JP2000292732A - 光走査装置用回転多面鏡 - Google Patents

光走査装置用回転多面鏡

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JP2000292732A
JP2000292732A JP11095595A JP9559599A JP2000292732A JP 2000292732 A JP2000292732 A JP 2000292732A JP 11095595 A JP11095595 A JP 11095595A JP 9559599 A JP9559599 A JP 9559599A JP 2000292732 A JP2000292732 A JP 2000292732A
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JP
Japan
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polygon mirror
core
rotary polygon
optical
central core
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JP11095595A
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English (en)
Inventor
Masashi Otsuka
雅司 大塚
Tetsuyoshi Kurita
哲義 栗田
Ryota Miyata
良太 宮田
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Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形品の静的精度を維持することのできる回
転多面鏡を容易且つ安価に供給すること、およびモータ
取付穴精度、モータ取付基準面精度、およびモータ取付
穴とモータ取付基準面との関係精度を両立させた回転多
面鏡を安価に供給すること。 【解決手段】 光走査装置で光源からの平行光ビームを
主走査方向に偏光する手段として使用される回転多面鏡
において、中心にモータ取付軸穴11が形成され、モー
タ取付基準面12を規制する一面を備えるとともに、軸
対称形状の円弧状の外周部13を備えた剛性を有する材
料より成る筒状体の中心コア1と、該中心コア1の外側
に配設され、円弧状の内周部21を備え回転多面鏡とし
ての光学的特性の外側壁22を備えた合成樹脂より成る
光学面コア2とから成る光走査装置用回転多面鏡。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中心にモータ取付
軸穴が形成されモータ取付基準面を規制する一面を備え
円弧状の外周部を備えた剛性を有する材料より成る筒状
体の中心コアと、該中心コアの外側に回転多面鏡として
の光学的特性を備えた合成樹脂より成る光学面コアとか
ら成る光走査装置用回転多面鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光走査装置に使用される回転多面
鏡(ポリゴンミラー)においては、要求される精度を満
たすためにガラス基材を研磨加工又はアルミ基材を切削
加工等して製作されていた。
【0003】ところが最近は、コスト低減や軽量化を目
的として、基材にプラスチックを使用し、射出成形や射
出圧縮成形法等で製造されている。
【0004】しかし基体にプラスチックを使用すると、
回転時の遠心力やモータへの取付時のネジやバネの締付
力によって光学面が変形し、成形品では確保されていた
精度が変化して、本来必要とする品質が実際の使用時に
は得られないという問題がある。
【0005】またモータ取付軸穴精度、モータ取付基準
面精度およびモータ取付軸穴とモータ取付基準面との関
係精度をプラスチック樹脂成形において得ることは、上
記成形におけるヒケやウエルドの問題があり、難しい問
題があった。
【0006】さらに前記問題点を解決する方法として、
強度を有するプラスチック材料を選択して成形する方法
が考えられるが、強度を有するとともに必要な光学面精
度を充分確保できる特性の材料は現在のところ市販材料
では見つかっていない。
【0007】また回転多面鏡に要求される精度、つまり
従来の加工方法で得られている精度をプラスチック樹脂
成形において、全て満足させることは難しく、使用範囲
が限定される要因の1つになっている。
【0008】そこで機械的強度を有する樹脂製の回転鏡
を得る手段として、図17に示すようにボビン状溝Bが
形成された円筒状の金属スリーブSの外周面に樹脂製反
射面Rを一体化して形成する方法(特開平6−4337
7)が開示されている。
【0009】また別の解決手段として、図18に示すよ
うに剛性を有する多面体の中心コアCと光学的特性を備
えた剛性樹脂の光学面コアHとから成る複合構造(特開
平9−61743)が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の金属スリー
ブSの外周面に樹脂製反射面を一体化して形成する方法
においては、ボビン状溝Bを必要とするために、金属ス
リーブSのコストが高くなること、また成形時にボビン
溝Bの空気の逃げが悪いために、ウエルドの発生や金属
スリーブSと樹脂の界面に気泡が残り、光学面精度に影
響を与えることが懸念されるという問題があった。
【0011】また従来の多面体の中心コアCと光学的特
性を備えた光学面コアHとから成る複合構造において
は、前記中心コアCが多面体であるため、バランスを取
るために中心コアCと光学面コアHとの位置合わせをす
る必要があるという問題があった。
【0012】また上記位置合わせをするためには、金型
に位置決め構造を設け、成形時に位置合わせをする必要
があり、コストアップの要因となっているとともに、中
心コアCの外形形状が多面体であるために、金型製作の
費用が高くなるという欠点を有していた。
【0013】そこで本発明者は、光走査装置で光源から
の平行光ビームを主走査方向に偏光する手段として使用
される回転多面鏡において、回転多面鏡としての光学的
特性の外側壁を備えた合成樹脂より成る光学面コアの内
側に配設され、中心にモータ取付軸穴が形成された剛性
を有する材料より成る中心コアに、モータ取付基準面を
規制する一面とともに円弧状の外周部に形成するという
技術的思想に着眼した。
【0014】本発明は、上記着眼した技術的思想に基づ
く回転多面鏡であって、上述した従来技術の問題点を解
消するものであり、光学面が形成される基体にプラスチ
ックを使用して成形される回転多面鏡において、回転時
の遠心力やモータへの取付力等の外力がかかった場合に
おいても、成形品の静的精度を維持することのできる回
転多面鏡を容易且つ安価に供給すること、およびモータ
取付穴精度、モータ取付基準面精度、およびモータ取付
穴とモータ取付基準面との関係精度を両立させた回転多
面鏡を安価に供給することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の光走査装置用回転多面鏡は、光走査装置
で光源からの平行光ビームを主走査方向に偏光する手段
として使用される回転多面鏡において、中心にモータ取
付軸穴が形成され、モータ取付基準面を規制する一面を
備えるとともに、円弧状の外周部を備えた剛性を有する
材料より成る筒状体の中心コアと、該中心コアの外側に
配設され、回転多面鏡としての光学的特性の外側壁を備
えた合成樹脂より成る光学面コアとから成るものであ
る。
【0016】本発明(請求項2に記載の第2発明)の光
走査装置用回転多面鏡は、前記第1発明において、前記
中心コアが、前記モータ取付軸穴と同軸的な円弧状の外
周部を備えたものである。
【0017】本発明(請求項3に記載の第3発明)の光
走査装置用回転多面鏡は、前記第2発明において、前記
中心コアが、軸対称形状の筒状体によって構成されてい
るものである。
【0018】本発明(請求項4に記載の第4発明)の光
走査装置用回転多面鏡は、前記第3発明において、前記
中心コアが、横断面形状が軸方向に一様である筒状体に
よって構成されているものである。
【0019】本発明(請求項5に記載の第5発明)の光
走査装置用回転多面鏡は、前記第4発明において、前記
光学面コアの内外径の差が、前記中心コアの外径の1/
9ないし1/4の範囲内に設定されているものである。
【0020】本発明(請求項6に記載の第6発明)の光
走査装置用回転多面鏡は、前記第5発明において、前記
中心コアと前記光学面コアの間に、前記中心コアを構成
する材料と前記光学面コアを構成する材料のそれぞれの
線膨張係数の間の線膨張係数の材料より成る中間コアを
介挿したものである。
【0021】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
光走査装置用回転多面鏡は、中心にモータ取付軸穴が形
成され、モータ取付基準面を規制する一面を備えるとと
もに円弧状の外周部が形成された前記中心コアの外側
に、回転多面鏡としての光学的特性の外側壁を備えた合
成樹脂より成る光学面コアが配設されるものであるの
で、バランスを取るために中心コアと光学面コアとの位
置合わせを容易にするため、回転時の遠心力やモータへ
の取付力等の外力がかかった場合においても、成形品の
静的精度を維持することのできる回転多面鏡を容易且つ
安価に製造供給するという効果を奏する。
【0022】上記構成より成る第2発明の光走査装置用
回転多面鏡は、前記第1発明において、前記中心コア
が、前記モータ取付軸穴と同軸的な円弧状の外周部を備
えているため、前記中心コアの前記モータ取付軸穴と同
軸的な円弧状の前記外周部の外側に回転多面鏡としての
光学的特性を備えた光学面コアが同軸的に配設されるた
め、前記中心コアと光学面コアとの係合面の成形を容易
にするとともに、バランスを取るために中心コアと光学
面コアとの位置合わせを不要にするため、回転時の遠心
力やモータへの取付力等の外力がかかった場合において
も、成形品の静的精度を維持することのできる回転多面
鏡を容易且つ安価に製造供給するという効果を奏する。
【0023】上記構成より成る第3発明の光走査装置用
回転多面鏡は、前記第2発明において、前記中心コア
が、軸対称形状の筒状体によって構成されているので、
前記中心コアと光学面コアとの係合面の成形を容易にす
るとともに、回転時の遠心力やモータへの取付力等の外
力がかかった場合においても、成形品の静的精度を維持
することのできる回転多面鏡を容易且つ安価に製造供給
するという効果を奏する。
【0024】上記構成より成る第4発明の光走査装置用
回転多面鏡は、前記第3発明において、前記中心コア
が、横断面形状が軸方向に一様である筒状体によって構
成されているので、回転時に軸方向の力が作用しないた
め、安定した回転を可能にして、成形品の静的精度を維
持することのできる回転多面鏡を容易且つ安価に製造供
給するという効果を奏する。
【0025】上記構成より成る第5発明の光走査装置用
回転多面鏡は、前記第4発明において、前記光学面コア
の内外径の差が、前記中心コアの外径の1/9ないし1
/4の範囲内に設定されているので、前記光学面コアの
回転による遠心力および成形性の問題を解消するという
効果を奏する。
【0026】上記構成より成る第6発明の光走査装置用
回転多面鏡は、前記第5発明において、前記中心コアと
前記光学面コアの間に、前記中心コアを構成する材料と
前記光学面コアを構成する材料のそれぞれの線膨張係数
の間の線膨張係数の材料より成る中間コアを介挿したの
で、前記中心コアを構成する材料の線膨張係数と前記光
学面コアを構成する材料の線膨張係数との差によって生
ずる問題を大幅に改善するという効果を奏する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0028】(実施形態)本実施形態の光走査装置用回
転多面鏡は、図1および図2に示されるように光走査装
置で光源からの平行光ビームを主走査方向に偏光する手
段として使用される回転多面鏡において、中心にモータ
取付軸穴11が形成され、モータ取付基準面12を規制
する一面を備えるとともに、軸対称形状の円弧状の外周
部13を備えた剛性を有する材料より成る筒状体の中心
コア1と、該中心コア1の外側に配設され、円弧状の内
周部21を備え回転多面鏡としての光学的特性の外側壁
22を備えた合成樹脂より成る光学面コア2とから成る
ものである。
【0029】1は、中心コアであり、使用される条件下
においても十分な剛性を有する材料(樹脂材料、セラミ
ック材料、金属材料等)で形成し、モータ取付軸穴11
の寸法精度は中心コア1で確保する。
【0030】前記中心コア1を樹脂で構成する場合は、
ポリフェニレンサルファイド(PPS、GF入り)、フ
ェノール樹脂(ウィスカー)、ポリエーテルエーテルケ
トン(PEEK、GF入り)、ポリエーテルスルフォン
(PES、GF入り)、ポリイミド(PI),ポリアミ
ドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)そ
の他が用いられる。
【0031】また前記モータ取付軸穴11と前記モータ
取付基準面12の精度および両者の関係精度も中心コア
1で確保する。
【0032】前記中心コア1は、回転軸について回転対
象である軸対称形状の外側壁形状と、回転軸について回
転対象である円柱又は円錐形状の内側形状で構成され
る。
【0033】2は、光学面コアであり、光学時特性を満
足させることのできるポリカーボネート(PC)、アク
リル(PMMA)、ポリエーテルエーテルケトン(PE
EK)、商品名ゼオネックス(日本ゼオン、非晶質ポリ
オレフィン)その他の樹脂材料で構成され、前記中心コ
ア1の外側に一体的に形成される。
【0034】光学面コア2は、6面柱体、8面柱体、1
2面柱体、15面柱体、30面柱体その他が用いられ、
対向する面の間の距離である面間距離は22mmから6
0mmの間の任意の寸法が採用可能であり、厚さ4m
m、5mmその他のものが採用可能である。
【0035】樹脂の厚さは、薄い方が回転時の遠心力に
対して有利であるが、成形性を考慮したうえで前記光学
面コアの内外径の差が、前記中心コアの外径の1/9な
いし1/4の範囲内の所定値に決定される。
【0036】前記中心コア1の外周面と前記光学面コア
2の内周面との界面は、必要に応じて接着剤を塗布した
り、凹凸形状を設ける等をして密着力を向上させる。
【0037】また、前記中心コア1の収縮率が前記光学
面コア2の収縮率より十分に大きいときは、収縮力とア
ンカー効果で固定することも可能である。前記光学面コ
ア2の光学面である外側壁には、必要に応じて反射膜3
を付加する。
【0038】
【実施例】以下本発明の実施例につき、具体的に説明す
る。
【0039】(第1実施例)本第1実施例の光走査装置
用回転多面鏡は、図3ないし図6に示されるように光走
査装置で光源からの平行光ビームを主走査方向に偏光す
る手段として使用される回転多面鏡において、中心にモ
ータ取付軸穴11が形成され、モータ取付基準面12を
規制する一面を備えるとともに、中心のモータ取付軸穴
11と同軸的に軸対称形状の円弧状の外周部13を備え
た剛性を有する材料より成る筒状体の中心コア1と、該
中心コア1の外側に配設され、円弧状の内周部21を備
え回転多面鏡としての光学的特性の外側壁22を備えた
合成樹脂より成る光学面コア2とから成るものであ
る。。
【0040】前記中心コア1は、図3に示されるように
内外壁が同軸的に形成された内外周壁によって構成さ
れ、肉厚が一様で横断面形状が軸方向において同一の中
空円筒体によって構成されている。
【0041】図4および図5を用いて、面間距離25m
m、厚さ5mm、モータ軸穴φ16mmの12面金型の
製作例を説明する。
【0042】前記中心コア1として、剛性を有する金属
材料であるアルミニウムを切削加工して、外径φ22.
5mmで中心にモータ取付用のφ16mmの精度穴を設
けた、厚さ5mmのドーナツ形状の中空円筒体を製作す
る。
【0043】中心のモータ取付軸穴11の精度、モータ
取付基準面12の精度および中心のモータ取付軸穴11
とモータ取付基準面12の関係精度は、取付けられるモ
ータ軸の精度および光走査装置の要求性能によって決定
されるので、それに合致した精度で前記中心コア1を製
作する。
【0044】また前記中心コア1は、必要に応じて外周
壁13には、装着する樹脂製の光学面コア2との密着性
を向上させるために、後工程で接着剤を塗布したり、表
面に凹凸を設けたり、表面を粗くする等をしても良い
が、本実施例では、機械加工の一般切削目の状態とし
た。
【0045】次に射出成形法、射出圧縮成形法、圧縮成
形法等の樹脂成形法によって前記中心コア1をインサー
トして成形を行う。この際、中心コア1は軸回転対称形
であるので、光学面となる金型と位置決めをする必要は
ない。
【0046】本第1実施例では、射出圧縮成形法でBa
の外側に光学特性を満足させることのできる熱可塑性樹
脂(非晶質ポリオレフィン樹脂)を約2mmの厚さで付
加して、光学面コア2を形成した。
【0047】次に真空蒸着装置を用いて、前記光学面コ
ア2の光学面である外側壁22に反射膜3と保護膜4を
形成した。
【0048】これで複合構造の光走査用回転多面鏡を用
いて、図6に示されるように光走査装置が完成される。
【0049】すなわち本光走査装置は、図6に示される
ように固定軸10に対して非接触で回転する回転軸7
に、前記光学面コア2を外周に一体的に固着した前記中
心コア1より成る光走査用回転多面鏡の前記モータ取付
軸穴11を支持して、モータMによって光走査用回転多
面鏡が回転駆動されるように構成される。
【0050】上述のように製作された本第1実施例の光
走査用回転多面鏡は、上述の装置における実使用におい
て、光走査装置の必要な精度が得られた。
【0051】すなわち本第1実施例の光走査用回転多面
鏡は、前記中心コア1が中空円筒体によって構成されて
いるので、光学面が形成される基体にプラスチックを使
用して成形される回転多面鏡において、回転時の遠心力
やモータへの取付力等の外力がかかった場合において
も、成形品の静的精度を維持することのできる回転多面
鏡を容易且つ安価に供給すること、およびモータ取付穴
精度、モータ取付基準面精度、およびモータ取付穴とモ
ータ取付基準面との関係精度を両立させた回転多面鏡を
安価に製造供給するという効果を奏する。
【0052】上述した第1実施例においては、中空円筒
体の中心コア1について説明したが、それ以外にも以下
のような形態の中心コアを採用することが出来る。
【0053】例えば図7に示されるものは、中心コア1
の外周壁13は円筒体であるが、内周壁11は円錐台状
に形成され、肉厚が一様でなく横断面形状が軸方向にお
いて直線的に変化するように構成されている。
【0054】図8に示されるものは、中心コア1の外周
壁13は円錐台状に形成され、内周壁11は円筒体状で
あり、肉厚が一様でなく横断面形状が軸方向において直
線的に変化するように構成されている。
【0055】図9に示されるものは、中心コア1の外内
周壁13、11がそれぞれ円錐台状に形成され、肉厚が
一様でなく横断面形状が軸方向において直線的に変化す
るように構成されている。
【0056】図10に示されるものは、中心コア1の外
周壁13を球体によって構成し、内周壁11は円筒体状
であり、肉厚が円弧状に変化して、横断面形状が軸方向
において曲線的に変化するように構成されている。
【0057】図11に示されるものは、中心コア1の外
周壁13を2/3の球体によって構成し、内周壁11は
円筒体状であり、肉厚が円弧状に変化して、横断面形状
が軸方向において曲線的に変化するように構成されてい
る。
【0058】図12に示されるものは、中心コア1の外
周壁13を1/2の球体によって構成し、内周壁11は
円筒体状であり、肉厚が円弧状に変化して、横断面形状
が軸方向において曲線的に変化するように構成されてい
る。
【0059】図13(A)、(B)に示されるものは、
中心コア1の外周壁13は楕円筒体であるが、内周壁1
1は円筒体状であり、肉厚が角度によって異なり、軸方
向においては一様であり、横断面形状は軸方向において
同一である。
【0060】図14(A)、(B)に示されるものは、
中心コア1の外周壁13は基本的には円筒体であるが9
0度毎に切欠Kが形成され、内周壁11は円筒体状であ
り、肉厚が90度毎に異なる部分があり、軸方向におい
ては一様であり、横断面形状は軸方向において同一であ
る。
【0061】(第2実施例)本第2実施例の光走査装置
用回転多面鏡は、図15および図16に示されるように
前記中心コア1と前記光学面コア2の間に、前記中心コ
ア1を構成する材料と前記光学面コア2を構成する材料
のそれぞれの線膨張係数の間の線膨張係数の材料より成
る中間コア31を介挿した点が相違点であり、以下相違
点を中心に説明する。
【0062】上記構成より成る第2実施例の光走査装置
用回転多面鏡は、前記中心コア1と前記光学面コア2の
間に、前記中心コア1を構成する材料と前記光学面コア
2を構成する材料のそれぞれの線膨張係数の間の線膨張
係数の材料より成る中間コア31を介挿したので、前記
中心コア1を構成する材料の線膨張係数と前記光学面コ
ア2を構成する材料の線膨張係数との差によって生ずる
熱応力その他の問題を解消するという効果を奏する。
【0063】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態および第1実施例の光走査用
回転多面鏡を示す平面図である。
【図2】本実施形態および第1実施例の光走査用回転多
面鏡を示す断面図である。
【図3】本実施形態および第1実施例における中心コア
を示す斜視図である。
【図4】本第1実施例の光走査用回転多面鏡の製作手順
を説明するための平面図である。
【図5】本第1実施例の光走査用回転多面鏡の製作手順
を説明するための断面図である。
【図6】本第1実施例の光走査用回転多面鏡が組み込ま
れた光走査装置を示す断面図である。
【図7】本発明のその他の中心コアの例を示す斜視図で
ある。
【図8】本発明のその他の中心コアの例を示す斜視図で
ある。
【図9】本発明のその他の中心コアの例を示す斜視図で
ある。
【図10】本発明のその他の中心コアの例を示す斜視図
である。
【図11】本発明のその他の中心コアの例を示す斜視図
である。
【図12】本発明のその他の中心コアの例を示す斜視図
である。
【図13】本発明のその他の中心コアの例を示す平面図
および断面図である。
【図14】本発明のその他の中心コアの例を示す平面図
および断面図である。
【図15】本発明の第2実施例の光走査用回転多面鏡を
示す平面図である。
【図16】本第2実施例の光走査用回転多面鏡を示す断
面図である。
【図17】従来の回転鏡を示す断面図である。
【図18】従来の回転多面鏡を示す平面図である。
【符号の説明】
1 中心コア 2 光学面コア 11 モータ取付軸穴 12 モータ取付基準面 13 外周部 21 内周部 22 外側壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 良太 三重県鈴鹿市伊船町1900番地 鈴鹿富士ゼ ロックス株式会社内 Fターム(参考) 2H045 AA03 AA13 5C072 AA03 BA04 DA21 DA23 HA13 HB15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光走査装置で光源からの平行光ビームを
    主走査方向に偏光する手段として使用される回転多面鏡
    において、 中心にモータ取付軸穴が形成され、モータ取付基準面を
    規制する一面を備えるとともに、円弧状の外周部を備え
    た剛性を有する材料より成る筒状体の中心コアと、 該中心コアの外側に配設され、回転多面鏡としての光学
    的特性の外側壁を備えた合成樹脂より成る光学面コアと
    から成ることを特徴とする光走査装置用回転多面鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記中心コアが、前記モータ取付軸穴と同軸的な円弧状
    の外周部を備えたことを特徴とする光走査装置用回転多
    面鏡。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記中心コアが、軸対称形状の筒状体によって構成され
    ていることを特徴とする光走査装置用回転多面鏡。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記中心コアが、横断面形状が軸方向に一様である筒状
    体によって構成されていることを特徴とする光走査装置
    用回転多面鏡。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記光学面コアの内外径の差が、前記中心コアの外径の
    1/9ないし1/4の範囲内に設定されていることを特
    徴とする光走査装置用回転多面鏡。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記中心コアと前記光学面コアの間に、前記中心コアを
    構成する材料と前記光学面コアを構成する材料のそれぞ
    れの線膨張係数の間の線膨張係数の材料より成る中間コ
    アを介挿したことを特徴とする光走査装置用回転多面
    鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7503665B2 (en) 2004-01-30 2009-03-17 Olympus Corporation Polygon mirror and polygon mirror device

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