開口している。締付板213に形成されている第1の凹部27,27の深さは、締付板213が締付板214に対向する面において最大となっている。第1の凹部27,27は、締付板213,214の外側の面においてはそれぞれ開口しておらず、三方で囲まれた状態となっている。
第1の凹部27,27は、締付板213,214の径方向外方の面213a,214aとボルト挿入孔26との内周面とを貫通しない。つまり、締付板213,214の径方向外方の面213a,214aを基準にした場合における第1の凹部27,27の最大深さは、径方向における締付板213,214の径方向外方の面213a,214aからボルト挿入孔26の内周面との最短距離よりも小さい。また、第1の凹部27,27の最大深さは、径方向における締付板213,214の径方向外方の面213a,214aからボルト挿入孔26に挿入される締付ボルト14A用のボルト座ぐり部261(図5参照)までの最短距離よりも長い。第1の凹部27,27は、ボルト挿入孔26の中心軸に一致する中心軸線SLよりも他方側から軸方向の他方に向かって徐々に深さが減少している。
第1の実施の形態の場合、凹部として第1の凹部27,27が締付板213,214の径方向外方の面213a,214aに設けられているが、筒状部211には凹部が設けられていない。これにより、筒状部211の剛性を高い状態で維持しつつ、締付ボルト14Aの軸力により締付板213,214の間隔を狭めることにより、筒状部211がステアリングシャフト2の先端部を包み込むように弾性変形し、雄セレーション2aと雌セレーション217とを強く係合させることができる。
腕部22,23は、対をなしており、中心軸線CLを挟んで対向して配置される。腕部22,23は、軸方向に見て、筒状部211の外周側面よりも径方向外方に位置するように配置される。腕部22は、基部21における締付部212の軸方向他方の端部から軸方向他方に延びる。腕部23は、基部21における接続部216の軸方向他方の端部から軸方向他方に延びる。腕部22,23の各々には、十字軸13Aを連結するための連結孔221,231が形成されている。
{4.ヨーク11Aとステアリングシャフト2との接合}
ヨーク11Aとステアリングシャフト2との接合について、図5を参照しながら説明する。なお、図5において、軸方向一方が、図1に示す上方に対応し、軸方向他方が図1に示す下方に対応している。図5では、ステアリングシャフト2のうち、ヨーク11Aと接合される下方の端部のみが示されている。
図5を参照して、ステアリングシャフト2の下方の端部が、ヨーク11Aにおける筒状部211の軸方向一方の端部から連結孔215に挿入される。このとき、ステアリングシャフト2の外周面に形成されている雄セレーション2aが、ヨーク11Aにおける筒状部211の連結孔215に形成された雌セレーション217と噛み合うように、ステアリングシャフト2が連結孔215に挿入される。
次に、連結孔215に挿入されたステアリングシャフト2の位置合わせを行う。図5に示すように、ステアリングシャフト2の下方の端部において、周方向に沿って連続した溝2bが形成されている。溝2bは、雄セレーション2aを軸方向において2分割する位置に形成されており、径方向外方に向かって開口している。ステアリングシャフト2の位置合わせでは、ヨーク11Aに形成されたボルト挿入孔26の位置と、ステアリングシャフト2の溝2bの位置とを、軸方向において一致させる。
ステアリングシャフト2の位置合わせの後に、締付ボルト14Aをボルト挿入孔26に挿入することにより、締付板213,214を締め付ける。締付ボルト14Aの締め付けにより発生する軸力により、締付板213,214は、スリット24の幅(中心軸線SL方向のサイズ)が狭くなるように弾性変形する。
スリット24の幅が狭くなるにつれて、筒状部211は、連結孔215の内径が小さくなるように弾性変形する。この結果として、筒状部211の内周面と、ステアリングシャフト2の下方の端部の外周面との接触面積が大きくなり、締付力が上がるため、ヨーク11Aとステアリングシャフト2の下方の端部とが強固に接合される。
また、ボルト挿入孔26に挿入された締付ボルト14Aは、ステアリングシャフト2の溝2bに嵌まっている。従って、ステアリングシャフト2が連結孔215から脱落することが防止される。
ヨーク11Aにおいて、第1の凹部27,27が、締付板213,214の径方向外方の面213a,214aに形成されている。これにより、基部21全体のたわみに対する剛性を小さくすることができる。つまり、第1の凹部27,27が、締付板213,214の径方向外方の面213a,214aに形成することにより、連結孔215の内径が小さくなるように筒状部211が弾性変形しやすくなる。
結果として、第1の凹部27,27を締付板213,214に形成しない従来のヨークに比べて、ヨーク11Aは、締付ボルト14Aの締め付けにより発生する軸力の損失低下を防ぐことができる。基部21の内周面と、ステアリングシャフト2の下方の端部の外周面との接触面積が大きくなり、締付力があがるため、ヨーク11Aとステアリングシャフト2の下方の端部との接合をより強固にすることができる。
また、基部21の内周面と、ステアリングシャフト2の下方の端部の外周面との接触面積を大きくすることができるため、ヨーク11Aは、雌セレーション217と雄セレーション2aとの間に隙間が発生することを防止できる。ステアリングシャフト2の回転に応じてヨーク11Aが回転するたびに、雌セレーション217と雄セレーション2aとが接触を繰り返すことが防止される。この結果として、異音の発生や、雌セレーション217及び雄セレーション2aの摩耗の進行を抑制できるため、ヨーク11Aの耐久性を向上させることができる。
なお、第1の実施の形態において、締付板213,214の径方向外方の面213a,214aの両者に第1の凹部27,27が形成されていたが、これに限られない。締付板213,214の径方向外方の面213a,214aのいずれか一方に第1の凹部27が形成されていてもよい。この場合であっても、基部21全体のたわみに対する剛性を小さくすることができるため、ヨーク11Aとステアリングシャフト2の下方の端部とを強固に接合することができる。
また、締付板213,214の径方向外方の面213a,214aに形成される第1の凹部27,27が、スリット24を基準にして線対称に形成されている例を説明したが、これに限られない。第1の凹部27,27は、線対称でなくてもよい。この場合であっても、基部21全体のたわみに対する剛性を小さくすることができるため、ヨーク11Aとステアリングシャフト2の下方の端部とを強固に接合することができる。
上述のように、ヨーク11Bは、ヨーク11Aと同様の構成を有している。このため、ヨーク11Bは、筒状部211とピニオンシャフト4との接合を強固にすることができ、ヨーク11Bの耐久性を向上させることができる。また、ヨーク11Bにおけるねじりに対する剛性が低下しないため、ヨーク11Bがピニオンシャフト4の回転に伴って回転する際に発生する変形を抑制することができる。
[第2の実施の形態]
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るヨーク30の斜視図である。図7を参照して、ヨーク30は、上記第1の実施の形態に係るヨーク11A(図2参照)と同様に、ステアリングシャフト2の下方の端部と接合される。なお、ヨーク30は、図2に示すヨーク11Bと同様に、ピニオンシャフト4の上方の端部と接合されてもよい。
図7を参照して、ヨーク30は、基部31と、腕部22,23とを備える。つまり、ヨーク30は、図3に示す基部21に代えて、図7に示す基部31を備えている点でヨーク11Aと異なる。
基部31は、基部21が有する第1の凹部27,27(図3参照)に代えて第2の凹部37(図7参照)を有する点を除き、基部21と同様の構成を有する。つまり、ヨーク30では、第1の凹部27,27が、締付板213,214の径方向外方の面213a,214aに形成されていない。
以下、基部31については、上記第1の実施の形態の基部21と異なる点を中心に説明し、基部21と共通の構成についての説明を省略する。
凹部の1つである第2の凹部37は、基部31の径方向外方の面であって筒状部211の外周側面及び接続部216の外周側面に連続して形成される窪みである。第2の凹部37は、連結孔215を基準にして、締付板213,214と反対側に位置する。第2の凹部37は、筒状部211の外周側面と筒状部211の内周面との間を貫通しておらず、接続部216の外周側面と筒状部211の内周面との間を貫通していない。
第2の凹部37は、軸方向に延びており、径方向外方に開口している。第2の凹部37は、筒状部211の軸方向一方の端部まで延びており、筒状部211の軸方向一方の端部において開口している。第2の凹部37の軸方向他方の端は、接続部216において閉じている。
筒状部211及び接続部216に連続して第2の凹部37を形成することにより、筒状部211の周方向の一部において、筒状部211における外周側面と内周側面との厚さを小さくすることができる。第2の凹部37が形成された筒状部211は、第2の凹部37が形成されていない筒状部211に比べて、たわみに対する剛性を低下させることができる。この結果、ヨーク30は、第1の実施の形態に係るヨーク11Aと同様に、筒状部211とステアリングシャフト2とを強固に接合することができ、ヨーク30の耐久性を向上させることができる。第1の実施の形態に係るヨーク11Aと同様に、ヨーク30におけるねじりに対する剛性が低下しないため、ヨーク30がステアリングシャフト2の回転に伴って回転する際に発生する変形を抑制することができる。
第2の実施の形態に係るヨーク30をピニオンシャフト4の上方の端部と接合するヨークとして使用することもできる。この場合であっても、筒状部211とピニオンシャフト4とを強固に接合することができ、ヨーク30の耐久性を向上させることができる。また、ヨーク30におけるねじりに対する剛性が低下しないため、ヨーク30がピニオンシャフト4の回転に伴って回転する際に発生する変形を抑制することができる。
[第3の実施の形態]
図8は、本発明の第3の実施の形態に係るヨーク40の斜視図である。図8を参照して、ヨーク40は、上記第1の実施の形態に係るヨーク11A(図2参照)と同様に、ステアリングシャフト2の下方の端部と接合される。なお、ヨーク40は、図2に示すヨーク11Bと同様に、ピニオンシャフト4の上方の端部と接合されてもよい。
図8を参照して、ヨーク40は、基部41と、腕部22,23とを備える。つまり、ヨーク40は、図3に示す基部21に代えて、図8に示す基部41を備えている点でヨーク11Aと異なる。
図9は、図8に示すヨーク40を軸方向一方から軸方向他方に見た側面図である。図9において、雌セレーション217を省略している。図8及び図9を参照して、基部41は、基部21が有する第1の凹部27,27に代えて、凹部の1つである第3の凹部47,47を有する点を除き、基部21と同様の構成を有する。つまり、ヨーク40において、第1の凹部27,27が、締付板213,214の径方向外方の面213a,214aに形成されていない。以下、基部41については、上記第1の実施の形態の基部21と異なる点を中心に説明し、基部21と共通の構成についての説明を省略する。
第3の凹部47,47は、筒状部211の外周側面に形成される溝であり、軸方向に延びており、径方向に見て腕部22と腕部23の間に位置している。また、第3の凹部47,47は、径方向に関して重なるように配置されている。また、第3の凹部47,47は、中心軸線SLの延びる方向に関して、スリット24を挟んで配置されている。つまり、第3の凹部47,47は、軸方向及び対向方向の両者に直交する方向に関して、中心軸線CLを基準に対称に配置されている。第3の凹部47,47の各々は、筒状部211の外周側面と筒状部211の内周面との間を貫通していない。
第3の凹部47,47は、筒状部211の軸方向一方の端部において開口している。第3の凹部47,47は、筒状部211の軸方向他方の端部において開口している。
筒状部211に第3の凹部47,47を形成することにより、筒状部211の周方向の一部において、外周側面と内周側面との厚さを小さくすることができる。第3の凹部47,47が形成された筒状部211は、第3の凹部47、47が形成されていない筒状部211に比べて、たわみに対する剛性を低下させることができる。この結果、ヨーク40は、第1の実施の形態に係るヨーク11Aと同様に、筒状部211とステアリングシャフト2との接合を強固にすることができ、耐久性を向上させることができる。第1の実施の形態に係るヨーク11Aと同様に、ヨーク40におけるねじりに対する剛性が低下しないため、ヨーク40がステアリングシャフト2の回転に伴って回転する際に発生する変形を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、第3の凹部47,47が筒状部211に形成される例を説明したが、これに限られない。筒状部211に形成される第3の凹部47の数は1つであってもよい。この場合であっても、基部41のたわみに対する剛性を低下させることができる。
また、本実施の形態では、第3の凹部47が筒状部211の軸方向一方の端部及び筒状部211の軸方向他方の端部で開口している例を説明したが、これに限られない。第3の凹部47は、筒状部211の軸方向一方の端部及び筒状部211の軸方向他方の端部の少なくとも一方で開口していればよい。あるいは、第3の凹部47は、筒状部211の軸方向一方の端部及び筒状部211の軸方向他方の端部において開口していなくてもよい。この場合であっても、基部41のたわみに対する剛性を低下させることができる。また、応力の集中が生じやすい座ぐり部219近傍の剛性を高く維持するため、第3の凹部47の軸方向他方の端部は、1対の腕部22,23の間にある懐面218よりも一方側に位置し、さらに、第1の凹部27,27の軸方向他方の端部は、座ぐり部219よりも一方側に位置してもかまわない。
第3の実施の形態に係るヨーク40をピニオンシャフト4の上方の端部と接合するヨークとして使用することもできる。この場合であっても、ヨーク40とピニオンシャフト4とを強固に接合することができ、ヨーク40の耐久性を向上させることができる。また、ヨーク40におけるねじれに対する剛性が低下しないため、ヨーク40がピニオンシャフト4の回転に伴って回転する際に発生する変形を抑制することができる。
[変形例]
上記第1の実施の形態では、ヨーク11Aにおける基部21が、第1の凹部27を有しており、その他の凹部を有していない例を説明したが、これに限られない。ヨーク11Aにおける基部21は、第1の凹部27に加えて、第2の凹部37及び第3の凹部47の少なくとも一方を有してもよい。この場合であっても、ヨーク11Aにおけるたわみに対する剛性をさらに低下させることができるため、ヨーク11Aにおける筒状部211とステアリングシャフト2との接合をさらに強固にすることができる。
また、図2に示すヨーク11Bにおける基部21が、第1の凹部27に加えて、第2の凹部37及び第3の凹部47の少なくとも一方を有してもよい。この場合であっても、ヨーク11Bにおけるたわみに対する剛性をさらに低下させることができるため、ヨーク11Bにおける筒状部211とステアリングシャフト2との接合をさらに強固にすることができる。
また、上記第1の実施の形態では、ヨーク11Aにおいて、第1の凹部27,27が締付板213,214の径方向外方の面に軸方向に延びている例を説明したが、これに限られない。例えば、第1の凹部27,27における軸方向のサイズが、径方向のサイズよりも小さくてもよい。この場合であっても、筒状部211とステアリングシャフト2とを強固に接合することができ、ヨーク11Aの耐久性を向上させることができる。また、ヨーク11Aにおけるねじりに対する剛性が低下しないため、ヨーク11Aがピニオンシャフト4の回転に伴って回転する際に発生する変形を抑制することができる。
上記実施の形態では、ヨーク11Aにおける基部21が接続部216を有する例を説明したが、基部21が接続部216を有していなくてもよい。この場合、腕部23は、筒状部211の軸方向他方における端面から軸方向他方に延びていればよい。
上記実施の形態では、ヨーク11Aがステアリングシャフト2に接合され、ヨーク11Bがピニオンシャフト4の上方の端部に接合される例を説明したが、これに限られない。ヨーク11Aを、ステアリングシャフト2だけでなく、インターミディエイトシャフト3の上方及び下方の少なくとも一方の端部に接合してもよい。
シャフトと接合される自在継手用ヨークは、筒状部と、1対の腕部と、1対の締付板と、第1の凹部とを備える。筒状部において、連結孔が軸方向に貫通する。筒状部における軸方向一方の端部からシャフトが連結孔に挿入される。1対の腕部は、筒状部の軸方向他方の端部から軸方向に延び、連結孔を挟んで対向する。1対の締付板は、筒状部の内周面と筒状部の外周側面とを貫通するスリットを挟むように対向して配置され、筒状部の外周側面から径方向外方に突出する。第1の凹部は、1対の締付板の少なくとも一方における径方向外方の面に形成される。
これによれば、第1の凹部が1対の締付板の少なくとも一方の径方向外方の面に形成されることにより、基部とシャフトとの締付力が上がり、自在継手用ヨークのねじりに対する剛性を確保しつつ、自在継手用ヨークのたわみに対する剛性を低くすることができる。
また、自在継手用ヨークは、さらに、第2の凹部を備える。第2の凹部は、筒状部の外周側面に形成され、連結孔を挟んで1対の締付板と反対に位置し、軸方向に延びる。
また、自在継手用ヨークは、さらに、第3の凹部を備える。第3の凹部は、筒状部の外周側面に形成され、軸方向に延びる溝である。
これらによれば、第2の凹部が形成され、第3の凹部が形成される。これらにより、基部とシャフトとの締付力が上がり、自在継手用ヨークのねじりに対する剛性を確保しつつ、自在継手用ヨークのたわみに対する剛性をさらに低くすることができる。
また、第1の凹部は、1対の締付板の少なくとも一方における径方向外方の面において、軸方向に延びる。
これによれば、1対の締付板の少なくとも一方において、たわみに対する剛性を軸方向にわたって小さくすることができる。このため、自在継手用ヨークのたわみに対する剛性をさらに低くすることができる。
また、自在継手用ヨークは、さらに、接続部を備える。接続部は、連結孔を挟んで1対の締付板と反対に位置し、筒状部の軸方向他方の端部から径方向外方に突出する。1対の腕部のうち一方の腕部は、接続部から軸方向に延びる。第2の凹部は、筒状部の外周側面から接続部の外周側面にかけて連続して形成されている。
この構成によれば、自在継手用ヨークが接続部を備える場合において、第2の凹部が形成される領域を広く確保することができる。従って、自在継手用ヨークのたわみに対する剛性をさらに低くすることができる。
また、第3の凹部は、筒状部の軸方向一方の端部及び軸方向他方の端部において開口している。
この構成によれば、第3の凹部の軸方向における長さを大きくすることができるため、自在継手用ヨークのたわみに対する剛性をさらに低くすることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
100 ステアリング装置
1 ステアリングホール
2 ステアリングシャフト
3 インターミディエイトシャフト
4 ピニオンシャフト
11A,11B,12A,12B,30,40 ヨーク
21,31,41 基部
22,23 腕部
27 第1の凹部
37 第2の凹部
47 第3の凹部
211 筒状部
212 締付部
213,214 締付板
215 連結孔
216 接続部

Claims (7)

  1. 基部と前記基部の軸方向他方の端部から軸方向に延びる1対の腕部とを有する自在継手用ヨークであって、
    前記基部は、
    連結孔が軸方向に貫通し、軸方向一方の端部からシャフトが前記連結孔に挿入される筒状部と、
    前記筒状部の内周面と前記筒状部の外周側面とを貫通するスリットを挟むように対向して配置され、前記筒状部の外周側面から径方向外方に突出する1対の締付板と、
    前記基部の径方向外方の面に形成された凹部と、
    を備える、自在継手用ヨーク。
  2. 軸方向に延びる前記スリットの軸方向一方側の端部は、前記筒状部の軸方向一方の端面で開口し、軸方向他方の端部は、1対の腕部の間の懐面よりも他方側で閉じており、
    前記凹部の軸方向他方の端部は、前記懐面よりも一方側に位置する
    請求項1に記載の自在継手用ヨーク。
  3. 前記連結孔の内周面は、軸方向に延びるセレーションが設けられ、前記連結孔の軸方向他方の端部の内周には、セレーションのない座ぐり部が設けられ、
    前記凹部の軸方向他方の端部は、前記座ぐり部よりも一方側に位置する
    請求項2に記載の自在継手用ヨーク。
  4. 前記凹部は、前記基部の軸方向一方の端面において開口している
    請求項1から3のいずれか一項に記載の自在継手用ヨーク。
  5. 前記凹部の1つである第1の凹部は、前記締付板の径方向外方の面に形成される
    請求項1から4のいずれか一項に記載の自在継手用ヨーク。
  6. 前記第1の凹部は、1対の前記締付板の両方に形成され、前記締付板の対向する面において開口している
    請求項5に記載の自在継手用ヨーク。
  7. 前記筒状部から前記締付板に形成されたボルト挿入孔をさらに備え、
    前記第1の凹部は、前記ボルト挿入孔の中心軸よりも他方側から軸方向他方に向かって徐々に深さが減少する
    請求項5または6に記載の自在継手用ヨーク。
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