JPH0683179U - レーザ加工機用ワーク回転装置のワーク保持回転手段とワーク傾動手段との連結構造 - Google Patents

レーザ加工機用ワーク回転装置のワーク保持回転手段とワーク傾動手段との連結構造

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JPH0683179U
JPH0683179U JP2958793U JP2958793U JPH0683179U JP H0683179 U JPH0683179 U JP H0683179U JP 2958793 U JP2958793 U JP 2958793U JP 2958793 U JP2958793 U JP 2958793U JP H0683179 U JPH0683179 U JP H0683179U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ加工機用ワーク回転装置において、ワ
ーク保持回転手段とワーク傾動手段とを精度よく且つ簡
便な手段で連結する構造の提供。 【構成】 ワーク回転装置40のフレーム45に回転自
在に支持され一端に中間軸44が設けられた連結軸43
は、ワークを保持して回転させるワーク保持回転手段4
1と、フレーム45に設けられたワーク傾動手段42の
出力軸57とを連結している。ワーク傾動手段42は、
出力軸57の部分で連結軸43とボルト67によって連
結されている。又、中間軸44とワーク保持回転手段4
1との対向面間及び連結軸43と出力軸57との対向面
間には各々互いに嵌合する円形凸部68,75及び円形
凹部69,76が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レーザ加工機用ワーク回転装置において、ワーク保持回転手段とワ ーク傾動手段とを連結するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザ加工機用ワーク回転装置には、特開平4−100688号公報に 記載のものがある。 このワーク回転装置10は、図2に示すように、ワーク(図示省略)を保持し て回転させるワーク保持回転手段11と、フレーム12に回転自在に支持され一 端に中間軸13が設けられた中空状の連結軸14と、フレーム12に設けられ出 力軸15を具えたワーク傾動手段16とを有し、中間軸13の端部に連結軸14 の軸線とワークの回転軸線とが交差する状態でワーク保持回転手段11が連結さ れ、連結軸14に出力軸15が連結された構成になっている。 ワーク回転装置10は、ワーク保持回転手段11に保持させたワークをワーク 保持回転手段の回転動作とワーク傾動手段16の傾動動作とによって回転させな がら傾動させ、ワークにレーザ加工を施させるようになっている。
【0003】 中間軸13と連結軸14とワーク保持回転手段11はボルト17,18によっ て各々連結されている。 中間軸13と連結軸14は、互いに嵌合する貫通孔19と小径部20とによっ て軸心が一致させられている。 中間軸13とワーク保持回転手段11との相対位置関係は、ノックピン21に よって定められている。ノックピンは、中間軸13とワーク保持回転手段11と に形成された打込孔35,36に打込まれている。
【0004】 中空状の連結軸14は、フレーム12に形成された貫通孔22に一対のベアリ ング23,24によって回転自在に支持されている。 一対のベアリング23,24は、貫通孔22の小径部25とリング状の押え板 26とにボルト27の締付けによって挟まれて貫通孔22に保持されている。
【0005】 ワーク傾動手段16の出力軸15は、連結軸14の中空孔28に挿入され、テ ーパリング式締結機構30によって連結軸14と一体化されている。 この締結機構30は、カップ状の加圧スリーブ31と、内周にテーパが形成さ れたアウターリング32と、外周にテーパが形成されたインナーリング33と、 締付ボルト34とで構成され、締付けボルト34を締付けると、アウターリング 32とインナーリング33とがテーパの楔作用によって前者は拡径、後者は縮径 し、発生する面圧によって、連結軸14と出力軸15は締結され、トルクは摩擦 力によって伝達されるようになっている。 なお、出力軸15と連結軸14は、締結機構30を使用せず、キーとキー溝( 図示省略)によって、連結される場合もある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようなワーク回転装置10における、ワーク保持回転手段11 とワーク傾動手段16とを連結する構造は次の問題点を有している。 (1) 連結軸14が中空状であるため、中空孔28の加工と芯出しが困難である 。 (2) 心出しが困難であるため、中空孔28の偏心による連結軸14の肉厚の不 均一によって、連結軸14の回転中に連結軸14に遠心力が発生し、ベアリング 23,24に余分な力が加わる。 (3) ベアリング23,24に余分な力が加わると、ベアリング23,24に摩 耗が生じ、ワーク保持回転手段11の傾動中心が偏心し、高度な加工精度が要求 されるレーザ加工に対応することができなくなる。 (4) 中空孔28が偏心していると、締結機構30は、所定の締結力で出力軸1 5と連結軸14を一体化することができない。 (5) 打込孔35,36の加工位置を定めことが困難であり、中間軸13とワー ク保持回転手段11との相対位置関係に狂いが生じ易い。 (6) 部品点数が多い。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ワークを保持して回転させるワーク保持回転手段と、フレームに回 転自在に支持され一端に中間軸が設けられた連結軸と、前記フレームに設けられ 出力軸を具えたワーク傾動手段とを有し、前記中間軸の端部に前記連結軸の軸線 と前記ワークの回転軸線とが交差する状態で前記ワーク保持回転手段が連結され 、且つ、前記連結軸に前記出力軸が連結されたレーザ加工機用ワーク回転装置に おいて、前記連結軸と前記出力軸とを連結する連結部材と、前記連結軸と前記出 力軸との対向面間及び前記中間軸と前記ワーク保持回転手段との対向面間に各々 形成され互いに嵌合する円形凸部及び円形凹部とを有する連結構造により、前記 の課題を解決した。
【0008】
【作用】
中間軸とワーク保持回転手段及び連結軸とワーク傾動手段は、互いに円形凸部 と円形凹部(通常、「インロー」と称される。)とによって相対位置が定められ られて連結される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1に基づいて説明する。 レーザ加工機用ワーク回転装置40は、ワーク保持回転手段41と、ワーク傾 動手段42と、このワーク保持回転手段41とワーク傾動手段42を連結する連 結軸43とを有している。
【0010】 ワーク保持回転手段41は、ワーク(図示省略)を保持するチャック51と、 チャック51が設けられた出力軸52を有する減速機53と、この減速機53を 介してワークを回転させるモータ54とを有している。
【0011】 ワーク傾動手段42も、ワーク保持回転手段41と同じような構造をしており 、減速機55と、モータ56とを有し、減速機55の出力軸57には、後述する 連結軸43と中間軸44とを介してワーク保持回転手段41が設けられている。 ワーク傾動手段42は、ボルト58によってフレーム45に固定されている。 ワーク傾動手段42とワーク保持回転手段41は、平面的に見ると、互いにL 字状に配置されている。ワーク傾動手段42の出力軸57及び連結軸43と、ワ ーク保持回転手段41の出力軸52とは、互いに直交している。
【0012】 ワーク保持回転手段41のモータ54を回転させると、チャック51に保持さ れたワークが減速機53の出力軸52によって減速回転させられる。 又、ワーク傾動手段42のモータ56を回転させると、ワークとワーク保持回 転手段41とが一体に減速機55の出力軸57によって図1の紙面の表裏方向に 減速傾動させられる。 従って、ワーク回転装置40は、ワーク保持回転手段41に保持させたワーク をワーク回転保持手段41の回転動作とワーク傾動手段42の傾動動作とによっ て回転させながら傾動させ、そのワークにレーザ加工を施させるようになってい る。
【0013】 連結軸43は、フレーム45に形成された貫通孔61に一対のベアリング62 ,63によって回転自在に支持されている。ベアリング62,63は、連結軸4 3の中径部64に圧入され、大径部65の部分で受け止められている。
【0014】 連結軸43の一端にはフランジ66が形成されている。フランジ66には、ボ ルト(連結部材)67によってワーク傾動手段42の出力軸57が連結されてい る。出力軸57の端部には、減速機55のフレームから僅かに突出するフランジ が形成されている。図1にはこのフランジの突出した部分が図示されており、こ のフランジの部分にフランジ66が連結されている。 フランジ66と出力軸57との対向面間には、互いに嵌合する円形凸部68と 円形凹部69とが形成されている。
【0015】 連結軸43と中間軸44とワーク保持回転手段41はボルト71,72によっ て各々連結されている。 連結軸43と中間軸44は、互いに嵌合する小径部73と貫通孔74とによっ て軸心が一致させられている。 中間軸44とワーク保持回転手段41との対向面間には、互いに嵌合する円形 凸部75と円形凹部76とが形成されている。
【0016】 なお、ワーク傾動手段は、減速機55とモータ56とを有しているが、モータ 56の替わりに手動操作用のハンドルあるいはレバー(図示省略)を有するワー ク傾動手段であってもよい。 さらに、ワーク傾動手段は、出力軸57に直接取り付けられたハンドル、或い はレバーであってもよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案のワーク保持回転手段とワーク傾動手段との連結構造は、次の効果を奏 する。 (1) ワーク傾動手段の出力軸と連結軸、及び、中間軸とワーク保持回転手段は 、互いに嵌合する円形凸部と円形凹部とによって相対位置が定められているため 、ワーク傾動手段の出力軸、連結軸、ワーク保持回転手段の相対位置関係が正確 になり、ワークを正確に傾動させることができ、レーザ加工精度を高めることが できる。 (2) 連結軸とワーク傾動手段は、連結部材と、円形凸部及び円形凹部とによっ て連結されるため、連結軸に中実軸を使用することができ、従来の連結軸のよう に孔明け加工を施す必要がなくなる。 (3) 連結軸に中実軸を使用することができるようになると、連結軸の回転中に 遠心力が発生しなくなる。これによって、ベアリングに余分な摩耗が生じなくな り、ワーク保持回転手段の傾動中心位置を長期間一定に保持しておくことができ 、レーザ加工精度を高度に維持することができる。 (4) 連結軸とワーク傾動手段は、連結部材と、円形凸部、円形凹部とによって 連結されるため、従来必要とされたテーパリング式締結機構、又はキーとキー溝 が不要になり、連結構造を簡素化することができる。 (5) 中間軸とワーク保持回転手段とを円形凸部と円形凹部とで相対位置関係を 決めるため、組立時の組立精度を高めることができる。 (6) 部品点数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の連結構造を具えたワーク回転装置の正
面図であり、一部分断面で表わした図である。
【図2】従来の連結構造の断面図である。
【符号の説明】
40 ワーク回転装置 41 ワーク保持回転手段 42 ワーク傾動手段 43 連結軸 44 中間軸 45 フレーム 57 出力軸 67 ボルト(連結部材) 68,75 円形凸部 69,76 円形凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを保持して回転させるワーク保持
    回転手段と、フレームに回転自在に支持され一端に中間
    軸が設けられた連結軸と、前記フレームに設けられ出力
    軸を具えたワーク傾動手段とを有し、前記中間軸の端部
    に前記連結軸の軸線とと前記ワークの回転軸線とが交差
    する状態で前記ワーク保持回転手段が連結され、且つ、
    前記連結軸に前記出力軸が連結されたレーザ加工機用ワ
    ーク回転装置において、前記連結軸と前記出力軸とを連
    結する連結部材と、前記連結軸と前記出力軸との対向面
    間及び前記中間軸と前記ワーク保持回転手段との対向面
    間に各々形成され互いに嵌合する円形凸部及び円形凹部
    とを有することを特徴とする、レーザ加工機用ワーク回
    転装置のワーク保持回転手段とワーク傾動手段との連結
    構造。
JP1993029587U 1993-05-11 1993-05-11 レーザ加工機用ワーク回転装置のワーク保持回転手段とワーク傾動手段との連結構造 Expired - Fee Related JP2555929Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0464483U (ja) * 1990-10-09 1992-06-02

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JPH0464483U (ja) * 1990-10-09 1992-06-02

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