JPH07113937A - レンズ固定方法 - Google Patents

レンズ固定方法

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JPH07113937A
JPH07113937A JP26226793A JP26226793A JPH07113937A JP H07113937 A JPH07113937 A JP H07113937A JP 26226793 A JP26226793 A JP 26226793A JP 26226793 A JP26226793 A JP 26226793A JP H07113937 A JPH07113937 A JP H07113937A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
lenses
lens barrel
fixing
peripheral surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP26226793A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Shoji
正夫 東海林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication of JPH07113937A publication Critical patent/JPH07113937A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鏡胴に複数のレンズを固定するについて、レ
ンズの周面および鏡胴の加工精度の要求を緩和しつつ良
好なレンズの固定精度を確保する。 【構成】 鏡胴10に複数のレンズ14〜16を重ねて挿入
し、上記レンズの光軸調整を行った後、上記レンズの周
面と鏡胴内面との間に充填剤18を注入し、該充填剤を硬
化させて上記レンズを鏡胴に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鏡胴に対して複数のレ
ンズを光軸を一致させて固定するレンズ固定方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鏡胴に複数のレンズを保持する
場合には、この鏡胴に対してレンズの光軸を合わせて保
持固定する必要があり、通常は、上記レンズの周面を所
定寸法に加工するとともに、上記レンズを装着する部分
の鏡胴の内周面も同様に所定寸法に成形し、この部分に
上記レンズを装着して両者の加工精度によってレンズの
光軸を合致させるようにしている。また、上記レンズを
鏡胴に保持するために、上記鏡胴にレンズを固定するリ
ングを適用して押圧固定する構造が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなレンズの固定方法では、レンズの周面の加工およ
び鏡胴の加工精度がそのままレンズの固定精度となるこ
とから、上記加工精度を高く確保する必要があり、その
精度管理が煩雑で困難となり、生産性、コスト面で不利
となっている。
【0004】上記レンズの外径の加工精度は、直径の寸
法管理のほか、真円度、レンズの光軸の位置と周面形状
の中心位置との一致が要求され、これらをすべて所定の
精度内に加工することは高度の処理技術を必要としてい
る。
【0005】そこで、本発明は上記事情に鑑みなされた
ものであり、レンズの周面および鏡胴の加工精度の要求
を緩和しつつ良好なレンズの固定精度を確保するととも
に、生産性に優れたレンズ固定方法を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のレンズ固定方法
は、鏡胴に複数のレンズを重ねて挿入し、各レンズの光
軸調整を行った後、上記レンズの周面と鏡胴内面との間
に充填剤を注入し、該充填剤を硬化させて上記レンズを
鏡胴に固定することを特徴とするものである。
【0007】また、好ましくは、前記レンズの光軸調整
を、放射方向からの複数の位置決め調整ピンをレンズの
周面に接触させて行うものである。さらに、前記充填剤
を黒色とするのが好適である。
【0008】
【作用】上記構成によれば、鏡胴に対して複数のレンズ
を重ねて装着し、このレンズの周面と鏡胴内周面との間
にはある程度の隙間が形成されるものであり、この状態
で各レンズの光軸調整を行って光軸と鏡胴の中心との位
置合せを行う。その後、上記レンズの周面と鏡胴内面と
の間に充填剤を注入し、該充填剤を硬化させてその接着
力などによって上記レンズを鏡胴に固定するものであ
り、所定の光軸精度が確保できるとともに、レンズ周面
および鏡胴内周面の形成精度を緩和することができ、生
産性、コスト面で有利となる。
【0009】また、上記レンズの光軸調整を放射方向か
らの複数の位置決め調整ピンをレンズの周面に接触させ
て行うものでは、その位置調整が簡易に行え、その後の
充填剤の注入等も容易に行えるものであり、好適であ
る。
【0010】さらに、前記充填剤を黒色のものを適用す
ると、レンズ周面での散乱光による弊害を除去するため
にこの周面に従来より施していた黒塗り処理を不要と
し、さらに、生産性に優れるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って説明す
る。図1は本発明方法によって製作したレンズの断面図
であり、図2は各レンズの光軸調整の状態を示す背面図
である。
【0012】本例では筒状の鏡胴10に対して3枚のレン
ズ14〜16を固定するものであり、まず、開口リング12を
外した鏡胴10(プラスチック製もしくは金属製)に対し
て所定のレンズ14〜16を重ねて挿入する。
【0013】その後、図2に示すように、各レンズ14〜
16の周面14a 〜16a に対して、放射方向の外側からレン
ズ位置調整ピン20,20 …の先端を当接させて、該レンズ
14〜16を仮止めするとともに、そのレンズ位置調整ピン
20,20 …の接触位置を調整することで、各レンズ14〜16
の光軸中心を一致させるとともに、鏡胴10の中心とも合
致するように光軸調整を行うものである。
【0014】続いて、上記各レンズ14〜16を仮止めした
状態で、鏡胴10の開口側に開口リング12を装着するとと
もに、該鏡胴10の周面の一部に開口した充填孔10a から
黒色充填剤18を注入する。注入された充填剤18は、各レ
ンズ14〜16の周面14a 〜16aと鏡胴10の内周面との間に
形成されている間隙に浸透もしくは圧入充填される。そ
の後、この充填剤18が硬化して、上記各レンズ14〜16を
前記仮止めの位置に固定するものである。
【0015】上記充填剤18は接着剤としての機能を有す
るものであり、レンズ14〜16の周面14a 〜16a と鏡胴10
の内周面とを接着固定しているとともに、レンズ14〜16
の周面14a 〜16a に黒塗り処理を行って散乱光の影響を
排除するものである。その後、必要に応じて前記調整ピ
ン20,20 …を除去してレンズ14〜16の鏡胴10への固定を
終了するものである。
【0016】また、前記充填剤18の硬化は、単に注入か
らの時間の経過とともに硬化するものの他、例えば、紫
外線硬化タイプの充填剤を使用してもよい。その場合に
は、充填剤の注入後に紫外線を照射して充填剤を硬化さ
せるものであるが、その際、前記鏡胴10の素材をポリカ
ーボネイトなどによって紫外線に対して透明に構成し、
紫外線による充填剤の硬化が良好に行えるように構成す
るのが好ましい。
【0017】なお、レンズ14〜16の外周面14a 〜16a と
鏡胴10の内周面との間に形成される隙間は、図1では誇
張して示しているものであり、実際には0.1mm 程度の間
隙である。充填剤18すなわち接着剤は、上記間隙に浸透
する程度の粘性の低さを有するものが適し、また、収縮
性の少ないものが好適である。
【0018】前記実施例においては、各レンズ14〜16の
光軸調整を、放射方向からの複数の位置決め調整ピン2
0,20 …をレンズ14〜16の周面14a 〜16a に接触させて
行うようにしているが、その他の位置調整方法が適用可
能である。
【0019】なお、上記レンズ14〜16の周面14a 〜16a
の黒塗り処理としては、上記黒色充填剤18を使用する代
りに、上記各レンズ14〜16の周面14a 〜16a に所定の黒
色塗料を予め塗布しておき、充填剤18は任意の色を使用
するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
固定方法によれば、鏡胴に対して複数のレンズを重ねて
挿入してから、各レンズの光軸調整を行い、その後、上
記レンズの周面と鏡胴内面との間に充填剤を注入しレン
ズを鏡胴に固定するものであり、前記光軸調整によって
所定の光軸精度を確保することにより、各レンズの周面
と鏡胴との間にはある程度の間隙があればよく、レンズ
周面および鏡胴内周面の形成精度を緩和することがで
き、生産性の向上、コストの低減が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法によって製作したレンズの断面図
【図2】レンズの光軸調整状態を示す背面図
【符号の説明】
10 鏡胴 14〜16 レンズ 14a 〜16a 周面 18 充填剤 20 調整ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡胴に複数のレンズを重ねて挿入し、各
    レンズの光軸調整を行った後、上記レンズの周面と鏡胴
    内面との間に充填剤を注入し、該充填剤を硬化させて上
    記レンズを鏡胴に固定することを特徴とするレンズ固定
    方法。
  2. 【請求項2】 前記レンズの光軸調整が、放射方向から
    の複数の位置決め調整ピンをレンズの周面に接触させて
    行うことを特徴とする請求項1記載のレンズ固定方法。
  3. 【請求項3】 前記充填剤が黒色であることを特徴とす
    る請求項1記載のレンズ固定方法。
JP26226793A 1993-10-20 1993-10-20 レンズ固定方法 Pending JPH07113937A (ja)

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