JP2008142856A - アーバ及び切削ヘッド交換式工具 - Google Patents

アーバ及び切削ヘッド交換式工具 Download PDF

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Takahiko Yoshida
貴彦 吉田
Hisashi Daiguuji
久 大宮司
Takeshi Hasegawa
健 長谷川
Hiroaki Hayashizaki
弘章 林崎
Masaaki Ito
正昭 伊藤
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Abstract

【課題】切削ヘッドの取付剛性を向上して、切削ヘッドの先端に設けられた切刃を有効に使用することができるアーバ及び切削ヘッド交換式工具を提供する。
【解決手段】工作機械の主軸端に着脱可能に取り付けられて切削ヘッドを保持するアーバ20であって、軸線Lに沿って延びる筒状をなして前記主軸端に取り付けられる取付部24と、取付部24の先端側に位置して取付部24よりも外周側に向けて大きく張り出した把持部21と、把持部21の先端側に前記切削ヘッドを着脱可能に装着するヘッド保持部33とを有し、ヘッド保持部33は、把持部21の外周面21Bの先端縁から径方向内側に向かうにしたがい漸次先端側に向けて突出するテーパ部27と、前記切削ヘッドが当接される当接面29と、当接面29に開口するとともに軸線Lに沿って基端側に向けて延びる装着孔30と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、工作機械の主軸端に着脱可能に取り付けられて切削ヘッドを保持するアーバ、このアーバと前記切削ヘッドとが締結されてなる切削ヘッド交換式工具に関するものであり、特に、自動ツール交換システム(ATC)を備えた工作機械に最適なものである。
従来、前述のアーバとしては、例えば特許文献1に記載されているように、軸線に沿って延びる概略多段円筒状をなし、工作機械の主軸端に取り付けられる取付部と、この取付部の先端側に位置してフランジ状に外周側に向けて大きく張り出したATCの交換アームに把持される把持部と、この把持部の先端面から先端側に向けて突出した装着筒部とを備えたものが提供されている。
また、特許文献2には、切削ヘッドに、基端側に向けて突出する装着軸部が設けられ、この装着軸部をシャンク部の先端に設けられた装着孔に螺着することで、シャンク部と切削ヘッドとを締結する切削ヘッド交換式工具が提供されている。
特開2005−305618号公報 特開2005−14205号公報
ところで、特許文献1記載のアーバの装着筒部に特許文献2記載の前記装着孔を形成して前述の切削ヘッドを着脱可能に装着することにより、ATCを備えた工作機械に適用することが可能な切削ヘッド交換式工具を構成しようとすると、アーバにおいては、把持部から突出した装着筒部内に切削ヘッドを螺着させるための雌ネジ部が形成されることになるので、雌ネジ部の長さを確保するために装着筒部の長さを短くすることは困難となる。そして、この装着筒部の先端に特許文献2記載の切削ヘッドが装着されることになるので、そのような切削ヘッド交換式工具では、把持部の外周面の先端縁から切削ヘッドまでの距離、いわゆる切削ヘッドの突き出し長さが長くなってしまう。
また、装着筒部に雌ネジ部が設けられているので、肉厚の薄い部分で切削ヘッドを保持することになり、切削ヘッドの取付剛性が低下してしまう。さらに、装着軸部自体の剛性も低下することになり、切削ヘッド交換式工具全体の剛性も低下する。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、切削ヘッドの取付剛性を向上して、切削ヘッドの先端に設けられた切刃を有効に使用することができるアーバ及び切削ヘッド交換式工具を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明のアーバは、工作機械の主軸端に着脱可能に取り付けられて切削ヘッドを保持するアーバであって、軸線に沿って延びる筒状をなして前記主軸端に取り付けられる取付部と、該取付部の先端側に位置して前記取付部よりも外周側に向けて大きく張り出した把持部と、該把持部の先端側に前記切削ヘッドを着脱可能に装着するヘッド保持部とを有し、前記ヘッド保持部は、前記把持部の外周面の先端縁から径方向内側に向かうにしたがい漸次先端側に向けて突出するテーパ部と、前記切削ヘッドが当接される当接面と、前記当接面に開口するとともに前記軸線に沿って基端側に向けて延びる装着孔と、を備えていることを特徴としている。
また、本発明の切削ヘッド交換式工具は、前述のアーバと前記切削ヘッドとが締結されて構成される切削ヘッド交換式工具であって、前記切削ヘッドは、ヘッド本体と該ヘッド本体の基端面から基端側に向けて突出した装着軸部とを有し、前記装着軸部が前記アーバの前記装着孔内に挿入され、前記ヘッド本体の基端面が前記当接面に当接されて固定されていることを特徴としている。
この構成のアーバ及び切削ヘッド交換式工具によれば、ヘッド保持部が、把持部の外周面の先端縁から径方向内側に向かうにしたがい漸次先端側に向けて突出するテーパ部を備えているので、切削ヘッドが装着されるアーバの先端部分の肉厚が確保され、アーバの剛性を向上させることができる。また、切削ヘッドが、テーパ部又は把持部の部分で保持されることになるので、切削ヘッドの取付剛性を向上させることができる。
ここで、前記ヘッド保持部に、前記テーパ部の先端縁から先端側に向けて延びる装着筒部を形成し、該装着筒部の先端面を前記当接面としてもよい。
この場合、装着筒部の先端に切削ヘッドを装着することで切削ヘッドの突き出し長さが長くなるが、把持部の外周面の先端縁と装着筒部の後端部分との間にテーパ部が形成されて肉厚とされているので切削ヘッドの取付剛性を向上させることができる。
また、前記装着筒部の前記テーパ部の先端縁からの突出長さHを、前記把持部の外径Dに対して、H≦0.5×Dに設定してもよい。
この場合、装着筒部の前記テーパ部の先端縁からの突出長さHが把持部の外径Dに対してH≦0.5×Dとなるように構成されているので、この装着筒部の先端に装着された切削ヘッドの突き出し長さが短くなり、この切削ヘッド交換式工具の剛性を向上させることができる。
また、前記テーパ部の先端縁に連なるように前記当接面を形成してもよい。
この場合、装着筒部が設けられていないために、切削ヘッドの突き出し長さを短くすることができる。さらに、アーバの形状が簡単となり、このアーバを低コストで製作することができる。
また、前記テーパ部の先端縁に、前記軸線に直交する方向に延びる平坦面を形成し、該平坦面に基端側に向けて凹んだ収容凹部を設けて、この収容凹部の底面を前記当接面としてもよい。
この場合、切削ヘッドの装着軸部を装着孔に挿入するとともにヘッド本体の基端部分を収容凹部内に収容することができ、ヘッド本体の基端部分と収容凹部との嵌合によって、この切削ヘッドの位置ずれを防止することができる。
さらに、前記軸線に沿った断面において、前記テーパ部と前記軸線とがなす角度θを、 30°≦θ<90°の範囲内に設定してもよい。
この場合、前記角度θが、θ≧30°とされているので、把持部の外周面の先端縁からの切削ヘッドの突き出し長さが徒に長くなることがなくなるとともにテーパ部の肉厚を確保して切削ヘッドの取付剛性を確実に向上させることができる。
本発明によれば、切削ヘッドの取付剛性を向上することにより、切削ヘッドの先端に設けられた切刃を有効に使用することができるアーバ及び切削ヘッド交換式工具を提供することができる。
以下に、本発明の実施形態について添付した図面を参照して説明する。図1及び図2に本実施形態であるアーバを、図3に切削ヘッドを備えた切削ヘッド交換式工具を示す。
図3に示す切削ヘッド交換式工具10は、工作機械Mの主軸端に取り付けられるアーバ20と、このアーバ20に着脱可能に装着される切削ヘッド40とを備えている。
アーバ20は、図1に示すように、軸線Lに沿って延びる概略多段円筒状をなしており、軸線Lを中心として径方向外側に向けて突出した把持部21を備えている。この把持部21の軸線L方向中央部分には、外周面21Bから径方向内側に向けて凹んだ環状溝22が形成されている。また、把持部21の環状溝22よりも基端側(図1において右上側、図2において右側)部分には、軸線Lに沿って切り欠かれた一対の切欠凹部23が軸線Lを中心として180°回転対称に設けられている。
この把持部21の基端面21Aの中央部分には、工作機械Mの主軸端に取り付けられる取付部24が軸線Lに沿って基端側に向けて延びるように設けられている。この取付部24は、基端側に向かうにしたがい漸次径が小さくなるようなテーパ状に構成されている。また、この取付部24には、図2に示すように、取付部24の基端面24Aに開口して軸線Lに沿って延びる取付孔25が穿設されている。この取付孔25の一部が、工作機械Mの主軸端に取り付けるためのスタッドボルト11を螺着するためのネジ孔26とされている。
なお、本実施形態におけるアーバ20は、いわゆるBT形式の工作機械Mに対応したものであり、把持部21及び取付部24の形状、サイズは規格によって定められている。
把持部21の先端側には、把持部21の外周面21Bの先端縁から径方向内側に向かうにしたがい漸次先端側に向けて突出するテーパ部27と、このテーパ部27の先端からさらに先端側に向けて軸線Lに沿って延びる装着筒部28とが設けられている。なお、本実施形態においては、装着筒部28は外径が一定とされた円筒状をなしている。
ここで、軸線Oに沿った断面においてテーパ部27と軸線Oとがなす角度θは、30 °≦θ<90°の範囲内となるように設定されており、本実施形態では、θ=60°に設定されている。
また、装着筒部28のテーパ部27先端からの突出長さHは、把持部21の直径Dに対して、H≦0.5×Dとされていて、本実施形態では、H=0.24×Dとされている。
また、装着筒部28の先端面は、軸線Lに直交するように形成されており、後述する切削ヘッド40のヘッド本体41基端面が当接される当接面29とされている。そして、この当接面29には、軸線Lに沿って基端側に向けて延びる装着孔30が開口させられている。この装着孔30は、前記把持部21の外周面21Bの先端縁よりも基端側にまで達するように穿設されており、本実施形態では、図2に示すように、装着孔30が前記取付孔25の先端にまで達するように形成されており、装着孔30と取付孔25とが連通されている。
装着孔30の先端側には、装着筒部28の当接面29に開口して一定の内径で基端側に延びる円形孔31が形成されており、この円形孔31よりも基端側に、僅かに内径の大きなヌスミ部を介して、円形孔31よりも径の小さな雌ネジ部32が形成されている。なお、本実施形態においては、雌ネジ部32が把持部21の外周面21Bの先端縁よりも基端側にまで達するように形成されている。
これらテーパ部27、装着筒部28、装着孔30の円形孔31及び雌ネジ部32が、ヘッド保持部33を構成している。
切削ヘッド40は、図3に示すように、装着筒部28と略同径の概略円柱状をなすヘッド本体41と、このヘッド本体41の基端面41Aの中央部分から基端側に向けて延びる装着軸部46と、を備えている。
ヘッド本体41は、先端側及び径方向外側に向けて開口したチップポケット42と、該チップポケット42から基端側に向かうにしたがい漸次工具回転方向T後方側に向けてねじれる切屑排出溝43と、前記チップポケット42の工具回転方向T後方側の壁面に形成された取付座44と、を備えている。なお、本実施形態では、これらチップポケット42、切屑排出溝43、取付座44がそれぞれ一対ずつ軸線Lを中心として180°回転対称となるように配置されている。
この取付座44には、切刃52を備えたインサート51が着脱可能に装着される。本実施形態では、図3に示すように、一対の取付座44にそれぞれ、インサート51の切刃52が切削ヘッド40の先端側及び外周側を向くように装着されており、この切削ヘッド40はいわゆる2枚刃のエンドミルを構成するものである。
また、ヘッド本体41の外周面21Bのうち一対の切屑排出溝43同士の間には、面取部45が形成されている。
ヘッド本体41の基端面41Aは、軸線Lに直交するように形成されており、その中央部分から基端側に向けて延びるように装着軸部46が設けられている。この装着軸部46には、ヘッド本体41側に前記円形孔31に嵌合可能な外径を有する円柱部47が形成されるとともに、この円柱部47の基端側に前記雌ネジ部32に螺合可能な雄ネジ部48が形成されている。
なお、この切削ヘッド40には、装着軸部46の基端面に開口してヘッド本体41の内部にまで達するクーラント供給孔49と、このクーラント供給孔49から前記取付座44に向けて延びる吐出孔50とが穿設されている。
このような構成とされたアーバ20と切削ヘッド40とが、以下のようにして締結されて図3に示す切削ヘッド交換式工具10が構成される。
アーバ20の装着孔30に切削ヘッド40の装着軸部46が挿入され、円形孔31に円柱部47が嵌合されるとともに前記雌ネジ部32に前記雄ネジ部48が螺合される。そして、ヘッド本体41の基端面41Aと装着筒部28の当接面29とが互いに当接されて密着し、アーバ20と切削ヘッド40とが締結される。
この切削ヘッド交換式工具10は、アーバ20の基端側に設けられた取付孔25にスタットボルト11が螺着され、このスタットボルト11を介して工作機械Mの主軸端に引き込まれることにより、前記取付部24の外周面21Bが主軸端の内周孔のテーパ面部と密着して主軸端に取り付けられる。なお、このとき前記切欠凹部23には、主軸端に設けられた凸部が嵌合する。
そして、前記主軸端が回転されることにより切削ヘッド交換式工具10も軸線Lを中心として工具回転方向Tに向けて回転され、さらに送りを与えられることで、切削ヘッド40の先端側及び外周側に向けられたインサート51の切刃52によって被切削材を切削するものである。この切削加工の際には、工作機械Mから取付孔25及び装着孔30を通じて供給されたクーラントが、装着軸部46の基端面に開口したクーラント供給孔49及び吐出孔50を介して切刃52に向けて吐出される。
この構成のアーバ20と切削ヘッド40とが締結されてなる切削ヘッド交換式工具10によれば、ヘッド保持部33が、把持部21の外周面21Bの先端縁から径方向内側に向かうにしたがい漸次先端側に向けて突出するテーパ部27を備えているので、切削ヘッド40が装着されるアーバ20の先端部分の肉厚が確保され、アーバ20の剛性を向上させることができる。また、切削ヘッド40が、テーパ部27又は把持部21といった肉厚の部分で保持されることになるので、取付剛性を向上させることができる。
さらに、装着筒部28の前記テーパ部27の先端縁からの突出長さHが把持部21の外径Dに対してH≦0.5×Dとなるように構成されているので、この装着筒部28の先端に装着された切削ヘッド40の突き出し長さが短くなる。
また、軸線Lに沿った断面において、前記テーパ部27と軸線Lとがなす角度θが、 30°≦θ<90°の範囲内に設定されているので、把持部21の外周面21Bの先端縁からの切削ヘッド40の突き出し長さが徒に長くなることがない。また、テーパ部27の肉厚を確保することができる。
さらに、本実施形態においては、外周側に向けて大きく張り出した把持部21に雌ネジ部32を設けているので、アーバ20の肉厚の厚い部分で雄ネジ部48を締結して切削ヘッド40を保持することになり、切削ヘッド40を強固に保持してその取付剛性の向上を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態であるアーバ20について説明する。図4及び図5に、本発明の第2の実施形態であるアーバ20を、図6に切削ヘッドを備えた切削ヘッド交換式工具10を示す。なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
このアーバ20は、装着筒部28が形成されておらず、テーパ部27の先端に前記当接面29が形成されている。これらテーパ部27、当接面29、装着孔30の円形孔31及び雌ネジ部32により、ヘッド保持部33が構成されている。
この構成のアーバ20を備えた切削ヘッド交換式工具10においては、切削ヘッド40の突き出し長さが短くなるので、切削ヘッド交換式工具10の剛性が向上し、切削ヘッド40の先端に装着されたインサート51の切刃52を有効に使用することができる。また、アーバ20の形状が簡単となり、このアーバ20を低コストで製作することができる。
次に、本発明の第3の実施形態であるアーバ20について説明する。図7及び図8に、本発明の第3の実施形態であるアーバ20を、図9に切削ヘッドを備えた切削ヘッド交換式工具10を示す。なお、第1、第2の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
このアーバ20は、テーパ部27の先端中央部に軸線Lに直交する平坦面34が形成され、この平坦面34の中央部分に基端側に向けて凹んだ収容凹部35が設けられている。そして、この収容凹部35の底面が当接面29とされ、装着孔30が開口されている。ここで、収容凹部35は、軸線Lに直交する断面が装着孔30より大径の軸線Lを中心とした円形をなしている。本実施形態においては、装着孔30に円形孔31は形成されておらず、直接雌ネジ部32が形成されている。これらテーパ部27、収容凹部35、装着孔30の雌ネジ部32により、ヘッド保持部33が構成されている。
また、切削ヘッド40のヘッド本体41の基端側部分は、前記収容凹部35に嵌合可能な外径の円柱状をなしており、このヘッド本体41の基端面から延びる装着軸部46には、円柱部47が形成されずに雄ネジ部48が形成されている。
この構成のアーバ20を備えた切削ヘッド交換式工具10においては、切削ヘッド40の装着軸部46を装着孔30に挿入するとともにヘッド本体41の基端部分を収容凹部35内に収容することができ、取付剛性をさらに向上させることができる。また、ヘッド本体41の基端部分と収容凹部35との嵌合によって、この切削ヘッド40の位置ずれを防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、工作機械の主軸端への取付部をテーパ状に形成したいわゆるBT形式のアーバとして説明したが、これに限定されることはなく、取付部の内部にアダプタを挿入するためのアダプタ孔を形成したいわゆるHSK形式のアーバやその他の形式のアーバであってもよい。
また、装着筒部の形状は、外径が一定な円柱状に限定されることはなく、先端側に向かうにしたがい縮径する円錐台状でもよいし、装着筒部の側壁が凹曲面状をなすように構成されていてもよい。
さらに、テーパ部の形状は、本実施形態に限定されることはなく、例えば、軸線に沿った断面において、軸線となす角度が異なる複数の傾斜面によって多段状に突出されていてもよいし、軸線に沿った断面の稜線が凸曲線状、凹曲線状をなしていてもよい。
また、切削ヘッドを、2つのインサートを備えた、いわゆる2枚刃エンドミルとして説明したが、これに限定されることはなく、切削ヘッドに設けられる切刃の形状、配置、枚数等は適宜設定することができる。また、インサートでなく切刃をろう付け等したものであってもよい。
本発明の第1の実施形態であるアーバの斜視図である。 図1に示すアーバの断面図である。 図1に示すアーバを備えた切削ヘッド交換式工具の側面部分断面図である。 本発明の第2の実施形態であるアーバの斜視図である。 図4に示すアーバの断面図である。 図4に示すアーバを備えた切削ヘッド交換式工具の側面部分断面図である。 本発明の第3の実施形態であるアーバの斜視図である。 図7に示すアーバの断面図である。 図7に示すアーバを備えた切削ヘッド交換式工具の側面部分断面図である。
符号の説明
10 切削ヘッド交換式工具
20 アーバ
21 把持部
21B 外周面
24 取付部
27 テーパ部
28 装着筒部
29 当接面
30 装着孔
33 ヘッド保持部
34 収容凹部
40 切削ヘッド
41 ヘッド本体
46 装着軸部

Claims (7)

  1. 工作機械の主軸端に着脱可能に取り付けられて切削ヘッドを保持するアーバであって、
    軸線に沿って延びる筒状をなして前記主軸端に取り付けられる取付部と、該取付部の先端側に位置して前記取付部よりも外周側に向けて大きく張り出した把持部と、該把持部の先端側に前記切削ヘッドを着脱可能に装着するヘッド保持部とを有し、
    前記ヘッド保持部は、前記把持部の外周面の先端縁から径方向内側に向かうにしたがい漸次先端側に向けて突出するテーパ部と、前記切削ヘッドが当接される当接面と、前記当接面に開口するとともに前記軸線に沿って基端側に向けて延びる装着孔と、を備えていることを特徴とするアーバ。
  2. 前記ヘッド保持部には、前記テーパ部の先端縁から先端側に向けて延びる装着筒部が形成され、該装着筒部の先端面が前記当接面とされていることを特徴とする請求項1に記載のアーバ。
  3. 前記装着筒部の前記テーパ部先端からの突出長さHが、前記把持部の外径Dに対して、H≦0.5×Dの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項2に記載のアーバ。
  4. 前記テーパ部の先端縁に連なるように前記当接面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアーバ。
  5. 前記テーパ部の先端縁には、前記軸線に直交する方向に延びる平坦面が形成され、該平坦面には基端側に向けて凹んだ収容凹部が設けられており、この収容凹部の底面が前記当接面とされていることを特徴とする請求項1に記載のアーバ。
  6. 前記軸線に沿った断面において、前記テーパ部と前記軸線とがなす角度θが、30°≦θ<90°の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のアーバ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のアーバと前記切削ヘッドとが締結されて構成される切削ヘッド交換式工具であって、
    前記切削ヘッドは、ヘッド本体と該ヘッド本体の基端面から基端側に向けて突出した装着軸部とを有し、
    前記装着軸部が前記アーバの前記装着孔内に挿入され、前記ヘッド本体の基端面が前記当接面に当接されて固定されていることを特徴とする切削ヘッド交換式工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013039625A (ja) * 2011-07-19 2013-02-28 Orii & Mec Corp ツールホルダ及びスピンドル装置
CN103447783A (zh) * 2013-09-16 2013-12-18 许昌远东传动轴股份有限公司 传动轴滑动叉加工新工艺

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