JPH0713437Y2 - シャッタ機構 - Google Patents

シャッタ機構

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JPH0713437Y2
JPH0713437Y2 JP1988051739U JP5173988U JPH0713437Y2 JP H0713437 Y2 JPH0713437 Y2 JP H0713437Y2 JP 1988051739 U JP1988051739 U JP 1988051739U JP 5173988 U JP5173988 U JP 5173988U JP H0713437 Y2 JPH0713437 Y2 JP H0713437Y2
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JP
Japan
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rotor
shaft
drive member
shutter
blade
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JP1988051739U
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JPH01157594U (ja
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隆 久保
耕 青崎
洋二 那珂
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシャッタ機構に関し、詳しくは超音波モータを
駆動源に用いたシャッタ機構にに関するものである。
〔従来の技術〕 超音波モータは、基本的に圧電素子及びこれにより機械
的な進行波を発生する弾性体を備えたステータと、前記
弾性体に生じた機械的な進行波により回転されるロータ
とから構成されている。
従来の超音波モータは、ステータの中心に開口を形成し
ておき、ロータの中心に一体形成されたロータ軸を前記
開口に挿通してこれらを結合している。そして、ロータ
軸にはギヤが固定され、ロータの回転をこのギヤを介し
て取り出すようにしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のような従来の超音波モータでは、
ロータ軸の切削加工に高精度が要求され、製造コストが
かかるという不利がある。また、このようにして精密加
工した軸にはさらにギヤを固着しなくてはならない。そ
して、このような超音波モータをカメラのシャッタ機構
に用いようとする場合には、上述のように高精度に加工
されたロータ軸以降にもさらに高精度の伝達機構が必要
になり、シャッタ機構の構成部品点数が増加し、また組
み立てにも高精度が要求されるため、コストが大幅に上
昇するという問題があった。
本考案は、以上のような従来技術に鑑みてなされたもの
で、ローコストで生産性のよいシャッタ機構を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、超音波モータのロ
ータとして軸のない円盤型ロータを用い、その外表面に
駆動部材を固着してある。駆動部材には羽根駆動部材の
一端が係合され、また、羽根駆動部材の他端にはシャッ
タ羽根開閉用の駆動ピンが固着されている。円盤型ロー
タの回転により羽根駆動部材が揺動してシャッタ羽根の
開閉が行われ、またシャッタ羽根の開角度は円盤型ロー
タの回転を監視するエンコーダによって検知される構成
となっている。
〔作用〕
円盤型ロータの外表面に駆動部材を直接設けることによ
り、高精度加工の必要なロータ軸を用いることなく、ロ
ーコストで生産性のよい超音波モータを用いたシャッタ
機構を提供することができるようになる。
以下、図面にしたがって本考案の一実施例について説明
する。
〔実施例〕
本考案に用いられる超音波モータの一例を示す第1図に
おいて、符号10は弾性体11を保持するステータを、符号
13はライニング層14を介してステータ10と圧接し合うデ
ィスク型のロータを示し、符号16,17はそれぞれステー
タ10,ロータ13に開成された開口を示す。ロータ13の開
口17内には、内輪内面にテーパ面18aを有するボールベ
アリング18が配設されている。ロータ13の出力部となる
外周面にはギア19が配設されている。軸21は前記開口16
に嵌合され、ボールベアリング18に通入されている。
ステータ10の底面には、周知のように圧電セラミックス
層20が形成されており、この圧電セラミックス層20に振
動電圧を印加することによって、弾性体11には機械的を
進行波が発生し、この進行波によって前記ロータ13が軸
21を中心に回転されるようになる。
前記軸21はフランジ22を有し、その上下端にはネジ溝2
3,24が設けられている。後述するように軸10とフランジ
22には厳しい直角精度は要求されない。カラー26は前記
ボールベアリング18内輪のテーパ面18aと当接するテー
パ面26aを外周面に有し、軸21に嵌合されている。軸21
にはOリング27も嵌合されており、軸21の上下端のネジ
溝21,24にネジ止めされるナット28,29により、軸21,ス
テータ10及びロータ13が固定されている。
本考案の超音波モータ31の構造はこのようになってお
り、これらの構成部品を組み合わせるのは以下のような
手順による。
先ず、軸21のフランジ22とナット29でステータ10を挟み
込む、なお、ステータ10は図示しない取付板に固定され
る。次に、ボールベアリング18を有するロータ13が軸21
の上方より組み込まれ、ライニング層14に弾性体11が当
接される。しかるのちに、カラー26のテーパ面26aがボ
ールベアリング18内輪のテーパ面18aと当接するように
軸21に嵌合される。このときボールベアリング18内輪の
内周面と軸21とはわずかな間隙を有している。軸21がロ
ータ13の回転軸に対して傾斜している場合には、カラー
26とボールベアリング18はそれぞれのテーパ面26a,18a
が摺動し合うことにより、当該傾斜具合を調節する機能
を発揮する。最後にOリング27を嵌合しナット21をネジ
止めする。これによりOリング27を介して、ロータ13が
上方からナット21で締められ、ライニング層14が弾性体
11に圧接される。
ギア19は、ロータ13の外周面に直接ギア切削機により削
り出してもよいし、あるいは第2図に示すように、ギア
ベルト31に固定用突起32を設け、これをロータ外周面に
開成した固定穴33に嵌合させて一体化してもよい。また
動力伝達手段はギアに限定されず、ピン,カムをロータ
の上面にネジ止めして取り付けてもよい。
第3図は本考案を実施したシャッタ機構を示す。ディス
ク型のロータ41の上面にはロータピン42がネジによって
取り付けられ、磁性体43が配設されている。磁性体43は
これに近接して配置された磁気ヘッド44とともに、磁気
エンコーダの一部を構成する。
レバー46は中央ピン47を中心に回転し、その一端は前記
ロータピン42に当接し、他端に設けられたピン48はシャ
ッタ羽根49に開成された長孔51に嵌入している。符号52
はシャッタ羽根49の回転中心を決める軸であり、シャッ
タ羽根49と図示しない同様の形状を有するシャッタ羽根
が逆向きに重なり合うことにより、露光穴53により画定
される撮影光路を閉鎖している。
ロータ41が矢印方向に回転するとシャッタ羽根49が開
く、このときの磁性体43の回転量が磁気ヘッド44によっ
て読み取られ、シャッタ羽根49の開度を検知することが
できる。この開度情報が図示しない露光制御回路にフィ
ードバックされることにより、シャッタ羽根の開度と作
動タイミングをコントロールすることができる。
第4図は、ピンの代わりにカム板61を、磁気エンコーダ
の代わりに複数の小孔62を有する張出板63及び光学ヘッ
ド64を設けた光学エンコーダを用いた実施例を示してい
る。
なお、従来より公知の軸付きのロータに上記の加工を施
してもよいことはいうまでもない。
〔考案の効果〕
以上のように、円盤型ロータの外表面に駆動部材を直接
設け、この駆動部材で羽根駆動部材を揺動させてシャッ
タ羽根を開閉させるようにしたので、高精度加工が必要
なロータ軸を用いる必要が無くなり、超音波モータ駆動
式のシャッタ機構のコストを大幅に削減することができ
るようになる。そして超音波モータの高応答性を有効に
活用でき、一回転未満の微小な回転を利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に用いられる超音波モータの一例を示す
断面図である。 第2図は、本考案に係る超音波モータのロータとギアの
取付状態を示す説明図である。 第3図は、本考案を実施したシャッタ機構を示す外観図
である。 第4図は、他の実施例を示す平面図である。 10……ステータ 11……弾性体 13……ロータ 19……ギア 21……軸 26……カラー 28,29……ナット 31……ギアベルト 33……固定穴 64……光学ヘッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性体が設けられたステータに圧接され、
    前記弾性体に生じる機械的な進行波により回転される円
    盤型ロータと、この円盤型ロータの外表面に固着された
    駆動部材と、この駆動部材に係合する係合部が一端に設
    けられるとともに他端にシャッタ羽根を開閉する駆動ピ
    ンが固着され、円盤型ロータの回転に従動して揺動する
    羽根駆動部材と、前記円盤型ロータの回転を監視してシ
    ャッタ羽根の開度を検知するエンコーダとを備えたこと
    を特徴とするシャッタ機構。
JP1988051739U 1988-04-18 1988-04-18 シャッタ機構 Expired - Lifetime JPH0713437Y2 (ja)

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JP1988051739U JPH0713437Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18 シャッタ機構

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JP1988051739U JPH0713437Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18 シャッタ機構

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Publication Number Publication Date
JPH01157594U JPH01157594U (ja) 1989-10-31
JPH0713437Y2 true JPH0713437Y2 (ja) 1995-03-29

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ID=31277755

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JP1988051739U Expired - Lifetime JPH0713437Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18 シャッタ機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5371193B2 (ja) * 2007-01-29 2013-12-18 キヤノン株式会社 振動波モータ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6077683A (ja) * 1983-10-03 1985-05-02 Hitachi Maxell Ltd 湾曲型圧電アクチユエイタを用いた平板モ−タ
JPS6396591A (ja) * 1986-10-13 1988-04-27 Seiko Epson Corp 電子時計
JPS63108223A (ja) * 1986-10-24 1988-05-13 Nikon Corp 表面波モ−タの回転数検出機構

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JPS63108223A (ja) * 1986-10-24 1988-05-13 Nikon Corp 表面波モ−タの回転数検出機構

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