JP3093430B2 - 設定用エンコーダ及びその組立方法 - Google Patents

設定用エンコーダ及びその組立方法

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JP3093430B2
JP3093430B2 JP04111406A JP11140692A JP3093430B2 JP 3093430 B2 JP3093430 B2 JP 3093430B2 JP 04111406 A JP04111406 A JP 04111406A JP 11140692 A JP11140692 A JP 11140692A JP 3093430 B2 JP3093430 B2 JP 3093430B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手動のパルス発生器と
して、例えばオシロスコープのカーソル移動やCADの
画面移動の入力装置等に使用される設定用エンコーダ及
びその組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、実開平2−110817号公報
に記載された設定用エンコーダを示しており、この設定
用エンコーダはハウジング51内の軸受部52に回転軸
53が回転自在に挿入される構造となっている。回転軸
53の上端部分(図面上の「上端」、以下、上下は図面
を基準とする)には、円板状のスリット板54が一体に
回転するように取り付けられており、スリット板54に
は同一円周上に多数のスリット55が放射状に形成され
ている。また、このスリット板54と対面するようにマ
スク板56がハウジング51の内面段部に固定されてい
る。更に、これらマスク板56及びスリット板54を挟
むように、下方に発光素子57が、上方に受光素子58
が配設されている。図6には明示していないが、マスク
板56にはA相スリット及びB相スリットが形成されて
おり、このマスク板56及びスリット板54に対して発
光素子57から光が照射され、そのスリット通過光を受
光素子58で検出することにより、回転軸53の時計方
向或いは反時計方向の回転方向と回転数を検出すること
ができるようになっている。また、回転軸53には、ス
リット板54のスリット55と同数の歯を有するクリッ
クギヤ59が取り付けられており、このクリックギヤ5
9にばね60で付勢されたクリックボール61が係合し
ている。このクリックギヤ59とクリックボール61と
により、手動調整時の節度感を得ることができると共
に、振動による回転方向の位置ズレが防止されている。
図中の符号62はスリット板54を回転軸53に固定す
るためのブッシュである。
【0003】このような設定用エンコーダを組み立てる
場合、実開平2−110817号公報に記載の従来の方
法によれば、まず、適当な治具を用いてスリット板54
をクリックギヤ59に対して相対的に位置決めし、その
位置決め状態でスリット板54を回転軸53に装着す
る。次いで、回転軸53をハウジング51の軸受部52
に挿入した後、予めハウジング51内に固定されていた
マスク板56に対してスリット板54及びクリックギヤ
59の位置決めを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マスク板5
6には理論中心と呼ばれる中心点がある。A相スリット
及びB相スリットを有するマスク板56の場合、これら
2本のスリットの延長線の交点が理論中心となる。この
マスク板56の理論中心と、スリット板54の回転中
心、即ち回転軸53の軸心とは同軸であることが精度向
上のために好ましいが、上述したような従来の組立方法
では、マスク板56はハウジング51に予め固定される
ため、ハウジング51に製造誤差等があった場合等、必
ずしもマスク板56の理論中心がスリット板54の回転
中心に対して同軸とはならない。
【0005】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であり、その目的は、精度の良い組立てを可能とし検出
精度を向上させることのできる設定用エンコーダの組立
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明による組立方法は、ハウジン
グと、このハウジングの軸受部に回転自在に軸支された
回転軸と、同一円周上に形成された多数のスリットを有
し、ハウジング内で回転軸と一体に回転するスリット板
と、2以上のスリットを有し、その理論中心を中心とし
て所定の内径を有する円孔を有していて、スリット板に
対面させてハウジング内に固定されたマスク板と、スリ
ット板及びマスク板を挟むようにハウジング内に配置さ
れた発光素子及び受光素子とを備えた設定用エンコーダ
において、ハウジングの軸受部に挿入された回転軸を基
準として、マスク板の理論中心を回転軸の軸心と同軸と
なるように位置決めすることを特徴としている。
【0007】このマスク板の理論中心の位置決めは、よ
り具体的には、請求項2に記載のように、マスク板の円
孔を、回転軸の外径と同一の内径を有するよう形成し、
該円孔に回転軸を挿入することにより行われるのが好適
である。
【0008】また、請求項3に記載のように、マスク板
の円孔を、回転軸の外径よりも大きな内径を有するよう
形成し、該円孔の内径と同一の外径を有する円筒形の位
置決め部材を回転軸に嵌め、該円孔に位置決め部材を挿
入することによりマスク板の理論中心を位置決めするこ
ととしてもよい。本発明はまた、別の面においては、上
記組立方法により組み立てられた設定用エンコーダに関
するものである。すなわち、請求項4に記載の発明は、
ハウジングと、ハウジングの軸受部に回転自在に軸支さ
れた回転軸と、同一円周上に形成された多数のスリット
を有し、ハウジング内で前記回転軸と一体に回転するス
リット板と、2以上のスリットを有し、その理論中心を
中心とした円孔であって内径が回転軸の外径と同一とな
るよう形成された円孔を有しており、スリット板に対面
させてハウジング内に固定されたマスク板と、スリット
板及びマスク板を挟むようにハウジング内に配置された
発光素子及び受光素子とを備えていて、円孔に回転軸を
挿入することにより、ハウジングの軸受部に挿入された
回転軸を基準として、マスク板の理論中心を回転軸の軸
心と同軸となるように位置決めする工程をもって組み立
てられた設定用エンコーダを特徴としている。
【0009】
【作用】スリット板の回転中心は回転軸と同軸となるた
め、上述したように回転軸を基準としてマスク板の位置
決めを行うことで、マスク板の理論中心をスリット板の
回転中心に極めて正確に合わせることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面と共に本発明の好適な実施例につ
いて詳細に説明する。尚、図面において、同一又は相当
部分には同一符号を用いることとする。
【0011】図1及び図2は本発明の組立方法が適用さ
れる設定用エンコーダの断面図である。この設定用エン
コーダは、オシロスコープのカーソル移動やCADの画
面移動の入力装置等に用いられるものであり、図1及び
図2に示すように、手動操作軸となる回転軸1が軸受2
を介してハウジング3内に回転自在に挿入されている。
回転軸1にはクリックギヤ4が一体に取り付けられ、こ
のクリックギヤ4の歯面に対向するハウジング3の部分
にはクリックボール5が配置されている。クリックボー
ル5は、ハウジング3の側壁の貫通孔6に取り付けられ
たばね7により、クリックギヤ4に向かって付勢されて
おり、この付勢によりクリックギヤ4の歯溝部にクリッ
ク係合する。
【0012】従来においては、クリックボール5を付勢
するためのばね7として、線形特性を有する一般的な圧
縮コイルばねが用いられていたが、ばね定数等のパラメ
ータの違いにより、トルクの値が同一でも実際の手動調
整時の節度感が悪くなるものがあった。そこで、この実
施例では、クリックボール5がクリックギヤ4の歯溝部
にある時には接触圧が小さく、歯先の近傍では接触圧が
大きくなるように設計された非線形のばねを用い、手動
調整時の節度感の改善を図っている。
【0013】また、回転軸1の上端部(上下方向は図1
に基づく)に形成されたスリット板取付部8には、円板
状のスリット板9が接着剤及びブッシュ10により一体
回転するように取り付けられている。スリット板9に
は、図3に示すように、多数のスリット11が同一円周
上に多数等間隔で形成されており、各スリット11は径
方向に延びている。スリット11は、クリックギヤ4の
歯数と同数であると共に、設定用エンコーダの出力パル
ス数に対応する個数となっており、例えば50パルスの
場合には、50個のスリット11が周方向に等間隔に配
置される。
【0014】スリット板9の下方にはLED等の発光素
子が配設されている。この実施例では2個の発光素子1
2a,12bが用いられており、これらの発光素子12
a,12bは光源ホルダー13内に並置状態で組み込ま
れている。光源ホルダー13の上部部分には上下方向に
延びる2つの貫通孔14a,14bが形成されており、
それぞれ各発光素子12a,12bの光軸と同軸に配置
されている。従って、各発光素子12a,12bから発
せられた光は対応の貫通孔14a,14bを通ってスリ
ット板9に照射される。
【0015】光源ホルダー13は、回転軸1に直交する
方向、即ち横方向からハウジング3に着脱可能に取り付
けられる。このため、クリックギヤ4が固定された回転
軸1をハウジング3内にセットした後に、光源ホルダー
13を取り付けることができる。従来においては、光源
ホルダー部分はハウジングに一体的に形成されていたた
め、回転軸の挿入時にクリックギヤが光源ホルダー部分
と干渉しないよう、ハウジングを大径化する必要があっ
た。この実施例のように光源ホルダー13をハウジング
3に対して横方向から脱着可能とした場合、組立時にク
リックギヤ4と光源ホルダー13とが干渉することがな
く、その分ハウジング3を大径化することなくクリック
ギヤ4のみを大径化することができる。クリックギヤ4
の大径化は、エンコーダの高パルス化を図る上で好まし
い。
【0016】光源ホルダー13の上面にはマスク板15
が貫通孔14a,14bを覆うようにして取り付けられ
ており、従って、マスク板15はスリット板9と発光素
子12a,12bとの間で挟まれる形となっている。図
2から了解される通り、マスク板15にはA相スリット
16aとB相スリット16bとが形成されている。A相
スリット16a及びB相スリット16bはそれぞれ、光
源ホルダー13の貫通孔14a,14bのほぼ中心に配
置され、スリット板9のスリット11はA相及びB相ス
リット16a,16bの真上を通過する。また、A相ス
リット16aの延長線とB相スリット16bの延長線と
の交点がこのマスク板15の理論中心17となってお
り、この理論中心17を中心として円孔18が形成され
ている。
【0017】各発光素子12a,12bからマスク板1
5のA・B相のスリット16a,16b及びスリット板
9のスリット11を通過した光を受ける受光素子19
a,19b(図3参照)は、発光素子12a,12bと
の間でスリット板9及びマスク板15を挟むようにし
て、発光素子12a,12bの光軸上に配置されてい
る。また、これらの受光素子19a,19bは検出回路
(図示しない)が組み込まれた回路基板20により支持
されており、回路基板20はハウジング3の内面に形成
された段部21に固定されている。
【0018】図1及び図2において、符号22は光源ホ
ルダー13の上部部分に形成された位置決めピン穴であ
り、発光素子12a,12bの光軸方向と平行に延びて
いる。この位置決めピン穴22には、後述するクリック
係合位置、マスク板及びスリット板のこれら三者の相対
的な位置決めを行うために、位置決めピンが挿入され
る。
【0019】次に、図3及び図4も参照して、上記構成
の設定用エンコーダの本発明による組立手順を説明す
る。
【0020】まず、回転軸1の所定位置にクリックギヤ
4を一体的に取り付けた後、回転軸1をハウジング3の
軸受部2に挿入する。次いで、ハウジング3の側壁の貫
通孔6にクリックボール5及びばね7を挿入し、その開
口部をビス23により閉じる。その結果、クリックボー
ル5はばね7により付勢され、クリックギヤ4の歯溝部
の一つにクリック係合する。このクリック係合により回
転軸1はハウジング3に対して回転が拘束された状態と
なる。
【0021】次に、この回転拘束状態で光源ホルダー1
3をハウジング3に取り付ける。この実施例では、ハウ
ジング3の側壁が部分的に開口されており、この開口部
分から光源ホルダー13をハウジング3に装着する。ま
た、この装着が行われた後、光源ホルダー13の上部部
分の位置決めピン穴22に図3に示すごとく位置決めピ
ン24を差し込み、発光素子12a,12bの光軸と平
行に延びるように配設する。光源ホルダー13の取付位
置は、クリックギヤ4のクリック係合位置に対して一定
の関係で定められているため、この光源ホルダー13に
対してマスク板15及びスリット板9の位置決めを行う
ことで、マスク板15及びスリット板9はクリック係合
位置に相対的に位置決めされることになる。
【0022】光源ホルダー13の装着の後、マスク板1
5を光源ホルダー13の上面の所定位置に配置する。こ
の際、図4に示すように、回転軸1は、クリックギヤ4
とクリックボール5のクリック係合を維持した状態で、
その通常の使用位置(図1の位置)によりも上方にやや
持ち上げられ、外径Dの部分1aが光源ホルダー13の
上面と同一の高さ位置に配置される。一方、マスク板1
5の円孔18の内径dは、回転軸1の部分1aの外径D
と同一の大きさに形成されている。従って、マスク板1
5の円孔18を回転軸1に嵌めると、マスク板15の動
きが回転軸1の部分1aによって図2でX軸方向及びY
軸方向において規制され、マスク板15の理論中心17
が回転軸1の軸心と同軸となる。これと同時に、マスク
板15に予め形成された位置決め孔25に光源ホルダー
13の位置決めピン24を通し、マスク板15の周方向
の動きを規制する。このような規制状態でマスク板15
を光源ホルダー13の上面に載置すると、予めマスク板
15の下面に塗布された接着剤により、マクス板15は
光源ホルダー13に接着される。マスク板15の位置決
め孔25は、そこに光源ホルダー13の位置決めピン2
4を挿入した際にマスク板15のA相スリット16aと
B相スリット16bとがそれぞれ光源ホルダー13の対
応の貫通孔14a,14bのほぼ中心に配置されるよ
う、その位置が定められている。
【0023】次に、スリット板9を回転軸1の上端部の
スリット板取付部8に固定する。この際、スリット板9
は回転軸1に同軸に配置されるため、回転軸1を基準と
して位置決めされたマスク板15の理論中心17とも同
軸に配置される。また、スリット板9に予め形成された
位置決め孔26に光源ホルダー13の位置決めピン24
を通すことで、スリット板9はマスク板15及び光源ホ
ルダー13に対して所定の位置関係で配置される。前述
したように、光源ホルダー13はクリック係合状態のク
リックギヤ4に対して所定の位置に配置されているの
で、位置決めピン24による位置決めによって、クリッ
ク係合位置、マスク板15及びスリット板9の三者の位
置決めが同時に達成される。スリット板9はスリット板
取付部周囲の回転軸1の段差面上に接着され、ブッシュ
10により抜止めされる。
【0024】このように、クリック係合位置、マスク板
15及びスリット板9の位置決めに際して、マスク板1
5の理論中心17を回転軸1と同軸となるように位置決
めするため、回転軸1に対して同軸に取り付けられるス
リット板9の回転中心ともマスク板15の理論中心17
は一致することとなる。
【0025】かかる位置決めと、スリット板9及びマス
ク板15の装着固定が行われたならば、回転軸1を回転
自在ではあるが軸方向に移動しないよう、位置決めピン
24を光源ホルダー13から引き抜くと共に、回転軸1
を図1に示す使用位置まで下げて回転軸1の周溝27に
Cリング28を嵌める。尚、エンコーダ使用時において
回転軸1がマスク板15と接しているのは好ましくない
ため、使用位置においてマスク板15の円孔18の内周
縁と回転軸1との間に隙間が形成されるよう、スリット
板9の直下部分が僅かに減径され逃げ部1bが設けられ
ている。
【0026】最後に、ハウジング3の段部21の所定位
置に回路基板20を固定し、図示していないが、ハウジ
ング3の上部開口部を適当な蓋体で閉鎖する。
【0027】上記実施例では、マスク板15の円孔18
の内周縁を回転軸1の外周面に擦り合わせることで、そ
の理論中心17の位置決めを行っているが、回転軸1を
基準としての位置決め手段はこれに限るものではない。
例えば、図5に示すように、回転軸1の上端部に円筒形
ないしはキャップ状の位置決め部材30を同軸に嵌め、
この位置決め部材30をマスク板15の円孔18に挿入
することとしても、上記と同様に、マスク板15の理論
中心を回転軸1の軸心に一致させることができる。この
場合、マスク板15の円孔18の内径を回転軸1の外径
Dよりも大きくし、かつ、位置決め部材30の外径D′
と同一にする必要があることは勿論である。マスク板1
5の位置決め及び接着が完了した後、この位置決め部材
30は取り外され、スリット板15の位置決めと接着が
上記と同様な手順で行われる。位置決め部材30を用い
ることにより、回転軸1にマスク板15との接触防止用
の逃げ部を形成する必要がなくなり、また、組立時に回
転軸1を上下に動かす必要もなくなる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の組立方法によれ
ば、回転軸を基準にしてマスク板の理論中心を位置決め
するため、回転軸に同軸に取り付けられるスリット板に
対しても同軸に配置されることになる。従来において
は、マスク板はハウジングを基準にしてその理論中心の
位置決めがなされていたため、ハウジングの製造誤差等
によってはマスク板の理論中心が回転軸の軸心と一致し
ない場合もあったが、本発明によれば、回転軸に対して
直接的にマスク板の理論中心の位置決めが行われるた
め、組立精度は従来に比して著しく向上する。
【0029】スリット板の回転中心とマスク板の理論中
心の位置合わせは設定用エンコーダの検出精度の向上に
寄与するので、本発明による組立方法は極めて有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組立方法により組み立てられた設定用
エンコーダの縦断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿っての断面図である。
【図3】設定用エンコーダの組立手順を示す斜視図であ
る。
【図4】マスク板の位置決め手段の一実施例を示す縦断
面図である。
【図5】マスク板の位置決め手段の別の実施例を示す縦
断面図である。
【図6】従来の組立方法により組み立てられた設定用エ
ンコーダの斜視図である。
【符号の説明】
1…回転軸,3…ハウジング,4…クリックギヤ,5…
クリックボール,9…スリット板,11…スリット,1
2a,12b…発光素子,15…マスク板,16a…A
相スリット,16b…B相スリット,17…理論中心,
18…円孔,19a,19b…受光素子,24…位置決
めピン,25…マスク板の位置決め孔,26…スリット
板の位置決め孔,30…位置決め部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、 前記ハウジングの軸受部に回転自在に軸支された回転軸
    と、 同一円周上に形成された多数のスリットを有し、前記ハ
    ウジング内で前記回転軸と一体に回転するスリット板
    と、 2以上のスリットを有し、その理論中心を中心として所
    定の内径を有する円孔を有していて、前記スリット板に
    対面させて前記ハウジング内に固定されたマスク板と、 前記スリット板及び前記マスク板を挟むように前記ハウ
    ジング内に配置された発光素子及び受光素子とを備えた
    設定用エンコーダの組立方法において、 前記ハウジングの前記軸受部に挿入された前記回転軸を
    基準として、前記マスク板の理論中心を前記回転軸の軸
    心と同軸となるように位置決めすることを特徴とする設
    定用エンコーダの組立方法。
  2. 【請求項2】 前記マスク板の円孔を、前記回転軸の外
    径と同一の内径を有するよう形成し、該円孔に前記回転
    軸を挿入することにより前記マスク板の理論中心を位置
    決めすることを特徴とする請求項1記載の設定用エンコ
    ーダの組立方法。
  3. 【請求項3】 前記マスク板の円孔を、前記回転軸の外
    径よりも大きな内径を有するよう形成し、該円孔の内径
    と同一の外径を有する円筒形の位置決め部材を前記回転
    軸に嵌め、該円孔に前記位置決め部材を挿入することに
    より前記マスク板の理論中心を位置決めすることを特徴
    とする請求項1記載の設定用エンコーダの組立方法。
  4. 【請求項4】 ハウジングと、 前記ハウジングの軸受部に回転自在に軸支された回転軸
    と、 同一円周上に形成された多数のスリットを有し、前記ハ
    ウジング内で前記回転軸と一体に回転するスリット板
    と、 2以上のスリットを有し、その理論中心を中心とした円
    孔であって内径が前記回転軸の外径と同一となるよう形
    成された前記円孔を有しており、前記スリット板に対面
    させて前記ハウジング内に固定されたマスク板と、 前記スリット板及び前記マスク板を挟むように前記ハウ
    ジング内に配置された発光素子及び受光素子とを備えて
    いて、 前記円孔に前記回転軸を挿入することにより、前記ハウ
    ジングの前記軸受部に挿入された前記回転軸を基準とし
    て、前記マスク板の理論中心を前記回転軸の軸心と同軸
    となるように位置決めする工程をもって組み立てられた
    設定用エンコーダ。
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