JPS62173424A

JPS62173424A - ポリゴンミラ−

Info

Publication number: JPS62173424A
Application number: JP1480986A
Authority: JP
Inventors: Kaoru Shimizu; 薫志水
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1986-01-28
Filing date: 1986-01-28
Publication date: 1987-07-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業−にの利用分野）本発明は、光通信機器に光偏向器として使用するポリゴ
ンミラーに関するものである。

（従来の技術）光通信を偏向させる従来のポリゴンミラーは、例えは、
特開昭６０−１２３８２０号公報に示されているように
、アルミニウム等の金属性素材から、所定の加工機とダ
イヤモンドバイトを用いて多角形の回転多面鎖に仕上げ
たものであった。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、金属性素材を切削して、ポリゴンミラー
を得るためには、各反射面を個々に割り出して加工する
必要があり、加工時間が長く、価格が高いという問題が
あった。また、バイトが摩耗するので、極めて高精度を
要求される加工精度を長時間に互って維持することは難
しく、量産性に欠けるという問題もあった。

本発明は上記の問題点を解決するもので、短い加工時間
で、安定して高精度が得られ、量産に適するポリゴンミ
ラーを提供するものである。

（問題点を解決するための手段）上記の問題点を解決するために、本発明は、少なくとも
一方の主平面に凹部を形成した。所定の多角形状を有す
る基材を僧備し、上記の凹部と鏡面構成する多角形の外
周面とに渡り所定の厚さを有する樹脂層を連接して一体
に、遠心成形法等の手段を用いて、形成するものである
。

（作　用）上記の構成により、多角形状の反射面を一工程で、安定
した精度で量産することができる。

（実施例）本発明の一実施例を第１図および第２図により説明する
。第１図は本発明によるポリゴンミラーの平面図、第２
図は第１図に示したＳ−８面でポリゴンミラーを切断し
た断面図である。

第１図において、本発明によるポリゴンミラーの基材１
は、アルミニウム等の金属素材を切削加工し、あるいは
繊維強化樹脂等を用いて成形したもので、中央に回転軸
に嵌合する取付は用の貫通孔２と、周囲に六角形状の外
周壁３と、少なくとも一方の主平面に上記の貫通孔２の
周りの外側に所定の深さを有するほぼ六角形の環状凹部
４とが設けられており、さらに、上記の外周壁３にはそ
れぞれ上記の環状凹部４に達する貫通孔５が穿たれてい
る。

この基材１は、六角形の対辺距離の寸法精度および六角
形を構成する外周壁３の外周面３ａの表面粗さはそれほ
ど重要ではなく、−膜成形技術および一般公差の範囲内
の水準でよい。本実施例では、対辺距離を４０±０．０
５ｎｎ、表面粗さを０．１μｍＲｍａｘないし０．２μ
ｍＲｍａｘとした。

上記の基材１の外周壁３の外周面３ａと環状凹部４の外
周内壁面６の表面に、熱硬化性あるいは紫外線硬化型の
樹脂層７、例えばエポキシ樹脂あるいはＵＶ樹脂等を射
出成形あるいは遠心成形等によって、所定の膜厚、例え
ば１００μｍないし３００μｍで、貫通孔５を通して連
接して一体に成形する。第２図は、上記の遠心成形法を
模型的に描いたもので、二点鎖線で示した枠型治具８の
取付は軸９に、貫通孔２を嵌合して取り付けたのち、反
射面、１０を構成する液状の樹脂をビー力１１等の吐出
法で所定量環状凹部４に注入する。さらに、枠型治具８
を所定の回転速度で所定の時間回転させると、液状の樹
脂は遠心力によって貫通孔５から外゛周面に回り、環状
凹部４の外周内壁面６と外周壁３の外周面３ａとに、貫
通孔５で連接した樹脂膜７が一体に形成される。

液状樹脂が行き渡った状態で、所定の温度で所定の時間
加熱し、あるいは所定の時間紫外線を照射して、樹脂層
７を硬化する。

外周壁３の外周面３ａに形成された樹脂層７の反射面１
０は、枠型治具８の寸法精度および表面粗さに依存する
ので、一体型あるいは分割型とする枠型治具８を所定の
寸法精度と表面粗さに仕上げておけばよい。

なお、枠型治具８の回転条件および樹脂の注入時期は、
ポリゴンミラーの形状、大きさにより、また、樹脂の種
類によりそれぞれ選定すればよい。

さらに、基材１の外形や凹部の形状についても、本実施
例ばかりでなく、他の形状でもよく、例えば六角の環状
凹部に替えて円形の環状凹部であっても差支えない。

（発明の効果）以」二説明したように、本発明によれば、厚さ数百μｍ
の樹脂層が基材の外周面に反射面を構成しているので、
高速回転および温度変化の影響を受は難く、且つ変形量
が目標精度に収まるポリゴンミラーが得られる。

また、基材の精度は一般公差でよく、高精度の枠型治具
を準備すれば、寸法精度および表面粗さが安定して常に
得られ、成形工法と相俟って量産に適する安価なポリゴ
ンミラーが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるポリゴンミラーの平面図、第２図
は第１図のＳ−８線でポリゴンミラーを切断した断面図
である。１・・・基材、　２，５・・・貫通孔、　３・・・外周
壁、　３ａ・・・外周面、　４・・・環状凹部、６・・
・外周内壁面、　７・・胡脂層、　８・・・枠型治具、
　９・・・取付は軸、　１０・・・反射面。１１・・・ビー力。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも一方の主平面に凹部を、外周に多角形
状のミラー面を構成する外周面とを有する基材の上記凹
部と外周面とに渡り、前記凹部の外周壁に設けた貫通孔
を通して連接する一体の樹脂層を形成してなるポリゴン
ミラー。
（２）上記の基材を樹脂で成形したことを特徴とする特
許請求の範囲第（１）項記載のポリゴンミラー。