JP2005215515A - ポリゴンミラー及びポリゴンミラー装置 - Google Patents

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量哉 広瀬
Fumito Orii
文人 折井
Kenji Haga
健二 芳賀
Isao Tsubouchi
功 坪内
Toru Takahashi
徹 高橋
Katsuaki Tate
克明 舘
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Abstract

【課題】 ポリゴンミラーを傾くことなく、回転体に高精度に取り付ける構造とする。
【解決手段】回転体12と、回転体12に取り付けるための取付面2と、取付面2と一体的に形成され、回転体12の回転軸12a周りに回転軸12aを囲むように配置された複数の反射面3と、取付面3の一方の面に設けられ、回転体12の支持面14に当接する複数の凸部5とを有するポリゴンミラー1と、回転体12にポリゴンミラー1を取り付けるためのねじ13とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、ポリゴンミラー及びポリゴンミラーが組み込まれたポリゴンミラー装置に関する。
ポリゴンミラーは、複数の反射面を有しており、回転することにより反射光の光路切り換えや走査を行う。このような作用を行うため、ポリゴンミラーは高精度で回転体に取り付ける必要がある。回転体への高精度の取り付けを行うポリゴンミラーとしては、特開2000−292732号公報に開示されている。
このポリゴンミラーは、光の反射を行う光学面コアの中心部分に中心コアを設けるものである。中心コアは、回転体の回転軸が貫通する軸対称の貫通孔を有しており、全体が剛性を有した樹脂によって形成されている。この中心コアの貫通孔に回転体の回転軸を貫通させることにより、ポリゴンミラーを高精度で回転体に取り付けることが可能となる。
特開2000−292732号公報
上述した従来のポリゴンミラーでは、中心コア及び光学面コアが別の樹脂によって成形される。このため、例えば、まず中心コアを成形し、この中心コアを成形型内にインサートして光学面コアを成形したり、中心コアに接着剤を塗布して光学面コア内に挿入し、接着する組み付けを行う必要がある。このため、ポリゴンミラーの製造の工程数が多く、製造が面倒であるばかりでなく、時間を要し、さらにコスト高となる問題を有している。
本発明はこのような従来の問題点を考慮してなされたものであり、回転体に高精度に取り付けることが可能であり、しかも簡単に製造することが可能なポリゴンミラーを提供することを目的とする。また、本発明は、このポリゴンミラーが高精度に取り付けられるポリゴンミラー装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明のポリゴンミラーは、回転体に取り付けるための取付面と、取付面と一体的に形成され、上記回転体の周りに上記回転体を囲むように配置された複数の反射面と、上記取付面の一方の面に設けられ、上記回転体の支持面に当接する複数の凸部と、を備えていることを特徴とする。
請求項1の発明では、取付面に設けた凸部を回転体の支持面に当接させることにより、ポリゴンミラーを回転体に取り付ける。この取り付けに対し、取付面に凸部が複数形成されており、この複数の凸部が回転体の支持面に当接するため、ポリゴンミラーを傾くことなく、回転体に高精度に取り付けることができる。このような請求項1の発明では、取付面と反射面とを一体的に成形できるため、ポリゴンミラーを簡単に製造することができ、安価とすることができる。
請求項2の発明は、請求項1記載のポリゴンミラーであって、上記回転体への取り付けを行うための締結部材を貫通させる貫通孔が上記複数の凸部のいずれかに形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明では、凸部に貫通した貫通孔に締結部材を貫通させることにより、ポリゴンミラーを回転体に取り付けることができる。この場合、貫通孔は凸部に形成されるため、凸部を回転体の支持面に確実に当接させることができる。これにより、ポリゴンミラーをさらに高精度に取り付けることができる。
請求項3の発明のポリゴンミラーは、回転体に取り付けるための取付面と、取付面と一体的に形成され、上記回転体の周りに上記回転体を囲むように配置された複数の反射面と、上記取付面の一方の面に設けられ、上記回転体の支持面に当接する複数の第1の凸部と、それぞれの第1の凸部の裏側となる部分に位置するように取付面の他方の面に設けられた複数の第2の凸部と、を備えていることを特徴とする。
請求項3の発明では、取付面の一方の面に形成された複数の第1の凸部を回転体の支持面に当接させて回転体に取り付けるため、ポリゴンミラーを傾くことなく、回転体に高精度に取り付けることができる。また、この発明では、第1の凸部の裏側に形成された第2の凸部に押圧力等を作用させることにより、回転体の支持面への第1の凸部の当接を確実に行うことができる。このため、回転体に対してさらに高精度に取り付けることができる。この発明においても、第1の凸部及び第2の凸部を有する取付面と、反射面とを一体的に成形できるため、ポリゴンミラーを簡単且つ安価に製造することができる。
請求項4の発明のポリゴンミラー装置は、回転体と、回転体に取り付けるための取付面と、取付面と一体的に形成され、上記回転体の周りに上記回転体を囲むように配置された複数の反射面と、上記取付面の一方の面に設けられ、上記回転体の支持面に当接する複数の凸部とを有するポリゴンミラーと、上記回転体にポリゴンミラーを取り付けるため、回転体に取り付けられてポリゴンミラーを押圧するばね部材と、を備えていることを特徴とする。
請求項4の発明では、ポリゴンミラーの取付面に設けられた複数の凸部を回転体の支持面に当接させてポリゴンミラーを回転体に取り付けるため、回転体に対するポリゴンミラーの取り付けを傾くことなく、高精度に行うことができる。ばね部材は、ポリゴンミラーを回転体に押圧するため、回転体に対するポリゴンミラーの取り付けを強固に行うことができる。このため、ポリゴンミラーの回転が安定し、同ミラーの反射面による反射光の切り換えや走査を良好に行うことが可能となる。
請求項5の発明のポリゴンミラー装置は、回転体と、回転体に取り付けるための取付面と、取付面と一体的に形成され、上記回転体の周りに回転体を囲むように配置された複数の反射面と、上記取付面の一方の面に設けられ、上記回転体の支持面に当接する複数の第1の凸部と、それぞれの第1の凸部の裏側となる部分に位置するように取付面の他方の面に設けられた複数の第2の凸部とを有するポリゴンミラーと、上記回転体にポリゴンミラーを取り付けるため、回転体に取り付けられ上記第2の凸部を介してポリゴンミラーを押圧するばね部材と、を備えていることを特徴とする。
請求項5の発明では、取付面の一方の面に形成された複数の第1の凸部を回転体の支持面に当接させて回転体に取り付けるため、ポリゴンミラーを傾くことなく、回転体に高精度に取り付けることができる。この取り付け状態において、ばね部材が第2の凸部を介してポリゴンミラーを押圧するため、第1の凸部を回転体の支持面に確実に当接させることができ、ポリゴンミラーの回転が安定する。
請求項7の発明は、請求項4〜6のいずれか1項記載のポリゴンミラー装置であって、上記ポリゴンミラーと締結部材との間に弾性体が介挿されていることを特徴とする。
請求項7の発明では、回転時の振動や変位を弾性体が吸収或いは減衰するように作用するため、ポリゴンミラーの回転をさらに安定して行うことができる。
請求項8の発明は、請求項4〜7のいずれか1項記載のポリゴンミラー装置であって、上記ばね部材は錐体面を有した傘状に形成されていることを特徴とする。
請求項8の発明では、ばね部材が傘状に形成されているため、ポリゴンミラーの押圧を単一のばね部材によって行うことができる。このため、ポリゴンミラーの押圧を簡単な構造で行うことができる。
本発明のポリゴンミラーによれば、回転体に対してポリゴンミラーを傾くことなく高精度に取り付けることができると共に、取付面と反射面とを一体的に成形できるため、ポリゴンミラーを簡単に製造することができ、安価とすることができる。
本発明のポリゴンミラー装置によれば、ポリゴンミラーを傾くことなく高精度に取り付けた状態とすることができるため、ポリゴンミラーが安定して回転し、反射光の切り換えや走査を良好に行うことができる。
以下、本発明を図示する実施の形態に具体的に説明する。なお、各実施の形態において、同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
(実施の形態1)
図1〜図4は、本発明の実施の形態1におけるポリゴンミラーであり、図1は斜視図、図2は平面図、図3は図2におけるA−A線断面図、図4は底面図である。また、図5は本発明の実施の形態1におけるポリゴンミラー装置の縦断面図である。
この実施の形態のポリゴンミラー1は、バーコードスキャナ、レーザビームプリンタ、車両用光学スキャナ等の機器に取り付けられて回転することにより、反射光の切り換えや走査を行う。
ポリゴンミラー1は、上部の取付面2と取付面2の外周部から斜め下方向に延びる複数の反射面3とを有している。取付面2及び複数の反射面3は、熱可塑性樹脂を射出成形することにより一体的に形成されるものである。
取付面2は、六角形の平板状に成形されており、反射面3は六角形の各辺から斜め下方に延びるように連設されている。それぞれの反射面3の外面に対しては、アルミニウム、銀、金等の金属薄膜を蒸着やスパッタリング等によって成膜することにより反射面3による光の反射を行うことが可能となる。
取付面2の中央部分には、回転体12(図5参照)の回転軸12aが貫通する取付孔4が形成されている。ポリゴンミラー1はこの取付孔4に回転軸12aが貫通することにより、回転体12への取り付け状態となる。この取り付け状態においては、反射面3は回転体12の周囲で回転体12を囲んだ状態となり、この状態で光を反射する。
ポリゴンミラー1における取付面2の一方の面である下面2aには、図3及び図4に示すように、所定高さの凸部5が一体的に形成されている。この実施の形態において、凸部5は円柱状となっていると共に、取付孔4を中心として120度の等間隔で配置されるものであり、このため、凸部5は取付面2の下面2aに対し3ヶ所に設けられている。なお、凸部5は、取付面2の下面に複数形成されていれば良く、その形状、数及び間隔は適宜変更できるものである。また、各凸部5は、ポリゴンミラー1の肉厚の30%以下、さらに好ましくは、20%以下の高さとなるように取付面2に形成される。凸部5をこのような高さとすることにより、射出成形時におけるヒケ等の成形不良を防止することができる。
さらに、各凸部5には、貫通孔6が高さ方向に沿って貫通している。貫通孔6は、図5に示すように締結部材としてのねじ13が貫通するものである。このねじ13を回転体12に螺合することにより、ポリゴンミラー1を回転体12に取り付けることができる。なお、貫通孔6はいずれかの凸部5に形成されていれば良く、全ての凸部5に形成する必要はないものである。
凸部5は、ポリゴンミラー1を回転体12に取り付ける際に、回転体12の支持面14に当接するものであり、この当接により、不必要に取付面2及び反射面3に歪を与えることなく、しかもポリゴンミラー1を傾くことなく回転体12に高精度に取り付けることができる。ポリゴンミラー1を傾くことなく取り付けるため、凸部5の高さ(取付面2の下面からの突出量)は全ての凸部5において同一とすることが好ましい。この調整は、ポリゴンミラー1の射出成形に用いる金型における凸部の成形用孔の深さを調整することにより可能である。また、この調整に際しては、凸部5が3箇所と少ないため、調整が容易となるメリットがある。
図4において、符号7はポリゴンミラー1を射出成形する際の突き出しピン跡である。この突き出しピン跡7が取付面2の下面2aから出っ張っていても、凸部5を突き出しピン跡7よりも高くすることにより、凸部5が回転体12の支持面14に優先的に当接するため、回転体12へのポリゴンミラー1の取付精度が低下することはない。
以上のポリゴンミラー1を用いたポリゴンミラー装置11の組み立ては、図5に示すようにポリゴンミラー1を回転体12に被せて、その取付孔4に回転体12の回転軸12aを挿入する。これと共に、取付面2の下面から突出している凸部5を回転体12の支持面14に当接させる。その後、凸部5に形成されている貫通孔6にねじ13を貫通させ、ねじ13を締め付けることにより、その先端を支持面14から回転体12に螺合させる。これにより、ポリゴンミラー1が回転体12に取り付けられた状態となる。回転体12にはモータ等の回転手段が組み込まれており、回転手段の駆動によって、ポリゴンミラー装置11の全体が回転して反射光の切り換えや走査が行われる。
このような実施の形態では、取付面2の下面2aの3箇所に形成した凸部5が回転体12の支持面14に当接した状態でポリゴンミラー1が回転体12に取り付けられるため、ポリゴンミラー1を傾くことなく、高精度で回転体に取り付けることができる。また、ポリゴンミラー1は、その構成要素である取付面2及び反射面3が一体的に成形されるため、簡単に製造することができる。さらに、ポリゴンミラー1をねじ13によって回転体12に固定するため、ポリゴンミラー1の変形を防止することができる。なお、この実施の形態の反射面は、互いの傾斜角が僅かずつ異なるため、取付面2は正六角形以外の六角形となっている。
(実施の形態2)
図6〜図8は、本発明の実施の形態2を示し、図6はポリゴンミラー21の斜視図、図7及び図8はポリゴンミラー装置25の斜視図及び縦断面図である。
この実施の形態のポリゴンミラー21においては、六角形平板状の取付面2の下面2aに第1の凸部23が等間隔で3箇所に形成されている。また、取付面2の他方の面である上面2bには、第2の凸部24が形成されている。第2の凸部24は、下面2aにおける第1の凸部23の裏側となる部分に位置するように形成されている。すなわち、対応した第1の凸部23及び第2の凸部24は、取付面2を挟んだ同じ位置となるように形成されるものである。ここで、第1の凸部23は、回転体12の支持面14に当接するものであり、第2の凸部24は後述するばね部材26が当接するものである。
ばね部材26は、図7及び図8に示すように、回転体12の回転軸12aに取り付けられるものである。この取り付けは、回転体12の回転軸12aの中央部分にねじ孔を形成し、このねじ孔に締結部材としての取付用ねじ27を螺合して、取付用ねじ27の頭部及び回転軸12aの上面によってばね部材26を挟み込むことにより行われる。
ばね部材26は、金属薄板からなり、平面から見て円板状となっていると共に、回転軸12aへの取り付け部である頂部が最も高く、周辺部に向かうにつれて低くなる傘状に成形されている。また、頂部から周辺部に向かって斜め方向に低くなる錐体面26aが形成されることにより、ばね力を備えたものとなっている。さらに、ばね部材26は周辺部の下面がポリゴンミラー21の第2の凸部24と当接するようにその径が設定されるものである。
この実施の形態のポリゴンミラー装置25の組み立ては、ポリゴンミラー21の取付孔4に回転体12の回転軸12aを挿入することにより、第1の凸部23を回転体12の支持面14に当接させる。その後、ポリゴンミラー21から抜き出ている回転軸12aにばね部材26を被せ、取付用ねじ27を回転軸12aに螺合させる。この螺合により、ばね部材26の周辺部がポリゴンミラー21の第2の凸部24に当接するため、ポリゴンミラー21を回転体12の支持面14に弾性的に押圧した状態となり、ポリゴンミラー21を回転体12に取り付けることができる。
この取り付け状態では、第1の凸部23が回転体12の支持面14に当接しており、この状態に対し、さらにばね部材26が第2の凸部24に押圧力を作用させるため、第1の凸部23を支持面14に確実かつ強固に当接させることができる。これにより、ポリゴンミラー21を歪ませることなく、しかも傾くことなく高精度で回転体12に取り付けることができる。また、ばね部材26によってポリゴンミラー21が押え付けられるため、ポリゴンミラー21の変形を防止することができる。さらに、第1の凸部23を回転体12の支持面14に確実に当接させることができるため、ポリゴンミラー21の回転を安定して行うことができる。
(実施の形態3)
図9は、実施の形態3におけるポリゴンミラー装置31を示す。この実施の形態においては、実施の形態2と同様のポリゴンミラー21が用いられるものであり、このため取付面2の下面2aには、第1の凸部23が等間隔で3箇所に形成されると共に、取付面2の上面2bにおける第1の凸部23との対向位置には、第2の凸部24が形成されている。
ポリゴンミラー21を回転体12に取り付ける際には、押え板32、弾性部材33及び締結部材としての取付用ねじ34を用いるものである。押え板32は、鋼、SUS、黄銅等の剛性金属またはポリカーボネート、PPS樹脂等の剛性の高いプラスチック等により成形されており、取付面2の上面2b側に配置されることにより、上面2bにおける第2の凸部24に当接する。弾性部材33は、ゴム材からなるOリング、ばね等により形成されている。取付用ねじ34は、段付ねじとなっており、その軸部には回転体12の回転軸12aに螺合するねじ部34aが形成されている。
この実施の形態における組み立ては、ポリゴンミラー21の取付孔4に回転軸12aを挿入することにより、ポリゴンミラー21を回転体12に取り付ける。このとき、第1の凸部23が回転体12の支持面14に当接するため、傾くことなくポリゴンミラー21を取り付けることができる。
その後、押え板32及び弾性部材33と共に取付用ねじ34を回転軸12aに螺合させる。この螺合によって、押え板32が弾性部材33を介して第2の凸部24に当接する。これにより、実施の形態2と同様に、傾くことなく、高精度でポリゴンミラー21を歪ませることなく回転体12に取り付けることができる。また、弾性部材33が取付用ねじ34とポリゴンミラー21との間に介挿されており、弾性部材33が、回転時の振動や変位を弾性体が吸収或いは減衰するため、ポリゴンミラーの回転を安定して行うことができる。
(実施の形態4)
この実施の形態では、ポリゴンミラー21の取付面2に形成される第1の凸部23(実施の形態1における凸部5を含む)の各例を示すものであり、図10〜図12によって説明する。
図10及び図11は、第1の凸部23が取付孔4を中心とした6箇所に等間隔に形成された形態であり、図10は第1の凸部23が反射面3同士の境界線である稜線近傍に対応するように形成されており、図11は第1の凸部23が各反射面3と取付面2aとの交線近傍に対応するように形成されている。このように、反射面3や反射面3の稜線に対応した位置に第1の凸部23を形成することにより、ポリゴンミラー21を回転体12に取り付ける際の押圧力や固定力を分散させることができるため、ポリゴンミラー21を安定して回転体12に取り付けることができ、ポリゴンミラー21の変形を小さくすることができる。また、ポリゴンミラー21をがたつくことなく回転体12に取り付けることもできる。
図12は、第1の凸部23が取付面2の下面2aに対し、2箇所に形成された形態を示す。第1の凸部23は、横長形状となっており、取付孔4を挟んだ対称位置に配置されている。このような第1の凸部23によっても、第1の凸部23が回転体12の支持面14に当接するため、ポリゴンミラー21を傾くことなく、回転体12に取り付けることができる。
(実施の形態5)
図13〜図15は、実施の形態5におけるポリゴンミラー41を示す。この実施の形態において、ポリゴンミラー41は5つの回転軸と平行な複数の反射面3を有するものであり、平面から見て五角形に成形されている。回転体12への取り付けを行うための取付面2は、反射面4の高さ方向の中間部分に位置するように形成されており、その中央部分には、回転体12への取付孔4が貫通している。
取付面2の一方の面である下面2aには、凸部43が形成されている。凸部43は、取付孔4を中心として5箇所に等間隔に形成されると共に、反射面3の境界線である稜線近傍に対応するように配置されている。また、この形態における凸部43は、取付面2の下面2aを球面状に盛り上げることにより形成されるものである。このような形状の凸部43であっても、回転体12の支持面14に当接するため、ポリゴンミラー41を傾くことなく回転体12に取り付けることができ、高精度の取り付けが可能となる。
(実施の形態6)
図16は、実施の形態6におけるポリゴンミラー装置45を示す。このポリゴンミラー装置45は、ポリゴンミラー46と、ポリゴンミラー46を取り付ける回転体12とを備えている。
ポリゴンミラー46の取付面2における下面2aには、凸部47が3箇所に形成されている。それぞれの凸部47には、締結部材としてのねじ13が貫通する貫通孔49が形成されている。この場合、この実施の形態のポリゴンミラー46の取付面2の中央部分には、取付孔4が形成されていない。これに対し、回転体12には、回転軸12aが形成されていない。このため、この実施の形態では、回転体12自体が回転軸を構成するようになっている。さらに、回転体12の支持面14には、凸部47に対応する凹部48が形成されている。凹部48は、対応した凸部47が嵌り込むことが可能な形状、深さ及び大きさとなるように形成されるものである。
ポリゴンミラー46の回転体12への取り付けは、取付面2の凸部47を支持面14の凹部48に嵌め込み、凸部47の貫通孔49にねじ13を貫通させ、ねじ13の先端部分を回転体12のねじ孔に螺合することにより行われる。
このような取り付け構造では、凸部47の先端面が凹部48の底面に当接し、かつ凸部47の外周が凹部48の内周に嵌り込むため、ポリゴンミラー46を回転体12に高精度に位置決めした状態で取り付けることができる。また、ポリゴンミラー46に取付孔4を形成しないため、ポリゴンミラー46の成形時にウェルドラインが発生することがない。さらには、射出成形によるゲート位置や突き出しピン位置の配置自由度が増大するため、金型の設計を容易に行うことが可能となる。
実施の形態1におけるポリゴンミラーの斜視図である。 実施の形態1のポリゴンミラーの平面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 実施の形態1のポリゴンミラーの底面図である。 実施の形態1におけるポリゴンミラー装置の縦断面図である。 実施の形態2のポリゴンミラーの斜視図である。 実施の形態2のポリゴンミラー装置の斜視図である。 実施の形態2のポリゴンミラー装置の縦断面図である。 実施の形態3のポリゴンミラー装置の縦断面図である。 実施の形態4における凸部の配置を示す底面図である。 実施の形態4における凸部の別の配置を示す底面図である。 実施の形態4における別の凸部を示す底面図である。 実施の形態5のポリゴンミラーの斜視図である。 実施の形態5のポリゴンミラーの底面図である。 図14におけるB−B線断面図である。 実施の形態6のポリゴンミラー装置の縦断面図である。
符号の説明
1、21、41、46 ポリゴンミラー
2 取付面
2a 一方の面
2b 他方の面
3 反射面
5、47 凸部
6、49 貫通孔
11、25、31、45 ポリゴンミラー装置
12 回転体
12a 回転軸
13 ねじ
14 支持面
23 第1の凸部
24 第2の凸部
26 ばね部材

Claims (8)

  1. 回転体に取り付けるための取付面と、
    取付面と一体的に形成され、上記回転体の周りに上記回転体を囲むように配置された複数の反射面と、
    上記取付面の一方の面に設けられ、上記回転体の支持面に当接する複数の凸部と、を備えていることを特徴とするポリゴンミラー。
  2. 請求項1記載のポリゴンミラーであって、
    上記回転体への取り付けを行うための締結部材を貫通させる貫通孔が上記複数の凸部のいずれかに形成されていることを特徴とするポリゴンミラー。
  3. 回転体に取り付けるための取付面と、
    取付面と一体的に形成され、上記回転体の周りに上記回転体を囲むように配置された複数の反射面と、
    上記取付面の一方の面に設けられ、上記回転体の支持面に当接する複数の第1の凸部と、
    それぞれの第1の凸部の裏側となる部分に位置するように取付面の他方の面に設けられた複数の第2の凸部と、を備えていることを特徴とするポリゴンミラー。
  4. 回転体と、
    回転体に取り付けるための取付面と、取付面と一体的に形成され、上記回転体の周りに上記回転体を囲むように配置された複数の反射面と、上記取付面の一方の面に設けられ、上記回転体の支持面に当接する複数の凸部とを有するポリゴンミラーと、
    上記回転体にポリゴンミラーを取り付けるため、回転体に取り付けられてポリゴンミラーを押圧するばね部材と、を備えていることを特徴とするポリゴンミラー装置。
  5. 回転体と、
    回転体に取り付けるための取付面と、取付面と一体的に形成され、上記回転体の周りに回転体を囲むように配置された複数の反射面と、上記取付面の一方の面に設けられ、上記回転体の支持面に当接する複数の第1の凸部と、それぞれの第1の凸部の裏側となる部分に位置するように取付面の他方の面に設けられた複数の第2の凸部とを有するポリゴンミラーと、
    上記回転体にポリゴンミラーを取り付けるため、回転体に取り付けられて上記第2の凸部を介してポリゴンミラーを押圧するばね部材と、を備えていることを特徴とするポリゴンミラー装置。
  6. 請求項4または5記載のポリゴンミラー装置であって、
    上記ばね部材は、ポリゴンミラーを回転体に取り付けるための締結部材によって回転体に取り付けられていることを特徴とするポリゴンミラー装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項記載のポリゴンミラー装置であって、
    上記ポリゴンミラー締結部材との間に弾性体が介挿されていることを特徴とするポリゴンミラー装置。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項記載のポリゴンミラー装置であって、
    上記ばね部材は錐体面を有した傘状に形成されていることを特徴とするポリゴンミラー装置。
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